PowerPoint プレゼンテーション

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頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

●電力自由化推進法案

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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スライド 1

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

文化政策情報システムの運用等

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小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

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私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

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独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

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通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

16 日本学生支援機構


学校安全の推進に関する計画の取組事例

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社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

18 国立高等専門学校機構

1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

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●幼児教育振興法案

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

消 費 ~ 軽 減 率 消 費 の 軽 減 率 制 度 が 消 費 率 10% 時 に 導 入 することとされています 平 成 26 年 4 月 1 日 平 成 27 年 10 月 1 日 ( 予 定 ) 消 費 率 5% 消 費 率 8% 消 費 率 10% 軽 減 率 の 導 入 平 成 26

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

1

●労働基準法等の一部を改正する法律案

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

独立行政法人国立病院機構

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

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官報掲載【セット版】

Taro13-公示.jtd

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スライド 1

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

2 導 入 に 係 る 各 課 の 役 割 部 署 名 危 機 管 理 室 主 な 事 務 番 号 法 に 規 定 さ れ た 事 務 へ の 個 人 番 号 の 導 入 に 関 す る こ と 制 度 導 入 に 向 け た 事 務 の 総 括 に 関 す る こ と 個 人 番 号 の 独 自

Taro-01 議案概要.jtd

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

第 節 ○○計画

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

公表表紙

共 通 認 識 1 官 民 較 差 調 整 後 は 退 職 給 付 全 体 でみて 民 間 企 業 の 事 業 主 負 担 と 均 衡 する 水 準 で あれば 最 終 的 な 税 負 担 は 変 わらず 公 務 員 を 優 遇 するものとはならないものであ ること 2 民 間 の 実 態 を 考

社会保険の加入に関する下請指導ガイドラインの改訂等について

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

m07 北見工業大学 様式①

Microsoft Word - 03.大和高田市仕様書 介護認定業務委託 H27

新 行 財 政 改 革 推 進 大 綱 実 施 計 画 個 票 取 組 施 策 国 や 研 究 機 関 への 派 遣 研 修 による 資 質 向 上 の 推 進 鳥 インフルエンザ 等 新 たな 感 染 症 等 に 対 する 検 査 技 術 の 習 得 など 職 員 の 専 門


定款

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Microsoft Word - 通達(参考).doc

3 独 占 禁 止 法 違 反 事 件 の 概 要 (1) 価 格 カルテル 山 形 県 の 庄 内 地 区 に 所 在 する5 農 協 が, 特 定 主 食 用 米 の 販 売 手 数 料 について, 平 成 23 年 1 月 13 日 に 山 形 県 酒 田 市 所 在 の 全 国 農 業 協

5 民 間 事 業 者 における 取 扱 いについて( 概 要 資 料 P.17~19) 6 法 人 番 号 について( 概 要 資 料 P.4) (3) 社 会 保 障 税 番 号 制 度 のスケジュールについて( 概 要 資 料 P.20) 1 平 成 27 年 10 月 から( 施 行 日 は

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スライド 1

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

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学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

臨 床 研 究 事 案 に 関 する 主 な 報 道 概 要 ディオバン 事 案 白 血 病 治 療 薬 タシグナ 事 案 (SIGN 試 験 ) ノバルティス 社 の 高 血 圧 症 治 療 薬 ディオバンに 係 る 臨 床 研 究 において データ 操 作 等 があり 研 究 結 果 の 信 頼

福 山 市 では, 福 山 市 民 の 安 全 に 関 する 条 例 ( 平 成 10 年 条 例 第 12 号 )に 基 づき, 安 全 で 住 みよい 地 域 社 会 の 形 成 を 推 進 しています また, 各 地 域 では, 防 犯 を 始 め 様 々な 安 心 安 全 活 動 に 熱 心

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消 費 生 活 センターに 関 する 条 例 の 制 定 施 行 規 則 第 8 条 地 方 消 費 者 行 政 ガイド ライン 施 行 規 則 において 都 道 府 県 及 び 消 費 生 活 センターを 設 置 する 市 町 村 が 消 費 生 活 センターの 組 織 及 び 運 営 及 び 情

(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す

第2分野 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

 

第 節 ○○計画

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国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

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厚 生 年 金 基 金 制 度 の 概 要 公 的 年 金 たる 厚 生 年 金 の 一 部 を 国 に 代 わって 支 給 ( 代 行 給 付 )しており 当 該 支 給 を 行 うための 費 用 として 事 業 主 から 保 険 料 を 徴 収 している 加 えて 各 基 金 ごとに 上 乗 せ

Transcription:

資 料 2 IoT 社 会 に 向 けたデータ 利 活 用 施 策 及 び サイバーセキュリティ 戦 略 を 受 けた 今 後 の 対 応 2015 年 9 月 29 日 商 務 情 報 政 策 局

