施策吊

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学力向上のための取り組み

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

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農山漁村での宿泊体験活動の教育効果について

沖縄県教育庁提出資料 1

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

p 札幌市小学校).xls

基本方針1 小・中学校で、子どもたちの学力を最大限に伸ばします

基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります 基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります (1) 基礎的 基本的な学力の定着児童 生徒一人ひとりが生きる力の基盤として 基礎的 基本的な知識や技能を習得できるよう それぞ

平成25~27年度間

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

15

本年度の調査結果を更に詳しく分析するため 本道の課題となっている質問紙の項目について 継続して成果を上げている福井県 秋田県 広島県と比較した結果を示しています ( 全国を 100 とした場合の全道及び他県の状況をレーダーチャートで示したもの ) 1 福井県との比較 (~P51) 継続的に成果を上げ

小中一貫教育モデル校区20のQ&A

資料 1 ~ ケース会議会議に向けて ~ 児童生徒生徒を理解理解しよう!! ケース会議を開催する前に 児童生徒の情報を整理することはとても大切です 情報を整理する中で 児童生徒に対して あるいは支援の在り方について 新たな発見や可能性を見出すことにつながります アセスメントシートアセスメントシート

もくじ はじめに 2 Ⅰ 改善基本 5 か年計画の基本構想 3 Ⅱ いじめ問題に関する基本的な考え方 4 Ⅲ 未然防止への取組 5 Ⅳ 早期発見 早期対応への取組 5 Ⅴ 関係機関との連携を強化した取組 6 Ⅵ 推進体制 検証体制を整える取組 7 改善基本 5 か年計画の見方 行動目標基本目標を達成

施策吊

02-01 ビジョンの基本的考え方

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加須市審議会等の会議の公開に関する要綱の運用の手引

104 (3) 全中学校において アクティブスクール を展開 全中学校を アクティブスクール として位置付け 自校の目標 ( 値 ) や取組内容を定めた 体力向上推進計画 を作成し 取組を強力に推進している (4) スーパーアクティブスクール や アクティブライフ研究実践校 による取組中学校 47

鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 鎌倉市立関谷小学校

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

令和元年度第 1 回いじめ問題対策調査会 令和元年 5 月 23 日 ( 木 ) 調査会の開催確認 〇会長挨拶 事務局自己紹介 会長より いじめ問題の解決に向けて 皆さんと活発な意見交換ができたらと思う では指導室より 報告願う 事務局取組報告 平成 30 年度におけるいじめの大和市独自調査について

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

第 1 章 解説 平成 27 年度 スクールソーシャルワーカー活用事業 の概要と成果等について紹介します

教育と法Ⅰ(学習指導要領と教育課程の編成)

< 先生方へ > 長崎県学力向上推進協議会では 子どもに確かな学力をつけていくためには 何 が大切か また 学力の向上を阻害している要因は何かなどについて 検討を重ね ています その中から次のようなことが指摘されました 1 家庭で毎日決まった時間に学習をする習慣をつけることが大切である 2 食事や睡

て, 組織的 実効的に取り組むことを目的とする 2 構成教職員,SCや社会福祉士など心理や福祉の専門家, 弁護士, 精神科医等の医師, 教員 警察官経験者などの地域人材等 3 組織の役割学校が組織的にいじめの防止等に取り組むに当たり, 次のような役割を担う アいじめの予防に関して 学校基本方針に基づ

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

資料3-3.文部科学省における子供の貧困対策の総合的な推進

(2) 不登校児童生徒の状況について ( 児童生徒調査より ) 不登校児童生徒は, 中学 2 年生が最も多く 867 人, 次いで中学 3 年生が 786 人となっている 不登校になった学年は, 中学 1 年からが 970 人であり, 不登校児童生徒全体の約 34.8% を占める 依然として中学 1

Microsoft Word - 研究の概要他(西小) 最終

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

①CSの概要

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(市・町)        調査

p 旭川市.xls

求められる整理編

4 拠点校による授業公開及び研究成果の発表会の実施さらに, 教育委員会としては, 大原小学校での公開研究授業に向けて, 市教育委員会主任指導主事が指導案作成 検討の段階から参加し, 主に若手教員の授業づくりに関する指導に取り組む また, 毎月の定期訪問の際にはユニバーサルデザインを生かした授業づくり

