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301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

別添 1 抗不安薬 睡眠薬の処方実態についての報告 平成 23 年 11 月 1 日厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部精神 障害保健課 平成 22 年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 向精神薬の処方実態に関する国内外の比較研究 ( 研究代表者 : 中川敦夫国立精神 神経医療研究センタートラン

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2 成分が同一の剤形変更 例 タケプロンOD 錠 15mg タケプロンカプセル 15mg ユリーフOD 錠 4mg ユリーフ錠 4mg コカールドライシロップ 40% カロナール細粒 20% ( 粉砕 ) レボフロキサシン錠 500mg レボフロキサシン細粒 10% 患者に説明 ( 価格 服用方法等

201601

中医協総 医薬品及び医療機器の費用対効果評価に関する取扱いについて 1 既収載品に係る費用対効果評価の手続き (1) 対象品目の指定中央社会保険医療協議会の定める以下の選定基準に基づき 費用対効果評価専門部会において指定 公表されたものとする 次の全ての要件を満たす品

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(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

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2. 各検討課題に関する論点 (1) 費用対効果評価の活用方法 費用対効果評価の活用方法について これまでの保険給付の考え方等の観点も含め どう考 えるか (2) 対象品目の選定基準 1 費用対効果評価の対象とする品目の範囲 選択基準 医療保険財政への影響度等の観点から 対象となる品目の要件をどう設

目次 Ⅰ 調剤等に関する事項 1 処方せん 1 2 調剤等 2 3 処方せん 調剤録の保存 3 Ⅱ 調剤技術料に関する事項 1 調剤料 3 2 調剤料又は調剤技術料に係る加算 3 Ⅲ 薬学管理料に関する事項 1 薬剤服用歴管理指導料 3 Ⅳ 薬剤料等の請求 1 薬剤料 5 Ⅴ 事務的事項 1 届出事

保険薬局におけるハイリスク薬取り扱い時の注意点

( 参考 ) 平成 29 年度予算編成にあたっての財務大臣 厚生労働大臣の合意事項 ( 平成 29 年 12 月 19 日大臣折衝事項の別紙 ) < 医療制度改革 > 別紙 (1) 高額療養費制度の見直し 1 現役並み所得者 - 外来上限特例の上限額を 44,400 円から 57,600 円に引き上

Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

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本資料は 厚生労働省保険局が運用している 診療報酬情報提供サービス 及び 社会保険診療報酬支払基金 で案内されている情報をもとに作成しています お知らせ ( 薬 )0 1 7 平成 26 年 12 月 11 日 医薬品マスターの改定について 今般 平成 26 年 12 月 11 日付け厚生労働省告示

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から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

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標準コード一覧 平成 26 年 12 月 11 日にレセプト電算処理システム医薬品マスターに追加された商品名コードを新設しました 医科 窓口処理情報 について品名欄に記載した窓口処理情報処 15X-XXX:XXXXXX 薬剤 は 算定アシストソフトにおいて必要な情報です 当ソフトをご利用でないお客様

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

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日が沈むのがはやくなり 涼しい風が吹くようになって参りました 皆様いかがお過ごしでしょうか 9 月 22 日の秋分の日を過ぎると徐々に 昼が短くなり夜の方が長くなって参ります また この時期を境にして徐々に寒くなっていきます 皆様 体調には気を付けて秋を楽しんでいきましょう 食欲? 運動? 読書?

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院外せんの正しい書きかた 改訂 7 版発行にあたって 全国のせん発行枚数が年間 8 億枚近くになった現在 適切かつ安全な薬物治療が提供されるためには法律制度に則った院外せんが交付されることが重要です 正しいせんにより正しい調剤を行う事が 国民に安全な医療を提供するために非常に大切なことであると思いま

薬-1 長期収載品と後発品

( 誓約事項 ) 児童福祉法第 19 条の9 第 2 項に該当しないことを誓約すること 1 第 1 号関係申請者が 禁錮以上の刑に処せられ その執行を終わり 又は執行を受けることがなくなった日を経過していない 2 第 2 号関係申請者が 児童福祉法その他国民の保健医療若しくは福祉に関する法律 ( 医

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京都府立医科大学附属病院

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医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

