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< 業種別 > 2 製造業主要判断 の推移 製造業 29/ /3 見込 /6 予想 < 製造業 > 当期 は 8.0( 前期比 -1.7) 当期 は 9.1( 同 -8.9) 当期 は 5

平成29年度     地域経済動向調査      調査報告書


2. 中途採用をしたことがあるか 中途採用をしたことがある企業は 全体の 95% で あった 調査対象を 右表の 7 つの業種グループに 分類してそれぞれの傾向を分析すると 建設業 運 輸業 サービス業ではすべての企業が中途採用をし たことがあると回答した その他の業種グループで も 9 割前後の企

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平成 29 年度下期新潟市景況調査 ( 本報告 ) Ⅳ テーマ別調査結果 93

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平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7

平成10年7月8日

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2017年 北陸3県後継者問題に関する企業の実態調査

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中小企業の雇用・賃金に関する調査結果(全国中小企業動向調査(中小企業編)2015年10-12月期特別調査)

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【大同】中小企業経営者アンケート「大同生命サーベイ」-平成28年11月度調査-~ 「景況感」と「中小企業等経営強化法の活用」についてお聞きしました ~

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2010 年 12 月環境経済観測調査統計表 目次 ページ 表 1(1) 主業別 資本金別対象企業数及び回答率 1 表 1(2) 主業別 資本金別回答企業数及び構成比 1 表 2-1 我が国の環境ビジネス全体の業況 資本金別 主業別 2 表 2-2 発展していると考える環境ビジネス 資本金別 主業別

第 70 回経営 経済動向調査 公益社団法人関西経済連合会 大阪商工会議所 < 目次 > 1. 国内景気 2 2. 自社業況総合判断 3 3. 自社業況個別判断 4 4. 現在の製 商品およびサービスの販売価格について 8 参考 (BSI 値の推移 ) 11 参考 ( 国内景気判断と自社業況判断の推

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関東地方の者が約半数を占める (45.3%) 続いて近畿地方 (17.4%) 中部地方 (15.0%) となっている 図表 2-5 地域構成 北海道 東北関東中部近畿中国四国九州 沖縄総数 (%) 100.0% 8.9% 45.3%

第三章:保育士の就業・就職行動と意識

調査要領 1. 調査の目的 : 人口減少による労働力不足が懸念されるなかで 昨年 4 月には女性活躍推進法 ( 正式名称 : 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ) が施行されるなど 女性の社会進出がさらに進むことが期待されている そこで 女性の活躍に向けた取り組み状況について調査を実施す

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滋賀県内企業動向調査 21 年 1- 月期定例項目結果 1. 自社の業況判断 (1) 自社の業況判断 DI は 四半期連続のプラス水準を維持も は 四半期ぶりにマイナス水準に低下 1. の動向 ( 図 1-1) 今回の調査 (1 年 1- 月期 ) での自社の業況判断 DI は前回 (-9 月期 )

平成 21 年第 1 回 ( 平成 21 年 2 月 1 日実施 ) 鳥取県企業経営者見通し調査報告 目次ヘ ーシ 御利用にあたって 1 1 業界の景気判断 3 2 自己企業の売上高判断 5 3 自己企業の経常利益判断 7 4 生産数量の判断 9 5 在庫水準の判断 10 6 生産設備の規模判断 1

2 継続雇用 の状況 (1) 定年制 の採用状況 定年制を採用している と回答している企業は 95.9% である 主要事業内容別では 飲食店 宿泊業 (75.8%) で 正社員数別では 29 人以下 (86.0%) 高年齢者比率別では 71% 以上 ( 85.6%) で定年制の採用率がやや低い また

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平成22年7月30日

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平成 23 年 11 月 17 日 問い合わせ先 国土交通省土地 建設産業局土地市場課課長補佐松本浩 係長塩野進代表 : ( 内線 :30-214) 直通 : 土地取引動向調査 ( 平成 23 年 9 月調査 ) の結果について 1. 調査目的 本調査

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調査概要 調査目的 : 調査方法 : 調査対象 : 調査期間 : 兼業 副業に対する企業の意識調査 電話調査法 2,000 社 帝国データバンクが所持している企業データより全国の中小 中堅 大企業をランダム抽出 ( 社員規模は 10 名以上 ) 2017 年 1 月 6 日 ~1 月 27 日 集計

