プラザキサ服用上の注意 1. プラザキサは 1 日 2 回内服を守る 自分の判断で服用を中止し ないこと 2. 飲み忘れた場合は 同日中に出来るだけ早く1 回量を服用する 次の服用までに 6 時間以上あけること 3. 服用し忘れた場合でも 2 回量を一度に服用しないこと 4. 鼻血 歯肉出血 皮下出

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より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

前回処方薬のワーファリン錠からリクシアナ錠に切り替えることについて 処方医から患者に休薬期間の指示はなかった また 患者に PT-INR について確認したが分からないという返答であった PT-INR 等が治療域下限以下になった上での切り替えであるか不明であるため疑義照会を行った 疑義照会の会話例 患

リクシアナ錠は 血液を固まりにくくして 血管の中に血栓 ( 血液の塊 ) が できないようにするお薬です リクシアナ錠は 1 日 1 回服用するお薬です 医師の指示通りに毎日きちんと 服用してください しんぼうさいどう 心房細動は 不整脈のひとつです 心房細動になると 心臓が正しいリズムで拍動できな

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減量・コース投与期間短縮の基準

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STEP 1 検査値を使いこなすために 臨床検査の基礎知識 検査の目的は大きく 2 つ 基準範囲とは 95% ( 図 1) 図 1 基準範囲の考え方 2

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

AC 療法について ( アドリアシン + エンドキサン ) おと治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 作用めやすの時間 イメンドカプセル アロキシ注 1 日目は 抗がん剤の投与開始 60~90 分

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

第1 総 括 的 事 項


BD( 寛解導入 ) 皮下注療法について お薬の名前と治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 薬の名前作用めやすの時間 1 日目

相互作用DB

CQ1: 急性痛風性関節炎の発作 ( 痛風発作 ) に対して第一番目に使用されるお薬 ( 第一選択薬と言います ) としてコルヒチン ステロイド NSAIDs( 消炎鎮痛剤 ) があります しかし どれが最適かについては明らかではないので 検討することが必要と考えられます そこで 急性痛風性関節炎の

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ポプスカイン0.75% 注シリンジ 75mg /10 院 Popscaine 75mg /10 院 / 筒 丸石 薬価 円 / 筒 効 硬膜外麻酔 用 ( 注 )1 回 150mg ( 本剤として20 院 ) までを硬膜外腔に投与 禁 大量出血やショック状態, 注射部位またはその周辺に

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目次 C O N T E N T S 1 下痢等の胃腸障害 下痢について 3 下痢の副作用発現状況 3 最高用量別の下痢の副作用発現状況 3 下痢の程度 4 下痢の発現時期 4 下痢の回復時期 5 下痢による投与中止時期 下痢以外の胃腸障害について 6 下痢以外の胃腸障害の副

ロミプレート 患者用冊子 特発性血小板減少性紫斑病の治療を受ける患者さんへ

TTP 治療ガイド ( 第二版 ) 作成厚生労働科学研究費補助金難治性疾患政策研究事業 血液凝固異常症等に関する研究班 ( 主任研究者村田満 ) 血栓性血小板減少性紫斑病 (thrombotic thrombocytopenic purpura:ttp) は 緊急に治療を必要とする致死的疾患である

症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

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食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

「             」  説明および同意書

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 商品名 : イチョウ葉脳内 α( アルファ ) 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) 弊社では当該製品 イチョウ葉脳内 α( アルファ ) と同一処方の製品を 200

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2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

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参考 9 大量出血や急速出血に対する対処 2) 投与方法 (1) 使用血液 3) 使用上の注意 (1) 溶血の防止 参考 9 大量出血や急速出血に対する対処 参考 11 慢性貧血患者における代償反応 2) 投与方法 (1) 使用血液 3) 使用上の注意 (1) 溶血の防止 赤血球液 RBC 赤血球液

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透析看護の基本知識項目チェック確認確認終了 腎不全の病態と治療方法腎不全腎臓の構造と働き急性腎不全と慢性腎不全の病態腎不全の原疾患の病態慢性腎不全の病期と治療方法血液透析の特色腹膜透析の特色腎不全の特色 透析療法の仕組み血液透析の原理ダイアライザーの種類 適応 選択透析液供給装置の機能透析液の組成抗