(4) 学級活動の充実 一人一役 や学校行事を通じて 学級内で生徒一人一人が活躍できる場を設け 他者の役に立っていると実感できるような学級経営に努める (5) 生徒会活動の活性化生徒会策定の いじめ防止五ヶ条 や いじめについて考える週間 ( 岡山県 ) 自殺予防週間 自殺対策強化月間 ( 内閣府

Q-Uアンケート (6 月 11 月 ) 水小子どもアンケート (7 月 12 月 ) 保護者学校評価アンケート (7 月 12 月 ) オ愛の呼びかけパトロール ( 青少年育成協議会 : 毎月 ) カ職員巡回パトロール ( 長期休業期間 個別懇談期間 短縮授業時等 ) いじめの実態調査に関するアン

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

基本施策情報活用能力の育成を図ります 幼児教育の推進 にあたっては 幼児期が生涯の人格形成の基礎を培う大切な時期であるとの認識のもと 子どもたちの心身の発達に資する質の高い幼児教育を推進します 2 人との絆や自然との関わりの中で伸びゆく豊かな心の育成 子どもたちが生命を大切にする心や思いやりの心 感

いじめ対策担当教員の役割 担任等からのいじめ( 疑い ) の訴えの窓口 いじめ対策委員会の開催( 定例週 1 回 ) と対策方針の司令塔 登下校時や休み時間の校舎巡回による早期発見役 アンケートの実施等 未然防止の取組みの推進役 保護者 地域 警察 福祉等関係機関 市教委との連携推進役 いじめ対策担

目次 1 はじめに 1 2 根拠法令 1 3 計画期間 1 4 大綱の基本方針 2 5 主な取組 3 参考資料 7

高等学校第 3 学年英検準 2 級以上の割合英語教育実施状況調査 30.0 % H26 H26 全国平均 31.9% 30.5 %( 27 ) 34.3 %( 27 ) 3 高等学校教育の質の向上 インターンシップ実施率 ( 高等学校 ) 高等学校中途退学率 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

平成 30 年 11 月 2 日 ( 金曜日 ) 大津市 ( 滋賀県 ) 市の概要 ( 平成 30 年 10 月 1 日現在 ) 面積 :464.51km2 人口 :342,847 人 世帯数 :147,833 世帯 平成 30 年度一般会計予算 :1,080 億円 市立小中学校の概要市立学校数 (

神戸市立月が丘小学校いじめ防止基本方針 はじめに月が丘小学校は 教職員 保護者 地域が一体となって いじめの問題に取り組むよう いじめ防止対策推進法 第 1 3 条の規定に基づき いじめ防止等のための対策を総合的 かつ効果的に推進するために 基本的な方針 ( 以下 月が丘小学校基本方針 という )

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

上越市立有田小学校いじめ防止基本方針 平成 30 年 4 月策定 1 いじめの定義といじめに対する基本的な考え方 (1) いじめの定義児童生徒に対して 当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人的関係にある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為 ( インターネット

(7) 生徒 保護者への啓発活動 * 学期末保護者会でのいじめの現状報告と未然防止の講話 *SNS の使用にあたり 親子ルール作り等を示す (8) 教職員の研修 * モラールアップ研修会を行い 体罰や不適切な発言がいじめにつながるということを確認する * 過度の競争意識 勝利至上主義 生徒のストレス

学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

情報コーナー用

調査結果概要 ( 旭川市の傾向 ) 健康状態等 子どもを病院に受診させなかった ( できなかった ) 経験のある人が 18.8% いる 参考 : 北海道 ( 注 ) 17.8% 経済状況 家計について, 生活のため貯金を取り崩している世帯は 13.3%, 借金をしている世帯は 7.8% となっており

平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(概要)

参考資料 校区別小中連携 一貫教育スケジュール表

Taro-自立活動とは

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

6. 調査結果及び考察 (1) 児童生徒のスマホ等の所持実態 1 スマホ等の所持実態 54.3% 49.8% 41.9% 32.9% % 78.7% 73.4% 71.1% 76.9% 68.3% 61.4% 26.7% 29.9% 22.1% % 中 3 中 2 中 1

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川口市立原町小学校いじめ防止基本方針 平成 27 年 9 月 1 日 川口市立原町小学校 はじめに 本校では いじめ防止のために 積極的な生徒指導の推進に力を入れている いじめの未然防止には 児童が安心 安全に学校生活を送ることができ 規律ある態度で授業やその他の教育活動に主体的に参加 活躍できるこ

