Microsoft Word - 文書 2

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●電力自由化推進法案

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

公表表紙

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

m07 北見工業大学 様式①

別紙3

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

スライド 1

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●幼児教育振興法案

工 事 名 渟 城 西 小 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 2 月 23 日 ( 火

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国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

●労働基準法等の一部を改正する法律案

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

Taro-条文.jtd

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Microsoft Word 第1章 定款.doc

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

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スライド 1

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

文化政策情報システムの運用等


(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

Microsoft Word - 目次.doc

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

Microsoft Word - H24様式(那珂市版).doc

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

老発第    第 号


Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

地域住民の交通手段の利便性及び安全確保対策に関する行政評価・監視

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

18 国立高等専門学校機構

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職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

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Microsoft Word - 通達(参考).doc

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

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通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

16 日本学生支援機構

工 事 名 能 代 南 中 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 5 月 24 日 ( 火

- 1 - 総 控 負 傷 疾 病 療 養 産 産 女 性 責 帰 べ 由 試 ~ 8 契 約 契 約 完 了 ほ 契 約 超 締 結 専 門 的 知 識 技 術 験 専 門 的 知 識 高 大 臣 専 門 的 知 識 高 専 門 的 知 識 締 結 契 約 満 歳 締 結 契 約 契 約 係 始

答申第585号

自衛官俸給表の1等陸佐、1等海佐及び1等空佐の(一)欄又は(二)欄に定める額の俸給の支給を受ける職員の占める官職を定める訓令

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

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質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

工 事 名 沢 口 浄 配 水 場 建 設 工 事 ( 浄 水 管 理 棟 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 平 成 24 年 5 月 8 日 ( 火 ) 正 午 から 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 基 本 事 項 2のとおり

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(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt

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(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j _\217C\220\263\201j.doc)

Taro-H19退職金(修正版).jtd

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当社の法人関係情報の管理態勢およびその強化に向けた今後の対応策について

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

財政再計算結果_色変更.indd

定款

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

一般競争入札について

( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補 助 金 の 額 は 第 5 条 第 2 項 の 規 定 による 無 線 LAN 機 器 の 設 置 箇 所 数 に 1 万 5 千 円 を 掛 けた 金 額 と 第 5 条 第 3 項 に 規 定 する 補 助 対 象 経 費 の2 分 の1のいずれか 低

スライド 1

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 (H20.4.1) 96.7 (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.4.1), (H25.4.1) 参 考 値 98.3 (H25.7.1) (H20.4.1) (H25.4


駐 車 場 管 理 規 程

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 243,7 2 級 185,8 37,8 3 級 4 級 222,9 354,7 ( 注 )


02【発出】280328福島県警察職員男女共同参画推進行動計画(公表版)

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

平 均 賃 金 を 支 払 わなければならない この 予 告 日 数 は 平 均 賃 金 を 支 払 った 日 数 分 短 縮 される( 労 基 法 20 条 ) 3 試 用 期 間 中 の 労 働 者 であっても 14 日 を 超 えて 雇 用 された 場 合 は 上 記 2の 予 告 の 手 続

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

消 費 ~ 軽 減 率 消 費 の 軽 減 率 制 度 が 消 費 率 10% 時 に 導 入 することとされています 平 成 26 年 4 月 1 日 平 成 27 年 10 月 1 日 ( 予 定 ) 消 費 率 5% 消 費 率 8% 消 費 率 10% 軽 減 率 の 導 入 平 成 26

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

Microsoft Word 行革PF法案-0概要

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf

Transcription:

