産学公連携プラットフォーム事業 手軽で美味しい減塩食の推進事業 について 平成 30 年度第 1 回宇治市健康づくり 食育推進協議会 ( 平成 30 年 7 月 26 日 ) 1
平成 29 年度の報告 2
健康増進事業を市町村のみで行うことは困難 産 ( 企業 ) 学( 大学 ) 公( 市町村 ) が集まり それぞれが得意とするネットワークや専門性を活かし 健康長寿 未病改善につながる健康産業の育成等 地域課題を解決する取組 産 産学公連携によるプラットフォーム事業 学 公 3
京都府が事業提案を募集 趣旨京都府の健康課題と方向性を踏まえた健康寿命延伸にむけて 企業 大学研究室 行政の オール京都体制 により 市町村の健康課題と企業 大学のシーズをマッチングし 産学公連携によるプラットフォームチームを編成し研究開発を推進するとともに その成果を府民 市町村の健康づくりに還元する 参画チームの構成要件 1) 市町村または京都府保健所等 ( 必須 ) 2) 大学研究機関 ( 必須 ) 3) 府内に事業所を置く企業 (NPO を含む )( 必須 ) 府外の企業 ( 任意 ) 4
京都府が事業提案を募集 事業内容 1) がん 心疾患 腎不全による死亡率が高く 予防 重症化予防が必要なことから 減塩及び野菜摂取量の増加 医療と連携した重症化予防を推進する事業 2) 高齢期の低栄養 ロコモの予防が必要であり 若い時期からの運動習慣 活動的な生活習慣の定着促進する事業 3) 地域や世代により健康課題が異なることを踏まえ 早世予防 壮年期から高齢期の健康づくり 介護予防を促進する事業 4) その他 健康寿命の延伸を促進する事業 5
宇治市は 手軽で美味しい減塩食 の推進事業 を提案 平成 29 年 11 月 22 日 京都府健康福祉部健康対策課から認定 6
1 社会的背景 日本の罹患率で最も多いのは高血圧 高血圧患者は将来認知症になりやすく 早期に治療するほど認知症予防となる 食塩は 血管を傷害し 脳卒中や冠動脈疾患 腎臓病を起こし 胃がんや骨粗鬆症にも関連している 自分で塩を入れなくても 市販の加工品はほとんど食塩過剰の状態 食品に気を付ける 自炊するなどの個人指導だけでは 減塩に限界がある状況 日本人は 1 日に食塩を 10~11g 取っている ( 目標男 8g 女 7g) 例 食塩相当量は 麺 汁 かやく込みで 某大手メーカーカップうどん ( きつねうどん ) 5.8g 7
宇治市の健康課題に直結 死因別 SMR( 死因別標準化死亡比 ) が 男女ともに腎不全が高い 心疾患による死亡割合の増加 循環器疾患の診療科目における割合が高い ( 国民健康保険 ) これらの疾患の関連因子 高血圧 血圧の管理 はかかせない 腎臓への負担 高血圧の改善のためにも 減塩 の推進が重要となる 8
宇治市健康づくり 食育推進計画 (H27 年 3 月策定 ) の重点課題 重点課題が多岐に渡るため どれから取り組めばよいか分からない とのご意見 まずはここから取り掛かる というものが必要! 減塩を心がけている人 の増加現状 (H26 年度 ):56.5% 目標 (H36 年度 ):65% 以上 高血圧の人 ( 収縮期血圧 130mmHg 以上の人 ) の減少現状 (H26 年度 ):48.4% 目標 (H36 年度 ):44% 以下 9
高血圧予防のためにも減塩は欠かせない! しかし 減塩食は 美味しくない 減塩食を 作るのは 面倒 10
手軽で美味しい減塩食 の推進事業が目指すもの 社会に食塩があふれている今 個人や行政の力だけでは 減塩に限界があるため 大学や企業と共に 宇治市民の減塩推進 という大きな目標を示し 手軽に減塩できる社会的環境をつくる 減塩食の 美味しくない 面倒 といったネガティブイメージの払拭のために 手軽で美味しい 減塩食メニュー等の提案を行うことで 住民にとって減塩を身近なものにする 減塩を意識したり 体験できる仕組みをつくり 市民生活に減塩を定着させることで将来的に腎不全や心疾患による死亡を減少させる 11
