Ⅰ 平 成 21 年 度 由 布 市 連 携 型 中 高 一 貫 教 育 に 係 る 研 究 1 連 携 対 象 校 由 布 市 立 湯 布 院 中 学 校 由 布 市 立 庄 内 中 学 校 由 布 市 立 挾 間 中 学 校 大 分 県 立 由 布 高 等 学 校 2 連 携 校 のめざす 生 徒 像 確 かな 学 力 と 豊 かな 人 間 性 を 身 につけ 自 己 実 現 に 積 極 的 に 取 り 組 む 生 徒 3 研 究 課 題 (1)6 年 間 の 体 系 的 な 教 育 課 程 指 導 方 法 評 価 方 法 の 在 り 方 を 研 究 し 学 力 向 上 を 図 る (2)6 年 間 を 見 通 したキャリア 教 育 を 実 践 し 勤 労 観 職 業 観 を 育 成 する (3) 中 高 連 携 によるボランティア 活 動 や 交 流 活 動 を 行 い 豊 かな 人 間 性 を 育 成 する 4 研 究 内 容 (1) 基 礎 基 本 の 定 着 と 学 力 向 上 の 研 究 国 語 数 学 英 語 における 中 高 一 貫 した 教 育 課 程 指 導 方 法 評 価 方 法 を 研 究 する 中 高 連 携 した 授 業 の 在 り 方 を 協 議 し 数 学 英 語 の 相 互 乗 り 入 れ 授 業 を 実 施 する 国 語 数 学 英 語 の 中 高 つなぎ 教 材 を 開 発 作 成 する 教 科 部 会 で つけさせたい 力 を 協 議 し 連 携 3 中 学 合 同 到 達 度 テストを 作 問 し 実 施 する 全 教 科 において 中 高 一 貫 教 育 に 係 わる 課 題 と 解 決 方 法 を 明 確 にし 円 滑 な 中 高 接 続 に つながる 具 体 的 方 策 を 講 じる コミュニケーション 能 力 の 育 成 の 観 点 から 小 学 校 との 連 携 を 視 野 に 入 れた 教 育 活 動 を 検 討 する (2)キャリア 教 育 の 推 進 6 年 間 を 見 通 した 進 路 ガイダンス 職 場 体 験 の 在 り 方 を 研 究 する ポートフォリオを 活 用 した 学 習 指 導 進 路 指 導 に 関 する 研 究 をする (3) 豊 かな 人 間 性 の 育 成 の 研 究 文 化 祭 等 の 学 校 行 事 及 びボランティア 活 動 や 生 徒 会 活 動 において 中 高 合 同 の 交 流 活 動 を 企 画 実 施 する 部 活 動 における 連 携 を 企 画 実 施 する (4) 連 携 型 入 試 の 在 り 方 についての 研 究 (5) 定 期 的 な 中 高 合 同 会 議 の 実 施 (6) 地 域 と 連 携 した 教 育 活 動 の 実 施 地 域 の 人 材 や 教 育 資 源 を 活 用 した 教 育 活 動 を 企 画 実 施 する 保 護 者 や 地 域 と 連 携 を 図 るとともに 広 報 活 動 を 推 進 する - 1 -
由 布 市 連 携 型 中 高 一 貫 教 育 概 念 図 連 携 校 のめざす 生 徒 像 確 かな 学 力 と 豊 かな 人 間 性 を 身 につけ 自 己 実 現 に 積 極 的 に 取 り 組 む 生 徒 6 年 間 の 体 系 的 な 教 育 課 程 指 導 方 法 評 価 方 法 の 在 り 方 を 研 究 し 学 力 向 上 を 図 る 6 年 間 を 見 通 したキャリア 教 育 を 実 践 し 勤 労 観 職 業 観 を 育 成 する 中 高 連 携 によるボランティア 活 動 や 交 流 活 動 を 行 い 豊 かな 人 間 性 を 育 成 する 研 究 課 題 基 礎 基 本 の 定 着 と 学 力 向 上 豊 かな 