平 成 28 年 04 月 05 日 第 190 回 国 会 国 土 交 通 委 員 会 第 6 号 田 城 郁 君 こんにちは 民 進 党 新 緑 風 会 の 田 城 郁 です 広 田 委 員 に 引 き 続 き バスの 事 故 から 質 問 させていただきます 日 本 一 のバスターミナルでありますバスタ 新 宿 がJR 新 宿 駅 新 南 口 の 屋 上 にオープンをいたしました 関 越 高 速 バス 事 故 でクローズアップされました 散 在 する 新 宿 駅 周 辺 の 停 留 所 あるいは 違 法 駐 車 での 乗 り 降 り こういうことを 一 気 に 解 消 するということでオープンをしたわけですけれども まだまだ 問 題 は これからも 出 るかもしれませんが バス 業 界 としては 一 定 の 前 進 が 図 られたのではないかと 思 います 一 方 で しかし この 軽 井 沢 のバス 事 故 起 こってしまった 構 造 的 な 問 題 が 克 服 されないと そう いう 中 で 起 きている 事 故 だと 私 は 思 っております そういう 立 場 でしっかりと 失 われた 十 五 人 の 皆 様 の 命 を 無 駄 にしないためにも しっかりと 構 造 的 問 題 の 克 服 こういうことをしっかり 実 現 をしていか なければならないと 思 っております まず 軽 井 沢 スキーバス 事 故 対 策 検 討 委 員 会 の 中 間 整 理 を 受 けて 質 問 をいたします 私 は 監 査 体 制 について 二 月 十 日 の 本 委 員 会 三 月 十 日 ですか 監 査 における 民 間 団 体 の 活 用 につい て 提 案 をいたしました 軽 井 沢 スキーバス 事 故 対 策 検 討 委 員 会 の 中 間 整 理 でも 監 査 における 民 間 団 体 の 活 用 の 具 体 化 を 図 るとされております しかし 三 月 十 七 日 に 山 陽 道 でトラック 多 重 衝 突 事 故 が 発 生 をいたしました 事 故 を 起 こしたゴーイチマルエキスラインはトラック 協 会 の 加 盟 事 業 者 でした トラ ックにおいて 各 都 道 府 県 のトラック 協 会 が 既 に 巡 回 指 導 体 制 を 構 築 しておりますけれども この 体 制 に も 漏 れがあったということが 三 月 十 七 日 の 事 故 につながったと 考 えられます 民 間 団 体 の 活 用 にも 限 界 があって 最 終 的 には 国 土 交 通 省 が 責 任 を 持 って 監 査 体 制 を 強 化 をする 必 要 があると 考 えますが 石 井 国 交 大 臣 いかがでしょうか 国 務 大 臣 ( 石 井 啓 一 君 ) 監 査 の 目 的 は 事 業 者 に 対 しまして 道 路 運 送 法 等 関 係 法 令 を 遵 守 させると ともに 法 令 違 反 に 対 し 適 正 な 行 政 処 分 を 行 うことにございます これらにつきましては 国 土 交 通 省 が 責 任 を 持 って 実 施 すべきものと 認 識 をしております 軽 井 沢 スキーバス 事 故 対 策 検 討 委 員 会 におきましてはこの 監 査 において 民 間 団 体 等 の 活 用 について 言 及 されておりますが これは 監 査 業 務 を 補 完 する 観 点 から 有 効 であるという 考 え 方 の 下 既 にトラック 事 業 において 導 入 されている 適 正 化 事 業 実 施 機 関 の 仕 組 みを 参 考 にしつつ 行 政 との 役 割 分 担 を 含 め 貸 切 りバス 事 業 への 導 入 の 検 討 を 進 めているところでございます 監 査 の 実 効 性 を 向 上 させるために 監 査 において 判 明 した 法 令 違 反 の 早 期 の 是 正 また 市 場 からの 退 出 を 含 めた 悪 質 事 業 者 に 対 する 厳 正 な 処 分 といった 基 本 的 な 考 え 方 の 下 で 夏 の 総 合 的 な 対 策 の 取 り まとめに 向 けて 監 査 体 制 の 強 化 策 について 検 討 を 進 めてまいりたいと 存 じます 田 城 郁 君 それでは 事 故 を 起 こしたゴーイチマルエキスラインも 平 成 二 十 五 年 十 二 月 の 監 査 の 行 政 処 分 を 本 年 三 月 に 受 ける 予 定 であったとされておりますが 監 査 から 行 政 処 分 までただでさえ 十 一 か 月 も 掛 かっていたという 軽 井 沢 スキーバス 事 故 のイーエスピーの 倍 以 上 二 十 七 か 月 も 掛 かっております 行 政 処 分 の 遅 れに 関 しての 検 証 は 広 田 委 員 からも 指 摘 をされておりますが しかし 中 間 整 理 ではその 検 証 や 監 査 官 の 増 員 は 検 討 事 項 になっていないと そのようになっております そこで 四 点 お 伺 いをいたします まず 運 輸 局 の 現 行 の 監 査 官 三 百 六 十 五 人 体 制 について 大 幅 な 増 員 が 必 要 なのではないでしょうか いかがでしょうか 政 府 参 考 人 ( 藤 井 直 樹 君 ) お 答 えいたします 国 土 交 通 省 では 平 成 十 四 年 七 月 の 規 制 緩 和 直 後 の 百 八 名 と 比 較 して 現 在 三 倍 強 の 三 百 六 十 五 名 の 体

