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2 03 04 05 10 11 13 概要このレポートについてカスタマーサービスにおける現状認識と現実とのギャップ急成長しているSMBの特徴 Zendesk 導入後 1~3か月 : 基盤の構築とライブチャネルの追加 Zendesk 導入後 6か月 ~1 年 : 自動化とセルフサービスによる効率化 15 17 Zendesk 導入後 18 か月以降 : データを活用した意思決定のスマート化 調査の手法

3 カスタマーエクスペリエンスについて 中堅 中小企業が 自社で実践できていると考える内容と 実際に提供している サービス品質には大きなギャップが存在しています スモールビジネスに対する要求水準は高くなっています 当社の調査によると 中堅 中小企業 ( 以下 SMB) のカスタマーサービスマネージャー職の85% が カスタマーサービスチームが対応するリクエストの量は2019 年に増加すると予測しています 顧客はあらゆるサービスをAmazonやUberと いった巨大企業のサービスを基準に評価することに慣れているため 要求水準はかつてないほど高くなっています 一方 SMBは顧客が望むチャネルにすべて対応しているわけではありません また データ統合が完了しておらず 顧客が同じ操作を何度も繰り返さずに済むようなシームレスなサービスを実現できていません リクエストのタイムリーな処理や カスタマーサービスチームの品質改善に役立つフィードバックの収集といった取り組みにおいても遅れを取っています た つまり チャットや電話などのライブチャネルに加え メールやWebチケット発行ソフトウェア ヘルプセンターや FAQのようなセルフサービス型サポートを組み合わせて活用しているのです このレポートでは Zendeskを導入した企業のカスタマーサービスの状況を分析し さらに ビジネスの成長とともに急増する顧客リクエストに応えるため サポートチームがその後どの程度進化したのかを分析し これらの企業を分類しました 急成長を遂げる上位 10% の企業とその他の企業との違いに注目し スモールビジネスが今後とるべき方向性について考察しています SMBでも カスタマーサービス業務をうまく拡張できている企業とそうでない企業の違いを調べてみました 優れたカスタマーエクスペリエンスを提供するためには カスタマーサービスのオムニチャネル対応が鍵を握ります 複数のチャネルを統合することにより 迅速かつ効率的に顧客に対応したり さまざまな連絡手段を駆使して対話を進めたりできるようになり また 対応するエージェントやデバイスの違いを超えて顧客のことをより正確に理解できるようになります SMBのカスタマーエクスペリエンス責任者を対象にしたアンケートを実施し 従業員数 100 名未満の企業でZendeskがどのように使われているのかを分析したところ 急成長しているSMBは 同業他社に比べてカスタマーサービスにオムニ チャネルアプローチを採用する傾向にあることがわかりまし

4 このレポートについて レポート作成あたって カスタマーサービスチーム自身の業務についての認識と 実際に顧客に提供しているサービスとのギャップに注目 以下のソースから収集したZendeskベンチマークデータを分析しました 6,891 社 Zendeskを使用している世界 104か国のスモールビジネスあわせて 600 名 カスタマーサービス責任者を対象としたアンケートを実施 オムニチャネルカスタマーサービスとは オムニチャネルカスタマーサービスとは カ スタマーサービス戦略の 1 つです 顧客やカ スタマーサービスチームへの連絡手段 ( チャ ネル ) を統合することにより 顧客にシーム レスなエクスペリエンスを提供 エージェン トや管理者はツールやシステムを頻繁に切り 替える必要がなくなります 単に複数のチャネルでサポートを利用できる ようにしたり 体系的にチケットが記録され るように共有のメール受信トレイを運用した りするのではありません また 基本的な メールソフトや Web チケット発行ソフトより も進んだ機能が求められます その狙いは 普段家族や友達との連絡に使っ ているチャネルでのやりとりや 迅速かつ効 率的な対応を望む顧客の声に できるだけ最 良の形で応えることにあります 分析の結果 大半の企業が 現状認識と現実との間にある大きなギャップを埋めるべく悪戦苦闘していることがわかりました 実際 ほとんどのSMB では カスタマーサービスチームが目標を達成するための体制が整っていません Zendesk は SMB が多額のコストをかけずに良質の サービスを提供するためのお手伝いをいたします

