平成 24 年 11 月 28 日第 59 回社会保障審議会医療保険部会資料 3 年齢階級別平均収入額 (70 歳 ~74 歳患者負担特例措置関係 ) について 平成 24 年 11 月 28 日 厚生労働省保険局
年齢階級別平均収入額 (1 世帯当たり 1 人当たり )( 平成 21 年 ) 平成 22 年国民生活基礎調査 ( 厚生労働省大臣官房統計情報部 ) による ( 注 1) 1 世帯当たり平均収入額 1 人当たり平均収入額 とも 平成 17 年国勢調査区 ( 約 98 万地区 ) から 世帯票調査対象として無作為抽出した 5,510510 地区内のうち さらに無作為抽出した 2,000 単位区 ( 注 2) 内の全ての世帯 ( 約 36 3.6 万世帯 ) 及び世帯員 ( 約 95 9.5 万人 ) を調査客体とした所得票により算出 ( 世帯主の年齢 ) 80 8484 75 79 70 74 65 69 60 64 55 59 50 54 45 49 40 44 35 39 30 34 25 29 * 調査時期 平成 22 年 7 月 15 日 ( 所得については 平成 21 年 1 月 1 日から12 月 31 日までの1 年間の所得を調査 ) * 調査方法 予め調査員が配布した調査票に世帯員が自ら記入し 後日 調査員が回収する方法により実施 * 調査客体数約 3.6 万世帯 ( 約 9.5 万人 )( うち集計客体数約 2.6 万世帯 ( 約 7.0 万人 ))( 約 74%)( 注 3) 1 世帯当たり平均収入額 1 人当たり平均収入額 381 406 394 385 426 485 501 ( 世帯員の年齢 ) 85 85 75 歳以上平均 75 歳以上平均 80 84 169 395 万円 168 万円 587 581 426 万円 635 722 723 745 75 79 70 74 65 69 60 64 55 59 50 54 45 49 40 44 35 39 30 34 25 29 142 181 183 193 234 229 263 278 193 万円 310 327 362 361 20 24 195 20 24 96 19 76 19 2 0 100 200 300 400 500 600 700 800 0 50 100 150 200 250 300 350 400 ( 注 1) 平成 22 年国民生活基礎調査の数値を用いた特別集計 ( 注 2) 単位区とは 一つの国勢調査区を15~30 世帯になるように地理的に分割したもの ( 注 3) 所得票の調査客体人数は 所得票の調査客体世帯数に平均世帯人員数を乗じて算出 1 ( 万円 ) ( 万円 )
年齢階級別平均収入に対する患者負担の状況 1 世帯当たり平均収入に対する患者負担割合 年齢 ( 負担割合 ) 平均収入 ( 年 ) 患者負担額 ( 年 ) 収入に対する患者負担割合 75 歳以上 (1 割 現役並み所得 3 割 ) 395 万円 77 7.7 万円 19% 1.9% 70~74 歳 法定 2 割 426 万円 7.6 万円 1.8% 1 割凍結 4.7 万円 1.2% 65~69 歳 (3 割 ) 485 万円 8.8 万円 1.7% 1 人当たり平均収入に対する患者負担割合 年齢 ( 負担割合 ) 平均収入 ( 年 ) 患者負担額 ( 年 ) 収入に対する患者負担割合 75 歳以上 (1 割 現役並み所得 3 割 ) 168 万円 7.7 万円 4.6% 70~74 歳 法定 2 割 193 万円 7.6 万円 3.9% 1 割凍結 4.7 万円 2.4% 65~69 歳 (3 割 ) 234 万円 8.8 万円 3.8% 医療費は 各制度の事業年報等をもとに保険局調査課が推計した平成 21 年度の実績 平均収入額は 平成 22 年国民生活基礎調査 ( 抽出調査 ) による平成 21 年の数値 2
所得区70 74 歳の患者負担特例措置の見直しによる患者負担の変化 ( イメージ ) 対象者が 69 歳から 70 歳になった場合の患者負担上限額は 高額療養費により以下のとおりとなる 現役並み所得者一般低所得者 150,000 円 +1% ( 上位所得者 ) ( 一般所得者 ) ( 一般所得者 ) 62,100 円 ( 一般 ) 44,400 円 ( 一般 ) 35,400 円 ( 低所得者 ) 低所得者に係る高額療養費の自己負担区分限度額は据置 24,600 円 ( 低所得者 Ⅱ) 額低所得者 Ⅰ 80 万円高69 歳歳高70 70 歳 歳 69 歳 70 歳 71 70 歳 74 歳 71 74 <3 割負担 > <3 割負担 > <3 割負担 > <2 割負担 > <1 割負担 > 15,000 円 69 歳 ( 低所得者 Ⅰ) 70 歳 71 70 歳 74 歳 <3 割負担 > <2 割負担 > <1 割負担 > 療分養費低所得者 160 万円低所得者 Ⅱ 80 160 万円の上位所得者 830 万円 ~ 現役並み所得者一般 160 380 万円一般 380 830 万円 380 万円 モデル金額は年金収入のみ 単身を想定 3
参考 前回平成 24 年 11 月 16 日資料 ( 抜粋 ) 4
