インターネット利用に関する意識・実態調査報告書



Similar documents
Microsoft Word - 文書 3

< F2D819A8B638E968E9197BF82528E968BC68C7689E68F C>

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

<4D F736F F F696E74202D D382E982B382C68AF1958D8BE090A C98AD682B782E B83678C8B89CA81698CF6955C A2E >

<4D F736F F D BB8FCF956982CC8D7793FC88D38CFC92B28DB85F838A838A815B83585F834A B5F2E646F63>

ブライダル総研 第1回恋愛観調査

企 業 の 採 用 予 定 数 採 用 予 定 数 は 増 やす と 回 答 した 企 業 が 減 らす と 回 答 した 企 業 を3 年 連 続 上 回 り 採 用 は 増 加 傾 向 にある 特 に 非 上 場 非 製 造 において 採 用 数 を 増 やす と 回 答 する 割 合 が 大

スライド 1

文化政策情報システムの運用等

疑わしい取引の参考事例


消 費 ~ 軽 減 率 消 費 の 軽 減 率 制 度 が 消 費 率 10% 時 に 導 入 することとされています 平 成 26 年 4 月 1 日 平 成 27 年 10 月 1 日 ( 予 定 ) 消 費 率 5% 消 費 率 8% 消 費 率 10% 軽 減 率 の 導 入 平 成 26

Feature 平 成 24 年 度 事 業 報 告 並 びに 一 般 会 計 特 別 会 計 収 支 決 算 報 告 1. 知 的 資 産 経 営 と 企 業 間 連 携 の 推 進 による 地 域 産 業 の 活 性 化 ⑴ 経 営 革 新 への 取 り 組 み 支 援 による 地 域 産 業

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

<4D F736F F D DC58F A81798DB D88F4390B3817A4E C F444F44415F DCC977093AE8CFC2E646F63>

マイナンバー制度に関する意識調査報告書

住み慣れたこの町で最期まで 安心して暮らすために

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

<4D F736F F D CF322D33817A95DB8CEC8ED292B28DB881698A6D816A2E646F63>

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

2010年1月28日

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

<4D F736F F D208C6F D F815B90A BC914F82CC91CE899E8FF38BB582C982C282A282C42E646F63>

スライド 1

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

<8BB388F58F5A91EE82A082E895FB8AEE967B95FB906A>

事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

●電力自由化推進法案

一般競争入札について

050 LGWAN-05月.indd

第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 2,976 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +1.79%となりました なお 実 現 収 益 率 は +0.67%です 第 3 四 半 期

調 査 結 果 トピック1: 性 年 代 別 利 用 率 の 利 用 率 は 男 女 ともに 各 年 代 で 大 きく 伸 長 している 2011 年 9 月 の 調 査 では の 年 代 別 利 用 率 は 男 女 とも が 最 も 高 く が 23.9% が 20.5%だったが 今 年 の 調

スライド 1

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

業 種 別 業 況 は 製 造 業 が 46.2 で 前 期 より 12.3 ポイント 低 下 ( 前 期 33.9) し 建 設 業 が 48.1 で 13.1 ポイントの 低 下 商 業 サービス 業 が 65.1 で 3.4 ポイントの 低 下 となりました 製 造 業 のポイントの 低 下

Microsoft Word - 交野市産業振興基本計画 doc

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

市 の 人 口 密 度 は 5,000 人 を 超 え 図 4 人 口 密 度 ( 単 位 : 人 /k m2) に 次 いで 高 くなっている 0 5,000 10,000 15,000 首 都 圏 に 立 地 する 政 令 指 定 都 市 では 都 内 に 通 勤 通 学 する 人 口 が 多

財政再計算結果_色変更.indd

信用調査報告書(見本)

untitled

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

山梨県職員研修所 御中

ニュースリリース

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

●幼児教育振興法案

電力自由化に関する認知度6割超えるも意向低く 既存電力会社のWeb施策、節電意識高める

平成17年度高知県県産材利用推進事業費補助金交付要綱

<4D F736F F F696E74202D AE8E B D91926E8BE68BA68B6389EF2E >

資 料 町 内 アンケート 調 査 結 果 概 要 1. 調 査 方 法 調 査 対 象 者 : 町 内 に 居 住 する 15 歳 以 上 の 男 女 抽 出 方 法 : 無 作 為 に 抽 出 配 布 回 収 方 法 : 郵 送 配 布 郵 送 回 収 実 施 期 間 : 平 成 2

Microsoft Word - Łsfi®”YŠ¬™Ê‰Æ.doc

Ⅰ 調 査 目 的 介 護 保 険 制 度 の 創 設 以 後 介 護 サービスを 供 給 する 企 業 は 増 加 を 続 けているが 近 年 は 訪 問 通 所 介 護 を 中 心 に 人 手 不 足 や 競 争 の 激 化 から 経 営 不 振 に 陥 る 企 業 も 少 なくない 高 齢 化

結 果 の 要 約 2 NRCレポート 日 本 リサーチセンター(NRC)では 全 国 歳 男 1,200 を 対 象 に 訪 問 留 置 のオムニバス 調 査 (NOS)を 毎 月 定 期 的 に 実 施 して おります 対 象 者 の 数 は エリア 都 市 規 模 と 性 年 代

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

Microsoft Word - H25年度の概要

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便


<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

3 子 どもの 有 無 人 数 末 子 年 齢 子 どもの 有 無 については 子 どもありの 比 率 が 9 割 を 超 えている 子 どもの 人 数 については 2 人 が 最 も 多 く 次 いで 1 人 3 人 の 順 に 続 いている 末 子 年 齢 については 3 歳 ~6 歳 未 満

課 税 ベ ー ス の 拡 大 等 : - 租 税 特 別 措 置 の 見 直 し ( 後 掲 ) - 減 価 償 却 の 見 直 し ( 建 物 附 属 設 備 構 築 物 の 償 却 方 法 を 定 額 法 に 一 本 化 ) - 欠 損 金 繰 越 控 除 の 更 な る 見 直 し ( 大

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

平成24年度 業務概況書

は し が き

1_2013BS(0414)

質 問 1 [ 既 婚 ] 結 婚 にかけた 費 用 はいくらですか? [ 独 身 ] 結 婚 する 際 に どのくらいの 費 用 をかけようと 思 っていますか? 既 婚 独 身 ともに 100 万 円 以 上 300 万 円 未 満 がトップ ( 回 答 者 数 :12,155 名 ) 婚 約

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

01.活性化計画(上大久保)

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

タブロイド 紙 苦 戦 他 紙 は 順 調 に 回 復 新 聞 グループ 別 に 見 ると 3 月 時 点 で 中 央 紙 は 比 29.7% 減 ブロック 紙 は18.4% 減 地 方 紙 は 19.5% 減 と 大 きく 出 稿 が 落 ち 込 んだ しかし 7 月 には 中 央 紙 2.6%

PowerPoint プレゼンテーション

資料8(第2回水害WG)

34 県 立 鶴 岡 工 業 高 等 校 ( 全 日 制 ) 工 業 科 ( 機 械 科 電 気 電 子 科 情 報 通 信 科 建 築 科 環 境 化 科 ) 次 のいずれかに 該 当 する 1 文 化 的 活 動 や 体 育 的 活 動 において 地 区 大 会 を 経 て 県 大 会 に 出

目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

(3) 調 査 の 進 め 方 2 月 28 日 2 月 28 日 ~6 月 30 日 平 成 25 年 9 月 サウンディング 型 市 場 調 査 について 公 表 松 戸 市 から 基 本 的 な 土 地 情 報 サウンディングの 実 施 活 用 意 向 アイデアのある 民 間 事 業 者 と

