記者発表「大学生・大学院生の多様な採用に対するニーズ調査」(平成29年12月26日)|労働政策研究・研修機構(JILPT)

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データ集 採用マーケットの動向 学生の動向 企業の採用動向 大学の就職支援 付録 ( 添付資料 ) -45-

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目次. 独立行政法人労働政策研究 研修機構による調査 速報値 ページ : 企業調査 ページ : 労働者調査 ページ. 総務省行政評価局による調査 ページ

厚生労働省発表

調査概要 1. 就職観 人のためになる仕事をしたい が 4 年連続増加 (P.1) 学生の就職観についてたずねたところ 楽しく働きたい がトップで 31. 続いて 個人の生活と仕事を両立させたい が 20.6% と 01 年卒以降この 2 項目を重視する傾向が続いている 一方 4 年連続で増加してい

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参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

PORTERS IMEX - PA キャンディデイトインポート項目対応表 No. IMEX csv Pro-Agent 側データカテゴリー項目名詳細項目備考 41 現在 ( 直近 ) の役職 職務経験勤務歴 役職名 最大 50 文字 42 現在 ( 直近 ) の年収 ( 万円 ) 現在の年収 43

l. 職業以外の幅広い知識 教養を身につけたいから m. 転職したいから n. 国際的な研究をしたかったから o. その他 ( 具体的に : ) 6.( 修士課程の学生への設問 ) 修士課程進学を決めた時期はいつですか a. 大学入学前 b. 学部 1 年 c. 学部 2 年 d. 学部 3 年 e

第1回「離婚したくなる亭主の仕事」調査

TOPICS 就職観では 楽しく働きたい が不動の 1 位 前年より 3.6pt 上昇 (P3) 20 学生の就職観は 楽しく働きたい が 20 からみても不動の 1 位を継続しており 今年は 3 割 (33.3%) を超える結果となった 特に文系男子は前年の 27.3% から 4.8pt 上昇し

第1回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査   

TOPICS 就職観の 1 位は前年同様 楽しく働きたい 2 位 個人の生活と仕事を両立させたい が 5 年連続の増加 (P3) 学生の就職観を全体で見ると 1 位は前年同様 楽しく働きたい (29.7% 対前年 0.2pt 減 ) で この十数年変わらずトップで 全体で見るとほぼ前年並みだが 理系

7 応募書類の 奨学金貸与証明 書 とは何ですか 日本学生支援機構へ申請することにより入手できます 奨学生証とは別のものです 申請方法については 日本学生支援機構のHPをご確認ください ( 就職後の状況報告の際に提出いただく 奨学金返還証明書 も同様です )

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参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

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働き方の現状と今後の課題

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図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

調査背景と目的 調査背景 昨今 慢性的な人手不足 労契法の無期転換 政府の 働き方改革 などに端を発し 多様な働き方が推進されている 一方 正規 - 非正規という差別的な言葉や 正社員 などの曖昧な呼称が多様な働き方を阻害し 外部労働市場のマッチング効率性を妨げたり雇用契約に起因するトラブルが増加す

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平成29年3月高等学校卒業者の就職状況(平成29年3月末現在)に関する調査について

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Q2 あなたの性別はどちらにあてはまりますか (SA) 全体

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学生確保の見通し等を記載した書類2

大学生の就職プロセス調査 ( ) 17 年 3 月度 ( 卒業時点 ) 確報版 目次 調査概要 2 就職志望者から見た内定状況の構図 3 各率の算出方法 用語の定義 3 1) 就職活動実施状況および就職内定 ( 内々定 ) 状況 ( 卒業時点 ) 就職活動実施率 の詳細データ 就職内定( 内々定 )

農業法人等における雇用に関する調査結果

1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

第2回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査 

組合員対象 奨学金制度に関するアンケート の集計状況 1. はじめに調査概要とサンプル特性について < 調査概要 > 調査実施期間 2016 年 11 月 16 日 ~12 月 28 日 調査対象 全国の国公立および私立大学の学部学生 院生 回収数 1,745 有効回答数 文責 : 加藤

調査実施の背景 2015 年 4 月から子ども 子育て支援新制度 以下 新制度 が施行され 保育事業の拡大が図られます そのため保育人材の確保が重要な課題となっており 保育士確保のための取組が強化されています しかし保育士のみでは必要量を満たせないことから 子育て分野で働くことに関心のある地域住民に

