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その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

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預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

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入札公告 機動装備センター

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1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

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平成22年度


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第1章 総則

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官報掲載【セット版】

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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文化政策情報システムの運用等

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

別添2             入札説明書例                      (電子入札用)

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検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

(2) 共 通 費 について 第 2 編 共 通 費 2 12 共 通 費 算 定 に 関 する 数 値 の 取 り 扱 い (1) 積 み 上 げによる 算 定 積 み 上 げによる 算 定 は 第 3 編 18に 準 ずる (2) 率 による 算 定 公 共 建 築 工 事 共 通 費 積 算


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PowerPoint プレゼンテーション

第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 2,976 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +1.79%となりました なお 実 現 収 益 率 は +0.67%です 第 3 四 半 期

1 平 成 27 年 度 土 地 評 価 の 概 要 について 1 固 定 資 産 税 の 評 価 替 えとは 地 価 等 の 変 動 に 伴 う 固 定 資 産 の 資 産 価 値 の 変 動 に 応 じ その 価 格 を 適 正 で 均 衡 のとれたものに 見 直 す 制 度 である 3 年 ご

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第4回税制調査会 総4-1

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平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

1


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Ⅴ Ⅵ 目 予 算 編 成 のフローチャートと 決 算 書 類 19 図 表 6 予 算 編 成 のフローチャート 20 図 表 7 収 支 報 告 書 貸 借 対 照 表 財 産 目 録 備 品 台 帳 モデル 21 滞 納 金 回 収 に 関 する 管 理 会 社 の 業 務 と 役 割 25

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

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ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

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6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

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続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

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第 1 条 適 用 範 囲 本 業 務 方 法 書 は 以 下 の 性 能 評 価 に 適 用 する (1) 建 築 基 準 法 施 行 令 ( 以 下 令 という ) 第 20 条 の7 第 1 項 第 二 号 表 及 び 令 第 20 条 の 8 第 2 項 の 認 定 に 係 る 性 能 評

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平 成 27 年 度 第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 の 運 用 資 産 額 は 2 兆 4,339 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +2.05%となりました 実 現 収 益 率 は +1.19%です

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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則

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工 事 名 渟 城 西 小 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 2 月 23 日 ( 火

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Transcription:

経 営 学 を 学 ぶ 上 での 準 備 活 動 1. 企 業 活 動 をとらえるには そのための 道 具 を 身 につける 必 要 性 がある (1) 経 営 学 は 効 率 や 効 果 性 の 追 求 とかかわる こうした 性 格 を 持 った 対 象 を 学 ぶ 上 では 学 ぶ 側 も 効 率 的 に 学 ばないという 手 はない (2) 物 事 全 般 とくに 企 業 活 動 を 的 確 にとらえるには そのための 道 具 が 必 要 になる 企 業 活 動 について 効 率 的 に 学 ぶには 道 具 が 必 要 になる こうした 道 具 とは 思 考 上 の 道 具 のことを 指 す なお これらは 通 例 図 式 的 ないし 図 解 的 なかたちで 表 現 されるこ とが 多 い (3) 道 具 を 使 うことで 企 業 活 動 を 改 善 する 筋 道 が 見 えてくる 企 業 活 動 について 分 析 的 に 整 理 する 思 考 上 の 道 具 を 持 つメリットは それにより 企 業 活 動 に 伴 う 問 題 点 や 企 業 が 抱 える 課 題 を 的 確 につかむことができるという 点 にある さらに 問 題 点 や 課 題 が 的 確 に 把 握 できれば それに 応 じた 解 決 策 も 自 ずと 導 けるようになる 2. 経 営 をとらえる 主 要 な 思 考 ツールと 図 解 法 (1) 枠 組 みで 考 える 事 業 の 位 置 決 め 領 域 設 定 にかかる 枠 組 み 3C 分 析 4P 分 析 SWOT 分 析 事 業 ドメインの 定 義 などによる 競 争 状 況 に 即 した 対 応 策 を 考 えるための 枠 組 み 競 争 優 位 をつくる3パターン 競 争 地 位 別 の 戦 略 (2)ハコで 考 える ハコで 考 えるとは 縦 横 2つの 軸 が 交 差 する4つのセルからなるマトリックスをつく り これにより 物 事 を 整 理 していくこと 縦 横 2つの 軸 を 交 差 させ 両 軸 から 見 ていく 点 でいえば マトリックス 分 析 という 名 称 で 呼 ばれるものである 経 営 分 野 における 具 体 的 な 適 用 例 としては 製 品 市 場 分 析 や SWOT 分 析 PPM 分 析 などがある ここでは SWOT 分 析 にマトリックスを 適 用 して 図 解 化 したものを 示 しておこう 1

