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<4D F736F F D B638E968A CF88F58F4390B394C5816A817A E F1816A8D8793AF88CF88F589EF5F F8CF6955C94C55F2E646F63>

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14551 フェノール ( チアゾール誘導体法 ) 測定範囲 : 0.10~2.50 mg/l C 6H 5OH 結果は mmol/l 単位でも表示できます 1. 試料の ph が ph 2~11 であるかチェックします 必要な場合 水酸化ナトリウム水溶液または硫酸を 1 滴ずつ加えて ph を調整

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検査項目情報 抗 SS-A 抗体 [CLEIA] anti Sjogren syndrome-a antibody 連絡先 : 3764 基本情報 ( 標準コード (JLAC10) ) 基本情報 ( 診療報酬 ) 標準コード (JLAC10) 5G076 分析物 抗 SS-A 抗体 Departme

No28023

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2)HBV の予防 (1)HBV ワクチンプログラム HBV のワクチンの接種歴がなく抗体価が低い職員は アレルギー等の接種するうえでの問題がない場合は HB ワクチンを接種することが推奨される HB ワクチンは 1 クールで 3 回 ( 初回 1 か月後 6 か月後 ) 接種する必要があり 病院の

イルスが存在しており このウイルスの存在を確認することが診断につながります ウ イルス性発疹症 についての詳細は他稿を参照していただき 今回は 局所感染疾患 と 腫瘍性疾患 のウイルス感染検査と読み方について解説します 皮膚病変におけるウイルス感染検査 ( 図 2, 表 ) 表 皮膚病変におけるウイ

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検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 I 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 茶色 )

テイカ製薬株式会社 社内資料

遡及調査にて77日前の献血時のHBVウイルス血症が確認できた急性B型肝炎の一例

審査結果 平成 26 年 2 月 7 日 [ 販売名 ] 1 ヘプタバックス-Ⅱ 2 ビームゲン 同注 0.25mL 同注 0.5mL [ 一般名 ] 組換え沈降 B 型肝炎ワクチン ( 酵母由来 ) [ 申請者名 ] 1 MSD 株式会社 2 一般財団法人化学及血清療法研究所 [ 申請年月日 ]

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都道府県医師会医療安全担当理事殿 ( 法安 56) 平成 27 年 8 月 5 日 日本医師会常任理事今村定臣 酵素電極法を用いた血糖測定に使用する医療機器及び体外診断用医薬品に係る 使用上の注意 の改訂について グルコース分析装置 自己検査用グルコース測定器及び自動分析装置等並びに血液検査用グルコ

しょうゆの食塩分測定方法 ( モール法 ) 手順書 1. 適用範囲 この手順書は 日本農林規格に定めるしょうゆに適用する 2. 測定方法の概要 試料に水を加え 指示薬としてクロム酸カリウム溶液を加え 0.02 mol/l 硝酸銀溶液で滴定し 滴定終点までに消費した硝酸銀溶液の量から塩化ナトリウム含有

詳細 下記項目におきまして 所要日数を変更させていただきます 一部の項目では ご依頼曜日により所要日数が延長となりますが ご了承ください その他の検査内容に変更はありません β- トロンボグロブリン (β-tg) 2~6( 日 ) 2~4( 日 ) 血小板第 4 因子 (PF

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検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 I 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 茶色 )

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株化細胞 + 生ウイルスワクチン 特定の株名及びロット番号を記載 株変更は新規 また 6 製造方法ロットの更新は 事項変更 6.1 製造用株 名称弱毒 ウイルス 株 ( マスターシードウイルスロット〇 ) 株名 本数 継代方法等は GMP 省令第 7 条の 3 に基づく記録に関する文 書