制 で 監 査 業 務 を 行 っており 監 査 体 制 の 強 化 に 努 めてきたところでございます 軽 井 沢 スキーバス 事 故 対 策 検 討 委 員 会 におきましては 民 間 団 体 等 の 活 用 や 監 査 後 の 違 反 改 善 の 早 期 の 確 認 等 監 査 の 実 効 性 を 向 上 させるための 施 策 の 見 直 しを 行 っているところであり これらの 具 体 化 に 合 わせ 必 要 な 人 員 の 確 保 に 努 めてまいりたいと 考 えております 田 城 郁 君 では 一 事 業 者 に 対 して 最 低 毎 年 一 回 の 監 査 を 実 施 するとしたら 理 論 的 には 何 人 の 監 査 官 が 必 要 であるか お 答 えください 政 府 参 考 人 ( 藤 井 直 樹 君 ) お 答 えいたします 平 成 二 十 六 年 度 には 現 在 の 三 百 六 十 五 名 の 監 査 要 員 体 制 の 下 貸 切 りバス 事 業 者 については 四 千 四 百 七 十 七 事 業 者 のうちこの 二 十 六 年 度 に 千 七 百 九 十 八 の 事 業 所 等 に 対 し 監 査 を 実 施 しております 一 事 業 者 に 対 し 最 低 毎 年 一 回 監 査 を 実 施 する 場 合 平 成 二 十 六 年 度 の 実 績 に 基 づいて 単 純 に 仮 定 の 試 算 を した 場 合 には 約 二 五 倍 の 監 査 官 が 必 要 と 推 定 をされます 監 査 の 実 効 性 の 向 上 方 策 については 御 指 摘 の 点 も 含 め 軽 井 沢 スキーバス 事 故 検 討 会 での 議 論 も 踏 まえて 今 後 検 討 してまいりたいと 考 えております 田 城 郁 君 国 会 論 議 では 監 査 官 の 増 員 は 論 点 の 一 つになっているわけです 今 後 国 会 での 質 疑 のや り 取 りも 事 故 対 策 検 討 委 員 会 の 資 料 に 追 加 をして 監 査 官 の 増 員 も 含 めて 具 体 的 に 反 映 して 検 討 を 進 め るべきだと 考 えますが 石 井 大 臣 いかがでしょうか 国 務 大 臣 ( 石 井 啓 一 君 ) 軽 井 沢 スキーバス 事 故 対 策 検 討 委 員 会 の 中 間 整 理 におきましては 監 査 要 員 体 制 という 構 造 的 問 題 を 踏 まえつつ 対 策 の 検 討 を 行 うとしているところでございます 監 査 の 実 効 性 の 向 上 を 図 るために 監 査 における 指 摘 事 項 の 早 期 是 正 や 監 査 から 処 分 までの 期 間 の 短 縮 を 行 うべき とされたところであります 国 の 監 査 要 員 体 制 の 在 り 方 につきましては 民 間 団 体 等 の 活 用 による 監 査 事 務 を 補 完 する 仕 組 みの 構 築 