Ⅲ コース等で区分した雇用管理を行うに当たって留意すべき事項 ( 指針 3) コース別雇用管理 とは?? 雇用する労働者について 労働者の職種 資格等に基づき複数のコースを設定し コースごとに異なる配置 昇進 教育訓練等の雇用管理を行うシステムをいいます ( 例 ) 総合職や一般職等のコースを設定し

○ 第1~8表、図1~4(平成25年度公立学校教員採用選考試験の実施状況について)

リスモン調べ 第4回 離婚したくなる亭主の仕事

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調査の概要 少子高齢化が進む中 わが国経済の持続的発展のために今 国をあげて女性の活躍推進の取組が行なわれています このまま女性正社員の継続就業が進むと 今後 男性同様 女性も長年勤めた会社で定年を迎える人が増えることが見込まれます 現状では 60 代前半の離職者のうち 定年 を理由として離職する男

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[2] ブラック だと思う条件 / 調査 調査 ブラック だと思う条件について とのの双方に尋ね 調査データの比較を行った 最も数値が高い項目は両者とも 残業代が支払われない で ともに 8 割近くが選択 ( 78.4% 78.5%) 続いて セクハラ パワハラがある も数値が高く の 7% の 6

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1. 社会福祉法人経営動向調査 ( 平成 30 年 ) の概要 目的 社会福祉法人と特別養護老人ホームの現場の実感を調査し 運営実態を明らかにすることで 社会福祉法人の経営や社会福祉政策の適切な運営に寄与する 対象 回答状況 対 象 特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人 489 法人 (WAM

若年者雇用実態調査

①働き方アンケートプレスリリース

調査結果 1. 働き方改革 と聞いてイメージすること 男女とも 有休取得 残業減 が 2 トップに 次いで 育児と仕事の両立 女性活躍 生産性向上 が上位に 働き方改革 と聞いてイメージすることを聞いたところ 全体では 有給休暇が取りやすくなる (37.6%) が最も多く 次いで 残業が減る (36

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2 継続雇用 の状況 (1) 定年制 の採用状況 定年制を採用している と回答している企業は 95.9% である 主要事業内容別では 飲食店 宿泊業 (75.8%) で 正社員数別では 29 人以下 (86.0%) 高年齢者比率別では 71% 以上 ( 85.6%) で定年制の採用率がやや低い また

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1. 調査の概要アンケート調査 ( 平成 28 年 1 月実施 ) 調査会社に登録しているウェブ調査登録モニターを対象にスクリーニング調査を実施し 出身地と現在の居住地 地域移動経験に基づく 4 つの割付区分 ( 図 1 参照 ) を抽出した上 各区分の目標サンプル数 ( 図 1 の 1~3 が各

問題意識若者の地域移動言説再考 最近の若者は地方から都市 ( 大都市圏 ) に流出するようになっている という言説は本当なのだろうか? 1 社人研 人口移動調査 (2011) の二次分析世代別に若者の3 時点の地域移動パターンについて 全体像を把握する 調査は 国民生活基礎調査 実施に際して層化無作

佐藤委員提出資料

採用活動に関する企業調査(2012年12月)

年齢 年齢 1. 柏 2. 名古屋 3. G 大阪 4. 仙台 5. 横浜 FM 6. 鹿島 -19 歳 0 0.0% 0 0.0% 2 2.7% 1 1.4% 3 4.0% 3 4.6% 歳 4 5.0% 5 6.7% 7 9.6% 2 2.7% 2 2.7% % 25-2

学校基本調査 ( 文部科学省 ) にほぼ近い分布となっている (2) 調査分析結果については 分析委員会で検討を行った 第 2 本アンケート調査の主な結果 1 学生 ( 大学生 大学院生 ) の就職に関する意識 (1) 卒業後の予定進路は 大学生 大学院生ともに8 割以上が 民間企業に就職 を希望し

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大学と学生第531号平成18年度学生生活調査集計表2.大学院-JASSO

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

1 調査の概要 1-1 本調査の趣旨 目的急速な高齢化の中で 働く意欲と能力のある高年齢者がその能力を発揮して 希望すればいくつになっても働くことができるような環境整備が課題となっている このような中 平成 25 年 4 月より 65 歳までの継続雇用が義務化されたところであるが 離転職を行う中高年

調査結果 1 就職観 楽しく働きたい が引き続きトップ 今年も引き続き 楽しく働きたい がトップとなった ( 全体 35.4% 文系男子 30.3% 理系男子 29.2% 文系女子 40.9% 理系女子 35.2%) しかし 文系男子以外のカテゴリーではその割合を減らしている ( 理系男子 -3.1

