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配慮事項 1 鉛の使用量 ( バッテリーに使用されているものを除く ) が可能な限り削減されていること 2 資源有効利用促進法の判断の基準を踏まえ 製品の長寿命化及び省資源化又は部品の再使用若しくは材料の再生利用のための設計上の工夫がなされていること 特に 希少金属類の減量化や再生利用のための設計上

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(*2) ハイブリッド自動車 ハイブリッドバス トラック ハイブリッド乗用車等車両総重量 3.5t 以下は 車 (*4) かつ燃費基準 +25% 達成車 (*5) 車両総重量 3.5t 超は重量車 車 (*9) かつ重量車燃費基準達成車 (*7) (*3) クリーンディーゼル乗用車平成 21 年排出

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年 車種 主な車種の平均車齢推移 乗用車貨物車乗合車 乗用車計普通車小型車貨物車計普通車小型車乗合車計普通車小型車 昭和 53 年 (1978 年 ) 昭和 54 年 (1979 年 )

エコカー減税グリーン化特例(自動車税 軽自動車税)(自動車税 軽自動車税)環境性能割車体課税の見直し ( 自動車重量税 自動車取得税 自動車税 軽自動車税 ) トラック バス タクシーについては 営自格差 を堅持するとともに 一部見直しを行った上で エコカー減税 グリーン化特例を 2 年間延長 また

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( 出所 ) 中国自動車工業協会公表資料等より作成現在 中国で販売されている電気自動車のほとんどは民族系メーカーによる国産車である 15 年に販売された電気自動車のうち 約 6 割が乗用車で 約 4 割弱がバスであった 乗用車の中で 整備重量が1,kg 以下の小型車が9 割近くを占めた 14 年 8

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様式 1 客観的評価指標による事業採択の前提条件 事業の効果や必要性の確認の状況 事業名 事業主体 一般国道 468 号 首都圏中央連絡自動車道 ( 愛川 ~ 八王子 ) 中央自動車道 富士吉田線 ( 八王子 JCT) 関東地方整備局中日本高速道路 事業採択の前提条件を確認するための指標 指標指標チ


自動車のエネルギー消費効率の算定等に関する省令に規定する国土交通大臣が告示で定める方法 ( 平成十八年三月十七日国土交通省告示第三百五十号 ) (10 15モード燃費値及びJC08モード燃費値の算定方法) 第一条自動車のエネルギー消費効率の算定等に関する省令 ( 昭和 54 年通商産業省 運輸省令第

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2-2 需要予測モデルの全体構造交通需要予測の方法としては,1950 年代より四段階推定法が開発され, 広く実務的に適用されてきた 四段階推定法とは, 以下の4つの手順によって交通需要を予測する方法である 四段階推定法将来人口を出発点に, 1 発生集中交通量 ( 交通が, どこで発生し, どこへ集中

1. この税額表は 4 月 1 日から翌年 2 月末日までの間に新規登録 ( 中古新規含む ) をする自動の自動税の税額を 自家用 営業用別 登録の月別にまとめたものです 新規登録 ( 中古新規含む ) の際は 登録手続きと同時に証紙代金収納計器 ( 自動会議所に備え付けてあります ) により自動税

1 平成 22 年度の取組み結果 平成 22 年度の取り組み結果は 下記のとおりです 温室効果ガスの総排出量 平成 22 年度 温室効果ガス総排出量 (t-co2) 26,876 27, % 具体的取り組み 平成 22 年度 電気使用量 (kwh) 37,334,706 38,665,4

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自動車税 平成 31 年 10 月の消費税率 10% への引上げ時に 自動車取得税が廃止となり 自動車取得時に新たに自動車税環境性能割が課税されます また 現行の自動車税は 自動車税種別割に名称変更されます 1 自動車税 ( 平成 31 年 10 月 1 日以降は 自動車税種別割 ) この税金は 自