も 含 め 監 査 機 能 を 十 分 に 発 揮 させる 観 点 から 今 後 検 討 を 進 めてまいりたいと 考 えております 田 城 郁 君 さらに 中 間 整 理 においては いまだ 小 さな 政 府 にこだわっているような そういう 気 が します 無 駄 に 大 きな 政 府 をつくれと 言 うつもりはありませんが 安 全 確 保 のためには 増 やすべきは 増 やす 必 要 な 規 模 の 政 府 これを 目 指 すべきだと 考 えますが 大 臣 いかがでしょうか 国 務 大 臣 ( 石 井 啓 一 君 ) 安 全 を 確 保 するためには 監 査 の 実 効 性 向 上 が 必 要 であります このため まずは 現 行 の 体 制 におきましても 監 査 から 処 分 までの 期 間 の 短 縮 や 処 分 量 定 の 見 直 し 等 の 方 策 を 実 施 をしてまいります その 上 で 監 査 における 指 摘 事 項 の 早 期 是 正 が 的 確 に 実 施 できる 体 制 方 策 を 民 間 団 体 等 の 活 用 も 含 め 検 討 し 構 築 をしてまいりたいと 存 じます 田 城 郁 君 それでは 次 に 参 入 あるいは 体 質 そういうところについて 少 し 触 れたいと 思 いますが 現 在 のバス 業 界 は 大 型 バス 五 台 の 保 有 で 参 入 できるということで 資 金 力 の 乏 しい 零 細 事 業 者 でも 参 入 できます 最 低 保 有 台 数 の 引 上 げは 最 低 でも 十 台 以 上 の 保 有 として 車 齢 制 限 の 厳 格 化 は 早 急 に 実 施 す るべきであると 考 えます 車 両 整 備 は 一 年 車 検 及 び 法 定 三 か 月 点 検 が 義 務 化 されておりますけれども 社 内 規 定 によりブレーキ 等 の 部 品 に 関 して 一 か 月 点 検 を 実 施 している そういうバス 業 者 もあります 現 在 運 行 されているバス 車 両 自 体 の 安 全 性 の 点 検 による 安 全 性 の 維 持 向 上 を 目 指 すという 視 点 も 必 要 で はないかと 思 います まずは 当 面 の 間 貸 切 りバス 業 界 を 正 常 化 するためにも 新 規 参 入 を 一 旦 止 めて 二 〇 〇 〇 年 の 規 制 緩 和 以 降 に 参 入 した 保 有 台 数 十 台 以 下 の 事 業 者 に 対 しての 徹 底 監 査 を 実 施 するべきであると 考 えます 国 交 大 臣 いかがお 考 えでしょうか 国 務 大 臣 ( 石 井 啓 一 君 ) 貸 切 りバスの 新 規 参 入 につきましては 適 正 な 競 争 による 事 業 の 活 性 化 サービスの 多 様 化 といった 観 点 から 参 入 を 一 旦 止 めるということではなく 事 業 参 入 前 後 の 安 全 性 に

