<4D F736F F D A4F8D918CEA AC A20819B2E646F63>

Similar documents
Microsoft Word - 英語科指導案 公開研 2学年_H _.docm

第○学年 ○○科指導計画

平成29年度 中学校英語科教育 B校の実践

新潟市立亀田西中学校

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

Microsoft Word - 英語科指導案_H _part2.doc

い文章を読んで内容をつかむ読解力や正しく単語を書いたり文構造を意識しながら正しく英文を 書いたりする力が弱い (3) 指導観ステップコースの指導にあたっては, 基本的な新出文構造の並べかえ活動を行い, 視覚的に理解させていく またペアワークで, 形容詞の比較級 最上級の形を繰り返し読ませて定着を図る

英語科学習指導案

< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

<4D F736F F D E7793B188C D915F88E48FE38BB E646F63>

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

英語科学習指導案

第○学年 ○○科指導計画

第 2 学年 1 組英語科学習指導案 日時平成 30 年 11 月 2 日 ( 金 ) 5 校時 (14:00~14:50) 場所第 2 学習室指導者教諭天津貴志 1. 育成する能力 学習指導要領内容 (4) イ 身近な話題について 事実や自分の考え 気持ちなどを整理し 簡単な語句や文を用いてまとま

グリーン家の人々

<4D F736F F D FAC92868D8793AF8CA48B8689EF81408E7793B188C4>

<4D F736F F D E7793B188C A778D5A8A4F8D918CEA89C EC90AC8BB A2E646F63>

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

本学級の生徒に, 英語科に関する興味 関心を問うアンケートを実施したところ, 以下のようになった (28 年 9 月実施 ) はいややあまりいいえ英語の授業が好きだ 65% 29% 0% 6% ペア活動に積極的に取り組んでいる 68% 32% 0% 0% グループ活動に積極的に取り組んでいる 70%

5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心

英語科学習指導案 1 平成 16 年 10 月 26 日 ( 火 ) 第 6 校時 2 年 2 組 D( 男子 6 名 女子 7 名計 13 名 ) 指導者黛ゆかり Andy Fosset 第 1 時間目 (1) 本時のねらい ~ すること と目的語として使われる動名詞の表現に慣れる 英字新聞を話題

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的


Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

生徒の活動

多いので, 簡潔に説明した後, 多めに練習をさせて定着を図る また, 複数回に渡って復習を入れることで, 確実に身に付けさせる 本文の学習においては, 一般動詞の三人称単数現在形の疑問文を話す練習にもなるので, 教科書本文を何度も音読させ, ペアで暗唱させることにより自然に一般動詞の三人称単数現在形

英語科 「単元名 unit6」(1年)

という目的を明確にするため 次のような場面を設定した 高知県の観光地に英文で書かれた看板がある そこで英語圏ではない外国人と出会う 相手は英語を少し話すことができるが十分に読むことができないため, その人に対して英文を読み取りリテリングをする必要がある という設定である よくある場面ではないかもしれ

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第3学年3組英語科学習指導案

<4D F736F F D AAE90AC94C5817A E7793B188C481698D5D E7397A791E58A A778D5A814094F68FE3816A2E646F63>

4 学習の活動 単元 ( 配当時間 ) Lesson 1 ( 15 時間 ) 題材内容単元の目標主な学習内容単元の評価規準評価方法 Get Your Goal with English より多くの相手とコミュニケーションをとる 自己紹介活動を行う コミュニケーションを積極的にとろうとしている スピー

たがって, 石川遼選手の作文に加えて, 教師自身の夢も英文で示すことを通して, 夢をもつということをより身近なものとして感じさせ, 自も書いてみよう という気持ちをもたせたい 5 単元の目標 読み手が理解しやすい英文を書くために, 英文を読み直したり書き直したりすることができる モデル文を聞いたり読

第 3 学年英語科学習指導案 日時 :2010 年 7 月 18 日 ( 日 ) 模擬授業 3 学年 : 第 3 学年場所 :323 教室授業者 : 高木麻衣 1. 単元名 :Sunshine English Course 3 Program7 Yuki in London 2. 単元について (1

第1学年4組 英語科学習指導案

補充資料 2-1 単元 Let's Read 1 の指導展開案 (1) 単元 Let's Read 1 A Magic Box 1 の指導展開案(1/5 時間 ) (1) 目標 物語を読んで 場面展開を読み取ることができる 昨日の日記 というトピックに基づき 自分について英語で書いて表現できる (2

15 英語(菊池)

