健康づくりの取り組み報告と           今後の推進について

Similar documents
Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%


2 夜食 毎日夜食をとっている者は では 22.5%( 平成 23 年 23.9%) であり で % と割合が高い では 18.3%( 平成 23 年 25.2%) であり 40 歳代で割合が高い 図 夜食の喫食状況 (15 歳以上 性別 年齢階級別 )

Microsoft Word - ☆5章1栄養.doc

Uモニ  アンケート集計結果

1 基本健康診査基本健康診査は 青年期 壮年期から受診者自身が自分の健康に関心を持ち 健康づくりに取り組むきっかけとなることを目的に実施しています 心臓病や脳卒中等の生活習慣病を予防するために糖尿病 高血圧 高脂血症 高尿酸血症 内臓脂肪症候群などの基礎疾患の早期発見 生活習慣改善指導 受診指導を実

健康づくりの取り組み報告と           今後の推進について

調書のの見方 新規 新規事業の実施 現行どおり 事業をする 充実 事業の充実 強化を図る 改善 事業の見直し 改善を図る 縮小 事業規模を縮小する 廃止 事業を廃止する 2

hyoushi

<835A E E A B83678F578C768C8B89CA E786C7378>

次世代ヘルスケア産業協議会第 17 回健康投資 WG 資料 6 職場における食生活改善の質の向上に向けて 武見ゆかり第 6 期食育推進評価専門委員会委員 ( 女子栄養大学教授, 日本栄養改善学会理事長 )

第 4 章 地域における食育の推進 1 栄養バランスに優れた 日本型食生活 の実践 ごはんを中心に 魚 肉 牛乳 乳製品 野菜 海藻 豆類 果物 茶など多様な副食などを組み合わせて食べる 日本型食生活 は 健康的で栄養バランスにも優れている 農林水産省では 日本型食生活 の実践等を促進するため 消費

日常的な食事に関する調査アンケート回答集計結果 ( 学生 ) 回収率 平成 30 年 12 月 1 日現在 134 人 問 1 性別 1 2 男性女性合計 % 97.0% 100.0% 3.0% 男性 女性 97.0% 問 4 居住状況 家族と同居一人暮らし

山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備

特定保健用食品等の在り方に関する専門調査会 報告書46~63ページ

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

<93648EA A837E B816989AA8E A B83678F578C762E786C7378>

求する診療報酬明細書の件数 ( 入院以外 ) は 糖尿病や高血圧 心疾患などの生活習 慣病が約 4 割を占めている 生活習慣病患者が増加することにより 医療費は年々増 大していくことが考えられる 図 2 戸田市の医療費の推移 ( ウ ) 健康寿命の延伸県は健康寿命を 65 歳に達した県民が自立した生

00.xdw

要因 2 全国的に 死亡原因の 6 割が生活習慣病であり 大阪市においては 特に死亡者数の最 も多い悪性新生物 ( がん ) の死亡率が高くなっている なお 心疾患および脳血管疾患 については 全国との差が年々縮まり 現在はほぼ同じ水準となっている 国 大阪府 大阪市の死亡率 H22 年 人口 10

問 3 問 2 で と回答した方は 上記対策で何を見て知ったか ( 複数回答可 ) % 問 4 問 2で と回答した方は 下記対策で利用したいまたは既に利用しているものは 問 4 何か ( 複数回答可 ) 特定健診 特定保健指導対策 10 (41.9%) がん ( 婦人

PowerPoint プレゼンテーション

結果の概要

敬老館利用者 ( 個人 団体 ) アンケート集計結果 アンケート実施期間 平成 22 年 1 月 4 日 ~1 月 15 日 配付数 個人利用者 1,000 枚 ( 各館に 100 枚を送付 ) 団体利用者 292 枚 ( 来館した団体に配付 ) 回収数 930 枚 回答率 71.9% 1 回答者の

<4D F736F F D208FAC93638CB48E7382CC8C928D4E919D90698C7689E696DA C82CC8D6C82A695FB2E646F63>

第 2 章計画の推進及び進行管理 1 計画の推進 県 市町村及び県民が 関係機関等と相互に連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりを推進します 県における推進 (1) 全県的な推進 県全域の課題を踏まえた基本的施策や方向性を示すとともに 取組の成果について継続的な評価を行い 県民の生涯を通じた歯

小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

1 栄養成分表示を活用してみませんか? 媒体の内容 1 ページ 導入 ねらい : 栄養成分表示 とは 食品に含まれているエネルギー及びたんぱく質 脂質 炭水化物 食塩相当量などを表示したものであることを理解する 栄養成分表示を見たことがありますか? と問いかけ 普段から栄養成分表示を見ているか 見て

計画改訂の趣旨 社会構造が大きく変化し 少子高齢化が進む中 生活環境の改善や医療の進歩などにより 平均寿命が延びている一方で 肥満や糖尿病などの生活習慣病が増加しており 健康づくりや疾病予防の重要性はますます高まっています 子どもから高齢者まで すべての県民が 健やかな生活をおくるために ヘルスプロ

