数学○ 学習指導案

Similar documents
学習指導要領

<4D F736F F D A778F4B8E7793B188C481698D A778D5A90948A7789C8816A202E646F6378>

Microsoft Word - 201hyouka-tangen-1.doc

< F2D30365F8EF68BC68CA48B E6A7464>

学習指導要領

学習指導要領

Microsoft Word - 町田・全 H30学力スタ 別紙1 1年 数学Ⅰ.doc

< F2D332093F18E9F95FB92F68EAE2E6A7464>

学習指導要領

平成23年度東京都教育研究員  地区発表公開授業

学力スタンダード(様式1)

学習指導要領

< F2D F8C8E FA90948A7789C88A778F4B8E7793B1>

○数学科 2年 連立方程式

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

<4D F736F F D AAE90AC94C5817A E7793B188C481698D5D E7397A791E58A A778D5A814094F68FE3816A2E646F63>

頻出問題の解法 4. 絶対値を含む関数 4.1 絶対値を含む関数 絶対値を含む関数の扱い方関数 X = { X ( X 0 のとき ) X ( X <0 のとき ) であるから, 絶対値の 中身 の符号の変わり目で変数の範囲を場合分けし, 絶対値記号をはずす 例 y= x 2 2 x = x ( x

< F2D A793F18CB388EA8E9F95FB92F68EAE2E6A7464>

高ゼミサポSelectⅢ数学Ⅰ_解答.indd

関数を活用することで現実世界の課題を解決できるということを通して, 生徒に関数の有用性を実感させたい そのために, 陸上競技トラックの問題 を用いて, 現実世界の課題から関数関係を見いだし, 表 式 グラフなどを用いて数学的に処理し, 現実世界の課題を解決する ことで, 関数を用いた問題解決の理解を

数学 Ⅲ 微分法の応用 大学入試問題 ( 教科書程度 ) 1 問 1 (1) 次の各問に答えよ (ⅰ) 極限 を求めよ 年会津大学 ( 前期 ) (ⅱ) 極限値 を求めよ 年愛媛大学 ( 前期 ) (ⅲ) 無限等比級数 が収束するような実数 の範囲と そのときの和を求めよ 年広島市立大学 ( 前期

Ⅰ 指導と評価の年間計画 及び 評価規準と単元計画 の作成の手引き 1 指導と評価の年間計画 についてこれは 次の 2 の 評価規準と単元計画 の全単元について その概要を記述したものである 生徒の学習活動に対するより適正な評価 及び生徒の学習の改善に生かされる評価 ( 指導と評価の一体化 ) の実

Microsoft Word - 漸化式の解法NEW.DOCX

英語                                    英-1

2018年度 2次数学セレクション(微分と積分)

学習指導要領

学習指導要領

学習指導要領

6 発展 3 次式の展開と因数分解補充問題, コラム (0.5) 技 整式を適切な形に整理することによって因数分解や計算ができる 見 レポート 式の展開と因数分解の違い 展開と因数分解の関係に関心をもち考察しようとする 関 第 2 節実数 (5) 4 実数 (1) 有理数と無理数の違い, および実数

学習指導要領

数学科学習指導案 1 次方程式 ( 中学校第 1 学年 ) 神奈川県立総合教育センター < 中学校 高等学校 > 数学 理科授業づくりガイドブック 平成 22 年 3 月 問題つくりを題材として取り上げ 身近な生活の中にある数量関係を見いだし それを基に文章題を作らせる指導によって 自ら具体的な事象

DVIOUT-SS_Ma

Taro-@いわてスタンダード中数20

17-年間授業計画(1年数学).xlsx

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

Microsoft Word - 数学Ⅰ

1 対 1 対応の演習例題を解いてみた 微分法とその応用 例題 1 極限 微分係数の定義 (2) 関数 f ( x) は任意の実数 x について微分可能なのは明らか f ( 1, f ( 1) ) と ( 1 + h, f ( 1 + h)