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

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目次 調査結果の概要 1 小企業編 中小企業編 概況 3 概況 15 調査の実施要領 4 調査の実施要領 16 業況判断 5 業況判断 17 売上 1 売上 2 採算 11 利益 21 資金繰り 借入 12 価格 金融関連 22 経営上の問題点 13 雇用 設備 23 設備投資 価格動向 14 経営

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< アンケート結果 > 健康経営等に関する設問 Q. 貴社において 改善 解決したい課題はありますか Q. 貴社において 従業員が健康的に働けるよう独自に取り組んでいること ( または今後 取り組んでみたいことは何ですか Q. ご自身の健康のために独自に取り組んでいること ( または今後取り組んでみ

結果概要 Ⅰ 人手不足への対応について 1. 人員の過不足状況について 社 % 不足している 1, 過不足はない 1, 過剰である 合計 2, 全体では 半数以上の企業が 不足している と回答 n =2,

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- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

平成 24 年 5 月 1 日 問い合わせ先 国土交通省土地 建設産業局土地市場課課長補佐松本浩 係長長瀨裕太代表 : ( 内線 :30-214) 直通 : 土地取引動向調査 ( 平成 24 年 3 月調査 ) の結果について 1. 調査目的 本調査は

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結果概要 Ⅰ 人手不足への対応について 1. 人員の過不足状況について ( 前年調査比較 ) 社 % 不足している 1,336(1,319) 55.6(50.3) 内円 : 平成 27 年調査 外円 : 平成 28 年調査 n =2,405 過不足はない過剰である無回答合計 955(1,195) 3

警備員指導教育責任者の選任の基準 ( 警備員規模別 ) 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% 9 人以下 (n=65) 26.2% 9.2% 6.2% 6.2% 49.2% 3.1% 2.6% 10~29 人 (n=116) 30.2% 13.8% 5.2% 8.6

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(2) 予定される行動計画導入方法 ( 問 21 で 2 策定に向けて検討中である と答えた方へ ) 付問 1 一般事業主行動計画は どのような方法で導入する予定ですか ( はいくつでも ) 次世代育成支援対策推進法に基づく 一般事業主行動計画 を策定に向け検討中の事業所で どのような方法で導入する

表 6.1 横浜市民の横浜ベイスターズに対する関心 (2011 年 ) % 特に何もしていない スポーツニュースで見る テレビで観戦する 新聞で結果を確認する 野球場に観戦に行く インターネットで結果を確認する 4.

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従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

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独立 起業に関心を持つ理由は 定年後の収入不安 副業 パラレルワークへの興味 年齢層が上がるごとに 独立 起業による収入アップへの期待が高まっている 独立 起業に関心を持っている理由の TOP3 は 第 1 位 定年退職後の収入に不安がある 39.0 第 2 位 副業やパラレルワークに興味がある 3

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はじめに 会社の経営には 様々な判断が必要です そのなかには 税金に関連することも多いでしょう 間違った判断をしてしまった結果 受けられるはずの特例が受けられなかった 本来より多額の税金を支払うことになってしまった という事態になり 場合によっては 会社の経営に大きな影響を及ぼすこともあります また

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2. 改正の趣旨 背景 (1) 問題となっていたケース < 親族図 > 前提条件 1. 父 母 ( 死亡 ) 父の財産 :50 億円 ( すべて現金 ) 財産は 父 子 孫の順に相続する ( 各相続時の法定相続人は 1 名 ) 2. 子 子の妻 ( 死亡 ) 父及び子の相続における相次相続控除は考慮

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おおちゃん融資制度 大槌町公式キャラクターおおちゃん おおちゃん融資制度とは町内中小企業者の皆さんが必要な事業資金を低利で受けられるよう 取扱金融機関から受けた融資に対し 町が利子の一部又は全額 保証料の全額を補助する制度です 補給対象の融資制度 ( 次ページ以降参照 補助金のつなぎ資金は最終ページ

図表 2 新規事業創造推進の主導 自社の新規事業創造の推進について 最も当てはまるものを 1 つお選びください % 図表 3 (1) 全体 現場主導 25.3 推進していない 19.1 新規事業創造推進の主体 経営主導 55.6 あなたは 自社における新規事業創造は 本来 誰が中心となって担うべきだ