5 カスタマーサービスにおける現状認識と 現実とのギャップ 課題 01 複数のチャネルを提供できていない SMBのカスタマーエクスペリエンス (CX) 責任者の74% が カスタマーサービスへの連絡手段が複数提供されていることを 成功の評価基準として挙げています 顧客はカスタマーサービスへの問い合わせ方法が複数あることを望んでいます 85% の顧客が 最初にサポートを依頼したチャネルで回答が得られなかった場合に 違うチャネルでの連絡を試みます また チャネルを切り替えるまでの時間が1 時間を切る顧客が44% も存在する事実も見逃せません 一方 SMBのカスタマーサービスチームは こうした状況に対応できておらず 顧客が回答を得るための選択肢を十分に 提供できていません 実際 当社が調査した SMBのリーダー企業の半数以上が 依然として共有受信トレイを使ってチケットを管理していると回答しています このような企業では 顧客の情報をログに残すことができないため チームとしてエージェントの対応状況を把握する手段がありません メールやWebフォーム以外のチャネルが使えるカスタマーサービスソフトウェアと組み合わせて 真のオムニチャネルアプローチを採用している企業は 全体の3 分の1 以下です さら SMBのカスタマーサービスチームは時代の進化に追随できていません スモールビジネスのCX 責任者の約 30% が 自社が提供しているカスタマーサービスは5 年前から まったく変わっていないと回答しています 一般的なメールまたは共有受信トレイ (Outlook Gmail Front Yahoo など ) 52% メール管理やオンラインチケット発行機能に加えて その他の連絡方法 ( ライブチャット 電話 セルフサービスなど ) を提供するカスタマーサービスソフトウェア 28% メール管理やオンラインチケット発行機能を したカスタマーサービスソフトウェア 20% SMB CX 責任者が占める割合

6 課題 02 セルフサービスの提供が遅れている SMB の CX 責任者の 54% が 顧客が自分自身で問題を解決できることを 成功の評価基準とし て挙げています Harvard Business Review によると 81% の顧客がセルフサービスを好んでいます ところが スモールビジネスのカスタマーサービスチームの大半は セルフサービスを提供できていません 事実 SMBのカスタマーサービス責任者によると 顧客からのリクエストや質問への対応にセルフサービスを利用している チームはわずか9% です つまり SMBの大半は 顧客自身で回答を見つけやすくしたり エージェントの体系的な知識をヘルプセンターのリソースとして蓄積し 時間の経過と共に拡充したりする絶好の機会を逃してしまっているのです 一般的なメールまたは共有受信トレイ (Outlook Gmail Front Yahoo など ) 52% メールまたは チケット発行ソフトウェア 48% 電話 25% 直 19% ソーシャルメディア ( Twitter Facebook Instagramなど ) 11% セルフサービスやナレッジベース 9% SMS/ テキスト 8% ライブチャットとメッセージング 6% SMB の CX 責任者が占める割合

7 課題 03 データが分断されている SMBのリーダー企業の64% が データソースを統合して 注文履歴や 過去のやりとり その他の詳細情報で構成される顧客プロフィールを作成することで カスタマーサービスの品質を向上できると考えています 顧客データのソースを統合することで 企業は顧客との関係を大きく改善できます SMBは 過去のカスタマーエンゲージメントに関するデータを組み込み 個々の顧客プロフィールを保存して 特定の顧客セグメントに合わせてメッセージングをカスタマイズできます ところがSMBでは こうしたデータ連携の活用を実装するためのアプリやインテグレーションを導入していないのが一般的です SMBがZendeskの導入後 1 年間で連携させたアプリやインテグレーションは 平均してわずか3つほどでした つまり ソーシャルメディア 請求 eコマース マーケティングオートメーション 翻訳などの分野でデータを活用する機会を逃しているのです SMBのカスタマーサービスエージェントを対象に当社が行った最近のアンケートによると 顧客アンケート ソーシャルメディア エージェントのトレーニングという最も一般的な 3つのカテゴリで ツールやアプリ インテグレーションを連携させている企業は 3 分の1 以下でした わからないソーシャルメディア各種顧客調査エージェント ワークフォースマネジメントコラボレーションマーケティングオートメーション請求とERP eコマース CRM 翻訳 B と解析 3% 12% 12% 11% 11% 14% 14% 14% 19% 26% 28% 30% SMB のカスタマーサービスエージェントが占める割合 (%)