4 単元構想図 ( 全 14 時間 ) 生徒の意識の流れ 表を使って解く 縦 (m) 0 8 横 (m) x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう1 ax = b (x + m) = nは平方根の考えで解くことができる x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう2 x +

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

Σ(72回生用数ⅠA教材NO.16~30).spr

2013年度 信州大・医系数学

2011年度 大阪大・理系数学

本時の展開

<4D F736F F D2094F795AA95FB92F68EAE82CC89F082AB95FB E646F63>

2018年度 岡山大・理系数学

中学 1 年数学 ( 東京書籍 ) 単元別コンテンツ一覧 単元ドリル教材解説教材 確認問題ライブラリ (OP) プリント教材 教材数 :8 問題数 : 基本 40, 標準 40, 挑戦 40 正の数 負の数などの問題を収録 解説教材 :3 確認問題 :3 数直線 数の大小と絶対値などの解説 確認問題

2011年度 筑波大・理系数学

2015年度 金沢大・理系数学

2016年度 京都大・文系数学

Microsoft Word - スーパーナビ 第6回 数学.docx

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

学習指導要領

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

国語科学習指導案様式(案)

学習指導要領

平成 0 年度高校 1 年 ( 中入 ) シラバス予定 授業計画月単元 項目内容時数 10 節三角形への応用数学 Ⅱ 1 章方程式 式と証明 1 節整式 分数式の計算 1 正弦定理 2 余弦定理 三角形の面積 4 空間図形の計量 参 内接円の半径と三角形の面積 発展 ヘロンの公式 1 整式の乗法と因

(3) 指導観本時は 連立方程式の文章題を扱う最初の時間である 方程式の文章題は 個数と代金に関する問題 速さ 時間 道のりに関する問題 割合に関する問題 を扱う これらを解くときには図や表 線分図などを書くことが有効であることを生徒達は昨年度一次方程式の時にも経験している 一元一次方程式を利用する

2015年度 信州大・医系数学

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

○学部 ○○科 学習指導案

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

学習指導要領 ( イ ) 集合集合と命題に関する基本的な概念を理解し それを事象の考察に活用すること 向丘高校学力スタンダード 三つの集合について 共通部分 和集合を求めることができる また 二つの集合について ド モルガンの法則 を理解する ( 例 ) U ={ n n は 1 桁の自然数 } を

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

数学の学び方のヒント

<8D828D5A838A817C A77425F91E6318FCD2E6D6364>

2018年度 筑波大・理系数学

第 ○ 学 年 ○ ○ 科 学 習 指 導 案

Microsoft Word - 微分入門.doc

2014年度 筑波大・理系数学

2011年度 東京大・文系数学

<4D F736F F D DC492F18F6F82C582B A A778F4B8E7793B188C A778D5A90948A7789C8816A202E646F6378>

2018年度 東京大・理系数学

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

1 次関数 1 次関数の式 1 次の表は, ろうそくを燃やした時間 x 分と残りのろうそくの長さ ycm の関係を表しています 次の問いに答えなさい x( 分 ) y(cm ) (1) 上の表のをうめなさい (2) ろうそくは,5 分間に何 cm 短くなっていく

重要例題113

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

< F31332D A CB38E7793B18C7689E62E6A7464>

"éı”ç·ıå½¢ 微勃挹稉弑

【FdData中間期末過去問題】中学数学2年(連立方程式計算/加減法/代入法/係数決定)

<4D F736F F D A E497E182C694BD94E497E181762E646F6378>

Math-Aquarium 例題 図形と計量 図形と計量 1 直角三角形と三角比 P 木の先端を P, 根元を Q とする A 地点の目の位置 A' から 木の先端への仰角が 30,A から 7m 離れた AQB=90 と なる B 地点の目の位置 B' から木の先端への仰角が 45 であ るとき,

