15 RSウイルス 感 染 症 RSウイルス(respiratory syncytial virus)による 急 性 呼 吸 器 感 染 症 である 乳 児 期 の 発 症 が 多 く 特 徴 的 な 病 像 は 細 気 管 支 炎 肺 炎 である 2 日 ~1 週 間 ( 通 常 4~5 日 )の 潜 伏 期 間 の 後 に 初 感 染 の 乳 幼 児 では 上 気 道 症 状 ( 鼻 汁 咳 など)から 始 まり その 後 下 気 道 症 状 が 出 現 する 38~39 の 発 熱 が 出 現 することが ある 25~40%の 乳 幼 児 に 気 管 支 炎 や 肺 炎 の 兆 候 がみられる 1 歳 未 満 特 に6か 月 未 満 の 乳 児 心 肺 に 基 礎 疾 患 を 有 する 小 児 早 産 児 が 感 染 すると 呼 吸 困 難 などの 重 篤 な 呼 吸 器 疾 患 を 引 き 起 こし 入 院 呼 吸 管 理 が 必 要 となる 乳 児 では 細 気 管 支 炎 による 喘 鳴 ( 呼 気 性 喘 鳴 )が 特 徴 的 である その 後 多 呼 吸 陥 没 呼 吸 などの 症 状 あるいは 肺 炎 を 認 める 新 生 児 期 あるいは 生 後 2~ 3か 月 未 満 の 乳 児 では 無 呼 吸 発 作 の 症 状 を 呈 することがある 再 感 染 の 幼 児 の 場 合 には 細 気 管 支 炎 や 肺 炎 などは 減 り 上 気 道 炎 が 増 える 中 耳 炎 を 合 併 することもある 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 からRSウイルス 感 染 症 が 疑 われ かつ (4)の 表 の 左 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 により RSウイルス 感 染 症 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない この 場 合 において 検 査 材 料 は 同 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 の 区 分 ごとに それぞれ 同 表 の 右 欄 に 定 めるもののいずれかを 用 いること を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から RSウイルス 感 染 症 が 疑 われ かつ (4)の 表 の 左 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 により RSウイルス 感 染 症 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 1 4 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない この 場 合 において 検 査 材 料 は 同 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 の 区 分 ごとに それぞれ 同 表 の 右 欄 に 定 めるもののいずれかを 用 いること (4) 届 出 に 必 要 な 検 査 所 見 検 査 方 法 分 離 同 定 による 病 原 体 の 検 出 迅 速 診 断 キットによる 病 原 体 の 抗 原 の 検 出 中 和 反 応 又 は 補 体 結 合 反 応 による 抗 体 の 検 出 ( 補 体 結 合 反 応 にて 急 性 期 と2~3 週 間 以 後 の 回 復 期 に 抗 体 陽 転 又 は 抗 体 価 の 有 意 の 上 昇 を 認 めれば 確 定 ) 検 査 材 料 鼻 腔 吸 引 液 鼻 腔 拭 い 液 咽 頭 拭 い 液 血 清
16 咽 頭 結 膜 熱 発 熱 咽 頭 炎 及 び 結 膜 炎 を 主 症 状 とする 急 性 のウイルス 感 染 症 である 潜 伏 期 は5~7 日 症 状 は 発 熱 咽 頭 炎 ( 咽 頭 発 赤 咽 頭 痛 ) 結 膜 炎 が 三 主 症 状 である アデノウイルス3 型 が 主 であるが 他 に4 7 11 型 なども 本 症 を 起 こす 発 生 は 年 間 を 通 じてみられるが さまざまな 規 模 の 流 行 的 発 生 をみる 特 に 夏 季 に 流 行 をみることがある 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 から 咽 頭 結 膜 熱 が 疑 われ かつ (4)により 咽 頭 結 膜 熱 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から 咽 頭 結 膜 熱 が 疑 われ かつ (4)により 咽 頭 結 膜 熱 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 臨 床 症 状 (3つすべてを 満 たすもの) ア 発 熱 イ 咽 頭 発 赤 ウ 結 膜 充 血
17 A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 咽 頭 炎 A 群 レンサ 球 菌 による 上 気 道 感 染 症 である 乳 幼 児 では 咽 頭 炎 年 長 児 や 成 人 では 扁 桃 炎 が 現 れ 発 赤 毒 素 に 免 疫 のない 人 は 猩 紅 熱 と いわれる 全 身 症 状 を 呈 する 気 管 支 炎 を 起 こすことも 多 い 発 疹 を 伴 うこともあり リウマ チ 熱 や 急 性 糸 球 体 腎 炎 などの 二 次 疾 患 を 起 こすこともある 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 からA 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 咽 頭 炎 が 疑 われ かつ (4)を 満 た すか (4)の3つすべてを 満 たさなくても(5)を 満 たし A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 咽 頭 炎 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 咽 頭 炎 が 疑 われ かつ (4)を 満 たすか (4)の3つすべてを 満 たさなくても(5)を 満 たし A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 咽 頭 炎 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 臨 床 症 状 (3つすべてを 満 たすもの) ア 発 熱 イ 咽 頭 発 赤 ウ 苺 舌 (5) 届 出 のために 必 要 な 検 査 所 見 検 査 方 法 菌 の 培 養 同 定 による 病 原 体 の 検 出 迅 速 診 断 キットによる 病 原 体 の 抗 原 の 検 出 ASO 法 又 はASK 法 による 抗 体 の 検 出 (ペア 血 清 での 抗 体 陽 転 又 は 抗 体 価 の 有 意 の 上 昇 ) 検 査 材 料 咽 頭 拭 い 液 血 清