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資料 3 平成 25 年度における自動車排出窒素酸化物等の排出量の推計について 1 目的平成 25 年度における自動車 NOx PM 総量削減計画 第 3 次 の施策の進行管理を行うため 当該年度における自動車排出窒素酸化物及び粒子状物質の排出状況等についてとりまとめた 2 排出量算定の流れ 排出量は次の 3 つの調査データを用いて算定する 1 自動車走行量何台の自動車が何キロ走ったか 2 平均旅行速度自動車が時速何キロで走ったか 3 車種別排出係数 1 台あたり排出ガスを何トン排出したか 基本調査区間約 3,100 区間収録 5 年に 1 回程度調査 平成 22 年度道路交通センサス 高速道路 一般道路の交通量伸び率 平成 25 年度区間別 24 時間別交通量 平成 25 年度自動車交通環境影響総合調査 ( ナンバープレート調査 ) 平成 25 年度自動車輸送統計調査 規制区分比 車両重量等の整理 平成 25 年度車種別規制区分別重量区分別走行比率 等価慣性重量 *2 走行距離の乗算車種構成比率の補正 交通容量 *1 混雑時旅行速度から算定 平成 23 年度環境省排出原単位 1 平成 25 年度 自動車走行量 2 平成 25 年度 平均旅行速度 3 平成 25 年度 車種別排出係数 平成 25 年度における自動車 NOx PM 排出量 ( 暖機時 ( 走行時 )) 細街路 *3 については別途調査データにより 1~3 を設定 これに 平成 25 年度における冷機時 ( 駐車場等からの発進時 ) の自動車 NOx PM 排出量 ) を加えたものが 自動車 NOx PM 排出量の総量 *1 ある道路の断面を 一定の時間に通過できる最大車両数 *2 自動車の車体重量に貨物や人員の重量を加えた重量 *3 道路交通センサスの対象となる幹線道路以外の道路 ( 住宅街の生活道路など ) - 1 -

3 自動車走行量等の推移 1 自動車走行量の推移 自動車走行量は 平成 22 年度道路交通センサスの車種別時間別データに 道路管 理者が所有する毎年の交通量データ等から計算した伸び率を掛けて算定している 対策地域における平成 21~25 年度の自動車走行量の推移は 表 3-1 及び図 3-1 に示すとおりである 平成 25 年度の自動車走行量は 27,660 百万台キロと 平成 21 年度 ( 第 3 次計画基準年度 ) の走行量と比べ 3% 減少した 自動車走行量を車種別にみると 平成 25 年度は 乗用系は 18,740 百万台キロで 平成 21 年度と比べ 3% 減少 小型貨物系は 5,320 百万台キロで 2% 減少 大型貨物 系は 3,600 百万台キロで 5% 減少した 経年的には 乗用系は 乗用車が減少傾向にある一方で軽乗用車は増加傾向にあ り バスは平成 24 年度に増加し横ばいで推移しているが 全体としては減少傾向で ある 小型貨物系は 車種間の走行量の比率が年により上下しているものの 全体 としては減少傾向である また 大型貨物系は 減少傾向にあったが 平成 25 年度 は前年度と同じであった 表 3-1 車種別走行量の推移 対策地域 ( 百万台キロ ) 年度平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度 平成 27 年度 平成 32 年度 車種 ( 指標値 ) ( 指標値 ) 軽乗用車 3,180 3,090 3,470 3,820 3,980 3,080 3,060 乗用系 乗用車 15,910 15,430 14,840 14,680 14,410 15,350 15,270 バス 300 300 300 350 350 300 300 計 19,390 18,830 18,620 18,850 18,740 18,730 18,640 軽貨物車 2,320 2,320 2,450 2,570 2,580 2,290 2,260 小型貨物車 1,270 1,260 1,290 1,010 1,040 1,250 1,230 小型貨物系貨客車 1,860 1,850 1,660 1,770 1,700 1,830 1,800 計 5,450 5,440 5,400 5,350 5,320 5,370 5,280 普通貨物車 2,850 2,780 2,770 2,660 2,660 2,760 2,740 大型貨物系特種 ( 殊 ) 車 930 910 860 940 940 900 900 計 3,780 3,680 3,640 3,600 3,600 3,660 3,640 合計 28,620 27,950 27,650 27,800 27,660 27,750 27,560 注 1) 平成 21~32 年度の幹線の走行量は 平成 22 年度道路交通センサスを基に推計したものである なお 細街路の走行量は 平成 24 年度以降の数値は最新の調査データに基づくものである 注 2) 四捨五入の関係で車種別の小計値と合計値が一致しない場合がある ( 百万台キロ ) 乗用系 35,000 小型貨物系 大型貨物系 30,000 28,620 27,950 27,650 27,800 27,660 27,750 27,560 25,000 20,000 19,390 18,830 18,620 18,850 18,740 18,730 18,640 15,000 10,000 5,000 0 5,450 5,440 5,400 5,350 5,320 5,370 5,280 3,780 3,680 3,640 3,600 3,600 3,660 3,640 平成 21 22 23 24 25 平成 27( 指標 ) 平成 32( 指標 ) 図 3-1 年間走行量の推移 対策地域 - 2 -