学校安全の推進に関する計画の取組事例

Microsoft Word - 07②-2 補足説明資料1.docx

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

(Microsoft PowerPoint _\221\34610\211\361\330\330\260\275\227p\216\221\227\277.ppt [\214\335\212\267\203\202\201[\203h])

厚 生 年 金 は 退 職 後 の 所 得 保 障 を 行 う 制 度 であり 制 度 発 足 時 は 在 職 中 は 年 金 を 支 給 しないこととされていた しかしながら 高 齢 者 は 低 賃 金 の 場 合 が 多 いと いう 実 態 に 鑑 み 在 職 者 にも 支 給 される 特 別

<4D F736F F D E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A C98AD682B782E993C195CA915B C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

図 2 直 近 の オセアニア 渡 航 時 期 ( 単 一 回 答 n=206) 14% Overture White 12.1 Paper 12% 10% 8% 6% 4% % 0% 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

(3) 善 通 寺 市 の 状 況 善 通 寺 市 においては 固 定 資 産 税 の 納 期 前 前 納 に 対 する 報 奨 金 について 善 通 寺 市 税 条 例 の 規 定 ( 交 付 率 :0.1% 限 度 額 :2 万 円 )に 基 づき 交 付 を 行 っています 参 考 善 通 寺

Q2.ネット 通 販 を 利 用 したことが 無 い 主 な 要 因 は 利 用 に 対 する 不 安 や 必 要 性 のなさ ( 複 数 回 答 ) Q.1で インターネット 通 販 を 利 用 したことがない と 回 答 した 方 に 理 由 を 尋 ねたところ 男 女 とも 半 数 近 くが

<4D F736F F D E616C817A8A6D92E8905C8D9082C98AD682B782E992B28DB88CB48D652E646F63>

主要生活道路について

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1


対 象 者 株 式 (1,287,000 株 ) 及 び 当 社 が 所 有 する 対 象 者 株 式 (1,412,000 株 )を 控 除 した 株 式 数 (3,851,673 株 )になります ( 注 3) 単 元 未 満 株 式 も 本 公 開 買 付 けの 対 象 としております なお

1 はじめに 計 画 の 目 的 国 は 平 成 18 年 度 に 住 生 活 基 本 法 を 制 定 し 住 まいに 関 する 基 本 的 な 計 画 となる 住 生 活 基 本 計 画 ( 全 国 計 画 )を 策 定 し 住 宅 セーフティネットの 確 保 や 住 生 活 の 質 の 向 上

Microsoft Word 印刷ver 本編最終no1(黒字化) .doc

Transcription:

2012 年 10 月

わが 国 のメディアをめぐる 情 勢 は 大 きく 変 化 し インターネットを 利 用 した 情 報 収 集 はもはや 日 常 となりました また SNS(ソーシャルネットワーキングサー ビス) ツイッター ブログなどのソーシャルメディアの 普 及 により 生 活 者 がいつ でも どこでも 自 由 に 個 人 の 意 見 を 発 信 し 広 く 情 報 を 共 有 できるようになってき ました そこで 経 済 広 報 センターでは 全 国 の 様 々な 職 種 世 代 から 構 成 されている 当 セ ンターの 社 会 広 聴 会 員 のうち インターネットを 利 用 している 生 活 者 を 対 象 に インターネットの 利 用 実 態 やインターネットを 活 用 した 双 方 向 コミュニケーション の 実 施 また 企 業 によるソーシャルメディアを 活 用 したコミュニケーションに 対 す る 興 味 関 心 について 調 査 しました 今 回 の 調 査 からは インターネット 利 用 者 の 約 3 分 の1がソーシャルメディアに よる 情 報 発 信 やコミュニケーションのサービスを 利 用 しており その 利 用 頻 度 がこ の1 年 のうちに 増 加 していることが 分 かりました また インターネット 上 で 個 人 が 発 信 する 情 報 は 女 性 や 若 い 世 代 を 中 心 に6 割 が 参 考 にしており 2 割 強 は 自 ら ソーシャルメディアを 使 って 情 報 発 信 を 行 っているという 結 果 が 得 られました 端 末 機 器 は 従 来 のパソコンが 継 続 的 に 使 用 されているのに 加 え 若 い 世 代 では スマートフォンの 普 及 が 急 速 に 進 んでいます さらに 企 業 によるソーシャルメディアを 活 用 した 生 活 者 とのコミュニケーショ ンや 双 方 向 の 対 話 を 重 視 する 動 きについて 半 数 が 関 心 を 示 している 一 方 で 個 人 情 報 漏 洩 や 企 業 による 恣 意 的 な 情 報 利 用 への 警 戒 感 から 今 後 のソーシャルメディ アへの 参 加 に 対 して 慎 重 な 姿 勢 を 示 す 回 答 が 少 なくないという 実 態 が 浮 き 彫 りにな りました 本 報 告 書 が ソーシャルメディアの 利 用 実 態 の 把 握 に 役 立 ち 生 活 者 と 企 業 の 双 方 向 のコミュニケーションを 円 滑 に 行 う 一 助 になれば 幸 甚 です 一 般 財 団 法 人 経 済 広 報 センター 常 務 理 事 事 務 局 長 中 山 洋 -1-

はじめに 1 調 査 結 果 の 概 要 5 調 査 結 果 データ 1.インターネットの 平 均 的 な1 日 の 利 用 時 間 10 (1) 仕 事 ( 業 務 ) 学 業 でのインターネット 利 用 10 (2) 個 人 的 なインターネット 利 用 11 2. 利 用 しているサービス 13 (1) サービスの 内 容 13 (2) 利 用 頻 度 の 変 化 15 3. 利 用 している 端 末 機 器 16 (1) 端 末 機 器 の 種 類 16 (2) 利 用 頻 度 の 変 化 18 (3) 利 用 する 場 所 19 4.インターネットによる 情 報 収 集 20 (1) 利 用 しているサイト 20 (2) 目 的 別 のインターネット 利 用 頻 度 22 (3) 目 的 別 の 利 用 端 末 機 器 23 (4) 個 人 が 発 信 する 情 報 の 参 考 状 況 24 5.ソーシャルメディアによる 情 報 発 信 25 (1) 情 報 発 信 の 現 状 25 (2) 利 用 しているメディア 27 (3) 情 報 発 信 の 内 容 28 (4) 情 報 発 信 の 頻 度 28 (5) 情 報 発 信 に 利 用 する 端 末 機 器 29 6. 企 業 のインターネット 活 動 30 (1) 企 業 について 参 考 にする 情 報 30 (2) 業 種 別 ホームページの 閲 覧 状 況 32 (3) ホームページの 閲 覧 内 容 33 (4) ホームページで 評 価 する 点 34 (5) 強 化 してほしい 発 信 情 報 35 (6) 優 れた 取 り 組 み 事 例 37-3-

7. 企 業 が 運 営 しているソーシャルメディア 38 (1) 関 心 度 38 (2) 参 加 経 験 39 (3) 参 加 したメディア 40 (4) 取 得 情 報 の 内 容 41 (5) 参 加 意 向 42 (6) 不 参 加 意 向 の 理 由 43-4-