18 感 染 性 胃 腸 炎 細 菌 又 はウイルスなどの 感 染 性 病 原 体 による 嘔 吐 下 痢 を 主 症 状 とする 感 染 症 である 原 因 はウイルス 感 染 (ロタウイルス ノロウイルスなど)が 多 く 毎 年 秋 から 冬 にかけて 流 行 する また エンテロウイルス アデノウイルスによるものや 細 菌 性 のものもみられる 乳 幼 児 に 好 発 し 1 歳 以 下 の 乳 児 は 症 状 の 進 行 が 早 い 主 症 状 は 嘔 吐 と 下 痢 であり 種 々の 程 度 の 脱 水 電 解 質 喪 失 症 状 全 身 症 状 が 加 わる 嘔 吐 又 は 下 痢 のみの 場 合 や 嘔 吐 の 後 に 下 痢 がみられる 場 合 と 様 々で 症 状 の 程 度 にも 個 人 差 がある 37~38 の 発 熱 がみられることもある 年 長 児 では 吐 き 気 や 腹 痛 がしばしばみ られる 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 から 感 染 性 胃 腸 炎 が 疑 われ かつ (4)により 感 染 性 胃 腸 炎 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から 感 染 性 胃 腸 炎 が 疑 われ かつ (4)により 感 染 性 胃 腸 炎 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 臨 床 症 状 及 び 要 件 (2つすべてを 満 たすもの) ア 急 に 発 症 する 腹 痛 ( 新 生 児 や 乳 児 では 不 明 ) 嘔 吐 下 痢 イ 他 の 届 出 疾 患 によるものを 除 く
19 水 痘 水 痘 帯 状 疱 疹 ウイルスの 初 感 染 による 感 染 症 である 冬 から 春 の 感 染 症 であるが 年 間 を 通 じて 患 者 の 発 生 をみる 飛 沫 飛 沫 核 接 触 感 染 で 感 染 し 潜 伏 期 は2~3 週 間 である 乳 幼 児 や 学 童 いずれの 年 齢 でも 罹 患 する 母 子 免 疫 は 麻 しんほど 強 力 ではなく 新 生 児 も 罹 患 することがある 症 状 は 発 熱 と 発 疹 である それぞ れの 発 疹 は 紅 斑 紅 色 丘 疹 水 疱 形 成 痂 皮 化 を 順 次 約 3 日 で 経 過 するが 同 一 段 階 の 皮 疹 が 同 時 に 全 身 に 出 現 するのではなく 新 旧 種 々の 段 階 の 発 疹 が 同 時 に 混 在 する 発 疹 は 体 幹 に 多 発 し 四 肢 に 少 ない 発 疹 は 頭 皮 及 び 口 腔 などの 粘 膜 にも 出 現 する 健 康 児 の 罹 患 は 軽 症 で 予 後 は 良 好 であるが 免 疫 不 全 状 態 の 小 児 の 罹 患 は 重 症 で 致 死 的 経 過 を とることもある 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 から 水 痘 が 疑 われ かつ (4)により 水 痘 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければな らない を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から 水 痘 が 疑 われ かつ (4)により 水 痘 により 死 亡 し たと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 臨 床 症 状 (2つすべてを 満 たすもの) ア 全 身 性 の 漿 液 性 丘 疹 や 水 疱 の 突 然 の 出 現 イ 新 旧 種 々の 段 階 の 発 疹 ( 丘 疹 水 疱 痂 皮 )が 同 時 に 混 在 すること
20 手 足 口 病 主 として 乳 幼 児 にみられる 手 足 下 肢 口 腔 内 口 唇 に 小 水 疱 が 生 ずる 伝 染 性 のウイル ス 性 感 染 症 である コクサッキーA16 型 エンテロウイルス71 型 のほか コクサッキー A10 型 その 他 によっても 起 こることが 知 られている 典 型 的 なものでは 軽 い 発 熱 食 欲 不 振 のどの 痛 み 等 で 始 まり 発 熱 から2 日 ぐらい 過 ぎた 頃 から 手 掌 足 底 にやや 紅 暈 を 伴 う 小 水 疱 が 多 発 し 舌 や 口 腔 粘 膜 に 浅 いびらんアフ タを 生 じる 水 疱 はやや 楕 円 形 を 呈 し 臀 部 膝 部 などに 紅 色 の 小 丘 疹 が 散 在 することもあ る 皮 疹 は1 週 間 から10 日 で 自 然 消 退 する ごくまれに 髄 膜 炎 や 脳 炎 などが 生 じることが あるので 発 熱 や 嘔 吐 頭 痛 などがある 場 合 は 注 意 を 要 する エンテロウイルス71 型 によ る 手 足 口 病 の 場 合 にその 頻 度 が 高 い 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 から 手 足 口 病 が 疑 われ かつ (4)により 手 足 口 病 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 な ければならない を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から 手 足 口 病 が 疑 われ かつ (4)により 手 足 口 病 によ り 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 臨 床 症 状 (2つすべてを 満 たすもの) ア 手 のひら 足 底 又 は 足 背 口 腔 粘 膜 に 出 現 する2~5mm 程 度 の 水 疱 イ 水 疱 は 痂 皮 を 形 成 せずに 治 癒
21 伝 染 性 紅 斑 B19ウイルスの 感 染 による 紅 斑 を 主 症 状 とする 発 疹 性 疾 患 である 幼 少 児 (2~12 歳 )に 多 いが 乳 児 成 人 が 罹 患 することもある 潜 伏 期 は4~15 日 顔 面 特 に 頬 部 に 境 界 明 瞭 な 平 手 で 頬 を 打 ったような 紅 斑 が 突 然 出 現 する つづいて 四 肢 に 対 側 性 にレース 様 の 紅 斑 が 出 現 する 消 退 後 さらに 日 光 照 射 外 傷 などによって 再 度 出 現 す ることがある 発 疹 の 他 に 発 熱 関 節 痛 咽 頭 痛 鼻 症 状 胃 腸 症 状 粘 膜 疹 リンパ 節 腫 脹 関 節 炎 を 合 併 することがある 予 後 は 通 常 良 好 である 但 し 溶 血 性 貧 血 の 患 者 では 汎 血 球 減 少 を 起 こすことがある 妊 婦 の 場 合 には 胎 児 水 腫 又 は 流 産 を 起 こすことがある 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 から 伝 染 性 紅 斑 が 疑 われ かつ (4)により 伝 染 性 紅 斑 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から 伝 染 性 紅 斑 が 疑 われ かつ (4)により 伝 染 性 紅 斑 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 臨 床 症 状 (2つすべてを 満 たすもの) ア 左 右 の 頬 部 の 紅 斑 の 出 現 イ 四 肢 のレース 様 の 紅 斑 の 出 現
