時 Q&A 1 赤 色 (1) 赤 い 水 水 道 工 事 や 火 災 で 消 火 栓 から 多 量 の 放 水 をした 時 配 給 水 管 の 腐 食 鉄 サビ( 水 酸 化 第 二 鉄 )の 流 出 対 応 方 法 1 2 白 色 (1) 白 い 水 ( 数 秒 水 道 設 備 や 給 水 装 置 後 に 透 明 になる が 負 圧 になり, 吸 引 空 気 対 応 方 法 2(1) が 微 細 気 泡 化 浄 水 場 のポンプ 等 が 何 ら かの 原 因 で 空 気 を 吸 引 (2) 白 い 水 (5 分 間 以 上 亜 鉛 メッキ 鋼 管 等 放 置 しても 色 が 消 えな からの 亜 鉛 の 流 出 い 場 合 ) (3) 氷 の 中 央 部 に 白 水 が 凍 る 時, 水 だけが い 固 形 物 凍 っていくため, 空 気 やミネラル 分 が 中 央 部 に 濃 縮 対 応 方 法 2 (2)(3) ( 4 ) 蛇 口,やかん, 加 湿 器 の 吹 き 出 し 口 周 辺 に 白 い 固 形 物 が 付 着 水 道 水 中 のミネラル 分 (カルシウム,マグネシウム 等 )が 濃 縮 して 付 着 対 応 方 法 2(4)
3 黒 色 (1) 蛇 口 や 食 器 の 水 適 度 の 温 度 と 湿 気, 切 りかごなどが 黒 くなる 通 気 性 が 悪 い 条 件 下 で 細 菌,カビ 類 の 繁 殖 (2) 哺 乳 ビンの 乳 首 が 黒 くなる 対 応 方 法 3(1) 哺 乳 ビンの 乳 首 に 含 まれる 硫 黄 分 と 給 湯 設 備 から 溶 出 する 銅 が 反 応 して 硫 化 銅 となり 黒 変 細 菌 やカビの 繁 殖 対 応 方 法 3(2) ( 1 ) 4 青 色 浴 槽 の 水 が 水 は, 長 波 長 ( 赤, 橙, 黄 )の 緑 色 青 く 見 える 光 を 吸 収 し, 中 波 長 ( 青, 緑 ) の 光 を 通 過 させる 性 質 があり, 光 の 散 乱 により 青 く 見 える ( 2 ) 青 い 底 のプール の 水 が 緑 色 に 見 える 対 応 方 法 4(1) 水 中 の 微 量 の 鉄 分 の 黄 色 とプールの 底 の 青 色 が 重 なって 緑 色 にみえる 対 応 方 法 4(2)
( 1 ) 5 桃 色 浴 室, 便 器 などに 適 度 の 温 度 と 湿 度, 通 気 性 紫 色 ピンク 色 等 のもの が 悪 い 条 件 で 細 菌,カビ 類 が 付 着 する の 繁 殖 対 応 方 法 5(1) ( 2 ) ふきんやタオルなど がピンク 色 や 紫 色 になる 適 度 の 温 度 と 湿 度, 通 気 性 が 悪 い 条 件 で 細 菌,カビ 類 の 繁 殖 対 応 方 法 5(2) 6 臭 気 ( 1 ) 朝 の 使 い 始 め 人 の 臭 いに 対 する 感 度 は, に 臭 いを 感 じ 朝 起 床 した 時 が 一 番 強 い 対 応 方 法 6(1) る 時 と 言 われている 水 道 水 が 給 水 管 の 中 に 長 時 間 滞 留 した 時 ( 2 ) 水 が 塩 素 臭 い 水 道 水 中 の 残 留 塩 素 であり, 法 律 により, 塩 素 消 毒 が 義 務 付 けられている
( 3 ) 対 応 方 法 6 (2)(3) カビ 臭 植 物 性 プランクトン 及 び 放 線 菌 が 産 生 する2-MIB,ジェオス ミンによる 大 雨 により 河 床 から 底 泥 が 巻 き 上 げられたことによる ( 4 ) 油 臭, 薬 品 臭 を 感 じる 時 給 水 管 等 の 新 設 や 布 設 替 え 工 事 で 使 用 する 切 削 油 が 給 水 管 等 内 に 付 着 給 水 装 置 の 汚 染 や 誤 配 管 対 応 方 法 6(4) ( 5 ) シンナー 臭 給 水 装 置 の 新 設 や 布 設 替 え あるいは 家 屋 の 新 築, 改 築 時 の 内 装, 外 装 工 事 を 行 った 時 給 水 管 工 事 に 接 着 剤 を 使 用 した 時 対 応 方 法 6(5) 新 築, 改 築 時 に 塗 装 工 事 を 行 った 時