Point

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規制改革会議公開討論資料

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

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平成 30 年度診療報酬改定に向けた検討について H29/1/16WG 厚労省提出資料 平成 30 年度診療報酬改定に向けた検討の方向性 平成 30 年度診療報酬改定に向けて 以下の遠隔医療形態モデルも参考に 委員からご指摘のあった初診に関する取扱いも含め 対面診療に比べて患者に対する医療サービスの

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3 電子情報処理組織の使用による請求又は光ディスク等を用いた請求により療養の給付費等の請求を行うこと ( 以下 レセプト電子請求 という ) が義務付けられた保険医療機関 ( 正当な理由を有する400 床未満の病院及び診療所を除く なお 400 床未満の病院にあっては 平成 27 年度末までに限る

1. 新たな特約の特長 (1) 通院特約 および 通院特約 ( 引受基準緩和型 ) のポイント 1 病気またはケガによる入院の退院後に通院されたとき 通院日数に応じた通院給付金と通院一時給付金をお支払いします 2 2 がん ( 上皮内がんを含む ) による入院の退院後の通院については 退院後 5 年

Ⅲ-4 調査 研究委託に関する基準 改定改定改定改定改定改定改定 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出平成 13 年 6 月 14 日公正取引委員会届出平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出平成 17 年 12 月 22 日

医療用医薬品の薬価基準収載等に係る取扱いについて(厚生労働省保険局医療課:H )

調査結果報告書 平成 29 年 2 月 28 日独立行政法人医薬品医療機器総合機構 Ⅰ. 品目の概要 [ 一般名 ] 別添 1 のとおり [ 販売名 ] 別添 1 のとおり [ 承認取得者 ] 別添 1 のとおり [ 効能 効果 ] 別添 1 のとおり [ 用法 用量 ] 別添 1 のとおり [ 調

( 別添 ) 御意見 該当箇所 一般用医薬品のリスク区分 ( 案 ) のうち イブプロフェン ( 高用量 )(No.4) について 意見内容 <イブプロフェン ( 高用量 )> 本剤は 低用量製剤 ( 最大 400mg/ 日 ) と比べても製造販売後調査では重篤な副作用の報告等はない 一方で 今まで

診調組 D DPC/PDPS の包括範囲について 1. 包括評価の基本的考え方 (DPC 制度 (DPC/PDPS) の概要と基本的な考え方より抜粋 ) 2 包括評価の対象とする診療報酬項目 ( 包括範囲 ) 包括評価の対象として設定されている出来高診療報酬項目は 入院基本料

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法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品 医療機器等の品質


調査票を入力いただく環境について Adobe Reader のバージョンについて本調査票は Adobe Reader 11 以降のバージョンに対応しています (Adobe Reader11 より古いバージョンですと ファイルの保存の際に下記等のエラーメッセージが表示され ファイルの保存がされません

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別紙 常勤医師等の取扱いについて 1. 一日平均患者数の計算における診療日数 (1) 入院患者数ア通常の年は 365 日である イ病院に休止した期間がある場合は その期間を除く (2) 外来患者数ア実外来診療日数 ( 各科別の年間の外来診療日数で除すのではなく 病院の実外来診療日数で除すこと ) イ

1. 医薬品の採用 購入 1) 国 ( 厚生労働省 ) が医薬品として承認しているもの ( 保険収載されていない医薬品を含む ) はその作用 効果及び副作用をよく理解した上で さらに複数の製品がある場合はそれらの品質や薬価を考慮し 採用を決定する 2) 一成分一品目 ( 一規格 ) を原則とし 採用

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

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3 薬局サービス等 (1) 健康サポート薬局である旨の表示 健康サポート薬局 である旨を表示している場合 健康サポート薬局 とは かかりつけ薬剤師 薬局としての基本的な機能に加えて積極的な健康サポート機能 ( 地域住民による主体的な健康の維持 増進を支援する機能 ) をする薬局をいいます (2) 相

1 分析の主旨 ビタミン剤 うがい薬 湿布薬 保湿剤に関しては 医療費適正化の観点か ら 診療報酬改定で様々な対応を行ってきている 本分析は 2012 年度から2016 年度 ( 平成 24 年度から平成 28 年度 ) の調剤レセプトのデータを用いて これらの医薬品の薬剤料 数量等の推移を示したも

