(3) 指導観本単元の指導に当たっては, はじめに力の合力 分力に関する作図法を習得させるとともに, その力に関する知識を押さえ, 記録タイマー等の基本的な実験操作を習得させながら実験を行い, その結果を根拠に, 力と速さ, 運動の法則を考察させたい また,ICT を活用してイメージをもたせたり,

Similar documents
(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

1. 単元名 運動とエネルギー 3 章エネルギーと仕事 南中学校第 3 学年理科学習指導案 平成 26 年 10 月 16 日 ( 木 ) 第 5 校時 3 年生徒数 3 名場所理科室授業者 2. 単元について (1) 単元観本単元は 運動の規則性やエネルギーの基礎を 身のまわりの物体の運動などの観

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

<4D F736F F D20979D89C88A778F4B8E7793B188C48F4390B394C581698C4696EC F838E69816A2E646F63>

<4D F736F F D AAE90AC94C5817A E7793B188C481698D5D E7397A791E58A A778D5A814094F68FE3816A2E646F63>

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

第3学年4組  理科  学習指導案

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

< F2D F8C8E FA90948A7789C88A778F4B8E7793B1>

指導案

単元への意識 運動やエネルギーの学習が好きですか とてもそうである :2 人そうである :3 人あまりそうではない :6 人そうではない :0 人 運動やエネルギーの実験が好きですか とてもそうである :1 人そうである :8 人あまりそうではない :1 人そうではない :0 人 運動やエネルギーの

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

授業では, 課題を解決するための情報を集める前に, どのような方法だと必要な情報を集めることができるのかを考えています 58.8% 41.2% 授業では, 調べたことなどを, 図, グラフ, 表などにまとめています 73.5% 26.5% 授業では, 情報を比べたり ( 比較 ), 仲間分けしたり

<4D F736F F D A778D5A95DB8C9291CC88E789C881408E7793B188C42E646F63>

○数学科 2年 連立方程式

第 2 学年 5 組理科学習指導案 日時平成 26 年 12 月 12 日 ( 金 ) 場所城北中学校授業者酒井佑太 1 単元名電気の世界 2 単元について (1) 教材観今日の私たちの日常生活において 電気製品はなくてはならないものであり 電気についての基礎的な知識は必要不可欠である しかし 実際

での生活では, 理科の学習という意識が薄くなっている 理科の学習が自分の生活に役に立っていると 感じている児童は多いが, 便利にしてくれると感じている児童は少ない このことから理科で学習した 内容が, 生活の中で生かされていることを実感できるような指導を行っていきたい ( 学習活動への意識に関するこ

3 単元の目標 (1) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象に進んでかかわり それらを科学的に探究するとともに 事象を日常生活とのかかわりでみようとする 自然事象への関心 意欲 態度 (2) 電流と電圧との関係及び電流の働きに関する事物 現象の中に問題を見いだし 目的意識をもって観察

<4D F736F F D D89C88E7793B188C E688EA E08E52816A2E646F63>

Taro-17 NO16 金田中 城森(力

Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

< F31322D C8E825693FA8A778F4B8E7793B188C42E6A7464>

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

<4D F736F F D208FAC5F8E5A5F355F88C08C7C8D E7397A789C288A48FAC2E646F6378>

H30全国HP

Microsoft Word - 社会科

<4D F736F F D A E497E182C694BD94E497E181762E646F6378>

第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

国語科学習指導案様式(案)

解答類型

25math3

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

< F2D30365F8EF68BC68CA48B E6A7464>

平成23年度東京都教育研究員  地区発表公開授業

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

< F2D A793F18CB388EA8E9F95FB92F68EAE2E6A7464>

<4D F736F F D E7793B188C D915F88E48FE38BB E646F63>

<4D F736F F D2093FA D95BD90E690B68EF68BC681458E7793B188C42E646F63>

Microsoft Word - 201hyouka-tangen-1.doc

関数を活用することで現実世界の課題を解決できるということを通して, 生徒に関数の有用性を実感させたい そのために, 陸上競技トラックの問題 を用いて, 現実世界の課題から関数関係を見いだし, 表 式 グラフなどを用いて数学的に処理し, 現実世界の課題を解決する ことで, 関数を用いた問題解決の理解を