2 0.IoT 社 会 に 向 けた 取 組 当 面 の 政 策 対 応 < 利 活 用 環 境 整 備 > <セキュリティ 強 化 > 1.IoT ビッグデータ AIに 関 する ビジョンの 策 定 と 戦 略 的 取 組 2.パーソナルデータの 更 なる 活 用 に 向 けた 取 組 3.IPAの 業 務 としての 監 査 業 務 等 の 明 記 4.ソフトウェアの 脆 弱 性 に 関 する 情 報 の 公 表 5. 重 要 インフラのセキュリティ 対 策 6. 国 際 連 携 の 取 組 7.サイバーセキュリティの 専 門 人 材 の 国 家 資 格 制 度 の 創 設 ( 中 間 報 告 ) <IT 利 用 基 盤 整 備 > 人 材 育 成 技 術 開 発

1.IoT ビッグデータ AIに 関 するビジョンの 策 定 と 戦 略 的 取 組 官 民 で 規 制 改 革 と 新 たな 規 格 形 成 を 目 指 し 各 分 野 ごとに 実 証 的 な 取 組 を 推 進 するとともに ベンチャー 等 のI otを 活 用 したベンチャー 等 の 先 駆 的 なチャレンジを 支 援 このため 官 民 の 羅 針 盤 としてIoT ビッグデータ 人 工 知 能 の 進 展 を 踏 まえた2030 年 の 新 産 業 構 造 ビジョン の 策 定 を 開 始 あらゆる 分 野 で 革 新 的 な 産 業 モデルの 創 出 例 : 自 動 走 行 技 術 を 活 用 した 新 たなサービスの 創 出 ( 自 動 タクシー 自 動 物 流 など) 民 間 やベンチャー 等 の 先 駆 的 な チャレンジを 支 援 する 取 組 IoT 推 進 コンソーシア ム( 仮 称 )を 通 じて 支 援 官 民 で 規 制 改 革 と 新 たな 規 格 形 成 を 目 指 した 実 証 的 な 取 組 将 来 像 の 共 有 ( 新 産 業 構 造 ビジョン) 産 構 審 新 産 業 構 造 部 会 で 議 論 3

参 考 IoT 推 進 に 向 けた 研 究 開 発 実 証 事 業 平 成 28 年 度 概 算 要 求 額 138.6 億 円 ( 新 規 ) 事 業 の 内 容 事 業 目 的 概 要 IoT(モノのデジタル 化 ネットワーク 化 )の 進 展 によって これまで 得 られなかった 様 々なデータの 収 集 が 可 能 となり こうしたビックデー タを 人 工 知 能 (AI) 等 によって 解 析 することで 新 たな 知 見 発 見 を 生 み それを 実 社 会 にフィードバックすることで 新 たな 価 値 が 創 造 される 社 会 が 現 実 的 になりつつある こうしたIoTの 進 展 は あらゆる 産 業 において ビジネスモデルの 革 新 をもたらす 可 能 性 があり 諸 外 国 においても 国 を 挙 げて 環 境 整 備 に 向 けた 取 組 が 進 められているところ 我 が 国 においても 早 急 に (1) 分 野 横 断 的 な 共 通 基 盤 技 術 の 研 究 開 発 (2) 各 分 野 に 関 する 実 証 事 業 を 通 じた 新 たなビジネスモデルの 創 出 を 図 り 我 が 国 産 業 の 競 争 力 強 化 の 基 盤 を 整 備 する データの 収 集 事 業 イメージ IoT(Internet of Things)を 活 用 した 社 会 の 実 現 あらゆるモノがインターネットにつながり 高 度 な 制 御 や 新 たなサービスが 実 現 される 社 会 へ データの 蓄 積 セキュリティ データの 解 析 (1) 分 野 横 断 的 な 共 通 基 盤 技 術 の 研 究 開 発 <データの 収 集 関 係 > 端 末 側 で 高 度 なデータ 処 理 を 行 う 情 報 収 集 システム <データの 蓄 積 関 係 > 超 大 容 量 高 速 の 読 み 書 き 可 能 なデータストレージ <セキュリティ 関 係 > サイバー 攻 撃 からシステムを 守 るための 検 知 予 測 防 御 技 術 <データの 解 析 関 係 > 大 規 模 データの 高 速 処 理 に 最 適 化 したAI 専 用 計 算 機 (1)IoT 推 進 のための 横 断 技 術 開 発 プロジェクト 等 データ 収 集 蓄 積 解 析 等 に 係 る 技 術 について 従 来 に 比 べ て 格 段 に 省 エネルギーで 高 度 なデータ 利 活 用 を 可 能 とする 次 世 代 技 術 を 産 学 官 連 携 で 開 発 (2) 各 分 野 に 関 する 実 証 事 業 ( 実 証 イメージ 例 ) 自 動 走 行 (モビリティ) 地 図 情 報 や センサーから 取 得 した 信 号 自 動 車 の 位 置 情 報 等 を 蓄 積 解 析 し その 結 果 を 反 映 するこ とで 自 動 走 行 の 実 現 とそれによる 交 通 事 故 の 減 少 や 環 境 負 荷 の 低 減 を 実 現 車 載 センサ 需 要 者 に 合 わせた 移 動 の 実 現 (2)IoT 推 進 のための 社 会 システム 推 進 事 業 等 製 造 モビリティ 医 療 健 康 流 通 宇 宙 地 域 社 会 インフ ラ 行 政 等 の 各 分 野 におけるビックデータを 活 用 した 実 証 等 を 行 い 新 たなビジネスモデルの 創 出 を 促 す 製 造 工 場 設 備 の 稼 働 状 況 や 在 庫 状 況 など 設 計 ~ 生 産 ~ 販 売 部 門 から 取 得 したデータ 等 を 蓄 積 解 析 し その 結 果 を 反 映 することで 需 要 を 予 測 した 効 率 的 な 工 場 生 産 を 実 現 行 政 インフラ 各 設 備 の 稼 働 状 況 や 保 安 点 検 記 録 データ 過 去 の 気 温 と 需 要 データ 等 を 蓄 積 解 析 し その 結 果 を 反 映 することで 最 適 な 設 備 更 新 とインフラ 運 営 を 実 現 4

