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基礎を育てることを主なねらいとしている 現在 地方自治体を取り巻く状況は 少子高齢化 情報化 グローバル化 経済の変動などによ り急速に変化している また 地方分権を推進する法律がつくられ 各地方自治体は 財政の健全 化や組織の改編 市町村合併等の新しい枠組みづくりに取り組んでいる さらに 子育て支

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Microsoft Word - 社会科

社会科学習指導案

スライド 1

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しかし 社会科については 嫌い どちらかといえば嫌い と答えている生徒の方が多く また 地理分野よりも歴史分野のほうに興味関心が高い傾向がある 資料の活用に関しては 地図や資料集を用いながら授業を進めている ほとんどの生徒は資料を読み取ることができるものの 読み取ったことを比較したり 関連付けたりす

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Microsoft Word - 0表紙みどり1.doc

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

たい 生徒は九州地方のイメージを漠然と 自然が多い 山がある 空気がおいしい というような自然や環境がよいことをあげていた そこで 九州地方の環境と産業の関わりや環境保全への取組 持続可能な社会を目指した活動についてなど 九州の地域的特色を捉えさせることが重要である そのために 環境保全には人々の積

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第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

平成 年度授業改善 ( 中学校社会 ) 第 2 学年社会科 ( 歴史的分野 ) 学習指導案 1 単元名 近代国家の歩みと国際社会 - 新しい価値観のもとで - ( 帝国書院 ) 2 単元について 本単元は, 学習指導要領の内容 (1) ウ及び (5) イを受け, 開国とその影響, 富国強

(3) 指導観公民的分野は地理的分野と歴史的分野の学びの積み重ねによるところが大きい 用語や概念も高度化し 生徒の感想にも 難しい と感じるものが多くなっている そこで その難しいと感じる公民の用語などは積極的に用語集を活用し 難しい言葉に対する抵抗感を少しでも和らげるよう授業でも活用している また

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

第 2 問問題のねらい青年期と自己の形成の課題について, アイデンティティや防衛機制に関する概念や理論等を活用して, 進路決定や日常生活の葛藤について考察する力を問うとともに, 日本及び世界の宗教や文化をとらえる上で大切な知識や考え方についての理解を問う ( 夏休みの課題として複数のテーマについて調

3. 学習の流れ ( 取出し指導時間程度 ) 時取出し指導での学習活動在籍学級での学習活動 第 1 2 時 < 政府の経済活動と租税 > 本時のねらい 租税について興味 関心をもち 租税の仕組みと働きについて理解することができる 本時のねらい 租税について興味関心をもち 租税の仕組みと働きや公債発行

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授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

①_学習指導案

2 単元の構想本単元の目標 関心 意欲 態度 身近にある基本的人権に関する問題を取り上げ, 学習した内容をもとに意欲的に調べようとすることができる 社会的な思考 判断 人間尊重の立場から, 社会における様々な基本的人権の尊重における課題を見出し, 多面的 多角的に考察し, 根拠を明確にして公正に判断

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

(2) 系統観 小学校社会科 ( 第 6 学年 ) 世界の中の日本の役割について, 我が国と経済や文化などでの面でつながりが深い国の人々の様子などを調査し, 外国の人々と共に生きていくためには異なる文化や習慣を理解し合うことが大切であることを考える 中学校社会科 ( 第 1 学年地理的分野 ) 世界

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Taro-【HP用】指導案.jtd

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

基礎 基本の定着 習得すべき基礎 基本について 基本的人権の考え方や個人の尊重, 法の下の平等の原理についての理解 平等権をめぐる現代社会の諸課題とそれらに対する法整備の理解 自由権の種類とその内容の理解 社会権の種類とその内容の理解 参政権と請求権の種類とその内容の理解 公共の福祉と国民の義務の理

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

中学校における授業実践事例 1 第 3 学年社会科 消費生活と経済 1 学校名 職氏名萩市立田万川中学校教諭室谷雄二 2 生徒 3 学年 15 人 3 学習指導案 (1) 題材名消費生活と経済 (2) 題材の目標経済活動の意義について消費生活を中心に理解させるとともに 価格の働きに着目させて市場経済

各教科 道徳科 外国語活動 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする 各教科 道徳科 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする

3 目標チームの目標や自己の能力に適した練習を見付けて取り組み, 個人的技能や集団的技能を生かしながら, 相手チームに応じた作戦を立てて, 練習やゲームに取り組むことができるようにする 個人的技能や集団的技能の向上を目指して, 仲間と協力して学習することができる また勝敗に対して公正な態度をとること

