キヤノン株式会社 2019 年経営方針説明会 2019 年 3 月 1 日 代表取締役会長 CEO 御手洗冨士夫 本資料で記述されている業績見通し並びに将来予測は 現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しであり 潜在的なリスクや不確実性が含まれています そのため 様々な要因の変化により 実

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キヤノン株式会社 2018 年第 1 四半期決算説明会 2018 年 4 月 25 日 代表取締役副社長 CFO 田中稔三 本資料で記述されている業績見通し並びに将来予測は 現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しで あり 潜在的なリスクや不確実性が含まれています そのため 様々な要因の変

さて 当社は 5 カ年計画である グローバル優良企業グループ構想フェーズ 5 を 2016 年からスタートさせております その基本方針は 戦略的大転換を果たし 新たなる成長に挑戦する ことです まず 昨年の進捗を振り返り そのあと 今年 2018 年以降の取り組みについて説明してまいります

キヤノン株式会社 2019 年第 1 四半期決算説明会 2019 年 4 月 24 日 代表取締役副社長 CFO 田中稔三 本資料で記述されている業績見通し並びに将来予測は 現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しであり 潜在的なリスクや不確実性が含まれています そのため 様々な要因の変化

キヤノン株式会社 2015 年 12 月期決算説明会 2016 年 1 月 27 日 代表取締役副社長 CFO 田中稔三 本資料で記述されている業績見通し並びに将来予測は 現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しで あり 潜在的なリスクや不確実性が含まれています そのため 様々な要因の変化

当社は昨年 新たな 5 か年計画となる グローバル優良企業グループ構想フェーズ Ⅴ をスタートさせました この 5 か年計画では 戦略的大転換を果たし 新たなる成長に挑戦する ことを基本方針とし これまで推し進めてきた改革を より一層拡大し 時代を先取りして抜本的な改革を断行する 5 年間と定めまし

キヤノン株式会社 2019 年第 2 四半期決算説明会 2019 年 7 月 24 日 代表取締役副社長 CFO 田中稔三 本資料で記述されている業績見通し並びに将来予測は 現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しであり 潜在的なリスクや不確実性が含まれています そのため 様々な要因の変化

目次 212 年の実績 P3~5 213 年の見通し P6~9 事業別詳細 (212 年 4Q 年間実績 /213 年最新見通し ) 財務状況参考資料 P1~15 P16~18 P19~24 2

キヤノン株式会社 2018 年第 2 四半期決算説明会 2018 年 7 月 26 日 代表取締役副社長 CFO 田中稔三 本資料で記述されている業績見通し並びに将来予測は 現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しであり 潜在的なリスクや不確実性が含まれています そのため 様々な要因の変化

キヤノン株式会社 2017 年第 3 四半期決算説明会 2017 年 10 月 24 日 代表取締役副社長 CFO 田中稔三 本資料で記述されている業績見通し並びに将来予測は 現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しで あり 潜在的なリスクや不確実性が含まれています そのため 様々な要因の

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2017 年実績 2017 年実績のポイント ( スライド 2) 当社は 5 か年計画 グローバル優良企業グループ構想 Phase V を 2016 年からスタートさせていますが 2 年目に当たる 2017 年は 5 か年計画の達成に向け 事業の構造転換を着実に進展させることが出来ました 経営基盤を

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2014年3月期決算説明会

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2014 中期経営計画総括 (2012 年度 ~2014 年度 )

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2019年3月期 第2四半期決算報告

会社概要 会社名 : 株式会社メディカルネット ( 東証マザーズ上場 ) 証券コード :3645 事業内容 : ポータルサイト運営 SEM 医療 BtoB メディアプラットフォーム販売代理 事業者向けHP 制作 メンテナンス 医療機関経営支援 所在地 :( 本社 ) 東京都渋谷区幡ヶ谷

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キヤノンは 1996 年より グローバル優良企業グループ構想 をもとに経営を進め てきました 今年は そのフェーズ Ⅴ すなわち 2020 年を最終年度とする 5 カ年計画 のスタートの年であり 新たな挑戦を開始する年です 昨年はフェーズ Ⅳ の締めくくり として 5 カ年計画の最終年に毎回開催して

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今年度の情報セキュリティ対策 の進め方について

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本 のアジェンダ 1. 中期ビジョン (2013 年 3 期 ) の振り返り 2. 現状認識 3. 医療事業戦略の 向性 4. 重点施策 5. 数値指標 2

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2016 年 10 月 31 日 各位 社名 代表者名 問合せ先 株式会社村田製作所代表取締役社長村田恒夫 ( コード :6981 東証第 1 部 ) 広報室長生嶌匠 (TEL ) ソニー株式会社からの電池事業の取得に関するお知らせ 株式会社村田製作所 ( 以下 当社 といい

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目次 要旨 1 Ⅰ. 通信 放送業界 3 1. 放送業界の歩み (1) 年表 3 (2) これまでの主なケーブルテレビの制度に関する改正状況 4 2. 通信 放送業界における環境変化とケーブルテレビの位置づけ (1) コンテンツ視聴環境の多様化 5 (2) 通信 放送業界の業績動向 6 (3) 国民