<4D F736F F D2082AF82F182B182A491D18D4C32318E77906A8F4390B381698DC58F49816A2E646F63>

号1面.indd

日本スポーツ栄養研究誌 vol 目次 総説 原著 11 短報 19 実践報告 資料 45 抄録

2 お好み焼は約半数が 家庭で作る派 お店派 は約 4 割 1 年以内に食べたことのあるお好み焼 についての問い ( 複数選択 ) において 家庭で作る関西お好み焼 を選んだ人が約半数の 55.5% 次いで多かったのが お好み焼店などの外食店で食べるお好み焼( 持ち帰り含む ) ( 以下 お店 )

特定健診の受診率は毎年上昇しており 平成 28 年度は県平均よりも 7% 高い状況 となっていますが 国が示す目標値 60% を達成するには更なる工夫や PR が必要とな っています 長与町国保の医療費は平成 25 年度から上昇していましたが 平成 28 年度は前年度より約 3 億円減少し 1 人当

表 6.1 横浜市民の横浜ベイスターズに対する関心 (2011 年 ) % 特に何もしていない スポーツニュースで見る テレビで観戦する 新聞で結果を確認する 野球場に観戦に行く インターネットで結果を確認する 4.

表紙裏 ( 空白 )

茨城県食育推進計画―第三次―

泉大津

骨粗しょう症調査

青年期を対象とした携帯食事手帳システムの提供 目 次 1. 目的 1 2. 携帯食事手帳システムの概要 1 (1) システムの基礎データ 1 (2) 利用方法 1 (3) 確認できる情報 1 3. 携帯食事手帳利用の手引き 2 (1) 携帯食事手帳 (QRコード) 3 (2) 料理選択の仕方 4 (

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

Q1. あなたが 普段健康のために積極的に摂取している栄養成分 控えている栄養成分をお答えください ( 単数回答 ) n=1000 積極的に摂っている栄養成分 TOP5 積極的に摂っているどちらとも言えない摂取を控えている 水分 61.7% 34.1% 4.2% たんぱく質 44.7% 48.4%

NRC 日本人の食 調査とは 2 日本人の食の嗜好や食生活 に関する調査で 本篇は Part5 外 中 等の利 です 本篇で紹介する調査データは 月 &5 月調査と 月調査の2つです 4 月 &5 月調査は 外 中 の利 意識 を 11 月調査は 外食 中食の利 実態

Microsoft Word _脂質異常症リリースドラフトv11_SHv2 final.docx

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

カテゴリー別人数 ( リスク : 体格 肥満 に該当 血圧 血糖において特定保健指導及びハイリスク追跡非該当 ) 健康課題保有者 ( 軽度リスク者 :H6 国保受診者中特定保健指導外 ) 結果 8190 リスク重なりなし BMI5 以上 ( 肥満 ) 腹囲判定値以上者( 血圧 (130 ) HbA1

「高齢者の健康に関する意識調査」結果(概要)1

2R修正

CKDBOOK_ver2_単ページ_2

FastaskReport

Ⅰ 新商品モニタリング調査の概要 管内事業者が取り組んでいる地域産業資源を活用した新商品づくりを支援し 今後の商品開発 販路拡大につなげていっていただくことを目的としてモニタリング調査を実施した 本年度は 次の2 商品をサンプルとした 1 フルーツ甘酒 ( りんご )/ 株式会社 NOSON 庄原市

第 1 章 ヘルスプランぎふ 21 の基本的な考え方 1 計画策定の趣旨 ヘルスプランぎふ 21 は 岐阜県健康増進計画として平成 14 年 3 月に策定し その後平成 20 年度には 国が策定した 健康日本 21 と連動しながら メタボリックシンドロームに着目した生活習慣病の一次予防に重点をおいた

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

< E C7689E A2E786477>

食育って, ご存知ですか? 食育とは 生きる上での基本であって, 知育, 徳育及び体育の基礎となるべきもの 様々な経験を通じて 食 に関する知識と 食 を選択する力を習得し, 食育の推進に取り組んでいます! 28 年 ( 平成 2 年 )3 月に 福山市食育推進計画,213 年 ( 平成 25 年

調査概要 (1) 調査実施方法 : 各施設内でアンケート調査を配布し 対象者の自記式による記入後に回収 (2) 調査時期 : 2017 年 1 月 ~3 月 (3) 調査対象者 : 特養 ( 南さいわい ):83 人 特養 ( こむかい ):14 人計 97 人 (4) 回収数 : 特養 :42 人

2. 栄養管理計画のすすめ方 給食施設における栄養管理計画は, 提供する食事を中心とした計画と, 対象者を中心とした計画があります 計画を進める際は, それぞれの施設の種類や目的に応じて,PDCA サイクルに基づき行うことが重要です 1. 食事を提供する対象者の特性の把握 ( 個人のアセスメントと栄