22 突 発 性 発 しん 乳 幼 児 がヒトヘルペスウイルス6 7 型 の 感 染 による 突 然 の 高 熱 と 解 熱 前 後 の 発 疹 を 来 す 疾 患 である 乳 幼 児 期 特 に6~18か 月 の 間 に 罹 患 することが 多 い 5 歳 以 上 はまれである 突 然 高 熱 で 発 症 不 機 嫌 で 大 泉 門 の 膨 隆 をみることがある 咽 頭 部 の 発 赤 特 に 口 蓋 垂 の 両 側 に 強 い 斑 状 発 赤 を 認 めることがある 軟 便 若 しくは 下 痢 を 伴 うものが 多 く 発 熱 は3 ~4 日 持 続 した 後 に 解 熱 する 解 熱 に 前 後 して 小 さな 紅 斑 や 紅 色 丘 疹 が 出 現 し 散 在 性 時 に 斑 状 融 合 性 に 分 布 する 発 疹 は 体 幹 から 始 まり 上 肢 頚 部 の 順 に 広 がるが 顔 面 下 肢 には 少 ない 発 疹 は1~2 日 で 消 失 する 脳 炎 を 合 併 することがある 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 から 突 発 性 発 しんが 疑 われ かつ (4)により 突 発 性 発 しん 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない 届 出 の 対 象 は 上 記 の 臨 床 的 特 徴 に 合 致 するものであるため 届 出 の 対 象 は5 歳 未 満 のみ とする を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から 突 発 性 発 しんが 疑 われ かつ (4)により 突 発 性 発 しんにより 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 臨 床 症 状 (2つすべてを 満 たすもの) ア 突 然 に 発 熱 し 2~4 日 間 持 続 イ 解 熱 に 前 後 して 体 幹 部 四 肢 顔 面 の 発 疹 が 出 現
23 百 日 咳 Bordetella pertussis によって 起 こる 急 性 の 気 道 感 染 症 である 潜 伏 期 は 通 常 5~10 日 ( 最 大 3 週 間 程 度 )であり かぜ 様 症 状 で 始 まるが 次 第 に 咳 が 著 しくなり 百 日 咳 特 有 の 咳 が 出 始 める 典 型 的 な 臨 床 像 は 顔 を 真 っ 赤 にしてコンコンと 激 しく 咳 込 み(スタッカート) 最 後 にヒューッと 音 を 立 てて 大 きく 息 を 吸 う 発 作 (ウープ) となる 嘔 吐 も 伴 い 眼 瞼 の 浮 腫 や 顔 面 の 点 状 出 血 がみられることがある 幼 若 乳 児 や 年 長 児 また 成 人 では 典 型 的 な 症 状 がみられず 診 断 が 難 しいことも 少 なくない 乳 児 では 重 症 になり 特 に 新 生 児 がかかると 無 呼 吸 となり 致 死 的 となることがある 肺 炎 脳 症 を 合 併 することがある 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 から 百 日 咳 が 疑 われ かつ (4)により 百 日 咳 患 者 と 診 断 し た 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なけれ ばならない を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から 百 日 咳 が 疑 われ かつ (4)により 百 日 咳 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 臨 床 症 状 (ア 及 びイを 満 たすもの) ア 2 週 間 以 上 持 続 する 咳 嗽 イ 以 下 のいずれかの 要 件 のうち 少 なくとも1つを 満 たすもの (ア)スタッカート 及 びウープを 伴 う 咳 嗽 発 作 (イ) 新 生 児 や 乳 児 で 他 に 明 らかな 原 因 がない 咳 嗽 後 の 嘔 吐 又 は 無 呼 吸 発 作
25 ヘルパンギーナ 主 にコクサッキーウイルスA 群 による 口 峡 部 に 特 有 の 小 水 疱 と 発 熱 を 主 症 状 とする 夏 かぜ の 一 種 である 多 くは コクサッキーウイルスA 群 2~8 10 12 型 まれにその 他 の エンテロウイルスも 病 原 として 分 離 されることがある 潜 伏 期 は2~4 日 初 夏 から 秋 にかけて 乳 幼 児 に 多 い 突 然 の38~40 の 発 熱 が1 ~3 日 間 続 き 全 身 倦 怠 感 食 欲 不 振 咽 頭 痛 嘔 吐 四 肢 痛 などがある 場 合 もある 咽 頭 所 見 は 軽 度 に 発 赤 し 口 蓋 から 口 蓋 帆 にかけて1~5mmの 小 水 疱 これから 生 じた 小 潰 瘍 その 周 辺 に 発 赤 を 伴 ったものが 数 個 認 められる 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 からヘルパンギーナが 疑 われ かつ (4)により ヘルパンギ ーナ 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から ヘルパンギーナが 疑 われ かつ (4)により ヘルパ ンギーナにより 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 臨 床 症 状 (2つすべてを 満 たすもの) ア 突 然 の 高 熱 での 発 症 イ 口 蓋 垂 付 近 の 水 疱 疹 や 潰 瘍 や 発 赤
27 流 行 性 耳 下 腺 炎 ムンプスウイルス 感 染 により 耳 下 腺 が 腫 脹 する 感 染 症 である 上 気 道 を 介 して 飛 沫 感 染 し 潜 伏 期 は2~3 週 間 で 両 側 又 は 片 側 の 耳 下 腺 が 腫 脹 し もの を 噛 むときに 顎 に 痛 みを 訴 えることが 多 い このとき 数 日 の 発 熱 を 伴 うものが 多 い 耳 下 腺 腫 脹 は 有 痛 性 で 境 界 不 鮮 明 な 柔 らかい 腫 脹 が 耳 朶 を 中 心 として 起 こる 他 の 唾 液 腺 の 腫 脹 をみることもある 耳 下 腺 開 口 部 の 発 赤 が 認 められるが 膿 汁 の 排 泄 はない 合 併 症 として は 髄 膜 炎 脳 炎 膵 炎 難 聴 などがあり その 他 成 人 男 性 には 睾 丸 炎 成 人 女 子 には 卵 巣 炎 がみられることがある 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 から 流 行 性 耳 下 腺 炎 が 疑 われ かつ (4)により 流 行 性 耳 下 腺 炎 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から 流 行 性 耳 下 腺 炎 が 疑 われ かつ (4)により 流 行 性 耳 下 腺 炎 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 臨 床 症 状 (2つすべてを 満 たすもの) ア 片 側 ないし 両 側 の 耳 下 腺 の 突 然 の 腫 脹 と 2 日 以 上 の 持 続 イ 他 に 耳 下 腺 腫 脹 の 原 因 がないこと
