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特定できるものではありませんでした そのため 個人の体質や体調による影響が大きく影響したものであると判断しました よって 当該製品が原因と考えられる健康被害の発生は 確認されませんでした ただし 届出の製品と喫食実績で調査対象とした製品でルテイン量に違いがありましたので 既存情報から喫食経験および安

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2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

(3) 摂取する上での注意事項 ( 該当するものがあれば記載 ) 機能性関与成分と医薬品との相互作用に関する情報を国立健康 栄養研究所 健康食品 有効性 安全性データベース 城西大学食品 医薬品相互作用データベース CiNii Articles で検索しました その結果 検索した範囲内では 相互作用

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

(2) 健康成人の血漿中濃度 ( 反復経口投与 ) 9) 健康成人男子にスイニー 200mgを1 日 2 回 ( 朝夕食直前 ) 7 日間反復経口投与したとき 血漿中アナグリプチン濃度は投与 2 日目には定常状態に達した 投与 7 日目における C max 及びAUC 0-72hの累積係数はそれぞれ

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News Release 報道関係各位 2015 年 6 月 22 日 アストラゼネカ株式会社 40 代 ~70 代の経口薬のみで治療中の 2 型糖尿病患者さんと 2 型糖尿病治療に従事する医師の意識調査結果 経口薬のみで治療中の 2 型糖尿病患者さんは目標血糖値が達成できていなくても 6 割が治療

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3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

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血糖値 (mg/dl) 血中インスリン濃度 (μu/ml) パラチノースガイドブック Ver.4. また 2 型糖尿病のボランティア 1 名を対象として 健康なボランティアの場合と同様の試験が行われています その結果 図 5 に示すように 摂取後 6 分までの血糖値および摂取後 9 分までのインスリ

日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

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Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

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ⅱ カフェイン カテキン混合溶液投与実験方法 1 マウスを茶抽出液 2g 3g 4g 相当分の3つの実験群と対照群にわける 各群のマウスは 6 匹ずつとし 合計 24 匹を使用 2 実験前 8 時間絶食させる 3 各マウスの血糖値の初期値を計測する 4 それぞれ茶抽出液 2g 3g 4g 分のカフェ

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ルグリセロールと脂肪酸に分解され吸収される それらは腸上皮細胞に吸収されたのちに再び中性脂肪へと生合成されカイロミクロンとなる DGAT1 は腸管で脂質の再合成 吸収に関与していることから DGAT1 KO マウスで認められているフェノタイプが腸 DGAT1 欠如に由来していることが考えられる 実際

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グルコースは膵 β 細胞内に糖輸送担体を介して取り込まれて代謝され A T P が産生される その結果 A T P 感受性 K チャンネルの閉鎖 細胞膜の脱分極 電位依存性 Caチャンネルの開口 細胞内 Ca 2+ 濃度の上昇が起こり インスリンが分泌される これをインスリン分泌の惹起経路と呼ぶ イ

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利用されている 最近では ミネラルウォーター 飴 ゼリー ドレッシングなど多種多様な一般食品にも配合されている 市場では ヒアルロン酸 Na を 1 日あたり 120mg 以上配合した食品が販売されており ヒアルロン酸は広く利用されている また 医中誌 JMED Plus のデータベースにヒアルロン

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研究背景 糖尿病は 現在世界で4 億 2 千万人以上にものぼる患者がいますが その約 90% は 代表的な生活習慣病のひとつでもある 2 型糖尿病です 2 型糖尿病の治療薬の中でも 世界で最もよく処方されている経口投与薬メトホルミン ( 図 1) は 筋肉や脂肪組織への糖 ( グルコース ) の取り

食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値

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別添 1 抗不安薬 睡眠薬の処方実態についての報告 平成 23 年 11 月 1 日厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部精神 障害保健課 平成 22 年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 向精神薬の処方実態に関する国内外の比較研究 ( 研究代表者 : 中川敦夫国立精神 神経医療研究センタートラン

第1回肝炎診療ガイドライン作成委員会議事要旨(案)

CQ1: 急性痛風性関節炎の発作 ( 痛風発作 ) に対して第一番目に使用されるお薬 ( 第一選択薬と言います ) としてコルヒチン ステロイド NSAIDs( 消炎鎮痛剤 ) があります しかし どれが最適かについては明らかではないので 検討することが必要と考えられます そこで 急性痛風性関節炎の