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Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

Microsoft Word - 平成27年度1学期授業参観指導案.docx

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

Taro-12事例08.jtd

3 特別支援学級における学習指導案 特別支援学級においても 学習指導案は授業の設計図としての働きに変わりはありません しかし 特別支援学級では 児童生徒の実態から指導の内容や計画を考えることに大きな意味があります 通常の学級の学習指導案では 例えば 単元について は学習指導要領に沿った指導計画に基づ

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

講座授業事例集

指導案

新潟市立亀田西中学校

第 2 学年 5 組理科学習指導案 日時平成 26 年 12 月 12 日 ( 金 ) 場所城北中学校授業者酒井佑太 1 単元名電気の世界 2 単元について (1) 教材観今日の私たちの日常生活において 電気製品はなくてはならないものであり 電気についての基礎的な知識は必要不可欠である しかし 実際

3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年女子 上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年男子 力ンド力ンド幅跳び幅跳び保健体育科学習指導案 指導者三和中学校小浦麻美日時平成 23 年 9 月 30 日 ( 金 ) 第 5 校時 ( 三良坂中学校体育館 ) 学年三和中学校第 3 学年 23 名 ( 男子 9

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第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

国語科学習指導案

効であると考えた また, 環境問題は, 日本を含めた世界全体の課題であり, 持 続可能な開発の大切さについて考えさせる上でも有意義な単元である 研究テーマとの関連 : 教材選択の条件 現在, 日本を含め世界的にも地球温暖化を抑えるなど環境保護の意識が高まっている中で, ブラジルにおける熱帯林が減少し

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平成23年度東京都教育研究員  地区発表公開授業

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第1学年 理科学習指導案

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

ICTを軸にした小中連携

租税教育の目的は, 租税に関する意義, 役割, 機能, 仕組み等の租税制度を知るとともに, 申告納税制度の理念や納税者の権利及び義務を理解し, 健全な納税者意識を醸成することにあり, 当租税教育推進連絡協議会では, 教育関係者並びに税務関係者が協力して租税教育を推進し, その効果を高めることを目的に

Ⅰ 指導と評価の年間計画 及び 評価規準と単元計画 の作成の手引き 指導と評価の年間計画 についてこれは 次の 3 の 評価規準と単元計画 の全単元について その概要を記述したものである 生徒の学習活動に対するより適正な評価及び 生徒の学習の改善に生かされる評価 ( 指導と評価の一体化 ) の実現を

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中学校第 2 学年社会科学習指導案 日時 : 平成 29 年 月 日 ( ) 第 校時対象 : 第 2 学年 組 名学校 : 中学校授業者 : 1 単元名 欧米の進出と日本の開国 2 単元の目標 欧米諸国の近代化やアジア諸国への進出について関心をもち それらが日本に与えた影響や開国に至る過程について

○数学科 2年 連立方程式

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

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高等学校第 2 学年保健体育科学習指導案 日時 : 平成 25 年 月 日 ( ) 第 校時対象 : 東京都立 高等学校第 2 学年 組男子 名 1 単元名 体つくり運動 2 単元の目標 (1) 次の運動をとおして 体を動かす楽しさや心地よさを味わい 健康の保持増進や体力の向上を図り 目的に適した運

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

1. 日時 日時平成 年 ( 年 ) 月 日 ( ) 時間目 ( 時 分 ~ 時 分 ) 2. 場所 場所 市立 中学校 室 3. 学年 組 人数 学年 組 人数 年 組 名 4. 単元 単元 ( 単元名 ) ( 小単元名 ) 5. 教材観 ( 題材観 ) < 教材観の考え方 > 教科書の該当単元全

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

3 生徒の実態について ( 名 ) () 学級集団の実態本学級は, 全体的によく話を聞き, 真剣に学習に取り組む生徒が多い 積極的に発言をする生徒は多くないが, 授業中に感じた疑問のつぶやきなどが, クラス全体に広がり, 全体で課題を共有することができる 多くの生徒は盛り上がる場面と集中する場面のメ

英語科学習指導案

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心

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国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

8 本時 9 働きやすい職場をつくるために 労働者を取り巻く新しい動き 労働三権や労働三法の意義を理解する 労働条件の改善について考える 様々な雇用の実態に気付く 労働者の権利を保障する為の労働三権や労働三法の意義について理解することができる 労働者をとりまく環境の変化について 将来の自らの問題とし