8 課題 04 顧客への対応が遅い 調査した企業の 85% が チームの効率性の評価基準として 初回の問い合わせに対する迅速な 対応を挙げています 顧客は手間のかかるカスタマーサービスを望んではいません 顧客の要求は至ってシンプルで 問題に対する迅速な対応と解決を求めているのです しかし SMBにおけるZendeskの利用状況に関するデータによると 企業に届いた顧客からのリクエストのうち48% が その後 8 時間以内に回答されていませんでした 1 時間未満 8 時間未満 24 時間未満 24 時間以上 21% 22% 27% 30% 回答までの時間 ( 全体に占める割合 )

9 課題 05 自社が提供しているサービスの品質を把握できていない SMB の CX 責任者の 82% が スムーズなカスタマーエクスペリエンスが提供されていること を 成功の評価基準として挙げています ところがSMBでは 実際にそれを実現できているかどうかや 顧客が自社で提供しているサービスに満足しているかどうかを評価していないことが珍しくありません 実際 Zendeskを使用している企業を見ると SMBの3 分の2が勘や推測に頼っており 顧客満足度を調査することすらしていません 分断されたチャネルを使用し 顧客満足度に目を向けずにいる限りは 顧客にとってシームレスでシンプルなサービスを提供するという目標は達成できないでしょう 顧客満足度調査を使用 顧客満足度調査を使用していない B2C 46% 54% B2B 37% 63% 29% 71% SMB に占める割合 (%)

10 急成長している SMB の特徴 顧客の期待と SMB の大半が提供しているサービスの品質 との間には顕著なギャップが存在する一方で このギャッ プを簡単に埋める方法もいくつか存在します SMB チャネルアプローチを採用するタイ ング Zendesk 1 当社では 急成長を遂げる中でサポート業務を拡張しつつある上位 10% の企業と その他の企業との違いを調査 これらの企業についてZendesk 導入後の数年間を追跡しました カスタマーサービスのタイプ別 B2C 41% チケット処理の効率性が高い B2B 33% 急成長している SMB は Zendesk 導入 1 年後の時点で 次のような特徴を示しています チケット解決までの期間が40% 短い 顧客に3 種類以上の連絡手段を提供している割合が 41% 多い チャットや電話などのライブチャネルを通じて処理するチケット数が63% 多い カスタマーサービスを介してやり取りする顧客の数が 3.3 倍 社内 21% 業界別 Webアプリケーション 46% 金融 保 44% 行 42% オムニチャネルを採用した企業の割合 (%) オムニチャネルアプローチの採用に積極的 Zendesk 導入から18か月後には オムニチャネルアプローチを採用した割合の差は34% に拡大します また オムニチャネルを採用したSMBは カスタマーサービスソリューションに対する満足度も高くなります SMBのリーダーを対象としたアンケートでは 88% がカスタマーサービスソリューションに満足していると回答しています これが共有受信トレイを使用しているチームではわずか67% メールやオンラインチケット発行ソフトしか使用していない チームでは65% まで下がります トップクラスの企業はオムニチャネルサービスを提供 Hubble は コンタクトレンズを手ごろな価格で提供している米国の企業です 提供しているチャネル : メール 電話 セルフサービス ソーシャルメディア TunaiKita は オンラインでローンを利用できるアプリを提供しているインドネシアの企業です 提供しているチャネル : チャット メール 電話 セルフサービス ソーシャルメディア

11 Zendesk 導入後 1~3 か月 基盤の構築とライブチャネルの追加 上位 10% それ以外 800 25 600 20 18 400 186 15 16 200 10 0 5 87 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 50% 60 40% 30% 20% 27% 26% 40 20 8 10% 0 6 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 主要な指標を見る限り Zendesk 導入後の最初の数か月は SMB 各社に大きな違いは見られません チケットの解決には 平均して20 時間以上という長い時間がかかっています オムニチャネルアプローチを展開するタイミングは企業によって異なりますが SMBの大半は カスタマーサービスに使用するチャネルの大部分を最初の数か月間に整備しています チャネルの展開については 最初はメールやオンラインフォームなどの従来型チャネルから始めるのが一般的です その後 ヘルプセンターやFAQページを通じたセルフサービスコンテンツの構築に進みます 次に チャットや電話サポートなどのライブチャネルを追加し 続いてソーシャルメディア テキストメッセージのようなモバイルチャネル さらにはその他のライブチャネルへと移行します Web Zendeskを利用している SMBの大半が 導入後数か月の間にメールやWebのサポート セルフサービス ライブチャネルの運用を開始しています