< F2D95F18D908F E522E6A7464>

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

いろいろな衣装を知ろう

6 年 No.22 my summer vacation 夏休みの思い出を紹介しよう! 1/8 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを表す表現が分かる 過去の表現が分かり 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを伝え合う また 夏休

答えさせる場合でも, 単語中心の発話にならないように, 帯学習から Q&A を取り入れ, 主語 動詞に着目させるようにする また, 事前に英語で原稿を作成させ, まとまった英文で Show & Tell が行えるように指導したい My Project 2 では, 自分の好きな人を紹介するスピーチを行

自己紹介をしよう

(Microsoft Word - \217\254_\216Z_5_\216O\214\264\216s\227\247\216O\214\264\217\254.doc)

Taro-12事例08.jtd

生徒観本学級の生徒は 全体的に授業に前向きに取り組むことができるが 中には今までの学習内容が定着しておらず 英語に対して苦手意識を持っている生徒も少なくない そのためペアやグループ活動がスムーズに進まない場面も見られるが 各単元で設定したゴール活動や ゲーム的な要素を取り入れたグループでの取り組みに

平成30年度 中学校英語科教育

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

H28.9【比嘉美佐代】英語科学習指導案

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

平成29年度 中学校英語科教育 B校の実践

第3学年英語科学習指導案

Listening 天気予報と予定 (2) 天気などの身近な情報を表すを正しく身につけ運用す 6 What Can We Do for Others?(8) 義務について伝え 必要か不必要かを伝え 自分の考えを伝え Speaking 電話 ( 依頼する 誘う )(2) 電話で用いる定型を身につけ運用

保健体育科学習指導案

英語第 2 学年福山市立城北中学校指導者岡田江美溝部良子瀧元美菜子 単元名 Unit5 A New Language Service 本単元で育成する資質 能力 思考力 判断力 表現力他者とかかわる力 主体的に学ぶ力 単元について 単元観本単元は, 緑市が外国人住民のためのボランティアを募集しており

<4D F736F F D208CA48B8682CC82DC82C682DF2E646F63>

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

第3学年2組 外国語科学習指導案

第○学年 ○○科指導計画

ている それらを取り入れたルーブリックを生徒に提示することにより 前回の反省点を改善し より具体的な目標を持って今回のパフォーマンスに取り組むことができると考える 同に そのような流れを繰り返すことにより 次回のパフォーマンス評価へとつながっていくものと考えている () 本単元で重点的に育成をめざす

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

(3) 教材観本単元ではジェスチャーの違いと異文化理解が題材となっている グローバル化が進む中で 文化的な背景の異なる人々とコミュニケーションを取ることがますます大切になってきている そのためこの単元の学習を通して 身振りやアイコンタクトなどのコミュニケーションスキルを高めることの必要性を理解させる

英語科学習指導案(2年授業参観)

Microsoft Word - åł½èªžç§‚2å¹´2çµ—ã••ï¼™ã†¤ã†®ã†łã†¤ã‡†ã†—ã‡™ã†‘ã‡›ã†¹ã‡‹ã†ƒã••ã•„ã†µã‡“ã†Šã†“ã†¯ã•†ã†©ã‡fiㆪㆬㆮ㕓æ„⁄尔桋

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

作中の価値観や人生観がどのように異なっているか または同じところはどこかなどを考えさせる 枕草子 については主に季節感を捉えさせ 自分の季節感を記述し発表したり 互いに鑑賞し合ったりする学習活動としていく さらに 矛盾 では 漢文に慣れるとともに様々な故事成語について知識を深め 我が国の文化に根ざし

<4D F736F F D F E7793B188C45F89708CEA81408AE290F A2E646F63>

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

5 単元について (1) 教材観本教材 だいじなことをれんらくしよう は 学校紹介に向けて児童が学校の先生に情報を伝達したり インタビューしたりする インタビューして得た情報を園児に向けて分かりやすく説明できるように 台本を考え 聞き合い よかったところや改善点を見つけていく 実際に 3 学期に園児

社会科学習指導案

庄原市立庄原中学校 第2学年 数学科学習指導案

第 2 学年英語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 2 年 3 組教室 学級 2 年 3 組 ( 男子 17 名女子 18 名計 35 名 ) 授業者小田島篤史 1 単元名 PROGRAM 7 If You Wish to See

平成29年度 中学校英語科教育 A校の実践

時制などの文構造について復習する 修学旅行の思い出 (9) 修学旅行で外国人にインタビューする 修学旅行の思い出についてスピーチをする 6 The 5 Rs to Save the Earth(8) 特定の動作に対する自分の感じ方 を 伝える 物事のやり方を知っているかを伝 え る 他者に行動を依頼