アンケート調査へのご協力のお願い 調査シリーズ No.143 拝啓時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます 私ども 労働政策研究 研修機構は 厚生労働省所管の独立行政法人です この たび 貴殿にアンケート調査へのご協力をお願いしたく ご挨拶を申し上げます 日本人の働き方が多様化していると言われる

第5回 「離婚したくなる亭主の仕事」調査

第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

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< 総合調査結果 ( 人材採用 不動産業界 株価 病院の全ジャンル )> Q1. 企業や商品に関するネガティブな情報が WEB 上に表示されていたら どうしますか? ( 複数回答 ) % 41.79% 44.28% 48.42% % 22.39% 24.68% 2

1. 交際や結婚について 4 人に3 人は 恋人がいる または 恋人はいないが 欲しいと思っている と回答している 図表 1 恋人が欲しいと思わない理由は 自分の趣味に力を入れたい 恋愛が面倒 勉強や就職活動に力を入れたい の順に多い 図表 2 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚

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転職者の動向・意識調査 2011年1月~3月期

平成 22 年 12 月 8 日 国立の教員養成大学 学部 ( 教員養成課程 ) の平成 22 年 3 月卒業者の就職状況について 小 中 高等学校等の教員養成を目的とする国立の教員養成大学 学部卒業者 (45 大学 学部 ) の教員養成課程の就職状況については 毎年 文部科学省において取りまとめ公

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問題解決プロジェクト 若者はなぜグンマーを出ていくのか? ~ 高校生 3 年生からみる群馬県の未来調査 ~ 橋本万梨奈 大澤善康 茂木寛和 後藤悦子


< ( 平成 29 年 9 月分 )> 2010 年平均 =100 ブロック別 北海道地方 東北地方

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1 調査の概要 1-1 調査の目的我が国は 人口減少社会を迎えており 働く意欲と能力のある高年齢者が その能力を発揮して 希望すればいくつになっても働くことができるような環境整備が課題となっている これまで 年金の支給開始年齢の引上げ等もあり 65 歳までの雇用確保 ( 継続 ) に力点が置かれがち

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参考 平成28年度 公立学校教員採用選考試験の実施状況調査

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INDEX (1) あなたの 就職観 に最も近いものはどれですか (2) あなたは 大手企業志向 ですか それとも 中堅 中小企業志向 ですか (3) 会社選択をする場合 どのような会社がよいと思いますか (4) 行きたくない会社があるとしたら 次のどのような会社ですか (5) あなたの就職希望度は

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調査レポート

調査実施の背景 わが国では今 女性活躍を推進し 誰もが仕事に対する意欲と能力を高めつつワークライフバランスのとれた働き方を実現するため 長時間労働を是正し 労働時間の上限規制や年次有給休暇の取得促進策など労働時間制度の改革が行なわれています 年次有給休暇の取得率 ( 付与日数に占める取得日数の割合

「限定正社員制度」は安定的雇用拡大の決め手となりうるか

調査結果概要 留学概要について 留学の種類 私費留学 が 4 割でもっとも高い 大学経由の留学 ( 交換留学 認定留学 派遣留学 の合計 ) も同様に 4 割を占める 留学先 アメリカ がもっとも高い 留学先の 4 位までが英語圏で 6 割以上を占める 留学した学年 大学 2 年 大学 3 年 がそ


Transcription:

訂正箇所 平成 29 年 12 月 26 日 ( 火 ) 独立行政法人労働政策研究 研修機構 ( 理事長菅野和夫 ) 雇用構造と政策部門特任研究員浅尾裕経済社会と労働部門副主任研究員中野諭 ( 電話 )03-5903-6111 URL:http://www.jil.go.jp/ 大学生 大学院生の多様な採用に対するニーズ調査 労働政策研究 研修機構 (JILPT) では 2018 年春以降に就職することを予定している大学生 大学院 生を対象に 多様な採用に対するニーズ調査を実施しました その結果を速報版としてとりまとめ 公 表します なお 詳細の報告は追ってとりまとめ 当機構の調査シリーズとして刊行する予定です 調査結果のポイント 希望する就職先企業学生合計で見ると 勤務地が限定される全国規模の企業 ( 約 40.0%) 全国転勤がある全国規模の企業 ( 約 29.5%) および 海外展開もしている企業 ( 約 27.3%) を希望する割合が高く 事業所を広域に展開している企業を希望している (P.4 図表 1) ただし 女子学生は 勤務地が限定される全国規模の企業 ( 約 47.0%) および 特定の地域に展開する企業 ( 約 29.8~32.7%) を希望する割合が高く 勤務地が限定される企業を希望する傾向がある 地域限定正社員への応募意向就職活動開始時に地域限定正社員への応募意向がある割合 ( 是非応募したい と ( 限定のない一般の正社員と ) 処遇に大きな差がなければ応募したい の合計 以下同様 ) は 学生合計で約 72.6% である とりわけ女性の文系学生では約 85.3% と 応募意向のある割合が相対的に高い なお 応募意向のある学生の現在の居住地域は 約 64.9% が東京 名古屋 大阪の三大都市圏である (P.4~6 図表 2~4) 地域限定正社員への応募意向のある学生が希望する勤務地は 現在の居住地域 が約 76.6% でもっとも割合が高く ついで 高校卒業時の居住地域 ( 約 42.0%) である 勤務地として希望する 現在の居住地域 は 大学 ( 大学院 ) の所在地域 とほぼ同じ地域であるが 勤務地として希望する 高校卒業時の居住地域 は 現在の居住地域 と約 2 割乖離している (P.6~7 図表 5~7) 職務限定正社員への応募意向就職活動開始時に職務限定正社員への応募意向がある割合は 学生合計で約 58.0% である とりわけ女性の理系学生では約 67.5% と 応募意向のある割合が相対的に高い 1

(P.4~5 7~8 図表 2 8) 職務限定正社員の応募を希望する理系の学生は 大学 大学院の専攻に直結した仕事 ( 約 54.3~62.7%) を希望する割合が高い ただし 男性の文系学生は 一般事務の仕事 および 営業の仕事 を 女性の文系学生は 一般事務の仕事 を希望する割合が高い (P.8 図表 9) 勤務時間限定正社員への応募意向就職活動開始時に勤務時間限定正社員への応募意向がある割合は 学生合計で約 51.8% である とりわけ女性の理系学生では約 61.3% と 応募意向のある割合が相対的に高い (P.4~5 9 図表 2 10) ただし 勤務時間限定正社員の応募を希望する学生の約 82.0% は 残業がないことを希望しており 所定内勤務時間が短いことを希望する割合は低い (P.9 図表 11) 就職予定先企業での働き方内定を得て就職活動を終えた学生の就職予定先企業での働き方は 限定のない一般の正社員 が約 67.7% 地域限定正社員 が約 21.8% 職務限定正社員 が約 16.1% 勤務時間限定正社員 が約 2.8% となっている (P.10 図表 12) 就職活動開始時の限定正社員への応募意向と就職予定先企業での働き方を比較すると 地域限定正社員への応募意向のある学生の約 28.6% が就職予定先企業で地域限定正社員として働く予定である 同割合は 職務限定正社員では約 24.3% 勤務時間限定正社員では約 4.4% となっている (P.10~12 図表 13~15) 希望する働き方の変化調査時点で就職活動を続けている学生のうち希望する働き方に大きな変化のない学生は約 89.4% だが 限定正社員や契約社員から一般の正社員希望に変えた学生が約 7.1% いる 希望する働き方が変わった主な理由は 希望している企業のなかでは その働き方でしか求人している企業がないから が約 35.2% その働き方でしか内定を得られないと思うから が約 23.5% である (P.13~14 図表 18~19) 通年募集 秋季募集通年募集 秋季募集が多ければ良いと思う学生は 合計で約 60.6% である 通年募集 秋季募集が多ければ良いと思う主な理由は 就職活動に時間をかけて自分に合った企業を見極めたいから が約 61.2% 希望する就職先の候補が複数あり 採用スケジュールが重なるのを避けたいから が約 47.9% である (P.14~15 図表 20~21) 2

