4.3 研 究 機 関 等 に 対 する 実 態 調 査 とその 実 施 結 果 4.3. および の 実 施 結 果 実 態 把 握 調 査 を 実 施 した 各 大 学 (6 大 学 0 研 究 室 )における 及 び 個 人 ばく 露 測 定 の 実 施 結 果 を 以 下 に 示 す () 実 態 把 握 調 査 実 施 状 況 実 施 大 学 実 施 作 業 場 数 実 施 日 程 A 大 学 2 9/6 実 施 B 大 学 0/6 実 施 C 大 学 2 / 実 施 D 大 学 /20 実 施 E 大 学 2 2/4~5 実 施 F 大 学 2 2/7~8 実 施 (2) 取 扱 い 作 業 者 数 作 業 概 要 と 測 定 対 象 物 質 等 対 象 作 業 については 対 象 物 質 取 扱 量 等 の 詳 細 は 異 なるが ほぼ 同 様 の 作 業 を 実 施 していた 研 究 室 が 対 象 となった 選 定 に 於 いては 複 数 の 異 なる 作 業 や 物 質 を 考 慮 することも 挙 げられていたが 依 頼 にあたっては 事 業 目 的 を 伝 えると 共 に この 目 的 に 沿 う 研 究 室 をお 願 いしていたとこ ろ 学 内 の 調 整 及 び 研 究 室 都 合 もあり 以 下 のとおりとなった なお その 他 の 共 存 物 質 も 存 在 する 可 能 性 はあったが 全 てを 測 定 対 象 とする 場 合 個 人 に 装 着 するサンプラーが 複 数 台 の 装 着 が 必 要 あるいは 大 型 のものを 装 着 しなくて はならないこと 等 による 作 業 の 妨 害 や 負 担 等 の 問 題 を 避 けるため 測 定 対 象 物 質 につ いては 調 査 時 に 主 に 取 り 扱 うものを 対 象 とした このような 点 を 念 頭 に 実 態 把 握 調 査 場 所 を 提 供 してくれた 大 学 ( 研 究 室 )と 測 定 日 程 等 の 調 整 の 結 果 今 回 の 実 態 把 握 調 査 における 測 定 対 象 物 質 は 全 てガス 状 物 質 という 結 果 であった 試 料 採 取 には 活 性 炭 が 充 填 された 固 体 捕 集 管 ( 光 明 理 化 学 工 業 社 製 800A)によ る 固 体 捕 集 方 法 とし ガスクロマトグラフ 分 析 で 分 析 した サンプリングポンプは ガステック 社 製 の GSP300FT2 を 用 には 比 較 的 小 型 軽 量 で 薄 型 の 光 明 理 化 学 工 業 社 製 の ASP250 を 使 用 した 85
研 究 室 ごとの 概 要 は 以 下 のとおり 実 施 大 学 と 実 施 場 所 作 業 者 数 と 作 業 概 要 測 定 対 象 物 質 A 大 学 研 究 室 名 カラム 濃 縮 作 業 (ドラフト 内 ) クロロホルム 研 究 室 2 名 カラム 濃 縮 作 業 (ドラフト 外 ) クロロホルム B 大 学 3 名 共 にカラム 作 業 濃 縮 作 業 nヘキサン ジクロロメタ ン 酢 酸 エチル( 共 存 物 質 として クロロホルム ト ルエン テトラヒドロフラ ン) C 大 学 研 究 室 2 名 共 に 高 分 子 合 成 器 具 洗 浄 作 業 アセトン IPA メタノール 研 究 室 2 名 高 分 子 合 成 作 業 における 器 具 アセトン IPA メタノール 洗 浄 作 業 D 大 学 2 名 共 にカラム 作 業 濃 縮 作 業 クロロホルム 酢 酸 エチル ジクロロメタン nヘキサン E 大 学 研 究 室 2 名 カラム 作 業 濃 縮 作 業 およびろ nヘキサン ジクロロメタ 過 分 液 作 業 ン 酢 酸 エチル クロロホ ルム トルエン 研 究 室 2 名 