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2018 年 11 月 滋賀銀行のシンクタンクである しがぎん経済文化センター ( 大津市 取締役社長中川浩 ) は 滋賀県内企業の事業承継の動向を調査するために 滋賀県内企業動向調査 (2018 年 7-9 月期 ) のなかで 特別項目 : 事業承継について を実施しました 今回 その結果がまとまりましたので公表いたします 調査結果の要旨 1. 事業承継について 滋賀県内企業動向調査特別アンケート ~ 事業承継について ~ 経営者が 60 歳以上の企業 1 割が事業承継 未定 調査概要 調 査 名 : 滋賀県内企業動向調査 (2018 年 7-9 月期 ) [ 特別項目 : 事業承継について ] 調査時期 :2018 年 8 月 9 日 ~31 日 調査方法 : 郵送による配布 回収 調査対象先: 滋賀県内に本社を置く企業および県外からの進出企業 922 社 回 答 数 :312 社 ( 有効回答率 34%) (1) 経営者が 60 歳以上の企業は 9 割弱が 事業承継を行う予定 だが 未定 も 1 割 事業承継の方針は 全体では 事業承継を行う予定 が 7 割 (72.8%) を占めた が上がるほど 事業承継を行う予定 が増加する傾向にあり 60 歳以上では 9 割弱となった一方で 約 1 割が 未定 (2) 事業承継を行う予定 と回答した企業のうち 経営者が 70 歳以上の企業の 2 割で事業承継の時期が 未定 事業承継の時期は 全体では 未定 が約 3 割 (27.9%) で最も多い が 100 人以下の企業では 5 割弱が 5 年以内の承継を目指している 別では 60 代で 5 割 (53.2%) 70 歳以上で 7 割 (71.5%) が 5 年以内の承継を目指している 一方 70 歳以上でも 未定 が約 2 割 (19.6%) ある (3) 承継の方法は 家族 親族 従業員等への承継 が 9 割 承継の方法は 全体では 家族 親族 従業員等への承継 ( 社外からの招へい含む ) が 9 割 (90.3%) を占めた が 50 歳以降では 年代が上がるにつれ 家族 親族 従業員等への承継 が増加するとともに 少ないながらも M&A 等による事業の譲渡 も増加する傾向にある (4) 経営者が 70 歳以上の企業の 2 割超で 後継者が決まっていない 後継者または後継者候補の決定状況は 全体では すでに後継者は決まっている (56.9%) が 5 割を超えた 別では 10 人以下 の企業で すでに後継者が決まっている が 7 割 (70.0%) に達した 301 人以上 は 14.3% と他の区分に比べて低かった が上がるにつれ すでに後継者が決まっている が増加する傾向にあり 70 歳以上では 7 割 (73.6%) も 2 割超 (26.4%) の企業で後継者が決まっていない (5) が少ない企業ほど 家族 親族 が後継者またはその候補者 後継者または後継者候補 ( 複数回答 ) は 全体では 家族 親族 (76.7%) が 7 割超 が 300 人以下の企業では が少ないほど 家族 親族 の割合が高く 逆にが多いほど 役員 従業員 ( 家族 親族以外 ) が高くなる傾向がある 経営者が 60 代 の企業は他の年代に比べて 家族 親族 の割合が低く 逆に 役員 従業員 ( 家族 親族以外 ) 承継を目的に社外から招へいした後継者 が高い 1 / 10