5 参 考 産 業 構 造 審 議 会 新 産 業 構 造 部 会 の 設 置 2015 年 9 月 17 日 第 一 回 開 催 産 業 構 造 審 議 会 総 会 新 産 業 構 造 部 会 検 討 事 項 1[ 具 体 的 な 変 革 の 姿 ] IoT ビッグデータ 人 工 知 能 等 のもたらす 産 業 構 造 就 業 構 造 経 済 社 会 システムの 変 革 がどのよ うなものか 2[ 変 革 のインパクト] これらの 変 革 が どのようなチャンス(リスク)を 生 み 出 し 経 済 社 会 レベルでどのような 課 題 の 解 決 制 約 の 克 服 に 寄 与 するか 3[ 海 外 の 動 向 の 把 握 ] 各 国 政 府 や 海 外 のプレーヤーはどのような 戦 略 を 持 ち どのような 対 応 を 進 めていくのか 4[ 具 体 的 な 処 方 箋 ] 政 府 や 民 間 企 業 さらに 個 々 人 はどのような 戦 略 を 持 ち どのような 対 応 を 進 めていくか について 2030 年 における 経 済 社 会 システムのあるべき 姿 ( 新 産 業 構 造 ビジョン )を 提 示

2.パーソナルデータの 更 なる 活 用 に 向 けた 取 組 6 個 人 情 報 保 護 法 が 改 正 され 個 人 情 報 利 活 用 のための 基 盤 が 整 備 されたところであり 今 後 具 体 的 な 制 度 設 計 を 進 めていく 必 要 一 方 更 なる 利 活 用 のためには データを 提 供 する 個 人 と 情 報 を 取 得 する 者 との 信 頼 関 係 を 構 築 しつつ 事 業 者 の 自 主 的 な 取 組 を 推 進 していくとともに 個 人 の 権 利 を 実 質 的 に 侵 害 する 可 能 性 が 低 いと 考 えられる 場 合 であって 匿 名 化 等 が 現 実 的 に 難 しいと 考 えられるケースについて 対 応 を 検 討 していくことが 必 要 分 類 課 題 対 応 1 事 業 者 の 自 主 的 な 対 応 を 促 進 していくべ きもの 2 個 人 情 報 保 護 法 上 規 程 が 明 確 でないた め 萎 縮 しているもの 3 更 なる 個 人 情 報 の 利 活 用 のために 検 討 すべきもの データ 取 得 利 活 用 に 当 たって 事 業 者 と 消 費 者 との 信 頼 関 係 をどのように 構 築 するか また 分 野 による 特 殊 事 情 にどう 対 応 するか データの 提 供 が 可 能 なデータ 流 通 の 知 見 に 乏 しい 事 業 者 間 の 取 引 をどのように 促 進 するか 個 人 情 報 の 種 類 が 明 確 でない どこまで 処 理 すれば 個 人 情 報 でなくなるのか 匿 名 化 の 程 度 が 明 確 でない 利 用 目 的 の 変 更 範 囲 が 極 めて 限 定 的 に 解 釈 されてい る 個 人 の 権 利 を 実 質 的 に 侵 害 する 可 能 性 は 低 いと 考 え られるものの 同 意 取 得 や 匿 名 化 が 現 実 的 に 難 しいと 考 えられるケース( 別 紙 )がある オンライン 上 の 同 意 取 得 等 ガイドライン 策 定 ( 昨 年 10 月 ) 今 後 分 野 の 特 性 に 応 じたルール 形 成 を 進 めていくことが 重 要 データ 取 引 促 進 のためのガイドライン を 策 定 保 護 法 改 正 によって 対 応 済 み 今 後 具 体 的 な 運 用 を 明 確 にしていく 必 要 今 後 同 意 取 得 との 関 係 整 理 などを 検 討 していく 必 要

