スライド 1

Similar documents
スライド 1

Microsoft PowerPoint - 薬学会2009新技術2シラノール基.ppt

Microsoft PowerPoint - LCテクノ ポスター 塚本

Microsoft PowerPoint - SunArmor cat 11

Mastro -リン酸基含有化合物分析に対する新規高耐圧ステンレスフリーカラムの有用性について-

C18 カラムのエンドキャッピングは ここまで進化した! 耐久性を実現する 技術とその性能 クロマニックテクノロジーズ塚本友康小島瞬長江徳和

Microsoft PowerPoint - HILICandSAC

島津ジーエルシー総合カタログ2017【HPLCカラム】

バイアル新規ユーザー様限定 ガラス製容器 -Si-O H シラノール -Si-O H -Si O -Si イオン的吸着 疎水的吸着シロキサン logp pka + N 塩基性化合物 疎水的吸着 水溶液 P P 製容器, 7,7

HPLC カラム 総合カタログ 2015

はじめに 液体クロマトグラフィーには 表面多孔質粒子の LC カラムが広く使用されています これらのカラムは全多孔質粒子カラムの同等製品と比べて 低圧で高効率です これは主に 物質移動距離がより短く カラムに充填されている粒子のサイズ分布がきわめて狭いためです カラムの効率が高いほど 分析を高速化で

Microsoft PowerPoint - TCI Dual ppt

中面 2 Hot News Vol 可能性 拡がる Nexera コアシェル リンク 3.6μmのコアシェルを用いれば アセトニトリル 水系で背圧10MPa 程度でご使用頂けます 1.7μm 2.6μm 3.6μm UFLC Prominence メソッド移管性

島津ジーエルシー総合カタログ2017【HPLCカラム】

<4D F736F F F696E74202D204C435F B F8CF897A C C CC8A4A94AD8EE896405F F6E2E B8CDD8AB B83685D>

すとき, モサプリドのピーク面積の相対標準偏差は 2.0% 以下である. * 表示量 溶出規格 規定時間 溶出率 10mg/g 45 分 70% 以上 * モサプリドクエン酸塩無水物として モサプリドクエン酸塩標準品 C 21 H 25 ClFN 3 O 3 C 6 H 8 O 7 :

イオンクロマトグラフィー ION CHROMATOGRAPHY イオンクロマトグラフィー 陰イオン分析用カラム (IC-2010 専用 ) TSKgel SuperIC-Anion HS TSKgel SuperIC-AZ TSKgel SuperIC-AP P.122 P.123 TSKgel S

サイズ排除クロマトグラフィー SIZE EXCLUSION CHROMATOGRAPHY TSKgel SuperMultiporeHZ シリーズ 細孔多分散型有機系セミミクロ SEC カラム 特長 主な対象物質 技術資料 細孔多分散型充塡剤を用いています 合成高分子 オリゴマー S/R 較正曲線の


抗体定量用アフィニティークロマトグラフィー

島津ジーエルシー総合カタログ2017【HPLCカラム】

研究報告58巻通し.indd

Microsoft PowerPoint - MonoTowerカタログ_ 最終.ppt [互換モード]

島津ジーエルシー総合カタログ2017【HPLCカラム】

究極のHPLC用C18カラムの開発を目指して

( 別添 ) 食品に残留する農薬 飼料添加物又は動物用医薬品の成分である物質 の試験法に係る分析上の留意事項について (1) 有機溶媒は市販の残留農薬試験用試薬を使用することができる HPLC の移動 相としては 高速液体クロマトグラフィー用溶媒を使用することが望ましい (2) ミニカラムの一般名と

本日の内容 HbA1c 測定方法別原理と特徴 HPLC 法 免疫法 酵素法 原理差による測定値の乖離要因

本品約2g を精密に量り、試験液に水900mLを用い、溶出試験法第2法により、毎分50回転で試験を行う

<4D F736F F D B82C982C282A282C482512E646F63>

高速液体クロマトグラフィー(HPLC)