マトリックス 図 でSWOT 構 造 を 立 体 化 する プラス マイナス 内 部 強 み S 弱 み W 外 部 機 会 O 脅 威 T (3)4 次 元 図 で 考 える 2つの 尺 度 図 を 交 差 させると4 次 元 図 ができる 次 の 戦 略 グループで 図 上 におとす 戦 略 マップ(ポジショニング 図 )など 応 用 範 囲 は 広 い 4つの 次 元 ができるという 点 では ハ コで 考 える(マトリックス 分 析 )とも 共 通 してくる 面 がある 戦 略 マップ(ポジショニング) 図 ブランドイメージ 高 低 高 価 格 低 (4)3 次 元 図 で 考 える 物 事 を 規 定 する3つの 主 要 な 要 素 を 引 き 出 す 図 解 的 には3 軸 が 交 差 する3 次 元 図 (グ ラフ)のかたちで それをあらわす 事 業 ドメインの 定 義 図 や 3C 分 析 マネジメント サイクルをトライアングル 図 にしたものなど 事 業 ドメイン 図 顧 客 ニーズ what 何 を How どうやって 技 術 whom 誰 に 顧 客 層 2

(5) 三 角 形 三 角 錐 で 考 える 物 事 を 基 本 的 に 大 括 りできる 3 つの 要 素 コンセプトにまとめてとらえようとする 見 方 である たとえば もっとも 大 きく 経 営 学 をとらえた 場 合 どのような 問 題 区 分 が 考 えられるか という 例 である ここでは 経 営 における 問 題 を 経 営 目 的 経 営 組 織 経 営 経 済 の3つに 分 ける 経 営 3 問 題 説 が 上 げられる 経 営 3 問 題 説 経 営 目 的 経 営 組 織 経 営 経 済 あるいは ビジネスプランづくりにおいて それを1 事 業 の 基 本 設 計 2 事 業 の 実 施 計 画 3 事 業 の 採 算 性 という3つのレベルから 押 さえていくことである これは3 層 図 解 に するなら 次 のような ビジネスモデル 具 体 化 の3 層 というかたちにしてもよかろう ビジネスモデル 具 体 化 の3 層 ビジネス アイデア ビジネス コンセプト ビジネス モデル 経 営 問 題 の3 層 把 握 は 経 営 戦 略 に 関 しても 適 用 できる すなわち 組 織 レベルや 事 業 プロセスに 応 じて 戦 略 を3つの 次 元 に 分 けてとらえる 見 方 である 具 体 的 には 全 社 的 な 成 長 方 向 成 長 戦 略 を 考 える 全 社 (= 会 社 ) 戦 略 会 社 の 事 業 部 レベルにおける 競 合 対 応 方 策 を 考 える 事 業 戦 略 ないしは 競 争 戦 略 そして 事 業 プロセスの 展 開 に 応 じた 機 能 戦 略 とい う3つに 分 けたとらえ 方 である ここでは サントリーの 場 合 なども 念 頭 に 置 き 戦 略 の 次 元 について3 区 分 して 示 すな らば(ここでは 必 ずしも 三 角 形 的 な 表 示 はとらない) 次 のようになる 戦 略 の3 次 元 全 社 戦 略 企 業 = 会 社 レベルの 戦 略 ( 会 社 戦 略 ) 企 業 レベルでの 基 本 的 な 成 長 方 向 を 示 す EX サントリー 飲 料 に 関 する 総 合 企 業 として 発 展 サントリーは もともとウイスキーを 主 とした 洋 酒 のメーカーであった 3

競 争 戦 略 事 業 部 レベルの 戦 略 ( 事 業 戦 略 ) この 段 階 で 競 合 相 手 との 競 争 が 具 体 的 な 問 題 になる この 意 味 で 事 業 戦 略 は 同 時 に 競 争 戦 略 となる サントリーの 場 合 でいうと ビール 事 業 や 缶 コーヒー 事 業 伊 右 衛 門 な どの 緑 茶 飲 料 事 業 がこれにあたる 機 能 別 戦 略 全 社 に 共 通 する 機 能 面 からとらえた 戦 略 区 分 である たと えば 開 発 調 達 生 産 販 売 営 業 人 事 労 務 財 務 ( 資 金 回 収 ) 会 計 など それぞれに 対 応 した 戦 略 が 考 え られる 事 業 プロセスとの 対 応 性 からいえば この 区 分 に よる 戦 略 が 一 般 にはもっともなじみやすいともいえる (6) 対 比 対 照 などの 二 元 軸 で 考 える 物 事 に 関 して 対 比 対 照 という 二 元 軸 からとらえていく これにより 物 事 が 持 つ 両 面 的 特 性 を 明 らかにしようというものである こうした 二 元 的 対 立 ないし 対 比 対 照 の 軸 と なるものとしては 次 のようなものがある 効 率 効 果 収 益 性 利 他 性 社 会 性 ローコスト ハイ クォリティ ホスピタリティ ス ピ ー ド スローライフ 手 づくり 性 手 づくり 感 覚 原 因 結 果 疑 問 解 答 予 想 実 績 リ ー ダ ー マネジャー (リーダーシップ) (マネジメント) 7)プロセスで 考 える ステップ 分 けで 考 える これは 事 業 を 行 う 上 でのプロセス 毎 に 分 けてそこでの 課 題 を 考 えるということである あるいは 物 事 をなしとげるなり 習 熟 する 段 階 をステップ 分 けしてとらえていくことで ある たとえば ビジネス プロセスは 次 のようになる ビジネス プロセスの 流 れ(バリュー チェーン) 開 発 生 産 販 売 アフター サービス 顧 客 経 営 における 主 機 能 と 副 機 能 という 分 け 方 をこの 図 式 に 重 ね 合 わせるなら 企 業 活 動 に おける 価 値 増 殖 とビジネスプロセスとの 関 係 をみる 価 値 連 鎖 図 になる 4