第三問 : 次の認知症に関する基礎知識について正しいものには を 間違っているものには を ( ) 内に記入してください 1( ) インスリン以外にも血糖値を下げるホルモンはいくつもある 2( ) ホルモンは ppm( 百万分の一 ) など微量で作用する 3( ) ホルモンによる作用を内分泌と呼ぶ

日本の糖尿病患者数は増え続けています (%) 糖 尿 25 病 倍 890 万人 患者数増加率 万人 690 万人 1620 万人 880 万人 2050 万人 1100 万人 糖尿病の 可能性が 否定できない人 680 万人 740 万人

本日の内容 1. 薬剤師とは? 2. 薬のチェックポイント 3. 作用と副作用 4. 薬の飲み合わせ

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検査項目情報 6475 ヒト TARC 一次サンプル採取マニュアル 5. 免疫学的検査 >> 5J. サイトカイン >> 5J228. ヒトTARC Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital Ver.6 thymus a

複製 転載禁止 The Japan Diabetes Society, 2016 糖尿病診療ガイドライン 2016 CQ ステートメント 推奨グレード一覧 1. 糖尿病診断の指針 CQ なし 2. 糖尿病治療の目標と指針 CQ なし 3. 食事療法 CQ3-2 食事療法の実践にあたっての管理栄養士に

DRAFT#9 2011

D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性

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平成14年度研究報告

ただ太っているだけではメタボリックシンドロームとは呼びません 脂肪細胞はアディポネクチンなどの善玉因子と TNF-αや IL-6 などという悪玉因子を分泌します 内臓肥満になる と 内臓の脂肪細胞から悪玉因子がたくさんでてきてしまい インスリン抵抗性につながり高血糖をもたらします さらに脂質異常症

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改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

( 続紙 1 ) 京都大学 博士 ( 薬学 ) 氏名 大西正俊 論文題目 出血性脳障害におけるミクログリアおよびMAPキナーゼ経路の役割に関する研究 ( 論文内容の要旨 ) 脳内出血は 高血圧などの原因により脳血管が破綻し 脳実質へ出血した病態をいう 漏出する血液中の種々の因子の中でも 血液凝固に関

糖尿病経口薬 QOL 研究会研究 1 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12

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保健機能食品制度 特定保健用食品 には その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をすることができる 栄養機能食品 には 栄養成分の機能の表示をすることができる 食品 医薬品 健康食品 栄養機能食品 栄養成分の機能の表示ができる ( 例 ) カルシウムは骨や歯の形成に 特別用途食品 特定保健用

第三問 : 次の認知症に関する基礎知識について正しいものには を 間違っているものには を ( ) 内に記入してください 1( ) インスリン以外にも血糖値を下げるホルモンはいくつもある インスリンが血糖値を下げる唯一のホルモンです 2( ) ホルモンは ppm( 百万分の一 ) など微量で作用する

はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに

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インスリンが十分に働かない ってどういうこと 糖尿病になると インスリンが十分に働かなくなり 血糖をうまく細胞に取り込めなくなります それには 2つの仕組みがあります ( 図2 インスリンが十分に働かない ) ①インスリン分泌不足 ②インスリン抵抗性 インスリン 鍵 が不足していて 糖が細胞の イン

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医療法人将優会 将優会 クリニックうしたに

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商品名 : イチョウ葉脳内 α( アルファ ) 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) 弊社では当該製品 イチョウ葉脳内 α( アルファ ) と同一処方の製品を 2003 年 1 月より全国で販売しており これまでに累計 350 万袋以上の販売実績がある 健康被害情報について お客様より健康食品相談室に申告があった内容を解析したところ 重篤な症状は一切発生しておらず また当該製品の機能性関与成分であるイチョウ葉由来フラボノイド配糖体 イチョウ葉由来テルペンラクトンの摂取が起因となるような内容の健康被害発生事例は一切報告されていない 従って 当該製品について 健康な成人男女を対象として 1 日摂取目安量を守って適切に使用すれば 安全性に問題はないと判断している 既存情報を 用いた評価 22 次情報 ( データベースに情報が あり の場合 : 食経験に関する安 全性の評価の詳細を記載すること ) ( データベース名 ) 31 次情報 (1 次情報が あり の場合 : 食経験に関する安全性の評価の 詳細を記載すること ) ( 参考文献一覧 ) 1. 2. 3. ( その他 )