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この添付文書をよく読んでから使用してください また 必要時に読めるように保管しておいてください 体外診断用医薬品 ** 2017 年 10 月改訂 ( 第 8 版 ) * 2017 年 8 月改訂 ( 第 7 版 ) 製造販売承認番号 :22400AMX00629000 コバス システム ヒト免疫不全症ウイルス 1p24 抗原 HIV 抗体キットエクルーシス 試薬 HIV combi PT 全般的な注意 1. 本品は体外診断用であり それ以外の目的には使用しないでください 2. 測定結果に基づく臨床診断は 臨床症状やほかの検査結果などと併せて 担当医師が総合的に判断してください 3. 添付文書に記載された使用目的及び用法 用量に従って使用してください 記載された使用目的及び用法 用量以外での使用については 測定結果の信頼性を保証しかねます 4. 構成試薬 (Cal1 及び Cal2) はヒト血液由来成分を含みます HBs 抗原 抗 HIV(HIV-1 及び HIV-2) 抗体 (Cal2は除く) 及び抗 HCV 抗体の陰性が確認されていますが 感染性がないことを完全に保証する試験方法はないため 感染性があるものとして 検体と同様に取り扱ってください 5. 抗 HIV-1 抗体を含有しているキャリブレータ2(Cal2) はβ-プロピオラクトン及び紫外線照射により不活性化されていますが 取扱いにはじゅうぶんに注意してください 6. 使用する機器の添付文書及び取扱説明書をよく読み 記載に従って使用してください 形状 構造等( キットの構成 ) 1. エクルーシス試薬 HIV combi PT 構成試薬 / キャップの色 MP 液 (M)/ 無色ストレプトアビジンコーティング磁性マイクロパーティクル (SA 磁性 MP) 試液 0(R0)/ 白試液 1(R1)/ 灰色ビオチン化遺伝子組換え HIV-1 gp41 抗原 ( ビオチン化 HIV-1 gp41 抗原 ) ビオチン化合成 HIV-1 gp41(group O) ペプチド ( ビオチン化 HIV-1 gp41(group O) ペプチド ) ビオチン化遺伝子組換え HIV-1 逆転写酵素 ( ビオチン化 HIV-1 逆転写酵素 ) ビオチン化遺伝子組換え HIV-2 gp36 抗原 ( ビオチン化 HIV-2 gp36 抗原 ) ビオチン化合成 HIV-2 gp36 ペプチド ( ビオチン化 HIV-2 gp36 ペプチド ) ビオチン化遺伝子組換え HIV-2 逆転写酵素 ( ビオチン化 HIV-2 逆転写酵素 ) ビオチン化抗 HIV-1 p24 マウスモノクローナル抗体 (6A9) ( ビオチン化抗 HIV-1 p24 抗体 (6A9)) ビオチン化抗 HIV-1 p24 マウスモノクローナル抗体 (4B1) ( ビオチン化抗 HIV-1 p24 抗体 (4B1)) 試液 2(R2)/ 黒トリス (2, 2'-ビピリジル ) ルテニウム (Ⅱ) 標識遺伝子組換え HIV-1 gp41 抗原 (Ru(bpy) 3 標識 HIV-1 gp41 抗原 ) トリス (2, 2'-ビピリジル ) ルテニウム (Ⅱ) 標識合成 HIV-1 gp41(group O) ペプチド (Ru(bpy) 3 標識 HIV-1 gp41(group O) ペプチド ) トリス (2, 2'-ビピリジル ) ルテニウム (Ⅱ) 標識遺伝子組換え