概要 クロマトグラフィとは LCの分離モード 分離のパラメータ 分離の調整 高速 高分離技術 ppendix 逆相系分離でのイオン性物質の分離 シラノール 逆相カラムの使用方法 2011 Nihon Waters K.K. 3 クロマトグラフィとは 分離手法のひとつである 分離後検出器で検出し定性

サイズ排除クロマトグラフィー SIZE EXCLUSION CHROMATOGRAPHY New TSKgel UP-SW3000 高性能水系 SEC カラム 特長 主な対象物質 技術資料 微粒子充塡剤 2μm のため たんぱ く質 抗体 酵素などの生体高分子 の 迅 速分析 15 cm カラム 高

<4D F736F F F696E74202D2088EA96A188E182A48BC990AB89BB8D8795A882CC82BD82DF82CC8CC5918A928A8F6F8DDC5F947A957A9770>

HPLCによるUSP関連物質分析条件のUPLC分析への移管と開発

els05.pdf

JASIS 2014_Web

表 1. HPLC/MS/MS MRM パラメータ 表 2. GC/MS/MS MRM パラメータ 表 1 に HPLC/MS/MS 法による MRM パラメータを示します 1 化合物に対し 定量用のトランジション 確認用のトランジションとコーン電圧を設定しています 表 2 には GC/MS/MS

Microsoft Word - basic_21.doc

5989_5672.qxd

逆相 HPLC 分析におけるメソッド開発 1. 逆相 HPLC 分析におけるメソッド開発 1.1 カラム 1.2 移動相 1.3 試料 2. トラブルシューティング 1

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 酸塩基

内容 1. セミ分取 HPLC システム 応用例 留意点 2. 超臨界流体クロマトグラフィー (SFC) を使用した分取の紹介

Chromatography for “Dummies”

xxxxEN.qxd

5989_5672.qxd

h1_4.ai

2009年度業績発表会(南陽)

Microsoft PowerPoint - 5_Comprehensive_MethDev_Solution.ppt [互換モード]

グリホサートおよびグルホシネートの分析の自動化の検討 小西賢治 栢木春奈 佐々野僚一 ( 株式会社アイスティサイエンス ) はじめに グリホサートおよびグルホシネートは有機リン化合物の除草剤であり 土壌中の分解が早いことから比較的安全な農薬として また 毒劇物に指定されていないことから比較的入手が容

PowerPoint プレゼンテーション

Adenosine Triphosphate Adenosine Monophosphate min min Fig.2 Chromatograms of Nucleotides Peak

Crystals( 光学結晶 ) 価格表 台形状プリズム (ATR 用 ) (\, 税別 ) 長さ x 幅 x 厚み KRS-5 Ge ZnSe (mm) 再研磨 x 20 x 1 62,400 67,200 40,000 58,000

異なる LC 間での分析法移管のポイント : HPLC UPLC 間のシームレスな分析法移管 日本ウォーターズ株式会社 ケミストリーソリューションセンター 分析展 2010/ 科学機器展 2010 新技術説明会 9 月 2 日 13:45~14: Nihon Waters K.K. 分

Microsoft PowerPoint 分析展濡れ水100%.印刷用ppt.ppt

JAJP

a b Chroma Graphein Chromatography

細辛 (Asari Radix Et Rhizoma) 中の アサリニンの測定 Agilent InfinityLab Poroshell 120 EC-C µm カラム アプリケーションノート 製薬 著者 Rongjie Fu Agilent Technologies Shanghai

内容 < 基礎 > ODS の構造と特性移動相緩衝液 < 分析方法のノウハウ > 解離性化合物分離の改善試料の注入テクニック上手なカラムのダウンサイジング 2μmODS カラムの使用 < トラブルシューティング > 保持時間が変化したピーク面積が変化した水系 100% に近い移動相 SN を大きくす

