第3学年 総合的な学習の時間 学習指導案

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7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

いろいろな衣装を知ろう

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自己紹介をしよう

北野中学校 30 周年第 1 学年共通道徳学習指導案 人はなぜ働くのか. 日 時 平成 18 年 11 月 24 日 生 徒 札幌市立北野中学校第 1 学年 指導者 教諭 筒井 久保村 石塚 川村 1. 主題名 人はなぜ働くのか 4-(5) 勤労と奉仕の精神 2. 主題設定の理由 人のためにならない

ICTを軸にした小中連携

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

Microsoft Word - 社会科

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

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解答類型

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

Taro-指導案 青木.jtd

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

Taro-12事例08.jtd

生徒の活動

3 特別支援学級における学習指導案 特別支援学級においても 学習指導案は授業の設計図としての働きに変わりはありません しかし 特別支援学級では 児童生徒の実態から指導の内容や計画を考えることに大きな意味があります 通常の学級の学習指導案では 例えば 単元について は学習指導要領に沿った指導計画に基づ

3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

表 2 家庭にミシンがあり, 家族 ( 自分を含む ) が使用している 37% 家庭にミシンはあるが, ほとんど使用していない 26% 家庭にミシンがない 37% 指導観 1 年生にとって, 中学校に入学して初めての被服製作題材である 小学校の家庭科でも布を用いた製作を行ってきているが, 授業後,

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

国語科学習指導案様式(案)

4 展開計画 ( 全 5 時間 ) 時テーマ ねらい活動 内容使用教材 1 タンザニアを知ろう! No.1 アフリカの途上国 タンザニア という国について知る 興味を持ち どんな文化なのかどんな生活をしているのかを自ら調べようとする タンザニアについての基本的な情報を聞く ワークシートパワーポイント

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

Taro-4年 総合 指導案(最終)

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

中学校における授業実践事例 1 第 3 学年社会科 消費生活と経済 1 学校名 職氏名萩市立田万川中学校教諭室谷雄二 2 生徒 3 学年 15 人 3 学習指導案 (1) 題材名消費生活と経済 (2) 題材の目標経済活動の意義について消費生活を中心に理解させるとともに 価格の働きに着目させて市場経済

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

Microsoft Word - 0表紙みどり1.doc


項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

誰 ( 何 ) から得た情報なのかを記録カードに記入させる なぜなら など理由をつけて発言できるよう指導する 聞き手は 発表のどこから伝えたいことが分かったのかを言えるようにする 6 単元構想表 個人テーマを設定する ( 2 時間 ) ウエービング ( 大豆についての知識を広げる ) 全員で出し合う

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

「標準的な研修プログラム《

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

<小学校 生活科>

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

第○学年 ○○科指導計画

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

17 石川県 事業計画書

平成 29 年 10 月 23 日 ( 月 ) 第 2 校時尾道市立日比崎小学校第 6 学年 1 組外国語科指導者 HRT 遠崎且典 JTE 片山奈弥津 単元名 台湾の友達との交流を深めよう ~Welcome to Japan.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 異文化理

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

5. 評価規準評価の観点コミュニケーションへの関心 意欲 態度外国語への慣れ 親しみ言語や文化に関する気づき 主な評価規準 積極的に表情やジェスチャーを加えて 自分の思いを表現している 言葉だけでなく表情やジェスチャーを加えて コミュニケーションすることの大切さを知る 様々な感情や様子を表す表現に慣

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

5 題材の目標 生涯発達の視点から各ライフステージの特徴 課題について理解す 青年期の自立について考え, 男女の協力などについて考え 結婚 家族 家庭の意義や機能などについて理解し, 自の問題として考え 6 題材の評価規準関心 意欲 態度 思考 判断 表現 技能 知識 理解 自自身のことや, 自らし

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

第1学年 理科学習指導案

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内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

4. タブレット端末の利用状況 ( 利用機材の内容と利用のねらい ) ハードウェア機材名 :ipad ねらい : 水が流れる様子や地形が変化した様子を確認できるよう 動画で撮影し記録する 上流 中流 下流それぞれの様子が撮影できるよう ipadは3 台準備する 機材名 :ENVY110( 複合印刷機

技術 家庭科学習指導案 安芸高田市立向原中学校指導者久保田美恵 1 日時平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 第 5 校時 (14:15~15:05) 2 場所 2 年教室 3 学年 学級第 2 学年男子 11 名女子 11 名計 22 名 4 題材名 食品の選択 小題材名 加工食品の選び