学年第 3 学年 2 単元名 ( 科目 ) いろいろな関数の導関数 ( 数学 Ⅲ) 3 単元の目標 三角関数 対数関数 指数関数の導関数を求めることができる 第 次導関数の意味を理解し 求めることができる 放物線 楕円 双曲線などの曲線の方程式を微分することができる 4 単元の学習計画 三角関数 対

2017年度 千葉大・理系数学

2010年度 筑波大・理系数学

25math3

るかどうか, そして, その予想した事柄を ~は, になる という形で表現できるかどうかをみるものである 正答率は, 48.1% であり, 発展的に考え, 予想した事柄を ~は, になる という形で表現することに課題がある (3) 学習指導に当たって 事柄を予想することを大切にする数や図形について成

2 数学 (1) 領域別及び評価評価の観点別観点別の平均通過率 1 領域別 数学 A 問題 (%) 年度 平成 23 年度 平成 22 年度 科目 中学校での内容 数と式図形数量関係 数学基礎 数学 Ⅰ 数学基礎

2016年度 筑波大・理系数学

2014年度 名古屋大・理系数学

2014年度 千葉大・医系数学

学習指導要領

H30全国HP

2019年度 千葉大・理系数学

チェビシェフ多項式の2変数への拡張と公開鍵暗号(ElGamal暗号)への応用

4 月 東京都立蔵前工業高等学校平成 30 年度教科 ( 工業 ) 科目 ( プログラミング技術 ) 年間授業計画 教科 :( 工業 ) 科目 :( プログラミング技術 ) 単位数 : 2 単位 対象学年組 :( 第 3 学年電気科 ) 教科担当者 :( 高橋寛 三枝明夫 ) 使用教科書 :( プロ

数学科学習指導案

( 表紙 )

2015年度 2次数学セレクション(整数と数列)

20~22.prt

PowerPoint Presentation

Transcription:

第 1 学年数学科数学 Ⅰ 学習指導案 1 単元名 二次方等式 二次不等式 2 単元の目標 二次方程式を因数分解や解の公式で導くことができるようにする 二次関数のグラフと 軸との共有点の個数を判別する方法を理解する 一次不等式や二次不等式の解法を 一次関数や二次関数のグラフを利用して理解する 二次不等式を含んだ連立不等式の解法を理解する 判別式をさまざまな事象の考察に応用することができるようにする 二次不等式をさまざまな事象の考察に応用することができるようにする 3 評価規準 関心 意欲 態度 : 関数学的な見方や考え方 : 考数学的な技能 : 技知識 理解 : 知 二次関数のグラフと 軸 二次関数のグラフと 軸 二次関数のグラフと 軸 二次関数のグラフと 軸 の位置関係を基に, 二次 の位置関係を二次方程式 の位置関係を二次方程式 の位置関係と二次方程 方程式や二次不等式の解 の解に対応させて考察す の解を用いて求めること 式の解との関係を理解 について考察しようとし ることができる ができる している ている 二次不等式の解を二次関 二次関数のグラフを活用 二次不等式の解の意味を 数のグラフを用いて考察 して二次不等式の解を求 二次関数のグラフとの することができる めることができる 関係から理解している 4 指導計画 時学習内容学習の目標 1 因数分解を使う解き方 二次方程式の解の公式 因数分解や解の公式等を用いて 二次方程式を解くことができる 解の公式の根号の符号により 実数解の個数の変化を調べことができる 二次方程式の実数解の個数を 判別式を利用して調べることができる 2 二次方程式の係数と実数解 判別式を用いて 二次方程式が実数解や重解をもつよう変数の値の範囲 を求めることができる 3 さまざまな二次方程式を解く 既習の学習内容を用いて 応用問題等の解法に活用できる 4 二次関数のグラフと 軸との共有点の座標 二次関数のグラフと 軸との位置関係 二次関数と二次方程式の関係性を理解して 共有点の座標を求めることができる 判別式を利用して 軸との共有点の個数の変化に応じて 変数の値の範囲を求めることができる