カラム 作 業 濃 縮 作 業 nヘキサン ジクロロメタ ン 酢 酸 エチル クロロホ ルム トルエン F 大 学 研 究 室 2 名 作 業 者 はカラム 作 業 抽 出 nヘキサン ジクロロメタ ろ 過 等 の 作 業 作 業 者 2は 分 液 濃 縮 等 の 作 業 ン 酢 酸 エチル クロロホ ルム 研 究 室 2 2 名 作 業 者 は ph 滴 定 および テトラヒドロフラン ( 研 究 室 3) GPC 測 定 用 試 料 調 製 及 び 打 ち 込 み 時 に THF 使 用 ( 研 究 室 3) 作 業 者 2は THF を 用 いたろ 過 作 業 と 濃 縮 ( 研 究 室 2) (4) 測 定 等 実 施 結 果 一 覧 今 回 の 実 施 結 果 は 一 部 を 除 き 作 業 環 境 評 価 個 人 ばく 露 評 価 共 に 第 管 理 区 分 と なった は 従 来 の 作 業 環 境 評 価 基 準 に 準 じて 実 施 し に ついては 平 成 25 年 度 までの 厚 生 労 働 省 委 託 事 業 により 得 られた 知 見 である 作 業 環 境 における に 関 する 実 証 的 検 証 事 業 の 成 果 物 であるマニュアルに 86
準 じて 3 区 分 の 評 価 を 実 施 した また 3 区 分 の 評 価 と 併 せて 6 区 分 の 評 価 を 実 施 した 結 果 を 示 した この 方 法 につい ては 産 衛 学 会 技 術 部 会 の のガイドライン にある 6 区 分 法 を 採 用 し た 6 区 分 で 評 価 することで 同 じ 第 管 理 区 分 であっても 第 2 管 理 区 分 に 近 い 場 合 (C) や 気 中 濃 度 が 十 分 低 く 問 題 ないレベル(A)といった 別 が 把 握 できると 考 えたもので ある なお ばく 露 区 分 を 6 区 分 にする 考 え 方 の 中 で B 測 定 値 については その 管 理 区 分 の 定 義 が 他 と 異 なること およびデータが 点 の 場 合 はその 値 を 用 い データが 複 数 の 場 合 は 最 大 の 値 を 用 いることから この 区 分 のルールを 適 用 することが 難 しく 適 当 ではないという 判 断 のもと 6 区 分 法 は 作 業 環 境 A 測 定 (TWA STEL) のみを 対 象 とした 欄 外 に 測 定 結 果 から 考 察 した 点 を 端 的 に 記 した A 大 学 研 究 室 クロロホルム EA.00 A 測 定 (3ppm) C EA2 0.34 B 測 定 (3ppm).4 0.5 8 時 間 ばく 露 (3ppm) B 0.05 3.6 短 時 間 ばく 露 (9ppm) C.2 カラム 作 業 はドラフト 内 だが 濃 縮 廃 液 処 理 を 行 っていた 箇 所 はドラフト 外 B 測 定 値 と 短 時 間 ばく 露 値 は ほぼ 同 じ 測 定 値 A 測 定 評 価 が C となったが 8 時 間 ばく 露 値 は B となった A 測 定 は 作 業 時 間 が 46 分 だったため 作 業 していない 時 間 も 含 めて 時 間 以 上 サンプリングしたことと A 測 定 点 各 々の 測 定 値 より 考 察 すると 当 初 考 えたよ りもクロロホルムの 発 散 範 囲 が 狭 く 濃 度 変 動 が 評 価 に 影 響 を 与 えたものと 推 測 する A 大 学 研 究 室 2 クロロホルム A 測 定 (3ppm) B 測 定 (3ppm) 3.2 EA 3.7 EA2. 2 2 2A 8 時 間 ばく 露 (3ppm) 短 時 間 ばく 露 (9ppm) 4.2 27.3.4 9. 2 3 2A 3 2 3 87