人 間 性 の 育 成 国 語 数 学 英 語 における 中 高 一 貫 した 教 学 校 行 事 ボランティア 活 動 育 課 程 指 導 方 法 評 価 方 法 の 研 究 生 徒 会 活 動 における 交 流 活 動 英 語 数 学 の 乗 り 入 れ 授 業 研 部 活 動 における 連 携 国 数 英 の 中 高 つなぎ 教 材 の 作 成 全 教 科 の 課 題 と 解 決 方 法 の 研 究 究 定 期 連 携 3 中 学 合 同 到 達 度 テスト の 作 問 的 内 湯 布 院 中 小 学 校 との 連 携 を 視 野 に 入 れた な コミュニケーション 能 力 の 育 成 中 容 高 庄 内 中 合 同 会 挾 間 中 キャリア 教 育 の 推 進 議 由 布 高 6 年 間 を 見 通 した 進 路 指 導 ポートフォリオを 活 用 した 学 習 指 導 進 路 指 導 の 研 究 連 携 型 入 試 の 在 り 方 の 研 究 地 域 と 連 携 した 教 育 活 動 地 域 の 人 材 や 教 育 資 源 を 活 用 した 教 育 活 動 の 企 画 保 護 者 や 地 域 との 連 携 広 報 活 動 の 推 進 - 2 -
Ⅱ 由 布 市 連 携 型 中 高 一 貫 教 育 に 係 る 研 究 の 具 体 的 方 策 1 基 礎 基 本 の 定 着 と 学 力 向 上 の 研 究 (1) 連 携 校 の 学 力 の 課 題 1 基 礎 基 本 の 定 着 2 学 力 の 二 極 化 ( 学 力 差 が 大 きい) 3 学 習 目 的 の 明 確 化 4 家 庭 学 習 習 慣 の 確 立 5コミュニケーション 能 力 ( 読 む 力, 聞 く 力, 書 く 力, 話 す 力,ソーシャルスキルなど) (2) 合 同 到 達 度 テスト について 各 教 科 における 基 礎 基 本 が 授 業 担 当 者 や 学 校 によって 異 なるのではなく 由 布 市 全 体 としてすべての 生 徒 に 身 につけさせたい 基 礎 基 本 を 協 議 しながら 作 問 した 高 校 の 学 習 が 円 滑 にいくための 必 要 な 基 礎 基 本 という 視 点 も 考 慮 した テスト 実 施 後 は 分 析 をし どこでつまずいているかを 明 確 にし 手 立 てを 講 じる 市 教 振 等 の 中 高 合 同 の 教 科 会 議 のなかで テストの 分 析 をし よりよい 指 導 方 法 を 協 議 し 今 後 の 指 導 に 役 立 てる 1 合 同 到 達 度 テストの 実 施 実 施 日 平 成 22 年 4 月 13 日 ( 火 ) 対 象 者 新 2 3 年 生 教 科 英 語 数 学 時 間 英 語 45 分, 数 学 50 分 2 実 施 後 の 分 析 設 問 ごとの 正 答 率 を 出 し その 後 の 手 立 てや 指 導 方 法 などを 教 科 ごとに 話 し 合 う 結 果 については 中 学 校 ごとの 比 較 をするのではなく 由 布 市 全 体 の 課 題 として 捉 え 対 策 を 講 ずる 3 作 問 を 終 えて ( 英 語 ) 生 徒 の 定 着 度 つまずき 箇 所 が 明 確 になるよう 各 学 年 での 学 習 内 容 を 全 分 野 出 題 した さらに 解 答 方 法 を 記 述 式 とし 英 文 に 和 訳 をつけることで 文 法 語 法 の 理 解 度 を 特 定 して 測 定 できるようにした ( 数 学 ) 作 成 の 基 本 方 針 として つまずきの 箇 所 が 明 確 になるように 複 合 的 な 問 題 は 避 け 1つの 問 いに 対 して1つのテーマに 絞 って 出 題 するという 