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頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

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16 日本学生支援機構

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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

18 国立高等専門学校機構

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預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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1. 中 小 企 業 等 経 営 強 化 法 の 目 的 (1) 生 産 性 向 上 の 必 要 性 (3) 業 種 別 の 経 営 課 題 への 対 応 少 子 高 齢 化 人 手 不 足 等 の 状 況 において 効 果 的 に 付 加 価 値 を 生 み 出 せるよう 製 造 業 はもとより

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

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公表表紙

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市街化区域と市街化調整区域との区分

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事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

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七 の 二 自 然 公 園 法 ( 昭 和 三 十 二 年 法 律 第 百 六 十 一 号 ) 第 二 十 条 第 一 項 に 規 定 する 国 立 公 園 又 は 国 定 公 園 の 特 別 地 域 のうち 同 法 第 二 十 一 条 第 一 項 に 規 定 する 特 別 保 護 地 区 その 他

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(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

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03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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不 利 益 処 分 に 係 る 法 令 名 漁 港 漁 場 整 備 法 第 39 条 の2 第 1 項 工 作 物 建 造 許 可 等 の 取 消 無 許 可 行 為 の 中 止 復 旧 命 令 等 法 令 の 定 め 第 39 条 の2 第 1 項 漁 港 管 理 者 は 次 の 各 号 のいずれ

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学


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Transcription:

中 小 企 業 等 経 営 強 化 法 国 土 交 通 省 告 示 第 八 百 六 十 五 号 ( 平 成 十 一 年 法 律 第 十 八 号 ) 第 十 二 条 第 一 項 の 規 定 に 基 づ き に 係 る 経 営 力 向 上 に 関 す る 指 針 を 次 の と お り 定 め た の で 同 条 第 五 項 の 規 定 に 基 づ き 公 表 す る 船 舶 産 業 分 野 国 土 交 通 大 臣 石 井 啓 一 平 成 二 十 八 年 七 月 一 日 船 舶 産 業 分 野 に 係 る 経 営 力 向 上 に 関 する 指 針 第 1 現 状 認 識 1 船 舶 産 業 の 特 徴 船 舶 産 業 ( 造 船 業 及 び 舶 用 工 業 をいう 以 下 同 じ )は 鋼 材 の 加 工 及 び 組 立 配 管 電 装 並 びに 塗 装 に 加 えて 舶 用 機 関 (エンジン) プロペラ 航 海 機 器 等 の 舶 用 工 業 製 品 の 製 造 取 付 を 包 含 する 裾 野 の 広 い 労 働 集 約 型 産 業 造 船 業 の 年 間 売 上 高 は 約 2.4 兆 円 事 業 所 数 は 約 1,000 事 業 所 従 業 員 数 は 約 83,000 人 (2014 年 度 ) 舶 用 工 業 の 年 間 売 上 高 は 約 9,700 億 円 事 業 所 数 は 約 1,100 事 業 所 従 業 員 数 は 約 46,000 人 ( 2014 年 ) 船 舶 については 建 造 量 の 約 9 割 (2015 年 )が 地 方 圏 で 建 造 されており また 国 内 部 品 調