プラットフォームチーム構成団体 ( 平成 30 年 3 月 20 日時点 ) 構成メンバー 宇治市健康長寿部健康生きがい課 事業の企画 立案 運営 担当業務 京都文教短期大学 株式会社平和堂アル プラザ宇治東 株式会社典座 京都府山城北保健所 食生活宇治市食生活改善推進員 若葉の会 (H30.3.12 加入 ) アンケート調査に関する助言 フォーラム開催会場の提供 試作品開発に関する調査研究等 測定会の会場提供 試作品開発への技術提供等 測定会の会場提供 試作品開発への技術提供等 事務局補助 減塩メニューレシピの考案等 12
平成 29 年度の主な事業内容 1 手軽で美味しい減塩食の推進に向けてのアンケート調査 2 健康レストランde 栄養測定会 3 減塩フォーラム 手軽で美味しい減塩食のススメ講演会 in 宇治 4 宇治市食育ネットワーク情報交換会での減塩味噌汁飲み比べ 5 広島県呉市健康増進課への情報収集 13
1 手軽で美味しい減塩食の推進に向けてのアンケート調査 宇治市民に対して 生活様式や食生活 そして減塩への意識や味の好みについてアンケートを実施する どのような人がどのような食事を好み 減塩についてどの程度関心を持っているかを把握し 今後の事業展望につなげる 郵送での調査 241 件 測定会での調査 104 件 減塩講演会での調査 58 件 その他宇治市の健康講座等での調査 97 件 合計 500 件 14
2 健康レストラン de 栄養測定会 (H30 年 2 月 14 日 @ アル プラザ宇治東 ) 食育 SAT システム を用いてイベント形式で普段の食事についての栄養測定会を行い 市民の食生活を調査するとともに 減塩を啓発する 15
2 健康レストラン de 栄養測定会報告 食育 SAT システムでの測定 109 人 アンケートの回収 104 件 来場者の声 普段食べている食事がこんなに偏っているとは思わなかった 和食中心の理想の食事と思っていたが 塩分が多くて驚いた 本物そっくりの食品サンプルを使っているので とても分かりやすかった 等 健康教育等に参加しない無関心層に対して啓発を行うことができた 又 宇治市が行っている ということで信頼が得られ 行政が健康づくり 食育を啓発する意義を再確認できた 16
3 減塩フォーラム 手軽で美味しい減塩食のススメ講演会 in 宇治 (3 月 11 日 ( 日 )@ 京都文教短期大学 ) 講師に八田内科医院院長 理事長で 近江八幡市立総合医療センター腎臓センター顧問 京都府糖尿病重症化予防戦略会議委員の八田告 ( つぐる ) 先生を招き 減塩 ( 適塩 ) の必要性についての講演を行う 又 合わせて 食育 SAT システム を用いた測定会 減塩食の試食会も開催して 楽しみながら減塩について学べる場とし 宇治市での減塩推進 を市全体に宣言する 17
講演会の内容 一. 講演 高血圧から身を守るために ~ ガッテンのいく適塩方法を教えます ~ < 講師 > 八田告先生 ( 医療法人八田内科医院院長 理事長 近江八幡市立総合医療センター腎臓センター顧問 京都府糖尿病重症化予防戦略会議委員 ) 二. 健康レストラン de 栄養測定コーナー 三. 美味しい減塩食のプチ試食会提供 : 株式会社典座レシピ作成 : 宇治市食生活改善推進員協議会 若葉の会 18
3 手軽で美味しい減塩食のススメ講演会 in 宇治報告 来場者 90 人 食育 SAT システムでの測定 70 人 減塩食アンケートの回収 58 件 来場者の声 ( アンケートより ) とてもわかりやすく 減塩が大切であることを改めて感じた 適塩について 取り組まなければいけない理由が分かった 試食をして 塩分控えめでも美味しいことが分かった カレー粉やコショウなどの香辛料を活用する工夫も分かった 等 なかなか伝わりにくい減塩 ( 適塩 ) の必要性を分かりやすい形で伝えることができた 継続がなにより大切なので これからも続けていきたい プチ試食会での味の評価 ( 美味しい 美味しくない ) に個人差が見られたことから 味覚の改善についての必要性も感じた 19
4 宇治市食育ネットワーク情報交換会での減塩味噌汁飲み比べ (H30 年 3 月 16 日 @ うじ安心館 ) 食育に取り組む宇治市内の団体 (19 団体 ) で構成された食育ネットワーク及び関係各課で開催している食育ネットワーク情報交換会にて 食生活宇治市食生活改善推進員 若葉の会 による減塩啓発の実演を行った 市販の味噌汁 ( インスタント ) と 若葉の会 がレシピ開発した減塩味噌汁を飲み比べ 減塩味噌汁の美味しさを伝えた 20