共 通 認 識 のもとで 作 成 した 基 礎 基 本 の 捉 え 方 が 個 々 人 によって 異 なっているので テストとして 採 用 す べきか 否 かを 協 議 しながら 作 成 した 数 学 に 関 する 様 々な 情 報 が 共 有 できた (3) 英 語 数 学 国 語 の つなぎ 教 材 について 高 校 入 門 期 における 英 語 数 学 国 語 の 学 習 が 円 滑 にいくために 中 学 校 までに 必 ず 身 につけていなければならない 基 礎 基 本 を 体 系 的 に 効 率 よくまとめた つなぎ 教 材 を 作 成 した この 教 材 を 活 用 することによって 基 礎 学 力 を 培 うことができ 中 高 の 接 続 を 円 滑 にすることができる - 3 -
1 作 成 方 法 由 布 高 校 の 英 語 科 数 学 科 国 語 科 が 高 校 の 視 点 で つなぎ 教 材 を 作 成 した 後 中 学 校 の 担 当 者 が 中 学 校 の 視 点 で 内 容 を 検 討 したのち 修 正 を 加 え2 月 末 に 完 成 に 至 った 2 活 用 方 法 由 布 高 校 では 来 年 度 開 設 する 学 校 設 定 科 目 である Yufu Basic 英 語 Yufu Basic 数 学 の 時 間 につなぎ 教 材 を 活 用 する 中 学 校 での 活 用 については 今 後 検 討 する 3 作 成 を 終 えて ( 英 語 ) 中 学 校 での 学 習 内 容 を 中 1 中 2 中 3と 学 年 を 追 ってまとめた 各 章 に 練 習 問 題 をつけ 生 徒 がどの 章 からでも 取 り 組 めるように 配 慮 した また 日 本 語 と 英 語 の 文 化 の 違 いについて 解 説 をした 高 校 の 授 業 を 受 けるにあたって 是 非 覚 えておくべき 英 文 については 会 話 表 現 重 要 連 語 の 項 目 でまとめた 英 語 が 楽 しくかつスムーズに 身 につくように 工 夫 したので 是 非 活 用 してほしい ( 数 学 ) 中 学 校 の 数 学 は 学 ぶ 内 容 が 階 層 的 な 構 造 になっているので 一 度 つまずくとそれ 以 降 の 学 習 は 困 難 になる このことに 留 意 して 中 学 校 3 年 間 で 学 ぶ 内 容 を 学 年 ごとでは なく 分 野 ごと( 代 数 幾 何 確 率 統 計 )に 体 系 的 に 整 理 し つながりと 方 向 性 が 見 えるように 工 夫 した 特 に 高 校 の 学 習 に 直 結 する 重 要 な 項 目 は さらに 高 校 でど のように 展 開 されるかを 示 唆 した ( 国 語 ) 高 校 の 国 語 でつまずきやすい 古 典 文 法 の 基 礎 となる 口 語 文 法 の 丁 寧 な 復 習 と 古 典 の 導 入 そして 様 々な 種 類 の 文 章 表 現 を 中 心 に 作 成 した 内 容 としては 高 校 入 試 に 向 けた 学 習 と 入 学 後 の 授 業 の 両 方 で 使 用 できるように 配 慮 した 使 用 時 期 対 象 生 徒 目 的 がはっきりすれば 内 容 の 精 選 ができる (4) 英 語 数 学 の 乗 り 入 れ 授 業 について 乗 り 入 れ 授 業 とは 中 学 校 の 教 師 と 高 校 の 教 師 が 共 同 で 行 う 授 業 である 特 に 英 語 数 学 においては 学 力 差 が 著 しいので 複 数 の 教 師 が 指 導 することで 生 徒 に 目 が 行 き 届 き き め 細 かな 指 導 ができる また 生 徒 にとっては 教 師 が 複 数 いるので 