1.インターネットの 平 均 的 な1 日 の 利 用 時 間 は 長 時 間 化 傾 向 が 進 む 2.ソーシャルメディアは 約 3 分 の1が 利 用 この1 年 間 で 利 用 頻 度 が 増 加 個 人 的 なインターネットの 利 用 で 利 用 しているサービスは メールの 送 受 信 (98%)と 情 報 収 集 (95%)が9 割 を 超 える ソーシャルメディアによる 情 報 発 信 やコミュニケーション は36%に 上 り 利 用 者 の 約 半 数 でこの1 年 間 での 利 用 頻 度 が 増 加 ( 新 規 利 用 も 含 む)している 3. 利 用 機 器 はパソコンに 加 え 若 い 世 代 を 中 心 にスマートフォンの 普 及 が 進 む インターネットを 利 用 する 際 の 端 末 機 器 は ほぼ 全 員 が パソコン (99%)を 挙 げる 29 歳 以 下 では 携 帯 電 話 (スマートフォン 以 外 ) 37%に 対 して スマート フォン(iPhoneなど) 56%と スマートフォンの 利 用 率 が 携 帯 電 話 を 逆 転 しており 携 帯 電 話 からスマートフォンへの 切 り 替 えが 進 んでいることがうかがえる 4. 若 い 世 代 ではインターネットでの 情 報 収 集 にソーシャルメディアも 積 極 活 用 インターネットで 情 報 収 集 する 際 に 利 用 するサイトは ポータルサイト(グーグ ル ヤフーなど) が93%と 最 も 多 い 次 いで 企 業 サイト (54%) ニュース 専 門 サイト (44%)と 続 く SNS は29 歳 以 下 で40% 30 歳 代 で33%と 若 い 世 代 で 積 極 的 に 活 用 されている 5.インターネットで 個 人 が 発 信 する 情 報 は 約 6 割 が 参 考 に ソーシャルメディアなど インターネット 上 で 個 人 が 発 信 する 情 報 は 参 考 にし ている 6% ある 程 度 参 考 にしている 52%と 約 6 割 が 参 考 にしている 男 女 別 では 女 性 世 代 別 では29 歳 以 下 および30 歳 代 の 若 い 世 代 における 参 考 度 合 いが 相 対 的 に 高 い 6.ソーシャルメディアで 情 報 発 信 を 行 っているのは2 割 強 若 い 世 代 が 中 心 ソーシャルメディアを 使 って 情 報 発 信 を 行 っているのは23% 若 い 世 代 ほど 積 極 的 である 情 報 発 信 の 内 容 は 自 分 の 行 動 趣 味 が 中 心 であり 発 信 メディアと しては7 割 がフェイスブックやミクシィなどの SNS を 活 用 している -5-

7. 企 業 情 報 としては 企 業 が 直 接 発 信 するホームページが 最 も 参 考 にされる インターネット 上 で 企 業 について 参 考 にする 情 報 は 企 業 のホームページ が 87%と 最 も 多 い そのほか 男 性 では ニュース 専 門 サイト ( 男 性 53% 女 性 40%) 女 性 では 個 人 ( 生 活 者 )のソーシャルメディアによる 情 報 ( 男 性 21% 女 性 34%) も 広 く 参 考 にされている 8. 企 業 ホームページの 閲 覧 内 容 は 商 品 サービスの 内 容 が 中 心 企 業 ホームページでは 87%が 商 品 サービスの 内 容 を 閲 覧 している 男 性 では 会 社 概 要 や 事 業 内 容 経 営 方 針 などの 情 報 ( 男 性 39% 女 性 15%)や IR 財 務 情 報 ( 男 性 20% 女 性 4%) 女 性 では イベントやセミナー キャンペーン などの 情 報 ( 男 性 36% 女 性 56%)の 閲 覧 率 が 相 対 的 に 高 い 企 業 には ホームページにおける 一 段 の 情 報 発 信 強 化 が 望 まれている 9. 企 業 ホームページの 最 大 の 評 価 ポイントはユーザビリティの 高 さ 企 業 ホームページを 見 て 評 価 する 点 は 知 りたい 情 報 に 早 くたどり 着 ける (83%)と 見 やすさ (71%)が7 割 を 超 え ユーザビリティ( 使 い 勝 手 )の 高 さ が 重 視 されていることがうかがえる 10. 企 業 のソーシャルメディアには2 人 に1 人 が 関 心 を 示 す 企 業 がソーシャルメディアを 運 営 してユーザー 参 加 型 のコミュニケーションや 双 方 向 の 対 話 を 重 視 する 動 きについて 関 心 を 聞 いたところ 大 いに 関 心 がある は 9% ある 程 度 関 心 がある は41%と 半 数 が 関 心 を 示 している 11. 企 業 のソーシャルメディアへの 参 加 経 験 は13% 参 加 メディアはSNSが 中 心 企 業 が 運 営 するソーシャルメディアに 参 加 した 経 験 があるのは13% 主 に 商 品 サービスの 内 容 に 関 する 情 報 を 取 得 している 参 加 したメディアは SNS が 63%と 最 も 多 く 次 いで ブログ (38%) 掲 示 板 (25%) 情 報 共 有 サイト (21%)と 続 く 12.4 人 に1 人 が 企 業 のソーシャルメディアに 参 加 意 向 未 経 験 者 では 抵 抗 感 も 企 業 が 運 営 するソーシャルメディアへの 参 加 意 向 を 聞 いたところ 今 後 は( 今 後 も) 参 加 したい が25%と 4 人 に1 人 が 参 加 意 向 を 示 している 参 加 経 験 の 有 無 別 に 見 ると 経 験 の 無 い 層 で 参 加 意 向 の 低 さが 目 立 つ -6-

13.ソーシャルメディア 参 加 促 進 には 情 報 管 理 の 徹 底 と 信 頼 感 の 獲 得 が 課 題 企 業 が 運 営 するソーシャルメディアへの 不 参 加 意 向 の 理 由 としては ソーシャル メディア 自 体 に 対 する 関 心 の 低 さや 抵 抗 感 と 企 業 が 運 営 するメディア に 対 する 警 戒 感 の 大 きく2つが 見 て 取 れる 参 加 促 進 に 向 けては 個 人 情 報 の 保 護 管 理 徹 底 に 加 えて 運 営 目 的 や 方 針 を 明 確 化 し 生 活 者 の 意 見 に 真 摯 に 耳 を 傾 ける 姿 勢 を 示 すことで 信 頼 感 と 共 感 を 得 ることが 必 要 である -7-