7 別 紙 更 なるデータ 利 活 用 を 検 討 すべきケース 1 不 特 定 多 数 の 人 に 同 意 を 取 ることが 現 実 的 ではない 場 合 < 例 > 様 々な 駐 車 場 の 防 犯 カメラのデータを 大 量 に 読 み 込 み 多 様 な 駐 車 場 の 駐 車 枠 を 識 別 して 駐 車 場 内 で 自 動 駐 車 を 制 御 する 人 工 知 能 エンジンの 開 発 を 行 う ケース < 例 > 大 量 の 顔 画 像 を 収 集 し 読 み 込 み 防 犯 のための 顔 画 像 を 認 識 する 人 工 知 能 エンジンの 開 発 高 度 化 を 行 うケース 2 最 終 的 には 匿 名 加 工 するが 分 析 段 階 では 個 人 情 報 である 方 が 精 度 が 高 い 場 合 < 例 > 別 々の 機 関 が 保 有 する 事 故 車 の 損 傷 データと 当 該 事 故 車 のドライバーの 負 傷 状 況 を 掛 け 合 わ せることで 車 の 損 傷 状 況 を 把 握 してドライバー の 損 傷 程 度 を 自 動 的 に 検 証 し 救 急 手 段 を 選 択 する 緊 急 サービスの 改 善 に 用 いるケース

参 考 事 業 者 と 消 費 者 の 信 頼 関 係 構 築 のための 取 組 8 ガイドライン 策 定 + 国 際 標 準 化 マルチステークホルダープロセスの 活 用 パーソナルデータを 利 活 用 したビジネスにおいて データの 取 得 時 に 事 業 者 が 消 費 者 の 理 解 を 十 分 に 得 ないままにパーソナルデー タの 利 活 用 を 進 めた 結 果 消 費 者 の 不 安 や 混 乱 を 招 かないよう 消 費 者 への 情 報 提 供 説 明 を 充 実 させるための 指 針 となる 消 費 者 向 けオンラインサービスにおける 通 知 と 同 意 選 択 のため のガイドライン を 策 定 (2014 年 10 月 ) 2018 年 を 目 標 に 国 際 標 準 化 を 進 めている 相 談 体 制 の 構 築 事 業 者 に 対 して 消 費 者 のよりよいサービス 選 択 に 資 する 情 報 提 供 を 促 す 仕 組 みとして 事 前 相 談 評 価 を 構 築 (2013 年 9 月 ) HEMSにおける 取 組 HEMSデータを 利 活 用 してサービスを 提 供 する 事 業 者 およ び 今 後 当 該 サービスへ 参 入 する 事 業 者 が 個 人 情 報 保 護 等 の 観 点 から 留 意 すべき 点 について 取 りまとめたマニュアルを 策 定 予 定 (2016 年 3 月 末 予 定 ) マルチステークホルダープロセスとは 事 業 者 消 費 者 の 各 代 表 者 及 び 有 識 者 等 の 利 害 関 係 者 が 参 画 するプロセスにおいて それらの 意 見 を 踏 まえたルール 策 定 等 を 行 う 方 法 のこと 改 正 個 人 情 報 保 護 法 における 規 定 匿 名 加 工 情 報 に 係 る 作 成 方 法 等 につき 消 費 者 の 意 見 を 代 表 する 者 その 他 の 関 係 者 の 意 見 を 聴 いて 個 人 情 報 保 護 指 針 が 作 成 されるよう 努 めるべきと 定 められ マルチステー クホルダープロセスの 考 え 方 の 活 用 を 規 定 試 行 的 検 討 の 実 施 同 プロセスの 有 効 性 と 課 題 を 明 らかにして 実 施 手 法 等 を 検 討 することを 目 的 として 事 業 者 消 費 者 代 表 及 び 有 識 者 からなる 検 討 会 を 設 置 し 2015 年 1 月 から3 月 にかけて ク レジットカード 会 社 及 び 加 盟 店 が 行 う 各 種 サービスをユース ケースとして 個 人 情 報 の 匿 名 加 工 方 法 に 関 し 同 プロセ スを 試 行 的 実 施 報 告 書 を 取 り 纏 め 公 表 ( 同 年 5 月 )

9 参 考 データに 関 する 取 引 の 推 進 を 目 的 とした 契 約 ガイドライン 策 定 背 景 経 緯 昨 今 ビッグデータの 分 析 手 法 が 確 立 されたことにより これまで 価 値 が 見 出 されず 利 活 用 がなされてこなかった データについての 価 値 と 利 活 用 への 期 待 が 高 まっている 他 方 それらのデータを 保 有 しながらも 利 活 用 実 績 が ない 事 業 者 は 取 引 のノウハウを 有 しないため 事 業 者 間 のデータの 利 活 用 が 期 待 されるほどには 進 んでいない データ 駆 動 型 ドリブンイノベーション 創 出 戦 略 協 議 会 の 中 間 とりまとめにおいて 契 約 交 渉 に 要 する 時 間 労 力 を 削 減 する 観 点 から データ 取 引 時 に 参 考 となる 契 約 雛 形 の 策 定 を 提 言 (2014 年 11 月 ) 日 本 再 興 戦 略 改 訂 2015 においても 契 約 モデルの 必 要 性 を 記 載 大 量 のパーソナルデータやサプライチェーンの 各 工 程 間 の 取 引 情 報 等 のビッグデータを 活 用 した 新 たなビジネスモデルの 創 出 等 に 向 け 企 業 間 データ 連 携 共 有 を 促 進 するための 標 準 契 約 モデルを 本 年 度 内 に 策 定 する(2015 年 6 月 ) 目 的 概 要 目 的 1 データに 関 する 取 引 における 事 業 者 の 契 約 検 討 契 約 交 渉 労 力 の 軽 減 2 契 約 交 渉 の 負 担 軽 減 による データに 関 する 取 引 の 活 性 化 3 取 引 開 始 後 の 予 期 せぬトラブルの 抑 止 概 要 データに 関 する 取 引 に 係 る 契 約 の 検 討 項 目 と 参 考 ひな 形 で 構 成 検 討 項 目 では データの 利 用 範 囲 保 証 対 価 条 件 等 データに 関 する 取 引 に 係 る 契 約 において 留 意 すべきポイントを 整 理 検 討 項 目 利 用 範 囲 保 証 対 価 条 件 etc 別 紙 参 考 ひな 形