質 問 しやすい 環 境 に あり 単 独 授 業 では 得 られない 効 果 が 期 待 できる 高 校 から 中 学 校 への 乗 り 入 れ 授 業 では 高 校 の 教 師 が 中 学 校 と 高 校 との 接 続 を 意 識 しな がら 発 展 的 な 内 容 を 教 えることによって 中 学 生 の 一 層 の 興 味 関 心 を 引 き 出 すことがで きる また 中 学 校 から 高 校 への 乗 り 入 れ 授 業 では 高 校 の 学 習 内 容 に 入 る 前 に 基 本 的 事 項 を 復 習 し 理 解 の 確 認 を 行 うとともに わかりやすく 丁 寧 な 指 導 により 中 高 のギャップを 緩 和 し 高 校 への 授 業 の 橋 渡 しができる - 4 -
1 平 成 21 年 度 乗 り 入 れ 授 業 の 実 施 状 況 ( 高 校 中 学 校 ) 毎 週 火 曜 日 湯 布 院 中 学 庄 内 中 学 挾 間 中 学 教 科 英 語 数 学 英 語 数 学 英 語 数 学 5 月 26 日 6 月 2 日 6 月 16 日 6 月 23 日 7 月 7 日 7 月 14 日 9 月 29 日 10 月 6 日 10 月 20 日 10 月 27 日 11 月 10 日 5 限 5 限 11 月 17 日 5 限 5 限 11 月 24 日 12 月 15 日 1 月 26 日 2 月 9 日 2 月 16 日 2 月 23 日 合 計 13 回 12 回 11 回 11 回 9 回 11 回 ( 中 学 校 高 校 ) 毎 週 木 曜 日 湯 布 院 中 学 庄 内 中 学 挾 間 中 学 教 科 英 語 数 学 英 語 数 学 英 語 数 学 10 月 15 日 10 月 22 日 10 月 29 日 11 月 5 日 11 月 26 日 12 月 3 日 12 月 17 日 1 月 14 日 1 月 21 日 1 月 28 日 6 限 2 月 4 日 2 月 18 日 3 月 4 日 3 月 18 日 合 計 12 回 11 回 10 回 8 回 10 回 11 回 - 5 -
2 本 年 度 の 乗 り 入 れ 授 業 を 振 り 返 って 成 果 乗 り 入 れ 授 業 の 回 数 を 重 ねるにつれ 教 師 同 士 の 交 流 が 円 滑 になった 中 学 校 と 高 校 の 授 業 の 組 み 立 て 方 が 異 なるので それぞれのよいところを 学 ぶことがで き 授 業 に 生 かせるようになった また お 互 いの 授 業 を 知 ることによって 高 校 入 門 期 の 中 高 のギャップを 埋 める 授 業 の 在 り 方 の 手 がかりがつかめた 前 日 までに FAX で 授 業 における 相 互 の 分 担 を 提 案 し 事 前 に 乗 り 入 れの 場 面 を 相 互 で 考 え 当 日 の 打 ち 合 わせに 臨 めるようになったので 打 ち 合 わせの 時 間 を 短 縮 できるよ うになった 課 題 中 学 校 と 高 校 の 具 体 的 な 接 続 の 在 り 方 を 再 考 する 必 要 がある 中 学 校 と 高 校 のシステムのよさを 生 かすために それぞれがどういう 役 割 を 果 たすべき か 考 察 する 必 要 がある 系 統 だった 乗 り 入 れ 授 業 にするには 週 月 単 位 の 授 業 の 計 画 が 必 要 と 考 えられる 実 践 的 な 学 力 向 上 にどれだけ 貢 献 できたか 検 証 する 必 要 がある (5) 連 携 における 来 年 度 の 教 育 課 程 の 在 り 方 評 価 方 法 由 布 高 等 学 校 英 語 数 学 において 高 校 の 