ベージニオ(アベマシクリブ)患者向医薬品ガイド

3 病床数 施設 ~19 床 床 床以上 284 (3 施設で未回答 ) 4 放射線専門医数 ( 診断 治療を含む ) 施設 ~5 人 226 6~10 人 人

1. 重篤な不正出血の発現状況 ( 患者背景 ) (1) 患者背景 ( 子宮腺筋症 子宮筋腫合併例の割合 ) 重篤な不正出血発現例の多くは子宮腺筋症を合併する症例でした 重篤な不正出血を発現した 54 例中 48 例 (88.9%) は 子宮腺筋症を合併する症例でした また 子宮腺筋症 子宮筋腫のい

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会長 日本製薬団体連合会会長 日本一般用医薬品連合会会長 米国研究製薬 工業協会会長 欧州製薬団体連合会会長及び一般社団法人日本医薬品卸業連合 会会長あてに発出することとしているので申し添えます

はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに

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3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

造影剤を用いる MRI 検査を受けられる方へ 造影剤は画像検査で診断を容易にするために使用される検査用の薬剤です 今回の検査では ガドリニウム造影剤というガドリニウムという物質を含む薬剤が使用されます 造影剤は血管内に注射され 全身の血管や臓器に分布します 造影剤の使用によって病気の性質や血管や臓器

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婦人科63巻6号/FUJ07‐01(報告)       M

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

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④資料2ー2

改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

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障害程度等級表 級別じん臓機能障害 1 級 じん臓の機能の障害により自己の身辺の日常生活活動が極度に制限されるもの 2 級 3 級 じん臓の機能の障害により家庭内での日常生活活動が著しく制限されるもの 4 級 じん臓の機能の障害により社会での日常生活活動が著しく制限されるもの

「手術看護を知り術前・術後の看護につなげる」

第41回日本薬剤師会学術大会

帯広厚生病院広報誌 とかち野 2016年7月 vol.52

複製 転載禁止 The Japan Diabetes Society, 2016 糖尿病診療ガイドライン 2016 CQ ステートメント 推奨グレード一覧 1. 糖尿病診断の指針 CQ なし 2. 糖尿病治療の目標と指針 CQ なし 3. 食事療法 CQ3-2 食事療法の実践にあたっての管理栄養士に

禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) [ 全効能共通 ] (1) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 (2) 出血している患者 ( 頭蓋内出血, 消化管出血等の臨床的に重大な出血 )[ 出血を助長するおそれがある.] (3) 凝固障害を伴う肝疾患の患者 [ 出血の危険性が増大するおそれがあ

BV+mFOLFOX6 療法について 2 回目以降 ( アバスチン +5-FU+ レボホリナート + エルプラット ) 薬の名前アロキシ注吐き気止めです デキサート注 アバスチン注 エルプラット注 レボホリナート注 作用めやすの時間 5-FU の効果を強める薬です 90 分 2 回目から点滴時間が短

( 別添 ) 御意見 該当箇所 一般用医薬品のリスク区分 ( 案 ) のうち イブプロフェン ( 高用量 )(No.4) について 意見内容 <イブプロフェン ( 高用量 )> 本剤は 低用量製剤 ( 最大 400mg/ 日 ) と比べても製造販売後調査では重篤な副作用の報告等はない 一方で 今まで

(2) 確認事項と対処 まず1~3の項目をチェックする 確認事項 対処 1 飲み忘れはなかったか 入院患者でも 服用を目視で確認してない場合は コンプライアンスの状況に注意する 2 併用薬 食事内容に変化はなかったか ビタミンK 含有量の多い食品やいわゆる健康食品などの摂取を十分にチェックする 患者

膿疱性乾癬の効能追加 ( 承認事項の 部変更承認 ) に伴う改訂 改訂内容 ( 該当部のみ抜粋 ) 警告 1.~3. 4. 関節リウマチ患者では, 本剤の治療を行う前に, 少なくとも 1 剤の抗リウマチ薬等の使用を十分勘案すること. また, 本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験をもつ医師が使

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

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1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

監修筧善行先生 国立大学法人香川大学

あなたの血圧目標値 はじめに / 冊子の作り方 mmhg ① 印刷した面を外側にして半分に折ります ② はじめに を一番上にして右側に折った側がくるように重ね 表紙で包むようにし 端をホチキスなどで綴じてください 氏 名 住 所 電 話 年 生年月日 半分に折る 表紙で包むようにする 月 日 綴じる