関 するチェックの 強 化 をしっかり 講 じていくべきものと 考 えております 事 業 参 入 に 係 るチェックの 強 化 につきましては 軽 井 沢 スキーバス 事 故 対 策 検 討 委 員 会 から 出 された 中 間 整 理 におきまして 事 業 許 可 の 再 取 得 要 件 の 厳 格 化 また 運 行 管 理 者 資 格 の 返 納 再 取 得 要 件 の 厳 格 化 について 今 後 具 体 化 を 図 るべきとされております また 最 低 保 有 車 両 数 の 引 上 げ 一 定 以 内 の 車 齢 の 義 務 付 け 事 業 許 可 の 更 新 制 の 導 入 について 引 き 続 き 検 討 すべきとされております 一 方 既 存 の 事 業 者 への 対 策 を 含 む 事 業 参 入 後 のチェックの 強 化 につきましては 事 業 停 止 事 業 許 可 の 取 消 し 対 象 となる 範 囲 の 拡 大 処 分 量 定 の 見 直 し 等 について 速 やかに 講 ずべきとされております 国 土 交 通 省 といたしましては この 中 間 整 理 を 踏 まえまして 引 き 続 き 検 討 を 進 め 本 年 夏 までには 総 合 的 な 対 策 を 取 りまとめ 具 体 的 な 対 策 を 実 施 に 移 してまいりたいと 存 じます 田 城 郁 君 問 われているのは 実 効 性 です よろしくお 願 いいたします 次 に バス 運 転 手 は 業 務 の 関 係 上 不 規 則 な 時 間 帯 に 食 事 を 取 って あるいは 仮 眠 を 取 ります 特 に 昼 間 と 夜 勤 を 交 互 に 行 う 場 合 は 生 活 リズムがばらばらになってしまうために ゆとりのある 休 息 時 間 の 確 保 が 必 要 であります 勤 務 終 了 後 の 休 息 時 間 を 八 時 間 から 十 一 時 間 にすること 一 日 の 拘 束 時 間 を 最 長 十 六 時 間 以 内 から 十 三 時 間 以 内 にすること 少 なくとも 七 日 に 一 日 の 休 日 を 付 与 するべきである と 考 えます 勤 務 と 勤 務 の 間 が 八 時 間 で 運 転 者 の 安 全 が 保 たれるとお 考 えでしょうか 八 時 間 では 通 勤 食 事 入 浴 等 の 時 間 を 除 けば 睡 眠 は 僅 か すぐに 寝 付 けたとしても 四 時 間 五 時 間 となる 過 酷 な バス 運 転 手 の 生 活 実 態 があります 運 転 者 の 労 働 時 間 を 定 めた 改 善 基 準 告 示 の 具 体 的 な 見 直 しが 必 要 と 考 えます その 検 討 に 向 けて 具 体 的 なスケジュール 及 び 方 針 について 石 井 国 交 大 臣 お 伺 いいたします 国 務 大 臣 ( 石 井 啓 一 君 ) バス 運 転 者 の 労 働 時 間 を 定 めました 改 善 基 準 告 示 がございますが これは 自 動 車 運 転 者 の 乗 務 の 特 性 を 踏 まえまして 全 ての 産 業 に 適 用 される 労 働 基 準 法 では 規 制 が 難 しい 拘 束 時 間 の 制 限 や 休 息 期 間 の 確 保 等 の 規 制 の 在 り 方 について 関 係 の 労 使 の 同 意 を 経 て 作 成 策 定 をされたも のであり 自 動 車 運 送 事 業 の 実 情 を 踏 まえたものになっていると 認 識 をしております 国 土 交 通 省 としては まず この 基 準 の 遵 守 を 図 るため 厚 生 労 働 省 と 連 携 しつつ 事 業 者 への 指 導 や 悪 質 事 業 者 への 重 点 的 な 監 査 等 によりこの 改 善 基 準 告 示 の 遵 守 の 徹 底 を 図 っているところであり 引 き 続 きバス 運 転 者 の 長 時 間 労 働 の 改 善 を 図 ってまいりたいと 存 じます なお 休 息 期 間 は 一 日 継 続 八 時 間 以 上 とされていることと これは 裏 返 して 言 うと 拘 束 時 間 が 最 大 で 一 日 十 六 時 間 ということになりますが この 中 には 仮 眠 等 の 休 憩 時 間 も 含 まれておりまして かつこの 十 六 時 間 となるのは 日 数 も 制 限 されております 拘 束 時 間 が 十 五 時 間 以 上 は 週 に 二 回 までという 制 限 も ございますし そういったことを 踏 まえると 実 質 睡 眠 時 間 が 四 時 間 になるとは 必 ずしも 言 えないとい うふうに 考 えております 以 上 でございます 田 城 郁 君 夢 のような 職 場 実 態 はありません 厳 しい 状 況 の 中 で 運 転 を 強 いられ そして 事 故 が 起 き ているということを 十 分 御 認 識 をいただきたいと 思 います 国 土 交 通 省 として バス 運 行 の 根 幹 でもあるバス 運 転 者 の 労 働 条 件 を 見 直 すために 改 善 基 準 告 示 の 改 正 に 向 けた 検 討 会 の 設 置 を 具 体 的 に 検 討 していただきたいと 思 いますが いかがでしょうか 政 府 参 考 人 ( 藤 井 直 樹 君 ) お 答 えいたします 改 善 基 準 告 示 につきましては 所 管 が 厚 生 労 働 省 ということになりますので 御 指 摘 の 点 も 含 めて 厚 労 省 の 方 の 検 討 がまず 先 に 立 つものと 考 えているところでございます 田 城 郁 君 時 間 がありませんので 次 に 行 きます 中 間 整 理 の 安 全 対 策 は 安 全 確 保 のチェック 体 制 の 強 化 が 中 心 ですけれども 中 長 期 的 には 業 界 を 育 て