学 習 内 容 をスムーズに 理 解 できるように それまでに 習 得 していなければならない 基 本 事 項 を 学 び 直 し 高 校 の 授 業 と 円 滑 に 接 続 できるようにす る 学 校 設 定 科 目 として Yufu Basic 英 語 Yufu Basic 数 学 を 教 育 課 程 の 中 に 位 置 づ ける 中 学 から 高 校 への 乗 り 入 れ 授 業 は この 科 目 で 行 う 3 中 学 校 乗 り 入 れ 授 業 到 達 度 テスト つなぎ 教 材 の 活 用 などを 教 育 課 程 の 中 にどう 位 置 づけ るか 今 後 の 課 題 である 2 キャリア 教 育 の 推 進 (1) キャリア 教 育 とは 児 童 生 徒 一 人 一 人 のキャリア * 発 達 を 支 援 し それぞれにふさわしいキャリアを 形 成 していくために 必 要 な 意 欲 態 度 や 能 力 を 育 てる 教 育 端 的 には 児 童 生 徒 一 人 一 人 の 勤 労 観 職 業 観 を 育 てる 教 育 ( 平 成 16 年 1 月 キャリア 教 育 の 推 進 に 関 する 総 合 的 調 査 研 究 協 力 者 会 議 にて) キャリア * : 個 々 人 が 生 涯 にわたって 遂 行 する 様 々な 立 場 や 役 割 の 連 鎖 及 びその 過 程 にお ける 自 己 と 働 くことの 関 係 づけや 価 値 付 けの 累 積 (2) 連 携 校 におけるキャリア 教 育 のよさ 中 高 一 貫 教 育 の 最 大 の 長 所 は 中 学 校 と 高 校 を 別 々に 捉 えるのではなく 6 年 間 を 見 通 した 系 統 的 継 続 的 な 教 育 ができることである 中 学 校 の 段 階 から 自 分 自 身 と 向 き 合 い 将 来 どんな 人 間 になりたいか 自 分 と 社 会 とのつながり 自 分 にとってやりが いのある 仕 事 とは 何 か 夢 を 実 現 するためにどんな 進 路 選 択 をすればよいのか など 自 己 理 解 他 者 理 解 社 会 理 解 と 視 野 を 広 げ 将 来 についてしっかりと 考 え 明 確 な 夢 や - 6 -
目 標 をもつことは 主 体 的 な 学 びにつながり 飛 躍 的 な 成 長 が 期 待 できる 発 達 段 階 に 応 じ て 自 己 理 解 が 深 まり 視 野 が 広 がれば 夢 や 目 標 が 変 わることもあるが 中 学 校 から 継 続 してこのようなことを 考 えることに 意 義 がある (3) キャリアカルテ の 作 成 中 学 校 時 代 の 将 来 の 夢 仕 事 観 学 習 の 取 組 進 路 学 習 の 取 組 学 校 行 事 の 取 組 部 活 動 の 取 組 等 を 把 握 することによって 6 年 間 にわたる 継 続 的 な 生 徒 理 解 進 路 指 導 を 行 うために キャリアカルテを 作 成 した (4)6 年 間 を 見 通 した キャリアデザインシート の 作 成 集 団 のなかでの 自 己 の 在 り 方 生 き 方 集 団 のなかでの 自 分 が 果 たすべき 役 割 社 会 と 自 分 とのつながり 自 己 を 生 かし 社 会 に 貢 献 できる 仕 事 等 を 中 高 の6 年 間 で 系 統 的 継 続 的 に 考 えさせるキャリアデザインシートを 作 成 した 3 豊 かな 人 間 性 の 育 成 (1) 生 徒 会 による 中 高 合 同 交 流 活 動 について 1 目 的 各 学 校 の 生 徒 会 活 動 を 理 解 し 交 流 を 通 して 連 帯 感 を 高 める 中 高 の 生 徒 会 活 動 の 