Agilent BioHPLC HPLC/UHPLC /

TORAST-Hシリーズ

HPLC UPLC JP UPLC システムによる 注入回数 3000 回以上 のルーチン製剤分析の実現 分析スループットの向上と使用溶媒量の削減 分析効率の向上 日本薬局方 (JP) は 薬事法第 41 条第一項の規定に基づき医薬品の品質を適性に担保するための公的な規範書であり 多くの医薬品の分析

untitled

A4冊子1P-P20.ai

スルホベタイン型官能基を導入した ポリマー吸着剤における親水性化合物の捕捉特性

テレダインイスコ社価格表 (2015 年 4 月 1 日改定 )

EC用カラムDiol- 分子量数万 ~ 万程度の化合物の分離にS水系サイズ排除クロマトグラフィー (SEC) 用カラム YMC-Pack Diol 耐圧性の高いシリカゲル基材を使用 安価なサイズ排除クロマトグラフィー (SEC) カラム タンパク質および糖類の分子量測定に有効 : μm, μm :6

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分ベンフォチアミン B6 B12 配合剤 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 1) 溶解度 1 ダイメジンスリービー配合カプセル


14 化学実験法 II( 吉村 ( 洋 )) クロマトグラフィーのはなし 内容 クロマトグラフィーのはなし...1 クロマトグラフィーというもの...1 多数回の分離操作の組み合わせによる分離...1 クロマトグラフィーにおける分離のモデル...3 保持容量 保

Adenosine Triphosphate Adenosine Monophosphate min Fig.2 Chromatograms of Nucleotides min Peak

研究22/p eca

Agilent Infinity ELSD ELSD ( ) ( ºC ) W x D x H mm LED ELSD ELSD ELSD UV UV LC/MS RSD % Column: Agilent Pursuit C8, x.6 mm, µm Eluent: Water: Acetonit

PowerPoint プレゼンテーション

mastro_nakamen三校.ai

表 2 特殊循環ボイラの及びの水質 (JIS B ) ボイラの種類 1 以下 1 を超え 3 以下 1 以下 1 を超え 3 以下 補の種類 ph(25 における ) 11.0~ ~ ~ ~9.0 硬度 (mgcaco 3 /L) 1 以下 1

LC/MS/MS によるフェノール類分析 日本ウォーターズ株式会社 2015 Waters Corporation 1 対象化合物 Cl HO HO HO フェノール 2- クロロフェノール (2-CPh) Cl 4-クロロフェノール (4-CPh) HO Cl HO Cl HO Cl Cl 2,4

Agilent A-Line セーフティキャップ : 溶媒蒸発の抑制 技術概要 はじめに HPLC および UHPLC システムの移動相は 独特なキャップ付きの溶媒ボトルで通常提供されます ( 図 1) 溶媒ラインは移動相から始まり ボトルキャップを通った後 LC システムに接続されます 溶媒ボトル

キャピラリー液体クロマトグラフィーの開発 岐阜大学工学部竹内豊英 1. はじめに高速液体クロマトグラフィー (HPLC) におけるキャピラリーカラムの導入は, 液体クロマトグラフィー (LC) の高性能化を図る上で有力な一手段であり, 環境保護の観点からも追い風を受けている 通常サイズの分離カラムを

Luna_Omega

【技術資料】 GPC 法 (SEC 法)入門講座

技術2本文.indd

HILIC 分析法開発のための実践的なアプローチ ~ 極性化合物保持に向けて ~ 日本ウォーターズ株式会社 ソリューションセンターケミストリーテクノロジー 2012 年 2 月 2012 Nihon Waters K.K. 1 アウトライン HILICの概要 保持のメカニズムと特徴 実際の分析時の検