参加者の意見 減塩味噌汁は少し味噌の味は薄いが 出汁の味がしっかりしているので これはこれで美味しく感じられた 普段飲んでいるものはどうしてもインスタントの方に近いと感じた インスタントのものが基準となり 自分で作るときもそれに寄せていくようになってしまう 薄ければ子どもたちも食べない 正直に言うと 減塩味噌汁の方は味が感じられないほどだった 絶対的に香りの違いがある 減塩味噌汁の方からは昆布とかつおの香りがする 舌に感じる旨みについても インスタントは 無駄に舌に残る という印象がある 朝 0.8% くらいの塩分濃度は 人間が一番おいしいと感じる塩分濃度である お吸い物の塩分濃度の基準も 0.9% で これは血液中の塩分濃度と同じであるからである 同じものを口にしても 人によって大きな違いがあることを再確認 21
5 広島県呉市健康増進課への情報収集 平成 24 年に 減塩サミット in 呉 が開催されるなど 減塩事業の先進地である呉市への情報収集を行った 呉市が行っている事業のうち 市全体に減塩推進をアピールする 減塩いいね! キャンペーン 特定健診に 推定食塩摂取量検査 を取り入れ 数値の高い人への教室等を行う カラダよろこぶ! 減塩プログラム 保育所や教育委員会と連携し 子どもたちとその保護者に対して減塩啓発を行う 減塩でおいしい! 食育 事業等について詳細な内容や苦労話を伺い 宇治市での減塩推進の参考とした 22
1. アンケート調査の結果から 調査対象の性別 年齢区分 性別男女無回答合計 人数 ( 人 ) 186 302 12 500 割合 37.2% 60.4% 2.4% 100% 年齢 39 歳未満 40 歳以上 49 歳未満 50 歳以上 59 歳未満 60 歳以上 69 歳未満 70 歳以上無回答合計 人数 ( 人 ) 67 43 56 144 186 4 500 割合 13.4% 8.6% 11.2% 28.8% 37.2% 0.8% 100% 23
集計結果のうち主なもの 1 果物類は 1 回あたり 平均どのくらい食べますか? ( 果物 100g の目安はそれぞれ みかん 1 個 バナナ小 1 本 りんご 1/2 個程度 ) 果物 200g 以上 100g~200g 100g 未満無回答合計 人数 ( 人 ) 42 264 172 22 500 割合 8.4% 52.8% 34.4% 4.4% 100% 野菜を 1 日何皿食べていますか? 野菜食べない 1~2 皿 3~4 皿 5 皿以上無回答合計 人数 ( 人 ) 18 302 142 27 11 500 割合 3.6% 60.4% 28.4% 5.4% 2.2% 100% 24
集計結果のうち主なもの 2 あなたは減塩を心がけていますか? 心がけいつも心がけている時々心がけている心がけていない無回答合計 人数 ( 人 ) 191 196 93 20 500 割合 38.2% 39.2% 18.6% 4.0% 100% ご自身の 1 日あたりの塩分量は何グラム程度以下がよいと思いますか? 1 日あたりの塩分量 わからない 6g 未満 6g 以上 8g 未満 8g 以上 10g 未満 10g 以上無回答合計 人数 ( 人 ) 296 53 82 30 23 16 500 割合 59.2% 10.6% 16.4% 6.0% 4.6% 3.2% 100% 25
集計結果のうち主なもの 3 ふだん食品を購入するときや外食する時に 栄養成分表示 を参考にしていますか? 参考にしているかいつもしている時々しているあまりしていないほとんどしていない無回答合計 人数 ( 人 ) 95 137 138 116 14 500 割合 19.0% 27.4% 27.6% 23.2% 2.8% 100% どの成分を参考にされますか? 参考にしているか エネルギー ( カロリー ) たんぱく質 脂質 炭水化物 ( 糖質 ) 食塩相当量 ( ナトリウム ) その他 人数 ( 人 ) 175 50 82 94 146 7 割合 35.0% 10.0% 16.4% 18.8% 29.2% 1.4% 26
食育 SAT システム結果から 健康レストラン de 栄養測定会 109 人手軽で美味しい減塩食のススメ講演会 70 人合計 179 人の測定結果より 27