2 平均旅行速度の推移 平均旅行速度は 各路線区間において計算した時間混雑度をもとに図 3-2 に示 す方法により時間別旅行速度を算定し 加重平均することにより導出している Vmax 旅行速度 V Vmin 図 3-2 時間別旅行速度の算定方法 V 旅行速度 X 時間混雑度 Vmax 規制速度 Vmin 混雑時旅行速度 Xmax 区間毎の最大混雑度 0 0.5 X Xmax 時間混雑度 対策地域における平成 21~25 年度の対策地域内全道路の平均旅行速度の推移を表 3-2 に示す 平成 25 年度は 対策地域内全道路の平均旅行速度 41.1km/h で平成 21 年度と比べ 2.7km/h(7%) 上昇した 表 3-2 平均旅行速度の推移 対策地域 ( 単位 :km/h) 平成 21 22 23 24 25 平成 27 平成 32 年度 ( 基準 ) ( 指標値 ) ( 指標値 ) 平均旅行速度 38.4 38.9 40.4 41.0 41.1 39.9 41.4 3 車種別排出係数の推移車種別排出係数は 図 3-3に示すとおり 環境省ナンバープレート調査結果から大阪府内の車種別規制区分別重量区分別の走行比率を整理し それらの詳細区分に該当する排出原単位をかけて 加重平均することにより車種を代表する係数を算定している 軽乗用車乗用車軽貨物車 バス小型貨物車貨客車普通貨物車特種 ( 殊 ) 車 [ 車種別 ] [ 規制区分別 ] [ 重量区分別 ] 走行比率 環境省ナンバープレート調査 積載率 等価慣性重量 [ 車種別 ] [ 規制区分別 ] [ 重量区分別 ] 速度対応原単位式群 環境省原単位調査 平成 25 年度車種別速度対応排出係数 ( 式 ) 図 3-3 車種別排出係数の算定フロー - 3 -