調 査 対 象 :3,140 人 調 査 方 法 :インターネットによる 回 答 選 択 方 式 および 自 由 記 述 方 式 調 査 期 間 :2012 年 7 月 19 日 ~7 月 30 日 有 効 回 答 :2,021 人 (64.4%) 回 答 者 の 属 性 : 男 女 別 : 男 性 (872 人 43.1%) 女 性 (1,149 人 56.9%) 世 代 別 :29 歳 以 下 (122 人 6.0%) 30 歳 代 (269 人 13.3%) 40 歳 代 (449 人 22.2%) 50 歳 代 (551 人 27.3%) 60 歳 以 上 (630 人 31.2%) 職 業 別 : 会 社 員 団 体 職 員 公 務 員 (839 人 41.5%) 会 社 役 員 団 体 役 員 (88 人 4.4%) 自 営 業 自 由 業 (162 人 8.0%) パートタイム アルバ イト(260 人 12.9%) 専 業 主 婦 夫 (358 人 17.7%) 学 生 (32 人 1.6%) 無 職 その 他 (282 人 14.0%) ( 注 ) 本 アンケートで ソーシャルメディア は 以 下 のように 定 義 している <ソーシャルメディアとは> ブログ SNS(ソーシャルネットワーキングサービス) マイクロブログ 掲 示 板 など 利 用 者 が 情 報 を 発 信 し 形 成 していくメディアの 総 称 ソーシャルメディアの 代 表 例 ブログ 時 系 列 に 並 べられた 日 記 風 の 記 事 と それについてのコメン トが 定 期 的 に 更 新 されるウェブサイトのこと アメーバブログ ヤフーブログ など SNS (ソーシャルネット ネットワーク 上 で 参 加 者 同 士 が 文 字 による 会 話 を 同 時 に 行 えるようにしたサービス 複 数 の 参 加 者 が 同 時 に 会 話 するこ ミクシィ フェイスブック など ワーキングサービス) とが 可 能 で 一 人 の 発 言 ( 文 字 )は 全 員 が 見 ることができる 動 画 共 有 サイト インターネット 上 で 動 画 ( 音 楽 を 含 む)などを 共 有 するサー ビス ユーチューブ ニコニコ 動 画 など 情 報 共 有 サイト インターネット 上 で 情 報 を 共 有 するサービス インターネッ ト 上 で 複 数 の 人 に 公 開 することができる ウィキペディア クックパッド など マイクロブログ 短 いテキスト( 多 くの 場 合 200 字 以 下 )を 不 特 定 多 数 又 は 特 ツイッター など 定 のグループのみに 展 開 するブログ 形 式 のサービス 掲 示 板 電 子 的 な 掲 示 板 サービス あるユーザが 掲 示 板 にメッセージ を 書 き 込 むとグループ 全 員 に 見 えるようになる また その ヤフー 知 恵 袋 2ちゃんねる など メッセージに 対 する 返 答 を 書 き 込 んだりすることができる ソーシャルゲーム ユーザ 同 士 で 競 い 合 ったり 交 流 することのできるオンライ ンゲーム SNSがサービスのひとつとして 提 供 しているも のもある グリー モバゲー など (ニンテンドーDSや PSPなどの 通 信 対 応 ゲームも 含 む) 出 典 : 総 務 省 ソーシャルメディアの 利 用 実 態 に 関 する 報 告 書 (2010 年 )より -8-

(1) 仕 事 ( 業 務 ) 学 業 でのインターネット 利 用 約 4 割 が1 時 間 以 上 利 用 男 性 の 長 時 間 利 用 者 比 率 がやや 高 い 仕 事 ( 業 務 )や 学 業 での1 日 のインターネット 利 用 時 間 は 2 時 間 以 上 が27% 1 時 間 ~2 時 間 未 満 が14%と 約 4 割 が 平 均 1 時 間 以 上 利 用 している ( 図 1) 男 女 別 ( 図 1)では 1 時 間 以 上 ( 1 時 間 ~2 時 間 未 満 2 時 間 以 上 )の 利 用 者 は 男 性 45%に 対 して 女 性 38%と 男 性 の 方 がやや 長 時 間 利 用 者 の 割 合 が 高 い 図 1 仕 事 ( 業 務 ) 学 業 でのインターネット 利 用 ( 全 体 男 女 別 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある 年 度 別 ( 図 2)で 見 ると 2 時 間 以 上 の 割 合 が2007 年 度 22% 2010 年 度 25% 2012 年 度 27%と わずかながら 長 時 間 利 用 者 の 増 加 傾 向 が 見 られる 図 2 仕 事 ( 業 務 ) 学 業 でのインターネット 利 用 ( 全 体 年 度 別 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある -10-

(2) 個 人 的 なインターネット 利 用 個 人 的 には1 時 間 前 後 の 利 用 が 中 心 2 時 間 以 上 の 長 時 間 利 用 者 は 約 2 割 個 人 的 な1 日 のインターネット 利 用 時 間 は 30 分 ~1 時 間 未 満 が28% 1 時 間 ~2 時 間 未 満 が28%と 平 均 して1 時 間 前 後 の 利 用 が 中 心 となっている また 2 時 間 以 上 の 長 時 間 利 用 者 の 割 合 は 18%に 上 る ( 図 3) 図 3 個 人 的 なインターネット 利 用 ( 全 体 男 女 別 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある 年 度 別 ( 図 4)で 見 ると 1 時 間 以 上 ( 1 時 間 ~2 時 間 未 満 2 時 間 以 上 )の 利 用 者 の 割 合 は2007 年 度 36% 2010 年 度 39% 2012 年 度 46%となっており 利 用 時 間 の 増 加 傾 向 が 見 られる 図 4 個 人 的 なインターネット 利 用 ( 全 体 年 度 別 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある 2012 年 度 調 査 では 利 用 していない の 項 目 はない -11-

世 代 別 ( 図 5)に 見 ると 2 時 間 以 上 の 長 時 間 利 用 者 の 割 合 は29 歳 以 下 で43% と 突 出 して 高 く 世 代 が 高 くなるにつれて 低 下 している 一 方 で 15 分 未 満 という 短 時 間 利 用 者 が 各 世 代 とも1 割 程 度 見 られる 図 5 個 人 的 なインターネット 利 用 ( 全 体 世 代 別 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある -12-

(1) サービスの 内 容 主 な 利 用 サービスは メールの 送 受 信 と 情 報 収 集 ソーシャルメディアは 若 い 世 代 を 中 心 に 約 3 分 の1が 利 用 個 人 的 なインターネットの 利 用 で 利 用 しているサービスは メールの 送 受 信 (98%)と 情 報 収 集 (95%)が9 割 を 超 える 続 いて 商 品 の 購 入 サービス の 利 用 (79%) 金 融 取 引 ( 銀 行 証 券 など) (46%) 動 画 音 楽 コンテンツの 視 聴 (45%)の 順 となっている ソーシャルメディアによる 情 報 発 信 やコミュニケーション は36%と 約 3 分 の1がソーシャルメディアを 利 用 している ( 図 6) 図 6 サービスの 内 容 ( 全 体 男 女 別 ) ( 複 数 回 答 ) -13-

項 目 を 世 代 別 ( 図 7)に 見 ると メールの 送 受 信 と 情 報 収 集 はすべての 世 代 で9 割 を 超 える 人 が 利 用 している 動 画 音 楽 コンテンツの 視 聴 (29 歳 以 下 66% 30 歳 代 56%) ソーシャルメディアによる 情 報 発 信 やコミュニケーション (29 歳 以 下 61% 30 歳 代 54%) アプリケーションの 取 得 (29 歳 以 下 43% 30 歳 代 45%)の 各 項 目 は 若 い 世 代 での 利 用 が 目 立 つ 図 7 サービスの 内 容 ( 全 体 世 代 別 ) ( 複 数 回 答 ) -14-

(2) 利 用 頻 度 の 変 化 利 用 頻 度 は 全 体 的 に 増 加 傾 向 特 にソーシャルメディアの 利 用 増 が 大 きい 現 在 利 用 しているインターネットサービスで 1 年 前 と 比 べた 利 用 頻 度 の 変 化 は いずれの 項 目 も 変 わらない が 多 いものの 減 った よりも 増 えた(この 1 年 で 利 用 するようになった/ 増 えた) とする 割 合 が 大 きく 全 般 的 にサービスの 利 用 頻 度 が 高 くなっている 特 に 利 用 頻 度 の 増 加 が 大 きいのは ソーシャルメディアによる 情 報 発 信 やコミュ ニケーション ( この1 年 で 利 用 するようになった 8% 増 えた 40%) 一 方 ソーシャルゲーム 以 外 のゲーム(アプリケーションのゲームなど) は 減 った が21%と 相 対 的 に 高 く ソーシャルゲームの 普 及 にともなって 従 来 型 のゲームの 利 用 頻 度 が 低 下 していると 思 われる ( 図 8) 図 8 利 用 頻 度 の 変 化 ( 全 体 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある -15-