7 ( 1 ) 味 金 属 の 味 給 水 管 からの 鉄, がする 亜 鉛 等 の 金 属 対 応 方 法 7 の 溶 出 8 ( 1 ) その 他 お 湯 を 入 れる ガラス 製 容 器 等 ガラス 製 容 器 のケイ 酸 成 分 等 対 応 方 法 8(1) にキラキラ 光 る が 溶 出 すること 異 物 が 混 ざっ などによるフレー ている クス 現 象 ( 2 ) 容 器 に 水 を 汲 み 汲 み 置 きして 水 道 水 の 置 きすると, 容 器 残 留 塩 素 がなくなると, がヌルヌルする 空 気 中 の 雑 菌 やカビが 対 応 方 法 8(2) 容 器 の 壁 面 に 付 着 し 繁 殖 する
対 応 方 法 1 赤 色 ( 赤 い 水 ) 1 近 くで 水 道 工 事 があったとき 又 は 火 災 などで 消 火 栓 から 多 量 の 放 水 が 行 われたときなど, 急 激 な 水 の 流 れの 変 化 により, 一 時 的 に 配 水 管 内 部 の サビや 汚 れが 出 てくる 場 合 があります 2 給 水 管 に 亜 鉛 メッキ 鋼 管 が 使 用 されているとき 又 は 継 手 などの 一 部 に 鋼 製 の 材 料 が 使 用 されているときにも 起 こる 場 合 があります これは, 露 出 した 鉄 面 が 空 気 中 で 錆 びるのと 同 様 に 水 中 でも 徐 々に 錆 び,このサビが 水 の 使 い 始 めに 赤 水 となって 出 てくるためです 朝 の 使 い 始 めに 赤 水 が 発 生 し,1 分 間 以 内 に 収 まるとき, 隣 家 で 同 様 な 現 象 がないときは, 給 水 管 が 原 因 と 考 えられます また, 隣 家 で 同 様 な 現 象 があるときは, 配 水 管 が 原 因 と 考 えられます 1 コップに 水 を 取 って 明 らかに 赤 いときには 飲 用 しないでください 2 赤 水 が 出 るときは,しばらく 流 してきれいになってから 飲 用 してくだ さい このとき 放 流 した 水 は, 掃 除 や 植 木, 庭 のまき 水 等 飲 用 以 外 に 使 用 してください ( 安 全 性 ) 鉄 は 人 体 にとって 必 須 元 素 であり,1 日 に10~12mg 必 要 とされま す また, 鉄 による 少 量 の 赤 水 を 誤 って 飲 んでしまったとしても, 鉄 は 人 体 への 吸 収 率 が 低 く, 大 部 分 が 排 出 されてしまいますので 心 配 ありません 2 白 色 ( 白 い 水 等 ) (1) 白 い 水, 白 いお 湯 が 出 る( 数 分 間 放 置 すると 消 える 場 合 ) 1 容 器 に 水 を 入 れたとき, 下 の 方 から 透 明 になり 白 い 濁 りがなくなる 場 合 は, 原 因 は 空 気 であり, 安 全 性 については 心 配 ありません これは, 蛇 口 から 水 道 水 を 勢 いよく 出 すと 蛇 口 の 内 部 が 負 圧 になり, 蛇 口 の 上 部 から 空 気 を 吸 い 込 み,それが 細 かい 気 泡 になるためです この 気 泡 は 小 さいた め, 水 やお 湯 が 白 く 濁 って 見 えます しかし, 数 分 間 放 置 すると 徐 々に 下 の 方 から 透 明 になってきます 2 給 湯 用 の 蛇 口 から 出 るお 湯 にも 同 様 の 現 象 が 見 られ, 空 気 の 吸 い 込 み のほかに, 水 に 溶 けている 空 気 の 放 出 が 考 えられます つまり, 湯 沸 器 の