5 6 一次不等式と一次関数 二次不等式と二次関数 二次不等式の解き方 1 二次不等式の解き方 1 二次不等式の解き方 2 一次関数のグラフを利用して 不等式に対応するの値の範囲を求めることができる 二次関数のグラフを利用して 不等式に対応するの値の範囲を求めることができる 判別式を利用して 二次不等式の解を求めることができる 与えられた条件をもとにmの値の範囲を求めることができる 7 さまざまな二次不等式を解く 既習の学習内容を用いて 応用問題等の解法に活用できる 判別式 D を利用してグラフと 軸との位置関係を調べ 二次不等式を解 8 二次不等式の解き方とまとめ くことができる 条件を満たす判別式の符号を確認し 定数の値の範囲を求めることがで 9 二次不等式の応用 連立不等式 きる 条件を満たす判別式の符号を確認し 定数の値の範囲を求めることができる 二つの二次不等式の解を数直線で表し 共通部分を求めることがきる 10 さまざまな二次不等式を解く 既習の二次不等式の学習内容を用いて 応用問題等の解法に活用できる 11 連立不等式 1 12 連立不等式 2 連立不等式を求めやすい形に変形し解くことができる 変数を設定し 条件を満たすように式を立て 解を求めることができる 題意のグラフを満たすよう条件を設定し 定数の値の範囲を求めることができる 13 さまざまな二次不等式を解く 既習の学習内容を用いて 応用問題等の解法に活用できる 全 13 時間のうち 太枠の 6 時間が実証授業となります なお 第 8 時 第 10 時の 学習指導案 活用シート 授業プリント 本時の振り返りシート を 掲載しています

1 年 二次方程式 二次不等式 高等学校数学 Ⅰ( 数研出版 ) P108~P111 (8 時間目 / 全 13 時間 ) 1 本時の目標 与えられた学習課題を 相手に分かりやすく説明することができる 判別式 Dを利用してグラフと 軸との位置関係を調べ 二次不等式を解くことができる 条件を満たす判別式の符号を確認し 定数の値の範囲を求めることができる グループ学習の活動の中で 自分の考えを述べるなど意欲的に意見交流できる 2 本時の展開 関考技知評価の観点 は評価の方法を示す 時間 主な学習活動 指導内容 指導上の留意点と評価 導入 10 分 1. 学習課題の目標の提示 (2 分 ) 本時の学習内容を提示し 目標を明ら 前の時間に配った 活用シート1 で 調べてき かにする た内容を説明してもらいます 相手に分かりやす 発表順は特に指定しない 慣れるまで く説明することで 考える力や表現する力を高め は誕生日順などとする たいと思います 活用シート1 による意見交流 グループ学習 1(4 人グループ ) 2. 学習課題に取り組む (4 分 ) 活用シート1 を準備して4 人で向き合ってください それでは 調べてきたことを説明してください 3. 学習課題の解説 (2 分 ) 課題の問いに対して解説をします 解説 4. 学習課題に取り組む (2 分 ) 4 人で向き合ってもらいます 分からないところや疑問に感じたところを再確認して グループで解決してください 4 人の集まり ( お互いが向き合う ) の形を指示する 不明なところがあれば記録し 疑問点を解消するために 後で質問するよう指示する 机間指導し 生徒たちの活動状況を把握する 問題によっては 解答の 一例 であることをおさえる 活動が停滞しているグループには助言を行う 関 : 積極的に意見交流をしている 学習活動の観察 考 : 根拠をもとに 自分の考えを述べることができる 学習活動の観察 フ リント記述の分析 展開 15 分 5. 学習課題の提示 (5 分 ) 配付した授業プリント1の まとめ を確認します 説明 例題 11 を考えていきましょう 説明 授業プリント1を配布する グラフの向きに注意する 判別式の符号の変化による 軸とグラフの位置関係をおさえる 判別式が有効な利用手段であることをおさえる