28 インフルエンザ( 高 病 原 性 鳥 インフルエンザを 除 く) インフルエンザウイルス(H5 又 はH7 亜 型 以 外 のもの)の 感 染 による 急 性 気 道 感 染 症 で ある 上 気 道 炎 症 状 に 加 えて 突 然 の 高 熱 全 身 倦 怠 感 頭 痛 筋 肉 痛 を 伴 うことを 特 徴 とする 流 行 期 ( 我 が 国 では 例 年 11 月 ~4 月 )にこれらの 症 状 のあったものはインフルエンザと 考 えられるが 非 流 行 期 での 臨 床 診 断 は 困 難 である 合 併 症 として 脳 症 肺 炎 を 起 こすこ とがある 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 からインフルエンザが 疑 われ かつ (4)のすべてを 満 たすか (4)のすべてを 満 たさなくても(5)を 満 たすことにより インフルエンザ 患 者 と 診 断 し た 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なけれ ばならない を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から インフルエンザが 疑 われ かつ (4)のすべてを 満 た すか (4)のすべてを 満 たさなくても(5)を 満 たすことにより インフルエンザにより 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 臨 床 症 状 (4つすべてを 満 たすもの) ア 突 然 の 発 症 イ 高 熱 ウ 上 気 道 炎 症 状 エ 全 身 倦 怠 感 等 の 全 身 症 状 (5) 届 出 のために 必 要 な 検 査 所 見 検 査 方 法 検 査 材 料 迅 速 診 断 キットによる 病 原 体 の 抗 原 の 検 出 鼻 腔 吸 引 液 鼻 腔 拭 い 液 咽 頭 拭 い 液
29 急 性 出 血 性 結 膜 炎 エンテロウイルス70 型 及 びコクサッキーウイルスA24 変 異 型 の 感 染 によって 起 こる 急 性 結 膜 炎 である 潜 伏 期 は1 日 で 強 い 眼 の 痛 み 異 物 感 で 始 まり 結 膜 の 充 血 特 に 結 膜 下 出 血 を 伴 うこと が 多 い 眼 瞼 の 腫 脹 眼 脂 結 膜 浮 腫 角 膜 表 層 のび 慢 性 混 濁 などがみられ 眼 痛 異 物 感 が ある 約 1 週 間 続 いて 治 癒 することが 多 いが この 疾 患 に 罹 患 したのち6~12か 月 後 に 四 肢 の 運 動 麻 痺 を 来 すことがある 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 から 急 性 出 血 性 結 膜 炎 が 疑 われ かつ (4)により 急 性 出 血 性 結 膜 炎 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から 急 性 出 血 性 結 膜 炎 が 疑 われ かつ (4)により 急 性 出 血 性 結 膜 炎 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 臨 床 症 状 ( 下 記 のうち2つ 以 上 ) ア 急 性 濾 胞 性 結 膜 炎 イ 眼 脂 眼 痛 異 物 感 などを 伴 う 眼 瞼 腫 脹 ウ 結 膜 下 出 血
30 流 行 性 角 結 膜 炎 アデノウイルス8 19 37 4 型 などによる 眼 感 染 症 である 約 1~2 週 間 の 潜 伏 期 の 後 急 性 濾 胞 性 結 膜 炎 の 臨 床 症 状 を 示 して 発 病 する 結 膜 の 浮 腫 や 充 血 眼 瞼 浮 腫 が 強 く 流 涙 や 眼 脂 を 伴 う 耳 前 リンパ 節 の 腫 脹 と 圧 痛 を 来 す 角 膜 には び 慢 性 表 層 角 膜 症 がみられ 異 物 感 眼 痛 を 訴 えることがある 偽 膜 を 伴 うことも 多 い 発 病 後 2~3 週 間 で 治 癒 することが 多 い 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 から 流 行 性 角 結 膜 炎 が 疑 われ かつ (4)により 流 行 性 角 結 膜 炎 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から 流 行 性 角 結 膜 炎 が 疑 われ かつ (4)により 流 行 性 角 結 膜 炎 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 臨 床 症 状 ( 下 記 のうち2つ 以 上 ) ア 重 症 な 急 性 濾 胞 性 結 膜 炎 イ 角 膜 点 状 上 皮 下 混 濁 ウ 耳 前 リンパ 節 腫 脹 圧 痛
31 性 器 クラミジア 感 染 症 Chlamydia trachomatis による 性 感 染 症 である 男 性 では 尿 道 から 感 染 して 急 性 尿 道 炎 を 起 こすが 症 状 は 淋 菌 感 染 症 よりも 軽 い さら に 前 立 腺 炎 精 巣 上 体 炎 を 起 こすこともある 女 性 では まず 子 宮 頚 管 炎 を 起 こし その 後 感 染 が 子 宮 内 膜 卵 管 へと 波 及 し 子 宮 内 膜 炎 卵 管 炎 骨 盤 内 炎 症 性 疾 患 肝 周 囲 炎 を 起 こす(しかし 男 女 とも 症 状 が 軽 く 自 覚 のないことも 多 い) また 子 宮 外 妊 娠 不 妊 流 早 産 の 誘 因 ともなる 妊 婦 が 感 染 している 場 合 には 主 とし て 産 道 感 染 により 新 生 児 に 封 入 体 結 膜 炎 を 生 じさせることがある また 1~2か 月 の 潜 伏 期 を 経 て 新 生 児 乳 児 の 肺 炎 を 引 き 起 こすことがある 淋 菌 との 混 合 感 染 も 多 く 淋 菌 感 染 症 の 治 癒 後 も 尿 道 炎 が 続 く 場 合 には クラミジア 感 染 症 が 疑 われる 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 から 性 器 クラミジア 感 染 症 が 疑 われ かつ (4)の 表 の 左 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 により 性 器 クラミジア 感 染 症 