12 Zendesk 導入から3か月が経過する頃には 成長力に優れるSMBに変化が表れます これらの企業では カスタマーサービスを利用する顧客の数が増え エージェントの効率性も高くなり エージェント1 人が1か月に処理するチケットの数は 50% も増えています とはいえこの時点で 急成長するSMBと遅れを取るSMBの2 つのグループとも カスタマーサービスにオムニチャネルアプローチを採用している割合はほぼ同じです 急成長している SMB: 3 か月目の顧客満足度 81% B2C 88% B2B 96% 社内 トップクラスの SMB が Zendesk 導入後 3 か月で行うこと 1. 共有受信トレイ以外のチャネルの活用共有受信トレイでは 急成長するビジネスのニーズに対応できません トップクラスの企業は 顧客の好みに応じた適切なチャネルを提供しています Zendeskの調査によると 電話とメールが顧客の間で最もよく使用されるチャネルではあるものの 若年層の顧客はセルフサービス チャット ソーシャルメディアを愛用する傾向が強くなっています 2. 早い段階でのセルフサービスの採用トップクラスの企業は 時機を見て などと言わず 積極的にヘルプセンターやコミュニティフォーラムの構築に着手しています インドネシアのテクノロジー企業 TunaiKitaでは 顧客の借り入れをサポートする 融資ロボット を使用していますが Zendesk 導入から数週間以内に メール ソーシャルメディア 電話 チャットによるサポートを組み合わせたオムニチャネルソリューションの利用を開始 数週間後には 顧客からのよくある質問を分析し Zendesk Guide を使用したヘルプセンターを立ち上げました これにより 同じ質問への対応が減り エージェントの負荷が軽減されました 3. 明確なプランに基づいたライブチャネルの開設サポートチームは チャットや電話によるサポートを開設と同時に問い合わせが殺到し エージェントがリクエストをさばききれなくなるのでは? と尻込みしがちです しかし これらのチャネルを追加したからと言って チケットの数がサポートチームの手に負えなくなるほど増えることはほとんどありません ライブチャネルを効果的に運用するために最も重要なのが 明確な導入プランの策定です これにより チームのオンボーディング エージェントの業務時間を最適化するためのワークフローの追加 顧客にタイムリーに対応するための適切な人員配置を実現できます 4. 適切な人員配置急成長している企業では ライブチャネルに対応するエージェントの割合が高くなる傾向があります これは リクエストの中でライブチャネル経由の占める割合が大きくなるためです トップクラスの企業では 共通の顧客タッチポイントにおけるチャネル間の連携方法や ビジネスルールとルーティングによって効率化できる箇所を細かく把握しています よくある質問 や 問題解決に要する平均時間を特定することで チームは より的確なルーティングルールを作成できます このルールに基づいて 顧客を適切なエージェントにすばやく割り当て 各リクエストを最適なチャネルに正しく結び付けています 5. 分析に基づく成果の正しい評価企業は 初めのうちは 組み込みの分析機能を使ってカスタマーサービス業務に関する最重要指標を追跡します 指標には チケット発行タイプや 製品やサービスごとに集計したチケット数 顧客満足度 応答時間 解決時間などがあります その後は レポーティングのカスタマイズ化を進めたり 主要な指標に基づいてサービスを最適化したりすることを検討できます した に のよ な を用い す Z 世代ミレニアル世代 世代ベビーブーマー世代 (%) 56% 53% 67% 80% 72% 52% 34% 34% 43% 44% 33% 27% 16% 20% 7% 3% 電話 検索エンジン ヘルプセンター チャット ソーシャルメディア

