小3_算数 長さ(東葛)

Similar documents
国語科学習指導案様式(案)

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

第4学年算数科学習指導案

s_052小4算数「面積のはかり方と表し方」北総

が可能である 友達の意見に左右されず 自分の考え 方法を堂々と発表したり 友達の意見を認め その良さを受け入れて多面的な考え方をしようとする気持ちを称賛していきたい 3 指導の手立て単元の導入段階では 教科書の挿絵を使った長さ比べをする 1 円玉やクリップ 紐を使って長さを数値化して比較することは

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

<4D F736F F D AAE90AC94C5817A E7793B188C481698D5D E7397A791E58A A778D5A814094F68FE3816A2E646F63>

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

算数科学習指導案

<4D F736F F D208FAC82548E5A A848D8782C6834F E646F63>

<4D F736F F D208FAC5F8E5A5F315F8FAF8CB48E7397A794C28BB48FAC2E646F63>

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

<4D F736F F D208FAC5F8E5A5F355F88C08C7C8D E7397A789C288A48FAC2E646F6378>

【大竹市】玖波小学校 算数「垂直・平行と四角形」(4年)HP

第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

<4D F736F F D A778F4B8E7793B188C E5A A899C967B2E646F63>

(Microsoft Word -

○数学科 2年 連立方程式

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

Microsoft Word - åł½èªžç§‚2å¹´2çµ—ã••ï¼™ã†¤ã†®ã†łã†¤ã‡†ã†—ã‡™ã†‘ã‡›ã†¹ã‡‹ã†ƒã••ã•„ã†µã‡“ã†Šã†“ã†¯ã•†ã†©ã‡fiㆪㆬㆮ㕓æ„⁄尔桋

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

第6学年2組 算数科 学習指導案

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

平成18年5月11日

< F31322D C8E825693FA8A778F4B8E7793B188C42E6A7464>

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

分化会 F 第 5 学年単元名 体積 ~ わけを説明する活動を通して 数学的な考え方 を育成する ~ 1 単元の指導にあたって (1) 本単元で育てたい数学的な考え方学習指導要領第 5 学年の内容 [B 量と測定 ] では, 次のように示されている (2) 体積について単位と測定の意味を理解し, 体

<4D F736F F D208FE993EC8BE65F8E5A909489C88A778F4B8E7793B188C E816A2E646F63>

代表を表す平均を用いることがあること, 平均だけでなく最大値や最小値, 最頻値などの観点か ら調べることで, 集団の特徴や傾向がかることなど, 資料の調べ方を総括的にまとめていく 第 3 小単元 既習のグラフや表を活用して, 体力テストの結果を統計的な観点で読み取り, 自 たちの体力について特徴や傾

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

<4D F736F F D E8CA791E589EF89A198488FAC8E7793B188C42E646F63>

2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

2 単元の構想 本単元の目標 関心 意欲 態度 平均を用いることのよさに気付き, 進んで身近な事柄の考察や表現に用いようとする 見方や考え方 平均の考えを用いて, 身近な事柄について考えたり, 表現の仕方を考えたりすることができる 技能 平均を求めたり, 平均から全体を求めたりできる また, それを

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

解答類型

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

2 図形の定義や性質を見いだすための算数的活動を取り入れる 2 枚の長方形, 長方形と三角形,2 枚の三角形を重ねて四角形を作る活動を取り入れ, 向かい合う辺の平行関係に着目させたり, 長さに着目させたりしながら, 四角形を定義できるようにする コンパスや分度器, ものさし等を使って, 四角形の構成

< F2D F8C8E FA90948A7789C88A778F4B8E7793B1>

Microsoft Word - 面積指導案(江口先生)

★数学学習指導案最終(知的障害)

算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったり

算数科学習指導案 1 日時平成 24 年 10 月 25 日 ( 木 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 8 名 3 単元名比例と反比例 ( 啓林館 ) 4 単元について 本単元は 三原市立和木小学校 指導者荒木美花 本単元のねらいは, 伴って変わる 2 つの数量の中から比例関係や反比例関係にあるも

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

(Microsoft Word - \217\254_\216Z_5_\216O\214\264\216s\227\247\216O\214\264\217\254.doc)

< F2D34944E90B682CC8EC A926E8FAC816A2E6A7464>

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

算数科学習指導案 広島市立 小学校教諭 1 日時平成 21 年 2 月 日 ( ) 2 学年 5 年 組 3 単元数量関係 割合とグラフ 4 単元について 本単元では, 百分率について理解し, それを用いることができるようにするとともに, 目的に応じて資料を分類整理し, それを円グラフや帯グラフを用