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頻度 頻度 播種性血管内凝固 (DIC) での使用 前期 後期 PLT 数 大半が Plt 2.5 万 /ml 以下で使用 使用指針 血小板数が急速に 5 万 /μl 未満へと低下 出血傾向を認

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

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甲状腺機能が亢進して体内に甲状腺ホルモンが増えた状態になります TSH レセプター抗体は胎盤を通過して胎児の甲状腺にも影響します 母体の TSH レセプター抗体の量が多いと胎児に甲状腺機能亢進症を引き起こす可能性が高まります その場合 胎児の心拍数が上昇しひどい時には胎児が心不全となったり 胎児の成

第1回肝炎診療ガイドライン作成委員会議事要旨(案)

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D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

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クリニック用 胃カメラ ( 食道 胃 十二指腸内視鏡 ) の診療行為説明内容の確認と同意書 説明書を読んで わからない点がありましたら 質問して下さい 納得できない場合は他の医師の意見 ( セカンドオピニオン ) を聞くことをお薦めします 納得された方は同意書にご署名の上 検査当日にご提出下さい ご

U 開腹手術 があります で行う腎部分切除術の際には 側腹部を約 腎部分切除術 でも切除する方法はほぼ同様ですが 腹部に があります これら 開腹手術 ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術を受けられる方へ 腎腫瘍の治療法 腎腫瘍に対する手術療法には 腎臓全体を摘出するU 腎摘除術 Uと腫瘍とその周囲の腎

Transcription:

プラザキサ服用上の注意 1. プラザキサは 1 日 2 回内服を守る 自分の判断で服用を中止し ないこと 2. 飲み忘れた場合は 同日中に出来るだけ早く1 回量を服用する 次の服用までに 6 時間以上あけること 3. 服用し忘れた場合でも 2 回量を一度に服用しないこと 4. 鼻血 歯肉出血 皮下出血 血尿 血便などの異常出血が出現 した場合は直ちに病院に連絡して下さい ( 088-622-7788) 5, ベラパミル ( ワソラン ) との併用 ( 1 ) ベラパミルとプラザキサとの併用の場合のプラザキサ使用量 は プラザキサの作用が強くでる可能性があるため プラザキサ 使用量は 110mg 錠剤を1 日 2 錠 ( 朝夕 各 1 錠 ) 内服とする ( 2 ) プラザキサとベラパミル途の同時服用を開始する場合は 最 初の 3 日間はベラパミル内服の 2 時間以上前にプラザキサを内服す ること ( 3 ) プラザ期さない福治療中に ベラパミル服用を開始する場合 は 最初の 3 日間はベラパミル服用の 2 時間以上前にプラザキサを - 1-

内服すること 6. ワルファリンからプラザキサへの切り替えワルファリン治療中の例で プラザキサに切り替える場合は INR < 2.0 を確認してから切り替えること 7. プラザキサとの併用時に注意を要する薬剤についての注意 併用薬剤名ジフルカンアスピリンペルサンチンパナルジンプラビックス ボルタレン ワソラン アミオダロン キニジン プログラフ クラリス クラリシド テグレトール 注意配合禁忌作用を増強して出血の危険がある やむを得ず併用する場合は 有益性と危険性を充分勘案して判断し 本剤投与が適切と判断される場合のみに投与すること また 慎重な経過観察を行い 出血時には適切な処置作用を増強して出血を起こす可能性があるため 慎重な観察が必要である 血中濃度が上昇することがあるため 1 回 11 0mg 1 日 2 回投与を考慮すること 両者の併用時には 併用開始から3 日間はワソラン内服の2 時間以上前にプラザキサを内服するこ 血中濃度が上昇することがあるため 1 回 110mg 1 日 2 回投与を考慮すること 血中濃度が上昇する恐れがあるため 注意深く観察するとこと 血中濃度が低下することがあるため 観察を充分行うこと 8. 腎機能障害者への投与上の注意 1) プラザキサは腎臓から排泄されるため 腎機能障害の有無に注意し 腎機能低下例にはその程度に応じ 慎重投与 減量投与 使用禁止などの対応を取ること 2) プラザキサしよう開始前には必ず腎機能検査を行い その後 3カ月ごとに腎機能検査を行うこと - 2-