組織目標シート 平成 28 年度 部局 教育委員会事務局局長吉田久芳 1. 部局の使命 児童 生徒一人ひとりを大切にし 豊かな人間性と人間関係を築く力を育むとともに 自ら学び考え行動する子どもの育成を図る学校教育を推進する 市民生活が豊かで活力のあるものになるよう 市民が生涯を通して学習し学び続ける

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

資料3-1 教職員定数に関する考え方

kihonhousin6.doc

第 2 部 東京都発達障害教育推進計画の 具体的な展開 第 1 章小 中学校における取組 第 2 章高等学校における取組 第 3 章教員の専門性向上 第 4 章総合支援体制の充実 13

粟野小学校いじめ防止基本方針 平成 30 年 3 月改定 はじめに いじめは いじめを受けた児童の基本的人権を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず 生命または身体に重大な危険を生じさせるおそれがある 一方 いじめはどの子どもにも どの学校にも起こりうる 極め

2 いじめの防止等のための基本的な施策 (1) 基本となる取組 1 いじめの未然防止のための取組ア学校の重点目標の一つに いじめ防止 を掲げ いじめをしない 見逃さないことに組織的に取り組む イ教育活動全体を通して 児童の自己有用感と自己肯定感を高め 規範意識と人間関係能力を高める ウ道徳の時間を要

兵庫県丹波市立氷上中学校

図人権教育を通して育てたい資質 能力 人権教育の指導方法等の在り方について [ 第三次とりまとめ ] をもとに作成 5

スライド 1

愛媛県学力向上5か年計画

①H28公表資料p.1~2

スクールソーシャルワーカー (SSW) 活用事業 趣旨 いじめ 不登校 暴力行為 児童虐待などの背景には 児童生徒が置かれた様々な環境の問題が複雑に絡み合っています そのため 1 関係機関等と連携 調整するコーディネート 2 児童生徒が置かれた環境の問題 ( 家庭 友人関係等 ) への働きかけなどを

札幌市教育研究推進事業のあらまし Ⅰ. 札教研事業とは 1. 経緯 札幌市教育研究推進事業( 札教研事業 ) は 札幌市教育研究協議会 ( 昭和 25 年 5 月創設 ) いわゆる 札教研 の研究 研修活動部分を引き継ぐ形で 平成 19 年度より新たに教育委員会の事業として推進されて今日に至る 2.

小中連携による豊かな人権感覚と

1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

20(掲載)【石川県小松市立松陽中学校】

Microsoft PowerPoint _羅針盤原稿_(中原作成)3.pptx

スライド 1

平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果について ( 速報 ) 1. 調査の概要 実施日平成 30 年 4 月 17 日 ( 火 ) 調査内容 1 教科に関する調査 ( 国語 A 国語 B 算数 数学 A 算数 数学 B 理科 (3 年に 1 回 )) A 問題 : 主として知識に関する問題 B

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OTEMON GAKUIN

町全体の状況を把握 分析するとともに 平均正答率については 全国 全道との比較を数値以外の文言で表現します また 質問紙調査の結果や 課題解決に向けた学力向上の取組を示します (3) 学校ごとの公表小規模校において個人が特定される恐れのあることから 学校ごとの結果公表はしません (4) 北海道版結果

平成○○年度○○部局長経営方針アクションプラン

スライド 1

Q4-1 中 1ギャップから小中ギャップへ A4-1 子供たちが小学校から中学校に進学する際 新しい環境での学習や生活に不適応を起こす現象のことを いわゆる 中 1ギャップ と言います 文部科学省が実施してきた 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査 によれば 不登校児童生徒数 いじめの

瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

平成 30 年度 五泉市立川東小学校いじめ防止基本方針 はじめにこの五泉市立川東小学校いじめ防止基本方針 ( 以下 学校基本方針 という ) は いじめ防止対策推進法 ( 平成 25 年法律 71 号以下 法 という ) 第 13 条の規定に基づき 本校におけるいじめ防止等のための対策を効果的に推進

Transcription:

5 児童生徒の支援 1 施策の展開学ぶ力の育成課名教育指導課 支援人材等を有効活用することで 不登校及びいじめ等の問題 行動の早期発見 早期対応を図るとともに 未然防止のための開 2 取組概要 発的生徒指導体制づくりを行う さらに 子どもたち一人ひとり に人権問題に対する知識 技能 態度を身に付けさせ いじめや差別をなくすために主体的に判断し 行動できる力を育てる (1) 中学生サミット ピア サポート研究事業 (2) 児童生徒支援人材派遣事業 3 構成取組 (3) スクールソーシャルワーカー (9) 配置事業 (4) スクールカウンセラー配置事業 (5) 人権教育推進事業 (6) 健康教育 食に関する指導事業 4 取組計画 (3) 各学校からの要請に応じ ケース会議や各校の虐待研修の 講師として派遣する (1) 開発的生徒指導の推進により 児童生徒の規範意識の醸成や人間関係能力の育成 問題解決力の育成を図る (2) 児童生徒支援人材を 12 中学校区に 24 名配置し 学習指導 生徒指導面でのきめ細かな支援を行う 一般募集を行い 面接選考により人材を精選して配置し 任用期間中は 資質向上のため定期的に研修を実施する (4) 各中学校区に1 人ずつ配置する ( 中学校を拠点として配置し 小学校への派遣も行う ) (5) 人権教育を根底とした取り組みを推進するとともに 子どもの人権 に係る研修として 1 児童虐待 2セクシュアルハラスメント 3 体罰 いじめ 4 発達障がいについての研修を実施するよう指導する また 人権作品展や人権作文 - 24 -

人権詩の募集を行い 児童生徒の人権感覚を高める (6) 調和の取れた食事 適切な運動 十分な休養 睡眠といった 健康 3 原則 の理念に基づき 児童 生徒自ら健康を保持増進していくことができる実践的な態度の育成を図る また 健康教育についての年間指導計画については 体育 保健体育の学習を中心として 学校教育活動全体で図るとともに 地域や家庭との連携を推進する (1) 開発的生徒指導を推進するために 本市では 中学生サミット 及びピアサポート研究事業の取り組みを行っている 中学生サミットでは 2 回 (8 月 12 月 ) の会議を開催した また 6 月の奈良県吉野宮滝野外学校における サミットキャンプ には 各校執行部から 36 人が参加し 交流することができた さらに いじめ撲滅 環境広報 笑顔挨拶 の3 部門での取り組みとともに いじめ撲滅劇 一輪のひまわり を上演した ピア サポート事業においては 人間関係づくりプログラム ハートプログラム (10) を 同じ中学校区の2 小学校の6 5 取組実績 年生卒業前 及び中学校 1 年生入学後の 2 回 全校で実施し 4,401 人が参加した (2) 教員補助者として 登下校指導 不登校児童生徒に対する家庭訪問 教育相談や学習支援 問題行動等を起こす児童生徒への基本的生活習慣のサポート 学習につまずきのある児童生徒への授業支援 個別の学習支援 尐人数授業 パソコン授業等の補助 等を行った (3) 家庭環境等 児童生徒の抱える問題に対して 学校 家庭 地域や関係諸機関等に働きかけることで 環境を改善し 不登校や非行などの問題行動の未然防止に努めた また 各校でのケース会議が有意義なものとなるよう ケース会議コー - 25 -

ディネーター養成研修会の講師としての活用を図った (4) いじめや不登校等 人間関係や登校支援について 児童生徒や保護者の教育相談体制の充実に努めた 不登校については 中学校千人率が前年度から 0.2 ポイント下がり 改善傾向にある いじめについても定期的にアンケートを行うとともに 教育相談活動を充実するなど 未然防止 早期発見 早期対応に努めた < 不登校者数 > 平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度 小学校中学校小学校中学校小学校中学校 不登校者数 27 人 152 人 35 人 167 人 22 人 166 人 不登校千人率 2.0 24.0 2.7 26.0 1.8 25.8 全国平均 3.2 27.3 3.3 26.4 集計中 集計中 H24 年度の全国平均は 国がまだ調査結果を公表していないため集計中としている <いじめの認知件数 > 平成 22 年度平成 23 年度 平成 24 年度 小学校中学校小学校中学校小学校中学校 寝屋川市 14 件 29 件 7 件 15 件 24 件 32 件 大阪府 789 件 955 件 676 件 910 件 1982 件 1208 件 H24 年度については 文部科学省における最終の集計結果が未発表のため 平成 24 年 12 月末現在の状況である (5) 児童生徒の 心の教育 を推進するため 道徳教育の充実に努めた 市内全小学校 全学級が公開授業や研究授業を行うとともに 11 月には石津小学校を会場に 北河内地区小学校 - 26 -