13 Zendesk 導入後 6 か月 1 年後 自動化とセルフサービスによる効率化 上位 10% それ以外 800 25 600 400 472 20 15 15 200 143 10 9 0 5 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 50% 43% 60 40% 30% 34% 20% 40 20 30 10% 0 14 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 成長力に優れるSMBでは Zendesk 導入後 6か月から1 年の間に 顧客リクエストの解決にかかる時間を約 3 分の1( 平均 13 時間かかっていたものを9 時間 ) に短縮しています この劇的な改善には Zendesk Supportのルーティング機能やワークフロー機能の活用が一役買っています カスタマーサービス業務の拡張状況にかかわらず すべての SMBに自動化のメリットがあります 高度なワークフローロジックを早い段階から取り入れれば スムーズな拡張も可能です 結果として エージェントの業務効率も向上します また チャット 電話 テキストでのサポートなど 平均してよりスピーディに回答や解決を提供できるチャネルに投資することでも業務効率を向上できます 成長力に優れる企業は リクエストの大半をこうしたライブチャネルに転送する傾向がありますが こうした企業が顧客との関わりにおいてライブチャネルに深く依存しているわけではありません 実際 オムニチャネルアプローチを採用しているSMBがセルフサービスを含むさまざまなチャネルで顧客とどのようにやりとりをしているのかを調査したところ Zendesk 導入後 1 年の段階では メール Webフォーム セルフサービス経由で解決された問題が 顧客エンゲージメントの約 4 分の3を占めていました 13% 5% 33% 5% 41% リクエストのうち各チャネルが占める割合 (%) メールやオンラインフォーム セルフサービス 電話 チャット API ソーシャル その他

14 トップクラスの SMB が Zendesk 導入後 1 年で行うこと 1. エージェントのワークフローの自動化 3. セルフサービスの追加 急成長している SMB: 1 年目の顧客満足度 この時点で 顧客からの一般的なリクエストを分析し 自動化された回答を作成できます Zendeskの場合は マクロ機能を使ってチケットへの標準回答を作成しておけば エージェントは必要に応じて回答を活用できます また 条件とアクションに基づくトリガ機能を使用すれば 自動でチケットのプロパティを変更したり 顧客に通知したりできます さらに 不在時に顧客に最新情報を送信したり 優先度の高い顧客を特別サポートグループに自動ルーティングしたりすることも可能です 当社では常にマクロ トリガ 自動化を使用しています とTunaiKita 社の共同創業者兼最高執行責任者の Andry Huzain 氏が語るように トップクラスの SMBでは 使用するマクロの数が1.5 倍 トリガの数が63% 多いこともわかっています TunaiKita 社では トリガを使ってチケットのルーティングとクロージングを行っており チケットの保留中には トリガを使って顧客にフィードバックを要求しています 2. アプリやインテグレーションによる顧客データの統合テクノロジーパートナー提供のアプリとインテグレーションを活用すれば サポートチーム内で効果的なコラボレーションが可能になり プラットフォームやツールを切り替えても同質のサービスを顧客に提供できます 実際 トップクラスのSBMでは アプリやインテグレーションの利用率が平均して3 分の1ほど多くなっています また 多くのSMBが WorkatoやZapier などのアプリ連携サービスを活用しています 以下に挙げたのは 初めての使用に適した基本的なアプリとインテグレーションです トップクラスのSMBは チケット数を減らしてエージェントの負荷を軽減するために 継続的にヘルプセンター FAQページ コミュニティフォーラムの強化に努めています 特に成長力に優れるSMBでは 導入後 6か月から1 年の間に ヘルプセンターの記事数が中央値で17 件から30 件へと2 倍近く増えています これは 顧客ベースの拡大に伴うカスタマーサービス業務の拡張にあたり セルフサービスが非常に有効であることを示しています 効果的なセルフサービスを提供するメリットの 1 つとして エージェントにより解決されるチケット数の削減が挙げられます これは よくある質問 であれば 顧客が自分で回答を見つけて解決できるケースが増えるためです 4. 顧客フィードバックを収集 SMBの3 分の2が顧客満足度を計測していない一方で トップクラスのSMBでは顧客満足度調査を実施している割合が約 70% 高くなっています Zendeskに組み込みまれている顧客満足度アンケート機能を利用すると 自社のエージェントとカスタマーサービス部門全体でのパフォーマンスをチケットごとに追跡できます その後 問題のタイプごとにタグ付けしてレポートを作成することで チームのパフォーマンスと改善の余地を包括的に把握できます 5. ライブチャネルによるリクエストの処理成長力に優れるSMBでは ライブチャネルを 使ってより多くのチケットを解決しています これらの企業では Zendesk 導入から数か月が経過すると 顧客リクエストの処理においてライブチャネルの占める割合が20% 前後になっています たとえば Hubble 社では Zendeskの 83% B2C 92% B2B 運用が軌道に乗ると同時にメールと電話による サポートを開始し その後ソーシャルメディア を追加しています Hubble 社のカスタマーエ クスペリエンス担当 SVP の Stella Dennig 氏は 当社の事業内容からすると 電話による問い 合わせのほうが対処しやすいのです と語り 営業時間内は電話対応に十分な人員を割くこ とで 顧客の待ち時間や返信時間を短縮してい ます と説明します 90% 社内 追加で るアプリ よ インテグレーション 顧客の ンテ スト レッジと ンテン Conditional Fields チケットフィールドのカスタマイズにより エージェントと顧客により良いエクスペリエンスを提供します Notification App エージェントの数人または全員 にメッセージを一 送信します Answer Suggestion 関連性のある記事を自動表示し エージェントがその内容をチケットに追加することができます Five Most Recent 顧客からの過去のサポートリクエストに関する 細情報を入手します Pathfinder 顧客が した記事とコミュニティ投稿を表示し エージェントが確認できます User Data 顧客の全体 をエージェントに えます Time Tracking 顧客のリクエストとその解決に要する時間を把握します