安全性試験に関する評価既存情報に 42 次情報よる安全性試験の評価 ( データベースに情報が あり の場合 : 安全性に関する評 価の詳細を記載すること ) ( データベース名 ) 51 次情報 ( 各項目は1 次情報 あり の場合に詳細を記載 ) ( 調査時期 ) ( 検索条件 ) ( 検索した件数 ) ( 最終的に評価に用いた件数と除外理由 ) ( 安全性の評価 ) ( 参考文献一覧 ) 1. 2. 3. ( その他 ) 安全性試験 の実施によ る評価 6in vitro 試 験及び in vivo 試験 7 臨床試験

( 安全性試験を実施した場合 当該試験の報告資料を添付すること ただし 文献として公表されている場合には参考文献名を記載すれば 添付する必要はない ) 機能性関与成分の相互作用に関する評価 8 医薬品との相互作用に関する評価 ( 相互作用が あり の場合 : 機能性表示食品を販売することの適切性を詳細に記載すること ) [1] 血液凝固抑制薬 ( 抗凝固薬 / 抗血小板薬 ) 1)2)3) イチョウには 血小板凝集抑制作用があるため 理論上 ワルファリンなどの血液凝固抑制薬と併用することにより 出血を生じる可能性がある 血液凝固抑制薬の種類により 影響なしのデータもあるが 慎重に利用すること [2] ワルファリン 1)2) イチョウには血小板凝集抑制作用があることが示されている 影響のあるなしに ついては複数の報告があるため 慎重に利用すること [3] イブプロフェン 1)2) 71 歳男性 ( ドイツ ) が濃縮イチョウ葉エキス 40 mgx2 回 / 日 2 年 6 ヶ月以上摂取し 骨関節炎の股関節痛のためにイブプロフェン 600 mg/ 日を摂取したところ 4 週間後に脳出血により死亡した イチョウとイブプロフェンの持つ抗血小板作用の相加的な働きによると理論上考えられる [4] 抗うつ薬 1) イチョウがセロトニン再取り込みを促進することが示唆されるため 理論上 SS RI( 選択的セロトニン再取り込み阻害薬 ) などの薬剤との併用により作用減弱の可能性がある [5] トラゾドン 1) 併用による昏睡の報告あり GABA 作用の亢進により生じたと考えられ イチョウフラボノイドの持つ働きにより相加的に働いた可能性や CYP3A4 誘導による可能性が考えられる [6] アルプラゾラム 1) イチョウは アルプラゾラムの肝代謝を促進させるというよりは 吸収を減弱させ ることが示唆され 作用を弱めるおそれがある [7] ミダゾラム 2) 健康な男性 10 名 ( 平均 24.9±2.6 歳 日本 ) を対象に イチョウ葉抽出物 360 mg/ 日を 28 日間摂取させ ミダゾラム ( 鎮静剤 CYP3A4 基質 ) 8 mg を単回投与した

ところ 血中濃度 (AUC) を上昇させ クリアランス低下が認められた [8] リスペリドン 1) 26 歳のリスペリドン服用患者にて イチョウエキスと併用したことにより持続勃起症を生じた例が1 件報告されている リスペリドンは CYP2D6 と CYP3A4 にて代謝されるため 代謝酵素の阻害によるものと推測される [9] アトルバスタチン 1) イチョウエキスの摂取によりアトルバスタチンクリアランスの上昇 AUC の低下 最高血中濃度の低下がみられた コレステロール合成や吸収には影響しないと思われるが 慎重に利用すること [10] シンバスタチン 1) イチョウエキスの摂取によりシンバスタチンの AUC の低下 最高血中濃度の低下がみられたが イチョウエキスによる薬剤のコレステロール低下能に影響はなかった 薬剤との併用は慎重に行うこと [11] エファビレンツ 1)2) エファビレンツによる HIV 感染の治療を受けている 47 歳男性 ( オランダ ) が イチョウ葉抽出物を数ヶ月間摂取したところ イチョウ葉抽出物中のテルペノイドにより CYP3A4 または P- 糖タンパク質が誘導され 血漿エファビレンツ濃度が減少した ジドブジン ラミブジン エファビレンツによる HIV 感染治療を 10 年間続け 症状が安定していた 41 歳男性 ( カナダ ) が イチョウ葉を含むサプリメントを 2 ヶ月間摂取したところ CD4 細胞数が増加し サプリメント摂取中止後 改善した [12] ヒドロクロロチアジド 1) 併用により 高血圧を生じた例が 1 件報告されている [13] ニフェジピン ( 経口 ) 1) 動物試験と一部の臨床試験にて イチョウ葉エキスと併用することで ニフェジピ ンレベルを上げ 副作用を生じることが示唆される [14] 抗痙攣薬 1) 2) イチョウの種 葉やエキスに含まれるギンコトキシンを高用量で摂取することでてんかん発作を起こす可能性がある てんかんによる痙攣性発作が良好にコントロールされている患者 2 名 (78 歳男性 84 歳女性 オーストラリア ) が通常の治療薬と イチョウ葉抽出物を 120 mg/