らの物質を麻薬又は特定麻薬向精神薬原料として規制するため必要な措置を とるものであること 第 2 改正の内容 1 麻薬 麻薬原料植物 向精神薬及び麻薬向精神薬原料を指定する政令の一部改正 (1) 次の8 物質を新たに麻薬に指定した 1N ( アダマンタン 1 イル ) 1 (5 フルオロペンチル )

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入院時生活療養費の見直し内容について(厚生労働省保険局保険課:H29.4.7)

資料 2-4 イソプロピルアンチピリン製剤の安全対策について 平成 23 年 6 月 23 日平成 23 年度薬事 食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 第 2 回 ) 1. イソプロピルアンチピリン製剤の安全性に係る調査結果報告書 ( 別紙 ) 1 ページ

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Taro-01_告示(本文)案分

医薬品の基礎研究から承認審査 市販後までの主なプロセス 基礎研究 非臨床試験 動物試験等 品質の評価安全性の評価有効性の評価 候補物質の合成方法等を確立 最適な剤型の設計 一定の品質を確保するための規格及び試験方法などの確立 有効期間等の設定 ( 長期安定性試験など ) 医薬品候補物質のスクリーニン

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資料2-1

医政発 第 4 号 保発 第 7 号 平成 2 8 年 2 月 10 日 地方厚生 ( 支 ) 局長 殿 厚生労働省医政局長 ( 公印省略 ) 厚生労働省保険局長 ( 公印省略 ) 医療機器の保険適用等に関する取扱いについて 標記については 医療機器の保険適用等に関する

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に 正当な理由がない限り無償で交付しなければならないものであるとともに 交付が義務付けられている領収証は 指定訪問看護の費用額算定表における訪問看護基本療養費 訪問看護管理療養費 訪問看護情報提供療養費及び訪問看護ターミナルケア療養費の別に金額の内訳の分かるものとし 別紙様式 4を標準とするものであ

事務連絡 平成 26 年 9 月 5 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 御中 厚生労働省保険局医療課 疑義解釈資料の送付について ( その 9) 診療報酬の算定

Microsoft Word - 【案1】登録認証機関立入要領改正通知(Ver )

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

により算定する ただし 処方せんの受付回 数が 1 月に 600 回以下の保険薬局を除く により算定する 注の削除 注 4 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合 ( 削除 ) しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険薬局において調剤した場合には 基準調剤加算として所定点数に32 点を加算する

【資料1】結核対策について

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2 有効成分名 添付文書及び審査報告書に基づき記載する 3 品目名 ( 後発医薬品 ) 添付文書及び審査報告書のほか薬価基準収載品目リストにより記載する 複数の品目がある場合は 個別医薬品コード (YJ コード ) 順に番号を振り 記載する ( 複数規格があっても 全規格まとめて YJ コード順とす

平成 29 年度厚生労働科学研究費補助金 ( 厚生労働科学特別研究事業 研究代表者 : 武藤真祐 ( 東京医科歯科大学医歯学総合研究科臨床教授 )) 情報通信機器を用いた診療に関するルール整備に向けた研究 情報通信技術の進展に合わせ 情報通信機器を用いた診療が普及してきているが 更なる普及 推進のた

Ⅱ 章背景知識 5 麻薬に関する法的 制度的知識 麻薬及び向精神薬取締法 ( 以下, 麻向法 ) は, 麻薬の濫用による保健衛生上の危害を防止し, 一方でその有益性を活用するため, 施用や管理について定められた法律である 医療用麻薬であるモルヒネ, オキシコドン, フェンタニル, コデイン, ケタミ

中央教育審議会(第119回)配付資料

02 入職 (1 年目 ) 2 写真 ( 脇さん ) No.1 就活している学生の皆さんへ! 私の場合は 条件がかなり限定的だったため 決めやすかったのですが 病院の特徴と薬剤科がどのような仕事内容なのかをしっかり説明して頂ける病院にしました それは 入職後に望んだ条件ではないのが分かったとしても

第3章 指導・監査等の実施

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資料 3 規制改革推進会議 医療 介護 WG 資料 新医薬品の 14 日間処方日数制限の 見直しについて 平成 29 年 11 月 6 日厚生労働省