(6) 事業承継の相談先は 6 割が 自社の顧問税理士 公認会計士 弁護士 事業承継についての相談先 ( 複数回答 ) は 全体では 自社の顧問税理士 公認会計士 弁護士 (60.7%) が最も高い が 10 人以下 の企業は 親族 友人 知人 が約 4 割 (39.5%) と高い 2.M&A について (1) 資本金規模小さい企業ほど M&A にプラスのイメージ抱く傾向 事業承継の手段としての M&A については 全体では いい手段だと思う (43.0%) と よくわからない (45.5%) がほぼ同じ 資本金規模の小さい企業ほど いい手段だと思う がおおむね増加する傾向にある 特に 1,000 万円以下 個人 と 5,000 万円超 ~1 億円以下 の企業で いい手段だと思う が 5 割前後を占めたが 5,000 万円超 ~1 億円以下 は いい手段だとは思わない も 2 割を占め 評価は分かれている 1 億円超の企業では よくわからない が 6 割を占めた (2)M&A による事業承継のメリットは 従業員の雇用確保 が 7 割 M&A による事業承継のメリットについては 全体では 従業員の雇用を確保できる が 7 割 (71.1%) を占めた が 10 人以下 の企業は 取引先を引き継ぐことができる が 9 割 (91.7%) に達した 101~300 人以下 では 事業の拡大 発展や企業体質の強化が期待できる (76.9%) が 7 割を超えた 以上 2 / 10

回答企業の属性 業種は 製造業 (46.2%) が最も多く 次いで 建設業 (16.0%) 卸売業 (10.3%) となった は 11~50 人以下 (41.3%) が最も多く 次いで 10 人以下 (19.2%) 51 ~100 人以下 (15.1%) となった 資本金は 1,000 万円超 ~5,000 万円未満 ( 50.7%) が最も多く 5 割を超えた 次いで 1,000 万円以下 個人 ( 27.9%) 5,000 万円超 ~1 億円以下 (15.1%) となった は 60 代 (33.3%) が最も多く 次いで 50 代 (25.0%) 70 代 ( 18.9%) となり 60 歳以上が全体の 54.8% を占める 図表 1 業種 (n=312) 図表 2 (n=312) その他の非製造業 2.9% 無回答 0.3% 301 人以上 4.5% 無回答 6.1% 運輸 通信業 4.5% サービス業 9.6% 10 人以下 19.2% 小売業 6.7% 製造業 46.2% 101~300 人以下 13.8% 卸売業 10.3% 51~100 人以下 15.1% 不動産業 3.5% 非製造業,53.8% 建設業 16.0% 11~50 人以下 41.3% 図表 3 資本金 (n=312) 図表 4 経営者の現在の年齢 (n=312) (2018 年 7 月 31 日現在 ) 1 億円超 ~ 3 億円以下 2.2% 3 億円超 3.5% 無回答 0.6% 80 歳以上 2.6% 無回答 0.3% 40 歳未満 2.9% 5,000 万円超 ~ 1 億円以下 15.1% 1,000 万円以下 個人 27.9% 70 代 18.9% 40 代 17.0% 1,000 万円超 ~ 5,000 万円以下 50.6% 60 代 33.3% 50 代 25.0% 次ページ以降の属性分析では 属性が不明なもの ならびに 設問に対して無回答のものは含まないため 各属性の回答数の合計は 全体 とは一致しないことがある 3 / 10

1. 事業承継について (1) 事業承継の方針 全体では 事業承継を行う予定 が 7 割 (72.8%) を占めた 別では 100 人以下の企業で 事業承継を行う予定 が 7 割を超えた 10 人以下 では 事業承継の予定はない ( 廃業するつもり ) が 1 割 (10.0%) を占めた 別では が上がるほど 事業承継を行う予定 が多くなる傾向にあり 60 歳以上では 9 割弱となった一方で 約 1 割が 未定 である 図表 5 事業承継の方針 ( 別 別 ) 全体 (n=312) 72.8 2.9 24.4 10 人以下 (n=60) 11~50 人以下 (n=129) 73.3 79.1 10.0 1.6 16.7 19.4 51~100 人以下 (n=47) 74.5 25.5 101~300 人以下 (n=43) 65.1 34.9 301 人以上 (n=14) 64.3 35.7 40 代以下 (n=62) 50 代 (n=78) 60 代 (n=104) 70 歳以上 (n=67) 37.1 66.7 4.8 89.4 86.6 58.1 3.8 29.5 1.9 1.5 8.7 11.9 1 事業承継を行う予定 2 事業承継の予定はない ( 廃業するつもり ) 3 未定 ( 時期尚早を含む ) (2) 事業承継の時期 (1) で 事業承継を行う との回答者に 承継の時期をたずねた 全体では 未定 が約 3 割 (27.9%) と最も多く その他の選択肢はおおむね 15% 前後 別では 100 人以下の企業は 5 割弱が 5 年以内の承継を目指している 別では 60 代で 5 割 (53.2%) 70 歳以上で 7 割 (71.5%) が 5 年以内の承継を目指している 一方で 70 歳以上でも 未定 が約 2 割 (19.6%) ある 図表 6 事業承継の時期 ( 別 別 ) 全体 (n=222) 11.3 15.8 16.7 13.5 14.9 27.9 10 人以下 (n=43) 14.0 14.0 20.9 9.3 16.3 25.6 11~50 人以下 (n=100) 11.0 15.0 20.0 16.0 15.0 23.0 51~100 人以下 (n=34) 8.8 23.5 14.7 8.8 17.6 26.5 101~300 人以下 (n=27) 14.8 11.1 7.4 7.4 14.8 44.4 301 人以上 (n=9) 11.1 22.2 66.7 40 代以下 (n=23) 50 代 (n=50) 60 代 (n=92) 70 歳以上 (n=56) 4.3 4.0 8.7 4.0 13.0 17.9 4.3 4.3 24.0 15.2 30.4 25.0 47.8 34.0 14.1 23.2 4.3 7.1 30.4 34.0 28.3 1.8 19.6 11 年以内に承継したい 22~3 年以内に承継したい 34~5 年以内に承継したい 46~10 年以内に承継したい 510 年後以降の承継を考えている 6 未定 4 / 10