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

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< 児童の実態 > 男子 23 名, 女子 12 名, 計 35 名の学級である 男女の仲がよく, 休み時間など活発に遊んでいる様子が見られる いろいろなことに興味を持ち, 集中して努力することができる 最上級生として, 学校の中での活躍も見られるようになっている 学習に対する意欲は高くなってきてい

第 3 学年算数科学習指導案 日時対象学校名授業者会場 平成 27 年 7 月 8 日 ( 水 )5 校時 13:40~14:25 第 3 学年均等割クラス 19 名町田市立町田第六小学校 2 階 3 年 1 組教室 1 単元名 かけ算の筆算 ( 学校図書 みんなと学ぶ小学校算数 3 年上 ) 2

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

高等学校第 2 学年保健体育科学習指導案 日時 : 平成 25 年 月 日 ( ) 第 校時対象 : 東京都立 高等学校第 2 学年 組男子 名 1 単元名 体つくり運動 2 単元の目標 (1) 次の運動をとおして 体を動かす楽しさや心地よさを味わい 健康の保持増進や体力の向上を図り 目的に適した運

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4. 評価規準集団活動や生活への関心 意欲 態度学級や学校の生活の充実と向上にかかわる問題に関心をもち 他の児童と協力して自主的に集団活動に取り組もうとしている 集団の一員としての思考 判断 実践楽しく豊かな学級や学校の生活をつくるために話し合い 自己の役割や責任 集団としてのよりよい方法などについ

活実態と関連を図りながら重点的に指導していきたい また, 栄養教諭による給食献立の栄養バランスや食事によるエネルギー量を基盤として, グループごとに話合い活動を取り入れるなどの指導の工夫を行いたい また, 授業の導入にアイスブレイクや, カード式発想法を取り入れることにより, 生徒が本気で語ることが

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

少ない生徒たちに, 本題材を通して, 尺八の音色に親しみ, 様々な奏法による音色の変化を感じ取り, 尺八の魅力を味わわせたい 一方, 尺八の表現活動においては, 塩ビ尺八 を使用し, 実際に尺八の音出しの難しさを体験させ, 練習を重ね音が出た時の喜びと, 夕焼け小焼け 等の簡単な旋律が吹けるようにな

平成 年度授業改善 ( 中学校社会 ) 第 2 学年社会科 ( 歴史的分野 ) 学習指導案 1 単元名 近代国家の歩みと国際社会 - 新しい価値観のもとで - ( 帝国書院 ) 2 単元について 本単元は, 学習指導要領の内容 (1) ウ及び (5) イを受け, 開国とその影響, 富国強

Taro-6学習指導案(事例①小学校

での生活では, 理科の学習という意識が薄くなっている 理科の学習が自分の生活に役に立っていると 感じている児童は多いが, 便利にしてくれると感じている児童は少ない このことから理科で学習した 内容が, 生活の中で生かされていることを実感できるような指導を行っていきたい ( 学習活動への意識に関するこ

第1節キャリア教育の必要性と意義(その2)

20情報【授業】

Transcription:

小中連携 合同授業 中学校第 3 学年 A グループ 小学校第 6 学年総合的な学習の時間学習指導案 指導者 中学校教師 小学校教師 1 単元 生き方 について考えよう ~ 職場体験学習をとおして ~ 2 指導観 平成 11 年 12 月の中央教育審議会答申において 初等中等教育から高等教育との接続に, ついて 取り上げられた この答申は 進路指導が学校選びの指導になっていないか との警鐘とも受け止められた 学校と職業, 学校と生活の場としての社会のつながりを大切にした教育, キャリア教育はこの答申から頻繁に語られるようになった 自分自身の進路選択の時期を間近にひかえた生徒たちが自分の興味や得意なことを生かした職業や生き方を知り, その職業に就くためにどのような学習や体験が必要かを考える機会として, 本単元での取り組みは大変意義深い 本校 3 年生の生徒は, 目標にむけて誠実に努力しようと心がけている生徒が多い 将来の進路実現へむけて, ふだんの学習活動にもよく取り組み, 職場体験学習においても意欲的に仕事に関わる態度を, 事業所からも高く評価された こうした社会経験をとおして, 自分の役割や責任を自覚し, 社会で役立とうとする心を高めることは価値があると考えさらに 生き方 についての学習を深め, 多様で幅広い他者との人間関係の構築ができる力を身に付けさせたい A グループは約 100カ所の事業所での職場体験学習をとおして, 世の中のしくみを知り, 働くことの意義や仕事の大切さを学んだ それぞれの職業観や勤労観について考える貴重な機会になったと考え指導にあたっては, 単に事業所での活動内容の説明に終始するのではなく, 小中学生のお互いの夢を語り合えるような場にしたい そのためには, 今まで培ってきた聞く力や話す力を活用して, コミュニケーションをとる場面を多くもたせたい また, 説明の中から自分なりの課題を見出し, 将来について考えることにつなげていきたい 3 小中連携の視点から 研究主題にある 学ぶ意欲 豊かな感性 をどう育んでいくかというときに, 小中学校でそれぞれ取り組んできた総合的な学習の時間で, 共有できるねらいとして 将来の職業選択 があげられ小学生の視点からみた職業観をもとに, 進路選択をひかえた中学生が実際に職場で体験学習を行い, 社会ではどんな力が必要とされているかを直接伝えることができる機会であ フューチャーラーニング のテーマで学習してきた小学生と, 生き方 について追求してきた中学生が, それぞれの特徴やよさをふまえた教育活動を共有し, キャリア教育についての円滑なアーティキュレーションを可能にするものと考え 4 目標 これまで総合的な学習の時間で取り組んできた 伝統 (1 年次 ) や 国際理解 社会参加