道徳教育研究発表会を開催し 寝屋川市より 5 学年 7 クラス公開授業を行った また 人権教育 体験学習 ( 異年齢集団活動 自然体験活動 奉仕的体験活動 高齢者 障がい者の方々との交流 ) 読書活動等の充実を図るとともに 児童生徒自らが課題を解決するための自己指導能力を育成するため 児童会や生徒会活動等 児童生徒の主体的な活動を推進した さらに 小学校音楽会 や アートメッセ寝屋川 ( 小中学生図画工作 美術作品展 ) を 市民会館やアルカスホールを主会場にして行うなど 子どもたちの発表と鑑賞の機会を増やすとともに 児童生徒の人権意識の向上と啓発のための人権詩 作文や人権作品展にも取り組んだ なお 本年度の児童生徒の人権詩 作文の応募 3,321 編の中から優秀作品を 冊子 にじの橋 (1,400 冊作成 ) に掲載した (6) 食事 運動 睡眠といった 健康 3 原則 を推進するため 小中学校に入学する新入生に対して 生活習慣リーフレット を配付し 学校と家庭 地域が一体となり 児童 生徒健康を保持増進していく取り組みを実施した 食育の取り組みとしては 小学校栄養教諭が中学校で 中学校家庭科教諭が小学校で出前授業等を行うなど 小中の連携を図った 中学校給食が開始されたことに伴い 各中学校においても 食育推進計画 を作成し 取り組みを進めた また 喫煙 覚せい剤等の薬物乱用教室については 市内全小中学校で実施した (1) サミットキャンプでは 全中学校の生徒会が参加すること 6 評価 で 互いの理解を深め 各中学校のリーダーとして 寝屋川 市の各学校を変革していこうという思いを強め その後の活 - 27 -

動が有意義に繋がった 中学生サミットでは 各校の情報交換や交流を行う中で いじめや不登校等 学校で起こっている諸問題に対し 自分たちの課題を自分たちで解決していこうという意識が図れた また ハートプログラムの実施により 児童生徒のコミュニケーション力の育成が図られるとともに 中学 1 年生における生徒間トラブルや中 1ギャップ等も減尐した (2) 全校で児童生徒支援人材を中心とした朝の登校確認システム等が定着し 教員と連携した不登校児童生徒の家庭訪問や教育相談を粘り強く行うことにより 不登校児童生徒数の減尐につながった また 放課後の個別学習についても 児童生徒支援人材等を活用し 全小中学校で実施されており 子どもたちの家庭学習習慣の定着や学ぶ意欲の向上に繋がった (3)(4) スクールソーシャルワーカーのアセスメントによって 関係諸機関との早期連携や問題行動の未然防止につながった また 各校における研修等を通して 教員の虐待に対する意識を高めることにも繋がった スクールカウンセラー配置事業においても 学校と保護者との信頼関係の構築に結びついた 大津市でのいじめ事象など 全国的にいじめによる問題が大きく取り上げられた 本市においても 平成 24 年度重篤な事象が発生し 関係諸機関との連携を深め 対応に努めた これまでも子どもサポート会議 (11) を開催し 学校における事象について 専門家等を活用した教育支援活動により 様々な対応を行ってきた 今後は 子どもサポート会議を最上位に位置づけた生徒指導体制の再構築を行うとともに 児童生徒の生活習慣の改善に努め さらなる専門家を活用するなど いじめや不登校 虐待等に対し 迅速な対応を行っていくこ - 28 -

とが必要である (5) 前述のとおり 石津小学校を会場とした道徳教育研究発表会における取り組みは 高い評価を得たが この取り組みをきっかけにして 本市の道徳教育が全市的に広がりをみせている また 人権作品集 にじの橋 への人権詩 人権作文の応募数も増加や 様々な体験活動や子どもたちの発表 鑑賞の機会を増やしたことは 互いに相手の違いや良さを認め合い ともに生きていこうとする児童生徒の豊かな心の育成につながった 今後 児童生徒自らが課題を解決する力の育成を図るため 児童会や生徒会活動等 児童 生徒の主体的な活動を推進するとともに 特に経験年数の尐ない教職員に対し 様々な人権課題に対する研修を深めることが必要である (6) 中学校給食が実施されたことに伴い 各中学校においても 食育推進計画 が作成され 食育 を中心とした規則正しい生活習慣について意識を深めることができた また 市内の全小中学校において 薬物乱用防止教室を実施し 児童生徒に対し 早い時期から薬物乱用の恐ろしさについて 正しい知識を身につけさせるとともに 基本的な内容を理解させることができた - 29 -