6. 学習課題に取り組む プリントの 練習 37 に取り組んでください (7 分 ) 解答の配付 解答を配付します なぜ そのような解答になるのか 各自で考えてみてください (3 分 ) 2 の係数の符号に注意し 求めやすい形に変形するよう指導する グラフを利用することを強調する 配布した解答を使い 答え合わせをさせる 必要に応じ解説する 技 : 判別式を利用することができる 学習活動の観察 フ リント記述の分析 20 分 7. 学習課題の提示 (5 分 ) 応用例題 6 を考えていきましょう 説明 授業プリント1 による話し合い グループ学習 2(4 人グループ ) 8. 学習課題に取り組む 4 人グループになります 分からない所などは 先生に質問しないで グループの中で解決してください プリントの 練習 38 と 類題 と チャレンシ 問題 に取り組んでもらいます それでは 机を移動させてください (10 分 ) 配付済みの解答より なぜ そのような解答になるのか 根拠をグループの中で考えてみてください (5 分 ) 実数解の意味をおさえる 実数解と判別式の符号との関係をおさえる 4 人 1 組のグループになるよう指示する 問題文の解の条件から判別式の符号の向きに注意するよう促す 生徒からの質問は 話し合いが進むようグループの人に聞いて解決するように促す 配布した解答を使い 答え合わせをさせる 必要に応じ解説する 関 : 積極的に話し合いをしている 学習活動の観察 考 : 問題を考察し 判別式を利用することができる 学習活動の観察 フ リント記述の分析 まとめ 5 分 活用シート1 の 本時の振り返りシート による振り返り 一斉の形に戻る 9. 本時を振り返る (3 分 ) 本時の学習内容を振り返ります 振り返りシート に 学習活動や内容を振りかえって気付いたことを書いてください もとの形に机を戻すよう指示する 学習態度や学習内容を振り返ることで今後の授業へつなげる 理解が不十分な生徒には必要に応じて個別指導を行う 10. 回収と配付 (2 分 ) プリントを回収します 授業プリント1 と 活用シート1および本時の振り返りシート を後ろの人が回収してきてください 活用シート2 を配付します 次の時間までに課題の内容を調べておいてください プリントが途中までの生徒は次回までに提出するよう指示する ただし チャレンシ 問題 については 全部できていなくてもよいことを伝え回収する

活用シート 1 ( ) 組 ( ) 番名前 ( ) [ 課題 ]P109 次の解答の下線部 1で 判別式 Dとは何か 説明しなさい また どのような特性がありますか 相手に伝わるように自分の考えを説明しなさい [ 例題 11] ( 説明文 ) 次の 2 次不等式を解け 2 2-3+4>0 [ 解答 ] 2 次方程式の判別式をDとすると 1 D=(-3) 2-4 2 4=-23 2 の係数が正であることから この 2 次不等式 の解はすべての実数 a>0 D<0 ( 例 ) 判別式 D は 解の公式 の根号の中 b 2-4ac を置き換えたものである また 2 次方程式の実数解の個数を判別するときに有効で D>0 のとき 実数解の個数は 2 個 D=0 のとき 実数解の個数は 1 個 D<0 のとき 実数解の個数は 0 個である ( 説明文 ) 以上です 質問があれば言ってください 本時の振り返り 1 グループ活動を通してできたこと ( に印をする ) わからないところを質問する 教える 説明する 自分の意見を言う 2 今日の授業でわかったこと 3 今日の授業の重要ホ イント 4 今日の授業で疑問に思ったこと 5 その他 ( 自由に書いてください )