るという 視 点 も 必 要 ではないかと 思 います 国 の 支 援 による 安 全 研 修 機 関 の 創 設 を 提 案 したいと 思 います モデルとしては ジェイアールバス 関 東 が 栃 木 県 佐 野 市 に 平 成 二 十 五 年 六 月 に 開 設 した 安 全 研 修 センター これを 御 紹 介 したいと 思 います そこでは 高 速 バスタイプの 訓 練 専 用 車 を 導 入 するとともに 経 験 豊 富 な 指 導 運 転 員 を 常 駐 をさせて 新 任 運 転 者 の 養 成 を 始 め 全 ての 運 転 者 に 対 する 定 期 的 な 訓 練 を 統 一 した 基 準 とカリキュラムに 基 づい て 実 施 をしております このような 安 全 研 修 機 関 を 創 設 して 自 社 で 研 修 が 困 難 な 中 小 事 業 者 などから 積 極 的 に 希 望 を 募 り 運 転 者 の 教 育 訓 練 だけでなく 一 定 のレベルの 教 育 を 証 明 する 認 定 証 を 交 付 するなど 運 転 者 のキャリ アアップに 向 けた 取 組 を 実 施 すべきだと 思 います 特 に 初 任 運 転 者 に 対 しては 安 全 哲 学 と 高 速 道 路 走 行 夜 間 走 行 雪 道 等 の 悪 天 候 での 走 行 という 特 殊 性 も 加 味 した 訓 練 が 必 要 だと 考 えております その 上 で 認 定 証 の 取 得 によって バス 運 転 サービ スのエキスパートとしてどこでも 認 められるようになれば 若 い 人 に 目 標 を 持 たせることにつながり 疲 弊 する 業 界 を 支 援 することにもなるとも 思 います また 経 営 者 の 運 転 安 全 マネジメントの 研 修 なども 実 施 して 総 合 的 な 安 全 のための 研 修 もできるも のと 思 っております 経 営 者 になったからといって 突 然 バスに 対 する 安 全 意 識 が 高 まるなどということ はあり 得 ないわけです 国 土 交 通 省 が 実 施 している 運 転 者 の 人 手 不 足 解 消 のための 人 材 確 保 育 成 の 施 策 とも 合 致 するとも 考 えます 安 全 研 修 機 関 の 創 設 を 是 非 とも 前 向 きに 検 討 していただきたいと 思 いますが 国 土 交 通 大 臣 いかが でしょうか 国 務 大 臣 ( 石 井 啓 一 君 ) 今 回 の 軽 井 沢 スキーバス 事 故 におきましては 長 年 大 型 バスの 乗 務 経 験 が 乏 しい 運 転 者 が 事 故 を 起 こしたバス 車 両 に 乗 務 していたことが 問 題 となっております こうした 事 実 を 踏 まえまして バス 運 転 者 の 技 量 を 確 保 する 方 策 といたしまして 軽 井 沢 スキーバス 事 故 対 策 検 討 委 員 会 の 中 間 整 理 におきましては 新 たに 雇 い 入 れた 全 ての 運 転 者 に 対 する 適 性 診 断 の 義 務 付 け また 初 任 者 及 び 事 故 を 起 こした 運 転 者 に 対 する 実 技 訓 練 の 義 務 付 け 等 を 速 やかに 行 うこととされたところでご ざいます 現 在 独 立 行 政 法 人 自 動 車 事 故 対 策 機 構 等 が 全 国 の 貸 切 りバス 事 業 者 等 に 対 して 運 転 者 の 運 転 特 性 を 測 定 するための 適 性 診 断 ツールを 提 供 しているところであります これらの 機 関 の 協 力 の 下 に 国 とい たしましても バス 事 業 者 に 対 し 必 要 な 支 援 を 行 い バス 運 転 者 に 対 する 教 育 指 導 の 充 実 に 努 めてまい りたいと 考 えております 田 城 郁 君 実 態 はどうなのかということが 問 われているんだと 思 います 教 える 側 のレベルアップも 求 められているのではないでしょうか 是 非 安 全 研 修 機 関 の 創 設 を 前 向 きに 検 討 していただければと 思 います 次 に 軽 井 沢 スキーバス 事 故 では 新 運 賃 料 金 制 度 では 二 十 七 万 円 のところを 十 九 万 円 で 受 注 され ていたと 報 じられておりますが キースツアーが 取 り 扱 ったツアー 料 金 は 一 万 二 千 三 百 円 一 泊 三 日 で そういう 値 段 でしたね このツアーは 具 体 的 にどのようなサービス 内 容 だったのか 把 握 をされているの でしょうか 一 万 二 千 三 百 円 のうち 幾 らがバス 事 業 者 に 支 払 われる 金 額 であったか 調 査 しているのでし ょうか 調 査 していないのであれば 今 回 の 格 安 料 金 の 内 訳 についても 事 故 対 策 の 中 で 分 析 をすること が 重 要 ではないかと 考 えますが いかがでしょうか 政 府 参 考 人 ( 田 村 明 比 古 君 ) お 答 えいたします キースツアー この 旅 行 会 社 でございますけれども 東 京 都 知 事 登 録 業 者 でございますので 東 京 都 の 立 入 検 査 に 同 行 して 調 査 を 行 ったところでございます 今 回 のスキーバス 事 故 当 日 のツアー これ 出