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2017年3月期 決算報告

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本資料には 将来の業績に関する記述が含まれています こうした記述は 将来の業績を保証するものではなく リスクや不確実性を内包するものです 将来の業績は 経営環境の変化などにより 目標対比異なる可能性があることにご留意ください なお 本資料に掲載されている情報は情報提供を目的とするものであり 有価証券

に異なることもありますのでご留意願います 3.3 ヶ年の収益展望 ( 連結 ) の達成条件について 当社は下記 3 ヶ年の収益展望 ( 連結 ) における目標値を達成するため 以下の達成条件を今後のアクションプ ランとして実行してまいります 現状の事業ドメインにおける達成条件 自社製品の拡販 自社製

第 1 四半期は好調なスタートとなり 通年でも好調を維持する見通しです 主要製品の販売量を高水準で維持しながら 他の主な指標すべてにおいても 非常に好調であった前年同期からさらに大幅に向上しました と コベストロのチーフ コマーシャル オフィサー (CCO) であり 次期最高経営責任者 (CEO)

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経営ビジョン 私たちが目指すヤーマン 1 業績ハイライト 5 セグメント別売上 6 セグメント別営業利益 7 売上構成 8 財務ハイライト 9 第 3 四半期以降の取り組み 10 業績予想について 11 配当について 12

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キヤノンマーケティングジャパングループ2016年決算説明資料

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2007年度中間期 連結決算補足資料

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北村 吉弘 常務執行役員 兼 メディア ソリューションSBU SBU長 2

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キヤノン株式会社 2019 年経営方針説明会 2019 年 3 月 1 日 代表取締役会長 CEO 御手洗冨士夫 本資料で記述されている業績見通し並びに将来予測は 現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しであり 潜在的なリスクや不確実性が含まれています そのため 様々な要因の変化により 実際の業績は記述されている将来見通しとは大きく異なる結果となる可能性があることをご承知おき下さい

目次 グローバル優良企業グループ構想 PhaseⅤ これまでの進捗 現行事業の再強化 P1~3 P4~6 新規事業の進捗と今後の取り組み P7~18 まとめ P19

グローバル優良企業グループ構想 PhaseⅤ 2016 年 ~ 2020 年 < 基本方針 > 戦略的大転換を果たし 新たなる成長に挑戦する < 主要戦略 > 1. 原価率 45% の実現 2. 新規事業の強化拡大 3. 全世界販売網の再構築 4. オープンイノベーションによる研究開発 5. 世界三極体制の完成 1

事業のポートフォリオ転換に向けた M&A 2005 年 ~2007 年トッキ アネルバ マシナリー ( 産業機器 ) 2010 年 ~2007 年オセ ( 商業印刷 ) 2014 年 ~2007 年マイルストーン ( ネットワークカメラ ) 2015 年 ~2007 年アクシスコミュニケーションズ ( ネットワークカメラ ) 2016 年 ~2007 年東芝メディカルシステムズ ( メディカル ) 2

グローバル優良企業グループ構想 PhaseⅤ <2016 年 ~2018 年を終えて これまでの進捗 > ポートフォリオの転換が着実に進む 新規事業の構成比は 23% まで拡大 ( 兆円 ) 全社売上高及び新規事業構成比推移 30% 程度まで 引き上げていく 9% 12% 22% 23% 24% 新規事業が着実に成長 3

現行事業

現行事業の再強化 < 競争力ある新製品の投入 > 優位性のある機能を持った製品により シェア向上を目指す カラー複合機当社販売台数成長率推移 複合機カラーシェア 16 年 18 年 17% 19% 15% 10% 5% 0% 顧客の総保有コスト改善が評価され伸ばす -5% 2016 年 2017 年 2018 年 2019 年見通し ( 台 ) 半導体露光装置当社販売台数推移 半導体シェア 16 年 18 年 26% 32% 高い生産性と顧客へのサポート力が市場で評価 150 100 50 0 2016 年 2017 年 2018 年 2019 年見通し 4

現行事業の再強化 < 市場縮小が続くカメラでは 成長領域に注力 > ミラーレスに経営資源を集中し カメラ事業を下支え 中期的にはBtoB 分野へのシフトを進め 事業の安定化を図る 一眼レフプロフェッショナル ミラーレス エントリー ハイアマチュア Kiss X90 7D Mark II 9000D 1D X Mark II 5D Mark Ⅳ 6D Mark II 80D Kiss X9 M5 M6 R 今後も製品ラインアップの 一層の充実を図る RP M100 戦略機種の投入 Kiss M 5

現行事業の再強化 < 収益性強化 組立の自動化の拡大 > 製品の範囲拡大ミラーレスカメラやレンズにも自動化を導入 工程の範囲拡大本体組立とユニット組立に加え 検査工程や梱包工程にも導入していく 自動化の推進による活人効果は 対前年倍以上 生み出された人員は 内製化などへリソース再配置 6