中 で 水 が 急 激 に 加 熱 されると, 水 中 に 溶 け 込 んでいる 空 気 が 溶 けているこ とができなくなります 3 浄 水 場 のポンプなどが 何 らかの 原 因 で 空 気 を 吸 い 込 んだ 場 合 にも, 白 い 水 が 発 生 するときがあります このような 場 合 は, 広 い 配 水 系 統 に 白 い 濁 りが 発 生 しますが, 空 気 ですからコップに 入 れて 置 いておけば, 徐 々に 下 の 方 から 透 明 になってきます 白 濁 の 原 因 は 気 泡 であるため, 数 分 後 には 気 泡 が 抜 けると 同 時 に 下 の 方 から 徐 々に 透 明 になるので, 飲 んでも 問 題 はありません どうしても 気 に なるようでしたら, 市 の 指 定 工 事 店 などに 給 水 器 具 の 点 検 をお 願 いしてみ てください ( 安 全 性 ) いずれの 場 合 であっても, 原 因 は 水 中 に 溶 け 込 んだ 空 気 であるため, 安 全 性 に 問 題 はありません (2) 白 い 水 が 出 る(5 分 間 以 上 放 置 しても 色 が 消 えない 場 合,ただし, 受 水 槽 などで 防 錆 剤 注 入 器 を 使 用 していない 場 合 に 限 る ) 給 水 管 に 亜 鉛 メッキ 鋼 管 を 使 用 していると, 亜 鉛 が 溶 け 出 して 白 い 水 が 出 たり, 又 は 沸 かすと 白 くなったりすることがあります この 現 象 は, 給 水 管 内 に 水 が 溜 まっている 時 間 が 長 いほど 発 生 しやすく, 朝 の 使 い 始 めに よく 見 られます 1 朝 の 使 い 始 めに 給 水 管 に 滞 留 した 水 を 排 水 し, 他 の 用 途 に 利 用 してく ださい 2 亜 鉛 の 溶 出 が 進 行 すると, 鋼 管 が 露 出 してサビによる 赤 水 が 発 生 しや すくなりますので, 症 状 がひどい 場 合 には, 給 水 管 を 他 の 種 類 の 管 に 布 設 替 えすることをお 勧 めします ( 安 全 性 ) 亜 鉛 は 人 体 にとって 必 須 元 素 であり, 食 品 などから1 日 に6~12mg を 摂 取 しなければならないとされる 成 分 です 亜 鉛 の 水 質 基 準 値 は1.0 mg/lとなっていますが,これは 有 害 であるからではなく, 着 色 したり 味 が 悪 くなったりすることから 決 められた 値 です 亜 鉛 は 毒 性 が 低 く, 必 要 以 上 に 取 り 入 れられた 場 合 は, 体 外 に 排 出 されますので, 極 めて 大 量 に 取 り 入 れられた 場 合 を 除 き 健 康 に 問 題 はありません (3) 氷 を 作 ったとき, 氷 の 中 央 部 が 白 く 不 透 明 になる
水 道 水 中 にはミネラル 分 が 含 まれており,これが 適 度 に 水 の 味 を 良 くし ています 水 が 凍 るときは 外 側 から 水 の 部 分 が 徐 々に 凍 り, 水 に 溶 けてい た 空 気 やミネラル 分 が 中 央 に 集 められる 現 象 が 起 こります そのため,で き 上 がった 氷 の 中 央 部 は 白 く 不 透 明 になってしまいます 市 販 されている 氷 や, 業 務 用 の 製 氷 機 で 作 った 氷 は, 中 央 部 の 不 透 明 な 部 分 を 取 り 除 きながら 凍 らせていくため,できた 氷 は 透 明 に 見 えます ( 安 全 性 ) 白 く 