規制改革 WG での御指摘 ( 抜粋 ) 平成 28 年 4 月 1 日 健康 医療 WG 〇実際の中医協の議論では 例えば14 日が適切なのか 例えば28 日でも変わらず安全性が担保されるのではないか そういった議論が必要だったのではないか 厚生労働省は単純に中医協に資料を提出しただけではないか 〇安全性が確認されるのであれば 処方制限を外し 働きながら病気と闘っている方が新しいお薬を十分使えるような環境を作るべきではないか 平成 29 年 4 月 17 日 医療 介護 保育 WG 〇 無制限に投与すればいいわけではないが 14 日間という期間は短すぎるのではないか 〇最近 多くの新薬が出ている中で 2 週間に1 度という頻度では医療機関に行けない患者が大勢いる 14 日という期間に合理性がないのではないか 〇原則 30 日として 特殊なものに関して更に厳しくするというやり方もあるのではないか 1

今後の検討方針 規制改革実施計画 ( 平成 29 年 6 月 9 日閣議決定 ) II 分野別実施事項 4. 医療 介護 保育分野 (2) 個別実施事項 6 新医薬品の 14 日間処方日数制限の見直し No. 事項名規制改革の内容実施時期所管府省 26 新医薬品の 14 日間処方日数制限の見直し 新医薬品の処方日数制限について 現行の 14 日間よりも長い日数制限とすることを含めた具体的な見直し案の選択肢を検討し 結論を得る その際 患者の利便性に加えて 副作用の早期発見など 安全性確保に留意する 平成 29 年度検討 結論 厚生労働省 今後 中医協において 副作用の早期発見など 安全性確保のために必要な診察頻度の確保等に留意しつつ 14 日処方日数制限について 処方日数のあり方 処方日数制限の対象品目など 具体的な見直しの選択肢について検討し 結論を得る 2

3 新医薬品の投与日数の上限について 平成 13 年度までは 内服薬 外用薬の一般的な投与期間は 14 日を限度とされており 特定の疾患 医薬品に限り 原則 30 日分の長期投与が可能とされていたところ しかしながら 慢性疾患の増加等に伴い 投薬治療が長期に及ぶものが増加し 長期投与の対象とする医薬品を拡充する必要性が関係学会等から多数寄せられていたことから 平成 14 年度診療報酬改定の際に 原則として疾患名又は医薬品名を限定した投与日数の制限を行わないこととされた ただし 実地医療の場で初めて使用される段階の新医薬品については 処方医による一定の診察頻度を確保し 患者の観察を十分に行う必要があるという観点から 引き続き 原則として投与日数を 14 日とすることとされた なお 新医薬品であっても 処方日数制限を行うことが不合理と考えられる場合には 個別に中央社会保険医療協議会の了承を得た上で 以下のような例外的な取扱いとしている 同様の効能 効果 用法 用量の既収載品の組合せと考えられる新医療用配合剤など 有効成分にかかる効能 効果 用法 用量について 実質的に 既収載品によって 1 年以上の臨床使用経験があると認められる新医薬品については 新医薬品に係る処方日数制限を設けない 疾患の特性や 含有量が 14 日分を超える製剤のみが存在しているといった製剤上の特性から 1 回の投薬期間が 14 日を超えることに合理性があり かつ 投与初期から 14 日を超える投薬における安全性が確認されている新医薬品については 薬価基準収載の翌月から 1 年間は 処方日数制限を 製剤の用法 用量から得られる最少日数に応じた日数とする