要綱

②肥満 やせの状況 3 歳児における肥満児の割合は減少していました 成人男性の肥満は横ばいで 代女性の肥満は増加傾向がみられました 一方 20 代女性のやせは倍増しており 肥満だけでなく 子どもを産み育てる世代への支援が必要となります 20代 60代の肥満 BMI 25以上 の割合 肥満

11 平成 21 年度介護予防事業実施状況について 平成 22 年 7 月 大阪市健康福祉局健康づくり担当

ライフステージ別に 個人 家庭 地域 企業 行政 それぞれの分野での取組を まとめました 基本施策 1 理解と関心を深めて食育推進 個人 家庭 地域 企業 家族と 食 について話をする 感謝の気持ちを込めて いただきます ごちそうさま を言う よく噛んで味わって食べる 買い物や調理 後片付け等 食事

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

妊娠 出産 不妊に関する知識の普及啓発について 埼玉県参考資料 現状と課題 初婚の年齢は男女とも年々上昇している 第一子の出生時年齢も同時に上昇している 理想の子ども数を持たない理由として 欲しいけれどもできないから と回答する夫婦は年々上昇している 不妊を心配している夫婦の半数は病院へ行っていない

高齢者の健康及び長寿医療制度アンケート調査のご協力のお願い


<4D F736F F D CB48D655F94928D95445F90488E9690DB8EE68AEE8F802E646F63>

スライド 1

3 地域コミュニティ活動について 地域コミュニティ活動 への参加について よく参加している 時々参加している とい う回答は 55.4% となりました また 参加したことはない と回答された方以外を対象に 地域コミュニティ団体の課題と 思うもの を尋ねたところ 回答が多かったものは 以下のとおりです

8 健康増進対策事業

<4D F736F F D E9197BF A B83678C8B89CA8A5497AA2E646F63>

スライド 1

ウ食事で摂る食材の種類別頻度野菜 きのこ 海藻 牛乳 乳製品 果物を摂る回数が大きく異なる 例えば 野菜を一週間に 14 回以上 (1 日に2 回以上 ) 摂る人の割合が 20 代で 32% 30 代で 31% 40 代で 38% であるのに対して 65 歳以上 75 歳未満では 60% 75 歳以

目次 1 嗜好調査用紙 2 集計結果報告 ごはん または おかゆ について お菜 について 食事全般 について 3 病院の献立の中で おいしかった料理 4 病院の献立の中で まずかった料理 5 ご意見 ご要望 嗜好調査日 平成 26 年 2 月 18 日 ( 火 ) 調査対象者 の入院患者 配布数

各質問項目の単純集計結果 設問 1. 性別 男性 女性 無回答 設問 2. 年齢 合計 ( 改 3) 代 代 代 代 代 1767

人間ドック受診者アンケート報告書 ( 平成 29 年 06 月 27 日 ~ 平成 29 年 07 月 18 日実施 ) 共立蒲原総合病院健康診断センター

PowerPoint プレゼンテーション

平成 30 年度センター利用者アンケートの結果 回答集計結果 ( 聴覚障害者 53 人と聴者 53 人の合計 106 人 ) 岡山県聴覚障害者センター 平成 31 年 1 月

Microsoft Word - (セット案とれ)【閣議後会見用】取組ペーパー

第 9 回料理体験を通じた地方の魅力発信事業 ( 石川県 ) アンケート結果 1 属性 (1) 性別 (2) 年齢 アンケート回答者数 29 名 ( 参加者 30 名 ) 7 人 24% 22 人 76% 女性 男性 0 人 0% 0 人 0% 0 人 0% 0 人 0% 8 人 28% 2 人 7

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

サラリーマンのお昼ごはん事情 に関するアンケート

高齢者におけるサルコペニアの実態について みやぐち医院 宮口信吾 我が国では 高齢化社会が進行し 脳血管疾患 悪性腫瘍の増加ばかりでなく 骨 筋肉を中心とした運動器疾患と加齢との関係が注目されている 要介護になる疾患の原因として 第 1 位は脳卒中 第 2 位は認知症 第 3 位が老衰 第 4 位に

<4D F736F F F696E74202D F4390B38DCF816A B2B2B817B817B945F90858FC891E C48C8F8EC08E7B95F18D908F912E >

第 3 部食生活の状況 1 食塩食塩摂取量については 成人男性では平均 11.6g 成人女性では平均 10.1gとなっており 全国と比較すると大きな差は見られない状況にあります 図 15 食塩摂取量 ( 成人 1 日当たり ) g 男性

<4D F736F F D C835894AD955C8E9197BF EE CC B83678E9E8E96816A8F4390B38CE32E646F63>

平成24年度高齢者の健康に関する意識調査結果 食生活に関する事項

アイヌ政策に関する世論調査 の概要 平成 3 0 年 8 月内閣府政府広報室 調査対象 全国 18 歳以上の日本国籍を有する者 3,000 人 有効回収数 1,710 人 ( 回収率 57.0%) 調査時期平成 30 年 6 月 28 日 ~7 月 8 日 ( 調査員による個別面接聴取 ) 調査目的

