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れまでの交渉経緯という一連のCOP/CMP 決定が採択された こQ1. 今年のカタール ドーハでの COP18 の焦点は何ですか? 今年のカタール ドーハでの COP18 では, 昨年の COP17 で合意されたダーバン合意を着実に前に進めることが重要であり,1 ダーバンプラットフォーム特別作業部会

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Transcription:

Institute for Global Environmental Strategies Towards sustainable development - policy oriented, practical and strategic research on global environmental issues COP18/CMP18 会議報告 REDD+ について ( 実施者の立場から ) ( 公財 ) 地球環境戦略研究機関 (IGES) 自然資源管理グループ森林保全チーム 山ノ下麻木乃 1 内容 1. COP18 における議論 2. 議論の分析 3. 民間企業の REDD+ への参加 2

COP18 における議論 3 継続 の排出 ) 化からの 2t/year 減少劣化 (CO2 森林減 資金 REDD+ 全体像 @UNFCCC セーフガード MRV システム COP17 国家戦略 / 活動計画原因特定 COP18 排出削減量 COP19 フェーズ アプローチ 1 準備段階 2 試行段階 3 完全実施 戦略策定 政策 活動試行 国レベルでの キャパビル キャパビル継続 活動実施 パフォーマンス ベースからリザルト ベースへ リファレンスレベル COP17 REDD+ 実施に必要な要素 (COP16) 削減活動の実施に対する資金達成された削減量に対する資金 4

COP18:MRV ( 測定 報告 検証 ) システム COP18 の課題 : モダリティの完成 MRVシステム 国家モニタリングシステム REDD+ MRV システム 達成した排出削減量 検証 (V) 報告 (R) 国家森林モニタリングシステム 国家森林モニタリングシステム 途上国 途上国 測定 (M) 5 検証方法 で対立の末 COP 決定なし ドナー国 アマゾンファンド 1 億ドル REDD+ 受益国 独立した国際的な検証プロセスを要求 より簡易な 国際的協議と分析 (ICA) 提供した資金が削減につながっ 困難な検証の必要性なした確証必要 基金ベースの資金メカニズム念頭 市場メカニズム クレジット発行 Brazil protects it. The world 排出量オフセットを念頭 supports it. Everybody wins. どのようなREDD+ を求めているのか に食い違い = 資金関連の対立が技術面の議論にも影響 6

1 準備段階 戦略策定キャパビル COP18 の議論 : 資金 2 試行段階 政策 活動試行キャパビル継続 削減活動実施に対する資金 3 完全実施 国レベルでの活動実施 現在 : 二国間 多国間資金使用の効率性? 将来 : どのような資金ソース 資金メカニズム? リザルトベースの資金 途上国 : 全段階での資金確保の確証 先進国 : 資金使用の透明性 効果的な使用 7 第 3 フェーズでどのような資金メカニズム? AWG-LCA15(2012 年 8 月 ) 共通認識 : REDD+ 活動のスケールアップには資金が必要 公的資金に加え 民間資金 が不可欠 資金メカニズム 市場メカニズム ( カーボンクレジット それ以外の商品 ) 市場以外の資金メカニズムの開発 カーボン以外のベネフィットに対する資金メカニズム 8

市場メカニズムを活用するために必要なこと 信頼性のある取引可能なクレジット発行 MRV( 途上国の能力 適切な方法論 ) リスク ( 非永続性 リーケッジ ) の対処方法 市場の構築 整備 ダブルカウント防止 (REDD+ レジストリ 管理組織 ) クレジット価格の適正化 安定化 先進国の野心的なコミットメント 気候変動政策の長期的な展望 ようやく具体的な問題が明確にされた段階 9 議論の分析 10

REDD+ 交渉は新たな 合意が難しい 段階に入っている - Honeymoon is over!? 今までの REDD+ 交渉は より良い 持続可能な森林管理 の議論 = 合意しやすかった 実際の運用ルール メカニズムの議論ル = 利害が衝突 しかし 信頼性のあるクレジット発行 市場メカニズム構築のためには 技術面でのルールの合意が必要 段階的に向上 改善することが可能な フレキシブルなルール 途上国のキャパビル ( フェーズ1,2の支援継続 ) 11 REDD+ メカニズム構築にはまだ時間がかかる 資金メカニズムは REDD+ に限った議題ではない 全体的な気候変動緩和対策の枠組みにおける REDD+ の位置づけに関連する議論が必要 12