HIV-1 逆転写酵素 (Ru(bpy) 3 標識 HIV-1 逆転写酵素 ) トリス (2, 2'-ビピリジル ) ルテニウム (Ⅱ) 標識遺伝子組換え HIV-2 gp36 抗原 (Ru(bpy) 3 標識 HIV-2 gp36 抗原 ) トリス (2, 2'-ビピリジル ) ルテニウム (Ⅱ) 標識合成 HIV-2 gp36 ペプチド (Ru(bpy) 3 標識 HIV-2 gp36 ペプチド ) トリス (2, 2'-ビピリジル ) ルテニウム (Ⅱ) 標識遺伝子組換え HIV-2 逆転写酵素 (Ru(bpy) 3 標識 HIV-2 逆転写酵素 ) トリス (2, 2'-ビピリジル ) ルテニウム (Ⅱ) 標識抗 HIV-1 p24 マウスモノクローナル抗体 (6D9) (Ru(bpy) 3 標識抗 HIV-1 p24 抗体 (6D9)) トリス (2, 2'-ビピリジル ) ルテニウム (Ⅱ) 標識抗 HIV-1 p24 マウスモノクローナル抗体 (2E7) (Ru(bpy) 3 標識抗 HIV-1 p24 抗体 (2E7)) 1 キャリブレータ1(Cal1)/ 白 1 キャリブレータ2(Cal2)/ 黒 < 付属品 > キャリブレータ容器ボトルラベル 2. エクルーシス試薬プロセル ( 別売 ) 構成試薬 / キャップの色プロセル / 白トリプロピルアミン注意 ) 1. 2. は組み合わせて使用してください 1 ヒト血液由来成分を含みます 詳細は 全般的な注意 の項及び 使用上又は取扱い上の注意 の項 1. 取扱い上 ( 危険防止 ) の注意 を参照してください 使用目的 血清又は血漿中の抗 HIV-1 抗体 抗 HIV-2 抗体及び HIV-1 p24 抗原の検出 ( ヒト免疫不全ウイルス (HIV) 感染症の診断の補助 ) 測定原理 本キットは 血清又は血漿中の抗 HIV-1 抗体 抗 HIV-2 抗体及び HIV-1 p24 抗原を検出するもので 電気化学発光免疫測定法 (ECLIA 法 ) を測定原理としています 1) 第 1 反応として検体に試液 0を加え インキュベーションします 第 2 反応としてビオチン化 HIV-1 抗原 ビオチン化 HIV-2 抗原 ビオチン化抗 HIV-1 p24 抗体 2 Ru(bpy) 3 標識 HIV-1 抗原 Ru(bpy) 3 標識 HIV-2 抗原及び Ru(bpy) 3 標識抗 HIV-1 p24 抗体 3 を加え インキュベーションします 第 3 反応としてストレプトアビジンコーティング磁性マイクロパーティクル (SA 磁性 MP) を加えインキュベーションします 反応混合液を測定セルに吸引し 磁力により SA 磁性 MP を電極に引き付けます 次にトリプロピルアミンを吸引し 未反応物を除去します (B/F 分離 ) SA 磁性 MP に結合している Ru(bpy) 3 標識 HIV-1 抗原 Ru(bpy) 3 標識 HIV-2 抗原及び Ru(bpy) 3 標識抗 HIV-1 p24 抗体の Ru(bpy) 3 は電極への荷電による酸化と トリプロピルアミンでの還元反応により励起発光を繰り返すので 所定時間での発光強度を光電子増倍管で測定します 同様の操作をしたキャリブレータ1 2(Cal1 及び Cal2) の発光強度から算出したカットオフ値と検体の発光強度を比較することにより 検体中の抗 HIV-1 抗体 抗 HIV-2 抗体及び HIV-1 p24 抗原の陽性又は陰性を判定します 1/6