事例 食生活改善推進員による食文化継承の取組 一般財団法人日本食生活協会 1ふるさと料理教室の開催 ( 静岡県協議会 ) 幼児と保護者 小 中学生を対象に だしの取り方 だしの色々な違いについて体験 だしをしっかり取る事で 減塩 につながり それが健康的な食生活につながる事を多くの人々に伝える みず

栄養表示に関する調査会参考資料①

(Microsoft PowerPoint - \201y\222\371\220\ \201z\220A\227\3215\222e\203\214\203|\201[\203g.ppt)

1 保健事業実施計画策定の背景 北海道の後期高齢者医療は 被保険者数が増加し 医療費についても増大している 全国的にも少子高齢化の進展 社会保障費の増大が見込まれる このような現状から 一層 被保険者の健康増進に資する保健事業の実施が重要となっており 国においても 保健事業実施計画 ( データヘルス

< 糖尿病療養指導体制の整備状況 > 療養指導士のいる医療機関の割合は増加しつつある 図 1 療養指導士のいる医療機関の割合の変化 平成 20 年度 8.9% 平成 28 年度 11.1% 本糖尿病療養指導士を配置しているところは 33 医療機関 (11.1%) で 平成 20 年に実施した同調査

案 参考資料 1 健康長寿笑顔のまち 京都推進プラン ( 計画期間 : 平成 30 年 ~34 年度 ) 身体活動 運動分野抜粋案 1

健康くるめ21概要

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

調査の概要 本調査は 788 組合を対象に平成 24 年度の特定健診の 問診回答 (22 項目 ) の状況について前年度の比較から調査したものです 対象データの概要 ( 全体 ) 年度 被保険区分 加入者 ( 人 ) 健診対象者数 ( 人 ) 健診受診者数 ( 人 ) 健診受診率 (%) 評価対象者

食育に関する意識調査の結果について ( 速報 ) 基本目標 1 毎日きちんと朝ごはんを食べます 規則正しい生活を心がけ, 毎日朝ごはんをしっかり食べて充実した 1 日を過ごす 1 朝ごはんを毎日食べる人の割合 (1) 一般問 6 朝食を食べていますか ( は1つだけ) 0% 10% 20% 30%

スライド 1

日本リサーチセンター・NOS自主調査和食についての調査

.T.v...ec6

Transcription:

産学公連携プラットフォーム事業 手軽で美味しい減塩食の推進事業 について 平成 30 年度第 1 回宇治市健康づくり 食育推進協議会 ( 平成 30 年 7 月 26 日 ) 1

平成 29 年度の報告 2

健康増進事業を市町村のみで行うことは困難 産 ( 企業 ) 学( 大学 ) 公( 市町村 ) が集まり それぞれが得意とするネットワークや専門性を活かし 健康長寿 未病改善につながる健康産業の育成等 地域課題を解決する取組 産 産学公連携によるプラットフォーム事業 学 公 3

京都府が事業提案を募集 趣旨京都府の健康課題と方向性を踏まえた健康寿命延伸にむけて 企業 大学研究室 行政の オール京都体制 により 市町村の健康課題と企業 大学のシーズをマッチングし 産学公連携によるプラットフォームチームを編成し研究開発を推進するとともに その成果を府民 市町村の健康づくりに還元する 参画チームの構成要件 1) 市町村または京都府保健所等 ( 必須 ) 2) 大学研究機関 ( 必須 ) 3) 府内に事業所を置く企業 (NPO を含む )( 必須 ) 府外の企業 ( 任意 ) 4

京都府が事業提案を募集 事業内容 1) がん 心疾患 腎不全による死亡率が高く 予防 重症化予防が必要なことから 減塩及び野菜摂取量の増加 医療と連携した重症化予防を推進する事業 2) 高齢期の低栄養 ロコモの予防が必要であり 若い時期からの運動習慣 活動的な生活習慣の定着促進する事業 3) 地域や世代により健康課題が異なることを踏まえ 早世予防 壮年期から高齢期の健康づくり 介護予防を促進する事業 4) その他 健康寿命の延伸を促進する事業 5

宇治市は 手軽で美味しい減塩食 の推進事業 を提案 平成 29 年 11 月 22 日 京都府健康福祉部健康対策課から認定 6

1 社会的背景 日本の罹患率で最も多いのは高血圧 高血圧患者は将来認知症になりやすく 早期に治療するほど認知症予防となる 食塩は 血管を傷害し 脳卒中や冠動脈疾患 腎臓病を起こし 胃がんや骨粗鬆症にも関連している 自分で塩を入れなくても 市販の加工品はほとんど食塩過剰の状態 食品に気を付ける 自炊するなどの個人指導だけでは 減塩に限界がある状況 日本人は 1 日に食塩を 10~11g 取っている ( 目標男 8g 女 7g) 例 食塩相当量は 麺 汁 かやく込みで 某大手メーカーカップうどん ( きつねうどん ) 5.8g 7