対策地域における平成 21~25 年度の車種別排出係数の推移を表 3-3 4 図 3-4に示す 排出係数は速度により変化するが 平均旅行速度付近の 40.0km/h の条件とした 平成 25 年度の NOx 排出係数は すべての車種で平成 21 年度と比べ減少した ただし バスと特種 ( 殊 ) 車は 平成 25 年度の数値が平成 24 年度を上回った また 平成 25 年度の PM 排出係数は 軽乗用車 乗用車 軽貨物車が平成 21 年度から横ばいであるものの 他は平成 21 年度と比べ減少した ただし 貨客車は平成 24 年度から横ばいであった また 図 3-5に示すとおり 普通貨物車 1 台からの排出量を乗用車と比べると NOx ではおよそ 138 台分 PM では6 台分となる 表 3-3 車種別 NOx 排出係数の推移 対策地域 ( 単位 :g/ 台キロ ) 年度 平成 21 22 23 24 25 平成 27 平成 32 車種 ( 基準 ) ( 指標値 )( 指標値 ) 乗用系 軽乗用車 0.042 0.037 0.034 0.028 0.025 0.019 0.011 乗用車 0.043 0.035 0.032 0.026 0.021 0.019 0.011 バス 3.551 3.415 3.085 2.944 3.000 3.052 2.733 小型貨物系 軽貨物車 0.159 0.134 0.129 0.104 0.093 0.093 0.061 小型貨物車 0.679 0.663 0.635 0.569 0.541 0.520 0.375 貨客車 0.195 0.187 0.157 0.137 0.127 0.148 0.109 大型貨物系 普通貨物車 3.390 3.434 3.174 3.006 2.905 2.915 2.269 特種 ( 殊 ) 車 2.766 2.760 2.378 2.270 2.284 2.261 1.753 表 3-4 車種別 PM 排出係数の推移 対策地域 ( 単位 :g/ 台キロ ) 年度 平成 21 22 23 24 25 平成 27 平成 32 車種 ( 基準 ) ( 指標値 )( 指標値 ) 乗用系 軽乗用車 0.014 0.014 0.014 0.014 0.014 0.014 0.013 乗用車 0.014 0.014 0.014 0.014 0.014 0.014 0.013 バス 0.172 0.128 0.106 0.099 0.087 0.102 0.100 小型貨物系 軽貨物車 0.014 0.014 0.014 0.014 0.014 0.013 0.013 小型貨物車 0.036 0.034 0.033 0.029 0.028 0.027 0.025 貨客車 0.019 0.018 0.017 0.016 0.016 0.016 0.016 大型貨物系 普通貨物車 0.125 0.121 0.112 0.098 0.088 0.090 0.076 特種 ( 殊 ) 車 0.116 0.102 0.086 0.076 0.074 0.014 0.013-4 -

図 3-4 車種別 NOx PM 排出係数の推移グラフ 対策地域 普通貨物車 1 台 NOx 普通貨物車 1 台 PM 小型貨物車 5 台 小型貨物車 3 台 乗用車 138 台 乗用車 6 台 0 50 100 台 0 20 40 60 80 100 120 台 図 3-5 普通貨物車 1 台分の排出量に相当する他車種の台数 - 5 -