新規事業

新規事業の進捗と今後の取り組み < 今後の成長を担う 4 つの新規事業 > 商業印刷 メディカル ネットワークカメラ 産業機器 7

新規事業の進捗と今後の取り組み < 商業印刷 > デジタルシフトを背景に市場は年率 5~6% の成長が続く 技術潮流は トナー方式 から インクジェット方式 へと変化 3 兆円 全社売上高及び新規事業構成比推移デジタル印刷市場見通し グラフィックアーツ / グラフィックアーツパッケージ / パッケージ グラフィックアーツ / パッケージ 当社の新製品 トランザクション等他 2017 年 トランザクション等他 2021 年 VarioPrint i300 ProStream 1000 Colorado 1640 LabelStream 4000 8

新規事業の進捗と今後の取り組み < 商業印刷 > 進捗 成果 成長期待の高いグラフィックアーツ向けに新製品 3 機種を投入 パッケージング向けにも新製品を投入し 市場浸透を図る 課題 今後 2 年で取り組む施策 投入した新製品の市場への浸透を更に加速させる 顧客課題を適切に解決できる高度なセールスエンジニアを増強 成果が出ている北米の販売体制を欧州にも展開 9

新規事業の進捗と今後の取り組み < ネットワークカメラ > 市場はセキュリティ需要やアナログからのデジタル化により高い成長 加えて用途も セキュリティ目的からマーケティング分析へと拡大 カメラ本体 ビデオ管理システム市場平均成長率 8~9% (17-21 年 ) 映像解析ソフトウエア市場平均成長率 20% 以上 (17-21 年 ) ネットワークカメラ市場は 全体として中長期的に 10% 以上の成長見込み 10

新規事業の進捗と今後の取り組み < ネットワークカメラ > 進捗 成果 キヤノンは 市場の伸びを上回る年平均 20% 以上の成長 販売パートナーは 業界随一の 9 万社にまで拡大 映像要約技術に強みを持つブリーフカム社をグループに迎える 課題 今後 2 年で取り組む施策 市場領域の急拡大に合わせ 顧客ニーズへの対応力強化 自社開発に加え M&Aも活用し アプリケーションを拡充 クラウド管理サービスなど 多様なニーズに迅速に対応していく 11

新規事業の進捗と今後の取り組み < ネットワークカメラ > 市場領域は オフィスからインフラまで 急速に範囲を拡大 多様化する顧客ニーズに対応し アプリケーションを強化 マーケティング顧客層 人流分析 エンターテイメント人数カウント 利用状況把握 セキュリティ不審者検知 人物追跡 12

新規事業の進捗と今後の取り組み < メディカル > 画像診断装置市場は 先進国では先端医療へのニーズが 新興国では 医療インフラの整備が進む ( 億円 ) 画像診断装置市場推移 13

新規事業の進捗と今後の取り組み < メディカル > 進捗 成果 CTやMRI 超音波 X 線の各分野でラインアップを大幅に刷新 著名な大学と協業し 海外での認知度向上を図る M&Aや業務提携など 事業領域拡大に向けた準備を進める 課題 今後 2 年で取り組む施策 成長市場の海外での拡販と収益性の強化 海外での販売要員拡充や代理店の現地法人化 グループシナジーの最大化による原価低減 各分野において 引き続きラインアップの強化を図る 14

新規事業の進捗と今後の取り組み < メディカル > 本社調達部門と協業した部材コストダウンや 本社の生産技術を活かしたリードタイムの短縮 グループシナジーを最大化し 営業利益率 10% 台の早期達成 ( 億円 ) メディカル売上 営業利益率推移 15

新規事業の進捗と今後の取り組み < 産業機器 > 進捗 成果 パネルメーカーの要求に十分応える高精細技術を確立 有機 EL 蒸着装置の圧倒的シェアを獲得 課題 今後 2 年で取り組む施策 メーカーの投資が一巡する中 市場の回復局面に備える 収益体質強化に向けた原価低減活動の加速 ( 装置のダウンサイジング 汎用部品への切り替え 工程標準化 ) 大型テレビへの需要拡大を見据え 大型蒸着装置の開発促進 16

新規事業の進捗と今後の取り組み < 産業機器 > メーカーの投資が一巡する中 市場の回復局面に備える コストダウンしやすい汎用部品への切り替え 収益体質強化 生産工程の標準化 部品点数削減による装置のダウンサイジング 大型テレビ向けにも 有機 EL パネルの用途は拡大 原価低減活動の加速 大型蒸着装置の開発を促進 17

全社的生産性の向上 進捗 成果 組立の自動化による活人効果の拡大 専門性の高い教育施設の拡充 ( ソフトウエア ものづくり ) 課題 今後取り組む施策 生産部門から生み出された人的リソース育成 再配置 販売面も含めたBtoCからBtoBビジネスへのリソース再配置 Canon Institute of Software Technology ものづくり人材の育成 18

まとめ <PhaseⅤ 最終年度の 2020 年までに実現すること > 各事業における施策を推進し 成長軌道に回帰 新規売上構成比を 30% 程度まで引上げ 事業ポートフォリオの転換を更に補強 19