参 考 個 人 情 報 の 保 護 に 関 する 法 律 ( 現 行 )の 概 要 2003 年 5 月 に 成 立 2005 年 4 月 に 施 行 個 人 情 報 とは 生 存 する 個 人 に 関 する 情 報 で 特 定 の 個 人 を 識 別 できるもの( 他 の 情 報 と 容 易 に 照 合 することができ それにより 特 定 の 個 人 を 識 別 することができることとなるものを 含 む ) をいう 5,000 人 分 を 超 える 個 人 情 報 を 取 り 扱 う 事 業 者 が 法 律 に 基 づく 義 務 の 対 象 一 般 私 人 や 小 規 模 取 扱 事 業 者 は 規 制 の 対 象 外 主 要 な 義 務 規 定 利 用 目 的 に 関 する 規 律 個 人 情 報 の 利 用 目 的 の 特 定 ( 15) 目 的 外 利 用 の 禁 止 ( 16) 個 人 情 報 を 取 り 扱 うに 当 たっては 利 用 目 的 をでき るだけ 特 定 し 原 則 として あらかじめ 本 人 同 意 を 得 ないで その 目 的 の 達 成 に 必 要 な 範 囲 を 超 えて 個 人 情 報 を 取 り 扱 ってはならない 適 正 な 取 得 ( 17) 取 得 時 の 利 用 目 的 の 通 知 等 ( 18) 偽 りその 他 不 正 な 手 段 によって 個 人 情 報 を 取 得 し てはならず 取 得 時 は 本 人 へ 速 やかに 利 用 目 的 を 通 知 又 は 公 表 しなければならない また 本 人 から 直 接 書 面 で 取 得 する 場 合 は あらかじめ 本 人 に 利 用 目 的 を 明 示 しなければならない 第 三 者 提 供 の 制 限 第 三 者 提 供 の 制 限 ( 23) あらかじめ 本 人 の 同 意 を 得 ないで 本 人 以 外 の 者 に データを 提 供 してはならない(ただし 例 外 規 定 あり) 委 託 事 業 承 継 及 び 共 同 利 用 の 場 合 は 相 手 方 は 第 三 者 に 該 当 しない 事 故 防 止 のための 措 置 安 全 管 理 措 置 ( 20) 従 業 者 委 託 先 の 監 督 ( 21 22) データの 漏 えいや 滅 失 を 防 ぐため 必 要 かつ 適 切 な 技 術 的 組 織 的 な 保 護 措 置 を 講 じなければならず また 安 全 にデータ 管 理 するため 従 業 者 や 委 託 先 へ 必 要 適 切 な 監 督 を 行 わなければならない 10