(3) 事業承継の方法 (1) で 事業承継を行う との回答者に 承継の方法をたずねた 全体では 家族 親族 従業員等への承継 ( 社外からの招へい含む ) が 9 割 (90.3%) を占め M&A 等による事業の譲渡 は 2.2% にとどまった 別では 10 人以下 11~50 人以下 の企業で M&A 等による事業の譲渡 の回答があり それぞれ 2.3% 3.9% となった 別では 50 歳以降では年代が上がるにつれ 家族 親族 従業員等への承継 の割合が増加するとともに 割合は少ないながらも M&A 等による事業の譲渡 の回答も増加する傾向にある 図表 7 事業承継の方法 ( 別 別 ) 全体 (n=227) 90.3 2.2 7.5 10 人以下 (n=44) 11~50 人以下 (n=102) 88.2 93.2 3.9 2.3 7.8 4.5 51~100 人以下 (n=35) 88.6 11.4 101~300 人以下 (n=28) 96.4 3.6 301 人以上 (n=9) 77.8 22.2 40 代以下 (n=23) 50 代 (n=52) 60 代 (n=93) 70 歳以上 (n=58) 91.3 84.6 91.4 93.1 1.9 8.7 13.5 2.2 6.5 3.4 3.4 1 家族 親族 従業員等へ承継 ( 社外からの招へい含む ) 2M&A 等による事業の譲渡 3 未定 (4) 後継者の決定状況 (3) で 家族 親族 従業員等への承継 ( 社外からの招へい含む ) との回答者に 後継者または後継者候補は決まっているかたずねた 全体では すでに後継者は決まっている (56.9%) が 5 割を超え 後継者は決まっていないが 候補者はいる (39.7%) が約 4 割となった 別では 10 人以下 の企業で すでに後継者が決まっている が 7 割 (70.0%) に達した 301 人以上 は 14.3% と他の区分に比べて低かった 別では 年代が上がるにつれ すでに後継者が決まっている が多くなる傾向があり 70 歳以上では 7 割 (73.6%) となった 一方で 70 歳以上の企業でも 2 割超 (26.4%) で後継者が決まっていない 後継者は決まっていないが 候補者はいる と 後継者も候補者も決まっていない の合計 5 / 10