Ⅰ. 調査の概要 1. 調査の趣旨 目的本調査の目的は 大学生 大学院生の多様な採用に対するニーズの実態を把握することによって 政府の 働き方改革実行計画 に掲げられる多様な選考 採用機会の拡大に向けた検討を行う際の基礎資料を提供することである なお 本調査は厚生労働省職業安定局の要請に基づく調査研究の一環として実施したものである 2. 調査名 大学生 大学院生の多様な採用に対するニーズ調査 3. 調査期間 2017 年 7 月 5 日 ~7 月 13 日 4. 調査方法 Web サイトを活用したアンケート調査 5. 調査対象就職活動支援サイト マイナビ の保有するモニターに属し 2018 年 3 月以降に入社予定で就職活動をしている あるいは就職活動をしていた大学生および大学院生 5601 人 6. 回答者の主な属性 サンプル全体(N=5601) では 回答者のうち大学の学部 4 年生が約 72.6% 大学院修士課程が約 24.0% である 男女ともに文系学生 ( 男性 :N=1537 女性:N=1678) は ほぼ学部 4 年生で占められている ( 男性 : 約 95.7% 女性: 約 97.5%) 男性の理系学生(N=1490) は 学部 4 年生が約 37.7% 大学院修士課程が約 57.9% である また 女性の理系学生 (N=896) は 学部 4 年生および大学院修士課程がそれぞれ約 44.4% および約 42.5% 学部 6 年生が約 12.1% である 文系の学生は 現在東京圏( 東京都 埼玉県 千葉県 神奈川県 ) に居住している割合 ( 男性 : 約 42.4% 女性: 約 40.5%) が相対的に高い 一方 理系の学生は 現在三大都市圏以外に居住している割合 ( 男性 : 約 40.9% 女性: 約 44.3%) が相対的に高い ただし 東京圏に居住している割合 ( 男性 : 約 32.2% 女性: 約 33.5%) も高い 調査時点では 学生の約 66.8% が就職活動を終えている 内訳を見ると 男性の文系学生の約 62.7% 男性の理系学生の約 78.1% 女性の文系学生の約 56.6% 女性の理系学生の約 74.6% が それぞれ調査時点において就職活動を終えている 合計で見ると 約 15.2% の学生が海外留学をしたことがある 内訳を見ると 男性の文系学生の約 16.7% 男性の理系学生の約 7.6% 女性の文系学生の約 22.3% 女性の理系学生の約 12.2% にそれぞれ海外留学経験がある ただし 海外留学を経験した学生のうち 海外の大学 大学院に入学し 卒業した学生が約 7.7% 日本の大学 大学院の課程の一環で一定の期間留学した学生は約 57.6% である 3

Ⅱ. 調査結果の概要 1. 就職活動開始時の希望就職先学生合計 ( サンプル全体 ) で見ると 就職活動開始時の主な希望就職先は 全国規模の企業 ( 勤務地が限定される ) ( 約 40.0%) 全国規模の企業( 全国転勤がある ) ( 約 29.5%) および 海外展開もしている企業 ( 約 27.3%) となっており 事業所を広域に展開している企業を希望する傾向がある ( 図表 1) ただし 女子学生は 全国規模の企業 ( 勤務地が限定される ) ( 文理ともに約 47.0%) および 特定の地域に展開する企業 ( 文系 : 約 32.7% 理系: 約 29.8%) を希望する割合が高く 勤務地が限定される企業を希望する傾向がある 男性の文系学生は 全国規模の企業 ( 全国転勤がある ) ( 約 37.5%) および 全国規模の企業 ( 勤務地が限定される ) ( 約 27.8%) の順に希望する割合が高く やや傾向が異なる 図表 1 就職活動開始時の希望就職先 ( 複数回答可 単位 :%) 海外展開もしている企業 全国規模の企業であって 全国転勤がある企業 全国規模の企業であって 勤務地が特定の地域に限定されている企業 主に特定の地域に展開している企業 公務員 ( 教員を除く ) 教員 その他 特に決めていなかった 男性 文系 27.0 37.5 27.8 25.1 15.2 1.8 2.8 19.0 1537 理系 32.8 29.7 40.5 19.8 10.1 0.8 2.3 22.5 1490 女性 文系 23.5 24.0 47.0 32.7 13.2 2.1 2.4 17.7 1678 理系 25.4 26.0 47.0 29.8 14.3 1.2 2.5 19.8 896 合計 27.3 29.5 40.0 26.7 13.1 1.5 2.5 19.7 5601 N 2. 就職活動開始時の限定正社員に対する応募意向 2.1 全般学生合計で見ると 約 72.6% が地域限定正社員 約 58.0% が職務限定正社員 約 51.8% が勤務時間限定正社員への応募意向がある ( 是非応募したい および ( 限定のない一般の正社員と ) 処遇に大きな差がなければ応募したい の割合の合計 たとえば 地域限定正社員への応募意向がある学生の割合 ( 約 72.6%) は 地域限定正社員に 是非応募したい 割合 ( 約 24.5%) および 処遇に大きな差がなければ応募したい 割合 ( 約 48.1%) の合計 以下同様 ) なお 女性の方が 男性よりも限定正社員への応募意向のある割合が高い ( 図表 2) 地域限定正社員 : 就業する地域が特定されているか一定の範囲内にあらかじめ決められている働き方の正社員職務限定正社員 : 従事する職務 ( 職種 ) が特定されているか一定の範囲内にあらかじめ決められている働き方の正社員勤務時間限定正社員 : 所定の勤務時間を超えた勤務はないか あっても一定の場合の限られた時間にあらかじめ決められている働き方の正社員 4