2 ビオチン化 HIV-1 抗原 : ビオチン化遺伝子組換え HIV-1 gp41 抗原ビオチン化合成 HIV-1 gp41(group O) ペプチドビオチン化遺伝子組換え HIV-1 逆転写酵素ビオチン化 HIV-2 抗原 : ビオチン化遺伝子組換え HIV-2 gp36 抗原ビオチン化合成 HIV-2 gp36 ペプチドビオチン化遺伝子組換え HIV-2 逆転写酵素ビオチン化抗 HIV-1 p24 抗体 : ビオチン化抗 HIV-1 p24 マウスモノクローナル抗体 (6A9) ビオチン化抗 HIV-1 p24 マウスモノクローナル抗体 (4B1) 3 Ru(bpy) 3 標識 HIV-1 抗原 : トリス (2, 2'- ビピリジル ) ルテニウム (Ⅱ) 標識遺伝子組換え HIV-1 gp41 抗原トリス (2, 2'- ビピリジル ) ルテニウム (Ⅱ) 標識合成 HIV-1 gp41(group O) ペプチドトリス (2, 2'- ビピリジル ) ルテニウム (Ⅱ) 標識遺伝子組換え HIV-1 逆転写酵素 Ru(bpy) 3 標識 HIV-2 抗原 : トリス (2, 2'- ビピリジル ) ルテニウム (Ⅱ) 標識遺伝子組換え HIV-2 gp36 抗原トリス (2, 2'- ビピリジル ) ルテニウム (Ⅱ) 標識合成 HIV-2 gp36 ペプチドトリス (2, 2'- ビピリジル ) ルテニウム (Ⅱ) 標識遺伝子組換え HIV-2 逆転写酵素 Ru(bpy) 3 標識抗 HIV-1 p24 抗体 : トリス (2, 2'- ビピリジル ) ルテニウム (Ⅱ) 標識抗 HIV-1 p24 マウスモノクローナル抗体 (6D9) トリス (2, 2'- ビピリジル ) ルテニウム (Ⅱ) 標識抗 HIV-1 p24 マウスモノクローナル抗体 (2E7) 操作上の注意 1. 測定試料の性質 採取法測定試料 : 血清又は血漿 ( ヘパリン EDTA) 測定試料の安定性 :25 で7 日間 2~8 で4 週間 -20 で3ヵ月間安定 ( 凍結融解は5 回まで ) 検体は使用前に 20~25 に戻し よく混和してください ただし 激しく振り混ぜたり 泡立てたりしないでください 採血管の種類によっては 測定結果に影響を及ぼす場合がありますので使用する採血管の製造元の指示に従ってください 沈殿物のある検体や凍結した検体は 使用前に遠心操作を行ってください また 加熱した検体は使用しないでください アジ化ナトリウムを含有する検体やコントロールは 測定に使用しないでください 蒸発による測定への影響を回避するため 機器に設置した検体 キャリブレータ コントロールは2 時間以内に測定してください 血清 血漿以外の体液や 死亡後に採取された血液検体での測定は確立されていません 2. 妨害物質 妨害薬剤 (1) 溶血 ( ヘモグロビン濃度 :500 mg/dl) 黄疸( ビリルビン濃度 :60 mg/dl) 乳ビ( イントラリピッド濃度 :1,500 mg/dl) 検体は 各濃度まで測定に与える影響はありません (2) リウマチ因子は 1,500 IU/mL まで測定に与える影響はありません (3) ビオチンは 30 ng/ml までは 測定に与える影響はありません しかしながら 1 日 5 mg 以上ビオチンを投与している患者からの採血は 投与後 少なくとも8 時間以上経過してから実施してください (4) 18 種の薬剤についての影響を In-vitro 試験で確認したところ 影響は認められませんでした (5) 本試薬での測定では プロゾーン現象による偽陰性は認められておりません (6) イムノアッセイでは 非特異反応物質が存在した場合 得られた結果に対して 非特異的反応を完全に否定できない場合があります 3. その他本試薬は以下の機器に適用できます 卓上型機器コバス e 411 などコバス 6000( 免疫処理用 e601 モジュール ) 据置型機器コバス 8000( 免疫処理用 e602 モジュール ) モジュラーアナリティクスなどそのほかの適用可能な機器については弊社までお問い合わせください ** * 用法 用量( 操作方法 ) 1. 試薬の調製方法 1 試薬パック (MP 液 試液 0 試液 1 及び試液 2) そのままご使用ください 2 キャリブレータ (Cal1 及び Cal2) Cal1 Cal2の各ビンに精製水を 1.0 ml ずつ正確に加え 蓋をして 15 分間静置します その後 泡立てないように注意深く転倒混和し 内容物を完全に溶解し 添付のキャリブレータ容器又はエクルーシスキャルバイアル ( 別売 ) に適当量を小分け分注します このとき キャリブレータ容器を間違えないように注意してください Cal1 白キャップのキャリブレータ容器 Cal2 黒キャップのキャリブレータ容器必要に応じ 添付のボトルラベルを貼ってください この際 使用する機器及び各濃度域にあったラベルを 使用してください 調製後 直ちに使用しないキャリブレータは速やかに冷蔵保存 (2~8 ) してください キャップの裏側に試薬が付着しないように垂直の状態で保存 使用してください そのままご使用ください 2. 試薬の安定性 1 試薬パック (MP 液 試液 0 試液 1 及び試液 2) 未開封時 :2~8 で使用期限まで安定開封後 :2~8 で 12 週間安定機器上 :28 日間安定 2 キャリブレータ (Cal1 及び Cal2) 未開封時 :2~8 で使用期限まで安定調製後 :2~8 で 12 週間安定 ( 凍結はしないでください ) 機器上 : (a) 卓上型機器の場合 :20~25 で合計 5 時間以内 (b) 据置型機器の場合 (20~25 ):1 回のみ使用可能 未開封時 :15~25 で使用期限まで安定機器上 : 1 エクルーシス試薬プロセルの場合キャップを開けた状態で3 日間 キャップを閉めた状態で4 週間安定 2 エクルーシス試薬プロセル M の場合 5 日間安定 2/6