日 12~14 日併用したところ 発作が再発した 抗痙攣薬との併用により その作用を減弱させることが示唆される [15] てんかん発作の可能性を高める医薬品 ( 発作閾値低下薬 ) 1) イチョウの種 葉やエキスに含まれるギンコトキシンがてんかん発作を起こす可能性がある [16] オメプラゾール 1) ある特定のイチョウ葉エキス製品にて CYP2C19 が誘導され オメプラゾールレベ ルを下げることが示された [17 ] ビタミン 2) 38 歳女性 ( ブラジル ) がチアミン 900 mg/ 日とイチョウ葉 240 mg/ 日を 4 年間摂 取したところ 脳出血をおこした [18] 糖尿病治療薬 1) 2) イチョウ葉エキスには インスリン分泌や代謝を変化させるため 2 型糖尿病患者の血糖値に影響する可能性 イチョウによる影響は患者の治療状況により異なることが示されている 健康な男性 10 名 ( 平均 24.9±2.6 歳 日本 ) を対象に イチョウ葉抽出物 360 mg/ 日を 28 日間摂取させ トルブタミド ( 血糖降下薬 CYP2C9 基質 ) 125 mg を単回投与したところ 血中濃度 (AUC) の低下が認められたが 薬効 ( 経口糖負荷試験 ) に影響は認められなかった [19] チトクローム P450 1A2(CYP1A2) の基質となる医薬品 1) イチョウ葉エキスには CYP1A2 阻害作用が示唆されるため この代謝酵素により代 謝される薬剤との併用は慎重に行うこと [20] チトクローム P450 2C19(CYP2C19) の基質となる医薬品 1) イチョウ葉エキスには CYP2C19 誘導作用が示唆されるため この代謝酵素により 代謝される薬剤との併用は慎重に行うこと [21] チトクローム P450 2C9(CYP2C9) の基質となる医薬品 1) イチョウ葉エキスには CYP2C9 阻害作用が示唆されるため この代謝酵素により代 謝される薬剤との併用は慎重に行うこと [22] チトクローム P450 2D6(CYP2D6) の基質となる医薬品 1) イチョウには CYP2D6 阻害作用が示唆されるため この代謝酵素により代謝される

薬剤との併用は慎重に行うこと [23] チトクローム P450 3A4(CYP3A4) の基質となる医薬品 1) イチョウには CYP3A4 阻害作用 誘導作用のいずれも示唆されるため この代謝酵 素により代謝される薬剤との併用は慎重に行うこと [24] ブスピロン国内販売現在なし 1) イチョウ セントジョーンズワート メラトニン ブスピロン フルオキセチンとの併用にて 軽躁に陥った例が報告されている イチョウ単独でも起こるのか イチョウ葉とブスピロンの併用によって起こるのかは不明である [25] タリノロール国内販売現在なし 1) 健常男性において イチョウ葉エキス 1 回 120mg を 1 日 3 回 14 日間併用によ り タリノロールレベルの低下がみられた 単回投与においては影響なし [26] フルオキセチン 1) 国内販売現在なしイチョウ セントジョーンズワート メラトニン ブスピロン フルオキセチンとの組み合わせにて 異常な興奮に陥った例が報告されている イチョウ単独で起こるのか 組み合わせによって起こるのかは不明である これらは 臨床的な意義は明確でなく 多くは理論的推測に基づく相互作用である また 本届出製品は健常者を対象としており 上記医薬品を服用していない健常者が適切に摂取する場合 安全上問題ないと考えられる 以上より 当該製品を機能性表示食品として販売することは適切であると判断 9 機能性関与成分同士の相互作用 ( 複数の機能性関与成分について機能性を表示する食品のみ記載 ) した ( 相互作用が あり の場合 : 機能性表示食品を販売することの適切性を詳細に記 載すること )