指導観指導にあたっては 基本となる回転技に取り組み 自己の能力に適した技が安定してできるようにするとともに 発展技にも挑戦できるようにする その際には 友達の動きを見て技のポイントに気づき 伝えあったりしながら意識して練習できるようにする 運動は 柔軟性が要求される運動であり 体を痛めたりうまく回れ

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

Taro-特別支援教育算数科学習指導

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

イ乗法に関して成り立つ簡単な性質を調べ, それを乗法九九を構成したり計算の確かめをしたりすることに生かすこと ウ乗法九九について知り,1 位数と1 位数との乗法の計算が確実にできること また, 内容 D 数量関係 (2) 乗法が用いられる場面を式に表したり, 式を読み取ったりすることができるようにす

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

第 6 学年 1 組 算数科指導案 平成 年 月 日 ( ) 指導者 在籍児童数 名 1 題材名場合を順序よく整理して 2 題材について本題材では, 具体的な事柄について, 起こり得る全ての場合を適切な観点から図や表などを用いて分類整理し, 落ちや重なりがないように調べることができるようにすることを

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

算数科学習指導案 1 単元名三角形と四角形 授業者小澤勇司 2 単元について児童は第 1 学年で, 箱や積み木の面を写し取ったり, 数え棒を使って形を作ったりするなどの活動を通して, 図形の構成要素である辺や頂点 角についての素地的な経験をしている ここでは, 児童が日常使っている さんかく や し

第 2 学年算数科学習指導案 平成 29 年 1 月 30 日 ( 月 ) 板橋区立蓮根小学校第 2 学年 3 組 25 名指導者長谷川千明 平成 28 年度研究主題 副主題 ~ 問題解決学習を通して ~ 1 単元名長いものの長さのたんい 長さをはかろう 2 単元の目標長いものの長さの測定などの活動

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

<4D F736F F D E8CA791E589EF89A198488FAC8E7793B188C42E646F63>

自己紹介をしよう

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

平成 28 年度山梨県学力把握調査 結果分析資料の見方 調査結果概況 正答数分布グラフ 分布の形状から児童生徒の解答状況が分かります 各学校の集計支援ツールでは, 形状だけでなく, 県のデータとの比較もできます 設問別正答率 無解答率グラフ 設問ごとの, 正答率や無解答率が分かります 正答率の低い設

て10cmの幅をつくってみたり, いろいろな物の長さを指を使って測定したりする活動を取り入れ, 長さの量感も育てていきたい 普遍単位の有用性に気付く過程を丁寧に学び, 長さの概念および測定の基礎を並行して培っていくことは, 今後の算数科の 量と測定 領域の基礎となる 測定活動を多く取り入れることで,

3 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 4 単元の評価規準ア算数への関心 意欲 態度 イ数学的な考え方 ウ数量や図形についての技能 エ数量や図形についての知識 理解 速さを 単位量当たりの大きさなどを用いて数値化したり 実際の場面と結びつけて 生活や学習に活用したりしようとし

第 1 学年算数科単元計画 ( 土佐清水市立清水小学校 ) 1 単元構想図 単元名 かたちあそび ( 全 5 時間 ) 教材名 かたちあそび ( 東京書籍 1 年下 ) 第 1 次 1 時 学習の流れ 意識の流れ 立体図形と平面図形の違いは認識できてい かたちをつくろう 立体図形に親しむ 箱などの身

( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

Microsoft Word - 小学校第3学年算数科「重さ」

<4D F736F F D A778F4B8E7793B188C A77816A899C967B2E646F63>

(Microsoft Word - \217\254\212w\202U\224N\201i\216R\217\343\201j.doc)

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

Taro-12事例08.jtd

<4D F736F F D A E497E182C694BD94E497E181762E646F6378>

<4D F736F F D A778D5A95DB8C9291CC88E789C881408E7793B188C42E646F63>

3. 単元計画 (10 時間 ) 1 5 年生の学習を振り返ろう 散らばりの様子を表にすると 平均だけ 一番大きい数字は 平均で比べてみると ではわからなかった資料の特徴がいろ いろと見えてくるね 2 平均を使えば比べることができた ( 合計 ) ( 個数 )= 平均だった紙飛行機とばし大会に出ます