不 透 明 な 部 分 は 空 気 やミネラル 分 ですから, 問 題 ありません ミネ ラル 分 とは, 人 体 に 必 要 なカルシウム,マグネシウム,リン,ケイ 酸 など の 鉱 物 性 栄 養 素 のことで, 適 度 に 入 っていると 水 がおいしくなります (4) 蛇 口,やかん, 加 湿 器 の 吹 き 出 し 口 のまわりに 白 いものができる 水 道 水 中 には, 適 度 に 水 の 味 を 良 くするミネラル 分 が 含 まれています このミネラル 分 は, 水 が 蒸 発 すると 後 に 付 着 して 残 ります 蛇 口 部 分 は 水 にぬれたり, 乾 いたりを 繰 り 返 していますので,その 部 分 にミネラル 分 が 付 着 して 徐 々に 白 くなっていきます 特 に, 給 湯 用 の 蛇 口 は 水 温 が 高 く 蒸 発 しやすいため,この 現 象 がよく 見 られます 1 水 を 使 用 している 場 所 では, 常 に 目 に 見 えない 細 かい 水 が 飛 び 散 って います ミネラル 分 の 付 着 を 防 止 するには, 水 滴 が 付 着 していない 箇 所 も 含 めた 水 回 りの 手 入 れをこまめにすることが 必 要 です 2 付 着 物 は, 食 酢 などを 使 って 拭 き 取 ると, 落 ちやすくなるようです ( 安 全 性 ) 白 い 付 着 物 はミネラル 分 ですから 問 題 ありません 3 黒 色 (1) 蛇 口, 水 切 りかご, 風 呂 のタイルなどが 黒 色 になる 1 蛇 口, 水 切 りかご, 浴 室 などは 乾 燥 しにくく, 水 滴 が 残 りがちです こうした 所 に 空 気 中 の 細 菌 やカビなどが 付 着 して 繁 殖 し, 黒 色 の 付 着 物 と なることがあります 1 洗 剤 でよく 洗 い, 塩 素 系 漂 白 剤 などで 除 菌 して 下 さい
2 こうした 現 象 が 頻 繁 に 起 きる 容 器 や 浴 室 は, 洗 ったあと, 通 気 をよく して 十 分 乾 燥 するとともに, 日 常 の 手 入 れをこまめにすることをお 勧 めし ます (2) 哺 乳 ビンの 乳 首 が 黒 色 になる 1 給 水 管 に 使 用 している 銅 管,または 湯 沸 器 に 使 用 している 銅 管 から, 水 道 水 中 にごくわずかの 銅 が 溶 け 出 します その 銅 と 乳 首 のゴム 中 の 硫 黄 分 が 反 応 して 黒 色 の 硫 化 銅 ができるといわれています 2 空 気 中 の 細 菌 やカビによる 場 合 も 考 えられます 1 細 菌 やカビの 繁 殖 によることもあるので, 水 に 乳 首 を 入 れて 約 5 分 間 煮 沸 消 毒 した 後,よく 洗 って 下 さい それでも 取 れない 時 は,ゴムの 変 色 と 考 えられますので,そのまま 使 用 しても 差 し 支 えないと 思 われます 2 乳 児 のことですので, 気 になる 方 は 新 しい 乳 首 を 使 用 した 方 がよいと 思 います 4 青 色 や 緑 色 (1) 浴 槽 などの 水 が 青 く 見 える 1 光 が 水 に 当 たると, 青 い 光 が 散 乱 され, 赤 い 光 が 吸 収 されるため, 海 や 湖 は 青 く 見 えます 家 の 中 でも, 風 呂 などの 大 きな 容 器 に 水 を 溜 めた 場 合,これと 同 じ 現 象 で 青 く 見 えることがあります 特 に, 青 の 補 色 である アイボリー 系 の 浴 槽 に 多 く 見 られます 2 浴 槽, 洗 面 台 等 の 一 部 が 青 くなったりするのは, 給 湯 器 や 配 管, 蛇 口 に 使 われる 銅 管 や 真 ちゅうから 溶 け 