達 率 は9 割 以 上 であることから 船 舶 産 業 は 多 くの 地 域 で 経 済 雇 用 を 支 える 中 核 的 産 業 と なっている 日 本 で 建 造 される 船 舶 のうち92%は 国 外 に 輸 出 される 船 舶 である( 総 トン 数 ベース 2014 年 ) また 舶 用 工 業 製 品 に 関 して 特 に 船 外 機 を 含 めた 舶 用 機 関 や 航 海 機 器 が 技 術 水 準 の 高 さ 等 から 国 外 に 多 く 輸 出 されている 2014 年 の 舶 用 工 業 製 品 の 輸 出 額 は3,800 億 円 ( 生 産 額 に 対 する 輸 出 割 合 : 約 39%)であり 船 舶 産 業 は 外 貨 の 稼 ぎ 手 として 大 きな 存 在 造 船 事 業 者 の9 割 以 上 舶 用 工 業 事 業 者 の 約 8 割 が 資 本 金 3 億 円 以 下 の 中 小 企 業 (2014 年 ) 主 として 小 規 模 事 業 者 が 小 型 漁 船 等 の 小 型 船 舶 を 中 規 模 事 業 者 が 内 航 船 大 型 漁 船 等 の 中 型 の 船 舶 を 中 堅 ( 及 び 大 規 模 ) 事 業 者 が 外 航 船 を 中 心 とした 大 型 の 船 舶 を 建 造 又 は 修 繕 す る 事 業 に 従 事 している 2 市 場 の 動 向 新 造 船 市 場 のうち 外 航 船 については 1956 年 以 降 約 半 世 紀 に 渡 り 世 界 シェア1 位 であった が 80 年 代 に 韓 国 90 年 代 に 中 国 が 建 造 量 を 急 速 に 伸 ばし かつて50%あった 日 本 のシェアは 約 2 割 に 減 少 した 一 方 近 年 は 円 安 傾 向 にも 支 えられ 高 性 能 高 品 質 な 日 本 建 造 船 へ 顧 客 が 回 帰 したことにより 受 注 量 シェアともに 回 復 している(2015 年 はシェア27%) 今 後 短 期 的 には 世 界 的 な 供 給 過 剰 及 び 受 注 減 少 の 局 面 において 中 国 韓 国 との 受 注 競 争 が

激 化 することが 予 想 されるが 中 長 期 的 には 世 界 経 済 の 成 長 に 伴 い 新 造 船 需 要 は 回 復 し 供 給 過 剰 は 解 消 する 見 通 しである 新 造 船 市 場 のうち 内 航 船 については 建 造 隻 数 は 近 年 年 間 100 隻 前 後 で 推 移 しているが 2015 年 度 は 約 130 隻 と 増 加 傾 向 にある 内 航 船 は 現 在 就 航 している 船 舶 の71%が14 年 ( 総 トン 数 2,000トン 未 満 の 一 般 船 舶 の 耐 用 年 数 に 相 当 ) 以 上 の 船 齢 を 有 しており 老 朽 化 が 進 行 している 今 後 老 朽 船 の 経 済 上 又 は 安 全 上 の 耐 用 限 界 が 訪 れることや 国 内 経 済 市 況 の 回 復 に 伴 い 海 上 輸 送 が 増 加 することにより 代 替 建 造 需 要 の 増 加 が 見 込 まれる また 省 エネルギー 省 CO2の 観 点 から 他 の 輸 送 モードか ら 輸 送 効 率 がよく 環 境 に 優 しい 船 舶 に 輸 送 手 段 を 変 更 するモーダルシフトの 取 組 みが 進 められ ており 内 航 船 の 需 要 が 高 まることも 期 待 されている 3 船 舶 産 業 の 課 題 このような 状 況 の 中 船 舶 産 業 は 今 後 とも 海 運 業 界 のニーズに 対 応 した 高 性 能 高 品 質 な 船 舶 や 舶 用 工 業 製 品 を 供 給 していくことが 求 められている このため 船 舶 産 業 における 各 企 業 が 必 要 に 応 じ 産 学 連 携 や 地 域 連 携 を 図 りながら 以 下 のような 取 組 みを 総 合 的 に 推 進 す ることにより 経 営 力 を 向 上 することが 重 要 である イ 今 後 想 定 され 得 る 円 高 局 面 や 新 造 船 需 要 の 増 減 等 の 市 況 変 動 に 対 する 耐 力 を 向 上 させるた