(1) 端 末 機 器 の 種 類 パソコンはほぼ 全 員 が 利 用 スマートフォンは 若 い 世 代 を 中 心 に 利 用 が 進 む 個 人 的 なインターネットの 利 用 で 利 用 している 端 末 機 器 は ほぼ 全 員 が パソ コン (99%)を 挙 げている 次 いで 携 帯 電 話 (スマートフォン 以 外 ) (59%) スマートフォン(iPhoneなど) (24%) タブレット 端 末 機 (ipadなど) (10%) と 続 く ( 図 9) 男 女 別 ( 図 9)では 携 帯 電 話 (スマートフォン 以 外 ) は 女 性 で スマートフ ォン(iPhoneなど) は 男 性 での 利 用 がやや 高 くなっている 図 9 端 末 機 器 の 種 類 ( 全 体 男 女 別 ) ( 複 数 回 答 ) -16-

項 目 を 世 代 別 ( 図 10)に 見 ると 携 帯 電 話 (スマートフォン 以 外 ) は40 歳 代 以 上 の 各 世 代 で 利 用 者 が6 割 を 超 える 一 方 29 歳 以 下 では37%と 相 対 的 に 低 い また スマートフォン(iPhoneなど) は29 歳 以 下 で56%と 高 い 利 用 率 であるのに 対 して 世 代 が 高 くなるにつれて 低 下 しており 60 歳 以 上 ではわずか8%にとどまっている 若 い 世 代 を 中 心 に 携 帯 電 話 からスマートフォンへの 切 り 替 えが 進 んでいる なお タブレット 端 末 機 (ipadなど) は 若 い 世 代 でも1 割 程 度 の 利 用 率 であり 本 格 的 な 普 及 はまだこれからといえる 図 10 端 末 機 器 の 種 類 ( 全 体 世 代 別 ) ( 複 数 回 答 ) -17-

(2) 利 用 頻 度 の 変 化 スマートフォンとタブレット 端 末 機 の 利 用 がこの1 年 間 で 拡 大 1 年 前 と 比 べた 端 末 機 器 の 利 用 頻 度 の 変 化 は スマートフォン(iPhoneなど) と タブレット 端 末 機 (ipadなど) について それぞれ 約 8 割 が 増 えた(この1 年 で 利 用 するようになった/ 増 えた) としている このうち この1 年 で 利 用 す るようになった とする 割 合 が スマートフォン では21% タブレット 端 末 機 では29%に 上 り この1 年 間 で 利 用 が 拡 大 している 一 方 ゲーム 機 (ニンデンドーDS PSP Wiiなど) は 減 った が46% と 利 用 頻 度 の 低 下 が 著 しい ( 図 11) 図 11 利 用 頻 度 の 変 化 ( 全 体 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある -18-

(3) 利 用 する 場 所 端 末 機 器 の 利 用 場 所 は 自 宅 が 中 心 携 帯 電 話 スマートフォンは 移 動 中 も 利 用 端 末 機 器 の 利 用 場 所 を 見 ると パソコン タブレット 端 末 機 (ipadなど) ゲ ーム 機 (ニンテンドーDS PSP Wiiなど) インターネットテレビ(インタ ーネット 回 線 に 接 続 したもの) は 自 宅 利 用 が8 割 を 超 える また 携 帯 電 話 (ス マートフォン 以 外 ) と スマートフォン(iPhoneなど) は 移 動 中 ( 電 車 やバスな どの 中 )の 利 用 が 多 いが 同 時 に 自 宅 利 用 もそれぞれ 約 7 割 に 上 っており モバイ ル 機 器 でも 自 宅 利 用 が 多 い 実 態 が 見 て 取 れる 図 12 利 用 する 場 所 ( 全 体 ) ( 複 数 回 答 ) -19-

(1) 利 用 しているサイト 情 報 収 集 はポータルサイトが 中 心 ソーシャルメディアは 若 い 世 代 が 積 極 利 用 個 人 的 なインターネットの 利 用 で 情 報 収 集 する 際 に 利 用 するサイトは ポータ ルサイト(グーグル ヤフーなど) が93%と 最 も 多 い 次 いで 企 業 サイト (54%) ニュース 専 門 サイト (44%) 個 人 のブログ (31%)と 続 く 情 報 収 集 に S NS を 利 用 する 割 合 は17%にとどまっている ( 図 13) 男 女 別 ( 図 13)に 見 ると ニュース 専 門 サイト ( 男 性 50% 女 性 39%)は 男 性 で 個 人 のブログ ( 男 性 22% 女 性 37%)は 女 性 での 利 用 比 率 が 相 対 的 に 高 くな っている 図 13 利 用 しているサイト( 全 体 男 女 別 ) ( 複 数 回 答 ) -20-

項 目 を 世 代 別 ( 図 14)に 見 ると ポータルサイト(グーグル ヤフーなど) の 利 用 は 全 世 代 で9 割 を 超 える 29 歳 以 下 では SNS (40%) 動 画 共 有 サイト (30%) 情 報 共 有 サイト (25%)など 情 報 収 集 にソーシャルメディアを 利 用 し ている 割 合 がほかの 世 代 に 比 べて 高 い SNS については 30 歳 代 でも33%が 利 用 しており 若 い 世 代 での 普 及 が 進 んでいる 図 14 利 用 しているサイト( 全 体 世 代 別 ) ( 複 数 回 答 ) -21-

(2) 目 的 別 のインターネット 利 用 頻 度 ニュース と 生 活 情 報 が 高 頻 度 ソーシャルメディアは2 割 が 毎 日 利 用 情 報 収 集 の 目 的 別 のインターネット 利 用 頻 度 では ニュース が 毎 日 複 数 回 32% ほぼ 毎 日 34%と 利 用 頻 度 が 高 い また 生 活 情 報 ( 天 気 地 図 交 通 情 報 レシピなど) ( 毎 日 複 数 回 14% ほぼ 毎 日 31%)も 頻 繁 に 利 用 されてい る 一 方 地 域 コミュニティーなどから 発 信 される 情 報 および 政 府 自 治 体 か ら 発 信 される 情 報 は 利 用 していない が3 割 を 超 え 官 公 庁 関 連 情 報 は 頻 繁 に は 活 用 されていない 様 子 である ソーシャルメディアで 個 人 が 発 信 する 情 報 の 利 用 者 は56%と 利 用 率 自 体 は 相 対 的 に 低 いものの 毎 日 利 用 している 割 合 は2 割 ( 毎 日 複 数 回 8% ほぼ 毎 日 12%)に 上 り 利 用 者 における 利 用 頻 度 は 高 いことが 分 かる 図 15 目 的 別 のインターネット 利 用 頻 度 ( 全 体 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある -22-

(3) 目 的 別 の 利 用 端 末 機 器 パソコン 利 用 が 圧 倒 的 ソーシャルメディアにはスマートフォンの 利 用 も 情 報 収 集 の 目 的 別 の 利 用 端 末 機 器 は すべての 目 的 で パソコン を 利 用 する 割 合 が 約 9 割 と 突 出 して 高 い 生 活 情 報 ( 天 気 地 図 交 通 情 報 レシピなど) と ソーシャルメディアで 個 人 が 発 信 する 情 報 では スマートフォン(iPhoneなど) もそれぞれ 約 2 割 利 用 されている 図 16 目 的 別 の 利 用 端 末 機 器 ( 全 体 ) ( 複 数 回 答 ) -23-