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて

単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

2 単元の構想 本単元の目標 関心 意欲 態度 平均を用いることのよさに気付き, 進んで身近な事柄の考察や表現に用いようとする 見方や考え方 平均の考えを用いて, 身近な事柄について考えたり, 表現の仕方を考えたりすることができる 技能 平均を求めたり, 平均から全体を求めたりできる また, それを

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

<4D F736F F D A778F4B8E7793B188C A77816A899C967B2E646F63>

について関心をもって話し合っている 6 身近な電気器具について興味 関心をもっている 電圧の特徴を 結果から見いだしている 6 実験結果から 電流の大きさが加えた電圧の大きさに比例することを見いだしている 7 直列回路と並列回路での抵抗の値がどのようになるか 実験の結果から見いだしている 8 水温の

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

7 3. 単元の指導計画 (7 時間扱い ) 時 学習内容 授業のねらい 物質の溶解と水溶液の均一性 コーヒーシュガーが水に溶ける様子を観察し, 色の様子からコーヒーシュガーの拡散と水溶液の均一性を理解する ( 観 実 ) コーヒーシュガーと食塩の溶解 物質の溶解と水溶液の均一性 2 物質が目に見え

(3) 指導観本時は 連立方程式の文章題を扱う最初の時間である 方程式の文章題は 個数と代金に関する問題 速さ 時間 道のりに関する問題 割合に関する問題 を扱う これらを解くときには図や表 線分図などを書くことが有効であることを生徒達は昨年度一次方程式の時にも経験している 一元一次方程式を利用する

がお互いの性質を打ち消しあう また, その際, その他のイオンから塩が生じる パフォーマンス課題 硫酸に電極をさし, 電源装置で電圧を加えると電流が流れ, 電球が点灯する これに水酸化バリウム水溶液を少しずつ加えていくと水溶液は白く濁り, 電球は次第に暗くなり, やがて消える しかし, さらに加え続

2 図形の定義や性質を見いだすための算数的活動を取り入れる 2 枚の長方形, 長方形と三角形,2 枚の三角形を重ねて四角形を作る活動を取り入れ, 向かい合う辺の平行関係に着目させたり, 長さに着目させたりしながら, 四角形を定義できるようにする コンパスや分度器, ものさし等を使って, 四角形の構成

<4D F736F F D208FAC5F979D5F355F94F693B98E7397A78D82907B8FAC2E646F63>

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

理科学習指導案

数学科学習指導案 指導者ステップコース隠地純子 平野未紗 ジャンプコース中村徳寿 1 日時平成 27 年 1 月 20 日 ( 火 )5 校時 2 学年第 1 学年ステップコース 12 人 ジャンプコース 19 人 3 単元名空間図形 立体の表面積と体積 4 単元について (1) 単元観中学校学習指

本時の展開

他の単元との連関 子どもが獲得する見方や考え方 教師の持つ指導ポイント 評価規準 小学 4 年生 もののあたたまり方 小学 6 年生 電気の利用 ~ エネルギーの工場と変身と銀行 ~ 中学 1 年生 光と音 ( 光のエネルギーを利用しよう ) 中学 2 年生 電流 ( 電気とそのエネルギー ) 電流

< F2D D CF590B E1C A2E6A7464>

表 2 家庭にミシンがあり, 家族 ( 自分を含む ) が使用している 37% 家庭にミシンはあるが, ほとんど使用していない 26% 家庭にミシンがない 37% 指導観 1 年生にとって, 中学校に入学して初めての被服製作題材である 小学校の家庭科でも布を用いた製作を行ってきているが, 授業後,