めに 経 営 力 を 強 化 する ロ 競 合 国 に 対 する 競 争 力 を 強 化 するために 日 本 の 船 舶 産 業 の 強 みである 省 エネ 性 能 を 含 む 品 質 の 向 上 に 向 けた 取 組 みを 継 続 強 化 するとともに 生 産 効 率 の 向 上 によるコスト 削 減 新 たな 製 品 の 開 発 サービスの 提 供 等 による 新 たな 付 加 価 値 を 創 出 する ハ 産 業 の 魅 力 向 上 と 持 続 的 な 成 長 を 支 える 人 材 の 確 保 育 成 に 取 り 組 む 第 2 経 営 力 向 上 に 関 する 目 標 1 経 営 指 標 基 本 方 針 においては 業 種 横 断 的 経 営 指 標 として 労 働 生 産 性 ( 付 加 価 値 額 ( 営 業 利 益 人 件 費 及 び 減 価 償 却 費 の 合 計 ))を 労 働 投 入 量 ( 労 働 者 数 又 は 労 働 者 数 一 人 当 たり 年 間 就 業 時 間 )で 除 したもの) を 用 いることとしているが 船 舶 産 業 においても 当 該 指 標 を 向 上 さ せる 企 業 を 適 切 に 評 価 する 一 方 造 船 業 では 船 舶 の 竣 工 時 期 が 受 注 後 数 年 先 となることが 一 般 的 である この 場 合 経 営 力 向 上 により 受 注 単 価 が 改 善 したとしても それが 営 業 利 益 に 反 映 されるまでには 数 年 の タイムラグが 発 生 する また 日 本 で 建 造 される 船 舶 は 大 部 分 が 国 外 に 輸 出 される 船 舶 であり 近 年 船 舶 は 主 に 米 ドルベースで 取 引 される 一 方 部 品 については 国 内 調 達 率 が 高 いことか ら 調 達 費 や 人 件 費 の 多 くは 日 本 円 で 支 払 われる また 船 価 は 海 運 市 況 を 含 む 経 済 状 況 の 影

響 を 受 けて 大 きく 変 動 する そのため 営 業 利 益 は その 時 々の 為 替 レート 及 び 経 済 状 況 によ って 大 きく 変 動 する したがって 短 期 的 な 営 業 利 益 の 値 を 用 いた 経 営 指 標 を 基 準 とするので は 造 船 事 業 者 の 経 営 力 を 正 確 に 評 価 できない 可 能 性 がある このため 船 舶 産 業 では 労 働 生 産 性 を 表 す 経 営 指 標 として 為 替 変 動 等 に 影 響 されること なく 競 合 事 業 者 に 対 する 競 争 力 を 表 すことができるよう 労 働 投 入 量 当 たり( 労 働 者 一 人 当 た り 又 は 労 働 者 一 人 一 時 間 当 たり)の 生 産 量 を 用 いることも 想 定 される 船 舶 について 生 産 量 を 表 すには 複 数 の 方 法 があり 小 型 船 等 について 同 規 模 の 船 舶 を 建 造 する 場 合 は 隻 数 で 生 産 量 を 表 すことが 可 能 であるが 一 般 的 には 船 舶 の 規 模 を 表 す 総 トン 数 が 単 位 として 用 いられている また 多 様 な 船 種 を 建 造 する 事 業 者 の 場 合 船 舶 の 種 類 によって 生 産 工 数 が 大 きく 異 なることから 各 船 種 の 一 般 的 な 生 産 工 数 に 応 じて 補 正 した 標 準 貨 物 船 換 算 トン 数 が 単 位 として 用 いられることもある 舶 用 工 業 製 品 は 舶 用 機 関 船 上 クレーン 等 の 甲 板 機 械 プロペラ 等 の 推 進 装 置 レーダー 通 信 設 備 等 の 航 海 機 器 救 命 消 防 機 器 等 と 多 岐 にわたる それぞれの 製 品 について 業 種 内 の 生 産 量 の 単 位 も 様 々であり 例 えば 舶 用 機 関 については 出 力 ( 馬 力 )が 甲 板 機 械 や 推 進 装 置 については 重 量 (トン)が 単 位 として 用 いられている 上 記 を 踏 まえ 船 舶 産 業 における 経 営 指 標 は 生 産 量 の 向 上 による 経 営 力 向 上 を 志 向 し