宇治市の健康課題に直結 死因別 SMR( 死因別標準化死亡比 ) が 男女ともに腎不全が高い 心疾患による死亡割合の増加 循環器疾患の診療科目における割合が高い ( 国民健康保険 ) これらの疾患の関連因子 高血圧 血圧の管理 はかかせない 腎臓への負担 高血圧の改善のためにも 減塩 の推進が重要となる 8

宇治市健康づくり 食育推進計画 (H27 年 3 月策定 ) の重点課題 重点課題が多岐に渡るため どれから取り組めばよいか分からない とのご意見 まずはここから取り掛かる というものが必要! 減塩を心がけている人 の増加現状 (H26 年度 ):56.5% 目標 (H36 年度 ):65% 以上 高血圧の人 ( 収縮期血圧 130mmHg 以上の人 ) の減少現状 (H26 年度 ):48.4% 目標 (H36 年度 ):44% 以下 9

高血圧予防のためにも減塩は欠かせない! しかし 減塩食は 美味しくない 減塩食を 作るのは 面倒 10

手軽で美味しい減塩食 の推進事業が目指すもの 社会に食塩があふれている今 個人や行政の力だけでは 減塩に限界があるため 大学や企業と共に 宇治市民の減塩推進 という大きな目標を示し 手軽に減塩できる社会的環境をつくる 減塩食の 美味しくない 面倒 といったネガティブイメージの払拭のために 手軽で美味しい 減塩食メニュー等の提案を行うことで 住民にとって減塩を身近なものにする 減塩を意識したり 体験できる仕組みをつくり 市民生活に減塩を定着させることで将来的に腎不全や心疾患による死亡を減少させる 11

プラットフォームチーム構成団体 ( 平成 30 年 3 月 20 日時点 ) 構成メンバー 宇治市健康長寿部健康生きがい課 事業の企画 立案 運営 担当業務 京都文教短期大学 株式会社平和堂アル プラザ宇治東 株式会社典座 京都府山城北保健所 食生活宇治市食生活改善推進員 若葉の会 (H30.3.12 加入 ) アンケート調査に関する助言 フォーラム開催会場の提供 試作品開発に関する調査研究等 測定会の会場提供 試作品開発への技術提供等 測定会の会場提供 試作品開発への技術提供等 事務局補助 減塩メニューレシピの考案等 12

平成 29 年度の主な事業内容 1 手軽で美味しい減塩食の推進に向けてのアンケート調査 2 健康レストランde 栄養測定会 3 減塩フォーラム 手軽で美味しい減塩食のススメ講演会 in 宇治 4 宇治市食育ネットワーク情報交換会での減塩味噌汁飲み比べ 5 広島県呉市健康増進課への情報収集 13

1 手軽で美味しい減塩食の推進に向けてのアンケート調査 宇治市民に対して 生活様式や食生活 そして減塩への意識や味の好みについてアンケートを実施する どのような人がどのような食事を好み 減塩についてどの程度関心を持っているかを把握し 今後の事業展望につなげる 郵送での調査 241 件 測定会での調査 104 件 減塩講演会での調査 58 件 その他宇治市の健康講座等での調査 97 件 合計 500 件 14

2 健康レストラン de 栄養測定会 (H30 年 2 月 14 日 @ アル プラザ宇治東 ) 食育 SAT システム を用いてイベント形式で普段の食事についての栄養測定会を行い 市民の食生活を調査するとともに 減塩を啓発する 15

2 健康レストラン de 栄養測定会報告 食育 SAT システムでの測定 109 人 アンケートの回収 104 件 来場者の声 普段食べている食事がこんなに偏っているとは思わなかった 和食中心の理想の食事と思っていたが 塩分が多くて驚いた 本物そっくりの食品サンプルを使っているので とても分かりやすかった 等 健康教育等に参加しない無関心層に対して啓発を行うことができた 又 宇治市が行っている ということで信頼が得られ 行政が健康づくり 食育を啓発する意義を再確認できた 16

3 減塩フォーラム 手軽で美味しい減塩食のススメ講演会 in 宇治 (3 月 11 日 ( 日 )@ 京都文教短期大学 ) 講師に八田内科医院院長 理事長で 近江八幡市立総合医療センター腎臓センター顧問 京都府糖尿病重症化予防戦略会議委員の八田告 ( つぐる ) 先生を招き 減塩 ( 適塩 ) の必要性についての講演を行う 又 合わせて 食育 SAT システム を用いた測定会 減塩食の試食会も開催して 楽しみながら減塩について学べる場とし 宇治市での減塩推進 を市全体に宣言する 17