出 した 銅 が 原 因 となる 場 合 があります ただし, 溶 け 出 した 銅 により, 水 そのものが 青 く 見 えるには, 高 濃 度 ( 約 100mg/L 以 上 )の 銅 が 溶 け 出 さなければなりません 実 際 にはこの ようなことは 起 こりにくく, 銅 の 溶 出 により 青 い 水 が 出 ることはまずあり ません 1 光 の 散 乱, 吸 収 により 青 く 見 えるだけであり, 水 そのものに 問 題 はあ りません (2) 青 い 底 のプールの 水 が 緑 色 に 見 える 1 水 道 水 中 には, 微 量 の 鉄 分 が 含 まれていることがあります そして,
プールの 底 が 青 い 場 合 には, 鉄 分 の 黄 色 とプールの 底 の 青 色 が 重 なって 緑 色 に 見 えることがあります 2 シーズンオフに 消 毒 用 の 塩 素 がなくなると, 藻 が 繁 殖 して 緑 色 になる こともあります 5 桃 色 や 紫 色 (1) 浴 室, 便 器 などにピンク 色 等 のものが 付 着 する 1 湿 気 の 多 い 浴 槽 の 床 やタイルの 目 地, 洗 面 所 のプラスチック 容 器, 便 器 などに 空 気 中 に 浮 遊 している 細 菌 やカビが 繁 殖 すると,ピンク 色 やオレ ンジ 色 に 着 色 することがあります 1 予 防 するには 通 気 を 良 くし, 頻 繁 に 清 掃 して 細 菌 などの 栄 養 分 である 汚 れを 取 り 除 くことが 効 果 的 です 2 着 色 しているものを 取 り 除 くには, 換 気 を 行 いながらアルコールや 塩 素 系 洗 浄 剤 を 使 って 清 掃 して 下 さい (2)ふきんやタオルなどがピンク 色 や 紫 色 になる 1 ふきんやタオルなどは, 湿 気 を 帯 びたり, 石 けんカス, 湯 あか, 汚 物 などで 汚 れやすいため, 空 気 中 に 浮 遊 している 細 菌 やカビが 付 着, 繁 殖 し やすくなります なお, 高 温 多 湿 の 場 所 や 梅 雨 の 季 節 は, 特 に 細 菌 などが 繁 殖 しやすくなります これらの 中 には, 繁 殖 に 伴 って 特 定 の 色 素 を 作 る ものがあるため, 条 件 によっては,このような 現 象 が 生 じます 2 水 道 水 は 消 毒 されており, 細 菌 などが 生 息 することはできません し かし, 蛇 口 から 出 てしばらく 経 った 水 は 消 毒 効 果 がなくなり, 温 度 や 湿 度 などの 条 件 が 揃 えば 細 菌 などが 繁 殖 しやすくなります 1 細 菌 などで 着 色 されたふきんは,そのまま 使 用 せず, 台 所 用 漂 白 剤 な どで 漂 白 し,よく 洗 ってから 使 用 して 下 さい また, 使 用 後 のふきんは, よく 乾 燥 することをお 勧 めします なお, 色 もののタオルを 除 菌 のために 漂 白 するときは, 色 落 ちが 起 こる 場 合 がありますので 注 意 してください
6 臭 気 (1) 朝 の 使 い 始 めに 臭 いを 感 じる 時 ( 原 因 と 対 応 ) 1 一 般 的 に, 人 の 臭 いに 対 する 感 度 は, 朝 起 床 した 時 に 一 番 強 いと 言 わ れています 朝 の 使 い 始 めだけ 強 く 感 じる 場 合 でも, 実 際 に 試 験 してみる と 通 常 の 臭 いと 同 じ 位 であるという 場 合 が 少 なくありません 2 水 道 水 が 給 水 管 の 中 に 長 い 時 間 滞 留 していると, 使 用 して いる 管 の 種 類 によりいろいろな 臭 いが 水 につくことがあります 特 に, 新 しい 管 の 