3. 別途必要な器具 器材 試薬 コバス 6000( 免疫処理用 e601 モジュール ) コバス 8000 ( 免疫処理用 e602 モジュール ) など そのほかの適用可能な機器については弊社までお問い合わせください エクルーシスプレチコントロール HIV combi またはエクルーシスプレチコントロール HIV Gen II エクルーシスプレチコントロール HIV-2 Grp O エクルーシスクリーンセル エクルーシスシスウォッシュ エクルーシス 2010 分注チップ エクルーシス 2010 アッセイカップ エクルーシス 2010 クリーンライナー エクルーシスクリーンセル M エクルーシスプレクリーン M エクルーシスプローブウォッシュ M エクルーシスアッセイカップ / チップ M エクルーシスクリーンライナー M エクルーシス PC/CC カップ M エクルーシスキャルバイアル使用方法は 各製品の添付文書及び取扱説明書をご参照ください また 包装単位及び機種により使用する製品が異なりますので ご不明な点などがございましたら弊社までお問い合わせください 4. 操作方法 (1) 測定準備 1 エクルーシス試薬 HIV combi PT (a) 機器への試薬パックの設置機器の試薬ディスクの空いているポジションに試薬パックをセットします 使用する前日に機器にセットすることをお勧めします 試薬は泡立てないでください キャップの開閉は 機器が自動的に行います 使用後は そのまま機器の試薬ディスク内に保存するか 冷蔵庫 (2~8 ) に戻してください (b) 機器への測定試料の設置所定の位置に検体をセットします 機器への設置方法の詳細は 機器の取扱説明書を参照してください (c) キャリブレーション本試薬に使用するマスターキャリブレーションデータは試薬パックの2D バーコードラベル及び電子配信されるキャリブレーション情報に記録されています キャリブレーションには キャリブレータ (Cal1 及び Cal 2) を使用します ア ) 調製済のキャリブレータを冷蔵庫から出し 20 ~25 に戻します キャップをした状態で 泡立てないように穏やかに混和し キャップを開け Cal1 Cal2が連続して測定されるように機器にセットします その際 キャップの裏への試薬の付着に注意してください 付着している場合は取り除いてください イ ) 卓上型機器 : サンプリング終了後のキャリブレータは 速やかに冷蔵庫 (2~8 ) に戻します キャリブレータ1 本につき5 回まで測定可能です 据置型機器 : サンプリング終了後のキャリブレータは 廃棄してください 小分け分注したキャリブレータ1 本につき1 回のみ測定可能です ウ ) 新しいロットの試薬を使用する場合 機器に設置してから 24 時間以内の新しい試薬パックを用いて 必ずキャリブレーションを行ってください このキャリブレーションデータが 同一ロットの試薬パックに使用されるキャリブレーション (L-Cal) として 機器に記録されます エ ) 推奨するキャリブレーションの測定 更新頻度は 以下のとおりです しかしながら 精度管理などで必要が生じた場合は 必ずキャリブレーションを行ってください 1つの試薬パックを1 週間で使いきる場合 : 上記 L-Cal は 1ヵ月間有効です この間キャリブレーションは不要です ただし同一ロット内でも 1ヵ月に1 度 L-Cal を更新してください 1つの試薬パックを1 週間を超えて使用する場合 : 1 週間に1 度その試薬パックでキャリブレーションしてください その際のキャリブレーションデータは その試薬パックにのみ有効なキャリブレーション (R-Cal) として 機器に記録されます キャリブレーション実施後は 必ずコントロール試料を測定し 精度管理を行ってから検体測定を行ってください 2 エクルーシス試薬プロセル ( 別売 ) 機器への設置方法の詳細は 機器の取扱説明書を参照してください (a) エクルーシス試薬プロセル / プロセル M 共通測定する1 時間以上前に 機器に設置します ( 泡立てないでください ) (b) エクルーシス試薬プロセルをご使用の場合以下の点にご留意ください 測定前にキャップを開けます 測定後 あるいは3 時間以上使用しない場合は キャップを閉めます (2) 測定 ( サンドイッチ法 ) 1 第 1 反応 : 検体に試液 0を加え反応させます 2 第 2 反応 : 試液 1( ビオチン化 HIV-1 抗原 ビオチン化 HIV-2 抗原及びビオチン化抗 HIV-1 p24 抗体 ) 及び試液 2(Ru(bpy) 3 標識 HIV-1 抗原 Ru(bpy) 3 標識 HIV-2 抗原及び Ru(bpy) 3 標識抗 HIV-1 p24 抗体 ) を加え 反応させます 3 第 3 反応 :MP 液 (SA 磁性 MP) を加え反応させます 4 反応混合液を測定セルに吸引し 磁力により SA 磁性 MP を電極に引き付けます 5 プロセル ( トリプロピルアミン ) を吸引し 未反応物を除去します (B/F 分離 ) SA 磁性 MP に結合している Ru(bpy) 3 標識 HIV-1 抗原 Ru(bpy) 3 標識 HIV-2 抗原及び Ru(bpy) 3 標識抗 HIV-1 p24 抗体の Ru(bpy) 3 は 電極への荷電による酸化と トリプロピルアミンでの還元反応により励起発光を繰り返します 所定時間での発光強度を光電子増倍管で測定します 6 同様の操作をしたキャリブレータ (Cal1 及び Cal2) の発光強度から算出したカットオフ値と検体の発光強度を比較することにより 検体中の抗 HIV-1 抗体 抗 HIV-2 抗体及び HIV-1 p24 抗原の陽性又は陰性を判定します 3/6