5 分 間 の 平 均 ばく 露 濃 度 測 定 値 が B 測 定 値 の 約 3 倍 となっている B 測 定 では 十 分 捉 えられなかった 高 濃 度 ばく 露 の 実 態 を 5 分 間 の 平 均 ばく 露 濃 度 測 定 により 捉 え たと 思 われる 結 果 となった B 大 学 nヘキサン EA 34.4 A 測 定 (40ppm) C EA2 2.9 B 測 定 (40ppm) 20 3.2 8 時 間 ばく 露 (40ppm) C 4.4 40.8 短 時 間 ばく 露 (20ppm) C 3.6 作 業 者 3 名 が 使 用 している 化 学 物 質 の 種 類 とその 量 等 は 時 間 軸 で 見 ると 若 干 異 なるこ ともある 状 況 であった B 測 定 に 関 しては 3 名 いた 作 業 者 のうち 作 業 者 2が 濃 縮 作 業 を 実 施 している 際 に 測 定 したが 短 時 間 ばく 露 は 各 々の 測 定 値 を 用 いて ( 算 術 平 均 ) と (95%タイル 値 )を 算 出 したため 若 干 数 値 に 差 異 は 認 められるが 6 区 分 評 価 から も 分 かるとおり 特 に と の 結 果 に 乖 離 は 認 められない 結 果 と 思 われる ジクロロメタン 上 記 nヘキサンと 同 じ 状 況 で 測 定 を 実 施 した 短 時 間 ばく 露 の 当 該 物 質 の 評 価 指 標 が 大 きいため 実 際 の 測 定 値 は B 測 定 値 よりも 高 いにもかかわらず 評 価 が A となっている ものと 推 測 される A 測 定 (50ppm) 2.6 EA 2.2 EA2 4.95 B 8 時 間 ばく 露 (50ppm) 短 時 間 ばく 露 (50ppm) 3.4 4.2 4.46 4.7 B A 酢 酸 エチル A 測 定 (200ppm) EA. EA2 3.89 A B 測 定 (200ppm) 5.7 8 時 間 ばく 露 (200ppm) 5..7 A 短 時 間 ばく 露 (600ppm) 5.3 5. A 88
上 記 nヘキサンと 同 じ 状 況 で 測 定 を 実 施 した 6 区 分 評 価 からも 分 かるとおり 特 に と の 結 果 に 乖 離 は 認 められない 結 果 と 思 われる クロロホルム EA.8 A 測 定 (3ppm) C EA2 0.74 B 測 定 (3ppm) 0.94 0.66 8 時 間 ばく 露 (3ppm) B 0.22 2.6 短 時 間 ばく 露 (9ppm) B 0.7 上 記 nヘキサンと 同 じ 状 況 で 測 定 を 実 施 した 管 理 濃 度 が 短 時 間 ばく 露 の 評 価 指 標 よ り 小 さいため 短 時 間 ばく 露 の 実 際 の 測 定 値 は A 測 定 値 の 幾 何 平 均 とほぼ 同 じで 95%タ イル 値 は A 測 定 値 のそれを 超 えているにもかかわらず 評 価 が B となっているものと 推 測 される トルエン EA.20 A 測 定 (20ppm) A EA2 0.45 B 測 定 (20ppm) 0.75 0.27 8 時 間 ばく 露 (20ppm) A 0.09 0.9 短 時 間 ばく 露 (60ppm) A 0.3 上 記 nヘキサンと 同 じ 状 況 で 測 定 を 実 施 した 6 区 分 評 価 からも 分 かるとおり 特 に と の 結 果 に 乖 離 は 認 められない 結 果 と 思 われる テトラヒドロフラン EA 5.99 A 測 定 (50ppm) B EA2 2.49 2 2.25 8 時 間 ばく 露 (50ppm) A 0.75 6 短 時 間 ばく 露 (00ppm) A 2 上 記 nヘキサンと 同 じ 状 況 で 測 定 を 実 施 した 短 時 間 ばく 露 の 当 該 物 質 の 評 価 指 標 が 大 きいため 実 際 の 測 定 値 は B 測 定 値 とほぼ 変 わらないが 評 価 が A となっているもの と 推 測 される 89