4 自動車 NOx 排出量の推移対策地域における平成 21~25 年度の自動車 NOx 排出量の推移は 表 4-1 及び図 4-1に示すとおりである 平成 25 年度の自動車 NOx 排出量は 14,000 トンと 平成 21 年度の排出量と比べ 23% 減少し 平成 27 年度目標を達成している 自動車 NOx 排出量を車種別にみると 平成 25 年度は 乗用系 2,570 トンで平成 21 年度と比べ 24% 減少 小型貨物系 1,610 トンで 25% 減少 大型貨物系 9,830 トンで 22% 減少した 経年的には 乗用系は 排出係数及び自動車走行量が増加しているバスが平成 24 年度以降増加しているものの 全体としては減少傾向にある 小型貨物系は 自動車走行量が年により上下することに伴い貨客車が変動しているものの 全体としては減少傾向である また 大型貨物系は 特種 ( 殊 ) 車が変動しているものの 全体としては減少傾向である 表 4-1 自動車 NOx 排出量の推移 対策地域 ( トン ) 年度平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 27 年度 平成 32 年度 車種 ( 基準 ) 削減率 削減率 削減率 削減率 ( 目標 ) 削減率 ( 目標 ) 削減率 軽乗用車 470 460 2% 470 0% 370 21% 360 23% 310 34% 230 51% 乗用系 乗用車 1,710 1,570 8% 1,380 19% 1,130 34% 1,030 40% 940 45% 640 63% バス 1,220 1,200 2% 1,050 14% 1,110 9% 1,180 3% 1,130 7% 1,020 16% 計 3,400 3,230 5% 2,900 15% 2,610 23% 2,570 24% 2,380 30% 1,890 44% 軽貨物車 700 650 7% 650 7% 590 16% 550 21% 490 30% 350 50% 小型貨物車 1,050 1,030 2% 930 11% 740 30% 720 31% 800 24% 570 46% 小型貨物系貨客車 410 410 0% 290 29% 370 10% 340 17% 320 22% 230 44% 計 2,160 2,090 3% 1,870 13% 1,700 21% 1,610 25% 1,610 25% 1,150 47% 普通貨物車 9,850 9,720 1% 8,610 13% 7,780 21% 7,530 24% 8,230 16% 6,430 35% 大型貨物系特種 ( 殊 ) 車 2,710 2,650 2% 2,100 23% 2,310 15% 2,300 15% 2,200 19% 1,740 36% 計 12,560 12,370 2% 10,710 15% 10,090 20% 9,830 22% 10,430 17% 8,170 35% 合計 18,130 17,680 2% 15,500 15% 14,390 21% 14,000 23% 14,420 20% 11,220 38% 注 1) 排出量は 冷機時排出量を含めた値 注 2) 四捨五入の関係で車種別の排出量合計と全車種の合計値が一致しない場合がある 図 4-1 自動車 NOx 排出量の推移 対策地域 - 6 -

5 自動車 PM 排出量の推移対策地域における平成 21~25 年度の自動車 PM 排出量の推移は 表 5-1 及び図 5-1に示すとおりである 平成 25 年度の自動車 PM 排出量は 680 トンと 平成 21 年度の排出量と比べ 25% 減少し 平成 27 年度目標を達成している 自動車 PM 排出量を車種別にみると 平成 25 年度は 乗用系 290 トンで平成 21 年度と比べ 12% 小型貨物系 100 トンで 17% 大型貨物系 300 トンで 33% 減少した 経年的には 乗用系は 自動車保有台数や自動車走行量からも乗用車から軽乗用車へのシフトが見られ ともに排出係数が平成 21 年度以降横ばいであるため 軽乗用車は増加傾向 乗用車は減少傾向であるが 全体としては平成 23 年度以降横ばいで推移している 小型貨物系は 軽貨物車が平成 21 年度と比べ増加しているものの 小型貨物車と貨客車は減少しており 全体としては平成 23 年度以降横ばいで推移している また 大型貨物系は2 車種とも減少傾向である 表 5-1 自動車 PM 排出量の推移 対策地域 ( トン ) 年度平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 27 年度 平成 32 年度 車種 ( 基準 ) 削減率 削減率 削減率 削減率 ( 目標 ) 削減率 ( 目標 ) 削減率 軽乗用車 40 40 0% 50-25% 50-25% 60-50% 40 0% 40 0% 乗用系 乗用車 240 230 4% 210 13% 210 13% 200 17% 220 8% 220 8% バス 50 40 20% 30 40% 30 40% 30 40% 30 40% 30 40% 計 330 310 6% 290 12% 290 12% 290 12% 290 12% 290 12% 軽貨物車 30 30 0% 30 0% 40-33% 40-33% 30 0% 30 0% 小型貨物車 50 50 0% 40 20% 30 40% 30 40% 40 20% 40 20% 小型貨物系貨客車 40 30 25% 30 25% 30 25% 30 25% 30 25% 30 25% 計 120 110 8% 100 17% 100 17% 100 17% 100 17% 100 17% 普通貨物車 350 330 6% 300 14% 250 29% 230 34% 250 29% 210 40% 大型貨物系特種 ( 殊 ) 車 100 90 10% 70 30% 70 30% 70 30% 70 30% 60 40% 計 450 420 7% 370 18% 320 29% 300 33% 320 29% 270 40% 合計 910 850 7% 760 16% 720 21% 680 25% 720 21% 670 26% 注 1) 排出量は 冷機時排出量を含めた値 注 2) 四捨五入の関係で車種別の排出量合計と全車種の合計値が一致しない場合がある 図 5-1 自動車 PM 排出量の推移 対策地域 - 7 -