中 で 協 力 してできることを 話 し 合 う 協 力 して 交 流 活 動 をすることによって 多 様 な 集 団 の 中 でお 互 いの 役 割 を 認 識 し コミ ュニケーション 能 力 や 豊 かな 人 間 関 係 形 成 能 力 を 養 う 2 協 議 内 容 (1) 中 高 合 同 交 流 活 動 の 目 的 について 確 認 (2) 自 己 紹 介 ( 各 学 校 の 生 徒 会 のメンバー) (3) 由 布 高 校 の 学 校 紹 介 ビデオ 鑑 賞 第 1 回 (4) 各 学 校 の 生 徒 会 の 活 動 報 告 (5) 各 中 学 と 高 校 の 活 動 内 容 から 合 同 でできる 活 動 について 協 議 次 回 の 会 議 までに 各 学 校 で 検 討 (1) 自 己 紹 介 ( 各 学 校 の 新 生 徒 会 のメンバー) (2)ボランティア 清 掃 活 動 を 生 徒 会 役 員 中 心 に 実 施 することで 方 向 性 が 決 定 第 2 回 (3) 清 掃 予 定 日 は3 月 の 土 曜 日 ( 各 中 学 校 が 設 定 した 日 に 高 校 側 が 合 わせる) (4) 次 回 清 掃 区 域 の 決 定 (5) 参 加 者 は 担 当 職 員 と 生 徒 会 中 心 のメンバー (1) 事 前 に 清 掃 区 域 の 原 案 を 作 成 (2) 中 学 校 と 高 校 側 で 清 掃 区 域 の 確 認 第 3 回 (3)ボランティア 清 掃 活 動 の 実 施 日 清 掃 時 間 清 掃 用 具 清 掃 活 動 に 参 加 す る 生 徒 及 び 教 員 の 確 認 - 7 -
3 合 同 ボランティア 清 掃 活 動 実 施 日 時 清 掃 場 所 内 容 挾 間 地 区 3 月 13 日 ( 土 ) 向 原 駅 (ごみ 拾 い トイレ 掃 除 ) 10:00~11:00 庄 内 地 区 3 月 19 日 ( 金 ) 天 神 山 駅 (トイレ 掃 除 ) 17:00~18:00 天 神 山 駅 のプラットホーム(ごみ 拾 い 落 書 き 消 し) 湯 布 院 地 区 3 月 20 日 ( 土 ) 10:00~11:30 湯 布 院 中 学 校 ~ 宮 川 橋 ~ 大 分 川 沿 いの 通 学 路 ~ 由 布 院 駅 (ごみ 拾 い) (2) 部 活 動 の 連 携 本 年 度 は バスケットボール 部 が 由 布 市 の 一 般 の 大 会 に 初 めて 参 加 し 中 学 校 社 会 人 との 交 流 を 深 めた 由 布 高 等 学 校 としては バレーボール 部 バスケットボール 部 ラグビーフットボール 部 剣 道 部 放 送 部 吹 奏 楽 部 には 専 門 の 顧 問 がいるので 連 携 可 能 である 4 連 携 型 入 試 の 在 り 方 現 在 検 討 中 5 定 期 的 な 中 高 合 同 会 議 について (1) 連 携 校 の 生 徒 指 導 上 の 課 題 1 服 装 面 などの 規 則 の 遵 守 2 登 下 校 時 のマナーの 向 上 3 規 範 意 識 の 向 上 (2) 由 布 市 生 徒 指 導 主 任 会 との 連 携 ( 各 学 期 に1 回 ) 特 に 中 高 の 連 携 について 定 期 的 ( 月 1 回 程 度 )の 情 報 交 換 会 が 必 要 と 考 えられる (3) 中 高 合 同 生 徒 指 導 会 議 1 第 1 回 (3 月 末 ) 新 入 生 に 対 して 指 導 上 配 慮 すべきことや 活 力 あるクラスづくりができるように 情 報 を 共 有 し クラス 分 けや 入 学 後 の 指 導 に 生 かす 訪 問 校 訪 問 日 時 担 当 教 諭 湯 布 