ソフトテニス誰でも 10 倍上達します 韓国バック PDF 版 no81 著作制作 :OYA 1 韓国バックは明らかに優れている 国際ジュニア大会で見た韓国選手のバックは 明らかに 日本選手の打つバックを超えていました 転載転用禁止です 2010/1/25 編 韓国選手のバックは フォアと変わらない威力と コントロールを持っていました 韓国のU-15( 中学生世代 ) の選手もU ー 21の選手も韓国バックを打っているのですが やっぱり中学生よりもU ー 21の選手の方が韓国バックをうまく打っていました U-21 韓国選手の韓国バック U-15 韓国の CHOI 選手の韓国バック その練習の様子を VTR で 何度も見て その うまさ とは何なのか? その打ち方の秘密みたいなものを探ろうと思いましたが 少し見たくらいでは 左手を右ひじに当てる特徴以外をうまく説明できるほど 解明できませんでした 過去に韓国バックを含めてバックについてお伝えしたシリーズがあります -------- バックナンバーより抜粋 -------------- 韓国バックの打ち方の特徴は 右手を左ひじの内側に当てるようにするということがあります
このことの意味は 実際に韓国バックをやってみるとわかります まず体のひねりが 左手を右ひじに当てることにより ひねりすぎず 開きすぎず体の向きが一定の角度で常に打てるということがあります また テイクバックからフィニッシュまでこの左手のおかげで一定の軌道をきれいに描くことがわかります このことは硬式の両手打ちと似ていて テイクバックのラケットの位置は高すぎず 安定した軌道を描く役割を左手がしてくれます --------------------------------- 本場韓国選手の打つ韓国バックは これらのことよりもさらに想像を超えるものでした いろいろ調べたり考えた結果 以下のようにまとめてみました 1 日本式より打つボールは明らかに優れている 2 ヒジに手を当てる両手打ち = 必ずしも韓国バックを意味するものでない 3 テイクバックを意識している打ち方である 2 ヒジに手を当てる両手打ち = 韓国バックではない ヒジに左手を当てる方法は 今回 VTR を撮影した 女子ジュニア韓国チームのすべての選手が行っていました その動きはスムーズで まるで無駄のない動きに見えました ただ このヒジに手を当てる動きは ヒジを押すことを目的としている だけではない ということが さまざまな情報や実際に選手に練習させるにつれ 感じるようになってきました どういうことかというと ヒジに手を当てるタイミングが テイクバックが完了したあと すぐ でないとできません そのことが 日本式のバックとの大きな違いになります
韓国バックのテイクバックは ヒジに手を当てる関係で それ以上 必要以上の引きができないのです ところが日本式は 左手を交差させるので ラケットを体に巻き付けるくらいに引くことができます つまりヒジに手を当てることによって タイミング的にも左手がじゃますることになり 必然的にテイクバックが制限されるのです バックの引きは フォアに比べ 利き腕と反対方向に引く関係でその人の 肩はば 分が制限されます 日本式は手が交差する フォアと同じくらいテイクバックしようとすると 体がじゃまになるのですが そこを体に巻き付けるように引いてしまうのです 力のないジュニアや 女子などにその傾向が強くなります バックのテイクバックはここまでが本来の限界 フォアだとここまで引ける バックのテイクバックは 自分の肩幅分がじゃまになってフォアほどに引けないのですが フォアと同じように引こうとすると それ以上いけないラケットは体に巻き付くようになってしまいます 引きすぎのテイクバック 初心者で 特にジュニアで筋力の無い選手ほど その傾向が強くなり 日本式では手が交差する関係で どこまでも引くことができ 体に巻きつける 引きすぎのテイクバックになりがちです
日本式でも以下の連続写真のように 引きすぎていても最初から最後まで面がしっかり崩れずにできていると 質の高いバックのボールが打てるのです 日本式はその調整が経験や練習によって必要なのに対して 韓国式バックは 必然的にできてしまうシステム になっています 3 テイクバックを重視している打ち方である 韓国バックはテイクバックをかなり意識している打ち方です 韓国バックのテイクバックは 面を立てて肩よりも上に持ってくるのですが そこが 打球点との最短距離になります ただ テイクバックの後 すぐに左手を右ヒジに当てる関係で 引きすぎないこと = テイクバックが小さくなるということをカバーするためには スイングの加速力が必要になります それを可能にしているのが 左手で押すことによる加速であり フォロースルーを大きくしてスピード ( パワー ) を加えている動きだと解明できます したがって 男子や 大人になると このひじを押す動きが必要で無くなってくるということも納得がいきます 左手を使ってテイクバックテイクバックで 韓国バックは何よりも 面を作ることを意識しています 韓国バックはテイクバックで 左手でラケットの柄の部分を持ってラケットを引いています そうやることによって 打球点の面をそのまま引いているのです
4 テイクバックを比べてみました日本選手代表は 杉戸中の山納選手です 山納選手はご存知のように 昨年度全中女子個人 1 位の後衛選手です テイクバックの比較もちろんフォアもバックも上手です その山納選手と ジュニア国際出場の CHOI 選手をバックのテイクバックの引き具合を比較してみました 韓国選手は小さく 日本選手は大きく引くという仮定で比べてみました VTR を探して 同じようなボールで同じような打点で打つものを 2 つ並べて比較してみることにしました 差が出るだろうと思っていたところ テイクバックにはほとんど差がありませんでした バックの打球点が高くなると 韓国の選手も引きが大きくなっ
て 低くなると引きは小さくなるのですが 同じ打球点で比べてみると その差はほとんどありませんでした もろくも予想が外れたわけです そんなはずは と思い 他の選手も見て見ます そうすると バックの上手な選手はテイクバックはけっして大きくならないということが傾向としてあることがわかってきました 当方の指導する後衛選手であまりバックが得意でない選手ほど テイクバックは大きくなる傾向にあることも分析でわかりました 不得意な選手ほどテイクバックは引きすぎる 山納選手などの中学生のトップ選手になると テイクバックは 過度に大きくなるということはなく 引きすぎるということも無いんだなという結論に達しました 5 面を作ることにこだわる強打した時の安定感は どうしても韓国バックに分があります VTR の中に韓国中学生世代の韓国バックのトップ打ちが出てくるのですが 無茶打ちしているような感じではありません 何度打ってもボールがコートに入るだろうなという安定感を感じます 面の安定感からくるものだと思うのですが 韓国選手の面の合わせ方にはこだわりを強く感じます U-15 選手のバックのトップ打ち
国際ジュニア大会のときに 韓国の選手の練習をじっくりと見る機会があったのですが 面作り というか テイクバックでの面の固定 にこだわりともっているのだなとい うのが その前衛練習から読み取れる場面がありました すでに球出しの選手が打つ前から ラケットの柄の部分を持ち 面をしっかりと作ってか ら 動き出しをしていました バックもフォアも同じ動きをしていました それが以下の練習場面です 韓国選手の放つバックは 日本選手を明らかに超えていました そのこだわりは バックへのこだわりであり この面を作ることへのこだわりであると この練習を見て感じました 発行元 中学生ソフトテニス顧問の HP 管理者 OYA oyahisa@aol.com fax 020-4622-8739 http://echigo.sakura.ne.jp/komon/