15 Zendesk 導入後 18 か月以降 データを活用した意思決定のスマート化 10% 800 609 25 600 20 14 400 15 155 200 10 7 0 5 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 50% 47% 60 45 40% 40 30% 35% 20 20% 21 10% 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 Zendesk 導入から18か月が経過すると ほとんどのSMBではサポートチャネルの構成が完了し ビジネスの成長に合わせてカスタマーサービスを拡張する方法を模索し始めます 顧客とエージェントの双方にとって利用しやすいサポート環境を創出するための さらなる改善の余地は必ずあるものです データソースの統合からエージェントのワークフローの見直しまで 改善点はさまざまです SMBのカスタマーサービス責任者の報告によると 最大の課題は 解決までの時間がかかることだといいます これは リクエストが複雑であることに加え顧客に関する情報が不足しているために 顧客に何度も同じ説明を繰り返すことになるからです つまり チャネルが統合されていないために 顧客の背景情報や過去のやりとりをエージェントが把握できていないのです 位 01 02 03 04 SMB にとっての課題 SMB 解決の遅さ 情報の不足 指標や期待関連のプレッシャー エージェントの離職 中規模企業にとっての課題 中規模企業 指標や期待関連のプレッシャー エージェントの離職 リクエスト数の多さ 情報の不足 SMBが成長すると サポートチームは数値目標の達成やエージェントのモチベーション向上といった課題に直面すると予想されます 中規模企業のカスタマーサービス責任者の報告によると 課題の上位に挙げられるのは 指標の達成 成果の数値化 レポートによる可視化 エージェントの離職などです 05 リクエスト数の多さ 解決の遅さ