労 働 投 入 量 当 たりの 付 加 価 値 額 又 は 労 働 投 入 量 当 たりの 生 産 量 ( 総 トン 数 ただし 船 舶 の 部 品 等 について 総 トン 数 以 外 の 単 位 であって 生 産 量 を 把 握 する 上 で 適 当 であるものとし て 業 種 内 で 一 般 的 に 使 用 されている 単 位 がある 場 合 には 当 該 単 位 ) とする 2 経 営 目 標 船 舶 産 業 においても 1に 基 づく 労 働 生 産 性 ( 労 働 投 入 量 当 たりの 付 加 価 値 額 又 は 労 働 投 入 量 当 たりの 生 産 量 )について 基 本 方 針 と 同 様 に 3 年 で1% 以 上 4 年 で1.5% 以 上 又 は 5 年 で2% 以 上 の 向 上 を 目 標 とする ( 経 営 力 向 上 計 画 の 期 間 に 応 じて いずれか の 目 標 を 採 用 する ) 第 3 経 営 力 向 上 に 関 する 事 項 1 経 営 力 向 上 の 内 容 に 関 する 事 項 交 通 政 策 審 議 会 海 事 分 科 会 海 事 イノベーション 部 会 において 海 事 産 業 の 生 産 性 革 命 による 造 船 の 輸 出 拡 大 と 地 方 創 生 のために 推 進 すべき 取 組 みについて 検 討 及 びとりまとめが 行 われ 平 成 28 年 6 月 3 日 に 答 申 されたところである 同 答 申 では 製 品 サービスの 力 拓 く 力 造 る 力 人 の 力 の4つの 力 をよ り 効 果 的 に 発 揮 し 日 本 造 船 業 の 競 争 力 を 向 上 させることが 必 要 とされている 船 舶 産 業 における 中 小 企 業 等 は 経 営 力 を 向 上 させるため 同 答 申 で 提 言 されている 取 組 みの 内 容 を 踏 まえつつ

以 下 の2に 示 す 内 容 により 目 標 達 成 に 取 り 組 むものとする 2 経 営 力 向 上 の 実 施 方 法 に 関 する 事 項 以 下 の4つの 力 を 向 上 させる イ 製 品 サービスの 力 ( 製 品 の 高 性 能 化 引 渡 し 後 のサービス 向 上 ) 製 品 である 船 舶 及 び 舶 用 工 業 製 品 の 高 性 能 化 を 図 る 顧 客 ( 海 運 業 界 等 )にとって 省 エ ネルギー 性 能 は 最 重 要 視 する 項 目 の 一 つであることから 省 エネルギー 技 術 を 積 極 的 に 取 り 入 れた 船 舶 及 び 船 用 工 業 製 品 の 開 発 能 力 を 向 上 させる 例 えば 省 エネルギー 性 能 に 優 れた 標 準 船 型 データをさらに 改 良 して 省 エネルギー 性 能 を 確 保 しつつ3D CADの 活 用 により 設 計 のスピードアップを 図 り 顧 客 の 要 求 に 柔 軟 に 対 応 できる 体 制 の 構 築 や 使 い 勝 手 のよい 舶 用 工 業 製 品 の 開 発 等 が 想 定 される また 船 型 開 発 を 効 率 化 する 上 で 高 いポテンシャルを 持 つ 数 値 シミュレーション(CFD) ( 船 体 周 りの 流 れを 計 算 機 上 で 再 現 する 技 術 )も 積 極 的 に 利 用 する このほか IoT ビッグデータ 等 の 情 報 技 術 を 利 活 用 し 船 舶 の 生 涯 にわたる 安 全 性 効 率 性 快 適 性 を 大 幅 に 改 善 するサービスの 提 供 等 船 舶 に 対 し 従 来 求 められてきた 品 質 の 枠 組 みの 外 にあった 新 たな 付 加 価 値 の 創 出 を 検 討 する 例 えば 運 航 中 の 船 舶 の 膨 大 かつ 多 様 なデータを 陸 上 へ 送 信 分 析 し 陸 と 船 との 協 同 による 運 航 及 び 壊 れる 前 の 予 防