図表 8 後継者の決定状況 ( 別 別 ) 全体 (n=204) 56.9 39.7 3.4 10 人以下 (n=40) 70.0 27.5 2.5 11~50 人以下 (n=90) 51.1 44.4 4.4 51~100 人以下 (n=31) 64.5 32.3 3.2 101~300 人以下 (n=27) 51.9 48.1 301 人以上 (n=7) 14.3 71.4 14.3 40 代以下 (n=21) 38.1 52.4 9.5 50 代 (n=44) 40.9 54.5 4.5 60 代 (n=85) 58.8 38.8 2.4 70 歳以上 (n=53) 73.6 24.5 1.9 1 すでに後継者は決まっている 2 後継者は決まっていないが 候補者はいる 3 後継者も候補者も決まっていない (5) 後継者または後継者候補 (4) で すでに後継者は決まっている または 後継者は決まっていないが 候補者はいる との回答者に 後継者または後継者候補は誰かたずねた 複数回答 全体では 家族 親族 (76.7%) が 7 割を超え 次いで 役員 従業員 ( 家族 親族以外 ) が 3 割 (30.6%) となった 別では 300 人以下の企業ではが少ない企業ほど 家族 親族 の割合が高く 逆にが多いほど 役員 従業員 ( 家族 親族以外 ) が高くなる傾向がある 301 人以上 の企業では他と比べて 承継を目的に社外から招へいした後継者 (33.3%) が突出して高くなった 別では 60 代 は他の年代に比べて 家族 親族 の割合が低く 逆に 役員 従業員 ( 家族 親族以外 ) 承継を目的に社外から招へいした後継者 が高い 図表 9 後継者または後継者候補 複数回答 ( 別 別 ) 100% 90% 89.5 別 83.3 82.5 別 86.3 80% 76.7 77.1 73.3 70% 63.0 66.7 66.3 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 30.6 15.8 30.1 40.0 40.7 14.8 33.3 33.3 5.2 6.7 8.4 5.0 2.4 0.5 0.0 0.0 1.2 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 1.2 全体 (n=193) 10 人以下 (n=38) 11~50 人以下 (n=83) 51~100 人 101~300 人 301 人以上以下 (n=30) 以下 (n=27) (n=6) 27.8 40 代以下 (n=18) 32.5 50 代 (n=40) 1 家族 親族 2 役員 従業員 ( 家族 親族以外 ) 3 承継を目的に社外から招へいした後継者 4 その他 37.3 60 代 (n=83) 19.6 2.0 0.0 70 歳以上 (n=51) 6 / 10

(6) 事業承継の相談先 事業承継について 誰に ( どこに ) 相談したか ( する予定か ) をたずねた 複数回答 全体では 自社の顧問税理士 公認会計士 弁護士 ( 60.7%) が最も高く 次いで 取引金融機関 ( 27.5%) 親族 友人 知人 (24.2%) となった 別では すべての区分で 自社の顧問税理士 ~ の割合が最も高くなったが 301 人以上 では 親族以外の役員 従業員 (55.6%) も同数で 1 位となった 10 人以下 の企業は 親族 友人 知人 が約 4 割 (39.5%) と高い 別もすべての区分で 自社の顧問税理士 ~ の割合が最も高くなったが 70 歳以上 では 取引金融機関 (42.9%) が 50 代 では 親族以外の役員 従業員 (26.4%) が他の年代に比べて高くなった 図表 11 事業承継の相談先 複数回答 ( 別 別 ) 全体 の割合が高い順 ( 単位 :%) 合計 1 自社の顧問税理 5 誰にも相談して 3 親族 友人 知 4 親族以外の役士 公認会計士 2 取引金融機関いない ( 相談しな人員 従業員弁護士い ) 全体 211 60.7 227.5 24.2 16.1 12.3 10 人以下 43 53.5 27.9 239.5 7.0 14.0 11~50 人以下 94 62.8 24.5 225.5 16.0 13.8 51~100 人以下 32 75.0 234.4 12.5 25.0 6.3 101~300 人以下 23 60.9 234.8 4.3 13.0 8.7 301 人以上 9 55.6 22.2 22.2 55.6 0.0 40 代以下 30 56.7 20.0 230.0 13.3 13.3 50 代 53 60.4 24.5 22.6 226.4 18.9 60 代 78 59.0 223.1 20.5 14.1 9.0 70 歳以上 49 67.3 242.9 28.6 10.2 8.2 回答数 6 他社や取引先の経営者 7 顧問以外の税理士 公認会計士 弁護士 8 経営コンサルタント ( 中小企業診断士 司法書士等を含む ) 9 その他 10 商工会議所 商工会 全体 211 9.5 8.1 7.6 5.2 3.3 10 人以下 43 11.6 7.0 2.3 2.3 4.7 11~50 人以下 94 7.4 9.6 8.5 2.1 4.3 51~100 人以下 32 9.4 3.1 6.3 12.5 3.1 101~300 人以下 23 17.4 4.3 13.0 8.7 0.0 301 人以上 9 11.1 11.1 11.1 22.2 0.0 40 代以下 30 13.3 13.3 3.3 0.0 0.0 50 代 53 11.3 7.5 5.7 0.0 3.8 60 代 78 6.4 6.4 11.5 14.1 2.6 70 歳以上 49 10.2 8.2 6.1 0.0 6.1 回答数 11 民間の M&A 仲介業者 12 滋賀県事業引き継ぎ支援センター 13 滋賀県産業支援プラザ ( よろず支援拠点 ) 全体 211 2.8 0.5 0.0 10 人以下 43 2.3 0.0 0.0 11~50 人以下 94 3.2 1.1 0.0 51~100 人以下 32 6.3 0.0 0.0 101~300 人以下 23 0.0 0.0 0.0 301 人以上 9 0.0 0.0 0.0 40 代以下 30 3.3 0.0 0.0 50 代 53 3.8 0.0 0.0 60 代 78 2.6 1.3 0.0 70 歳以上 49 2.0 0.0 0.0 網かけ = 各区分の 1 位 2= 同 2 位 7 / 10