5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 小数 整数の意味を考えよう 小数 整数の計算の仕方を見つけ 計算できるようになろう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか ( 作業 教える 考えさせる ) 何についてまとめるのか 1. 小数 整数の

第1学年国語科学習指導案

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

第6学年 算数科学習指導案

Taro-第1学年 算数科学習指導案

Transcription:

プログラムを取り入れた指導事例 ( 小学校 3 年算数 ) 1 単元名長さ 2 単元について (1) 教材観本単元は, 学習指導要領第 3 学年の次に示す目標及び内容を受けて設定したものである 目標 (2) 長さ, 重さ及び時間の単位と測定について理解できるようにする B 量と測定 (1) 長さについての理解を深めるともに, 重さについての単位と測定の意味を理解し, 重さの測定ができるようにする ア長さの単位 ( キロメートル ( km )) について知ること (2) 長さや重さについて, およその見当をつけたり, 目的に応じて単位や計器を適切に選んで測定したりできるようにする 長さに関して,1 年では, 具体物を用いた活動によって物の長さを比べる直接比較や間接比較, 身近にあるものの大きさを単位にして, そのいくつ分あるかを測る任意単位による比べ方をしている また,2 年では, 長さの普遍単位である,mm,cm,m についての学習をしている 本単元では, 長いものの長さや曲がった対象物などを測る活動を通して, 巻尺に初めてふれ, そのよさを知る また, 新しい長さの単位のkmを知り,1 年から続いた長さの学習はここで完結する 児童の日常生活では, およそどれぐらいの長さ を見積もらせることが大切である 測定を通して, 長さの量感を一層養うとともに, 目的に応じて単位や計器を適切に選び, 測る対象物について見当をつけながら, 測定できることも主なねらいとなっている キロメートル の学習では, 道のりと距離の違いを理解し, 道のりや距離を使った長さの計算ができるようにしていきたい また,1km を体感したり, 道のりの計算の学習に実生活に生かせる問題を取り入れたりして, 児童の長さへの理解を深めていきたい 系統図 第 1 学年 長さの概念 測定の基礎 ( 直接比較, 間接比較, 任意単位 ) (13 大きさくらべ ) 第 2 学年 長さの測定 長さの単位 cm,mm,m, 単位関係 1 cm =10 mm 1m=100 cm 長さの加法性 (6 長さ ) 第 3 学年 巻尺での長さの測定, 計器の選択 長さの単位km, 単位関係 1km=1000m 道のりと距離 (10 長さ ) (2) 児童の実態本学級の児童は, 活発に自分の意見を述べる児童が多い また, 課題に対して, 自分なりの考えを持って自力解決に取り組んだり, 工夫して問題を解こうとチャレンジしたりできる児童もみられる その反面, 既習の定着が十分にできておらず, 自力解決が困難な児童もいる そういった児童には, 自力解決するための作業方法や考え方のヒントをあたえたり, グループでの話し合い活動から気づかせたりしていきたい