(8) 比 較 により 考 える 物 事 を 比 較 することは それにより 相 互 にどのように 違 い どのような 特 性 を 持 つか 明 らかになるので 経 営 に 限 らず 一 般 に 適 用 範 囲 は 広 い 方 法 の 一 つである 経 営 に 関 して 比 較 の 方 法 を 用 いるなら そこでは 業 種 別 や 業 界 別 での 相 互 比 較 あるい は 規 模 別 での 相 互 比 較 が 経 営 的 に 意 味 ある 内 容 を 読 みとろうとする 場 合 の 典 型 的 な 方 法 と なる また 財 務 構 造 を 図 解 的 なかたちに 整 理 して それの 比 較 から 相 互 の 特 徴 を 読 みと ることもできる なお 比 較 の 内 容 を 縦 軸 横 軸 にとれば 先 のマトリックス 図 的 なかたちで 比 較 事 項 の 内 容 を 多 数 とることができる (9)パターン 化 標 準 化 様 式 化 書 式 化 の 方 法 を 使 う 経 営 的 な 問 題 の 解 決 を 探 る 上 では 先 行 事 例 や 成 功 事 例 のパターン 化 により 問 題 点 や 解 決 法 の 整 理 をしておくことが 非 常 に 有 力 な 方 法 となる 同 様 に 作 業 処 理 レベルの 仕 事 では 標 準 化 や 様 式 化 あるいは 書 式 化 などの 威 力 がきわめて 大 きい これらの 積 極 的 な 活 用 が 待 たれるところである (10)チェックリストで 考 える 複 雑 でむずかしい 問 題 ほど それを 的 確 にこなすには 簡 単 なチェック 項 目 にしたチェ ックリストでステップ 毎 に 検 証 していく 姿 勢 が 必 要 となる 成 功 する 戦 略 策 定 のチェックリスト 行 くべき 方 向 が 明 示 され 全 社 的 レベルで 明 確 になっているか フォロワーにとって 将 来 像 が 見 える ようになっており また 魅 力 的 なものであるか 明 るい 未 来 が 現 場 で 働 く 第 一 線 の 者 にも 提 示 されているか 方 向 性 や 将 来 像 は 具 体 的 な 目 標 のかたちに 落 とし 込 まれているか 目 標 達 成 に 向 けて 現 場 の 人 間 を 動 機 づけて 常 に 励 ましていく 仕 組 みが 存 在 するか 5

(11)ツリー 展 開 で 考 える ある 問 題 なり 特 定 概 念 の 理 解 を 深 めていくには その 構 成 要 素 の2 段 階 ないし3 段 階 程 度 まで 具 体 化 するのが 有 効 となる これは 図 式 的 には 次 のようなツリー 状 の 展 開 図 に よって 表 示 できる また これは 必 ずしも 経 営 問 題 についてだけでなく 広 く 概 念 的 な 課 題 を 具 体 化 し 整 理 していくのに 有 効 な 方 法 である ツリー 展 開 図 (12)ダイヤグラムで 考 える ダイヤグラム 図 は 物 事 の 因 果 の 連 鎖 を 円 形 またはその 他 の 円 環 的 連 鎖 的 形 状 図 によ り 展 開 表 示 するものである これは 必 ずしも 経 営 問 題 だけでなく 広 く 物 事 の 筋 道 を 明 ら かにする 場 合 に 有 効 であるので ツリー 展 開 図 と 共 に 応 用 範 囲 は 広 い ダイヤグラムで 示 すマーケティングの 実 際 利 益 確 保 ターゲットとする 顧 客 を 定 める 顧 客 の 特 定 化 を 図 る 顧 客 の 居 場 所 を 見 出 す 顧 客 に 近 づく 方 法 を 探 す 顧 客 のニーズが 把 握 できるまで 顧 客 に 近 づき 顧 客 密 着 を 図 る 売 上 増 顧 客 顧 客 がほしくなる 商 品 の 提 供 顧 客 がほしくなる 商 品 をつくる 顧 客 のニーズをつかみ 商 品 コンセプトのかたち にする 顧 客 のニーズを 満 たす 商 品 の 開 発 設 計 6