例 ) 操作概略 ( コバス e 411 場合 ) 第 1 反応 検体 (40μL) 及び試液 0(20μL) を分注 37 で 9 分間インキュベーション 第 2 反応試液 1(50μL) 及び試液 2(50μL) を分注 第 3 反応 37 で 9 分間インキュベーション MP 液 (40μL) 37 で9 分間インキュベーションを行い 反応液を測定セルに吸引 B/F 分離 プロセル 判定 ( 光電子増倍管 ) 5. 精度管理精度管理には エクルーシスプレチコントロール HIV combi または HIV Gen II ( 別売 ) をご使用ください 精度管理は少なくとも 24 時間に1 回の実施を推奨しています コントロールの測定値が許容範囲内にあることを確認してから検体測定を行ってください 測定結果の判定法 1. カットオフインデックス (COI) の算出キャリブレータ (Cal1 及び Cal2) から得られた発光強度を用いて 以下の式からカットオフ値 (CO) を算出します カットオフ値 (CO)=(Cal1の発光強度- 機器のバックグラウンド )+ 0.035 (Cal2の発光強度 - 機器のバックグラウンド ) 次に 検体の発光強度とカットオフ値 (CO) より以下の式から検体ごとのカットオフインデックス (COI) を算出します カットオフインデックス (COI) = ( 検体の発光強度 - 機器のバックグラウンド ) カットオフ値 (CO) 2. 測定結果の判定法陰性 :COI < 0.9 判定保留 :0.9 COI < 1.0 陽性 :COI 1.0 3. 結果の判定にかかる注意陽性又は判定保留の結果を得た場合は 2 重測定による再測定を行ってください 再測定の結果 得られたカットオフインデックスが2 回とも 0.9 未満の場合は陰性と判定します 一方 2 重測定のうち1 回でもカットオフインデックスが 0.9 以上となった場合は 陽性と判定します この時 ウェスタンブロット法及び HIV RNA 検査 (PCR 法など ) などにより確認試験を実施してください 非特異的反応及び免疫グロブリン製剤を投与されている患者では HIV 抗体が陽性になることがあるので 判定に際し注意してください また ウインドウピリオド ( ウイルス感染後 検査で感染を確認できない期間 ) があるため 陰性の結果を得た場合でも HIV 感染を完全に否定するものではありません 性能 1. 性能 用法 用量( 操作方法 ) の記載に従い 感度 正確性 同時再現性の各試験を行った場合 下記の規格値に適合します (1) 感度試験 1 キャリブレータ1を操作するとき 発光強度は 5,000 Counts 以下です 2 キャリブレータ2を操作するとき 発光強度は 14,000 Counts 以上です (2) 正確性試験 1 陰性管理用血清を測定するとき 陰性を示します 2 抗 HIV-1 抗体陽性管理用血清 抗 HIV-2 抗体陽性管理用血清及び HIV-1 p24 抗原陽性管理用血清を測定するとき それぞれ陽性を示します (3) 同時再現性試験同一管理用血清をそれぞれ3 回同時に測定するとき 陰性管理用血清は全て陰性を 抗 HIV-1 抗体陽性管理用血清は全て陽性を示します (4) 最小検出感度 HIV-1 p24 抗原 : 2 IU/mL 抗 HIV-1 抗体及び抗 HIV-2 抗体については 標準品が存在しないため 検出感度は示すことはできません 2. 相関性試験成績 (1) 本品と既承認品 ( 弊社 ECLIA 法 ) との相関性を検討したところ 150 例の血漿検体において良好な相関性が得られました 2) 既承認品陽性陰性計陽性 51 0 51 本品陰性 0 99 99 計 51 99 150 検討例数 : 陰性 99 例 陽性 51 例陰性一致率 :100%(99 例 /99 例 ) 陽性一致率 :100%(51 例 /51 例 ) 全体一致率 :100%(150 例 /150 例 ) (2) 本品と既承認品 (A 社 CLIA 法 ) との相関性を検討したところ 150 例の血漿検体において良好な相関性が得られました 2) 既承認品陽性陰性計陽性 51 0 51 本品陰性 0 99 99 計 51 99 150 検討例数 : 陰性 99 例 陽性 51 例陰性一致率 :100%(99 例 /99 例 ) 陽性一致率 :100%(51 例 /51 例 ) 全体一致率 :100%(150 例 /150 例 ) 3. 較正用基準物質自社標準品 4. 臨床的感度臨床的に HIV 感染と診断された患者の検体を測定した結果 本品の臨床的感度は 100% でした 測定試料測定数陽性結果感度 (%) HIV-1 ウイルス感染患者検体 338 338 100 B 255 255 100 CRF01_AE 48 48 100 抗 HIV-1 抗体 C 162 162 100 groupm 陽性検体 A 35 35 100 CRF02_AG 29 29 100 その他 100 100 100 4/6