参 考 背 景 改 正 個 人 情 報 保 護 法 の 概 要 ( 本 年 9 月 成 立 ) 情 報 通 信 技 術 の 進 展 により 膨 大 なパーソナルデータが 収 集 分 析 される ビッグデータ 時 代 が 到 来 他 方 個 人 情 報 として 取 り 扱 うべき 範 囲 の 曖 昧 さ(グレーゾーン) 等 のために 企 業 は 利 活 用 を 躊 躇 また 国 境 を 越 えて 大 量 のデータが 移 転 される 機 会 が 増 大 し 円 滑 な 移 転 のために 国 際 整 合 的 な 制 度 の 整 備 が 必 要 に 一 方 で いわゆる 名 簿 屋 問 題 等 により 個 人 情 報 の 取 り 扱 いについて 一 般 国 民 の 懸 念 も 増 大 改 正 のポイント( 平 成 27 年 9 月 から2 年 以 内 に 全 面 施 行 ) 1. 個 人 情 報 の 定 義 の 明 確 化 個 人 情 報 の 定 義 の 明 確 化 ( 身 体 的 特 徴 等 が 該 当 ) 要 配 慮 個 人 情 報 に 関 する 規 定 の 整 備 2. 適 切 な 規 律 の 下 で 個 人 情 報 等 の 有 用 性 を 確 保 3. 個 人 情 報 の 保 護 を 強 化 ( 名 簿 屋 対 策 等 ) 4. 個 人 情 報 保 護 委 員 会 の 新 設 及 びその 権 限 5. 個 人 情 報 の 取 扱 いのグローバル 化 6.その 他 改 正 事 項 匿 名 加 工 情 報 に 関 する 加 工 方 法 や 取 扱 い 等 の 規 定 の 整 備 トレーサビリティの 確 保 ( 第 三 者 提 供 に 係 る 確 認 及 び 記 録 の 作 成 義 務 ) 不 正 な 利 益 を 図 る 目 的 による 個 人 情 報 データベース 提 供 罪 の 新 設 個 人 情 報 保 護 委 員 会 を 新 設 し 現 行 の 主 務 大 臣 の 権 限 を 一 元 化 個 人 情 報 保 護 指 針 の 作 成 や 届 出 公 表 等 の 規 定 の 整 備 国 境 を 越 えた 適 用 と 外 国 執 行 当 局 への 情 報 提 供 に 関 する 規 定 の 整 備 外 国 にある 第 三 者 への 個 人 データの 提 供 に 関 する 規 定 の 整 備 本 人 同 意 を 得 ない 第 三 者 提 供 (オプトアウト 規 定 )の 届 出 公 表 等 厳 格 化 利 用 目 的 の 変 更 を 可 能 とする 規 定 の 整 備 取 り 扱 う 個 人 情 報 が5,000 人 分 以 下 の 小 規 模 取 扱 事 業 者 への 対 応 11

参 考 サイバーセキュリティ 戦 略 ( 平 成 27 年 9 月 4 日 閣 議 決 定 )を 踏 まえた 主 な 取 組 予 算 制 度 政 府 機 関 を 守 る 取 組 国 による 監 視 監 査 調 査 の 対 象 を 独 立 行 政 法 人 府 省 庁 と 一 体 となり 公 的 業 務 を 行 う 特 殊 法 人 等 に 拡 大 予 算 情 報 共 有 体 制 の 強 化 :IPAが 企 業 から 収 集 した 攻 撃 情 報 を 解 析 迅 速 に 共 有 することにより 被 害 拡 大 を 防 止 予 算 サイバーレスキュー 隊 の 派 遣 : 事 業 者 が 攻 撃 の 発 生 を 通 報 した 場 合 政 府 が 支 援 実 態 解 明 を 進 める 得 られた 情 報 は 関 係 者 間 で 積 極 的 に 共 有 ガイドライン 制 御 系 対 策 ( 技 術 基 準 や 保 安 規 定 の 整 備 ) 制 御 システムやスマートメーターのセキュリティリスクに 対 応 するた め 新 たな 対 策 ガイドライン 等 を 策 定 人 材 の 育 成 : 重 要 インフラを 守 る 取 組 予 算 予 算 制 度 基 盤 整 備 のための 取 組 企 業 を 守 る 取 組 ガイドライン 経 営 ガイドラインの 策 定 : 最 新 の 攻 撃 情 報 を 踏 まえた 対 策 等 の 重 要 性 を 経 営 層 に 認 識 して もらうためのガイドラインの 策 定 同 ガイドラインに 基 づく 第 三 者 認 証 を 実 施 予 定 予 算 IoTシステムのセキュリティに 係 る 制 度 整 備 技 術 開 発 : エネルギー 自 動 車 医 療 分 野 等 に 活 用 できるセキュリティに 係 る 総 合 的 な 基 準 整 備 及 び 技 術 開 発 広 報 普 及 啓 発 活 動 の 実 施 : 各 種 セミナーの 実 施 等 最 新 の 攻 撃 手 口 の 共 有 体 制 提 供 等 の 支 援 若 年 層 の 優 秀 なセキュリティ 人 材 の 早 期 発 掘 イベントの 拡 充 独 創 的 なアイディアと 技 術 を 活 用 する 突 出 した 能 力 を 持 つ 若 年 層 の 人 材 を 発 掘 育 成 情 報 処 理 技 術 者 試 験 を 活 用 し 実 践 的 能 力 を 適 時 適 切 に 評 価 できる 資 格 制 度 の 創 設 脆 弱 性 情 報 の 収 集 公 表 : 制 度 ソフトウェアの 脆 弱 性 に 関 し 開 発 者 の 同 意 がない 場 合 も 必 要 に 応 じ 公 表 政 府 系 ファンド 等 の 活 用 : その 他 政 府 系 ファンドの 活 用 により セキュリティ 企 業 の 競 争 力 強 化 国 際 連 携 の 強 化 : その 他 幅 広 い 分 野 で 国 際 協 力 体 制 を 確 立 し サイバー 空 間 の 安 全 を 確 保 12