保 全 を 行 うことで 機 器 故 障 による 不 稼 働 を 回 避 し メンテナンスコストを 削 減 すること 等 が 想 定 される また 船 舶 の 構 造 及 び 舶 用 工 業 製 品 の 詳 細 な 基 準 は 国 際 条 約 (SOLAS 条 約 MARPOL 条 約 等 ) 国 際 規 格 (ISO) これらの 条 約 の 規 定 を 取 り 込 んだ 国 内 法 令 ( 船 舶 安 全 法 海 洋 汚 染 等 防 止 法 等 ) 及 び 国 内 規 格 (JIS)で 定 められている 当 該 基 準 は 頻 繁 に 改 正 が 行 われてお り 当 該 改 正 に 対 応 した 新 製 品 を 早 期 に 開 発 投 入 することにより 受 注 力 強 化 の 機 会 とす べきである 舶 用 工 業 製 品 については 海 外 製 の 模 倣 品 の 流 通 が 一 部 確 認 されている 模 倣 品 の 流 通 に よって 製 品 の 高 付 加 価 値 化 が 阻 害 されるほか 正 規 品 の 製 造 事 業 者 が 本 来 不 要 であるは ずの 対 応 を 迫 られる 可 能 性 がある 等 経 営 力 の 向 上 を 図 る 上 で 大 きな 阻 害 要 因 となっている このため 純 正 品 であることを 示 す 表 示 制 度 を 活 用 する 等 模 倣 品 の 流 通 を 防 ぐ 取 組 みを 行 うことが 重 要 である これらの 取 組 みにより 顧 客 のニーズに 対 応 した 船 舶 舶 用 工 業 製 品 サービスを 供 給 す るともに 製 品 価 格 のみではない 総 合 的 な 競 争 力 を 強 化 する ロ 拓 く 力 ( 新 規 市 場 開 拓 進 出 ) 経 営 力 を 向 上 させるためには 限 られた 市 場 の 中 だけでの 競 争 ではなく それぞれの 事 業

規 模 や 事 業 活 動 に 応 じた 新 たな 顧 客 開 拓 市 場 開 拓 を 行 うことが 重 要 である 経 済 成 長 に 伴 い 海 上 輸 送 について 急 速 な 発 展 を 続 けるASEANの 島 嶼 国 をはじめ 新 興 国 では 内 航 船 等 の 新 造 修 繕 需 要 の 継 続 的 拡 大 が 期 待 される こうした 成 長 する 海 外 の 需 要 を 積 極 的 に 獲 得 していくべきである このほか 参 入 障 壁 は 高 いが 成 長 市 場 である 海 洋 資 源 開 発 分 野 液 化 水 素 輸 送 北 極 海 航 路 等 の 新 規 分 野 への 開 拓 に 挑 戦 することも 重 要 である そのためにも 新 たな 顧 客 市 場 に 対 応 できる 人 材 の 育 成 ナショナルプロジェクト 等 へ の 参 画 を 通 じた 経 験 値 の 向 上 海 外 営 業 拠 点 の 構 築 積 極 的 な 広 報 及 び 造 船 業 海 運 業 エ ンジニアリング 舶 用 工 業 それぞれの 企 業 間 連 携 の 強 化 に 取 り 組 む 特 に 舶 用 工 業 事 業 者 については 優 れた 部 品 材 料 等 のパッケージ 化 による 商 品 力 の 向 上 及 びこれらの 商 品 の 海 外 販 路 拡 大 を 推 進 するための 営 業 力 の 向 上 が 重 要 である ハ 造 る 力 ( 生 産 効 率 品 質 の 向 上 ) 現 状 の 船 舶 や 舶 用 工 業 製 品 の 建 造 製 造 工 程 の 全 体 を 俯 瞰 し 改 善 できる 点 を 洗 い 出 し た 上 で 効 果 的 な 設 備 投 資 の 拡 大 等 を 図 る 造 船 業 では 例 えば 天 候 による 工 程 遅 延 の 防 止 及 び 夏 場 における 鉄 板 の 変 形 の 抑 制 等 を 目 的 とした 全 天 候 型 のドックヤード 等 の 設 置 やクレーンの 大 型 化 高 性 能 化 増 設 工 場 敷

地 の 拡 大 フォークリフト 等 の 高 性 能 化 資 材 部 品 発 注 のインターネット 化 等 様 々な 生 産 性 向 上 に 資 する 対 策 を 組 み 合 わせて 実 施 することにより 生 産 効 率 を 改 善 することが 可 能 となる 舶 用 工 業 では 例 えば 製 造 する 製 品 の 部 品 等 の 素 材 長 さ 幅 等 を 精 査 し 類 似 の 部 品 については 規 格 の 共 通 化 を 行 うことで 部 品 数 の 絞 り 込 みを 行 うことにより 生 産 効 率 向 上 や 部 品 単 価 の 低 減 を 行 うことが 可 能 となる また 受 発 注 管 理 販 売 管 理 生 産 管 理 業 務 管 理 顧 客 管 理 勤 怠 管 理 会 計 等 の 一 般 化 された 業 務 について 導 入 が 容 易 なパッケージソフトやクラウドサービス 等 のITを 利 活 用 する 等 して 内 部 業 務 を 効 率 化 し より 付 加 価 値 の 高 い 業 務 に 人 員 を 配 置 することで 生 産 性 を 向 上 させることができる なお ITの 利 活 用 に 当 たっては セキュリティソフトを 導 入 しソフトウェアの 更 新 を 行 う 等 セキュリティ 対 策 に 留 意 する 必 要 がある このほか コスト 削 減 及 び 生 産 性 向 上 の 観 点 からエネルギー 効 率 を 高 めることが 重 要 であ り 省 エネルギー 対 策 を 実 施 することで 売 上 を 伸 ばすと 同 時 に 継 続 的 に 利 益 を 得 ることが 可 能 となる 具 体 的 な 対 策 としては エネルギー 使 用 量 の 見 える 化 設 備 の 稼 働 時 間 の 調 整 や 最 適 管 理 ( 設 備 の 有 効 利 用 ) 省 エネルギー 設 備 の 導 入 エネルギー 管 理 体 制 の 構 築 等 が