C 大 学 研 究 室 アセトン A 測 定 (500ppm) B 測 定 (500ppm) 5.24 EA.95 EA2 0.59 A 8 時 間 ばく 露 (200ppm) 短 時 間 ばく 露 (600ppm) 0.42.47 0.4 0.5 A A A 測 定 の 結 果 と 短 時 間 ばく 露 の 結 果 が 同 様 の 評 価 値 となっており これは 当 該 作 業 が 比 較 的 短 時 間 で 終 了 していたことが 原 因 の 一 つと 推 測 される 作 業 者 は 2 人 いて B 測 定 は 3 点 で 計 測 したうちの 最 大 値 を 取 った また 短 時 間 ばく 露 について 一 方 の 作 業 者 の 測 定 値 は 定 量 下 限 未 満 であった 取 扱 い 状 況 の 違 いが 算 術 平 均 値 へ 影 響 したこともあ り 評 価 区 分 に 変 わりはないが 数 値 のみを 見 たとき 若 干 差 異 が 認 められる イソプロピルアルコール A 測 定 (50ppm) 7.7 EA 3.04 EA2 0.84 A 8 時 間 ばく 露 (50ppm) 短 時 間 ばく 露 (25ppm) 5.55 76.5.85 25.5 B C 短 い 時 間 で 測 定 対 象 物 質 が 使 用 されていたが これも 短 時 間 ばく 露 と B 測 定 に 差 異 が 認 められている 測 定 ( 捕 集 ) 位 置 の 違 いの 影 響 が 大 きいと 考 える メタノール A 測 定 (200ppm) B 測 定 (200ppm) 2.92 EA 8.94 EA2 2.36 A 8 時 間 ばく 露 (200ppm) 短 時 間 ばく 露 (250ppm) 0.05.46 0.07 3.82 A A 90
使 用 時 間 使 用 量 ともに 少 なかったため 測 定 値 もそれぞれ 低 く と 個 人 ばく 露 測 定 の 間 に 差 異 が 認 められるような 結 果 ではなかった C 大 学 研 究 室 2 アセトン 使 用 時 間 使 用 量 ともに 少 なかったため 測 定 値 もそれぞれ 低 く かつ 評 価 指 標 値 も 比 較 的 大 きい 物 質 のため と の 間 に 差 異 が 認 められるよう な 結 果 ではなかった A 測 定 (500ppm) B 測 定 (500ppm) 0.20 EA.95 EA2 0.59 A 8 時 間 ばく 露 (200ppm) 短 時 間 ばく 露 (600ppm) 0.2 3.36 0.07.2 A A イソプロピルアルコール EA 2.96 A 測 定 (50ppm) A EA2 0.82 2.33 0.294 8 時 間 ばく 露 (50ppm) A 0.098.62 短 時 間 ばく 露 (25ppm) A 0.54 使 用 時 間 使 用 量 ともに 少 なかったため 測 定 値 もそれぞれ 低 く と 個 人 ばく 露 測 定 の 間 に 差 異 が 認 められるような 結 果 ではなかった メタノール A 測 定 (200ppm) B 測 定 (200ppm) 0.36 EA 8.4 EA2 4.75 A 8 時 間 ばく 露 (200ppm) 短 時 間 ばく 露 (250ppm) 0.045 0.75 0.05 0.25 A A 使 用 時 間 使 用 量 ともに 少 なかったため 測 定 値 もそれぞれ 低 く と 個 人 ばく 露 測 定 の 間 に 差 異 が 認 められるような 結 果 ではなかった 9