3.サイバーセキュリティ 対 策 強 化 に 係 るIPAの 業 務 サイバーセキュリティ 戦 略 では 現 在 国 の 行 政 機 関 に 対 して 実 施 している 監 視 監 査 原 因 究 明 調 査 業 務 の 対 象 範 囲 を 独 立 行 政 法 人 や 一 部 の 特 殊 法 人 等 に 拡 大 すること その 推 進 体 制 において IPAをはじめとした 専 門 機 関 の 知 見 を 活 用 することが 明 記 された IPAは 現 在 民 間 企 業 等 を 中 心 として 実 施 しているセキュリティ 対 策 強 化 に 向 けた 業 務 を 今 後 強 化 していく 予 定 1セキュリティ 対 策 の 基 準 ガイドラインをつく る 国 の 行 政 機 関 独 法 等 民 間 企 業 等 IPAの 現 行 業 務 セキュリティ 強 化 に 向 けた 情 報 提 供 (ガイドラインの 策 定 ) 2 対 策 の 実 施 を 確 認 演 習 ( 監 査 ) 3 不 正 アクセスを 見 つ ける( 監 視 ) サイバーセキュリティ 本 部 NISCの 業 務 対 策 強 化 が 必 要 4 事 故 対 応 原 因 究 明 ( 調 査 ) 5 情 報 収 集 分 析 発 信 知 見 の 提 供 人 材 育 成 IPAの 現 行 業 務 緊 急 時 の 初 動 対 応 (サイバーレスキュー 隊 ) セキュリティ 強 化 に 向 けた 情 報 提 供 ( 重 要 インフラ 企 業 への 情 報 共 有 (J-CSIP) 等 ) 13

14 4.ソフトウェア 製 品 の 危 険 性 に 関 する 情 報 の 公 表 現 在 は IPAを 窓 口 として ソフトウェア 製 品 の 脆 弱 性 については 情 報 を 収 集 し 開 発 者 と 調 整 の 上 公 表 してユーザーへの 注 意 喚 起 を 行 っているが 開 発 者 との 調 整 で 同 意 が 得 られないケースや 脆 弱 性 に 当 てはまらない 危 険 性 情 報 の 取 扱 いは 定 められていない ソフトウェア 製 品 における 脆 弱 性 等 の 危 険 性 情 報 に 関 し 公 表 手 続 等 の 取 扱 いを 明 確 化 することが 必 要 近 年 ソフトウェア 製 品 の 危 険 性 に 起 因 する 情 報 漏 洩 や 不 適 切 作 動 等 のリスクが 深 刻 化 今 後 IoTが 進 む 中 で その 社 会 的 影 響 は 更 に 増 大 例 1: (2013 年 12 月 )バイドゥ( 株 )の 日 本 語 入 力 システムが ユーザに 無 断 で 入 力 情 報 を 外 部 に 送 信 して いることが 判 明 例 2: (2015 年 7 月 )クライスラーの 自 動 車 に 搭 載 されたシステムに 脆 弱 性 が 発 見 され ブレーキやエンジンのオ ン/オフが 遠 隔 から 操 作 できることが 発 覚 47 万 台 超 に 影 響 が 及 んだ

5. 重 要 インフラのセキュリティ 対 策 NISCが 策 定 した 第 3 次 行 動 計 画 に 基 づく 取 組 を 推 進 また 当 省 の 取 組 として 標 的 型 攻 撃 の 情 報 共 有 制 御 機 器 の 認 証 研 究 開 発 等 対 策 を 複 合 的 に 推 進 更 なるJ-CSIPの 体 制 強 化 が 必 要 <NISCが 策 定 した 第 3 次 行 動 計 画 に 基 づく 取 組 > 電 力 ガス 石 油 化 学 クレジット 等 13の 重 要 インフラ 分 野 に 関 して 安 全 基 準 等 の 整 備 浸 透 情 報 共 有 体 制 の 強 化 障 害 対 応 体 制 の 強 化 リスクマネジメント 防 護 基 盤 の 強 化 等 を 実 施 <サイバー 情 報 共 有 イニシアティブ(J-CSIP)> 独 立 行 政 法 人 情 報 処 理 推 進 機 構 (IPA)が 重 要 インフラ 分 野 等 ( 電 力 化 学 ガス 石 油 重 工 資 源 開 発 の6 業 種 (61 組 織 ))における 情 報 共 有 網 を 構 築 各 社 と 秘 密 保 持 契 約 を 結 び 情 報 収 集 解 析 共 有 等 を 実 施 < 制 御 システムセキュリティの 対 策 の 推 進 > 技 術 研 究 組 合 制 御 システムセキュリティセンター(CSSC)が 昨 年 度 より インフラを 制 御 する 制 御 機 器 のセキュリ ティ 認 証 を 開 始 < 研 究 開 発 支 援 > 戦 略 的 イノベーション 創 造 プログラム(SIP)のテーマの 一 つに 重 要 インフラ 等 におけるサイバーセキュリティの 確 保 が 選 定 され 今 後 研 究 開 発 を 実 施 重 要 インフラ 事 業 者 (13 分 野 ) 安 全 基 準 等 の 整 備 浸 透 第 3 次 行 動 計 画 の 枠 組 み 情 報 共 有 体 制 の 強 化 NISC 障 害 対 応 体 制 の 強 化 重 要 インフラ 所 管 省 庁 ( 金 融 庁 総 務 省 国 交 省 経 産 省 国 交 省 ) 関 係 機 関 等 (IPA 等 ) 重 要 インフラの 情 報 セキュリティに 係 る 第 3 次 行 動 計 画 リスクマネジ メント 防 護 基 盤 の 強 化 サイバー 攻 撃 情 報 共 有 体 制 (J-CSIP) サイバー 攻 撃 情 報 の 収 集 重 要 インフラ 等 企 業 ( 重 工 電 気 ガス 化 学 石 油 資 源 開 発 ( 今 年 2 月 に 追 加 )) 攻 撃 手 口 を 解 析 し 提 供 者 の 営 業 秘 密 等 保 護 のための 匿 名 化 を 行 った 上 で 共 有 ( 共 有 件 数 : 500 件 以 上 ( 累 計 )) 15