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

第○学年 ○○科指導計画

ICTを軸にした小中連携

自己紹介をしよう

第4学年算数科学習指導案

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

とである そこで, 紫キャベツを使った料理にレモンをかけると色が変わることを取り上げたり, 湖沼の水質の中和やあくとりなどの例を用いたりして, 興味 関心を高めるようにしたい なお,1 学年の いろいろな気体の性質,2 学年の 化学変化と原子 分子 ( 化学式と化学反応式 ),3 学年の 酸 アルカ

123

Microsoft PowerPoint - H29小学校理科

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

数学科学習指導案 1 次方程式 ( 中学校第 1 学年 ) 神奈川県立総合教育センター < 中学校 高等学校 > 数学 理科授業づくりガイドブック 平成 22 年 3 月 問題つくりを題材として取り上げ 身近な生活の中にある数量関係を見いだし それを基に文章題を作らせる指導によって 自ら具体的な事象

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

4 単元構想図 ( 全 14 時間 ) 生徒の意識の流れ 表を使って解く 縦 (m) 0 8 横 (m) x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう1 ax = b (x + m) = nは平方根の考えで解くことができる x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう2 x +

【大竹市】玖波小学校 算数「垂直・平行と四角形」(4年)HP

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったり

群教セ G04-03 平 集 理科 - 中 生徒が解決の見通しを持って実験方法を立案する理科授業 モデル図やグラフを使った予想の共有と タブレット端末の活用を通して 特別研修員奈良達也 Ⅰ 研究テーマ設定の理由 平成 29 年 3 月公示の新学習指導要領では 内容のイとして思考 判断

指導案 5年 算数

第1学年 理科学習指導案

4. タブレット端末の利用状況 ( 利用機材の内容と利用のねらい ) ハードウェア機材名 :ipad ねらい : 水が流れる様子や地形が変化した様子を確認できるよう 動画で撮影し記録する 上流 中流 下流それぞれの様子が撮影できるよう ipadは3 台準備する 機材名 :ENVY110( 複合印刷機

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

Transcription:

理科学習指導案 指導者広島市立 中学校 1 日時平成 28 年 6 月 日 () 教諭 2 場所理科室 3 学年 組第 3 学年 組 4 単元名運動とエネルギー力と物体の運動 5 単元について (1) 単元観学習指導要領第 1 分野の内容 (5) 運動とエネルギーア運動の規則性に位置付けられている本単元は, 物体の運動には速さと向きがあり, 物体に働く力と物体の運動の様子についての規則性を見いださせることが主なねらいである 日常生活での斜面等で起こる身近な事象や, 乗り物に乗った際の事象等と関連させながら様々な力がはたらいていることを気付かせ学習活動を行うことで, 理科を学ぶ意義や有用性を実感させることができる単元でもある また, 自分たちで力学的実験を行ったり, 実験結果から法則性を見いだしたり, 実験結果の値を読み取り, 表やグラフにまとめるたりすることで, エネルギーの単元への関連を図ることができる さらに, 実験結果を分析して解釈させたり, レポートの作成や発表を行わせたりすることにより, 科学的な思考力 表現力等を育成することにつながり, 運動の規則性についての総合的な理解を深めさせると共に, 日常生活や社会と関連付けながらエネルギーに対する意識を高めたり, 運動の規則性についての科学的な見方や考え方を養うことができる (2) 生徒観本単元に関して生徒は, 中学校第 1 学年において, 力の向き, 大きさ, 作用点等は矢印で表現できること, ばねののびは力の大きさに比例すること, フックの法則, 重力, 水圧, 浮力, 大気圧といった用語やその意味については学習している しかし,2 力間に働く力の関係性や, 速さとの関係, 変化する力について実験し, 規則性を学ぶことについては今回が初めてである 本学年の生徒は, 平成 27 年度広島県 基礎 基本 定着状況調査を基に平成 28 年 2 月に広島市中学校教育研究会理科部会として行った 理科の勉強は好きです という質問に対し, 肯定的に回答した生徒は 87.9%, 理科の授業はよくわかります という質問に対し肯定的に回答した生徒は 96.2% と理科に対しては意欲的な生徒が多い 特に, 本学級の生徒は, 班で協力して行う観察 実験や話し合い活動については多くの生徒が積極的に取り組んでいる 一方, 理科の授業で学んだことを, ふだんの生活で使ったり, 学んだことがどのような場面で使えるのか考えたりしています という質問に対し, 肯定的に答えた生徒は58.3%, 理科の授業では, 自分の考えや予想をもとに観察や実験の計画を立てています という質問に対しては68.3% であった 授業場面においても, 自分が立てた仮説に対して, 検証可能な実験が考えにくい, 実験のイメージはもてているが, 実験計画を図や文字等でまとめることが難しい生徒が見受けられる このことは, 全国学力 学習状況調査結果においても課題として挙げられている 課題を解決するために, 予想や仮説を立ててそれを検証する実験を計画することに課題がある とも一致している