D 大 学 nヘキサン 6 区 分 評 価 からも 分 かるとおり 特 に と の 結 果 に 乖 離 は 認 められない 結 果 と 思 われる A 測 定 (40ppm) B 測 定 (40ppm) 0.5 EA.50 A 8 時 間 ばく 露 (40ppm) 短 時 間 ばく 露 (20ppm) 0.27.5 0.09 0.5 A A ジクロロメタン EA 2.2 A 測 定 (50ppm) A EA2 0.90 0.79 0.36 8 時 間 ばく 露 (50ppm) A 0.2.53 短 時 間 ばく 露 (50ppm) A 0.5 6 区 分 評 価 からも 分 かるとおり 特 に と の 結 果 に 乖 離 は 認 められない 結 果 と 思 われる 酢 酸 エチル EA.50 A 測 定 (200ppm) A B 測 定 (200ppm) 0.5 0.36 8 時 間 ばく 露 (200ppm) A 0.2.5 短 時 間 ばく 露 (600ppm) A 0.5 6 区 分 評 価 からも 分 かるとおり 特 に と の 結 果 に 乖 離 は 認 められない 結 果 と 思 われる 92
クロロホルム EA.50 A 測 定 (3ppm) C B 測 定 (3ppm) 0.5 0.24 8 時 間 ばく 露 (3ppm) A 0.08.77 短 時 間 ばく 露 (9ppm) A 0.59 A 測 定 結 果 の 6 区 分 評 価 が C となっているが 実 際 の 測 定 値 は 短 時 間 ばく 露 と 変 わ らない よって 評 価 のずれは の 評 価 指 標 が 厳 しいためと 思 われる クロ ロホルムに 限 らずではあるが 当 該 研 究 室 における 8 時 間 ばく 露 は 2 時 間 程 度 の 作 業 時 間 であったため 平 均 化 されている 影 響 もあり A という 結 果 となったと 推 測 される トルエン EA.50 A 測 定 (20ppm) A B 測 定 (20ppm) 0.5 0.5 8 時 間 ばく 露 (20ppm) A 0.05.5 短 時 間 ばく 露 (60ppm) A 0.5 トルエンは 当 日 の 作 業 では 使 用 されていなかったが 共 存 する 可 能 性 が 有 るため 測 定 対 象 とした このため 6 区 分 評 価 からも 分 かるとおり 特 に と 個 人 ば く 露 測 定 の 結 果 に 乖 離 は 認 められない 結 果 と 思 われる E 大 学 研 究 室 nヘキサン A 測 定 (40ppm) B 測 定 (40ppm).3 EA 4.56 EA2.45 B 8 時 間 ばく 露 (40ppm) 短 時 間 ばく 露 (20ppm) 3.39 2.46.3 0.82 A A 93
A 測 定 結 果 が B となっているが 実 際 の 測 定 値 (EA,EA2)を 確 認 すると A となった 8 時 間 ばく 露 における 測 定 値 ( )とあまり 変 わらないし A 測 定 と 8 時 間 ばく 露 の 評 価 指 標 値 も 同 じである また 短 時 間 ばく 露 の 評 価 指 標 値 は 大 きいこともあり A とい う 区 分 となった ジクロロメタン 上 記 nヘキサンと 同 様 の 傾 向 である ただし こちらは 8 時 間 ばく 露 も B となってい る このことからも 上 記 nヘキサンの B は 限 りなく A に 近 い 評 価 であり 個 人 ばく 露 測 定 の 評 価 と 著 しく 乖 離 したとは 言 えない 短 時 間 ばく 露 についても 上 記 nヘキサ ン 同 様 である A 測 定 (50ppm) 3.2 EA 0.4 EA2 3.07 B 8 時 間 ばく 露 (50ppm) 短 時 間 ばく 露 (50ppm) 9. 