時 は 強 く 臭 うこともありますが, 使 用 するにつれ 臭 いがなくなっ てきます 臭 いがある 時 は,しばらく 流 して( 他 用 途 に 利 用 )から 使 用 す ることをお 勧 めします (2) 水 が 塩 素 臭 い 水 道 水 は, 法 律 ( 水 道 法 )により 塩 素 消 毒 が 義 務 付 けられています 塩 素 は, 水 中 の 細 菌 などを 殺 す 働 きをしており,これがないと 水 道 水 が 病 原 菌 で 汚 染 される 恐 れがあるため, 浄 水 場 では, 末 端 の 給 水 栓 でも 遊 離 残 留 塩 素 が0.1mg/L 以 上 検 出 されるように 塩 素 を 注 入 しています 一 般 的 に, 臭 いに 対 する 人 の 感 度 は, 朝 起 床 した 時 に 一 番 強 いと 言 われ ています 朝 の 使 い 始 めだけ 強 く 感 じる 場 合 でも, 実 際 に 試 験 してみると 通 常 の 臭 いと 同 じ 位 であることが 少 なくありません 水 道 の 原 水 の 有 機 物 やアンモニアの 濃 度 が 高 い 時 期 には, 塩 素 臭 を 強 く 感 じることがありますが,この 臭 いは 水 道 水 が 病 原 菌 などの 汚 染 から 守 ら れていることを 表 しています 各 家 庭 で 水 をおいしく 飲 むための 最 も 手 軽 な 方 法 は, 水 を 冷 やすことで す 冷 やすことによって 消 毒 の 塩 素 臭 などの 臭 いもあまり 気 にならなくな ります(コップに3~4 個 の 氷 を 入 れるだけで 十 分 です) この 時,ふた を 開 けたやかんに 水 道 水 を 入 れて 沸 騰 させ, 更 に5 分 間 程 度 煮 沸 させた 水 を 用 いると, 一 層 おいしくなります (3)カビ 臭 1 河 川 や 湖 沼, 貯 水 池 などを 水 源 としている 場 合,6 月 下 旬 頃 から 水 温 が 上 昇 してくると, 藍 藻 類 などの 生 物 の 繁 殖 が 活 発 になり, 水 にカビや 墨 汁 のような 臭 いをつけることがあります 2 大 雨 による 河 川 の 増 水 で 河 床 の 底 泥 が 巻 き 上 げられ, 水 にカビや 土 の
臭 いをつけることもあります 1 臭 気 が 発 生 した 場 合 には, 浄 水 場 で 活 性 炭 を 注 入 し, 臭 気 を 取 り 除 い た 水 を 送 っています しかし, 臭 いに 敏 感 な 方 には 多 少 の 臭 気 を 感 じるこ とがありますが,カビ 臭 は 河 川 や 湖 ならどこにでもいる 微 生 物 が 発 生 した 物 質 であり, 安 全 性 については 心 配 ありません 2 家 庭 では,ふたを 開 けたやかんに 水 道 水 を 入 れて 沸 騰 させ, 更 に5 分 間 程 度 沸 騰 させた 水 を 用 いると, 臭 気 を 低 減 させることができます (4) 油 臭, 薬 品 臭 を 感 じる 時 1 給 水 管 の 工 事 には, 少 量 の 油 又 はグリスなどを 使 用 することがありま す 工 事 完 了 時 にはきれいに 拭 き 取 られているはずですが, 臭 いが 給 水 管 に 付 着 している 場 合 があり,これが 水 に 臭 いをつけることもあります 1 しばらく(3か 月 ~6か 月 程 度 ) 使 用 していると, 臭 いはなくなりま す 2 しばらく 使 用 しても 臭 いがなくならない 場 合 は, 給 水 装 置 が 油 や 薬 品 によって 汚 染 されているケースや 誤 配 管 の 可 能 性 が 考 えられ, 至 急 現 場 調 査 が 必 要 になります (5)シンナー 臭 ( 原 因 と 対 