~ 授業プリント 1 教科書 P108~ ( ) 組 ( ) 番名前 ( ) まとめ a>0 のとき 判別式のまとめ ( 説明例 ) D=b 2-4ac の符号 D>0 D=0 D<0 y=a 2 +b+c のグラフと 軸の位置関係 a 2 +b+c=0 の実数解の個数 2 個 1 個 0 個 [ 例題 11] 次の 2 次不等式を解け 2 2-3+4>0 2 次方程式 2 2-3+4=0 の判別式を D とすると D=(-3) 2-4 2 4=-23<0 2 の係数が正であるから この 2 次不等式の解は すべての実数 [ 練習 37] 次の2 次不等式を解け (1) 2-3+5>0 (3) 3 2-2 3+1 0 2-3+5=0 とおく 3 2-2 3+1=0 とおく D=( 2 3) 2 4 3 1=0 D=(-3) 2-4 1 5 =-11<0 3 2-2 3+1=0 の 実数解は存在する 2 の係数が正であるから この 2 次不等式の解はすべての実数 解の公式より = 3 3 したがって この 2 次不等式の解は = 3 3 3 3 (2) - 2 +-1 0 (4) 2-3+2>2 2-2 -+1 0 2 -+1=0 とおく - 2-2+2>0 2 +2-2<0 D=(-1) 2-4 1 1 =-3<0 2 の係数が正であるから この 2 次不等式の解はない 2 +2-2=0 とおく D=2 2-4 1 (-2)=12>0 よって 2 +2-2=0 の実数解が存在する 解の公式より =1 ± 3 よって 1 3 1+ 3-1- 3<< 1+ 3

~ 授業プリント 1 教科書 P110~ ( ) 組 ( ) 番名前 ( ) [ 応用例題 6] 2 次方程式 2 2 +2m+1=0 が実数解をもつとき 定数 m の値の範囲を求めなさい この 2 次方程式の判別式を D とすると D=(2m) 2-4 2 1=4(m 2-2) 2 次方程式が実数解をもつのは D 0 のときであるから m 2-2 0 m 2-2=0 を解くと m=± 2 よって 求める m の値の範囲は - 2 2 m m 2, 2 m [ 練習 38] 2 次関数 y=2 2 +m+1 のグラフが 軸と共有点をもつとき 定数 m の値の範囲を求めなさい 2 次方程式 2 2 +m+1=0 の判別式をDとすると D=m 2-4 2 1=m 2-8 2 次関数のグラフと 軸が共有点をもつのは D 0のときであるから m 2-8 0 m 2-8=0とおくと m m=±2 2-2 2 2 2 よって 求める m の値の範囲は m 2 2,2 2 m [ 類題 ] [ 練習 38] で 軸と共有点をもたないとき 定数 m の値の範囲を求めなさい D<0 であればいい [ 練習 38] より 2 2<m<2 2 [ チャレンシ 問題 ] 2 次関数 y= 2 +m+9 のグラフについて 次の問いに答えなさい (1) 判別式 D を求めなさい 2 次方程式 2 +m+9=0 の判別式を D とすると D=m 2-4 1 9=m 2-36 (2) 軸と共有点の個数は 定数 m の値によってどのように変わるか D=m 2-36 =(m+6)(m-6) この符号を調べると 1 D>0 すなわち m<-6,6<m のとき 2 個 2 D=0 すなわち m=±6 のとき 1 個 3 D<0 すなわち -6<m<6 のとき 0 個