<4D F736F F F696E74202D AC89CA95F18D9089EF975C8D658F F43945A A CC8A4A94AD298F4390B394C5205B8CDD8AB B83685D>

Microsoft Word - 101_有機酸.doc

新規な金属抽出剤


ソバスプラウトのフラボノイド・アントシアニン分析法

Microsoft PowerPoint - Jaima2010新技術2日.ppt

スライド 1

アプリケーションに最適なバイオイナート LC ソリューションで ワークフロー効率を最大化 Agilent InfinityLab バイオイナート LC ソリューションは バイオ分析の信頼性を高めます 腐食耐性のあるチタン送液システムとメタルフリーのサンプル流路が すべてのアプリケーションおいて生体分

MAbPac RPカラム

Microsoft Word - _博士後期_②和文要旨.doc

<4D F736F F F696E74202D208DA182B782AE89FC EC C C A4A94AD>

氏名垣田浩孝 ( 論文内容の要旨 ) 糖質は生物科学的にも産業的にも重要な物質群であり 簡便かつ高感度な分析法の開発が求められている 代表的な糖質分析手段として高速液体クロマトグラフィー (HPLC) が用いられているが 多くの糖質に発色団や発蛍光団が無いため 示差屈折計による検出が一般的である し

DualPore OPEN使い方のコツ

首都圏北部 4 大学発新技術説明会 平成 26 年 6 月 19 日 オレフィン類の高活性かつ立体選択的重合技術 埼玉大学大学院理工学研究科 助教中田憲男

: 固相抽出法によってサンプル前処理を効果的に行うためには 目的物質の化学的性質 と 現 在の系に使用されている溶媒 の 2 つの情報を把握することが必要です 以下に例を挙げて 固相抽出法における前処理メソッドを確立させる過程の概念を示します 例えば 目的物質が右図のような化学構造であるとします こ

PowerPoint Presentation

e - カーボンブラック Pt 触媒 プロトン導電膜 H 2 厚さ = 数 10μm H + O 2 H 2 O 拡散層 触媒層 高分子 電解質 触媒層 拡散層 マイクロポーラス層 マイクロポーラス層 ガス拡散電極バイポーラープレート ガス拡散電極バイポーラープレート 1 1~ 50nm 0.1~1

Transcription:

HPLC Column Zirconia Based Reversed Phase Column 次世代逆相 HPLC カラム - 高耐久性, 高選択性 - 高速, 高分解能分離 株式会社クロマニックテクノロジーズ / www.chromanik.co.jp

ZirChrom Zirconia Based High-Stability PR-Column 2 µm 多孔性ジルコニアジルコニア (ZrO 2 ) は, 結晶あるいは非晶質で存 在する金属酸化物です ジルコニアの主な長所は, 非常に高い化学的安定性と熱的安定性です ジルコニアは, シリカゲルと異なり, 全てのpH 範囲で, かつ200 ºCまでの高いカラム温度でも完全に安定しています 他の固定相と異なり, 移動相の有機溶媒組成やイオン強度の変化によって膨潤したり収縮したりすることもありません さらに, 機械的にも安定しています このようなジルコニアの安定性と特徴ある特性は他の固定相では達成することはできません ジルコニア系固定相は, 高性能で, 高速 / 高選択性分離を可能とします 粒度分布の狭い,3~25 µmの粒子径を用意しております 1 µm ジルコニアのユニークな表面化学 ジルコニア系固定相の選択性は, その表面化学に起因しています ジルコニア表面の重要な部位は,a) Brönsted 酸,b) Brönsted 塩基,c) ルイス酸の3つです ルイス酸性部位は, ルイス塩基 を化学吸着してジルコニア表面に層を形成します 測定対象化合物がルイス塩基的性質を持っている場合, 不可逆吸着を引き起こしてしまう悪影響が発現する恐れもあります 高安定性 HPLC 用固定相の利点 ZirChrom 製品は, 全て高い化学的 / 熱的安定性を持っており, 全 ph 範囲で,200 ºCまでのカラム温度で使用することができます カラムの安定性を気にすることはありません - 測定対象に最適な条件を選択できます 極限の測定条件においても長寿命です 保持変動が少なく, 再現性も良好です 熱安定性が高いため, 高温条件でのルーチン分析が可能となります- 高速分離が可能です ルイス酸部位の失活 Deactivation" ZirChromでは, 種々のジルコニア表面のコントロール技術を開発してきました ジルコニア基材の次世代 RPLCカラムは, 錯化合物によるルイス酸性部位の Deactivation 処理をしたカラムです これらは,pH 1~10で安定で, 塩基性化合物を良好なピーク形状で分離可能です 1