有 効 であり これらを 省 エネルギー 診 断 の 活 用 等 を 通 じて 積 極 的 に 行 う 更 なる 先 進 的 な 取 組 みとしては 情 報 技 術 やセンシング 技 術 等 を 最 大 限 利 活 用 することに より 1デジタル 設 計 ツール(3D CAD CAM 等 )の 導 入 2 自 動 化 の 更 なる 進 展 3 人 の 動 きや 作 業 の 自 動 データ 化 43D 画 面 やウェアラブル 機 器 アシストスーツ 等 による 現 場 技 能 者 の 身 体 判 断 能 力 を 実 質 的 に 高 めるための 装 備 の 導 入 5 部 品 管 理 の 効 率 化 6 構 外 事 業 者 との 連 携 7ロボットの 活 用 ( 人 が 行 う 業 務 を 代 替 又 は 支 援 するロボットの 導 入 既 存 の 設 備 のより 高 性 能 なロボットによる 代 替 又 はそれらのロボットを 増 設 すること 等 ができる ロボットの 導 入 ) 等 による 船 舶 産 業 における 製 造 プロセスの 革 新 等 も 有 効 である ニ 人 の 力 ( 人 材 確 保 人 材 育 成 ) 教 育 機 関 とのネットワークを 構 築 するほか 職 場 体 験 インターンシップや 船 舶 産 業 のPR の 強 化 等 により 船 舶 産 業 の 魅 力 の 向 上 発 信 を 行 い これらの 業 界 を 志 す 若 年 層 の 拡 大 を 図 ることにより 人 材 確 保 に 努 める また 若 手 人 材 の 能 力 を 効 率 的 に 向 上 させるため 地 域 の 技 能 向 上 拠 点 の 活 用 や 企 業 間 で 連 携 して 技 能 研 修 を 行 う 等 の 体 制 強 化 を 行 う さらに ITを 利 活 用 して 製 品 の 付 加 価 値 を 高 めることが 人 手 不 足 の 緩 和 や 経 営 力 の 向 上 につながることから 社 内 のIT 人 材 を 育 成 することは 非 常 に 重 要 である 社 内 でのIT 人

材 の 確 保 が 困 難 な 場 合 には 外 部 の 専 門 家 を 活 用 することが 有 効 である このほか 優 秀 な 技 能 者 の 表 彰 等 による 適 切 な 評 価 女 子 寮 や 社 内 育 児 所 の 設 置 や 労 働 安 全 衛 生 環 境 マネジメントシステムの 導 入 等 により 就 労 環 境 の 改 善 に 取 り 組 む 3 規 模 別 の 整 理 イ 小 規 模 事 業 者 ( 従 業 員 数 20 人 未 満 ) 小 規 模 事 業 の 特 徴 は 業 績 や 経 営 戦 略 が 極 めて 多 様 であり 優 れた 事 業 者 も 多 数 存 在 して いることである 小 規 模 事 業 者 の 課 題 としては 少 ない 人 手 で 最 大 限 の 効 果 を 上 げることが 挙 げられる ロ 中 規 模 事 業 者 ( 従 業 員 数 20 人 以 上 300 人 未 満 ) 20 人 以 上 300 人 未 満 の 中 規 模 事 業 者 においては 規 模 の 増 大 に 伴 い 労 働 生 産 性 が 順 当 に 高 まる 傾 向 にある( 経 済 産 業 省 工 業 統 計 ) 自 社 の 強 みを 伸 ばしながら 規 模 を 拡 大 して いくことが 有 効 であると 考 えられる ハ 中 堅 事 業 者 ( 従 業 員 数 300 人 以 上 2,000 人 未 満 ) 300 人 までは 規 模 の 増 大 に 伴 い 労 働 生 産 性 が 高 まるが 300~999 人 の 中 規 模 企 業 では 規 模 の 拡 大 に 労 働 生 産 性 の 向 上 が 必 ずしも 伴 っていない( 経 済 産 業 省 工 業 統 計 ) 単 なる 規 模 の 拡 大 だけではなく 業 務 の 標 準 化 を 前 提 としたITやロボット 等 への 設 備 投 資 や 省 エネ