ていきたい 題材は, 平和市で起こった小さい女の子の事故をきっかけに, 現在ある公園を駐輪場に作り替えるかどうかという議論に発展していく内容となっている 近年は公共のマナーの話題をよく耳にすることもあり, 生徒にとって, 身近なテーマと言える 賛否の論点を整理し, 自分の意見をまとめる活動を通し,

Microsoft Word - 社会科

Taro11-案5-3.jtd

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

第4学年算数科学習指導案

第 2 学年 1 組外国語科 ( 英語 ) 学習指導案 平成 24 年 11 月 22 日 ( 木 ) 第 5 校時益田市立益田東中学校教諭上田陽一郎 1 単元 Unit 6 The Story of an Old Clock (New Horizon English Course Book 2)

< F2D87498A4F8D918CEA89C CEA A778D5A8E77>

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

会話の中では感覚的にそれほど 違い を意識して使っているものではないと考え 今回は 同じ can を用いての表現として一連の学習として扱うことにした また 語 学習得において 自分の表現したいこと がはじめにあり それを何とか表現しよ うとする過程を通して初めて自分の言葉として言語を獲得できるという

国語科学習指導案様式(案)

英語科授業案 日時 平成 28 年 3 月 7 日 ( 月 )2 校時 生徒 2 年 B 組男子 16 名, 女子 16 名 計 32 名 授業場 2 年 B 組教室 授業者 造田あかね 1 単元名 Sunshine English Course 2 Program11 Yui To Share I

英語科指導案

<4D F736F F D F8D915F315F90A AC97A790A BC92862E646F6378>

( イ ) 自分の考えや気持ち 事実などを聞き手に正しく伝える ( 第 2 英語 2 内容 (1) 言語活動 イ話すこと ) を実践する また 言語活動の取り扱いとして c 情報を伝える 説明する 報告する 発表する 描写するなど ( 第 2 英語 2 内容 (2) 言語活動の取り扱い ( ウ )

5. 評価規準評価の観点コミュニケーションへの関心 意欲 態度外国語への慣れ 親しみ言語や文化に関する気づき 主な評価規準 積極的に表情やジェスチャーを加えて 自分の思いを表現している 言葉だけでなく表情やジェスチャーを加えて コミュニケーションすることの大切さを知る 様々な感情や様子を表す表現に慣

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

Transcription:

英語科学習指導案 三次市立塩町中学校教諭松川真紀子 1 日時平成 26 年 5 月 16 日 ( 金 ) 第 5 校時 2 学年 学級 3 指導形態 場所 4 単元名 第 3 学年 A 組 34 名 ( 男子 18 名女子 16 名 ) 少人数指導 17 名少人数 英語 1 教室 Program 1 How Does Your School Chime Sound?( 開隆堂 ) 5 単元設定の理由 (1) 単元観本単元では, 多くの学校でなじみのチャイムが, 実は英国のビッグベンの鐘の音であることが紹介されている 英国文化と自分たちの学校生活とがつながっていることから異文化交流の一例に気づかせることができる イギリス人のホール先生からそのことを教えてもらった由紀が, インターネットでその歴史を調べ, それをスピーチで発表する準備をするという設定である 本単元で主に扱う言語材料は, 過去形の受動態と 完了 の用法の現在完了形である どちらも一般動詞の過去分詞を用いて表す 1 学年次からの既習事項を振り返り,be 動詞の変化とともに, 主語や時制による動詞の形の変化について整理することができる また, 現在完了形については, 既習の現在形, 過去形, 未来形に加え, これを知識として定着させることで, 身近な生活について, その状況を的確に表現できるようになる (2) 生徒観本学級の生徒は, 全体的に真面目に学習に取り組むが, 学力差が大きく,1 学年次には授業に参加することができていなかった生徒もいる 前年度までは習熟度により 2 つのクラスに分けていたが, 今年度は協同的な学習を進めるため, 生徒数を機械的に 2 分割して指導している 本少人数クラスの,4 月に実施した習熟度テストの平均点は 60.8 点であった 50 点以下の生徒は約 4 割いた リスニングの問いは平均通過率が 82.9% であり, それらの生徒も高得点を得ていた 通過率が最も低いのは英作文の問いで,27.4% であった 誤答の多くは文構造の誤りで, 特に動詞の欠落によるものがほとんどであった また無解答は 3 名いた (3) 指導観本単元を指導するにあたり, 次の 3 点に重点を置き指導したい 一点目は, 新出事項とともに既習事項を繰り返し指導し, 基礎的 基本的な事項を確実に定着させたい 主語による be 動詞の変化や時制による動詞の変化等は, 英語に対する苦手意識の原因の 1 つとなっている 何度も声に出して言わせることを基本とし, ジェスチャーやカードを用いて視覚的に理解を助けたり, 短時間でできる問題を解かせたりして, を図りたい 二点目は, ペアやグループ活動を行い, お互いの考えの良さを認め合い, 自分の考えと比較することで学習を深めていけるよう指導したい に関わる活動については, 各自の進歩を喜び, 活用に関わる活動については, 共に考えを練り合ったことを評価し合うよう指導したい このような言語活動を通して, 英語を通じてのコミュニケーション能力はもちろん, 人間関係形成能力を高めたい 三点目は, 新出事項である現在完了形を用いたスキットを作って発表するという活動を通して, 既習事項を活用する場面を設定する 教科書から発展させ, 生徒にとってより現実味のある言語活動を行わせる 会話の流れを考えさせたり, 聞く人に分かりやすく工夫して表現させたりすることで, 思考力, 表現力を高めたい