(4) 個 人 が 発 信 する 情 報 の 参 考 状 況 個 人 が 発 信 する 情 報 は 約 6 割 が 参 考 に 女 性 若 い 世 代 ほど 重 視 ソーシャルメディアなど インターネット 上 で 個 人 が 発 信 する 情 報 の 参 考 状 況 は 参 考 にしている が6% ある 程 度 参 考 にしている が52%と 約 6 割 が 参 考 に している ( 図 17) 男 女 別 ( 図 17)に 見 ると 男 性 では 参 考 にしている 割 合 が51%( 参 考 にしている 6% ある 程 度 参 考 にしている 45%)に 対 して 女 性 では62%( 参 考 にしてい る 5% ある 程 度 参 考 にしている 57%)と 女 性 は 個 人 が 発 信 する 情 報 をより 重 視 していることがうかがえる 図 17 個 人 が 発 信 する 情 報 の 参 考 状 況 ( 全 体 男 女 別 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある 世 代 別 ( 図 18)に 見 ると 29 歳 以 下 および30 歳 代 では 参 考 にしている( 参 考 に している/ある 程 度 ) がそれぞれ 約 8 割 に 上 り 若 い 世 代 では 個 人 が 発 信 する 情 報 が 広 く 参 考 にされている 一 方 で 世 代 が 高 くなるにつれて 参 考 にしていない(あ まり/ほとんど/ 全 く 参 考 にしていない) 割 合 が 高 くなっている 特 に 60 歳 以 上 の 世 代 では ほとんど/ 全 く 参 考 にしていない が19%に 上 る -24-

図 18 個 人 が 発 信 する 情 報 の 参 考 状 況 ( 全 体 世 代 別 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある (1) 情 報 発 信 の 現 状 自 ら 情 報 発 信 を 行 っているのは2 割 強 若 い 世 代 が 中 心 個 人 的 なインターネットの 利 用 で ソーシャルメディアを 使 って 情 報 発 信 をして いるのは 23%となっている ( 図 19) 男 女 別 ( 図 19)では 大 きな 差 は 見 られない 全 体 の 半 数 以 上 が 情 報 収 集 に ソーシャルメディアで 個 人 が 発 信 する 情 報 (56% ( 図 15))を 利 用 しているのに 対 して 能 動 的 に 情 報 を 発 信 しているのはまだ 少 数 派 といえる -25-

図 19 情 報 発 信 の 現 状 ( 全 体 男 女 別 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある 世 代 別 ( 図 20)で 見 ると ソーシャルメディアを 使 って 情 報 発 信 をしている 割 合 は29 歳 以 下 で38% 30 歳 代 で37%とそれぞれ3 割 を 超 える 一 方 50 歳 代 は18% 60 歳 以 上 は17%と 高 い 世 代 ほど 割 合 が 低 くなっており 若 い 世 代 ほど 積 極 的 に 情 報 を 発 信 している 図 20 情 報 発 信 の 現 状 ( 全 体 世 代 別 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある -26-

(2) 利 用 しているメディア ソーシャルメディアでの 情 報 発 信 にはSNSが 最 も 多 く 利 用 される ソーシャルメディアによる 情 報 発 信 を 行 っている 人 が 利 用 するメディアは S NS が70%と 最 も 多 く 次 いで ブログ (52%) 掲 示 板 (19%) マイクロ ブログ (14%) 情 報 共 有 サイト (13%) 動 画 共 有 サイト (12%)の 順 となっ ている 最 も 多 く 利 用 するメディアとしては 半 数 以 上 が SNS (53%)を 挙 げ ている ( 図 21) 男 女 別 ( 図 21)で 見 ると ブログ ( 男 性 45% 女 性 56%)と 掲 示 板 ( 男 性 16% 女 性 21%)は 女 性 での 利 用 比 率 が 高 くなっている 図 21 利 用 しているメディア( 全 体 男 女 別 ) ( 複 数 回 答 / 択 一 ) -27-

(3) 情 報 発 信 の 内 容 ソーシャルメディアによる 情 報 発 信 の 内 容 は 自 分 の 行 動 趣 味 が 中 心 ソーシャルメディアによる 情 報 発 信 の 内 容 としては 発 信 者 の9 割 近 くが 自 分 の 行 動 趣 味 (88%)を 挙 げている また 商 品 サービスの 内 容 評 価 (37%) 社 会 問 題 や 政 治 などへの 関 心 (30%)もそれぞれ3 割 程 度 見 られた ( 図 22) 男 女 別 ( 図 22)では 商 品 サービスの 内 容 評 価 の 割 合 が 男 性 29%に 対 して 女 性 44%と 女 性 の 方 が 積 極 的 に 情 報 を 発 信 している 図 22 情 報 発 信 の 内 容 ( 全 体 男 女 別 ) ( 複 数 回 答 ) (4) 情 報 発 信 の 頻 度 ソーシャルメディアによる 情 報 発 信 者 の3 割 は 毎 日 発 信 を 行 う ソーシャルメディアによる 情 報 発 信 を 行 っている 人 の 発 信 頻 度 は 毎 日 複 数 回 12% ほぼ 毎 日 18%と 3 割 が 毎 日 何 らかの 情 報 発 信 を 行 っている 一 方 で 週 1 日 以 下 という 低 頻 度 の 情 報 発 信 にとどまる 割 合 も38%に 上 っている 図 23 情 報 発 信 の 頻 度 ( 全 体 男 女 別 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある -28-

(5) 情 報 発 信 に 利 用 する 端 末 機 器 大 半 がパソコンを 利 用 約 3 割 はスマートフォンも 利 用 ソーシャルメディアによる 情 報 発 信 に 利 用 する 端 末 機 器 としては 情 報 発 信 者 の 9 割 近 くが パソコン (88%)を 利 用 している また スマートフォン(iPhone など) の 利 用 も28% 見 られる ( 図 24) 男 女 別 ( 図 24)では スマートフォン(iPhoneなど) を 利 用 する 割 合 が 男 性 で 32%と 女 性 (24%)に 比 べて 高 くなっている 図 24 情 報 発 信 に 利 用 する 端 末 機 器 ( 全 体 男 女 別 ) ( 複 数 回 答 ) -29-

(1) 企 業 について 参 考 にする 情 報 参 考 にする 情 報 は 企 業 ホームページが 中 心 男 性 はニュース 専 門 サイト 女 性 およ び 若 い 世 代 は 個 人 のソーシャルメディア 情 報 も 活 用 個 人 的 なインターネットの 利 用 で 企 業 について 参 考 にする 情 報 は 企 業 のホー ムページ が87%と 最 も 多 く 次 いで ニュース 専 門 サイト (46%) 個 人 ( 生 活 者 )のソーシャルメディアによる 情 報 (28%) 専 門 家 著 名 人 による 情 報 (27%) と 続 く ( 図 25) 男 女 別 ( 図 25)で 見 ると 男 性 では ニュース 専 門 サイト ( 男 性 53% 女 性 40%) 女 性 では 個 人 ( 生 活 者 )のソーシャルメディアによる 情 報 ( 男 性 21% 女 性 34%) を 参 考 にする 割 合 が 相 対 的 に 高 い 図 25 企 業 について 参 考 にする 情 報 ( 全 体 男 女 別 ) ( 複 数 回 答 ) -30-

項 目 を 世 代 別 ( 図 26)に 見 ると 全 世 代 で8 割 以 上 が 企 業 のホームページ を 挙 げている また 個 人 ( 生 活 者 )のソーシャルメディアによる 情 報 は29 歳 以 下 で36% 30 歳 代 で42%と 若 い 世 代 を 中 心 に 参 考 にされている 図 26 企 業 について 参 考 にする 情 報 ( 全 体 世 代 別 ) ( 複 数 回 答 ) -31-