ZirChrom PR-Column Family 高速高分解能逆相分配クロマトグラフィー用カラム 酸性化合物と塩基性化合物の分離のための特徴あるカラム LC/MSに適合するカラム 異性体分離に有効なカラム Phase Name Non-Deactivated type DiamondBond -C18 ZirChrom -CARB ZirChrom -PBD ZirChrom -PS Deactivated type ZirChrom -EZ ZirChrom -MS ZirChrom -SELECT ZirChrom Reversed-Phases ZirChrom -PBD 非イオン性化合物に対してはC18シリカと類似の保持挙動を示します 塩基性物質に関しては特徴ある分離を示します ZirChrom -PS 高水濃度移動相で分離が可能です Phenylシリカと類似の分離を示します ZirChrom -CARB 異性体や平面性化合物の分離に有効です DiamondBond -C18 C18シリカとは選択性が大きく異なり, 酸性化合物の分離に有効です Stationary Phase C 18 bonding on carbon clad Carbon coated Polybutadiene coated (USP L49) Polystylene coated Polybutadiene coating on EDTPA chelation Polybutadiene bonding on EDTPA chelation Polybutadiene bonding on carbon clad Deactivated Type Reversed-Phases ZirChrom -MS 非イオン性化合物に関しては C18シリカと類似の挙動を示しますが, 塩基性物質に関してはユニークな選択性を示します LC/MSを用いる塩基性化合物の分析に有効です ZirChrom -EZ 汎用の逆相カラムとして使用できます 酸性 / 塩基性化合物の分離に有効です ZirChrom -SELECT カーボンコート型の不活 性型逆相カラムです ZirChrom 逆相カラムの相対選択性の比較 2

ZirChrom -PBD (Polybutadiene coated PR-Column) 塩基性化合物の分離に威力を発揮します C18 シリカとは異なる選択性と良好なピーク形状を示します C18 からのメソッドの置き換えが容易です 基本的な分離挙動は C18 シリカに類似しています 強酸性や強塩基性の移動相が使用できます ph 1 ~ 14 の範囲で安定です 熱安定性が高く高温条件での使用も可能です 150 ºC まで可能で, 分離の改善と同時に高速分離が可能です 高理論段数です (> 120,000 plates/meter) ZirChrom -PBD は, 化学的に非常に安定なジル コニア粒子表面を架橋ポリブタジエンの薄膜で均一に覆われています 非イオン性化合物に対する選択性は一般的なC8あるいはC18シリカと 類似しています イオン性化合物の分離に関しては, クロマトグラフィーの選択性を微調整するために第二の相互作用を用いることができます 移動相に添加物を添加することで選択性を変化させることが可能です アミン類のテーリングや選択性がC18シリカで問題となる場合, リン酸緩衝液を移動相としたZirChrom -PBDを 使うことで改善することが可能です ZirChrom -PBDは全 ph 範囲 (ph 1~14) で使用可能ですので, 試料にあった最適なpH 条件を選択できます 一般的に,20mMのリン酸緩衝液 を用いることで, 多くのイオン性化合物の分離とピーク形状を改善することが可能です ZirChrom -PBDは高温 (~150 ºC) で使用可能で すので, 選択性やピーク形状の改善と同時に, 高速分離が可能です 一般に, 測定温度を50 ºC にすると分析時間は半分になり,80 ºCではさらに半分の時間で溶出できます ZirChrom -PBD は, 一般的なシリカ系逆相カラムと異なり, 高温下でも極めて安定なカラムです ZirChrom -PDB による塩基性薬物の高 ph 条件下での分離 ZirChrom -PDB による抗ヒスタミン剤の高温 高速分離 3