じゅんびテスト (% 正答率 ) 1. ものさしを使って, 直線の長さを測る 73% 2. 指示された長さの直線をかく 84% 3. 単位換算 13 cm = mm 95% 269 mm = cm mm 97% 31m= cm 89% 42m8 cm = cm 54% 4. 長さくらべ 16 cm 8 mm 7 cm 95% 23 cm 29 mm 89% 34 cm 5 mm 45 mm 68% 4210 cm 2m1 cm 73% 5. 単位の選択 1 算数の本のあつさ 70% 2 えんぴつの長さ 95% 3 黒板の横の長さ 97% じゅんびテスト の結果から, ものさしを使って直線を正確に測る作業や単位の換算に正答率の低いものがみられた そこで, 本単元では, ものさしや, 巻き尺を使っていろいろな長いものの長さを測りとる活動を多く取り入れ, 正確に測定できる力をつけていきたい また, そこから, 実際の目盛りや位取り教具を利用して, 長さの換算ができるようにしていきたい アンケート (1 好き 2 どちらかといえば好き 3 どちらかといえば嫌い 4 嫌い ) 1 2 3 4 算数は好きですか? 15 人 15 人 5 人 2 人 計算は好きですか? 15 人 18 人 3 人 1 人 問題を考えるのは好きですか? 22 人 7 人 8 人 0 人 算数で友達と話し合っているとき, 自分の考えを言うのは好きですか? 12 人 15 人 7 人 2 人 算数で友達と話し合っているとき友達の考えを聞くのは好きですか? 算数で学級の友達の前で発表するは好きですか? 算数で学級の友達が発表するのを聞くのは好きですか? 20 人 11 人 6 人 0 人 12 人 13 人 9 人 3 人 21 人 10 人 6 人 0 人 クラスの半数以上の児童が, 算数で計算をしたり, 問題を考えたりする事が好き と答えており, また, 発表したり, 聞いたりする事が好き な児童も多い しかし, やはり中には, 苦手意識を持っていて, 自信をもって考えを発表できない児童もいるので, そういった児童への支援が必要となる ヒントとなる既習事項を明確にして提示したり, 自分の力で考えられたことを個人の力に応じて認めていったりしながら, わかる喜びを一人ひとりが感じられるようにしていきたい (3) 指導観 仮説との関連 研究の仮説に基づいて, 次の事項を重点的に考えて取り組むことにした 研究仮説 1 既習事項を活かして課題を解決することにより基礎 基本を身につければ できる喜びを感じ学習意欲が高まるであろう 既習習事項の活用 2 年生までに学習した 長さ の活動をふり返りながら, 共通点, 相違点に着目して, 課題解決の手がかりにしていく 既習事項の何を活用すれば, 課題が解決できそうなのか, 学習の見通しを持たせることで, 課題解決をスムーズにさせる ヒントとなる学習の足跡を掲示する

研究仮説 2 一人ひとりが自分の考えを持ち, 話し合いを充実させることができれば, 学びの楽しさを感じることができるであろう 一人ひとりが自分の考えを持つ 長さを実際に体感する活動を多く積み重ねることにより, 児童の長さに対する量感を育み, 実感を伴う理解を促すことで, 長さに対する理解を深めさせていく 身近な素材や実生活に即した課題を与えることにより, 長さを身近に感じて, 関心を持って課題解決に取り組むことができるようにしていく 話し合いの充実 自分の考えを自由に書き込むことができるワークシートを用意し, 地図と式を対応させたり, 色分けをしたりといったいろいろな方法で自分の考えを友達にわかりやすく説明できるように, 表現活動に取り組ませる 友達の考えを自分の考えと比べながら聞くことで, 理解を深めさせる 3 単元の目標 測定の対象に応じて計器を選び, 進んで測定しようとする ( 関心 意欲 態度 ) kmと m の関係がわかり, 目的に応じて単位を選んだり, 適切な計器を選んだりすることを考えている ( 数学的な考え方 ) 巻き尺を使って, 身の回りのものの長さを測ったり, kmや m を単位として長さを表したりすることができる ( 技能 ) 長さの単位 1 kmを知り, 他の単位との関係を理解している また, 長さについての豊かな感覚をもっている ( 知識 理解 ) 4 指導計画 ( 総時間 8 時間本時 6/8) (3) キ小単元学習活動評価の具体的な内容 1 はかり方2 ロメートル1 紙飛行機を飛ばして, 飛んだ 2 3 4 5 (3) 6 距離の長さを測る方法を考える きょり の意味を知る 巻き尺を使って距離を測る 巻き尺の目盛りの読み方を練 習する 測る対象物にあったものさし や巻き尺がどれかを考える グループで, 実際にいろいろ な物の長さを測る 測定するときに気をつけるこ とや, 気づいたことを話し合う 道のりと距離の違いを知る 単位kmや m との関係を知る 長さの計算のしかたを知る 実際に学校から 1 km歩き, 歩 数や時間を測定する 道のりとかかる時間を組み合 わせて, 市内めぐりをするコー スを考える 回り方の違いによる, 道のり とかかる時間の差を求める ( 本時 6/8) 巻き尺を使って長さを測 ることのよさに気づき, 進 んで測定しようとしてい る ( 観察 発表 ) 長さの見当をつけ, 測定 する対象物に応じて単位や 測定計器を選ぶことができ る ( ノート 発表 ) 長さの予想をもとに適切 な計器を選び, 正確に測る ことができる ( 観察 発表 ) 道のり と きょり の 違いや, 長さの単位の関係 を理解している ( ノート ) 1 kmのだいたいの量感を 持っている ( 観察 発表 ) 道のりとかかる時間から 効率のよいコースを考えて いる 既習を活かして, 工夫し て計算している ( ワークシート 発表 ) 評価の観点 関考技知