(2) 業 種 別 ホームページの 閲 覧 状 況 生 活 情 報 を 提 供 する 業 種 の 企 業 ホームページがよく 閲 覧 される よく 見 る 企 業 ホームページの 業 種 は 食 料 品 (45%) 卸 売 小 売 ( 百 貨 店 スーパー 通 販 など) (43%) 運 輸 ( 鉄 道 バス 航 空 物 流 など) 旅 行 (40%) など 生 活 情 報 を 提 供 するサイトが 多 く 閲 覧 されている ( 図 27) 男 女 別 ( 図 27)に 見 ると 男 性 では 金 融 ( 銀 行 証 券 保 険 など) 機 械 電 気 機 器 情 報 通 信 ( 電 話 マスコミなど) 輸 送 用 機 器 ( 自 動 車 バイクなど) 女 性 では 食 料 品 卸 売 小 売 化 学 ( 化 粧 品 洗 剤 など) 医 薬 品 の 閲 覧 率 が 相 対 的 に 高 い 図 27 業 種 別 ホームページの 閲 覧 状 況 ( 全 体 男 女 別 ) (3つまでの 複 数 回 答 ) -32-

(3) ホームページの 閲 覧 内 容 閲 覧 内 容 は 商 品 サービスの 内 容 が 中 心 男 性 は 経 営 事 業 方 針 や 財 務 情 報 女 性 はイベントやキャンペーン 情 報 の 閲 覧 も 多 い 企 業 ホームページの 閲 覧 内 容 としては 87%が 商 品 サービスの 内 容 を 挙 げ ている ( 図 28) 男 女 別 ( 図 28)では 男 性 は 会 社 概 要 や 事 業 内 容 経 営 方 針 などの 情 報 ( 男 性 39% 女 性 15%)や IR 財 務 情 報 ( 男 性 20% 女 性 4%) 女 性 は イベント やセミナー キャンペーンなどの 情 報 ( 男 性 36% 女 性 56%)を 相 対 的 によく 閲 覧 している 図 28 ホームページの 閲 覧 内 容 ( 全 体 男 女 別 ) (3つまでの 複 数 回 答 ) -33-

(4) ホームページで 評 価 する 点 企 業 ホームページの 最 大 の 評 価 ポイントはユーザビリティの 高 さ 企 業 ホームページを 見 て 評 価 する 点 は 知 りたい 情 報 に 早 くたどり 着 ける が 83%と 最 も 多 い また 見 やすさ (71%)も7 割 以 上 で 挙 げられている 最 も 評 価 する 点 としても 知 りたい 情 報 に 早 くたどり 着 ける が51%と 過 半 数 で ユーザビリティ( 使 い 勝 手 )の 高 さが 重 視 されていることがうかがえる 図 29 ホームページで 評 価 する 点 ( 全 体 男 女 別 ) ( 複 数 回 答 / 択 一 ) -34-

(5) 強 化 してほしい 発 信 情 報 強 化 してほしい 発 信 情 報 は 商 品 サービスの 内 容 が8 割 を 超 える 企 業 に 強 化 してほしい 発 信 情 報 としては 82%が 商 品 サービスの 内 容 を 挙 げている 次 いで お 知 らせやニュースリリース (48%) イベントやセミナー などの 情 報 (37%) 会 社 概 要 や 事 業 内 容 経 営 方 針 などの 情 報 (22%)と 続 く ( 図 30) 男 女 別 ( 図 30)で 見 ると 男 性 では 会 社 概 要 や 事 業 内 容 経 営 方 針 などの 情 報 IR 財 務 情 報 女 性 では イベントやセミナーなどの 情 報 参 加 型 キャンペ ーンやゲーム の 割 合 が 相 対 的 に 高 く 現 在 閲 覧 している 内 容 ( 図 28)と 強 化 を 望 む 内 容 が 連 動 する 結 果 となっている 図 30 強 化 してほしい 発 信 情 報 ( 全 体 男 女 別 ) (3つまでの 複 数 回 答 ) -35-

項 目 を 世 代 別 ( 図 31)に 見 ると 会 社 概 要 や 事 業 内 容 経 営 方 針 などの 情 報 不 祥 事 への 対 応 信 頼 回 復 への 取 り 組 み 社 会 貢 献 や 環 境 への 取 り 組 み の 各 項 目 は 高 い 世 代 ほど 強 化 を 望 む 傾 向 が 見 られ 特 に60 歳 以 上 で 高 くなっている 一 方 参 加 型 キャンペーンやゲーム は29 歳 以 下 で25%と ほかの 世 代 に 比 べて 突 出 してい る 図 31 強 化 してほしい 発 信 情 報 ( 全 体 世 代 別 ) (3つまでの 複 数 回 答 ) -36-

(6) 優 れた 取 り 組 み 事 例 運 輸 や 小 売 など 生 活 関 連 情 報 サイトを 中 心 としたユーザビリティの 高 さ JR 東 日 本 見 やすく 調 べたいところにすぐに 到 達 できる イオン チラシや 店 舗 情 報 などコンテンツが 充 実 していて 検 索 しやすい ヤマト 運 輸 リアルタイムで 配 送 が 確 認 でき 再 配 達 の 連 絡 も 容 易 企 業 姿 勢 や 環 境 への 取 り 組 みが 伝 わる 企 業 ホームページ サントリー 水 にこだわった 製 品 づくり 環 境 への 取 り 組 みに 感 心 した 日 本 航 空 再 上 場 に 向 けた 真 剣 さが 伝 わってくる 本 田 技 研 工 業 車 への 情 熱 がすごい 社 会 貢 献 活 動 にブレがない 三 菱 重 工 業 派 手 さはないが 愚 直 に 技 術 で 社 会 に 貢 献 していく 姿 勢 が 良 い 自 社 製 品 に 限 定 せず 消 費 者 に 役 立 つ 情 報 を 幅 広 く 提 供 ベネッセコーポレーション 子 育 てや 教 育 に 関 する 情 報 発 信 情 報 交 流 の 場 を 提 供 花 王 商 品 だけでなく 生 活 情 報 が 多 い カゴメ 食 育 に 関 する 情 報 や 商 品 を 使 ったレシピが 豊 富 不 祥 事 後 の 誠 実 な 対 応 公 正 な 情 報 開 示 パナソニック 製 品 の 不 具 合 情 報 を 的 確 に 伝 えていた 雪 印 メグミルク 不 祥 事 後 の 改 革 安 全 性 に 対 する 取 り 組 みを 公 表 トヨタ 自 動 車 良 いこと 悪 いことをきちんと 知 らせようとする 姿 勢 ソーシャルメディアによる 消 費 者 との 双 方 向 コミュニケーションの 取 り 組 み 日 産 自 動 車 フェイスブックで 新 商 品 のアイデア 募 集 キャンペーンを 実 施 し 一 緒 に 創 造 する 機 会 を 提 供 全 日 本 空 輸 SNSをファンづくりの 場 として 利 用 する 姿 勢 が 徹 底 している 日 本 コカ コーラ ゲームやマイクロブログとの 連 携 などで 消 費 者 の 生 活 ごと 取 り 込 もうとしている ローソン ツイッターを 用 いて 裾 野 を 広 げている そのほかの 優 れた 点 として 情 報 が 豊 富 情 報 が 常 に 新 鮮 など 情 報 の 量 鮮 度 写 真 デザインがきれい 色 使 いが 見 やすい 見 ていて 楽 しい などビジュア ルの 良 さなども 共 通 意 見 として 挙 げられている -37-