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏


20情報【授業】

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保健体育科学習指導案

授業のまとめを行い、医療制度や医療保険のしくみ、医療制度を支えていくことの必要性について確認する。感想をワークシートに記

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2 単元の評価規準関心 意欲 態度 科学的な思考 表現 観察 実験の技能 知識 理解 酸 アルカリ, 中和と塩に関する事物 現象に興味 関心を持ち, それを科学的に探究しようとするとともに, 事象を日常生活との関わりで捉えようとする 酸 アルカリ, 中和と塩に関する事象 現象の中に問題を見いだし,

高等学校第 2 学年保健体育科学習指導案 指導日時 : 平成 25 年 11 月 6 日第 3 校時 指導学級 : 第 2 学年 組 名 指導者 : 宮城県古川黎明高等学校教諭千田健二 1 単元名保健 : 社会生活と健康ウ労働と健康 ( 大修館書店 現代保健体育改訂版 ) 2 単元の目標社会生活にお

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Microsoft PowerPoint - H29小学校理科

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社会科学習指導案 生徒 第 3 学年 A 組男子 2 名女子 8 名計 39 名 指導者教諭郡司直孝 Ⅰ 単元 公民的分野 (2) 私たちと経済イ国民生活と政府の役割 Ⅱ 単元の目標国民の生活と福祉の向上を図るために 市場の働きにゆだねることが難しい諸問題に関して 国や地方公共団体が果たしている役割や財政 租税の意義と役割について考えることができる Ⅲ 単元について本単元では 国民の生活と福祉の向上を図るために, 社会資本の整備, 公害の防止など環境の保全, 社会保障の充実, 消費者の保護など, 市場の働きにゆだねることが難しい諸問題に関して, 国 地方公共団体が果たしている役割や財源の確保と配分という観点から財政の役割について考えさせることを目的としている また, 租税の意義と役割について考えさせるとともに, 国民の納税の義務について理解させることを目的としている 本時では 少子高齢化の進展による 福祉を受ける側の増加と負担する側の減少という事象を踏まえて 社会保障制度を充実させていくための具体的な方法について 他者とともに効率と公正などの視点などに基づいて考案する学習活動を展開する Ⅳ 生徒の実態について社会科における学習意欲は高く, 個別事象に対する基礎的 基本的な知識を習得している生徒が多い また,4 名程度の小グループで議論することを通して 自らの考えを伝えるとともに他者の考えを自らの考えに生かすことのできる生徒が多い しかし, 事象間の関連や因果関係を一方向的もしくは単純なものとして捉える傾向が強く, 事象の多面性や事象間の関係における双方向性や複雑性などを指摘できる生徒は少ない また, 自らの主張の根拠を生活経験に依る傾向が強く 資料に基づいて自らの考えや主張を根拠付けることを苦手としている生徒が多い Ⅴ 単元の評価規準 国や地方公共団体が果たしている役割や財政の役割について, 国や地方公共団体の経済活動に関わる様々な事象から課題を見いだし, 対立と合意, 効率と公正などの視点から多面的 多角的に考察し, その過程や結果を適切に表現している 社会的な思考 判断 表現 国や地方公共団体の経済活動に関する様々な資料を収集し, 有用な情報を適切に選択して, 読み取ったり図表などにまとめたりしている 資料活用の技能 社会資本の整備, 公害の防止など環境の保全, 社会保障の充実, 消費者の保護, 租税の意義と役割及び国民の納税の義務について理解し, その知識を身に付けている 社会的事象についての知識 理解 国や地方公共団体の経済活動に対する関心を高め, それを意欲的に追究し, 経済活動について考えようとしている 社会的事象への関心 意欲 態度