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 月 単 位 で 翌 月 の 初 日 に 届 け 出 なければならない この 場 合 において 検 査 材 料 は 同 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 の 区 分 ごとに それぞれ 同 表 の 右 欄 に 定 めるもののいずれかを 用 いること スクリーニングによる 病 原 体 抗 原 遺 伝 子 に 関 する 検 査 陽 性 例 は 報 告 対 象 に 含 まれるが 抗 体 陽 性 のみの 場 合 は 除 外 する を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から 性 器 クラミジア 感 染 症 が 疑 われ かつ (4)の 表 の 左 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 により 性 器 クラミジア 感 染 症 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 月 単 位 で 翌 月 の 初 日 に 届 け 出 なければならない この 場 合 において 検 査 材 料 は 同 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 の 区 分 ごとに それぞれ 同 表 の 右 欄 に 定 めるもののいずれかを 用 いること (4) 届 出 のために 必 要 な 検 査 所 見 検 査 方 法 分 離 同 定 による 病 原 体 の 検 出 蛍 光 抗 体 法 又 は 酵 素 抗 体 法 による 病 原 体 の 抗 原 の 検 出 PCR 法 による 病 原 体 の 遺 伝 子 の 検 出 抗 体 の 検 出 (ペア 血 清 による 抗 体 陽 転 又 は 抗 体 価 の 有 意 の 上 昇 又 は 単 一 血 清 で 抗 体 価 の 高 値 ) 検 査 材 料 尿 道 性 器 から 採 取 した 材 料 血 清
32 性 器 ヘルペスウイルス 感 染 症 単 純 ヘルペスウイルス(herpes simplex virus:hsv,hsv1 型 又 は2 型 )が 感 染 し 性 器 又 はその 付 近 に 発 症 したものを 性 器 ヘルペスという 性 器 ヘルペスは 外 部 から 入 ったウイルスによる 初 感 染 の 場 合 と 仙 髄 神 経 節 に 潜 伏 して いるウイルスの 再 活 性 化 による 場 合 の2つがある 初 感 染 では 感 染 後 3~7 日 の 潜 伏 期 の 後 に 外 陰 部 に 小 水 疱 又 は 浅 い 潰 瘍 性 病 変 が 数 個 な いし 集 簇 的 に 出 現 する 発 熱 などの 全 身 症 状 を 伴 うことが 多 い 2~4 週 間 で 自 然 に 治 癒 す るが 治 癒 後 も 月 経 性 交 その 他 の 刺 激 が 誘 因 となって 再 発 を 繰 り 返 す 発 疹 は 外 陰 部 の ほか 臀 部 大 腿 にも 生 じることがある 病 変 部 位 は 男 性 では 包 皮 冠 状 溝 亀 頭 女 性 では 外 陰 部 や 子 宮 頚 部 である 口 を 介 する 性 的 接 触 によって 口 唇 周 囲 にも 感 染 する HSV2 型 による 場 合 は より 再 発 しやすい 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 から 性 器 ヘルペスウイルス 感 染 症 が 疑 われ かつ (4)により 性 器 ヘルペスウイルス 感 染 症 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 月 単 位 で 翌 月 の 初 日 に 届 け 出 なければならない 明 らかに 再 発 であるもの 及 び 血 清 抗 体 のみ 陽 性 のものは 除 外 する を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から 性 器 ヘルペスウイルス 感 染 症 が 疑 われ かつ (4)に より 性 器 ヘルペスウイルス 感 染 症 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 月 単 位 で 翌 月 の 初 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 臨 床 症 状 男 女 ともに 性 器 や 臀 部 にヘルペス 特 有 な 有 痛 性 の1から 多 数 の 小 さい 水 疱 性 又 は 浅 い 潰 瘍 性 病 変 を 認 めるもの
33 尖 圭 コンジローマ 尖 圭 コンジローマは ヒトパピローマウイルス(ヒト 乳 頭 腫 ウイルス HPV)の 感 染 によ り 性 器 周 辺 に 生 じる 腫 瘍 である ヒトパピローマウイルスは80 種 類 以 上 が 知 られている が 尖 圭 コンジローマの 原 因 となるのは 主 にHPV6 型 とHPV11 型 であり 時 にHPV 16 型 の 感 染 でも 生 じる 感 染 後 数 週 間 から2~3か 月 を 経 て 陰 茎 亀 頭 冠 状 溝 包 皮 大 小 陰 唇 肛 門 周 囲 等 の 性 器 周 辺 部 に イボ 状 の 小 腫 瘍 が 多 発 する 腫 瘍 は 先 の 尖 った 乳 頭 状 の 腫 瘤 が 集 簇 した 独 特 の 形 をしており 乳 頭 状 鶏 冠 状 花 キャベツ 状 等 と 形 容 される 尖 圭 コンジローマ 自 体 は 良 性 の 腫 瘍 であり 自 然 に 治 癒 することも 多 いが 時 に 癌 に 移 行 することが 知 られて いる 特 に HPV16,52,58,18 型 などに 感 染 した 女 性 の 場 合 子 宮 頚 部 に 感 染 し 子 宮 頚 癌 の 発 癌 要 因 になることもあると 考 えられている 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 から 尖 圭 コンジローマが 疑 われ かつ (4)により 尖 圭 コン ジローマ 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 月 単 位 で 翌 月 の 初 日 に 届 け 出 なければならない を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から 尖 圭 コンジローマが 疑 われ かつ (4)により 尖 圭 コンジローマにより 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 月 単 位 で 翌 月 の 初 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 臨 床 症 状 男 女 ともに 性 器 及 びその 周 辺 に 淡 紅 色 又 は 褐 色 調 の 乳 頭 状 又 は 鶏 冠 状 の 特 徴 的 病 変 を 認 めるもの