(3) 指導観本単元の指導に当たっては, はじめに力の合力 分力に関する作図法を習得させるとともに, その力に関する知識を押さえ, 記録タイマー等の基本的な実験操作を習得させながら実験を行い, その結果を根拠に, 力と速さ, 運動の法則を考察させたい また,ICT を活用してイメージをもたせたり, 自転車や車, 電車等の身近な乗り物の事例を使ったりして, 生徒の理解を深められるようにする 次に, 科学的な根拠に基づいた仮説を設定させるため, 仮説設定で活用する既習事項を教師が明確に示し, これらを関連付けて推論させ, 説明させることとする 具体的には, 次の点に留意する 導入の前に, 前時にやったことを全体で復習し, 前回までの実験結果などを思い出させる 各グループで考える際には, ホワイトボードや, 全員が記入できる用紙などを使用し, 各授業におけるキーワードや考えるための図などをかかせ, 各グループで考えを相談しながらまとめられるようにする また, 実験を計画する際には, どうすれば調べたいことを調べることができるかを考えさせ, 要因 ( 独立変数 ) と要因によって生じる現象 ( 従属変数 ) を確認させる 考察する場面では, 生徒が自ら設定した仮説と実験結果を照らし合わさせ, どの結果を関連させて分析し, どのように解釈したのかを明確にさせるよう指導する なお, 話し合い等の言語活動を行う際には, 個人で考えたことを, 班やクラス全体で検討させ, 科学的な根拠に基づいた適切な説明をさせるよう指導する 特に, 話し合いの中では, 司会, 記録, 発表の役割を明確にするとともに, グループ内でクリティカルシンキング ( 批判的思考 ) を働かせて考えるようにさせ, 意見を活発に述べさせたい なお, クリティカルシンキング ( 批判的思考 ) についての, 具体的な生徒の姿としては, 君の言っていることはわかるけど, それだと と比較にならないから, が必要になるよ や, さんの考えと自分は同じだけど, と比較した測定をするともっと科学的な根拠が得られるよね 等, それぞれの意見に対してアドバイスや, 補足などを述べて, その実験方法をよりよくしようとしている姿である そのような話し合い活動の中で, 自分の立場を明確にし, 考えさせることにより, 自分の考えを深め, 整理できるようにさせたい 6 単元の目標 物体の運動に関する観察, 実験を通して, 運動の様子を記録する方法や, 力に関する表現方法を習得させると ともに, 物体に力が働くときの運動と働かないときの運動について規則性を見いださせる 7 単元の評価規準 自然事象への関心 意欲 態度 科学的な思考 表現 観察 実験の技能 自然事象についての知識 理解 力と運動に関する事 力と運動に関する事物 力と運動に関する作 物体に力が働くとき 物 現象に進んでかか 現象の中に問題を見いだ 図等の表現方法や, 観 と働かないときの運 わり, それらを科学的 し, 目的意識をもって観 察 実験の基本操作を 動の規則性について に探究しようとすると 察 実験等を行い, 物体 習得するとともに, 観 基本的な概念や原 ともに, 事物を日常生 に力が働くときと働かな 察 実験の計画的な実 理 法則を理解し, 知 活とのかかわりでみよ いときの運動の規則性に 施, 結果の記録や整理 識を身に付けている うとする ついて自らの考えを導い 等の仕方を身に付け たりまとめたりして, 表 ている 現している