講演会の内容 一. 講演 高血圧から身を守るために ~ ガッテンのいく適塩方法を教えます ~ < 講師 > 八田告先生 ( 医療法人八田内科医院院長 理事長 近江八幡市立総合医療センター腎臓センター顧問 京都府糖尿病重症化予防戦略会議委員 ) 二. 健康レストラン de 栄養測定コーナー 三. 美味しい減塩食のプチ試食会提供 : 株式会社典座レシピ作成 : 宇治市食生活改善推進員協議会 若葉の会 18

3 手軽で美味しい減塩食のススメ講演会 in 宇治報告 来場者 90 人 食育 SAT システムでの測定 70 人 減塩食アンケートの回収 58 件 来場者の声 ( アンケートより ) とてもわかりやすく 減塩が大切であることを改めて感じた 適塩について 取り組まなければいけない理由が分かった 試食をして 塩分控えめでも美味しいことが分かった カレー粉やコショウなどの香辛料を活用する工夫も分かった 等 なかなか伝わりにくい減塩 ( 適塩 ) の必要性を分かりやすい形で伝えることができた 継続がなにより大切なので これからも続けていきたい プチ試食会での味の評価 ( 美味しい 美味しくない ) に個人差が見られたことから 味覚の改善についての必要性も感じた 19

4 宇治市食育ネットワーク情報交換会での減塩味噌汁飲み比べ (H30 年 3 月 16 日 @ うじ安心館 ) 食育に取り組む宇治市内の団体 (19 団体 ) で構成された食育ネットワーク及び関係各課で開催している食育ネットワーク情報交換会にて 食生活宇治市食生活改善推進員 若葉の会 による減塩啓発の実演を行った 市販の味噌汁 ( インスタント ) と 若葉の会 がレシピ開発した減塩味噌汁を飲み比べ 減塩味噌汁の美味しさを伝えた 20

参加者の意見 減塩味噌汁は少し味噌の味は薄いが 出汁の味がしっかりしているので これはこれで美味しく感じられた 普段飲んでいるものはどうしてもインスタントの方に近いと感じた インスタントのものが基準となり 自分で作るときもそれに寄せていくようになってしまう 薄ければ子どもたちも食べない 正直に言うと 減塩味噌汁の方は味が感じられないほどだった 絶対的に香りの違いがある 減塩味噌汁の方からは昆布とかつおの香りがする 舌に感じる旨みについても インスタントは 無駄に舌に残る という印象がある 朝 0.8% くらいの塩分濃度は 人間が一番おいしいと感じる塩分濃度である お吸い物の塩分濃度の基準も 0.9% で これは血液中の塩分濃度と同じであるからである 同じものを口にしても 人によって大きな違いがあることを再確認 21

5 広島県呉市健康増進課への情報収集 平成 24 年に 減塩サミット in 呉 が開催されるなど 減塩事業の先進地である呉市への情報収集を行った 呉市が行っている事業のうち 市全体に減塩推進をアピールする 減塩いいね! キャンペーン 特定健診に 推定食塩摂取量検査 を取り入れ 数値の高い人への教室等を行う カラダよろこぶ! 減塩プログラム 保育所や教育委員会と連携し 子どもたちとその保護者に対して減塩啓発を行う 減塩でおいしい! 食育 事業等について詳細な内容や苦労話を伺い 宇治市での減塩推進の参考とした 22

1. アンケート調査の結果から 調査対象の性別 年齢区分 性別男女無回答合計 人数 ( 人 ) 186 302 12 500 割合 37.2% 60.4% 2.4% 100% 年齢 39 歳未満 40 歳以上 49 歳未満 50 歳以上 59 歳未満 60 歳以上 69 歳未満 70 歳以上無回答合計 人数 ( 人 ) 67 43 56 144 186 4 500 割合 13.4% 8.6% 11.2% 28.8% 37.2% 0.8% 100% 23

集計結果のうち主なもの 1 果物類は 1 回あたり 平均どのくらい食べますか? ( 果物 100g の目安はそれぞれ みかん 1 個 バナナ小 1 本 りんご 1/2 個程度 ) 果物 200g 以上 100g~200g 100g 未満無回答合計 人数 ( 人 ) 42 264 172 22 500 割合 8.4% 52.8% 34.4% 4.4% 100% 野菜を 1 日何皿食べていますか? 野菜食べない 1~2 皿 3~4 皿 5 皿以上無回答合計 人数 ( 人 ) 18 302 142 27 11 500 割合 3.6% 60.4% 28.4% 5.4% 2.2% 100% 24

集計結果のうち主なもの 2 あなたは減塩を心がけていますか? 心がけいつも心がけている時々心がけている心がけていない無回答合計 人数 ( 人 ) 191 196 93 20 500 割合 38.2% 39.2% 18.6% 4.0% 100% ご自身の 1 日あたりの塩分量は何グラム程度以下がよいと思いますか? 1 日あたりの塩分量 わからない 6g 未満 6g 以上 8g 未満 8g 以上 10g 未満 10g 以上無回答合計 人数 ( 人 ) 296 53 82 30 23 16 500 割合 59.2% 10.6% 16.4% 6.0% 4.6% 3.2% 100% 25