食塩相当量 (1 食分 ) 人数 ( 人 ) 割合 2g 未満 9 5.0% 2g 以上 3g 未満 36 20.1% 3g 以上 4g 未満 55 30.7% 4g 以上 5g 未満 38 21.2% 5g 以上 6g 未満 20 11.2% 6g 以上 7g 未満 11 6.1% 7g 以上 10 5.6% 合計 179 100% 身長 運動量に見合った摂取量 人数 ( 人 ) 割合 適切 29 16.2% やや多い 25 14.0% 多い 125 69.8% 合計 179 100% 1 食あたりの塩分量を 1 日の摂取目標 ( 男性 8g 女性 7g) の 1/3 とすると 2g~3g が目安と考えられるが 塩分摂取量が 3g 未満という人は全体の約 25% に留まった 又 測定時に入力した身長 運動量に見合った塩分量が 適切 となった人はわずか 16.2% で 83.8% の人が やや多い 多い という結果となった イベントに参加する人は健康意識が高い傾向があるにも関わらず このような結果が出たことから 改めて宇治市民の塩分摂取傾向が高いことが推測される 28
人気メニューランキング メニュー 選んだ人数 1 位 ごはん 143 人 2 位 豆腐の味噌汁 41 人 3 位 野菜の味噌汁 39 人 4 位 小松菜のお浸し 23 人 5 位 冷奴 20 人 6 位以下 お茶 野菜サラダ 19 人かぼちゃの煮物 さばの煮付け 18 人ひじきの煮物 鮭の塩焼き 17 人みかん わかめときゅうりの酢の物 16 人 < 仮説 > 半数近い人が味噌汁を飲んでいるので そこに照準を合わせ 減塩味噌汁等を広めることが有効なのではないか お浸し 冷奴 サラダ等のサイドメニューが多く選ばれている メインディッシュは我慢せずサイドメニューは塩分を控える といったアプローチが有効ではないか 宇治市なのに お茶を取る人が少ないのではないか お茶にはカリウムが多く含まれるなど高血圧に有効と言われているので 合わせて啓発すると効果的 29
その他の考察 協議の中で 減塩商品は売れない という意見が出た 消費者の 美味しくない というネガティブイメージの払拭と合わせて 販売企業の 売れない という印象の払拭も合わせて行っていく必要がある 講演会で減塩食のプチ試食会を行った際に アンケートに 大変美味しかった 又は 美味しかった と記入した割合は れんこんのカレーきんぴら が 63.8% きのこのワイン蒸し が 65.5% と およそ 3 人に 2 人が減塩食を 美味しい と感じる結果となった 工夫次第で 美味しい減塩食 の推進は可能であると思える結果が得られた 一方で 上記に示した同じメニューを食べた人の中に 美味しくない 薄い と答えた人も少なからずいた 減塩メニューを工夫すること合わせて 味覚の改善 を啓発し 双方向から 美味しい減塩食 を推進する必要がある 30
平成 30 年度の計画 31
< 実施主体 > 実施主体は 平成 27 年度以降に産学公連携プラットフォーム事業の認定を受け 本事業を初めて実施する市町村とする < 事業内容 > 実施した産学公連携プラットフォーム事業の結果を受け さらに研究開発を推進することが 健康寿命を延伸することに寄与すると考えられる事業とする < 実施方法 > 実施主体が中心となりプラットフォームチームを運営し 必要に応じて会議 調査 研究開発 試験運用等を実施する 32
1 普及啓発現状 : 塩分摂取量 8g/ 日未満 を知っている人約 27% (29 年度アンケート ) 目標 : 宇治市減塩取組の認知度増加 塩分 高血圧についての知識の普及 行動変容への意欲取組 : ポスター レシピ等の作成 配布講演会 試食会等減塩推進の 見える化 1 ロゴ キャッチコピーの制作 (CI 設計 ) 2 情報発信のための PR ツールを確立オリジナルサイト シール ポスター等 3 情報発信の仕掛け 33
2 教育現状 : 塩分摂取量 8g/ 日未満 を知っている人約 27% (29 年度アンケート ) 目標 : 教室参加者の増加教室参加者の知識の習得 行動変容協力小学校 保育所の増加取組 : モニター (29 年度募集 ) に対する教室連携企業による健康教育 実演会等保育所 小学校に冊子を配布保育所 小学校での食育教室 34