発 日 で 料 金 が 違 うのでございますけれども スキーバス 事 故 当 日 のツアーにつきましては その 夜 発 日 帰 り あるいは 一 泊 三 日 といったツアーが 設 定 されておりまして ツアー 料 金 はそれぞれ 最 低 価 格 が 一 万 六 百 円 及 び 一 万 三 千 三 百 円 で 設 定 されていたと 承 知 しております また そのツアー 料 金 には バス 代 それからリフト 券 代 それからスキーとかスノーボードの 板 のレンタル 代 でございますとか それか ら 日 帰 り 以 外 の 旅 行 者 については 宿 泊 代 も 含 まれていると 承 知 しております 今 回 のツアー 料 金 のうちバス 事 業 者 に 支 払 われる 分 につきましては この 調 査 の 過 程 でおおむね 六 千 円 近 かったというふうに 聞 いておりますけれども 今 回 の 事 故 発 生 を 受 けて 現 在 事 業 者 間 で 精 査 中 であるというふうに 聞 いております 田 城 郁 君 鳥 鍋 食 べ 放 題 というのも 付 いていたというふうに 聞 いておりますけれども いずれにして も このような 低 額 の 中 で 全 てを 満 たす あるいはバス 事 業 者 にも あるいは 宿 泊 施 設 にも もちろん 旅 行 会 社 にもですが 本 当 に 利 益 がこれで 上 がるのかというような 業 界 全 体 が 疲 弊 していく そうい うような 料 金 体 系 なのではないかと 思 います 是 正 しなければいけないのではないかと 思 いますが 中 間 整 理 において 検 討 に 当 たっての 基 本 的 な 考 えで 速 やかに 講 ずべき 再 発 防 止 として 旅 行 業 者 を 含 めた 安 全 確 保 のための 対 策 強 化 策 適 正 な 運 用 が 当 然 行 われなければなりません 実 効 性 のある 貸 切 りバスの 上 限 下 限 運 賃 の 厳 格 化 とかそういうことですが このような 悲 惨 な 事 故 が 繰 り 返 されぬよ う これも 実 効 性 が 問 われておりますけれども 大 臣 いかがお 考 えでしょうか 国 務 大 臣 ( 石 井 啓 一 君 ) 平 成 二 十 六 年 の 四 月 に 導 入 をいたしました 現 行 の 貸 切 りバスの 運 賃 料 金 制 度 は 人 件 費 や 車 両 の 更 新 など 安 全 運 行 に 必 要 なコストを 適 正 に 運 賃 料 金 に 反 映 した 制 度 となって おります 国 土 交 通 省 といたしましては 貸 切 りバスの 安 全 運 行 の 確 保 のために この 運 賃 料 金 制 度 に 従 って 貸 切 りバス 事 業 者 による 適 正 な 運 賃 料 金 収 受 が 徹 底 されることが 極 めて 重 要 と 考 えております 三 月 二 十 九 日 に 取 りまとめました 軽 井 沢 スキーバス 事 故 検 討 委 員 会 の 中 間 整 理 におきましては 速 や かに 講 ずべき 対 策 といたしまして 貸 切 りバス 事 業 者 と 旅 行 業 者 間 で 取 り 交 わす 書 類 における 運 賃 料 金 の 上 限 下 限 額 の 明 記 また 手 数 料 等 の 確 認 下 限 割 れ 運 賃 等 の 通 報 窓 口 の 設 置 を 行 うこととされ ております これらの 対 策 を 今 年 の 夏 までに 実 行 に 移 すこと 等 によりまして 運 賃 料 金 制 度 の 適 正 な 運 用 を 図 ってまいります 田 城 郁 君 是 非 よろしくお 願 いをいたします 中 間 整 理 では 旅 行 業 者 や いわゆるランドオペレーターの 手 数 料 について 書 面 化 を 実 施 するという ふうにとどまっておりますけれども 安 全 対 策 費 がきちんと 捻 出 できるように 厳 しく 手 数 料 の 上 限 水 準 を 設 定 すべきではないかと 思 います そもそも ランドオペレーター 仲 介 業 者 外 国 の 方 が 多 いので そういう 人 たちがオペレーターが 必 要 なのかもしれませんが そもそも 旅 行 会 社 の 中 にそういうことも 含 めて 業 務 が 遂 行 できるような 体 制 を 取 ること 自 体 が 私 は 必 要 なのではないかと 思 いますが いかがでしょうか 政 府 参 考 人 ( 田 村 明 比 古 君 ) バス 事 業 者 と 旅 行 業 者 の 間 の 手 数 料 の 収 受 これは 民 間 同 士 の 商 取 引 によるものでありまして 従 来 より 認 められているものでございます そして 公 正 取 引 委 員 会 の 見 解 によりますと その 事 業 者 間 で 自 由 に 決 められるべき 手 数 料 の 水 準 が 定 率 になるような 指 導 をするとい うのは 独 占 禁 止 法 違 反 になるおそれがあるというふうに 聞 いております しかしながら 旅 行 業 者 が 過 大 な 手 数 料 や 様 々な 名 称 の 金 銭 取 引 を 求 めた 結 果 下 限 運 賃 を 割 り 安 全 運 行 に 回 すべき 収 入 を 減 少 させる 場 合 は これは 道 路 運 送 法 違 反 になるというふうに 考 えております こうした 手 数 料 それから 閑 散 期 の 販 売 促 進 費 等 様 々な 名 称 の 金 銭 取 引 については 時 期 によって 取 引 の 額 等 も 変 わり 得 るものと 認 識 しております このため 検 討 委 員 会 の 中 間 整 理 では 両 事 業 者 間