34 淋 菌 感 染 症 淋 菌 (Neisseria gonorrheae)による 性 感 染 症 である 男 性 は 急 性 尿 道 炎 として 発 症 するのが 一 般 的 であるが 放 置 すると 前 立 腺 炎 精 巣 上 体 炎 となる 後 遺 症 として 尿 道 狭 窄 が 起 こる 女 子 は 子 宮 頚 管 炎 や 尿 道 炎 を 起 こすが 自 覚 症 状 のない 場 合 が 多 い 感 染 が 上 行 すると 子 宮 内 膜 炎 卵 管 炎 等 の 骨 盤 内 炎 症 性 疾 患 を 起 こし 発 熱 下 腹 痛 を 来 す 後 遺 症 として 不 妊 症 が 起 きる その 他 咽 頭 や 直 腸 などへの 感 染 や 産 道 感 染 による 新 生 児 結 膜 炎 などもある 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 から 淋 菌 感 染 症 が 疑 われ かつ (4)の 表 の 左 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 により 淋 菌 感 染 症 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 月 単 位 で 翌 月 の 初 日 に 届 け 出 なければならない この 場 合 において 検 査 材 料 は 同 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 の 区 分 ごとに それぞれ 同 表 の 右 欄 に 定 めるもののいずれかを 用 いること を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から 淋 菌 感 染 症 が 疑 われ かつ (4)の 表 の 左 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 により 淋 菌 感 染 症 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 月 単 位 で 翌 月 の 初 日 に 届 け 出 なければならない この 場 合 において 検 査 材 料 は 同 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 の 区 分 ごとに それぞれ 同 表 の 右 欄 に 定 めるもののいずれかを 用 いること (4) 届 出 のために 必 要 な 検 査 所 見 検 査 方 法 分 離 同 定 による 病 原 体 の 検 出 鏡 検 による 病 原 体 の 検 出 蛍 光 抗 体 法 による 病 原 体 の 抗 原 の 検 出 酵 素 抗 体 法 による 病 原 体 の 抗 原 の 検 出 PCR 法 による 病 原 体 の 遺 伝 子 の 検 出 検 査 材 料 尿 道 及 び 性 器 から 採 取 した 材 料 眼 分 泌 物 咽 頭 拭 い 液
35 クラミジア 肺 炎 (オウム 病 を 除 く) Chlamydophila (Chlamydia) pneumoniae, Chlamydia trachomatis の 感 染 による 肺 炎 である C.trachomatis は 子 宮 頚 管 炎 を 発 症 している 母 体 からの 産 道 感 染 で 新 生 児 乳 児 に 間 質 性 肺 炎 を 発 症 し 無 熱 性 である C.pneumoniae は 飛 沫 感 染 により3~4 週 間 の 潜 伏 期 を 経 て 軽 症 の 異 型 肺 炎 を 発 症 する 小 児 及 び 高 齢 者 で 多 く 見 られる 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 からクラミジア 肺 炎 が 疑 われ かつ (4)により クラミジア 肺 炎 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から クラミジア 肺 炎 が 疑 われ かつ (4)により クラミ ジア 肺 炎 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 検 査 所 見 検 査 方 法 分 離 同 定 による 病 原 体 の 検 出 蛍 光 抗 体 法 又 は 酵 素 抗 体 法 による 病 原 体 の 抗 原 の 検 出 PCR 法 による 病 原 体 の 遺 伝 子 の 検 出 抗 体 の 検 出 (ペア 血 清 による 抗 体 陽 転 又 は 抗 体 価 の 有 意 な 上 昇 又 は 単 一 血 清 で 抗 体 価 の 高 値 ) 検 査 材 料 気 道 から 採 取 した 検 体 血 清
36 細 菌 性 髄 膜 炎 ( 髄 膜 炎 菌 性 髄 膜 炎 はのぞく) 種 々の 細 菌 感 染 による 髄 膜 の 感 染 症 である 発 熱 頭 痛 嘔 吐 を 主 な 特 徴 とする 項 部 硬 直 Kernig 徴 候 Brudzinski 徴 候 などの 髄 膜 刺 激 症 状 が 見 られることがあるが 新 生 児 や 乳 児 などではこれらの 臨 床 症 状 が 明 らかではな いことが 多 い 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 から 細 菌 性 髄 膜 炎 が 疑 われ かつ (4) 及 び(5)により 細 菌 性 髄 膜 炎 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から 細 菌 性 髄 膜 炎 が 疑 われ かつ (4)により 細 菌 性 髄 膜 炎 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 臨 床 症 状 (2つすべてを 満 たすもの) ア 発 熱 頭 痛 嘔 吐 を 主 な 特 徴 とする イ 項 部 硬 直 Kernig 徴 候 Brudzinski 徴 候 などの 髄 膜 刺 激 症 状 ( ) いずれも 新 生 児 や 乳 児 などでは 臨 床 症 状 が 明 らかではないことが 多 い (5) 届 出 のために 必 要 な 検 査 所 見 (2つすべてを 満 たすもの) ア 髄 液 細 胞 数 の 増 加 ( 多 核 球 優 位 であることが 多 い) イ 髄 液 蛋 白 量 の 増 加 と 糖 の 減 少