抗 HIV-1 抗体 groupo 陽性検体 8 8 100 抗 HIV-2 抗体陽性検体 472 472 100 HIV-1 p24 抗原陽性検体 85 85 100 合計 1532 1532 100 5. 臨床的特異性本品の臨床的特異性は 以下の検体で各々の値を示しました 測定試料測献血検体 ルーチン検体 透析患者検体 定数本品による陽性検体数 初回測定 再測定 WB 法による陽性検体数 本品による偽陽性検体数 7343 13 11 2 * 9 2721 33 33 26 7 251 1 1 0 1 陰性判定数 / 陰性検体数 7332 /7341 2688 /2695 250 /251 妊婦 1130 1131 1 1 1 0 検体 /1130 * うち1 検体は判定保留のため PCR により陽性を確認済み 臨床的特異性 (95% 信頼区間下限値 ) 99.88% (99.77%) 99.74% (99.47%) 99.60% (99.47%) 100% (99.60%) 6. 交差反応性測定結果に影響を及ぼす可能性のある 近縁又は類似関係にある物質を含む検体 (1182 例 ) を測定した結果 本品の分析特異性は 99.92% でした 近縁又は類似関係にある物質を含む検体とは 次の種類の検体を含みます (1) HAV HBV HCV HTLV CMV EBV HSV VZV トキソプラズマ原虫 梅毒トレポネーマ ボレリア菌 パルボウイルス B19 に対する抗体を含む検体 (2) 自己抗体を含む検体及びリウマチ因子が上昇している検体 (3) カンジダ 大腸菌 熱帯熱マラリア原虫 三日熱マラリア原虫及びヒト結核菌が陽性の検体 (4) HAV HBV 及びインフルエンザに対するワクチンを接種した後の検体 (5) 単クローン性免疫グロブリン血症及び多発性骨髄腫 / リンパ腫の患者検体 7. セロコンバージョンパネルの測定結果市販のセロコンバージョンパネル検体 102 例を測定し 本品の検出感度の検討を行いました 代表例として 6 例の測定結果を以下に示します ハ ネル日数本品 PRB 931 PRB 935 PRB 941 HIV 抗原検出キット * ウェスタンフ ロット法 * PCR 法 [COI] [S/CO] [ ハ ント ] [ コヒ ー /ml] 0 0.11 0.40 ハ ント なし 測定下限以下 2 0.11 0.40 ハ ント なし 測定下限以下 7 0.13 0.40 ハ ント なし 測定下限以下 9 0.10 0.40 ハ ント なし 測定下限以下 15 0.58 0.60 ハ ント なし 30000 28 14.67 3.20 ハ ント なし 2000000 33 115.31 4.90 p24,gp160(f) 1000000 35 149.65 2.60 p24,p55,gp160 5500000 42 156.71 2.60 p24,p55,gp120,gp160 1000000 0 0.18 0.40 ハ ント なし 測定下限以下 10 0.25 0.60 ハ ント なし 測定下限以下 16 0.24 0.50 ハ ント なし 測定下限以下 21 0.22 0.50 ハ ント なし 測定下限以下 24 0.26 0.60 ハ ント なし 4000 28 13.94 6.10 ハ ント なし 700000 43 84.03 5.40 p24,gp160 500000 0 0.22 0.30 ハ ント なし 測定下限以下 4 0.28 0.40 ハ ント なし 3000 9 0.56 0.50 ハ ント なし 50000 18 14.03 0.90 p24,p55 70000 21 18.29 0.40 p24,p55 1000 25 25.40 0.30 p24,p55,gp160(f) 900 0 0.19 0.50 ハ ント なし 測定下限以下 2 0.16 0.50 ハ ント なし 測定下限以下 8 1.82 1.00 ハ ント なし 20000 11 18.79 5.70 ハ ント なし 1000000 15 155.38 22.00 ハ ント なし 5000000 19 48.40 14.90 ハ ント なし 2000000 0 1.41 2.30 ハ ント なし 200000 7 396.00 40.50 ハ ント なし >800000 9 196.11 40.50 ハ ント なし >800000 14 50.66 14.40 p24,gp160 800000 19 64.68 0.70 p24,gp160 500000 21 67.08 0.70 p24,gp160 300000 26 68.70 0.10 p24,gp160 >800000 0-0.38 ハ ント なし 157 2 0.13 0.45 ハ ント なし <50 7 0.06 0.30 ハ ント なし 69 9 0.10 0.24 ハ ント なし 221 14 0.51 0.39 ハ ント なし 33740 16 1.62 1.10 ハ ント なし 101800 21 38.09 11.08 ハ ント なし >500000 23 112.70 19.67 p24,gp160(vf) >500000 * セロコンバージョンパネル検体の供給元のデータより引用 (f) faint: 薄い (vf) very faint: 極めて薄い PRB 951 PRB 959 HIV 9012 使用上又は取扱い上の注意 1. 取扱い上 ( 危険防止 ) の注意 (1) 検体及び本品の取扱いには 使い捨て手袋 実験着などの保護衣及び保護用眼鏡を着用するなど 人体に直接触れないように注意してください また 測定終了後はよく手を洗ってください (2) 試薬が誤って目や口に入った場合には 直ちに水でじゅうぶんに洗い流すなどの応急処置を行い 必要があれば医師の手当てなどを受けてください (3) ピペットは口で吸わないでください (4) 試薬が誤って皮膚及び粘膜に付着した場合には 直ちに大量の水で洗い流してください (5) 試薬 (MP 液 試液 0 試液 1 及び試液 2) をこぼした場合には水で希釈してから拭き取ってください (6) 検体又はヒト血液由来成分を含む構成試薬 (Cal1 及び Cal 2) をこぼした場合は 次亜塩素酸剤 ( 有効塩素濃度 1,000 ppm 0.1%) などの消毒液を使用してじゅうぶんに拭き取ってください なお 拭き取る際には ゴム製の手袋などにより手を保護してください (7) 検体及び本品を取り扱う場所では飲食又は喫煙をしないでください (8) 検体又は検査に使用した器具類は高圧蒸気滅菌器を用いて 121 で 20 分間以上加熱滅菌処理をするか 次亜塩素酸剤 ( 有効塩素濃度 1,000 ppm 0.1%) に1 時間以上浸すなどにより消毒してください これらの作業中は じゅうぶんに換気を行ってください (9) 検体及びヒト血液由来成分を含む構成試薬 (Cal1 及び Cal 2) は HIV HBV HCV などのウイルスによる感染の危険性があるものとして取り扱ってください (10) 本品にはアレルギー反応を起こすおそれがある 2-メチルイソチアゾール-3(2H)-オン 塩酸塩が含まれていますので 取扱いにはじゅうぶんに注意してください 2. 使用上の注意 (1) 試薬及び消耗品は専用のものを使用し その容器 付属品などはほかの目的に転用しないでください (2) 試薬は必ず貯蔵方法に従って保存し 凍結させるなど指定の条件以外で保存したものや使用期限を過ぎたものは使用しないでください (3) ロットの異なる試薬又は残った試薬を混ぜ合わせて使用しないでください (4) 試薬パックは使用する前に 恒温槽 (Water bath など ) に浸けたりしないでください 5/6