ルギーの 推 進 をより 積 極 的 に 行 うことが 必 要 であると 考 えられる 上 記 の 状 況 を 踏 まえ 推 奨 する 経 営 力 向 上 の 実 施 方 法 を 以 下 の 表 にまとめる 分 類 小 規 模 事 業 者 中 規 模 事 業 者 中 堅 事 業 者 1. 製 品 サー 新 たな 基 準 規 格 に 対 省 エネ 船 舶 舶 用 工 業 省 エネ 船 舶 舶 用 工 業 ビスの 力 応 した 新 製 品 の 開 発 製 品 の 開 発 ( 省 エネ 標 製 品 の 開 発 (CFDの 利 ( 製 品 の 高 性 投 入 準 船 型 の 利 活 用 等 ) 活 用 等 ) 能 化 引 き 模 倣 品 の 流 通 対 策 ( 純 新 たな 基 準 規 格 に 対 船 陸 間 通 信 の 活 用 によ 渡 し 後 のサ 正 品 ラベルの 活 用 )( 応 した 新 製 品 の 開 発 る 船 舶 故 障 の 予 防 保 全 ービス 向 上 舶 用 工 業 ) 投 入 メンテナンスの 合 理 ) 模 倣 品 の 流 通 対 策 ( 純 化 正 品 ラベルの 活 用 )( 新 たな 基 準 規 格 に 対 舶 用 工 業 ) 応 した 新 製 品 の 開 発 投 入 模 倣 品 の 流 通 対 策 ( 純 正 品 ラベルの 活 用 )( 舶 用 工 業 )

2. 拓 く 力 新 規 顧 客 獲 得 に 向 けた 海 外 への 販 路 拡 大 に 向 海 外 への 販 路 拡 大 に 向 ( 新 規 市 場 開 他 企 業 との 連 携 けた 海 外 営 業 力 の 強 けた 海 外 営 業 拠 点 の 拓 進 出 ) ホームページ 開 設 等 に 化 開 設 等 よる 地 域 へのPR パッケージ 化 による 商 品 力 向 上 及 び 当 該 商 品 の 営 業 力 向 上 ( 舶 用 工 業 ) 3. 造 る 力 工 場 事 業 場 の 省 エネ 工 場 事 業 場 の 省 エネ 工 場 事 業 場 の 省 エネ ( 生 産 効 率 設 備 投 資 設 備 投 資 設 備 投 資 品 質 の 向 上 生 産 設 備 の 更 新 最 新 生 産 工 程 の 俯 瞰 生 産 生 産 工 程 の 俯 瞰 生 産 ) 化 効 率 向 上 に 繋 がる 箇 所 効 率 向 上 に 繋 がる 箇 所 の 特 定 及 び 効 率 改 善 設 備 導 入 の 特 定 及 び 効 率 改 善 設 備 導 入 ドックヤードの 全 天 候 ドックヤードの 全 天 候 型 化 クレーン フォ 型 化 クレーン フォ ークリフトの 大 型 化 ークリフトの 大 型 化