2.M&A について (1)M&A( 第三者への事業や株式の譲渡等 ) のイメージ 事業承継の手段としての M&A( 第三者への事業や株式の譲渡等 ) についてどんなイメージを持っているかたずねた 全体では いい手段だと思う (43.0%) と よくわからない (45.5%) がほぼ同じ 別では 10 人以下 と 301 人以上 の企業は よくわからない が 6~7 割を占めて最も多くなった 51~100 人以下 は いい手段だと思う (53.3%) が唯一半数を占めた一方で いい手段だとは思わない も 2 割 (22.2%) を占め 評価が分かれた 別では 40 代以下 のみ いい手段だと思う (54.9%) が半数を占め 60 代 (47.9%) も 5 割近くとなった 50 代 70 歳以上 は わからない が半数を占めた 資本金別では 規模の小さい企業ほど いい手段だと思う がおおむね増加する傾向にある 特に 1,000 万円以下 個人 と 5,000 万円超 ~1 億円以下 の企業で いい手段だと思う が 5 割前後を占めたが 5,000 万円超 ~1 億円以下 は いい手段だとは思わない も 2 割を占め 評価は分かれている 1 億円超の企業では よくわからない が 6 割を占めた 図表 12 M&A のイメージ ( 別 別 ) 全体 (n=235) 43.0 11.5 45.5 10 人以下 (n=42) 28.6 7.1 64.3 11~50 人以下 (n=95) 45.3 9.5 45.3 51~100 人以下 (n=45) 53.3 22.2 24.4 101~300 人以下 (n=31) 45.2 16.1 38.7 301 人以上 (n=12) 25.0 75.0 2.0 40 代以下 (n=51) 54.9 43.1 50 代 (n=64) 32.8 17.2 50.0 60 代 (n=71) 47.9 14.1 38.0 70 歳以上 (n=48) 37.5 10.4 52.1 1 いい手段だと思う 2 いい手段だとは思わない 3 よくわからない 図表 13 M&A のイメージ ( 資本金別 ) 1,000 万円以下 個人 (n=61) 50.8 8.2 41.0 1,000 万円超 ~ 5,000 万円以下 (n=121) 38.0 10.7 51.2 5,000 万円超 ~ 1 億円以下 (n=37) 48.6 21.6 29.7 1 億円超 ~ 3 億円以下 (n=5) 40.0 60.0 3 億円超 (n=9) 22.2 11.1 66.7 1 いい手段だと思う 2 いい手段だとは思わない 3 よくわからない 8 / 10