1 年 二次方程式 二次不等式 高等学校数学 Ⅰ( 数研出版 ) 授業プリント3 (10 時間目 /13 時間 ) 1 本時の目標 与えられた学習課題を 相手に分かりやすく説明することができる 既習の二次不等式の学習内容を用いて 応用問題等の解法に活用できる グループ学習の活動の中で 自分の考えを述べるなど意欲的に意見交流をしている 2 本時の展開 関考技知評価の観点 は評価の方法を示す 時間 主な学習活動 指導内容 指導上の留意点と評価 導入 10 分 1. 学習課題の提示 (3 分 ) 本時の学習内容を提示し 目標を明ら 前の時間に配った 活用シート3 で 作ってき かにする た問題について意見交流をしてもらいます 問題作成 で気づいたことや発見し たことなどを伝えるよう指示する 活用シート 3 による意見交流 グループ学習 1(4 人グループ ) 4 人の集まり ( お互いが向き合う ) の形 を指示する 2. 学習課題の取り組み (7 分 ) 活用シート 3 を準備して 4 人で向き合ってく ださい それでは 意見交流してください 不明なところがあれば記録し 疑問点を解消するために 後で質問するよう指示する 机間指導し 生徒たちの活動状況を把握する 生徒同士の話し合いが進むように生徒からの質問には答えず グループで解決するよう促す 関 : 積極的に問題に取り組んでいる 学習活動の観察 展開 35 分 3. 学習課題の目標の提示 (3 分 ) 今日は 演習の時間とします 単に問題を解くだけではなく 別の解き方はないかなども考えてもらいたいと思います 4. 学習課題の提示 (2 分 ) 配付した授業プリント3をみてください 本時の学習内容を提示し 目標を明らかにする 本時の学習活動の動機付けをねらい 将来はセンター試験などの入試問題も変わることに触れる 授業プリント3を配付する

授業プリント 3 による話し合い グループ学習 2(4 人グループ ) 4 人 1 組のグループになるよう指示す る 5. 学習課題に取り組む プリントの 課題 1 と 課題 2 に取り組みます 4 人グループになります 分からない所などは先生に質問しないで グループ内で解決してください 出来た人は チャレンシ 1 チャレンシ 2 に取り組んでください (20 分 ) 解答の配布 なぜそのような解答をしたか 各自が説明して 解法についてグループの中で話し合ってください (10 分 ) グループで課題の解決に向けて話し合いができるよう生徒からの質問はグループの人に聞いて解決できるように促す 生徒のつぶやきを大切にし 話し合いが停滞しているグループには助言を行う 余裕のあるグループについては 他の解き方について考えるよう指示する 答え合わせをするよう指示する 必要に応じて解説をする 関 : 積極的に話し合いをしている 学習活動の観察 考 : 既習の二次不等式の学習内容を活用することができる フ リント記述の分析 まとめ 活用シート 3 の 本時の振り返りシート による振り返り 一斉の形に戻る もとの形に机を戻すよう指示する 5 分 6. 本時を振り返る (3 分 ) 本時の学習内容を振り返ります 振り返りシート に 学習活動や内容を振りかえって気付いたことを書いてください 7. 回収と配付 (2 分 ) プリントを回収します 授業プリント3 と 活用シート3および本時の振り返りシート を後ろの人が回収してきてください 活用シート4 を配付します 次の時間までに課題の内容を調べておいてください 学習態度や学習内容を振り返ることで今後の授業へつなげる 理解が不十分な生徒には必要に応じて個別指導を行う プリントが途中までの生徒は次回までに提出するよう指示する ただし チャレンシ 1 2 については 全部できていなくてもよいことを伝え回収する

[ 課題 ] 問題の作成 P110: 応用例題 6 の内容をもとに 自分で問題と解答を作ることになりました ( 例 ) 1 すべての実数である 重解である 2 2m -3m 3 オリジナル問題など 活用シート 3 ( ) 組 ( ) 番名前 ( ) ( 問題文 ) ( 解答 ) 問題の作成 を通して気づいたことや発見したことを書いてください 本時の振り返り 1 グループ活動を通してできたこと ( に印をする ) わからないところを質問する 教える 説明する 自分の意見を言う 2 今日の授業でわかったこと 3 今日の授業の重要ホ イント 4 今日の授業で疑問に思ったこと 5 その他 ( 自由に書いてください )