投与期間の限度 14 日 30 日 90 日 投与期間に上限が設けられている医薬品 対象となる医薬品 麻薬及び向精神薬取締法 ( 昭和二十八年法律第十四号 ) 第二条第一号に規定する麻薬 (30 日を限度とされているものを除く ) 麻薬及び向精神薬取締法第二条第六号に規定する向精神薬 (30 日又は 90 日を限度とされているものを除く ) 新医薬品 ( 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和三十五年法律第百四十五号 ) 第十四条の四第一項第一号に規定する新医薬品をいう ) であって 使用薬剤の薬価 ( 薬価基準 ) への収載の日の属する月の翌月の初日から起算して一年 ( 厚生労働大臣が指定するものにあっては 厚生労働大臣が指定する期間 ) を経過していないもの ( 抗 HIV 薬等の例外的な取扱いのものを除く ) 内服薬アルプラゾラム エスタゾラム エチゾラム オキシコドン塩酸塩 オキシコドン塩酸塩水和物 オキサゾラム クアゼパム クロキサゾラム クロチアゼパム クロルジアゼポキシド コデインリン酸塩 ジヒドロコデインリン酸塩 ゾピクロン ゾルピデム酒石酸塩 トリアゾラム ニメタゼパム ハロキサゾラム プラゼパム フルジアゼパム フルニトラゼパム フルラゼパム塩酸塩 ブロチゾラム ブロマゼパム ペモリン メダゼパム メチルフェニデート塩酸塩 モダフィニル モルヒネ塩酸塩 モルヒネ硫酸塩 ロフラゼプ酸エチル ロラゼパム又はロルメタゼパムを含有する内服薬並びにクロルプロマジン プロメタジン配合剤 メペンゾラート臭化物 フェノバルビタール配合剤及びプロキシフィリン エフェドリン配合剤 外用薬フェンタニル フェンタニルクエン酸塩又はモルヒネ塩酸塩を含有する外用薬 注射薬フェンタニルクエン酸塩 ブプレノルフィン塩酸塩又はモルヒネ塩酸塩を含有する注射薬 ジアゼパム ニトラゼパム フェノバルビタール クロナゼパム又はクロバザムを含有する内服薬及びフェニトイン フェノバルビタール配合剤 4

課題 新医薬品の投与日数 14 日制限について 中央社会保険医療協議会総会に提示した課題と論点 平成 27 年 11 月 6 日中央社会保険医療協議会総会個別事項 ( その 4 薬剤使用の適正化等について ) 近年 経年的にみて 投薬期間 ( 処方日数 ) が長くなる傾向がみられる また 大規模な病院ほど 慢性疾患の薬剤に関する投薬期間 ( 処方日数 ) が長い傾向がある 高齢者の外来受診頻度は若年者よりも高く 高齢化は医療需要を増やす方向に作用する一方 近年では 特に高齢者の外来受療率や外来受診頻度が低下する傾向にある 医師が 長期処方をしている理由としては 病状の安定 患者からの要望 患者の通院負担の軽減 が多くなっている 一方 患者が薬をなくしてしまい 次回予約よりも前に再診に来たことがある や 服薬を忘れたり中断したため病状が改善しなかったことがある などの指摘がある 多くの患者が残薬の経験があるが その発生状況について 処方日数の違いによる差は大きくない また 処方日数制限については 新薬に関して安全性確保の観点から設けられている制度であるが 疾患によっては投薬のための通院が負担になる場合もあるとの指摘がある 論点 近年 処方日数が徐々に増加し より長期の処方が増加する傾向にあり 何らかの制限を設けるべきとの意見もあるが 処方日数に関する現状やルールについてどう考えるか また 新医薬品の処方日数制限について 対応できる医療機関が限られている場合に負担が大きいと指摘されているが これらの対応についてどう考えるか 5

新医薬品の投与日数 14 日制限について 中央社会保険医療協議会総会で出た主な意見の概要 平成 27 年 11 月 6 日中央社会保険医療協議会総会個別事項 ( その 4 薬剤使用の適正化等について ) 診療側委員 治験が終わって 大量に使うと 思ってもみない副作用が 1 年以内には出ることがある 腎機能障害が出たり 肝機能障害が出たり それは定期的に見ていかないといけないので 原則として 14 日処方制限は守るべき 新医薬品の日数制限は 厳正に守るべき 支払側委員 患者にとって安全かどうかが重要なので 制限を付けることには賛成 個別の医薬品で安全性が担保されるのであれば その医薬品を例外として取り扱う措置は 検討してもよいのではないか 患者の負担や個別的な理由等の観点から検討していくことは間違いであり あくまで安全性という観点から議論していくべきで 基本は厳守していくことが妥当 平成 27 年 12 月 25 日平成 28 年度診療報酬改定に関する 1 号側 ( 支払側 ) 意見 ( 抜粋 ) 新薬の処方日数制限 (14 日まで ) については 安全性確保の観点から厳守すべきである 6