DiamondBond -C18 (C18 bonded on carbon clad) ステロイド類とその同族体の分離に最適異性体に対するC18と異なる分離特性 酸性化合物に対する優れた選択性 高頑健性メソッドに対応 ph 1~14の高 ph 範囲の移動相使用可能 高速分離のための優れた熱安定性 200 ºCまで使用可能 DiamondBond -C18 は,ZirChrom によって始め て実用化された結合型カーボン系固定相です DiamondBond -C18 は, カーボンコートを行っ たジルコニアの表面に C18 を持つ官能基を共有結 合で導入した充填剤です C18リガンドの結合下部はシリカゲルとは異なるカーボンであるため, DiamondBond -C18は他の固定相と異なる特徴 ある選択性を持ちます 抗痙攣薬の分離 DiamondBond -C18 は, 市販の未修飾カーボン 系固定相よりも良好なピーク形を状示し, より C18シリカに近い選択性を示します その他の ZirChrom 固定相と同様に, 移動相緩衝液の選択によりピーク形状と分離度を調節することができます また,DiamondBond -C18は,200 ºC まで安定して使用することができますので, 高温 / 高速分析が可能です バルビツール酸の分離 4

ZirChrom -MS (Lewis Acid Deactivated PR-Column) Lewis acid siteを極限まで不活性化してあります固定相は共有結合しているためブリードはありません 塩基性物質の分離に特長ある選択性を示します塩基性, 酸性, 中性医薬品の混合物の一斉分離が可能です 高理論段数です (> 120,000 plates/meter) 広範囲 phで使用可能です (ph 1 ~ 10) 室温でも対称性良好なピーク形状を示します LC/MSに最適なカラム設計をしてあります LC/MSに使用される移動相に互換性があります LC/MS 分析用に設計されたジルコニア系逆相カ ラムです LC/MS で使用される移動相緩衝液と互換性があります 独自の deactivated 技 術により, ルイス酸部位を極限までに不活性化させてあります ph 1 ~ 10で化学的に安定です 移動相に EDTPA* を添加することでpH 12まで拡大することができます 低分子中性有機化合物に対しては,C18シリカに類似した逆相挙動を示します イオン性物質は, イオン交換性官能基の存在により,C18シリカと異なる選択性を示します 特に, 塩基性薬物の保持はC18シリカよりも強く, ピーク形状と分離効率を大幅に改善可能です ZirChrom -MS の Lewis Acid Site 不活性化工程 * EDTPA: Ethylenediamine N,N,N,N -tetra(methylenephosphonic)acid ZirChrom -MS と市販 C18 シリカによる塩基性薬物の分離比較 Mobile phase: Machine mixed 80/20 ACN/10 mm ammonium acetate, ph 6.7 without ph adjustment Flow rate: 1.0 ml/min Temperature: 35 ºC, Injection volume: 0.1 µl, Detection: 254 nm Column: A) ZirChrom -MS, 150 x 4.6 mm i.d. (3 µm) (part# MS01-1546), B) Leading C18 Silica, 150 x 4.6 mm i.d. (3.5 µm) 5