8 指導と評価の計画 ( 全 11 時間 ) 時学習内容評価 1 速さを条件に合った単位に変換することができる 関思技知評価規準評価方法 投手の投げた球と 100m 走での記録の 2 つの単位が違う速さの単位をそろえ, 比較できる 行動観察 定期テスト 2 瞬間の速さと平均の速さの違いを理解し, 速さが求められる 3 記録タイマーを使用し, 速さの変化を求めることができる 4 斜面における物体の運動を説明することができる 5 角度の違う斜面における物体の運動に関して仮説を立て, その仮説を検証する実験を計画することができる ( 本時 ) 6 角度の違う斜面における物体の運動の実験を行い, 自分の仮説と比較し, 考察ができる 7 自由落下について説明ができる 8 等速直線運動と慣性の法則について身近な例から見出すことができる 9 一定の速度で動く台車から投げられた球の運動について説明することができる 10 作用反作用の実験結果を予測し, その結果から現象を説明できる 11 運動の規則性についての問題を解くことができる 〇スピードメーターやストロボスコープで撮影した写真から, 瞬間の速さと平均の速さを理解し, 速さを求めることができる 台車と記録タイマーを使用し, 台車の速さの変化を求めることができる 斜面における台車の運動を実験 〇し, その結果から斜面における運動の変化を説明することができる 角度の違う斜面における物体の運動について仮説を立てて, その仮説を検証するための実験を計画することができる 角度の違う斜面における物体の運動の実験を行い, その実験結果から, 自分たちの仮説と比較し, 考察することができる 自由落下の実験結果を予測し, 実験から, 自由落下について考察し, 説明することができる 等速直線運動と慣性の法則につ いて身近な例をなし, なぜそのような現象が起きるかを説明できる 一定の速度で動く台車から投げ られた球の運動について説明する ことができる 宇宙で押し合いっこをした際の物体の動きを予測し, そのVTR からなぜそのようなことが起きたかを説明できる 運動の規則性に関するテストを行い, それぞれの問題が解ける 行動観察授業ノートワークシートワークシート行動観察ワークシート行動観察行動観察ワークシート行動観察授業ノート授業ノート行動観察行動観察授業ノート授業ノート小テスト

9 本時について (1) 目標 角度の違う斜面における物体の運動について, 仮説を立てて, その仮説を検証するための実験を計画するこ とができる (2) 本時の評価規準観点 評価規準 具体的な生徒の姿 科学的な思考 表現 角度の違う斜面における物体の運動について, その仮説を検証するための実験を計画することができる 斜面の角度が大きければ, より物体の速さはより速くなっているはずだ, 台車を使った記録タイマーのテープの長さの変化を比較すれば, 自分たちの仮説を検証できるはずだ 等とグループで話し, ワークシートにまとめている (3) 準備物 ワークシート, 比較写真, 台車, 記録タイマー, 記録テープ (4) 本時の学習過程学習活動 ( 予想される生徒の考え ) 指導上の留意点 評価 1. 既習事項を確認する 斜面での物体の運動は, 台車, 記録タイマー, 記録テープで実験することができる 本時で活用する既習事項を明確にする ICT や具体物を活用して, 導 既習事項を思い出しやすく 6 打点,0.1 秒ごとの変化をテープで記する 録し,6 打点ごとのテープの長さが長けれ 入 ば早く, 短ければ遅いことを確認する 斜面では重力の分力である, 斜面に平行 な力がはたらくので, だんだんと速さが大 きくなる 2. 本時の課題を把握する 滑り台を例に, 角度の違う斜面では, 物体の速さがどのように変化するのだろうか 滑り台で滑る映像を 2 つ見 せ, その滑り台の角度の違 いに注目させる 角度の違う斜面における物体の運動について, その仮説を検証するための実験計画を立てる ことができる