7.8 3.02 2.6 B A 酢 酸 エチル A 測 定 (200ppm) B 測 定 (200ppm) 0.54 EA.7 EA2 0.69 A 8 時 間 ばく 露 (200ppm) 短 時 間 ばく 露 (600ppm) 0.6.5 0.2 0.5 A A 酢 酸 エチルは 当 日 の 作 業 では 使 用 されていなかったが 共 存 する 可 能 性 が 有 るため 測 定 対 象 とした このため 6 区 分 評 価 からも 分 かるとおり 特 に と 個 人 ば く 露 測 定 の 結 果 に 乖 離 は 認 められない 結 果 と 思 われる クロロホルム A 測 定 (3ppm) EA.50 C B 測 定 (3ppm) 0.5 8 時 間 ばく 露 (3ppm) 94 0.54 0.8 B 短 時 間 ばく 露 (9ppm).5 0.5 B
A 測 定 結 果 が C となっているが 実 際 の 測 定 値 は 短 時 間 ばく 露 と 変 わらない A 測 定 の 評 価 指 標 値 が 厳 しいため 評 価 に 差 異 が 出 たと 思 われる トルエン A 測 定 (20ppm) B 測 定 (20ppm) 0.5 EA.50 A 8 時 間 ばく 露 (20ppm) 短 時 間 ばく 露 (60ppm) 0.24.5 0.08 0.5 A A トルエンは 当 日 の 作 業 では 使 用 されていなかったが 共 存 する 可 能 性 が 有 るため 測 定 対 象 とした このため 6 区 分 評 価 からも 分 かるとおり 特 に と 個 人 ば く 露 測 定 の 結 果 に 乖 離 は 認 められない 結 果 と 思 われる E 大 学 研 究 室 2 nヘキサン A 測 定 結 果 が B となっているが 得 られた 測 定 値 と 測 定 時 の 状 況 から 作 業 時 間 は 全 部 で 2.5 時 間 ほどだったが そのうち A 測 定 が 実 施 された 時 間 半 の 前 半 約 50 分 の 時 間 帯 で 有 害 物 質 の 発 散 が 多 く 認 められていた B 測 定 と 短 時 間 ばく 露 のタイミングはこ の 時 とは 別 の A 測 定 後 半 60 分 過 ぎ 頃 の 作 業 時 に 実 施 しており 適 切 なタイミングを 逸 し たと 考 えられる A 測 定 (40ppm) B 測 定 (40ppm) 0.95 EA 9.03 EA2 2.62 B 8 時 間 ばく 露 (40ppm) 短 時 間 ばく 露 (20ppm) 3.0 4.2.0.4 A A 今 回 は 測 定 時 の 状 況 記 録 と 測 定 結 果 からこのような 考 察 ができたが この 例 のように 事 前 情 報 や 測 定 者 の 主 観 による 測 定 時 の 状 況 だけでは B 測 定 5 分 間 の 平 均 ばく 露 濃 度 測 定 を 実 施 する 際 の 適 切 なタイミングを 計 れない 場 合 もあり 得 る このことから 現 場 においては 事 前 情 報 や 主 観 に 捉 われず 注 意 深 く 現 場 の 状 況 をとらえて 必 要 に 応 95