講座 (2 年次 ) の学習内容をふまえて, 自分の 生き方 について考え, 職場体験学習を通して, 将来の職業選択についての理解を深め 自分の個性を理解し, 主体的に進路を選択できる能力を高め, 小中連携の学習を通して 社会に役立つ力 を身につけようとする意識を高め 5 評価規準評価の観点 [ 学 ] 学習活動への関心 意欲 態度 [ コ ] コミュニケーション能力 [ 課 ] 課題解決の能力 評価規準 積極的に課題を見つけ, 課題を探究していこうとす 課題探究や発表の方法を, 活動状況チェックやワークシート分析などを用いて探っていこうとす 課題に即して, ポスターセッションを用い, 自分の考えを社会に向けて発信することができ 互いの立場を尊重しながら, よりよい考えを創り出すことができ 課題を探究していく中で, 自己のよりよい生き方を考えることができ 自分の将来にとって, 何が重要か考えることができ 6 単元の指導計画 (67 時間 ) 配学習活動 内容時 生き方 について学ぼう全体ガイダンス 6 職場体験学習の取り組み 体験事業所希望調査 事業所決定 体験事業所についての調べ学習 1 事業所の場所や交通手段 2 活動内容 8 3あいさつの練習 4 質問事項をまとめる マナー学習 体験ノートの作成 事前学習 28 1グループ全体指導 2 事業所別指導 留意点 これまでの総合的な学習の時間の内容をふまえて, 将来の職業選択への意識づけを行う 決定した事業所について, 活動内容を理解させるとともに, 自分なりの目標 ( 課題 ) を設定させ, 意欲的に取り組めるようにす 体験ノートを十分に活用させ 実際に事業所に行かせて担当の方などと会い, 確実に打合せを行わせ 観点 : 評価規準 < 評価の方法 > 学 : 積極的に課題を見つけ, 課題を探究していこうとす < 様相チェック, プリント確認 > 学 : 課題探究や発表の方法を, 活動状況チェックやワークシート分析などを用いて探っていこうとす < 活動状況チェック, ワークシート確認 > コ : 互いの立場を尊重しながら, よりよい考えを創り出すことができ

事業所へのあいさつ 有意義な職場体験学習 職場体験学習 (5 日間 ) になるよう指導す < 活動状況チェック > 事業所へのお礼 職場体験学習を終えて 事前学習がどれくらい生 課 : 課題を探究していく 自己評価および事業所評価 かされたかを確認させ 中で, 自己のよりよい 6 発表会へむけての準備 生き方を考えることができ < 様相チェック, ワーク シート確認 > 発表会準備 ポスターセッションなど 学 : 課題探究や発表の方 発表会 を通して, わかりやすく 法を, 活動状況チェッ 1 グループ発表会 相手に伝える工夫をさせ クやワークシート分析 8 2 学年発表会 などを用いて探ってい こうとす < 様相チェック, プリン ト分析 > 職場体験学習発表会準備 コ : 課題に沿って, ポス 小学生との交流を踏まえ, ターセッションを用 本時 職場体験学習発表会 ねらいを確認させて内容を深めさせておく い, 自分の考えを社会に向けて発信すること ができ < 活動状況チェック > 11 職場体験学習発表会を終えて これまでの取り組みをふ 課 : 自分の将来にとって, 自己評価 り返り, 職業選択へむけ 何が重要か考えること 生き方 について学んだこと ての意識付けができたか ができ をもとに 自分史 づくりの準 を確認させ < 様相チェック, ワーク 備 シート分析 > 7 本時平成 19 年 10 月 17 日 ( 水 ) 第 5 校時 (1) 本時の指導観本時では, 小中学生の交流の中で, 中学生は小学生の描く 自分の夢, 興味をもった職業 を聞き, 小学生は中学生が実際に体験した職場の様子を聞くことで, それぞれが学習してきた内容を確認し, キャリア教育で必要とされる 生き方や進路について考える力 や 社会で役立とうとする心 を高めることをねらいとしてい発表会ではポスターセッション形式で, 中学生が職場体験学習で感じた仕事の大切さや苦労などを小学生に説明し, 将来の職業選択へむけて必要とされること何かをお互いに考えさせ