集計結果のうち主なもの 3 ふだん食品を購入するときや外食する時に 栄養成分表示 を参考にしていますか? 参考にしているかいつもしている時々しているあまりしていないほとんどしていない無回答合計 人数 ( 人 ) 95 137 138 116 14 500 割合 19.0% 27.4% 27.6% 23.2% 2.8% 100% どの成分を参考にされますか? 参考にしているか エネルギー ( カロリー ) たんぱく質 脂質 炭水化物 ( 糖質 ) 食塩相当量 ( ナトリウム ) その他 人数 ( 人 ) 175 50 82 94 146 7 割合 35.0% 10.0% 16.4% 18.8% 29.2% 1.4% 26

食育 SAT システム結果から 健康レストラン de 栄養測定会 109 人手軽で美味しい減塩食のススメ講演会 70 人合計 179 人の測定結果より 27

食塩相当量 (1 食分 ) 人数 ( 人 ) 割合 2g 未満 9 5.0% 2g 以上 3g 未満 36 20.1% 3g 以上 4g 未満 55 30.7% 4g 以上 5g 未満 38 21.2% 5g 以上 6g 未満 20 11.2% 6g 以上 7g 未満 11 6.1% 7g 以上 10 5.6% 合計 179 100% 身長 運動量に見合った摂取量 人数 ( 人 ) 割合 適切 29 16.2% やや多い 25 14.0% 多い 125 69.8% 合計 179 100% 1 食あたりの塩分量を 1 日の摂取目標 ( 男性 8g 女性 7g) の 1/3 とすると 2g~3g が目安と考えられるが 塩分摂取量が 3g 未満という人は全体の約 25% に留まった 又 測定時に入力した身長 運動量に見合った塩分量が 適切 となった人はわずか 16.2% で 83.8% の人が やや多い 多い という結果となった イベントに参加する人は健康意識が高い傾向があるにも関わらず このような結果が出たことから 改めて宇治市民の塩分摂取傾向が高いことが推測される 28

人気メニューランキング メニュー 選んだ人数 1 位 ごはん 143 人 2 位 豆腐の味噌汁 41 人 3 位 野菜の味噌汁 39 人 4 位 小松菜のお浸し 23 人 5 位 冷奴 20 人 6 位以下 お茶 野菜サラダ 19 人かぼちゃの煮物 さばの煮付け 18 人ひじきの煮物 鮭の塩焼き 17 人みかん わかめときゅうりの酢の物 16 人 < 仮説 > 半数近い人が味噌汁を飲んでいるので そこに照準を合わせ 減塩味噌汁等を広めることが有効なのではないか お浸し 冷奴 サラダ等のサイドメニューが多く選ばれている メインディッシュは我慢せずサイドメニューは塩分を控える といったアプローチが有効ではないか 宇治市なのに お茶を取る人が少ないのではないか お茶にはカリウムが多く含まれるなど高血圧に有効と言われているので 合わせて啓発すると効果的 29

その他の考察 協議の中で 減塩商品は売れない という意見が出た 消費者の 美味しくない というネガティブイメージの払拭と合わせて 販売企業の 売れない という印象の払拭も合わせて行っていく必要がある 講演会で減塩食のプチ試食会を行った際に アンケートに 大変美味しかった 又は 美味しかった と記入した割合は れんこんのカレーきんぴら が 63.8% きのこのワイン蒸し が 65.5% と およそ 3 人に 2 人が減塩食を 美味しい と感じる結果となった 工夫次第で 美味しい減塩食 の推進は可能であると思える結果が得られた 一方で 上記に示した同じメニューを食べた人の中に 美味しくない 薄い と答えた人も少なからずいた 減塩メニューを工夫すること合わせて 味覚の改善 を啓発し 双方向から 美味しい減塩食 を推進する必要がある 30

平成 30 年度の計画 31

< 実施主体 > 実施主体は 平成 27 年度以降に産学公連携プラットフォーム事業の認定を受け 本事業を初めて実施する市町村とする < 事業内容 > 実施した産学公連携プラットフォーム事業の結果を受け さらに研究開発を推進することが 健康寿命を延伸することに寄与すると考えられる事業とする < 実施方法 > 実施主体が中心となりプラットフォームチームを運営し 必要に応じて会議 調査 研究開発 試験運用等を実施する 32

1 普及啓発現状 : 塩分摂取量 8g/ 日未満 を知っている人約 27% (29 年度アンケート ) 目標 : 宇治市減塩取組の認知度増加 塩分 高血圧についての知識の普及 行動変容への意欲取組 : ポスター レシピ等の作成 配布講演会 試食会等減塩推進の 見える化 1 ロゴ キャッチコピーの制作 (CI 設計 ) 2 情報発信のための PR ツールを確立オリジナルサイト シール ポスター等 3 情報発信の仕掛け 33