の 取 引 全 般 の 書 面 化 の 義 務 付 けに 加 えまして バス 事 業 者 が 安 全 運 行 に 回 すべき 収 入 を 確 保 できている かを 個 別 にチェックするために 通 報 対 応 組 織 を 設 置 することとしておりまして 両 事 業 者 間 の 取 引 関 係 の 適 正 化 に 努 めてまいりたいと 考 えております 田 城 郁 君 ランドオペレーターについては 幾 つか 質 問 を 準 備 しておりましたが 時 間 がもうありませ んので 割 愛 をいたしますが 最 後 に 関 越 ツアーバス 事 故 北 陸 道 高 速 バス 事 故 軽 井 沢 スキーバス 事 故 など 乗 客 を 巻 き 込 んだ 深 刻 な 死 亡 事 故 の 頻 発 は 国 民 に 大 きな 不 安 を 与 えております その 背 景 には まさに 規 制 緩 和 による 過 当 競 争 と それによる 運 転 者 の 過 労 運 転 など 労 働 条 件 の 悪 化 があります 労 働 条 件 の 悪 さ 過 酷 さから 乗 務 員 募 集 もままならず 運 転 手 に 過 重 な 負 担 が 掛 かるという 負 の 連 鎖 に 陥 っております 規 制 緩 和 が 安 全 性 の 低 下 をまさに 法 則 的 に 導 いているのではないかとも 言 えます バスだけでなく タクシー トラックについてもこれは 当 てはまるわけであります 中 間 整 理 では 安 全 確 保 のチェック 体 制 の 強 化 を 図 るようですけれども 国 の 厳 正 厳 格 な 監 査 体 制 も 大 幅 に 強 化 をしな ければ 実 効 性 が 疑 われます また 安 全 コストを 増 大 させるだけでは 業 界 の 疲 弊 を 加 速 させるので 私 が 提 案 をいたしました 安 全 研 修 施 設 の 創 設 やドライブレコーダーや 各 種 安 全 装 置 に 対 する 補 助 金 の 充 実 など ソフト ハード 両 面 からの 一 層 の 国 の 支 援 が 必 要 ではないでしょうか バス 事 業 者 の 体 力 の 強 化 を 図 って 旅 行 業 者 との 交 渉 力 を 引 き 上 げることが 必 要 で 最 低 車 両 数 の 大 幅 引 上 げなどの 規 制 緩 和 の 見 直 しこそが 根 本 的 な 解 決 策 と 考 えます このまま 規 制 緩 和 による 過 度 な 競 争 を 放 置 すれば 観 光 立 国 日 本 の 推 進 の 障 害 となる 状 況 にも 至 りかねません そのために 今 こそバス タクシー トラック 等 自 動 車 運 送 業 全 体 の 正 常 化 のために 行 き 過 ぎた 規 制 緩 和 を 見 直 す 決 断 が 必 要 であると 考 えます 石 井 国 交 大 臣 いかがお 考 えでしょうか 国 務 大 臣 ( 石 井 啓 一 君 ) 貸 切 りバスにつきましては 平 成 十 二 年 の 道 路 運 送 法 の 改 正 によりまして 需 給 調 整 規 制 の 廃 止 を 行 いました 規 制 緩 和 の 結 果 サービスの 多 様 化 など 利 用 者 の 利 便 性 向 上 とい う 点 で 成 果 を 上 げているものと 考 えております 一 方 で 安 全 安 心 なサービスの 確 保 は 需 給 調 整 規 制 の 廃 止 後 においても 最 重 要 の 課 題 であります 今 回 の 軽 井 沢 スキーバス 事 故 対 策 検 討 委 員 会 の 中 間 整 理 においては 最 低 保 有 車 両 数 の 引 上 げについ て 安 全 性 との 因 果 関 係 に 関 するデータや 安 全 確 保 のために 必 要 な 運 行 規 模 を 踏 まえつつ 検 討 すべきで あると また 新 たな 要 件 に 合 致 しなくなる 既 存 事 業 者 の 扱 いについて 検 討 すべきといたしまして 引 き 続 き 検 討 すべき 事 項 とされております これらの 点 を 含 めまして 事 業 参 入 の 際 の 安 全 確 保 に 関 するチェックの 強 化 につきまして この 中 間 整 理 を 踏 まえて 引 き 続 き 検 討 を 進 めまして 本 年 夏 までに 総 合 的 な 対 策 を 取 りまとめ 具 体 的 な 対 策 を 実 施 に 移 してまいります 田 城 郁 君 失 われた 命 を 無 駄 にしないためにも 実 効 性 が 問 われています よろしくお 願 いいたしま す 質 問 を 終 わります