図表 2 就職活動開始時の限定正社員に対する応募意向 ( 単位 :%) 2.2 地域限定正社員 (1) 応募意向 図表 2 の地域限定正社員の結果を性別 文理別に見ると 女性の文系学生は 約 85.3%( 是 非応募したい ( 約 40.5%)+ 処遇に大きな差がなければ応募したい ( 約 44.8%)) と地域限 定正社員への応募意向のある割合が相対的に高い ( 図表 3) もっとも応募意向のある割合が低 い男性の理系学生では 約 64.1%( 是非応募したい ( 約 14.0%)+ 処遇に大きな差がなけ れば応募したい ( 約 50.1%)) となっている 図表 3 就職活動開始時の地域限定正社員に対する応募意向 ( 単位 :%) 5

(2) 応募を希望する学生の現在の居住地域地域限定正社員の応募を希望する学生の現在の居住地域は 東京圏が約 36.7% 名古屋圏が約 8.7% 大阪圏で約 19.5% であり 三大都市圏計で約 64.9% となっている ( 図表 4) 東京圏 ( 東京都 埼玉県 千葉県 神奈川県 ) 名古屋圏 ( 愛知県 岐阜県 三重県 ) 大阪圏 ( 大阪府 京都府 兵庫県 奈良県 ) 図表 4 地域限定正社員の応募意向のある学生の現在の居住地 ( 単位 :%) (3) 希望する勤務地地域限定正社員の応募を希望する学生が 勤務地として 現在の居住地域 ( 合計で約 76.6%) を希望する割合がもっとも高く ついで 高校卒業時の居住地域 ( 合計で約 42.0%) の割合が高い ( 図表 5) 図表 5 地域限定正社員の応募意向のある学生が希望する勤務地 ( 単位 :%) 勤務地として希望する 現在の居住地域 は 大学 ( 大学院 ) の所在地域 とほぼ同じ地域ブロック ( 約 94.6% が一致 ) であるが 高校卒業時の居住地域 とは約 2 割乖離している ( 約 6

79.0% が一致 ) ( 図表 6) 地域の一致度 (%) は 三大都市圏は都市圏ごとに集計されたレベルで 三大都市圏以外は都 道府県レベルでそれぞれ一致している割合を示している 以下同様 図表 6 現在の居住地域 大学 ( 大学院 ) の所在地域および高校卒業時の居住地域 ( 単位 : 人 ) 大学 ( 大学院 ) の所在地域サンプル全体 ( 合計 ) 三大都市東京圏名古屋圏大阪圏海外圏以外東京圏 1244 0 0 13 0 居現名古屋圏 1 288 5 1 0 住在大阪圏 0 0 618 32 0 地の三大都市圏以外 44 5 29 834 0 域海外 0 0 0 0 0 高校卒業時の居住地域三大都市東京圏名古屋圏大阪圏海外圏以外東京圏 990 17 13 227 10 居現名古屋圏 1 276 1 15 2 住在大阪圏 6 22 523 98 1 地の三大都市圏以外 11 14 23 857 7 域海外 0 0 0 0 0 注 : 地域限定正社員の勤務地として現在の居住地域を希望する学生 勤務地として希望する 高校卒業時の居住地域 は 現在の居住地域 とは地域ブロックが約 2 割乖離している ( 約 76.2% が一致 ) ( 図表 7) 地域限定正社員への応募を希望する学生の約 10%(= 勤務地として 高校卒業時の居住地域 を希望する割合( 約 42.0%) 勤務地として希望する 高校卒業時の居住地域 と 現在の居住地域 が一致していない割合 ( 約 23.8%) ) が潜在的な UJ ターン就職希望者であると考えられる 図表 7 現在の居住地域および高校卒業時の居住地域 ( 単位 : 人 ) 高校卒業時の居住地域サンプル全体 ( 合計 ) 三大都市東京圏名古屋圏大阪圏海外圏以外東京圏 495 8 6 101 2 居現名古屋圏 0 110 0 12 1 住在大阪圏 2 10 209 58 1 地の三大都市圏以外 4 11 9 326 3 域海外 0 0 0 0 0 注 : 地域限定正社員の勤務地として高校卒業時の居住地域を希望する学生 2.3 職務限定正社員 (1) 応募意向図表 2 の職務限定正社員の結果を性別 文理別に見ると 女性の理系学生は 約 67.5%( 是非応募したい ( 約 22.7%)+ 処遇に大きな差がなければ応募したい ( 約 44.8%)) と職務限定正社員への応募意向のある割合が相対的に高い ( 図表 8) 男性の文系学生では 約 46.2%( 是非応募したい ( 約 10.9%)+ 処遇に大きな差がなければ応募したい ( 約 35.3%)) と応募意向のある割合が相対的に低い 7