院 中 学 校 3 月 23 日 ( 火 )11:20~12:20 古 手 川 野 畑 庄 内 中 学 校 挾 間 中 学 校 3 月 25 日 ( 木 ) 9:00~10:00 古 手 川 野 畑 2 第 2 回 (5 月 末 ) 本 校 の1 年 生 の HR 担 任 と 連 携 3 中 学 校 の3 年 時 の HR 担 任 とで 合 同 会 議 を 持 ち 新 入 生 の 高 校 生 活 の 近 況 報 告 をした 後 情 報 交 換 して 新 入 生 の 指 導 に 生 かす 上 記 会 議 は3 月 5 月 を 基 本 に 必 要 に 応 じて 適 宜 開 催 する - 8 -
Ⅲ 成 果 と 課 題 本 年 度 は 先 進 地 区 の 取 組 を 見 習 って 乗 り 入 れ 授 業 の 実 施 到 達 度 テスト の 作 問 つなぎ 教 材 の 作 成 キャリアカルテ キャリアデザインシート の 作 成 生 徒 会 の 交 流 等 を 行 った 本 来 それぞれの 取 組 の 意 義 や 位 置 づけ 方 向 性 を 十 分 協 議 し 実 践 すべきであったが 経 験 のない 取 組 は 実 践 してみなければ 何 も 前 進 しない そこで 本 年 度 は まず 実 践 ありき で 取 り 組 んだ この 意 味 で 本 年 度 は 試 行 錯 誤 の1 年 であ ったが それぞれの 取 り 組 みの 中 で 学 ぶべきものは 多 かった 何 より これから 連 携 し ていくなかで 一 番 大 切 な お 互 いの 学 校 を 理 解 することができたのは 大 きな 成 果 であった ただし 実 践 していくなかで いろいろな 課 題 問 題 点 改 善 点 が 見 えてきたので 来 年 度 は 今 年 度 の 反 省 を 生 かし より 成 果 に 結 び 付 くように 工 夫 改 善 をしていかなけれ ばならない 来 年 度 は 乗 り 入 れ 授 業 つなぎ 教 材 合 同 到 達 度 テストがそれぞれ 独 立 したものでは なく それらがリンクし 基 礎 学 力 の 定 着 さらには 学 力 向 上 につながるように 教 科 会 議 で 指 導 方 法 等 を 十 分 協 議 し 工 夫 をしなければならない 6 年 間 の 体 系 的 なキャリア 教 育 の1つの 取 組 として キャリアカルテ キャリアシー ト を 作 成 した この 作 成 で 由 布 市 におけるキャリア 教 育 の 骨 格 ができたので 来 年 度 は 具 体 的 なプログラムのワークシート 作 りに 取 り 組 んでいきたい 今 後 中 高 一 貫 教 育 におけるキャリア 教 育 は 重 要 な 位 置 を 占 めるので 時 間 をかけてじっくりと 研 究 してい く 必 要 がある 中 高 の 生 徒 会 による 交 流 活 動 は 連 携 校 として 協 力 して 地 域 に 貢 献 できる 活 動 は 何 か を 生 徒 たちで 協 議 するところから 始 まり 途 中 いくつかの 意 見 が 出 されたが 最 終 的 にボ ランティア 清 掃 を 行 うことになった 本 地 域 の4 校 の 地 理 的 環 境 から 4 校 の 生 徒 全 員 が 一 斉 に 活 動 することは 難 しいので 3 つの 地 域 に 分 けて 生 徒 会 によるボランティア 清 掃 を 行 った 今 年 度 は 初 めての 試 みであったが 生 徒 にとっては 他 校 の 生 徒 と 交 流 でき るよい 機 会 になったと 思 われる 来 年 度 は 活 動 の 中 にお 互 いの 交 流 がさらに 深 まる 工 夫 をすると 一 層 意 義 ある 活 動 になる - 9 -