応 ) 1 給 水 装 置 の 新 設 又 は 最 近 布 設 替 えをした 場 合 及 び 家 屋 の 新 築 及 び 改 築 などにより 内 装 外 装 工 事 を 施 工 した 場 合 にこのような 現 象 が 起 こることがあります 2 給 水 管 の 工 事 には, 少 量 の 接 着 剤 などを 使 用 しており,こ れが 水 に 臭 いをつけることがあります しばらく(3か 月 ~6か 月 程 度 ) 使 用 していると 臭 いがなくなります また, 新 築 改 築 などにより 塗 装 工 事 を 行 った 後, 給 水 管 ( 硬 質 塩 化 ビ ニル 管 )を 通 ってきた 水 道 水 にシンナー 臭 を 感 じることがありますが,し ばらく 使 用 していて 臭 いが 続 くようでしたら, 塗 装 に 使 用 された 塗 料 など が, 何 らかの 原 因 で 土 中 にしみ 込 んで 給 水 管 を 侵 し, 水 道 水 に 影 響 を 与 え たことも 考 えられますので, 現 場 調 査 が 必 要 です その 場 合, 汚 染 された 土 の 入 れ 替 え 及 び 侵 された 管 の 布 設 替 えが 必 要 となります
7 味 金 属 の 味 がする 家 の 中 の 配 管 に 鉄, 亜 鉛, 銅 などの 金 属 が 使 用 されている 場 合, 管 の 中 に 長 時 間 滞 留 した 水 は,これらの 金 属 の 臭 いや 味 がつくことがあります 1 しばらく 流 す( 他 用 途 に 使 用 )となくなります 2 しばらく 流 してもなくならない 場 合 には, 管 の 布 設 替 え 等 が 必 要 とな ります 8 その 他 (1)お 湯 を 入 れるガラス 製 の 容 器 にキラキラ 光 る 異 物 が 混 ざっている コ ー ヒ ー サ ー バ ー や サ イ フ ォ ン な ど の 耐 熱 ガ ラ ス 製 品 や ガ ラ ス 製 の 魔 法 ビンで 起 きるこの 現 象 は, 一 般 にフレークス 現 象 として 知 られています この 現 象 は,まず 水 中 のミネラル 分 であるマグ ネシウムとケイ 酸 が 高 温 水 (85 度 以 上 の 湯 ) 中 で 反 応 し,ケイ 酸 マグネ シウムとしてガラス 面 に 付 着 していきます 更 に 何 度 も 使 用 するうちに, この 反 応 が 繰 り 返 されて 付 着 物 が 大 きくなり, 水 中 に 剥 離 されていきます ガラスを 構 成 している 成 分 のケイ 酸 や 酸 化 ナトリウムなど のうち,ナトリウムが 高 温 水 中 に 溶 けると 水 のPH 値 が 高 くなり, 上 記 の 反 応 が 一 層 起 こりやすくなります また,ナトリウムが 溶 けた 後 に, 残 っ たケイ 酸 と 水 中 のマグネシウムが 反 応 すると,ガラスが 白 く 曇 ることもあ ります フレークスが 生 じてしまった 容 器 は,10 倍 に 薄 めた 食 酢 を 入 れ,ブラ シなどでよくこすり 洗 って 下 さい また,フレークスを 生 じさせないため には, 容 器 を 使 用 の 都 度 よく 洗 うようにして 下 さい ( 安 全 性 ) フレークスは, 体 に 吸 収 されないうえ,ミネラル 分 なので, 間 違 って 飲 んでも 害 はありません (2) 汲 み 置 きした 容 器 がヌルヌルする 本 来, 水 道 水 は 残 留 塩 素 により 消 毒 されていますが, 汲 み 置 きして 時 間 が 経 つと 残 留 塩 素 がなくなるため, 空 気 中 に 存 在 する 細 菌 やカビが 付 着,
繁 殖 し,ヌルヌルすることがあります こまめに 容 器 を 洗 い, 水 を 汲 み 替 えてください