Ⅵ 指導計画 (6 時間扱い 本時 4/6) 学習内容指導内容時間 政府の経済活動と租税 政府の役割 社会保障のしくみ 少子高齢化と財政 公害の防止と環境の保全 単元のまとめ 財政の歳入と歳出における具体的な内容及び租税の大まかな仕組みやその特徴について理解させる 社会資本の整備や公共サービスの提供 社会保障のための支出 財政政策による景気の安定化など 財政によって政府が果たしている役割について理解させる 社会保障制度のおこりや日本における基本的な内容について理解させる 社会保障制度の一層の充実の必要性や少子高齢化など現代社会の特色を踏まえた上でのこれからの福祉社会の目指すべき方向について考えさせる 公害などの環境汚染や自然破壊の問題及びその解決を図るための政府による環境保全対策の重要性やこれまでの取組について理解させる 国民の生活と福祉の向上を図るために市場の働きにゆだねることが難しい諸問題に関して国や地方公共団体が果たしている役割や財政 租税の意義と役割を踏まえて単元を貫く学習課題を追究させる 評価計画 関思技知 ( 本時 ) Ⅶ 本時案 題材 少子高齢化と財政 2 学習目標社会保障制度の充実した福祉社会の目指すべき方向について 意欲的かつ多面的 多角的に考察し その過程や結果を適切に表現することができる 3 学習の展開 指導上の留意点学習活動教師の働きかけ 少子高齢化の進展を 社会保障制度における福祉を受ける側の増加と負担する側の減少という側面で捉え直す 少子高齢化の進展による社会保障制度の課題解決のための日本での対応や 海外における社会保障のあり方を理解する 少子高齢化の中で社会保障を充実させるための具体的な方法を考える 具体的な資料を示しながら プレゼンテーションソフトを用いて説明する 介護保険制度等の導入や高福祉高負担 低福祉低負担の国を例示して説明する 机間指導を行い 生徒の記述状況を把握するとともに 効率と公正の視点に基づいた方策となるよう助言を与える 評価規準 ( 評価方法 ) 具体的な資料として主に 人口構成の変化 社会保障給付費の推移 を示す 少子高齢化の中で社会保障を充実させるためには どのような方法があるか? 社会保障制度の継続及び充実を前提とする 4 人でグループを構成し それぞれが考案した具体的な方法を説明し合うとともに批評し合う 少子高齢化の中で社会保障を充実させるための具体的な方法を考える 机間指導を行い 円滑で深まりのある協議の展開に資する助言を与える 机間指導を行い 重要な視点に立って記述している生徒を把握する 数名の生徒を指名し発表させる 歳入の増加 歳出の減少の両方を検討する方法が考えられる 例えば 増税や公共事業の削減などである さらに社会保障費そのものを減少させるために 疾病予防対策の強化や安価な医薬品の利用促進なども考えられる 批評にあたっては 効率と公正などの視点を基に行わせる 少子高齢化の進展の中でも福祉と負担のバランスが考慮された社会保障制度を充実させるための具体的な方法について 意欲的かつ多面的 多角的に考察し その過程や結果を適切に表現しているか ( ワークシート ) 単元を貫く学習課題を考える 本時の学習内容を踏まえて記述させる 前時までの自らの記述からの変容に注目させる

社会科学習指導案 生徒 第 3 学年 C 組男子 20 名女子 9 名計 39 名 指導者教諭郡司直孝 Ⅰ 単元 公民的分野 (2) 私たちと経済イ国民生活と政府の役割 Ⅱ 単元の目標国民の生活と福祉の向上を図るために 市場の働きにゆだねることが難しい諸問題に関して 国や地方公共団体が果たしている役割や財政 租税の意義と役割について考えることができる Ⅲ 単元について本単元では 国民の生活と福祉の向上を図るために, 社会資本の整備, 公害の防止など環境の保全, 社会保障の充実, 消費者の保護など, 市場の働きにゆだねることが難しい諸問題に関して, 国 地方公共団体が果たしている役割や財源の確保と配分という観点から財政の役割について考えさせることを目的としている また, 租税の意義と役割について考えさせるとともに, 国民の納税の義務について理解させることを目的としている 本単元の学習のまとめとなる本時では 単元を通して追究し続けてきた学習課題 209 年 4 月 日からの消費税率 22% への引き上げに賛成か 反対か に対する自らの立場及びその理由を説明するとともに 様々な立場や理由を持つ他者との協議を通して 国や地方公共団体が果たしている役割や財政 租税の意義と役割を多面的 多角的に考察することのできる学習活動を展開する Ⅳ 生徒の実態について社会科における学習意欲は高く, 個別事象に対する基礎的 基本的な知識を習得している生徒が多い また, 提示された資料の中から自らに必要な情報を読み取ることを得意とする生徒が多い さらに ディスカッションや協働学習に対して意欲的に取り組む様子が見られ, 他者の意見や考えを踏まえて自己の課題追究に生かそうとすることができる しかし, 事象間の関連や因果関係を一方向的もしくは単純なものとして捉える傾向が強く, 事象の多面性や事象間の関係における双方向性や複雑性などを指摘できる生徒は少ない また, 自らの課題解決のために必要な資料を自ら収集し 資料に基づいて自らの考えや主張を根拠付けることを苦手としている生徒が多い Ⅴ 単元の評価規準 国や地方公共団体が果たしている役割や財政の役割について, 国や地方公共団体の経済活動に関わる様々な事象から課題を見いだし, 対立と合意, 効率と公正などの視点から多面的 多角的に考察し, その過程や結果を適切に表現している 社会的な思考 判断 表現 国や地方公共団体の経済活動に関する様々な資料を収集し, 有用な情報を適切に選択して, 読み取ったり図表などにまとめたりしている 資料活用の技能 社会資本の整備, 公害の防止など環境の保全, 社会保障の充実, 消費者の保護, 租税の意義と役割及び国民の納税の義務について理解し, その知識を身に付けている 社会的事象についての知識 理解 国や地方公共団体の経済活動に対する関心を高め, それを意欲的に追究し, 経済活動について考えようとしている 社会的事象への関心 意欲 態度