(4) 本単元学習内容と英語科の他の単元, 並びに総合的な学習の時間学習内容の関連 既習学習内容 本単元 今後の学習内容 英語科 英語科 中 1 年 中 2 年 ( 現在形 ) どんどん質問しよう ( 対話文 ) Did You Enjoy Your Vacation? ( 過去形 ) A Trip to Finland ( 未来形 ) Yui-To Share Is to Live( 受動態 ) 対話をつなげよう ( 対話文 ) 総合的な学習の時間 中 1 年 中 2 年 調査 研究 学習 How Does Your School Chime Sound?( 現在完了形 ( 完了 ) 中 3 年 中 3 年 Volcanoes in Japan ( 現在完了形 ( 継続 経験 )) 有名人にインタビューしよう ( インタビュー原稿作成 ) 伝統文化を説明しよう ( スピーチ ) 総合的な学習の時間 調査 研究 学習 6 単元 ( 題材 ) の目標 (1) 現在完了形 ( 完了の用法 ) を用いたスキットを作り, その内容が伝わるように演じる ( 外国語表現の能力 ) (2) 現在完了形 ( 完了の用法 ) の肯定文, 否定文, 疑問文とその応答の意味 文構造 用法を理解する ( 言語や文化についての知識 理解 ) (3) 現在完了形 ( 完了の用法 ) を用いた対話文の内容を理解する ( 外国語理解の能力 ) (4) 間違うことを恐れず, 積極的にスキットを演じる ( コミュニケーションへの関心 意欲 態度 ) 7 単元の評価規準アコミュニケーションへの関心 意欲 態度 1 間違うことを恐れず, 積極的にスキットを演じている イ外国語表現の能力 ウ外国語理解の能力 エ言語や文化についての知識 理解 1 本文の内容が伝わる 1 対話文を聞き, 要点や 1 受動態の文構造につ ようにできる 対切な部分を聞き取 いて理解している 2 現在完了形 ( 完了の用 ることができる 2 現在完了形 ( 完了の用 法 ) を用いてスキット 法 ) の肯定文, 否定文, を書くことができる 疑問文とその応答の 3 現在完了形 ( 完了の用 意味 文構造 用法を 法 ) を用いたスキット 理解している を, その内容が伝わる ように演じることが できる

8 単元計画 ( 全 8 時間 ) 次 一 二 三 四 学習内容 ( 時数 ) 評 価 関表理知評価規準 単元の学習の見通しをもつ 単元終了時に, 教科書をモデルとしてスキットを発表するというめあてをもつ 受動態の文構造を復習する be 動詞, 一般動詞の変化表を声に出して練習する 主語, 時制による変化について練習する (1) エ1 ワークシート 現在完了形 ( 完了の用法 ) の肯定文の意味 文構造 用法について理解する モデルスキットを聞いて, 話の要点を理解す ウ1 生徒の反応 る 現在完了形について, 様々な動詞, 主語を用 いてパターンプラクティスを行う ワークシートで問題練習を行う (1) エ2 ワークシート 現在完了形 ( 完了の用法 ) の否定文, 疑問文 とその応答の意味 文構造 用法について理 解する モデルスキットを聞いて, 話の概要を理解す ウ1 生徒の反応 る 疑問文とその応答について会話練習を行う ワークシートで問題練習を行う (1) エ1 ワークシート Section 1 の本文の内容を理解し, する 日本と海外とのつながりについて気づきを出 し合う 新出語句を練習する Section 1 の対話文を聞き, 要点をにメ ウ1 モする 評価 方法 五 意味を確認し, 内容が伝わるように工夫してする (1) Section 2 の本文の内容を理解し, する 興味や疑問がある場合, どのような方法で調べるか出し合う 新出語句を練習する Section 2 の対話文を聞き, 要点をにメモする イ 1 ウ 1 意味を確認し, 内容が伝わるように工夫してする (1) イ 1