37 ペニシリン 耐 性 肺 炎 球 菌 感 染 症 ペニシリンGに 対 して 耐 性 のある 肺 炎 球 菌 による 感 染 症 である 小 児 及 び 成 人 の 化 膿 性 髄 膜 炎 や 中 耳 炎 で 検 出 されるが その 他 副 鼻 腔 炎 心 内 膜 炎 心 嚢 炎 腹 膜 炎 関 節 炎 まれには 尿 路 生 殖 器 感 染 から 菌 血 症 を 引 き 起 こすこともある 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 からペニシリン 耐 性 肺 炎 球 菌 感 染 症 が 疑 われ かつ (4)の 表 の 左 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 により ペニシリン 耐 性 肺 炎 球 菌 感 染 症 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 月 単 位 で 翌 月 の 初 日 に 届 け 出 なければならない この 場 合 において 検 査 材 料 は 同 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 の 区 分 ごとに それぞれ 同 表 の 右 欄 に 定 めるもののいずれかを 用 いること を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から ペニシリン 耐 性 肺 炎 球 菌 感 染 症 が 疑 われ かつ (4) の 表 の 左 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 により ペニシリン 耐 性 肺 炎 球 菌 感 染 症 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 月 単 位 で 翌 月 の 初 日 に 届 け 出 なけれ ばならない この 場 合 において 検 査 材 料 は 同 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 の 区 分 ごとに それぞれ 同 表 の 右 欄 に 定 めるもののいずれかを 用 いること (4) 届 出 のために 必 要 な 検 査 所 見 検 査 方 法 菌 の 分 離 による 病 原 体 の 検 出 ( 敗 血 症 心 内 膜 炎 腹 膜 炎 胸 膜 炎 髄 膜 炎 骨 髄 炎 ) 及 び 以 下 の 検 査 室 での 判 断 基 準 を 満 たすもの( 検 査 室 での 判 断 基 準 は ペニシリンのMIC 0.125μg/ml 又 は オキサシリンの 感 受 性 ディスク(KB)の 阻 止 円 の 直 径 が19mm 以 下 ) 菌 の 分 離 による 病 原 体 の 検 出 かつ 感 染 症 の 起 因 菌 と 判 定 された 場 合 ( 呼 吸 器 感 染 症 肝 胆 道 系 感 染 症 創 傷 感 染 症 腎 盂 腎 炎 複 雑 性 尿 路 感 染 症 扁 桃 炎 細 菌 性 中 耳 炎 副 鼻 腔 炎 皮 膚 軟 部 組 織 感 染 症 ) 及 び 以 下 の 検 査 室 での 判 断 基 準 を 満 たすもの( 検 査 室 での 判 断 基 準 は ペニシリンのMIC 0.125μg/ml 又 は オキサシ リンの 感 受 性 ディスク(KB)の 阻 止 円 の 直 径 が19mm 以 下 ) 検 査 材 料 血 液 腹 水 胸 水 髄 液 通 常 は 無 菌 的 であるべき 臨 床 検 体 喀 痰 膿 尿 便 無 菌 的 ではない 検 体
38 マイコプラズマ 肺 炎 Mycoplasma pneumoniae の 感 染 によって 発 症 する 肺 炎 である 好 発 年 齢 は 6~12 歳 の 小 児 であり 小 児 では 発 生 頻 度 の 高 い 感 染 症 の 一 つである 潜 伏 期 は2~3 週 間 とされ 飛 沫 で 感 染 する 異 型 肺 炎 像 を 呈 することが 多 い 頑 固 な 咳 嗽 と 発 熱 を 主 症 状 に 発 病 し 中 耳 炎 胸 膜 炎 心 筋 炎 髄 膜 炎 などの 合 併 症 を 併 発 する 症 例 も 報 告 されている 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 からマイコプラズマ 肺 炎 が 疑 われ かつ (4)により マイコ プラズマ 肺 炎 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から マイコプラズマ 肺 炎 が 疑 われ かつ (4)により マ イコプラズマ 肺 炎 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 検 査 所 見 検 査 方 法 分 離 同 定 による 病 原 体 の 検 出 抗 体 の 検 出 (ペア 血 清 による 抗 体 陽 転 又 は 抗 体 価 の 有 意 の 上 昇 又 は 単 一 血 清 で 間 接 血 球 凝 集 抗 体 価 320 倍 以 上 補 体 結 合 抗 体 価 64 倍 以 上 ゼラチン 粒 子 凝 集 抗 体 価 320 倍 以 上 若 しくはIgM 抗 体 の 検 出 ( 迅 速 診 断 キット)) 検 査 材 料 気 道 から 採 取 され た 検 体 血 清
40 無 菌 性 髄 膜 炎 種 々のウイルスを 中 心 とした 病 原 体 の 感 染 による 髄 膜 の 感 染 症 である 発 熱 頭 痛 嘔 吐 を 主 な 特 徴 とするが 新 生 児 や 乳 児 などでは 臨 床 症 状 が 明 らかではない ことが 多 い 項 部 硬 直 Kernig 徴 候 Brudzinski 徴 候 などの 髄 膜 刺 激 症 状 が 見 られるが 同 じ く 新 生 児 や 乳 児 などではこれらが 明 らかではないことも 多 い 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 から 無 菌 性 髄 膜 炎 が 疑 われ かつ (4) 及 び(5)により 無 菌 性 髄 膜 炎 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から 無 菌 性 髄 膜 炎 が 疑 われ かつ (4) 及 び(5)により 無 菌 性 髄 膜 炎 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 週 単 位 で 翌 週 の 月 曜 日 に 届 け 出 なければならない (4) 届 出 のために 必 要 な 臨 床 症 状 (2つすべてを 満 たすもの) ア 発 熱 頭 痛 嘔 吐 を 主 な 特 徴 とする イ 項 部 硬 直 Kernig 徴 候 Brudzinski 徴 候 などの 髄 膜 刺 激 症 状 ( ) いずれも 新 生 児 や 乳 児 などでは 臨 床 症 状 が 明 らかではないことが 多 い (5) 届 出 のために 必 要 な 検 査 所 見 (2つすべてを 満 たすもの) ア 髄 液 細 胞 数 の 増 加 ( 単 核 球 優 位 であることが 多 い) イ 髄 液 蛋 白 量 糖 量 が 正 常