Ⅵ 指導計画 (6 時間扱い 本時 6/6) 学習内容指導内容時間 政府の経済活動と租税 政府の役割 社会保障のしくみ 少子高齢化と財政 公害の防止と環境の保全 単元のまとめ Ⅶ 本時案 題材 単元のまとめ 財政の歳入と歳出における具体的な内容及び租税の大まかな仕組みやその特徴について理解させる 社会資本の整備や公共サービスの提供 社会保障のための支出 財政政策による景気の安定化など 財政によって政府が果たしている役割について理解させる 社会保障制度のおこりや日本における基本的な内容について理解させる 社会保障制度の一層の充実の必要性や少子高齢化など現代社会の特色を踏まえた上でのこれからの福祉社会の目指すべき方向について考えさせる 公害などの環境汚染や自然破壊の問題及びその解決を図るための政府による環境保全対策の重要性やこれまでの取組について理解させる 国民の生活と福祉の向上を図るために市場の働きにゆだねることが難しい諸問題に関して国や地方公共団体が果たしている役割や財政 租税の意義と役割を踏まえて単元を貫く学習課題を追究させる 評価計画 関思技知 ( 本時 ) 2 学習目標財政や租税の意義と役割について 意欲的かつ多面的 多角的に考察し その過程や結果を適切に表現することができる 3 学習の展開 学習活動 前時までの学習内容を想起する 教師の働きかけ これまでの授業で用いたプレゼンテーションソフトを示す 指導上の留意点 評価規準 ( 評価方法 ) 本時の学習課題の追究に特に関連する内容を確認する 209 年 4 月 日からの消費税率 22% への引き上げに賛成か 条件付賛成か 反対か? 単元を貫く学習課題に対する自らの記述に基づいて 自らの立場と理由 ( 条件 ) を要約する 自らの立場を明確にさせた上で その理由を箇条書きで整理させる 隣同士は同じ 責任 に取り組ませる 様々な立場や理由 ( 条件 ) を持つ者と互いの考えを説明し合うとともに批評し合う 机間指導を行い 円滑で深まりのある協議の展開に資する助言を与える 初めは自分の座席近くの者との活動させるが その後は移動を認めより広く交流させる 座席は異なる立場や理由 ( 条件 ) の者同士が隣になるように配置する 批評にあたっては 効率と公正などの視点を基に行わせる 単元を貫く学習課題に対する自らの立場と理由 ( 条件 ) を考える 机間指導を行い 重要な視点に立って記述している生徒を把握する 数名の生徒を指名し発表させる 消費税の増税による歳入増で 国債の発行を減らし 少子高齢化による社会保障の財源不足の解決や社会資本の整備 環境保全の取組などによって国民生活をより豊かなものにすることができる 好景気での増税は景気の過熱を抑える効果が期待される 増税までに 4 年あるので 増税による弊害に関する議論を行い 対策を講じることができる 間接税である消費税は 経済的に苦しい人ほど負担が大きくなってしまう 不景気での増税は国民の需要を低くし 商品の購入などを控える動きが強まるため 税収が増えないおそれがある 消費税の増税幅がとても大きいため 国民生活に与える影響も大きい 財政が消費税やその他の租税によって歳入が確保されることで成り立ち その配分によって国民生活が豊かなものになっていることについて意欲的かつ多面的 多角的に考察し その過程や結果を適切に表現しているか ( ワークシート )