(2) 主眼 [ 小 ] フューチャーラーニング の学習を深め, 中学生になってさらに必要とされる 自分の考えを相手にわかりやすく説明できる力 を学ばせ [ 中 ] 生き方 についての学習を深め, キャリア教育で必要とされる 自分で進路を選択し決定できる力 を学ばせ (3) 準備 1ホワイトボード 2プロジェクター 3 模造紙 ( ポスターセッション用 ) 4 学習ワークシート 5 質問紙 (4) 過程 学習活動 内容 手だてや留意点 観点 < 評価方法 > 1 小中連携での総合的な学習の時間のめあてを確認す ( 本時のめあて ) [ 小 ] 未来発表会で, 自分に生かしたいことを考えよう [ 中 ] 職場体験学習で学んだ 生き方 を表現しよう 2 事業所ごとに, 小中学生の交流を行う (1) 小学生が 自分の夢 を話し, 各事業所への質問をす (2) 中学生が体験事業所について説明を行う (3) 交流をす例 : 事業所に関するクイズ模擬裁判のロールプレイなど 小中学校, それぞれ代表 1 名の生徒が, 本時のめあてについて確認し, 発表会の意識付けをす * 発表ブース例ステージ サニー農園神社 発表ブース発表ブース発表ブース 柳橋ひいらぎ弥生 RKB シーホークH 発表ブース発表ブース発表ブース 裁判所 小学校 小学生は事前に希望をとり,6 名 1グループにしておく 中学生は, ポスターセッションやプレゼンテーションなどで説明を行い, 内容を分りやすく伝えクイズや模擬裁判など, 小学生が参加しやすいような工夫をさせ コ < 活動状況チェック> 課 < 活動状況チェック, ワークシート分析 > 3 本時の学習をまとめ [ 小 ][ 中 ] 自分の将来を考え, その実現のために何が必要と考えたか 小 中学生, それぞれ代表 1 名の生徒に発表させ 小学生は, どんなことを自分に生かしたいと考えたか, また中学生は, 生き方 について十分表現できたかをふり返りまとめさせ

第 3 学年 B グループ総合的な学習の時間学習指導案 1 本時平成 19 年 10 月第 5 校時 (1) 本時の指導観本時では, 小中学生の交流の中で, 中学生は小学生の描く 自分の夢, 興味をもった職業 を聞き, 小学生は中学生が実際に体験した職場の様子を聞くことで, それぞれが学習してきた内容を確認し, キャリア教育で必要とされる 生き方や進路について考える力 や 社会で役立とうとする心 を高めることをねらいとしてい発表会ではポスターセッション形式で, 中学生が職場体験学習で感じた仕事の大切さや苦労などを小学生に説明し, 将来の職業選択へむけて必要とされることは何かを互いに考えさせ (2) 主眼小学校 6 年生に分りやすい説明になるように, 体験したことを具体的に提示し, クイズやロールプレイなどを交えた発表を工夫す (3) 準備 1 模造紙 ( ポスターセッション用 ) 2 学習ワークシート 3 質問紙 (4) 過程学習活動 内容 手だてや留意点 観点 評価 < 評価方法 > 1 今回の小中連携での総合的 小 中学校それぞれのめあてについて確認し, 次時の発表会へな学習の時間のめあてを確認むけての意識付けをすし, 本時のめあてを設定す ( めあて ) 職場体験学習で学んだ 生き方 の発表を工夫しよう 2 事業所ごとに, 発表会の練習を行う ( 次時の小中学生の交流をふまえて ) ( 発表事業所 ) 発表会教室一覧 発表例 : 寺 座禅, 写経, お茶 ヨットハーバー ヨットの操舵法, ヨットの材質見本等 3 本時の学習をまとめ 事業所ごとに, ポスターセッション形式で発表を行う練習をす指導例 : 実際に座禅をおこない, 小学生にわかりやすく座禅の方法などを説明す 体験学習で使用した実物などを示し, 小学生に使い方などを尋ねながらその使用法を説明す 学 課題探究や発表の方法を 活動状況チェックやワークシート分析などを用いて探っていこうとす <ワークシート確認 >