6 対策項目別の NOx PM 削減量平成 25 年度における対策項目別の NOx PM 削減量については 平成 21 年度からの排出量の削減分に対する寄与を各削減量とし 表 6-2に示す第 3 次計画の目標達成に向けた対策項目別に 表 6-1の整理により算定した 表 6-1 対策項目別効果検証の整理 対策項目 1 自動車単体規制 5 交通需要の調 6 交通流対策 の推進 整 低減 2 車種規制の実施等 3 エコカーの普及促進 取組みの効果 自動車の代替 交通量の削減 渋滞解消 効果に関係する調査データ 3 車種別排出係数の低減 1 自動車走行量の減少 2 平均旅行速度の上昇 4 エコドライブの推進 7 普及啓発活動 8 局地汚染対策 は 取組 みの実施状況についてとりまとめた 表 6-2 目標達成に向けた主な自動車環境対策 1 自動車単体規制の推進 最新規制適合車への転換促進 車両の点検 整備の促進 2 車種規制の実施等 車種規制の適正かつ確実な実施 流入車規制の推進 違反者に対する命令 公表等規制の徹底 3 エコカーの普及促進 官民協働によるエコカー導入促進 エコカーの展示 試乗会等の実施 事業者への導入指導 エコカーの導入支援等 充電インフラ等の整備促進 広域的取組みの推進 ( 関西広域連合等 ) 燃料電池自動車 (FCV) の普及促進 4 エコドライブの推進 エコドライブの取組みの推進 セミナーや運転者講習会等を実施 アイドリングストップの推進 5 交通需要の調整 低減 輸送効率の向上 営業用車両の活用 共同輸配送の推進 適切な輸送機関の選択の促進 物流拠点の整備等 公共交通機関の利便性の向上 路線の新設 改良等 6 交通流対策 交通の分散や道路機能の分化の促進 道路網の整備 ( 環状道路 バイパス ) 等 交通渋滞の解消 ( ボトルネック対策 ) 立体交差化 右左折レーンの設置等の推進 高度道路交通システム (ITS) の推進 交通渋滞等に関する情報提供 7 普及啓発活動 普及啓発 環境教育 大阪自動車環境対策推進会議 における活動推進 事業者の取組紹介 顕彰の実施 8 局地汚染対策 - 8 -

7 対策項目別の NOx PM 削減量 ( 対策効果量 ) 算定の流れ (1) 自動車単体規制の推進 車種規制 流入車規制の実施 エコカーの普及促進による 削減量 ( 排出係数の減少に伴う削減量 ) これらの対策項目については より排出係数の小さい車両への代替 ( より規制年の新しい車両への買い替え ) により排出量が減少することから 平成 21 年度から平成 25 年度までの排出係数の減少に伴う削減量を 対策効果量として算定する また 車両の代替のうち エコカーに代替される場合はエコカーの普及促進による削減量とし それ以外の車種に代替される場合は 自動車単体規制の推進 車種規制 流入車規制の実施による削減量とする 平成 21 年度排出係数を用いた排出量 平成 25 年度排出係数を用いた排出量 1 平成 25 年度自動車走行量 2 平成 25 年度 平均旅行速度 3 平成 21 年度 排出係数 1 平成 25 年度自動車走行量 2 平成 25 年度 平均旅行速度 3 平成 25 年度 排出係数 平成 21 25 年度 排出係数の減少に伴う削減量 ( 自動車単体規制の推進 車種規制 流入車規制の実施 エコカーの普及促進 ) エコカーの普及促進による削減量 自動車単体規制の推進 車種規制 流入車規制の実施による削減量 図 7-1 自動車単体規制の推進 車種規制 流入車規制の実施 エコカーの普及促進 による削減量算定の流れ - 9 -