ZirChrom -MS: 市販 C18 シリカとの分離性能比較 ZirChrom -MS は, 特に LC/MS を用いるアプリ ケーションのために設計された不活性化されたジルコニア系逆相カラムです ZirChrom -MS は, 塩基性医薬品の分離分析に有効なカラムです ZirChrom -MSは,LC/MSのメソッド開発において理想的なカラムです : 1. 酢酸やギ酸のアンモニウム塩のような揮発性で中性域の緩衝液と互換性を持ちます 2. LC/MSの一般的な溶離条件下で,C18シリカに比べ, 塩基性薬物の保持は大きくなります 3. 塩基性薬物の選択性はC18シリカとは大きく異なりますので, 大幅に分離を改善できます 4. C18と比較して, 塩基性薬物のピーク形状は良好で, 分離効率も大幅に改善できます 5. 酸性, 中性, 塩基性の医薬品混合物の一斉分析を達成できる能力を持っています 6. 固定相は共有結合によって固定されているためブリードは極力抑えられています 市販逆相カラムとの比較実験 ( 右図 ) Columns: ZirChrom -MS (Part No.: MS01-0546) 50 mm x 4.6 mm i.d., 3µm; Leading bonded phase C18 silica, 150 mm x 4.6 mm i.d., 3.5 µm Mobile phase: 80/20 ACN/10 mm ammonium acetate, ph=6.7. Flow Rate: 1.0 ml/min Temperature: 35 ºC Injection Vol.: 0.1 µl Detection: 254 nm Test sample: (1) Methapyrilene, (2) Pyrilamine, (3) Tripeleneamine, (4) Chlorpheniramine, (5) Brompheniramine, (6) Thiothixene, (7) Doxepin, (8) Amitryptyline, (9) Desipramine, (10) Nortryptyline, (11) Pyridine, (12) Imipramine, (13) Lidocaine, (14) Atenolol, (15) Metoprolol, (16) Oxprenolol, (17) Alprenolol, (18) Phenol, (19) 4-chlorophenol, (20) Acetaminophen, (21) Ketoprofen, (22) Ibuprofen, (23) Naproxen, (24) Toluene, (25) Biphenyl, (26) Phenanthrene. ZirChrom -MSと市販 C18シリカとの保持比較試料 : 塩基性化合物 ZirChrom -MSと市販 C18シリカとの理論段数比較 ZirChrom -MSと市販 C18シリカとのピーク対象性比較 ZirChrom -MSと市販 C18シリカとの保持比較試料 : 塩基性化合物 6

ZirChrom HPLC Column Ordering Information Phase Number Phase Name Mode of Use DB01 DiamondBond -C18 Reversed-Phase EZ01 ZirChrom -EZ Reversed-Phase MS01 ZirChrom -MS Reversed-Phase ST01 ZirChrom -SELECT Reversed-Phase TI01 Sachtopore-RP Reversed-Phase TI02 Sachtopore-NP Normal Phase and SEC ZR01 ZirChrom -CARB Reversed-Phase ZR02 ZirChrom -PHASE Normal Phase and SEC ZR03 ZirChrom -PBD (USP L49) Reversed-Phase ZR04 ZirChrom -WCX Weak Cation-Exchange ZR05 ZirChrom -WAX Weak Anion-Exchange ZR06 ZirChrom -SAX Strong Anion-Exchange ZR07 ZirChrom -SHAX Strong Anion-Exchange ZR08 ZirChrom -PEZ Cation-Exchanger (Proteins) ZR09 ZirChrom -PS Reversed-Phase Column Format 5 cm Columns 0521 (5 cm x 2.1 mm) 0546 (5 cm x 4.6 mm) 10 cm Columns 1021 (10 cm x 2.1 mm) 1046 (10 cm x 4.6 mm) 15 cm Columns 1521 (15 cm x 2.1 mm) 1546 (15 cm x 4.6 mm) Carbon Reversed-Phases ZR01 Phase Number Polymer Reversed-Phases EZ01, MS01 ZR03, ZR09 Normal/Ion Exch. Phases ZR02, ZR04, ZR05, ZR06, ZR07, ZR08 3 µm, 5 µm 3 µm, 5 µm 3 µm, 5 µm 3 µm, 5 µm 3 µm, 5 µm 3 µm, 5 µm 3 µm, 5 µm 3 µm, 5 µm 3 µm, 5 µm クロマニックテクノロジーズ TEL: 06-6581-0885 FAX: 06-6581-0890 E-mail: info@chromanik.co.jp