70~74 歳の患者負担特例措置の見直し 70~74 歳の者の患者負担は 現在 2 割負担と法定されている中で 平成 20 年度から毎年度 約 2 千億円の予算措置により 1 割負担に凍結している 高齢者医療制度改革会議最終とりまとめ ( 平成 22 年 12 月 20 日 ) - 抄 - 新たな制度の施行日以後 70 歳に到達する方から段階的に本来の2 割負担とする 個人で見た場合 負担が増える人が出ないような方法 社会保障 税一体改革大綱 ( 平成 24 年 2 月 17 日閣議決定 ) - 抄 - 世代間の公平を図る観点から 見直しを検討する 平成 25 年度以降の取扱いは 平成 25 年度の予算編成過程で検討する < 現状 > < 見直し案 > 法定の形 75 歳 一般 低所得者 1 割 2 割 ( 法定 ) 1 割 ( 予算措置で凍結中 ) ( 約 600 万人 ) 現役並み 1 所得者 3年目 割 3割 2 割 33 3 3 1 割 割 1 割 割 1 割 割 1 割 割 1 割 2 割 1 割 ( 予算措置で凍結 ) 2 割 1 割 3割 2 割 1 割 2 割 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 3割 1 割 3割 3割 3割 2 割 3割 70 歳 70 歳に到達する者から段階的に2 割負担 3 割 3 割 3 割 3 割 3 割 3 割 現役並み所得者国保世帯 : 課税所得 145 万円以上の 70 歳以上の被保険者がいる世帯被用者保険 : 標準報酬月額 28 万円以上の 70 歳以上の被保険者及びその被扶養者 ( ただし 世帯の 70 歳以上の被保険者全員の収入の合計額が 520 万円未満 (70 歳以上の被保険者が 1 人の場合は 383 万円未満 ) の場合は除く ) 5
70~74 歳の患者負担特例措置の状況 70~74 歳の1 人当たり患者負担額は 法定 2 割の場合年 7.6 万円だが 1 割負担への凍結により4.7 万円に抑えられている 65~69 歳 75 歳以上と比較すると 1 人当たり医療費に対する割合 平均収入に対する割合とも低い 1 人当たり医療費に対する患者負担割合 年齢 ( 負担割合 ) 1 人当たり医療費 ( 年 ) 患者負担額 ( 年 ) 医療費に対する患者負担割合 75 歳以上 (1 割 現役並み所得 3 割 ) 88.5 万円 7.7 万円 8.7% 70~74 歳 法定 2 割 55.0 万円 7.6 万円 13.8% 1 割凍結 4.7 万円 8.5% 65~69 歳 (3 割 ) 39.6 万円 8.8 万円 22.2% 20~64 歳 (3 割 ) 16.4 万円 38 3.8 万円 23.2% 2% 1 人当たり平均収入に対する患者負担割合 年齢 ( 負担割合 ) 平均収入 ( 年 ) 患者負担額 ( 年 ) 収入に対する患者負担割合 75 歳以上 (1 割 現役並み所得 3 割 ) 168 万円 7.7 万円 4.6% 70~74 歳 法定 2 割 193 万円 7.6 万円 3.9% 1 割凍結 4.7 万円 2.4% 65~69 歳 (3 割 ) 234 万円 8.8 万円 3.8% 20~64 歳 (3 割 ) 280 万円 3.8 万円 1.4% 医療費は 各制度の事業年報等をもとに保険局調査課が推計した平成 21 年度の実績 平均収入額は 平成 22 年国民生活基礎調査 ( 抽出調査 ) による平成 21 年の数値 6
70 歳未満担高齢者医療制度改革会議最終とりまとめの考え方(70 歳以上原則1割負3割負( 高額療養費の自己負担限度額 ) 改革会議とりまとめでは 患者負担割合の特例措置を法定 2 割に戻しても 特に配慮すべき低所得の方については 1 割負担でも 2 割負担でも 高額療養費の自己負担限度額は同額とすることとしている 上位所得者 ( 月収 53 万円以上等 ) 一 般 所得者 ( 住民税非課税 ) 150,000 円 +1% ((83,400 円 ) 更70 才 なし未 満担)低 70 歳外来外来)35,400 円 (24,600 円 ) 3割負変上位所得者一般 低所得者 150,000 円 +1% (83,400 円 ) 35,400 円 (24,600 円 ) 負現役並み所得者 ( 個人ごと ) 満外来 ( 月収 28 万円以上 44,400400 円 課税所得 145 万円以上 ) 自己負担限度額 限度額以上75 歳未一般(原則2割(現役並み所得者 外来 ( 個人ごと ) 44,400 円 自己負担限度額 62,100 円一般 24,600 円 低所Ⅱ 担得)者8,000 円一般 12,000 円 44,400 円 Ⅰ 15,000 円 み変更24,600 円の担低所得( 住民税非課Ⅱ 24,600 円 8,000 円低者Ⅰ 税割所Ⅱ 24 600 円変( 年金収入 80 万 15,000 円負得) 円以下等 ) 担者)更なし)75 歳 以現役並み所得者 44,400400 円上(原則1, 円 % 一般 12,000 円 44,400 円 Ⅱ Ⅰ 8,000 円 24,600 円 15,000 円 ( 注 ) 金額は 1 月当たりの限度額 ( ) 内の金額は 多数該当 ( 過去 12 ヶ月に 3 回以上高額療養費の支給を受け 4 回目の支給に該当 ) の場合 7