REDD+ 気候変動緩和対策 KPCP1 目標 中期目標 2012 2020 京都議定書 CP1 CP2 すべての国が参加 NAMAs する途上国における適切な緩和行動国際枠組 多様なアプローチ (BOCM/JCM) ボランタリー市場 それぞれの関係性は不明瞭だが 議論は進んでいる REDD+ 以外の交渉議題との連携が必要 13 REDD+ が停滞するわけではない 途上国の REDD+ レディネスは進んでいる 二国間 多国間の支援 ノルウェー 英 米 独 豪が REDD+ の支援継続を約束 支援の成果も上がっている アマゾンファンド (1 億 2 千万ドル ) REDD+ の重要性も認識されている 30000 25000 20000 15000 10000 5000 0 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 ブラジルアマゾンの森林減少 (km2) (COP18 サイドイベントの情報 ) 14

2 目標とギャップ (UNEP, 2011) 15 REDD+: 無視できない削減オプション 森林分野の排出削減ポテンシャルは大きい 森林分野は世界の GHG 排出量 の20% 占める 熱帯林から年間 30 億 t CO2 排出 ( 日本 :13 億 t CO2) 2 目標達成のためには無視できない削減オプション 森林保全からのコベネフィットも期待できる 森林の多面的機能 環境 ( 生物多様性 水源 ) 世界の GHG 排出源 (IPCC 2007) 社会 ( 農村部貧困 先住民権利 ) REDD+ を実際に使用できるオプションにすることが重要 16

REDD+ では 実際の活動が交渉に反映されていく 京都議定書 CP1では 交渉での決定に従って動いてきた 現在は 活動を実施しながら枠組みを作っていく状況 日本も JCM/BOCM( 二国間メカニズム ) で REDD+ 活用の実例 成功例を作り 交渉に反映させるべき 市場メカニズムの実証活動となる可能性 削減目標の野心の向上にも役立つ 17 民間企業の REDD+ への参加 18

森林カーボンマーケット 現在はボランタリー市場で森林プロジェクトからのカーボンクレジットが取引されている 民間企業のクレジット購入動機 排出削減 ( コンプライアンス 自主目標 ) 森林プロジェクトのコベネフィット (CSR, PR) サプライチェーンのグリーン化 PR コンプライアンス CSR 投資 (Ecosystem Marketplace, 2012) 19 民間企業と REDD+ との関係 民間資金の重要性は認識されているものの 現時点で民間企業の REDD+ 参加のインセンティブは不明瞭 日本の削減目標とその手段が明確でない 国際的なREDD+ の枠組みができていない 現在はキャパビル段階 公的資金の支援が主流 民間企業はREDD+ にどう関わっていくことができるか? 20

森林減少 劣化の原因と企業活動 原因は 住民の貧困 と 商業活動 森林減少原因都市化インフラ採鉱住民の農業 森林劣化原因放牧火災薪炭 商業的農業 材の伐採 アフリカ中南米アジア アフリカ中南米アジア (Kissinger, 2012) 21 サプライチェーンのグリーン化 Ex. ユニリーバは 2020 年までに パーム 大豆 紙 牛肉 木材のサプライチェーンにおける森林減少のネットゼロ化をめざしている (The guardian) 住民の生活向上に着目した投資ファンド Ex. Livelihoods fundは途上国の生活向上と森林保全に関連したngo のプロジェクトに投資し そのリターンをカーボンクレジットで回収する民間ファンド COP19では 森林減少 劣化の原因 が議論 民間企業のREDD+ への関わり方や責任がより具体的に見えてくる可能性 22

Institute for Global Environmental Strategies Towards sustainable development - policy oriented, practical and strategic research on global environmental issues どうもありがとうございました IGESでは コミュニティの森林モニタリング REDD+ 交渉の分析などに関するペーパーを作成しています http://www.iges.or.jp/jp/fc/index.html メールでのアップデート情報 ( 不定期 ) 配信をご希望の方は fc letter@iges.or.jp までご連絡ください 23