16 トップクラスの SMB が Zendesk 導入後 18 か月以降に行うこと 急成長している SMB: 18 か月目の顧客満足度 1. 成果に関するレポートの作成トップクラスのSMBでは 主要指標に関する理解も深く 指標に基づいて改善できるポイントを把握しています サポートチームにとっての最重要指標は 顧客との関係 エージェントのパフォーマンス チームのパフォーマンスという3つの重要な領域に関係しています 重要な指標には 顧客満足度 ソーシャルメディアの利用状況に関する統計値 エージェントの効率性に関する評価 顧客離れや未解決チケットに関連する数値などがあります これらの指標はすべて Zendesk Exploreを使って監視できます 2. カスタマーサービス担当のエージェントとマネージャーの待遇を改善当社が実施したアンケートによると SMBのCX 担当者にとって昇格のチャンスは 給料と同程度に重要です SMBのカスタマーサービス責任者が離職を考える最大の理由は 十分な報酬をもらえないことと 昇進のチャンスがないことであり この2つがアンケート回答の約 40% を占めています エージェントが長く定着するほど サポートチームにもメリットがあります 一般的に 同じサポートチームで勤務し続けるエージェントは顧客満足度評価が毎年上昇するためです 3. エージェントによるセルフサービスの活用 いて新しいコンテンツを追加したりできるため です 4. プロアクティブな顧客対応を立ち上げ 顧客はプロアクティブな対応を歓迎していま す 90% の顧客は 先回りしてアプローチして くれる企業を好意的に見ているか 少なくとも 否定的には感じないと回答しています また 製品トライアルを断るべきか悩んだり チェッ クアウトページで心が揺れたりしているようで す トップクラスの SMB は 顧客の疑問に先回 りして 顧客が問い合わせする前にこちらから 働きかけることによって売上を伸ばし 顧客定 着率を上げています 具体的には データソー スを連携させて顧客行動を理解し 一般的な課 題への理解に基づいて特定の顧客セグメントに メッセージを送信しています 5. 顧客フィードバックを活用 たとえば TunaiKita 社では Zendesk データを使 用して 自社のオンライン融資サービスに対す る満足度や利用率が最も高い顧客について ア の を るとす の理 です 昇進の見込みがない 86% B2C 88% B2B 95% 社内 プリのマーケティングや口コミに役立つ顧客を 特定しています 当社では そのようなお客 様を顧客のエバンジェリストにしようと努めて います と TunaiKita 社の共同創業者兼 COO の Andry Huzain 氏 同社では 顧客の声を集める カスタマーキャンペーンやオフラインのマーケ ティングイベントを活用する一方で それ以外 の顧客に向けてフォーラムを開催しています 39% エージェントがチーム内に蓄積されたナレッジを利用するとともに 時間をかけてナレッジの拡充に努めることで SMBは適切に対応できるリクエストの数を増やせます Zendeskのナレッジキャプチャーアプリのような適切なツールを使えば サポートチームはエージェントの管理画面から役立つコンテンツを簡単に投稿できます 顧客に提供できる有益な情報を用意することで エージェントは情報を活用してやり取りをスピードアップできます エージェントは価値の高いチケットに集中できるようになるため エージェントの満足度も向上し 回答を探す時間も短縮できます 優れたナレッジベースの最大のメリットは 時間の経過とともに質が向上する点にあります これは エージェントが更新すべきコンテンツにフラグを付けたり よくある質問に基づ 給料が少ない会社がカスタマーエクスペリエンスに重きを置いていない 27% チームが成果をあげられるツールがない 24% チームの指標が現実を していない 10% CX 責任者が占める割合 38%

17 調査の手法 2016 年以降にZendeskの利用を開始したSMBの変遷を 当社のカスタマーサービスソフトウェアを使用して調査しました 今回の調査の対象となったのは 45,000 社以上のZendesk 導入企業から集められた製品利用データ指標であるZendeskベンチマークの利用に賛同いただいた企業であり Zendeskを少なくとも6か月使用し Zendesk Supportに4 名以上のエージェントを登録していて 100 名未満の従業員がいる企業です また 対象企業は 成長度に基づいて2つのグループに分類 成長度は 大量の顧客リクエストに対するサポートチームの適応と拡張の度合いによって評価しました 657 社 Zendesk を利用している 上位 10% のスモールビジネス 6,234 社 Zendesk を利用している それ以外のスモールビジネス なお トップクラスの企業とは 全サンプル企業のうち成長度で上位 10% に入る企業です 今回の調査では 最新の カスタマーエクスペリエンス傾向分析レポート :2019 年版 のインサイトも盛り込まれています この報告書では Zendeskベンチマークのデータ アンケート結果 6か国にまたがる顧客のフォーカスグループとカスタマーサービスプロフェッショナルを分析しています

チャネル間の連携を強化 Zendesk Suiteは チャネル全体で顧客との会話をスムーズに進めるために必要なすべての機能をシンプルなパッケージにまとめ お得な料金でご提供します Zendesk Suiteを利用したオムニチャネルカスタマーサービスの詳細については こちらをご覧ください