6. 国 際 連 携 の 取 組 政 府 民 間 機 関 等 のあらゆるレベルでの 国 際 連 携 を 推 進 < 政 府 機 関 間 の 連 携 > 北 米 : 日 米 サイバー 対 話 等 による 緊 密 な 連 携 対 応 アジア 大 洋 州 : 日 ASEAN 情 報 セキュリティ 政 策 会 議 等 による 協 力 関 係 の 更 なる 深 化 拡 大 その 他 : 欧 州 ( 英 仏 エストニア EU) アジア( 日 中 韓 ) 豪 ロシアと 政 府 間 サイバー 協 議 を 実 施 < 民 間 専 門 機 関 間 の 連 携 ( 一 般 社 団 法 人 JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC))> JPCERT/CCが 日 本 の 窓 口 CSIRT( )となり 世 界 約 100カ 国 の 窓 口 CSIRTと 連 携 サイバー 攻 撃 に 対 し て 共 同 対 処 を 実 施 また ASEANを 中 心 に 現 地 指 導 やOJT 等 によるCSIRT 構 築 も 支 援 ( )Computer Security Incident Response Team 日 ASEAN 情 報 セキュリティ 政 策 会 議 国 際 連 携 によるサイバー 攻 撃 対 処 日 本 被 害 企 業 サイバー 攻 撃 A 国 攻 撃 元 サーバー 被 害 報 告 対 応 助 言 攻 撃 元 サーバー の 停 止 依 頼 停 止 を 調 整 ( 出 典 )NISC サイバーセキュリティ 戦 略 本 部 第 4 回 会 議 資 料 海 外 CSIRT 等 16

7. 情 報 セキュリティ 人 材 の 育 成 確 保 について( 中 間 報 告 ) 実 践 的 な 能 力 を 適 時 適 切 に 評 価 できる 試 験 制 度 の 充 実 を 図 る ( 日 本 再 興 戦 略 改 訂 2015)を 踏 まえ 良 質 な 情 報 セキュリティ 人 材 の 供 給 のために 情 報 セキュリティスペシャリスト 試 験 をベースとした 登 録 制 度 の 創 設 を 目 指 す 登 録 制 度 では 更 新 制 度 や 登 録 簿 公 開 等 により 実 践 的 な 能 力 など 質 を 担 保 するとともに 実 務 経 験 者 や 過 去 の 試 験 合 格 者 などへの 門 戸 拡 大 により 量 も 確 保 主 としてユーザ 企 業 を 対 象 に 情 報 セキュリティマネジメント 試 験 を 新 たに 導 入 予 定 今 後 必 要 となる 情 報 セキュリティ 人 材 像 と 育 成 確 保 ホワイトハッカーのような 高 度 セキュリティ 技 術 者 人 材 の 発 掘 育 成 に 関 する 取 組 を 継 続 改 善 ユーザ 企 業 の 事 業 部 門 や 情 報 システム 部 門 において 自 社 の 情 報 セキュリティ 技 術 者 と 連 携 して 情 報 セキュリティの 確 保 を 管 理 する 人 材 情 報 セキュリティマネジメント 試 験 ユーザ 企 業 やベンダ 企 業 の 情 報 システムを 設 計 開 発 運 用 する 担 当 者 として 必 要 な 情 報 セキュリティに 関 する 高 度 な 知 識 技 能 を 身 に 付 けた 人 材 情 報 セキュリティスペシャリストの 登 録 制 度 登 録 制 度 の 概 要 主 な 対 象 者 情 報 セキュリティスペシャリスト 試 験 合 格 者 更 新 制 度 - 目 的 : 最 新 の 専 門 的 な 知 識 技 能 の 習 得 や 資 質 の 維 持 向 上 - 規 模 :2020 年 に3 万 人 超 - 3 年 ごとに 更 新 - 登 録 者 の 活 用 に 関 する 施 策 の 実 施 - 主 な 要 件 : 情 報 セキュリティスペシャリスト 試 験 の 一 部 再 受 験 最 新 の 知 識 や 技 能 に 関 する 講 習 の 受 講 登 録 簿 公 開 業 務 経 歴 による 検 索 機 能 登 録 者 コミュニティ - 最 新 のインシデント 情 報 の 提 供 17 - コミュニティ 参 加 者 同 士 の 切 磋 琢 磨 17