アエコカーの普及促進による削減量 エコカーの普及促進による削減量は 大阪エコカー普及戦略 において定義された対象 車種のうち 次世代自動車 * 及び 超低燃費車 * のそれぞれの区分ごとに推計する * 次世代自動車 : ハイブリッド自動車 天然ガス自動車 電気自動車 クリーンディーゼル乗用車 プラグインハイブリッド自動車 燃料電池自動車 水素エンジン自動車を指す * 超低燃費車 : ポスト新長期規制 ( 規制開始年 : 平成 21~22 年 ) 以上の排出ガス性能を有し 平成 22 年度燃費基準 +25% 達成車又は平成 27 年度燃費基準達成車等を指す 次世代自動車による削減量次世代自動車については 環境省のナンバープレート調査の集計結果から算定した府内のエコカー走行比率を用いて 代替による削減量を推計する 超低燃費車による削減量超低燃費車については 環境省の資料等をもとに大阪府がとりまとめた自動車保有台数を用いて 代替による削減量を推計する 平成 21 25 年度 排出係数の減少に伴う削減量 ( 自動車単体規制の推進 車種規制 流入車規制の実施 エコカーの普及促進 ) 平成 25 年度エコカー ( 超低燃費車 ) 自動車保有台数 走行サンプル台数では区別できないため 平成 25 年度エコカー ( 次世代自動車 ) 走行サンプル台数 (H25 ナンバープレート調査 ) 平成 25 年度全走行量に占めるエコカー ( 次世代自動車 ) の 8 車種別走行割合 エコカー ( 超低燃費車 ) への代替による削減量 エコカー ( 次世代自動車 ) への代替による削減量 平成 25 年度エコカーの普及促進による削減量 図 7-2 エコカーの普及促進による削減量の推計の流れ イ自動車単体規制の推進 車種規制 流入車規制の実施による削減量 平成 21 年度から平成 25 年度までの排出係数の減少に伴う削減量より アエコカーの 普及促進による削減量 を差し引くことにより推計する - 10 -

(2) 交通需要の調整 低減による削減量 ( 自動車走行量の減少に伴う削減量 ) 平成 21 年度から平成 25 年度までの自動車走行量の減少に伴う削減量を 交通需要の調整 低減 ( 共同輸配送の推進等による輸送効率の向上 公共交通機関の利便性の向上など ) による効果量として算定する 平成 21 年度自動車走行量を用いた排出量 平成 25 年度自動車走 行量を用いた排出量 1 平成 21 年度自動車走行量 2 平成 25 年度平均旅行速度 3 平成 25 年度 排出係数 1 平成 25 年度自動車走行量 2 平成 25 年度 平均旅行速度 3 平成 25 年度排出係数 平成 21 25 年度 自動車走行量の減少に伴う削減量 ( 交通需要の調整 低減 ) 図 7-3 交通需要の調整 低減による削減量算定の流れ - 11 -

(3) 交通流対策による削減量 ( 自動車の平均旅行速度の上昇に伴う削減量 ) 平成 21 年度から平成 25 年度までの平均旅行速度の上昇に伴う削減量を府域における交通流対策 ( 高速道路やバイパスの整備 右左折専用レーンの設置 駐車対策など ) による効果量として算定する 平成 21 年度平均旅行速度を用いた排出量 平成 25 年度平均旅行 速度を用いた排出量 1 平成 25 年度自動車走行量 2 平成 21 年度平均旅行速度 3 平成 25 年度 排出係数 1 平成 25 年度自動車走行量 2 平成 25 年度平均旅行速度 3 平成 25 年度 排出係数 平成 21 25 年度 平均旅行速度の上昇に伴う削減量 ( 交通流対策 ) 図 7-4 交通流対策による削減量算定の流れ - 12 -