3. 仮説を立てる 急な斜面の方が, おだやかな斜面に比べ, 摩擦はどちらもないものと 速さの変化の割合が大きい して考えることを伝える 自転車等で, 急な斜面を下ったときの方 机間指導において, 予測が がだんだん速くなる感じがする 立たないグループには, 自 急な斜面の方が, 斜面に平行な力が大き 分が自転車で坂道を下った くなっていた ときの体験等を思い出させ 変化の割合は変わらない る 斜面での速さは急な方が速くなってい 個人の考えをグループや全 るが, 初めのスタートの速さの違いであ 体で説明させ, 科学的な根 り, 同じ斜面なので, 変化の割合は穏やか 拠に基づいた検討をさせ な時と等しくなるのではないか る 考えを共有し, 最終的な仮説をグループ 思考 表現 で決める 角度の違う斜面にお ける物体の運動につ 4. 実験計画を立てる いて仮説を立てて, 台車に記録テープを付け, 記録タイマー 独立変数, 従属変数につい その仮説を検証する に通し, 緩やかな斜面で台車を走らせる てしっかりと押さえる ための実験計画を立 展 台車に記録テープを付け, 記録タイマー 独立変数 てることができてい に通し, 急な斜面で台車を走らせる 斜面の角度 る それぞれの記録テープを 6 打点ごとに切 従属変数 ( ワークシート, 行 開 り, 順番に張り付けて比較を行う 速さ ( 記録テープの 6 打点 動観察 ) その結果を自分たちの仮説と比較する ごとの長さ ) A: 角度の違う斜面に 変化させない条件 おける物体の運動に 台車, 記録タイマー ついて仮説を立て て, その仮説を検証 するための実験計画 を図等を使い, 具体 的なイメージを分か りやすく表現し, 計 画を立てている B: 角度の違う斜面に おける物体の運動に ついて仮説を立て て, その仮説を検証 するための実験計画 を立てている < 評価規準に達しな い生徒への支援 > B 基準に達してい る生徒の例をタブレ

ット端末に撮影し, 全体の前で発表させ, 質疑応答を行う グループ内で, 実験計画のプレゼンを行い, 評価に達していない生徒に, 分かっている部分まで書かせ, 分からない部分をわかっている生徒が追記で説明するようにする 展 開 5. 意見交換後, 自分の仮説 計画を振り返る いくつかのグループが仮説と実験計画を発表し, それぞれのグループと自分たちのグループの考えとを比較し, 再考する 自分たちの実験が科学的に妥当か振り返りを行う 自分の考察が, 実験結果と照らし合わせて妥当か振り返る 追記事項等がある場合は, プリントに赤ペン等で修正を入れさせる ま と め 6. 全体での確認〇それぞれのグループの共通点等を黒板にまとめ, 全体で共有を行う 7. 学習の振り返り 本時に考えたことや, 疑問に思ったことを記入する

< 板書計画 > 角度の違う斜面の運動本時の目標角度の違う斜面における物体の運動について, その仮説を検証するための実験計画を立てることができる 課題ゆるやかな斜面と急な斜面では, どちらが速さの変化が大きいだろうか 理由 : 斜面に平行な分力が急な斜面の方が大きいから斜面に平行な分力が急な斜面の方が大きい 仮説 急な斜面 実験計画仮説を検証する方法を考える 記録タイマーと台車を使い, 斜面の角度を変えて, 速さの変化を見る 変える条件 斜面の角度 ゆるやかな斜面と急な斜面を比較するから 変えない条件 台車 重力が変わると分力が変わるから 記録タイマー, テープ, 斜面の台 変えると条件が同じではなくなるから 予想される実験結果 ゆるやかな斜面 急な斜面 テープの 0.1 秒ご との幅が大きい