高 性 能 化 高 性 能 化 IT ロボットの 利 活 用 IT ロボットの 利 活 用 (3D CAD 部 品 管 理 の (3D CAD CAM 現 場 効 率 化 等 ) での3D 図 面 やアシスト スーツの 導 入 レーザ ースキャナ 等 による 生 産 品 質 管 理 人 の 動 き や 作 業 の 自 動 データ 化 部 品 管 理 の 効 率 化 ) 4. 人 の 力 女 性 活 躍 就 労 環 境 の 女 性 活 躍 就 労 環 境 の 女 性 活 躍 就 労 環 境 の ( 人 材 確 保 改 善 改 善 改 善 人 材 育 成 ) 地 域 の 技 能 向 上 拠 点 の 地 域 の 技 能 向 上 拠 点 の 地 域 の 技 能 向 上 拠 点 の 活 用 による 若 手 人 材 育 活 用 による 若 手 人 材 育 構 築 拡 充 による 若 手 成 成 人 材 育 成 の 体 制 構 築 ホームページ 開 設 等 に 教 育 機 関 との 連 携 (イ 教 育 機 関 との 連 携 (イ よる 地 域 へのPR ンターンシップ 等 ) ンターンシップ 共 同

優 秀 な 技 能 者 の 適 切 な 研 究 等 ) 評 価 優 秀 な 技 能 者 の 適 切 な 評 価 メディア 広 告 等 による 積 極 的 な 広 報 第 4 海 外 において 経 営 力 向 上 に 係 る 事 業 が 行 われる 場 合 における 国 内 の 事 業 基 盤 の 維 持 その 他 経 営 力 向 上 の 促 進 に 当 たって 配 慮 すべき 事 項 海 外 において 経 営 力 向 上 に 係 る 事 業 が 行 われる 場 合 において 事 業 者 は 国 内 における 本 社 の 維 持 雇 用 の 維 持 等 に 配 慮 するものとする 法 の 趣 旨 に 鑑 み 人 員 削 減 を 旨 とする 計 画 は 認 定 しない 第 5 事 業 分 野 別 経 営 力 向 上 推 進 業 務 に 関 する 事 項 1 事 業 分 野 別 経 営 力 向 上 推 進 業 務 の 内 容 法 第 26 条 第 1 項 に 定 める 事 業 分 野 別 経 営 力 向 上 推 進 業 務 は 船 舶 産 業 の 経 営 力 向 上 に 関 する 優 良 事 例 等 ( 第 3に 規 定 する 経 営 力 向 上 に 関 する 事 項 の 実 施 により 経 営 力 向 上 が 図 られた 事 例 をいう )に 係 る 情 報 についての 普 及 啓 発 及 び 研 修 等 による 教 育 訓 練 並 びに 情 報 の 収 集 整 理 及 び 分 析 並 びに 調 査 研 究 とする

2 事 業 分 野 別 経 営 力 向 上 推 進 業 務 の 実 施 体 制 1の 事 業 分 野 別 経 営 力 向 上 推 進 業 務 を 行 う 知 見 能 力 を 有 していること 年 1 回 以 上 の 定 期 会 合 を 設 け 事 業 分 野 別 経 営 力 向 上 推 進 業 務 についての 審 議 を 行 える 組 織 体 制 を 有 していること 事 業 分 野 別 経 営 力 向 上 推 進 業 務 に 相 当 する 実 務 経 験 を1 年 以 上 普 及 啓 発 及 び 研 修 等 又 は 調 査 研 究 に 係 る 実 務 経 験 を3 年 以 上 有 していること 事 業 主 団 体 にあっては 団 体 の 目 的 組 織 運 営 事 業 内 容 を 明 らかにする 規 約 規 則 等 を 有 する 団 体 であること 事 業 主 団 体 にあっては 上 記 のほか 代 表 者 が 置 かれているとともに 事 務 局 の 組 織 が 整 備 さ れていること 3 事 業 分 野 別 経 営 力 向 上 推 進 業 務 の 実 施 に 当 たって 配 慮 すべき 事 項 事 業 分 野 別 経 営 力 向 上 推 進 業 務 の 実 施 に 当 たって 以 下 の 点 に 配 慮 すること イ ロ 合 理 的 な 理 由 なく 特 定 の 中 小 企 業 を 支 援 対 象 から 外 すことのないようにすること 業 務 上 知 り 得 た 秘 密 の 保 持 による 信 頼 の 確 保 を 図 ること 第 6 適 用 範 囲 本 指 針 は 船 舶 船 舶 用 機 関 又 は 船 舶 用 品 の 製 造 業 又 は 修 繕 業 に 適 用 する