じて 複 数 個 所 複 数 回 B 測 定 および 5 分 間 の 平 均 ばく 露 濃 度 測 定 を 実 施 するような 対 応 が 求 められることは 少 なくないと 思 われる ジクロロメタン EA.50 A 測 定 (50ppm) A 2.2 0.72 8 時 間 ばく 露 (50ppm) A 0.24 4.5 短 時 間 ばく 露 (50ppm) A.5 ジクロロメタンは 当 日 の 作 業 では 使 用 されていなかったが 共 存 する 可 能 性 が 有 る ため 測 定 対 象 とした このため 気 中 濃 度 等 も 低 いこともあり 6 区 分 評 価 のとおり 特 に と の 結 果 に 乖 離 は 認 められない 結 果 と 思 われる 酢 酸 エチル EA.56 A 測 定 (200ppm) A EA2 0.65 B 測 定 (200ppm) 0.76.02 8 時 間 ばく 露 (200ppm) A 0.34 2.88 短 時 間 ばく 露 (600ppm) A 0.96 酢 酸 エチルは nヘキサンの /0 の 使 用 量 ということもあってか 気 中 濃 度 は 低 い 結 果 であった このため 6 区 分 評 価 のとおり 特 に と の 結 果 に 乖 離 は 認 められない 結 果 と 思 われる クロロホルム A 測 定 (3ppm) B 測 定 (3ppm) 0.5 EA 4.64 EA2.48 2 2A 8 時 間 ばく 露 (3ppm) 短 時 間 ばく 露 (9ppm) 0.78.65 0.26 0.55 B B クロロホルムは nヘキサンの /6 の 使 用 量 であったが A 測 定 の 結 果 と 個 人 ばく 露 測 2 96
定 の 結 果 が 乖 離 している これは 先 の nヘキサン 同 様 作 業 環 境 の 評 価 指 標 値 が 厳 し いということもあるが やはり B 測 定 と 短 時 間 ばく 露 の 適 切 なタイミングを 逸 したと 考 えられる トルエン EA.50 A 測 定 (20ppm) A B 測 定 (20ppm) 0.5 0.48 8 時 間 ばく 露 (20ppm) A 0.6.5 短 時 間 ばく 露 (60ppm) A 0.5 トルエンは 当 日 の 作 業 では 使 用 されていなかったが 共 存 する 可 能 性 が 有 るため 測 定 対 象 とした このため 気 中 濃 度 等 も 低 いこともあり 6 区 分 評 価 のとおり 特 に 作 業 環 境 測 定 と の 結 果 に 乖 離 は 認 められない 結 果 と 思 われる F 大 学 研 究 室 nヘキサン 6 区 分 評 価 からも 分 かるとおり 特 に と の 結 果 に 乖 離 は 認 められない 結 果 と 思 われる ただし B 測 定 の 測 定 値 と 短 時 間 ばく 露 の 測 定 値 を 比 較 する と 約 3 倍 の 開 きがある 短 時 間 ばく 露 は 評 価 指 標 も 大 きいため A という 評 価 ではある が 厳 密 には nヘキサン 使 用 時 の 適 切 な B 測 定 位 置 から 外 れていた 可 能 性 が 有 る 一 方 で B 測 定 値 は 2 名 の 作 業 者 の 測 定 結 果 のうちの 最 大 値 を 採 用 しているが 短 時 間 ばく 露 値 は 2 名 の 作 業 者 の 平 均 値 を とし その 3 倍 値 を にしている 点 に 違 いがある また それぞれの 物 質 の 測 定 時 間 中 の 取 扱 量 時 間 が 2 名 の 作 業 者 間 で 差 があるような 場 合 は 一 概 に 比 較 ができない 場 合 がある この 点 は 他 の 作 業 場 でも 言 えることで 層 別 化 同 等 作 業 グループ 分 けが 困 難 な 作 業 であるほど 単 純 な 比 較 が 難 しくなると 思 われる A 測 定 (40ppm) B 測 定 (40ppm) 0.4 EA.33 EA2 0.46 A 8 時 間 ばく 露 (40ppm) 短 時 間 ばく 露 (20ppm).08 3.48 0.36.6 A A 97