3 社会環境の整備現状 : 外食 惣菜 弁当等を週 3 回以上利用するグループは 利用しないグループに比べて 減塩を心がけている 割合が低く 野菜 果物の摂取量が少ない等の傾向がある (29 年度アンケート ) 又 販売店等においても 減塩食は売れない と積極的に販売されていない現状目標 : 協力店 協力企業の増加 減塩 ( 又は高血圧予防 ) 関連商品の売上増加 宇治市減塩ブランド認知度の増加取組 : 市役所食堂での減塩食の販売 スーパー コンビニ等での美味しい減塩弁当や高血圧予防関連食品 ( カリウムを多く含む等 ) の積極的な販売 宇治市内企業への啓発 35
平成 30 年度産学公連携プラットフォームインキュベーション事業 手軽で美味しい減塩食の推進 1 普及啓発 現状 : 塩分摂取量 8g/ 日未満 を知っている人 約 27%(29 年度アンケート ) 目標 : 宇治市減塩取組の認知度増加 塩分 高血圧についての知識の普及 行動変容への意欲取組 : ポスター レシピ等の作成 配布講演会 試食会等減塩推進の 見える化 見える化 1 ロゴ キャッチコピーの制作 (CI 設計 ) 2 情報発信のための PR ツールを確立オリジナルサイト シール ポスター等 3 情報発信の仕掛け 減塩商品の売上が増加することにより 参加店舗の増加や自主的な減塩関連商品開発等の波及に繋がる 宇治市のロゴの認知度が上がることにより ロゴシールを貼った減塩商品の売上が増加する等の仕組みづくり 3 社会環境の整備 現状 : 外食 惣菜 弁当等を週 3 回以上利用するグループは 利用しないグループに比べて 減塩を心がけている 割合が低く 野菜 果物の摂取量が少ない等の傾向がある (29 年度アンケート ) 又 販売店等においても 減塩食は売れない と積極的に販売されていない現状目標 : 協力店 協力企業の増加減塩 ( 又は高血圧予防 ) 関連商品の売上増加宇治市減塩ブランド認知度の増加取組 : 市役所食堂での減塩食の販売スーパー コンビニ等での美味しい減塩弁当や高血圧予防関連食品 ( カリウムを多く含む等 ) の積極的な販売宇治市内企業への啓発 2 教育 現状 :1 と同じ目標 : 教室参加者の増加教室参加者の知識の習得 行動変容協力小学校 保育所の増加取組 : モニター (29 年度募集 ) に対する教室連携企業による健康教育 実演会等保育所 小学校に冊子を配布保育所 小学校での食育教室 市民 社会環境 高血圧の人の減少 収縮期血圧 130 mm Hg 以上の人 の減少平成 26 年度時点 48.4%% 平成 36 年度までの目標 44% 以下 ( 宇治市健康づくり 食育推進計画より ) 正しい知識を身につけ 行動変容への意欲を持った市民が 減塩 ( 高血圧予防 ) がより身近になった社会環境で 健康に良い食品を購入する等の行動変容を起こすよう 対市民 対社会環境の双方向での啓発を行う 市民生活に 減塩 が定着 減塩を心がけている人 の増加平成 26 年度時点 56.5% 平成 36 年度までの目標 65% ( 宇治市健康づくり 食育推進計画より )
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アンケート集計結果 (H30.5.18 実施分 ) 38
アンケート集計結果 (H30.5.18 実施分 ) < 意見 感想 ( 一例 )> うす味で体に良いと感じながら食べられたので良かった 野菜そのものの味がしてとてもおいしかった 野菜量が多くありがたいです 最近野菜量が書いてあるので気にして頼んでいる 健康のためにこの味付け と気付くきっかけになるので また注文したいと思う おかずによって味が薄く感じるものとそうでないものがあった 体に良いのであれば続けてもよいと思った 値段の割に品数が多くてありがたい いつもお漬物のところがおかずになっていてよかった 特に男性職員から 味噌汁がほしかった という意見が多くあった 減塩の取組のため このお弁当には基本的にはインスタントみそ汁は付けていないが お弁当にはみそ汁がほしい というニーズは確実にあるので 今後の対策が必要 39
今年度も 減塩推進を宇治市全体に広げ ていくことを切り口に 宇治市民の健康問 題の総合的な改善を図り 健康長寿日本一を目指していきます! 皆様のご協力が必要不可欠なプロジェク トですので ご協力を賜りますよう 何卒宜しくお願いいたします ご清聴ありがとうございました 40