( 参考資料 ) 自動車に関係する諸々の動向 (1) 自動車保有台数の推移対策地域における平成 21~25 年度の自動車保有台数の推移を表と図 1に示す 平成 25 年度の自動車保有台数は 342 万 7 千台と 平成 21 年度 ( 第 3 次計画基準年度 ) と比べ 1.1% 増加した 自動車保有台数を車種別にみると 平成 25 年度は 乗用系は平成 21 年度と比べ軽乗用車 バスの増加により2% 増加 小型貨物系は4% 減少 大型貨物系は普通貨物車 特種 ( 殊 ) 車の増加により2% 増加した 表大阪府対策地域における自動車保有台数 ( 年度末時点 ( 二輪を除く )) ( 単位 : 台 ) 年度平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 車種 ( 基準 ) H21 比 H21 比 H21 比 H21 比 軽乗用車 619,824 634,567 102.4% 657,628 106.1% 678,627 109.5% 719,971 116.2% 乗用系 乗用車 2,019,130 2,000,819 99.1%1,995,889 98.8%1,983,364 98.2%1,971,754 97.7% バス 8,905 8,979 100.8% 9,139 102.6% 9,157 102.8% 9,187 103.2% 計 2,647,859 2,644,365 99.9%2,662,656 100.6%2,671,148 100.9%2,700,912 102.0% 軽貨物車 357,393 351,303 98.3% 356,167 99.7% 350,913 98.2% 347,789 97.3% 小型貨物車小型貨物系貨客車 204,161 199,715 97.8% 196,773 96.4% 193,913 95.0% 193,045 94.6% 計 561,554 551,018 98.1% 552,940 98.5% 544,826 97.0% 540,834 96.3% 普通貨物車 106,931 106,858 99.9% 107,307 100.4% 107,566 100.6% 109,061 102.0% 大型貨物系特種 ( 殊 ) 車 64,158 63,986 99.7% 64,251 100.1% 64,873 101.1% 66,073 103.0% 計 171,089 170,844 99.9% 171,558 100.3% 172,439 100.8% 175,134 102.4% 被けん引車 9,962 10,014 100.5% 10,192 102.3% 10,304 103.4% 10,429 104.7% 合 計 3,390,464 3,376,241 99.6%3,397,346 100.2%3,398,717 100.2%3,427,309 101.1% 市区町村別自動車保有車両数 (( 一財 ) 自動車検査登録情報協会 ) をもとに大阪府作成 図 1 大阪府対策地域における自動車保有台数の推移 - 13 -

(2) 経済活動等の状況ア製造品出荷額等の推移大阪府の製造品出荷額等は 図 2に ( 兆円 ) 17 16 15.7 16.5 16.0 15.9 示すとおり 平成 23 年度をピークに減 15 14.8 少傾向にある 14 13 平成 21 22 23 24 25 年度 大阪府作成 図 2 製造品出荷額等の推移 ( 大阪府 ) イ燃料販売量の推移大阪府内における燃料販売量を図 3に示す 燃料販売量の合計量は 平成 21 年度以降減少傾向にある 燃料別では 軽油は 平成 21 年度以降微増の傾向にあるが ガソリンは 平成 22 年度以降減少傾向にある ( 700 600 燃 500 料販 400 売量 300 万 200 k 100 L ) 軽油ガソリン 173 181 181 184 189 353 356 344 325 305 0 平成 21 22 23 24 25 年度 石油連盟統計資料をもとに大阪府作成図 3 燃料販売量の推移 ( 大阪府 ) ウ貨物 旅客地域流動量の推移 ( 大阪府内 ) 図 4 に示すとおり 大阪府内の貨物の全流動量は 平成 21 年度以降減少傾向にある また 旅客の全流動量は 概ね横ばい傾向にある 図 4 貨物 旅客地域流動量の推移 貨物 旅客地域流動調査 ( 国土交通省 ) をもとに大阪府作成 - 14 -