ジクロロメタン A 測 定 (50ppm) 2.24 EA.7 EA2 0.56 A 8 時 間 ばく 露 (50ppm) 短 時 間 ばく 露 (50ppm) 8.64 6.69 2.88 2.23 B A ジクロロメタンは 比 較 的 長 い 時 間 帯 使 用 されていた このため 8 時 間 ばく 露 測 定 は B となり 物 質 の 使 用 時 間 の 多 くを 含 むかたちで 計 測 できていたものが 逆 に A 測 定 は 適 切 なタイミング 外 で 実 施 された 可 能 性 が 高 いと 推 測 される 酢 酸 エチル EA 0.39 A 測 定 (200ppm) A EA2 0.6 B 測 定 (200ppm) 0.27 0.84 8 時 間 ばく 露 (200ppm) A 0.28 2.97 短 時 間 ばく 露 (600ppm) A 0.99 6 区 分 評 価 からも 分 かるとおり 特 に と の 結 果 に 乖 離 は 認 められない 結 果 と 思 われる ただし B 測 定 の 測 定 値 と 短 時 間 ばく 露 の 測 定 値 を 比 較 する と 約 3 倍 の 開 きがある 短 時 間 ばく 露 は 評 価 指 標 値 も 大 きいため A ではあるが 厳 密 には 酢 酸 エチル 使 用 時 の 適 切 な B 測 定 位 置 から 外 れていた 可 能 性 が 有 る 上 記 nヘキ サン 同 様 の 結 果 と 推 測 される F 大 学 研 究 室 2 テトラヒドロフラン A 測 定 (50ppm) EA.54 EA2 0.49 A 0.32 8 時 間 ばく 露 (50ppm).4 0.47 A.7 短 時 間 ばく 露 (00ppm) 98 0.57 A
6 区 分 評 価 からも 分 かるとおり 特 に と の 結 果 に 乖 離 は 認 められない 結 果 と 思 われる F 大 学 研 究 室 3 テトラヒドロフラン EA A 測 定 (50ppm) EA2 23.96 3.57 8 時 間 ばく 露 (50ppm) A.9 2 7.69 短 時 間 ばく 露 (00ppm) 2 2A 39.23 研 究 室 3では 当 初 作 業 が 行 われるという 事 前 情 報 が 不 足 していた このため A 測 定 は 実 施 できなかったため 作 業 者 名 を 対 象 に B 測 定 および を 実 施 した B 測 定 値 と 5 分 間 の 平 均 ばく 露 濃 度 測 定 値 を 比 較 する 限 り A 大 学 研 究 室 2のクロロホルムの 測 定 結 果 同 様 に B 測 定 では 十 分 捉 えられなかった 高 濃 度 ばく 露 の 実 態 を 5 分 間 の 平 均 ばく 露 濃 度 測 定 により 捉 えたと 思 われ 適 切 な B 測 定 位 置 を 外 していると 推 測 される 4.3.3 聞 き 取 り 調 査 の 実 施 結 果 3.2.3 聞 き 取 り 調 査 の 実 施 方 法 に 示 したとおり 大 学 における 実 態 把 握 調 査 時 に 聞 き 取 り 調 査 を 実 施 した なお 聞 き 取 り 調 査 実 施 方 法 の 検 討 においては 聞 き 取 り 調 査 対 象 を 個 人 ばく 露 測 定 の 対 象 者 あるいは 講 座 において 作 業 実 態 を 理 解 する 者 例 えば 指 導 教 授 としていたが 実 態 把 握 調 査 当 日 の 打 ち 合 わせ 時 あるいは 事 前 調 査 時 に 聞 き 取 り 調 査 の 趣 旨 を 説 明 し 聞 き 取 り 調 査 対 象 者 を 任 意 に 選 定 してもらった 結 果 全 ての 講 座 で 実 際 に 作 業 をする の 対 象 者 に 聞 き 取 り 調 査 を 実 施 することとなった その 結 果 を 一 覧 表 と した 実 態 把 握 調 査 時 の 聞 き 取 り 調 査 結 果 一 覧 ( 別 紙 ) 99