(1) 関 心 度 企 業 が 運 営 するソーシャルメディアには2 人 に1 人 が 関 心 を 示 す 企 業 がソーシャルメディアを 運 営 してユーザー 参 加 型 のコミュニケーションや 双 方 向 の 対 話 を 重 視 する 動 きについて 関 心 を 聞 いたところ 大 いに 関 心 がある は 9% ある 程 度 関 心 がある は41%と 半 数 が 関 心 を 示 している ( 図 32) 男 女 別 ( 図 32)では 大 きな 傾 向 の 違 いは 見 られない 図 32 関 心 度 ( 全 体 男 女 別 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある 世 代 別 ( 図 33)で 見 ると 大 いに 関 心 がある が29 歳 以 下 で16% 30 歳 代 で12% と 若 い 世 代 での 関 心 が 相 対 的 に 高 い なお 関 心 がない が 各 世 代 とも1 割 程 度 見 られる 図 33 関 心 度 ( 全 体 世 代 別 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある -38-

(2) 参 加 経 験 企 業 が 運 営 するソーシャルメディアへの 参 加 経 験 は13% 企 業 が 運 営 するソーシャルメディアに 参 加 した 経 験 があるのは13% ( 図 34) 男 女 別 ( 図 34)でも 同 じ 結 果 となっている 関 心 は 持 たれているものの 実 際 の 参 加 経 験 はあまり 高 くないといえる 図 34 参 加 経 験 ( 全 体 男 女 別 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある 世 代 別 ( 図 35)で 見 ると 29 歳 以 下 および30 歳 代 で 参 加 経 験 がある とする 割 合 がそれぞれ19%に 上 り ほかの 世 代 に 比 べてやや 高 い 結 果 となっている 図 35 参 加 経 験 ( 全 体 世 代 別 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある -39-

(3) 参 加 したメディア 参 加 経 験 のある 企 業 のソーシャルメディアはSNSが 中 心 参 加 経 験 のある 企 業 のソーシャルメディアは SNS が63%と 最 も 多 く 次 い で ブログ (38%) 掲 示 板 (25%) 情 報 共 有 サイト (21%)と 続 く ( 図 36) 男 女 別 ( 図 36)で 見 ると 料 理 レシピやフリー 百 科 事 典 などの 情 報 共 有 サイト への 参 加 経 験 率 が 女 性 でやや 高 くなっている ( 男 性 17% 女 性 23%) 図 36 参 加 したメディア( 全 体 男 女 別 ) ( 複 数 回 答 ) -40-

(4) 取 得 情 報 の 内 容 取 得 情 報 は 商 品 サービス 内 容 が 中 心 女 性 は 参 加 型 キャンペーンやゲーム にも 積 極 参 加 企 業 が 運 営 するソーシャルメディアに 参 加 して 取 得 する 情 報 は 商 品 サービス の 内 容 が77%と 最 も 多 い イベントやセミナーなどの 情 報 (59%) お 知 らせ やニュースリリース (56%)もそれぞれ5 割 を 超 えた ( 図 37) 男 女 別 ( 図 37)に 見 ると 参 加 型 キャンペーンやゲーム は 男 性 12%に 対 して 女 性 31%と 女 性 の 方 がより 積 極 的 に 参 加 していることがうかがえる 一 方 会 社 概 要 や 事 業 内 容 経 営 方 針 などの 情 報 ( 男 性 17% 女 性 3%)は 男 性 の 利 用 率 が 高 い 図 37 取 得 情 報 の 内 容 ( 全 体 男 女 別 ) (3つまでの 複 数 回 答 ) -41-

(5) 参 加 意 向 4 人 に1 人 が 参 加 意 向 を 示 す 参 加 経 験 がない 層 は 今 後 の 参 加 にも 消 極 的 企 業 が 運 営 するソーシャルメディアへの 参 加 意 向 を 聞 いたところ 今 後 は( 今 後 も) 参 加 したい が25%と 4 人 に1 人 が 参 加 したい 意 向 を 示 している 一 方 今 後 は( 今 後 も) 参 加 したいと 思 わない が32%に 上 り 参 加 しない 意 向 が 若 干 上 回 っている ( 図 38) 図 38 参 加 意 向 ( 全 体 男 女 別 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある 企 業 が 運 営 するソーシャルメディアへの 参 加 経 験 別 ( 図 39)に 見 ると 参 加 経 験 のある 層 では7 割 以 上 が 今 後 も 参 加 したい 意 向 を 示 しており 今 後 は 参 加 した いと 思 わない とするのはわずか6%にとどまっている 一 方 参 加 経 験 のない 層 では 今 後 は 参 加 したい 18%に 対 して 今 後 も 参 加 し たいと 思 わない 35% 分 からない 47%と 今 後 の 参 加 についても 消 極 的 な 姿 勢 が 示 されている 図 39 参 加 意 向 ( 全 体 企 業 が 運 営 するソーシャルメディアへの 参 加 経 験 別 ) ( 択 一 ) * 小 数 第 1 位 四 捨 五 入 のため 合 計 が100%とならない 場 合 もある -42-

(6) 不 参 加 意 向 の 理 由 企 業 のソーシャルメディアへの 参 加 経 験 あり 多 くは 今 後 も 継 続 して 参 加 意 向 を 示 している 一 方 で あまり 有 用 に 感 じられな い 企 業 目 線 に 立 っている などの 理 由 で 今 後 の 参 加 を 見 送 る 意 見 が 比 較 的 年 齢 が 高 い 世 代 の 一 部 で 見 られた 企 業 のソーシャルメディアへの 参 加 経 験 なし 不 参 加 意 向 の 理 由 として ソーシャルメディア 自 体 に 対 する 関 心 の 低 さや 抵 抗 感 と 企 業 が 運 営 するメディア に 対 する 警 戒 感 の 大 きく2つが 挙 げられる ソーシャルメディア 自 体 に 対 する 関 心 の 低 さ 特 に 興 味 が 無 い 必 要 性 を 感 じない 面 倒 時 間 が 取 られる 余 裕 がない 顔 が 見 えないコミュニケーションへの 不 安 抵 抗 感 顔 の 見 えないコミュニケーションには 関 心 を 持 てない やはり 対 面 による 会 話 に 参 加 したい 情 報 管 理 体 制 への 懸 念 不 信 感 個 人 情 報 が 流 出 する 恐 れがある SNSの 安 全 性 が 不 安 ソーシャルメディアにおける 発 信 情 報 への 不 信 感 偏 った 情 報 が 発 信 されても 個 人 では 判 断 できない ソーシャルメディアに 信 頼 性 があると 思 わない 企 業 が 運 営 するメディア に 対 する 警 戒 感 結 局 企 業 の 道 具 にされるだけで 自 分 へのプラスはなさそう 企 業 の 仕 掛 けたい 方 向 に 知 らず 知 らずのうちに 誘 導 される ( 企 業 にとって) 悪 いことは 公 開 していない 企 業 のPRはあまり 聞 きたくない 企 業 の 販 売 促 進 に 利 用 されるような 気 がする 企 業 のソーシャルメディア 運 営 にあたっては 個 人 情 報 の 保 護 管 理 徹 底 に 加 え て 運 営 目 的 や 方 針 を 明 確 に 打 ち 出 すとともに 生 活 者 の 意 見 に 真 摯 に 耳 を 傾 ける 姿 勢 を 示 すことで 生 活 者 の 信 頼 感 と 共 感 を 得 ることが 必 要 といえる -43-

インターネット 利 用 に 関 する 意 識 実 態 調 査 報 告 書 2012 年 10 月 発 行 / 一 般 財 団 法 人 経 済 広 報 センター 常 務 理 事 事 務 局 長 中 山 洋 文 責 担 当 : 国 内 広 報 部 専 門 研 究 員 森 田 真 樹 子 100-0004 東 京 都 千 代 田 区 大 手 町 1-3-2 経 団 連 会 館 19 階 TEL:03-6741-0021 FAX:03-6741-0022