3) 腎機能障害例へのプラザキサ投与方法 egfr <30ml/ 分 30ml~50ml/ 分 プラザキサ使用法禁忌 1 回 110mg 1 日 2 回投与 9. 手術 侵襲的処置 ( 抜歯 出血の危険がある検査 処置など ) などの際の術前プラザキサ投与中止期間 手術 ( 処置 ) の出血リスクに腎機能プラザキサ応じたプラザキサ中止期間 (ml/ 分 ) 半減期 ( 時間 ) 標準リスク高リスク * >80 13(11-22) 24 時間 2-4 日 50~80 15(12-34) 24 時間 2-4 日 30~50 18(13-23) 少なくとも48 時間 4 日 <30 プラザキサ使用禁忌 * 出血高リスク : 完全な止血機能を必要とする大手術 ( 心臓外科 脳外科 腹部手術 腫瘍臓器関連手術 ) 腰椎麻酔など 高齢者 出血傾向を高める合併症 抗血小板使用例などでの手術 l 10. プラザキサ使用中の例で フ ラザキサからワルファリンへの 切り替え ワルファリン投与を開始し 頻回に INR 測定を行い INR 2.0 ( 70 歳以上のヒトでは.16) に達したら 速やかにプラザキサを 中止する 11. プラザキサの副作用としての出血 1) 手足の点状出血 青あざが出来やすい 皮下出血 鼻血 歯茎 からの出血などの早期症状に注意する 2) 大量の出血によるショック症状としては 頻脈 動悸 冷汗な どに注意するるるる 3) 重大な出血としては 頭蓋内出血 ( 頭痛 意識障害 運動 近 く障害など ) 肺出血( 喀血 ) 消化器系出血( 下血 吐血 血便 黒色タール便 腹痛 腹部膨満など - 3-

4) ヘモグロビン 消化管出血などの持続性出血の早期発見に有用である ( 基準値 : 男性 13.5-17.5 女性 12.55-15.5 mg/dl) 検査時期 : 治療開始前 投与初期は1カ月 以後は3ヵ月ごと 1g/dl 以上の低下があれば出血の可能性を疑う 11. 活性化部分トロンボプラスチン時間 ( aptt ) ( 基準値 :25-38 秒 ) プラザキサ投与中の aptt 測定は過度の過度の抗凝固作用判断の 目安となる プラザキサ投与前に測定し 出血リスクが高い例では 投与開始 1 月後 以後は 3 カ月ごとに測定する 基準値上限の 2 倍以上になる場合は, プラザキサの投与中医師を 考慮する必要がある 12. プラザキサ投与中は血圧管理を十分に行う () 高圧目標値は下記の JSH 2009 基準を参考にする 対象者 診察室血圧 家庭血圧 若年者 中年層 130/85 未満 125/80 未満 高齢者 140/90 未満 135/85 未満 糖尿病 CKD 130/80 未満 125/75 未満 心筋梗塞例 脳血管障害例 140/90 未満 135/85 未満 *********************************************** 1. 禁忌チェック (1つでもがあれば投与しない ) 本剤に過敏症がある 透析例 egfr < 30ml/ 分出血症状 出血素因 止血障害脊椎 硬膜外カテーテル留置例及び抜去御 1 時間以内の例イトラコナゾール投与中の例 - 4-

2. 下記に1つでもがあれば, 110mg 2 回 / 日投与を考慮志 慎重に投与すること egfr が 30-50ml/ 分の腎機能障害例 イトラコナゾール内服中の例 70 歳以上 消化管出血の病歴がある例 3. 下記の 1 つでもあれば有益性と危険性を考慮し 慎重投与 血小板凝固抑制剤使用例 ( アスピリン プラビックス プレタール パナルジン ペルサンチン等 ) 抗凝血薬使用例 ( ワルファリン ヘパリン アリクストラ 等 ) 非ステロイド性抗炎症剤使用例 ( ボルタレイン等 ) 血栓溶解剤使用例 (uroキナーゼ等) - 5-

プラザキサを内服される患者さんへ 1. 以下のような症状が出現したら すぐ病院に御連絡下さい 2. プラザキサを飲み忘れた際 3. 以下の場合は 事前に担当医に相談して下さい 1 手術, 内視鏡 抜歯の予定がある時 2 別の医療機関にかかる時 3 新たに他の薬を服用したり 従来内服中の薬を中止する際 4. 出血が止まらない場合 出血部位を手指でしっかり押さえ続けて下さい 止血しても しなくても病院に相談して下さい - 6-