2 教育現状 : 塩分摂取量 8g/ 日未満 を知っている人約 27% (29 年度アンケート ) 目標 : 教室参加者の増加教室参加者の知識の習得 行動変容協力小学校 保育所の増加取組 : モニター (29 年度募集 ) に対する教室連携企業による健康教育 実演会等保育所 小学校に冊子を配布保育所 小学校での食育教室 34

3 社会環境の整備現状 : 外食 惣菜 弁当等を週 3 回以上利用するグループは 利用しないグループに比べて 減塩を心がけている 割合が低く 野菜 果物の摂取量が少ない等の傾向がある (29 年度アンケート ) 又 販売店等においても 減塩食は売れない と積極的に販売されていない現状目標 : 協力店 協力企業の増加 減塩 ( 又は高血圧予防 ) 関連商品の売上増加 宇治市減塩ブランド認知度の増加取組 : 市役所食堂での減塩食の販売 スーパー コンビニ等での美味しい減塩弁当や高血圧予防関連食品 ( カリウムを多く含む等 ) の積極的な販売 宇治市内企業への啓発 35

平成 30 年度産学公連携プラットフォームインキュベーション事業 手軽で美味しい減塩食の推進 1 普及啓発 現状 : 塩分摂取量 8g/ 日未満 を知っている人 約 27%(29 年度アンケート ) 目標 : 宇治市減塩取組の認知度増加 塩分 高血圧についての知識の普及 行動変容への意欲取組 : ポスター レシピ等の作成 配布講演会 試食会等減塩推進の 見える化 見える化 1 ロゴ キャッチコピーの制作 (CI 設計 ) 2 情報発信のための PR ツールを確立オリジナルサイト シール ポスター等 3 情報発信の仕掛け 減塩商品の売上が増加することにより 参加店舗の増加や自主的な減塩関連商品開発等の波及に繋がる 宇治市のロゴの認知度が上がることにより ロゴシールを貼った減塩商品の売上が増加する等の仕組みづくり 3 社会環境の整備 現状 : 外食 惣菜 弁当等を週 3 回以上利用するグループは 利用しないグループに比べて 減塩を心がけている 割合が低く 野菜 果物の摂取量が少ない等の傾向がある (29 年度アンケート ) 又 販売店等においても 減塩食は売れない と積極的に販売されていない現状目標 : 協力店 協力企業の増加減塩 ( 又は高血圧予防 ) 関連商品の売上増加宇治市減塩ブランド認知度の増加取組 : 市役所食堂での減塩食の販売スーパー コンビニ等での美味しい減塩弁当や高血圧予防関連食品 ( カリウムを多く含む等 ) の積極的な販売宇治市内企業への啓発 2 教育 現状 :1 と同じ目標 : 教室参加者の増加教室参加者の知識の習得 行動変容協力小学校 保育所の増加取組 : モニター (29 年度募集 ) に対する教室連携企業による健康教育 実演会等保育所 小学校に冊子を配布保育所 小学校での食育教室 市民 社会環境 高血圧の人の減少 収縮期血圧 130 mm Hg 以上の人 の減少平成 26 年度時点 48.4%% 平成 36 年度までの目標 44% 以下 ( 宇治市健康づくり 食育推進計画より ) 正しい知識を身につけ 行動変容への意欲を持った市民が 減塩 ( 高血圧予防 ) がより身近になった社会環境で 健康に良い食品を購入する等の行動変容を起こすよう 対市民 対社会環境の双方向での啓発を行う 市民生活に 減塩 が定着 減塩を心がけている人 の増加平成 26 年度時点 56.5% 平成 36 年度までの目標 65% ( 宇治市健康づくり 食育推進計画より )

37

アンケート集計結果 (H30.5.18 実施分 ) 38

アンケート集計結果 (H30.5.18 実施分 ) < 意見 感想 ( 一例 )> うす味で体に良いと感じながら食べられたので良かった 野菜そのものの味がしてとてもおいしかった 野菜量が多くありがたいです 最近野菜量が書いてあるので気にして頼んでいる 健康のためにこの味付け と気付くきっかけになるので また注文したいと思う おかずによって味が薄く感じるものとそうでないものがあった 体に良いのであれば続けてもよいと思った 値段の割に品数が多くてありがたい いつもお漬物のところがおかずになっていてよかった 特に男性職員から 味噌汁がほしかった という意見が多くあった 減塩の取組のため このお弁当には基本的にはインスタントみそ汁は付けていないが お弁当にはみそ汁がほしい というニーズは確実にあるので 今後の対策が必要 39

今年度も 減塩推進を宇治市全体に広げ ていくことを切り口に 宇治市民の健康問 題の総合的な改善を図り 健康長寿日本一を目指していきます! 皆様のご協力が必要不可欠なプロジェク トですので ご協力を賜りますよう 何卒宜しくお願いいたします ご清聴ありがとうございました 40