図表 8 就職活動開始時の職務限定正社員に対する応募意向 ( 単位 :%) (2) 希望する職種職務限定正社員の応募を希望する理系の学生は 大学 大学院の専攻に直結した仕事 ( 男性 : 約 62.7% 女性: 約 54.3%) を希望する割合が高い ( 図表 9) 男性の文系学生は 大学 大学院の専攻に直結した仕事 ( 約 22.8%) 以外にも 一般事務の仕事 ( 約 24.8%) および 営業の仕事 ( 約 24.6%) を希望する割合が高い 女性の文系学生は 一般事務の仕事 ( 約 51.2%) を希望する割合が高い 図表 9 職務限定正社員の応募意向のある学生が希望する職種 ( 単位 :%) 2.4 勤務時間限定正社員 (1) 応募意向 図表 2 の勤務時間限定正社員の結果を性別 文理別に見ると 女性の理系学生は 約 61.3%( 是 非応募したい ( 約 17.3%)+ 処遇に大きな差がなければ応募したい ( 約 41.0%)) と勤務時 8

間限定正社員への応募意向のある割合が相対的に高い ( 図表 10) 男性の文系学生では 約 46.1% ( 是非応募したい ( 約 13.2%)+ 処遇に大きな差がなければ応募したい ( 約 33.0% )) と 応募意向のある割合が相対的に低い 図表 10 就職活動開始時の勤務時間限定正社員に対する応募意向 ( 単位 :%) (2) 希望する勤務時間勤務時間限定正社員の応募を希望する学生は 勤務時間として 8 時間 ( ただし 残業がない ) ( 合計 : 約 82.0%) を希望する割合が高い ( 図表 11) つまり 限定のない一般の正社員と比較して所定内勤務時間が短いことよりも 残業がないことを重視する傾向がある 図表 11 勤務時間限定正社員の応募意向のある学生が希望する勤務時間 ( 単位 :%) 9

3. 内定を得て就職活動を終えた学生の就職予定先企業での働き方 (1) 就職予定先企業での働き方 内定を得て就職活動を終えた学生合計で見ると 就職予定先企業での働き方は 限定のない 一般の正社員 が約 67.7% 地域限定正社員 が約 21.8% 職務限定正社員 が約 16.1% 勤務時間限定正社員 が約 2.8% となっている ( 図表 12) 図表 12 就職予定先企業での働き方 ( 単位 :%) 注 : 調査時点において内定を得て就職活動を終えた学生のみ (2) 就職活動開始時の応募意向と就職予定先企業での働き方の比較地域限定正社員への応募意向がある学生の約 28.6%(=735/(791+1779)) が 就職予定先企業で地域限定正社員として働く予定である ( 図表 13) 同割合は 男性のみで見ると約 22.0% 女性では約 35.0% である 職務限定正社員への応募意向がある学生の約 24.3%( 男性 : 約 23.3% 女性 : 約 25.4%) が 就職予定先企業で職務限定正社員として働く予定である ( 図表 14) 勤務時間限定正社員への応募意向がある学生の約 4.4%( 男性 : 約 3.6% 女性 : 約 5.1% ) が 就職予定先企業で勤務時間限定正社員として働く予定である ( 図表 15) 10

図表 13 地域限定正社員への応募意向と地域限定正社員としての就職予定 ( 単位 : 人 ) 注 : 調査時点において内定を得て就職活動を終えた学生のみ 図表 14 職務限定正社員への応募意向と職務限定正社員としての就職予定 ( 単位 : 人 ) 注 : 調査時点において内定を得て就職活動を終えた学生のみ 11