(5) バーコードをぬらしたり ペンで記入するなどして汚したりしないでください (6) 測定の前はすべての試薬と測定試料中の気泡の有無を確認してください 気泡がある場合は除いてください (7) すべての試薬は保存又は反応中に強い光を当てないでください (8) すべての試薬は開封又は分注時に微生物の汚染を避けてください (9) 測定系及び洗浄液の調製には必ず精製水を使用し 水道水は用いないでください (10) 検体は使用前に 20~25 に戻し よく混和してください ただし 激しく振り混ぜたり 泡立てたりしないでください (11) 本品を保存する際は キャップの裏に試薬を付けないように 垂直の状態で保存してください (12) 本品を使用する際は キャップの裏に試薬を付けないように 垂直の状態で使用してください (13) 添付のキャリブレータ容器及びボトルラベルは ロット指定になっています 別ロットには使用しないでください (14) 構成試薬のうちプロセルは 別途個別に補充する場合があります (15) 試薬の調製に使用する器具は 汚染されていない清浄なものを使用してください 3. 廃棄上の注意 (1) 測定により生じた廃液については 検体などと同様に滅菌又は消毒の処理を行ってください また これらを廃棄する場合には 各都道府県によって定められた規定に従ってください (2) 使用後の容器を廃棄する場合には 廃棄物に関する規定に従って医療廃棄物又は産業廃棄物など区別して処理してください (3) 廃棄する際は 水質汚濁防止法等の規制に留意して処理してください (4) 検体及び試薬をこぼした場合は 次亜塩素酸剤 ( 有効塩素濃度 1,000 ppm 0.1%) などの消毒液を使用してじゅうぶんに拭き取ってください なお 拭き取る際には ゴム製の手袋などにより手を保護してください (5) プロセル ( 別売 ) を原液のまま廃棄する場合は強アルカリ溶液 ( エクルーシスクリーンセル ) と混合しないでください 4. その他の注意本品による測定値は既存製品と高い相関性を示しますが 系統的な誤差を生じる場合がありますので 必要に応じて相関性について検討されることをお勧めします 貯蔵方法 有効期間 1. 貯蔵方法 2~8 で保存してください ( 凍結は避けてください ) 製品を倒さないでください 15~25 で保存してください ( 凍結は避けてください ) 製品を倒さないでください 包装単位 エクルーシス試薬 HIV combi PT 100 テスト MP 液 (M) 1 6.5 ml 試液 0 (R0) 1 4 ml 試液 1 (R1) 1 7 ml 試液 2 (R2) 1 7 ml キャリブレータ1(Cal1) 2 1.0 ml 用キャリブレータ2(Cal2) 2 1.0 ml 用 < 付属品 > キャリブレータ容器 Cal1 及び Cal2 用各 2 本ボトルラベル Cal1 及び Cal2 用エクルーシス試薬 HIV combi PT (200) 200 テスト MP 液 (M) 1 12 ml 試液 0 (R0) 1 6.5 ml 試液 1 (R1) 1 12 ml 試液 2 (R2) 1 12 ml キャリブレータ1(Cal1) 1 1.0 ml 用キャリブレータ2(Cal2) 1 1.0 ml 用 < 付属品 > キャリブレータ容器 Cal1 及び Cal2 用各 2 本ボトルラベル Cal1 及び Cal2 用エクルーシス試薬プロセル ( 別売 ) 4 プロセル 6 380 ml エクルーシス試薬プロセル M( 別売 ) 4 プロセル 1 2L 又は 2 2L 4 使用する機器に合わせてエクルーシス試薬プロセル又はエクルーシス試薬プロセル M をご使用ください ご不明な点などがございましたら弊社までお問い合わせください 主要文献 1) Blackburn, G.F. et al. Electrochemiluminescence Detection for Development of Immunoassays and DNA Probe Assays for Clinical Diagnostics. Clin.Chem. 1991, 37(9), p.1,534~1,539. 2) 自社データ 問い合わせ先 ロシュ ダイアグノスティックス株式会社カスタマーサポートセンター 108-0075 東京都港区港南 1-2-70 フリーダイヤル : 0120-600-152 製造販売業者の氏名又は名称及び住所 ロシュ ダイアグノスティックス株式会社 108-0075 東京都港区港南 1-2-70 フリーダイヤル : 0120-600-152 COBAS is a trademark of Roche. コバス及びエクルーシスは Roche の商標です 2. 有効期間 12 ヵ月使用期限 (Exp.) は外箱に記載してあります 24 ヵ月使用期限 (Exp.) は外箱に記載してあります 6/6 0 6638678 001-I