六 Section 3 の本文の内容を理解し, する 調査 研究 学習のまとめの活動はどのようなものがあるか出し合う 新出語句を練習する Section 3 の対話文を聞き, 要点をにメモする ウ 1 七 八 意味を確認し, 内容が伝わるように工夫してする (1) グループで協力して, 現在完了形 ( 完了の用法 ) を用いたスキットを作る モデルスキットを見てイメージをつかむ グループで独自の場面設定を考える ユーモアのある楽しいスキットになるようにアイデアを出し合う グループで協力して, スキットの英文をワークシートに書く (1) グループで協力して, 現在完了形 ( 完了の用法 ) を用いたスキットを演じる モデルスキットを見てイメージをつかむ 前時に書いたスキットを見直し, 修正する 聞く人に内容が伝わるように工夫して練習する 見る人に内容が伝わるように工夫して発表する 他のグループの発表を見て, 自分のグループの発表を振り返る ( 本時 1) ア1 イ2 ワークシート イ3 活動の様子 ア1 活動の様子 活用 活用 9 PISA 型読解力との関連 PISA 型読解力の過程場面指導のポイント 情報の取り出し 解 釈 熟考 評価 モデルスキットを見る場面 スキットを見直し, 練習する場面 スキットを発表し合う場面 意図的に分かりにくいスキットを演じて見せることで, どのように演じるべきか気づくよう促す 見る人に分かりやすくスキット発表をするためには, どうすればいいだろう を問う 自分のグループのスキットをモデルスキットと比較させ, 練り直すよう促す 分かりやすいスキット発表にするための改善点は何だろう を問う 自分たちのグループの発表について振り返りを促す 良かった点, 反省点は何か 他グループ発表の良かった点は何か を問う 10 本時の展開 (1) 本時の目標現在完了形 ( 完了の用法 ) を用いたスキットを, 見る人に分かりやすく演じる (2) 観点別評価規準 ジェスチャーや, 声の調子, 速さなどを工夫してスキットを演じている ( イ3) 間違うことを恐れず, 積極的にスキットを演じている ( ア1) (3) 準備物 スキットワークシート

(4) 本時の学習過程 ( 学習の展開 ) (8/8) 思考を促す発問, 声かけ () 学習内容予想される生徒の反応 ( ) C と判断される生徒への手立て( ) 導 1あいさつをする 入 2 本時の目標を確認する 本時の目標 展開 まとめ PISA 型読解力のための手立て 留意点 評価規準 ( 評価方法 ) 現在完了形 ( 完了の用法 ) を用いたスキットを, 見る人に分かりやすく演じることができる 3 現在完了形について復 現在完了形の形と意味を確認し習する よう 4 モデルスキットを見る 5 スキットを見直す 6 スキット発表の練習をする 7 スキットを発表する 8 振り返りを書く 9 あいさつをする 見る人に分かりやすくスキット発表するためには, どうすればいいだろう 分かりやすい語句を使う 正しく発音する はっきりと発音する 話す速さや間の取り方などを工夫する ジェスチャーをする 表情を作る 分かりやすいスキット発表にするための改善点はなんだろう 1 文付け加えて分かりやすくする 強弱をつけて読む テンポよく続くように練習する 机間指導を行い, 自信のない部分は, 繰り返しついて言わせて練習させる グループの中でお互いにアドバイスし合わせる 良かった点, 反省点は何だろう 他グループ発表の良かった点は何だろう 文が短くて分かりやすかった はっきりとよく聞こえた 速すぎて聞き取れなかった 気持ちが入ってなかった わかりやすく演じるために, どのようなことを工夫しただろうか グループで考えを出し合って工夫することができただろうか 情報の取り出し 分かりにくいスキットを演じて見せることで, 自分たちはどのように演じるべきかを考えさせる 解釈 自分のグループのスキットを練り直させる 熟考 評価 自分たちの発表の振り返りをさせる 指導者の言う英文を聞き取って書かせる 本時のゴールの姿を意識させる 分かりやすいスキット発表の要素をポイントとしてメモさせる 内容を伝えることが最も重要であることをおさえる 気づきをメモさせながら聞かせる イ 3 活動の様子 ア 1 活動の様子