(2)M&A による事業承継のメリット (1) で いい手段だと思う との回答者に M&A による事業承継のメリットについてたずねた 複数回答 全体では 従業員の雇用を確保できる が 7 割 (71.1%) を占めて最も多く 次いで 取引先を引き継ぐことができる (45.4%) となった 別では 10 人以下 の企業で 取引先を引き継ぐことができる (91.7%) が突出して高く 9 割に達した 101~300 人以下 では 事業の拡大 発展や企業体質の強化が期待できる (76.9%) が突出し 7 割を超えた 資本金別では 5,000 万円超 ~1 億円以下 の企業で 事業の拡大 発展や企業体質の強化が期待できる (44.4%) が 2 番目に高く 4 割を超えた 図表 14 M&A による事業承継のメリット 複数回答 ( 別 資本金別 ) 回答数 全体 の割合が高い順 ( 単位 :%) 1 従業員の雇用を確保できる 2 取引先を引き継ぐことができる 3 自社の技術 ノウハウ 資産などを伝承できる 4 事業の拡大 発展や企業体質の強化が期待できる 5 創業者利潤を得ることができる 全体 97 71.1 45.4 40.2 36.1 4.1 10 人以下 12 250.0 91.7 33.3 25.0 8.3 11~50 人以下 43 79.1 39.5 244.2 34.9 2.3 51~100 人以下 23 78.3 247.8 39.1 17.4 8.7 101~300 人以下 13 253.8 23.1 30.8 76.9 0.0 301 人以上 - - - - - - 1,000 万円以下 個人 30 80.0 250.0 250.0 23.3 3.3 資本金 1,000 万円超 ~ 5,000 万円以下 5,000 万円超 ~ 1 億円以下 43 67.4 246.5 34.9 37.2 7.0 18 72.2 33.3 38.9 244.4 0.0 1 億円超 ~3 億円以下 - - - - - - 3 億円超 - - - - - - 網かけ = 各区分の 1 位 2= 同 2 位 回答数が 4 社以下の区分は非公表 選択肢 [ その他 ] はすべての企業で回答がなかったため掲載せず 9 / 10

3. 事業承継についての意見 ( 抜粋 ) 事業承継の方針別 業種別 1 事業承継を行う予定 繊維 M&A を成功させるには収益力を高める必要がある 弊社は収益力が低いため 仲介業者の手数料が高く買い受け企業の負担が大きい 銀行主導での M&A でコストを下げると利用しやすいのではないか 木材 木製品 取引先に対する供給責任が果たせることを第一に考えているようであれば M&A は手段としては結構であると思う 製造業 非製造業 未回答 紙 パルプ金属製品電気機械精密機械建設不動産卸売運輸 通信未回答 自社の知的財産権は保持したいが 今後の事業運営は現状の社員の能力では不可能と思われるので M&A が有効と思われる 零細企業の自立力の向上と 経営改善の道標の指導がほしい 後継者はすでに決定しているが 現代表者との引き継ぎスケジュール ( どの部門をいつ ) 承継後の現代表者の役割 ( 何をしてもらうのか ) 等が未定 技術力での不安 人材不足 M&A の日本になじむ日本語表記はないのか? 買収や吸収のイメージが強い 4 年前に 65 歳で長男 (34 歳 ) に事業継承させたが 良かったと思っている ただ 特に地方の中小企業で廃業や後継者不足が多いことは これからの金融機関の課題ではないか? 右肩下がりの業界なので継承後が心配である どうすれば事業承継に夢をもってもらえるかを考えている 当社は同族会社の典型だが メリットがある一方で 閉塞感もある 創業守成 時代の変化とともに スピーディーな意思決定ができていない 人材の高齢化と諸施設が古くなり 設備更新に多額の費用が必要 2 事業承継の予定はない ( 廃業するつもり ) 建設自社株の相続に手間取っている 税金が高すぎるため 相続の障害になっている 非製造業卸売事業に将来性がない 3 未定 ( 時期尚早を含む ) 紙 パルプ M&A は個別性が強く難しいイメージがある 製造業 金属製品 窯業 土石 親族等に 事業承継させる旧体的な考え方は持つべきではない 子または残された親族の気持ちを考慮しない独りよがりの考え方 承継できないなら廃業の計画をすべき 会社は作って売れるものにしなくては 経営者として失格と考えるべき 当社は事業承継する組織体ではないものの M&A は承継の手段としてはいい方法だと考えている 非製造業卸売銀行のサポートにより M&A を実施した 以上 本調査結果についてのお問い合わせ先 : しがぎん経済文化センター産業 市場調査部長山 (077-523-2245) 10 / 10