図表 15 勤務時間限定正社員への応募意向と職務限定正社員としての就職予定 ( 単位 : 人 ) 注 : 調査時点において内定を得て就職活動を終えた学生のみ (3) 就職予定先企業での働き方は希望していたものか就職予定先企業で限定のない一般の正社員として働く予定の学生の約 95.5% が 希望通りの働き方であると回答している ( 図表 16) 就職活動開始時に地域限定正社員への応募意向があった学生に絞っても 限定のない一般の正社員として働く予定の学生の約 93.6% が希望通りの働き方であると回答している 希望通りである割合が高いのは 限定正社員への応募を希望する学生が 同時に限定のない一般の正社員への応募も希望していることによる 図表 16 就職予定先企業での働き方は希望していたものか 地域限定正社員 就職予定先企業での働き方職務勤務時間限定正社員限定正社員 限定のない一般の正社員 希望通り % 全体 95.1 95.5 93.4 95.5 就職活動 地域限定正社員 95.6 93.6 開始時の 職務限定正社員 96.1 94.4 応募意向 勤務時間限定正社員 93.6 94.6 N( 単位 : 人 ) 全体 818 601 106 2534 就職活動 地域限定正社員 735 1593 開始時の 職務限定正社員 488 1133 応募意向 勤務時間限定正社員 78 1061 注 : 調査時点において内定を得て就職活動を終えた学生のみ 12

就職予定先企業での働き方が希望とは異なる学生について 希望と行った主な理由は その 働き方でしか採用されなかったから が約 28.5%( 学生合計 ) 希望する働き方での募集がな かったから が約 22.3%( 合計 ) となっている ( 図表 17) 図表 17 就職予定先企業での働き方が希望と異なった理由 ( 単位 :%) 注 : 調査時点において内定を得て就職活動を終えた学生のうち就職予定先企業での働き方が希望と異なる学生のみ 4. 調査時点で就職活動を続けている学生の希望する働き方の変化調査時点で就職活動を続けている学生合計で見ると 希望する働き方に大きな変化はない学生が約 89.4% である ( 図表 18) 限定正社員や契約社員から一般の正社員希望に変えた学生は 約 7.1% である 図表 18 就職活動を続けている学生の希望する働き方の変化 ( 単位 :%) 注 : 調査時点において就職活動を続けている学生のみ 13

学生合計で見ると 希望する働き方が変わった主な理由は 希望している企業のなかでは そ の働き方でしか求人している企業がないから が約 35.2% その働き方でしか内定を得られない と思うから が約 23.5% である ( 図表 19) 図表 19 希望する働き方が変わった理由 ( 単位 :%) 注 : 調査時点において就職活動を続けている学生のうち希望する働き方が変わった学生のみ 5. 通年募集 秋季募集に対する学生の考え通年募集 秋季募集が多ければ良いと思う学生は 文系の学生で約 64.7~66.6% 理系の学生で約 51.3~55.4% であり 学生合計で約 60.6% である ( 図表 20) どちらとも言えないが 文系の学生で約 25.8~29.7% 理系の学生で約 35.5~38.5% であり 学生合計で約 31.6% である 図表 20 通年募集 秋季募集を行う企業が多ければ良いと思うか ( 単位 :%) 14

学生合計で見ると 通年募集 秋季募集が多ければ良いと思う主な理由は 就職活動に時間を かけて自分に合った企業を見極めたいから が約 61.2% 希望する就職先の候補が複数あり 採 用スケジュールが重なるのを避けたいから が約 47.9% である ( 図表 21) 図表 21 通年募集 秋季募集を行う企業が多ければ良いと思う理由 ( 複数回答可 単位 :%) 注 : 通年募集 秋季募集を行う企業が多ければ良いと思う学生のみ 15

記者発表 大学生 大学院生の多様な採用に対するニーズ調査 お詫びと訂正 (2018 年 5 月 2 日 ) 2017 年 12 月 26 日の記者発表資料 大学生 大学院生の多様な採用に対するニー ズ調査 において 数字の誤りが 1 箇所ありました お詫びして訂正いたします 訂正箇所 記者発表資料の p3 下から 2~3 行目 誤 : 海外の大学 大学院に入学し 卒業した学生が約 34.7% 正 : 海外の大学 大学院に入学し 卒業した学生が約 7.7%