(1) 力(1) だめし7 8 練(2) 展開見出す10 分わかる 習 既習事項の理解を深める 既習事項のたしかめをする 標識を読み取り, 長さを計算 で求める 文章や標識から道のりの 関係をつかみ, 図に表すこ とができる ( ノート ) 5 本時の指導 ( 本時 6/8) (1) 本時の目標 道のりと時間を使って効率的なコースを考えることができる ( 数学的な考え方 ) 既習を活かし, 長さの計算を工夫する仕方を理解している ( 知識 理解 ) 1. 素材を知る 学習活動支援 ( ) 評価 () 資料 道のり 学校もろ神社 3 km もろ神社運動 公園 もろ神社文化 文化 文化 運動 公園 運動 公園 運河 運河 時間 7 分 2 km 600m 6 分 2 km 5 分 2 km 500m 6 分 7 km 15 分 9 km 20 分 写真, 地図, データを表示する 地図上で, スタートとゴールを確認し, どのようなコースがあるかをたどって, 問題場面をつかませる 効率的に移動することの意味をつかむ バスに乗って, 市内めぐりをします 学校を出発して, 最初にもろ神社に 行ってから, 文化と運動公園に行って, 最後に運河へ行きます 文化と運動公園のどちらを先に行ったほうがどのくらい近くなるで しょうか 道のりでく らべられそ うだ 運動公園に先に いったほうがよ さそうだな 時間でも くらべられ そうだ 写真 地図 データ ワークシート 道のりを全部 たしてみれば 吹き出し を使って, 問題に対する 自分の考えや答えの見通しを自由に書 かせて発表する 吹き出し に書かれた考えを把握して, 児童の反応をつかむ 2. 学習問題をつくる

( 学 ) 目てき地までの近い道のりをさがそう 15 分深める15 分まとめあげる3. 自力解決する 道のりを全部たしてくらべる 計算しやすい工夫を考えるように助言する 調べる( 式 )3 km+2km+2 km500m+9 km= 16km500m 3 km+2 km600m+2km 500m+7 km= 15 km100m 16km 500m-15km 100m=1 km400m 学校からもろ神社までは同じだから, 計算しない ( 式 ) 2km+2 km500m+9km=13 km500m 2km600m+2km500+7km=12km100m 13 km 500m-12km 100m=1 km400m 道のりが同じところは, たさなくてもいいので, のこりでくらべる ( 式 )2 km+9km=11 km 2km 600m+7km=9km 600m 11km-9 km600m=1km 400m 4. それぞれの考えを発表し合う グループで発表し合い, 考えを交換する 全体で発表し合う * 運動公園を先にまわった方が近い * 道のりの差は 1km 400m * 同じところをはぶいて計算すると, 簡単に計算できる 5. 時間でもくらべてみる 時間も同じところを除いて残りで計算してくらべると, 運動公園に先に行く方が4 分短くなる 6. まとめをする 工夫したことは, どんなことでしょう ( ま ) 地図に道のりや時間を書きこむとわかりやすい なる 必要なデータを地図に書き込ませたり, 計算したところを色分けしたりするとわかりやすいことに気づかせる 道のりやかかる時間から, 効率のよいコースを考えている ( 数学的な考え方 ) 1 つの式にすると比べやすいことを助言する 前時までに学習した長さの計算の仕方を理解して計算しているか確認する 1 つのやり方ができた児童は, 他の考え方でもやってみる より簡単に計算できる方法を見つけさせる 地図と対応させながら発表する 友達の発表をよく聞きながら共通点や相違点に気づかせる また, 友達の考えのよいところに気づかせる たさなくてよい部分があることがわかり, 手際よく計算する仕方を理解している ( 知識 理解 ) たさなくてもすむところは, のぞいて計算するとかんたんに 掲示用画用紙

5 分 7. ふり返りカードを書く 自分の考えを書くことができたか 友達の考えを聞いて, 同じところや違うところを見つけることができたか 本時の学習をふり返り, 自己評価や学習の感想を書き, 次時への意欲をもたせる ふり返りカード 地図 運河 もろ神社 学校 文化 運動公園 (3) 板書計画 バスで市内めぐりをします 学 目てき地までの近い道のり をさがそう 写真写真写真写真 児童の考え 児童の考え 地図 児童の考え データ ま くふうしたこと たさなくてすむところは, のぞいて計算するとかんたんになる 地図に道のりや時間を書きこむとわかりやすい