~ 授業プリント3~ ( ) 組 ( ) 番名前 ( ) [ 課題 1] 2 次方程式 2 2 +2m+1=0 が実数解をもつとき 定数 mの値の範囲を求めなさい の問題に対する解答がある 次の問に答えなさい [ 課題 2] 2 次不等式 2 +2m+m+2>0 の解がすべての実数であるとき 定数 mの値の範囲を求めなさい の問題に対する解答がある 次の問に答えなさ い 解答 この 2 次方程式について 判別式を D とすると D=(2m) 2-4 2 1=4(m 2-2) 2 次方程式が実数解をもつのは D 0 のときであるから m 2-2 0 m 2-2=0 を解くと m = ± 2 よって 求める m の値の範囲は m 2, 2 m 1 解答 2 次方程式 2 +2m+m+2=0 の判別式を D とすると D=(2m) 2-4 1 (m+2)=4(m 2 -m-2) 2 次不等式の 2 の係数が正であるから D<0 であればよい m 2 -m-2<0 から (m+1)(m-2)<0 これを解いて -1<m<2 問下線部 1 で 解を 2<m< 2 にしたい 問題文をかえてできるだろうか 説明しなさい ( 一例 ) できる D=4m 2-8 1 一方で 2<m< 2 の解になるには 2 次不等式が (m + 2)(m 2) < 0 m 2-2<0 4m 2-8<0 2 1 と 2 から D=4m 2-8<0 となる D<0 となるのは実数解をもたないときである 以上から 実数解をもつ を 実数解をもたない にかえればよい ( 問 ) 判別式 D を使わずに 別の方法でこの問題を解けるだろうか 説明しなさい ( 一例 ) できる 2 次関数 y= 2 +2m+m+2 とおく 平方完成すると y=(+m) 2 -m 2 +m+2 頂点の座標が (-m,-m 2 +m+2) となる すべての について y>0 となるには 頂点の y 座標が常に正であればよいので -m 2 +m+2>0 m 2 -m-2<0 m 2 -m-2=0 とおく (m+1)(m-2)=0 m=-1,2 よって -1<m<2

[ チャレンシ 1] 次の事柄が成り立つように 定数 a,b の値を定めよ (1) 2 次不等式 a 2 +8+b<0 の解が -3<<1 である -3<<1 を解とする 2 次方程式の 1 つは (+3)(-1)<0 すなわち 2 +2-3<0 両辺に 4 を掛けて 4 2 +8-12<0 a 2 +8+b<0 と係数を比較して a=4,b=-12 [ チャレンシ 2] 0 8 のすべての の値に対して不等式 2-2m+m+6>0 が成り立つ このとき 次の各問い答えよ (1) f()= 2-2m+m+6 とおくとき 頂点と軸を求めよ 求める条件は 0 8 における f()= 2-2m+m+6 の最小値が正となることである f()=(-m) 2 -m 2 +m+6 より頂点 (m, -m 2 +m+6), 軸 =6 (2) 不等式が成り立つ定数 m の値の範囲を求めよ [1] m<0 のとき f() は 0 8 で増加より 最小値は f(0)=m+6 ゆえに m+6>0 よって m>-6 m<0 より -6<m<0 1 (2) 2 次不等式 2a 2 +2b+1 0 の解が 1,3 である 2 1 2,3 を解とする 2 次不等式の 1 つは (2+1)(-3) 0 すなわち 2 2-5-3 0 両辺に 1 3 を掛けて 2 3 2 + 5 3 + 1 0 2a 2 +2b+1 0 と係数を比較して 2a= 2 3, 2b= 5 3 [2] 0 8 のとき最小値は f(m)=-m 2 +m+6 ゆえに -m 2 +m+6>0 m 2 -m-6<0 よって (m+2)(m-3)<0-2<m<3 0 8 より 0 m<3 2 [3]8<m のとき f() は 0 8 で減少より最小値は f(8)=-15m+70 ゆえに -15m+70>0 m < 14 3 これは 8<m を満たさない 求める m の値の範囲は 1 と 2 を合わせて -6<m<3 a= 1 3, b= 5 6 [1] [2] [3] m m m 0 8 0 8 0 8