41 メチシリン 耐 性 黄 色 ブドウ 球 菌 感 染 症 メチシリンなどのペニシリン 剤 をはじめとして β-ラクタム 剤 アミノ 配 糖 体 剤 マク ロライド 剤 などの 多 くの 薬 剤 に 対 し 多 剤 耐 性 を 示 す 黄 色 ブドウ 球 菌 による 感 染 症 である 外 科 手 術 後 の 患 者 や 免 疫 不 全 者 長 期 抗 菌 薬 投 与 患 者 などに 日 和 見 感 染 し 腸 炎 敗 血 症 肺 炎 などを 来 し 突 然 の 高 熱 血 圧 低 下 腹 部 膨 満 下 痢 意 識 障 害 白 血 球 減 少 血 小 板 減 少 腎 機 能 障 害 肝 機 能 障 害 などの 症 状 を 示 す 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 からメチシリン 耐 性 黄 色 ブドウ 球 菌 感 染 症 が 疑 われ かつ (4) の 表 の 左 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 により メチシリン 耐 性 黄 色 ブドウ 球 菌 感 染 症 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 月 単 位 で 翌 月 の 初 日 に 届 け 出 なければな らない この 場 合 において 検 査 材 料 は 同 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 の 区 分 ごとに それぞれ 同 表 の 右 欄 に 定 めるもののいずれかを 用 いること を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から メチシリン 耐 性 黄 色 ブドウ 球 菌 感 染 症 が 疑 われ かつ (4)の 表 の 左 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 により メチシリン 耐 性 黄 色 ブドウ 球 菌 感 染 症 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 月 単 位 で 翌 月 の 初 日 に 届 け 出 なければならない この 場 合 において 検 査 材 料 は 同 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 の 区 分 ごとに それぞれ 同 表 の 右 欄 に 定 めるもののいずれかを 用 いること (4) 届 出 のために 必 要 な 検 査 所 見 検 査 方 法 菌 の 分 離 による 病 原 体 の 検 出 ( 敗 血 症 心 内 膜 炎 腹 膜 炎 胸 膜 炎 髄 膜 炎 骨 髄 炎 ) 及 び 以 下 の 検 査 室 での 判 断 基 準 を 満 たすもの ( 検 査 室 での 判 断 基 準 は オキサシリンのMIC 4μg/ml 又 は オキサシリンの 感 受 性 ディスク(KB)の 阻 止 円 の 直 径 が10mm 以 下 ) 菌 の 分 離 による 病 原 体 の 検 出 かつ 感 染 症 の 起 因 菌 と 判 定 され た 場 合 ( 呼 吸 器 感 染 症 肝 胆 道 系 感 染 症 創 傷 感 染 症 腎 盂 腎 炎 複 雑 性 尿 路 感 染 症 扁 桃 炎 細 菌 性 中 耳 炎 副 鼻 腔 炎 皮 膚 軟 部 組 織 感 染 症 ) 及 び 以 下 の 検 査 室 での 判 断 基 準 を 満 たすもの( 検 査 室 での 判 断 基 準 は オキサシリンのMIC 4μg/ml 又 はオキサシ リンの 感 受 性 ディスク(KB)の 阻 止 円 の 直 径 が10mm 以 下 ) 検 査 材 料 血 液 腹 水 胸 水 髄 液 通 常 は 無 菌 的 であるべき 臨 床 検 体 喀 痰 膿 尿 便 無 菌 的 ではない 検 体
42 薬 剤 耐 性 緑 膿 菌 感 染 症 広 域 β-ラクタム 剤 アミノ 配 糖 体 フルオロキノロンの 3 系 統 の 薬 剤 に 対 して 耐 性 を 示 す 緑 膿 菌 による 感 染 症 である 感 染 防 御 機 能 の 低 下 した 患 者 や 抗 菌 薬 長 期 使 用 中 の 患 者 に 日 和 見 感 染 し 敗 血 症 や 骨 髄 気 道 尿 路 皮 膚 軟 部 組 織 耳 眼 などに 多 彩 な 感 染 症 を 起 こす 診 察 した 結 果 症 状 や 所 見 から 薬 剤 耐 性 緑 膿 菌 感 染 症 が 疑 われ かつ (4)の 表 の 左 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 により 薬 剤 耐 性 緑 膿 菌 感 染 症 患 者 と 診 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 月 単 位 で 翌 月 の 初 日 に 届 け 出 なければならない この 場 合 において 検 査 材 料 は 同 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 の 区 分 ごとに それぞれ 同 表 の 右 欄 に 定 めるもののいずれかを 用 いること を 検 案 した 結 果 症 状 や 所 見 から 薬 剤 耐 性 緑 膿 菌 感 染 症 が 疑 われ かつ (4)の 表 の 左 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 により 薬 剤 耐 性 緑 膿 菌 感 染 症 により 死 亡 したと 判 断 した 場 合 には 法 第 14 条 第 2 項 の 規 定 による 届 出 を 月 単 位 で 翌 月 の 初 日 に 届 け 出 なければならない この 場 合 において 検 査 材 料 は 同 欄 に 掲 げる 検 査 方 法 の 区 分 ごとに それぞれ 同 表 の 右 欄 に 定 めるもののいずれかを 用 いること (4) 届 出 のために 必 要 な 検 査 所 見 検 査 方 法 検 査 材 料 分 離 同 定 による 病 原 体 の 検 出 ( 敗 血 症 心 内 膜 炎 腹 膜 炎 胸 膜 炎 髄 膜 炎 骨 髄 炎 ) 及 び 以 下 の 検 査 室 での 判 断 基 準 を 満 たすもの ( 検 査 室 での 判 断 基 準 は 以 下 の3つの 条 件 を 全 て 満 たした 場 合 で ある ア イミペネムのMIC 16μg/ml 又 は イミペネムの 感 受 性 デ ィスク(KB)の 阻 止 円 の 直 径 が13mm 以 下 イ アミカシンのMIC 32μg/ml 又 は アミカシンの 感 受 性 デ ィスク(KB)の 阻 止 円 の 直 径 が14mm 以 下 ウ シプロフロキサシンのMIC 4μg/ml 又 は シプロフロキサ シンの 感 受 性 ディスク(KB)の 阻 止 円 の 直 径 が15mm 以 下 ) 分 離 同 定 による 病 原 体 の 検 出 かつ 感 染 症 の 起 因 菌 と 判 定 さ れた 場 合 ( 呼 吸 器 感 染 症 肝 胆 道 系 感 染 症 創 傷 感 染 症 腎 盂 腎 炎 複 雑 性 尿 路 感 染 症 扁 桃 炎 細 菌 性 中 耳 炎 副 鼻 腔 炎 皮 膚 軟 部 組 織 感 染 症 ) 及 び 以 下 の 検 査 室 での 判 断 基 準 を 満 たすもの ( 検 査 室 での 判 断 基 準 は 以 下 の3つの 条 件 を 全 て 満 たした 場 合 で ある ア イミペネムのMIC 16μg/ml 又 は イミペネムの 感 受 性 デ ィスク(KB)の 阻 止 円 の 直 径 が13mm 以 下 イ アミカシンのMIC 32μg/ml 又 は アミカシンの 感 受 性 デ ィスク(KB)の 阻 止 円 の 直 径 が14mm 以 下 ウ シプロフロキサシンのMIC 4μg/ml 又 は シプロフロキサ シンの 感 受 性 ディスク(KB)の 阻 止 円 の 直 径 が15mm 以 下 ) 血 液 腹 水 胸 水 髄 液 通 常 は 無 菌 的 であるべき 臨 床 検 体 喀 痰 膿 尿 便 無 菌 的 ではない 検 体