7 月 の 技 術 対 策 平 成 27 年 6 月 26 日 新 潟 県 農 林 水 産 部 7 月 の 技 術 対 策 のポイント 水 稲 1 中 干 しは 田 面 に 小 ひびが 入 る 程 度 で 終 了 し 終 了 後 は 田 面 が 強 く 乾 くこ とのないよう 浅 水 の 間 断 かん 水 を 行 い 徐 々に 飽 水 管 理 へ 移 行 して 土 壌 水 分 を 適 切 に 保 ちましょう 2 幼 穂 形 成 期 及 び 出 穂 期 が 早 まることも 予 想 されるので 穂 肥 の 施 用 が 遅 れないよう 幼 穂 長 草 丈 葉 色 等 による 生 育 診 断 を 必 ず 行 い 適 期 に 適 量 を 施 用 しましょう 3か 月 予 報 によると 降 水 量 が 多 い 見 込 みなので 穂 肥 は 慎 重 に 施 用 しま しょう 過 剰 な 穂 肥 施 用 は 籾 数 過 多 による 品 質 低 下 を 招 く 心 配 があります ので 特 に こしいぶきは 注 意 しましょう 3 わたぼうし 等 いもち 病 に 弱 い 品 種 や いもち 病 多 発 生 地 域 のコシヒカリ BL 新 潟 次 郎 等 の 多 収 性 専 用 品 種 は 穂 いもち 防 除 を 徹 底 しましょう 飼 料 用 米 の 斑 点 米 カメムシ 防 除 についても 地 域 の 防 除 指 針 に 基 づき 徹 底 しましょう 大 豆 1 中 耕 培 土 作 業 は 開 花 始 めまでに 終 了 し 雑 草 害 が 懸 念 される 場 合 は 除 草 剤 を 併 用 しましょう 2 突 発 的 な 豪 雨 に 備 え 明 きょ 排 水 口 の 点 検 補 修 を 行 い 排 水 経 路 を 確 保 しましょう 3 梅 雨 明 けは 土 壌 水 分 管 理 の 転 換 点 です 梅 雨 明 け 後 は 暗 きょ 栓 の 操 作 な どによる 干 ばつ 防 止 対 策 を 徹 底 しましょう 4 ウコンノメイガなど 突 発 的 に 発 生 する 害 虫 に 対 応 するため 適 宜 ほ 場 を 観 察 し 被 害 の 拡 大 が 見 られたら 速 やかに 薬 剤 防 除 を 実 施 しましょう そば 1 そばは 湿 害 に 極 めて 弱 いため 排 水 対 策 を 徹 底 し 苗 立 ち 数 生 育 量 を 確 保 しましょう 2 品 種 標 高 地 力 を 考 慮 して 適 期 は 種 並 びに 適 正 施 肥 を 行 いましょう Ⅰ 気 象 予 報 ( 新 潟 地 方 気 象 台 ) 1 3か 月 予 報 7 月 から9 月 までの 天 候 見 通 し(6 月 24 日 発 表 ) この 期 間 の 降 水 量 は 平 年 並 または 多 い 確 率 ともに 40 %である 7 月 平 年 に 比 べ 曇 りや 雨 の 日 が 多 い 見 込 みである 気 温 は 低 い 確 率 が 40 % 降 水 量 は 平 年 並 または 多 い 確 率 ともに 40 %である
8 月 平 年 に 比 べ 晴 れの 日 が 少 ない 見 込 みである 気 温 は 低 い 確 率 が 40 % 降 水 量 は 平 年 並 または 多 い 確 率 がともに 40 %である 9 月 天 気 は 数 日 の 周 期 で 変 わる 見 込 みである 気 温 は 平 年 並 の 確 率 が 40 % 降 水 量 は 少 ない 確 率 が 40 %である 2 1か 月 予 報 6 月 27 日 から7 月 26 日 までの 天 候 見 通 し(6 月 25 日 発 表 ) 平 年 に 比 べ 曇 りや 雨 の 日 が 多 い 見 込 みである 降 水 量 は 平 年 並 または 多 い 確 率 とも に 40% 日 照 時 間 は 平 年 並 または 少 ない 確 率 ともに 40 %である 週 別 の 気 温 は 1 週 目 は 平 年 並 または 高 い 確 率 ともに 40 % 2 週 目 は 平 年 並 ま たは 低 い 確 率 ともに 40 % 3~4 週 目 は 平 年 並 の 確 率 40 %である Ⅱ 水 稲 1 幼 穂 形 成 期 から 出 穂 期 の 水 管 理 (1) 中 干 しは 田 面 に 小 さなひびが 入 り 軽 く 足 跡 がつくまで 行 い 遅 くとも 出 穂 の1か 月 前 までに 終 了 する 茎 数 が 多 いほ 場 ではやや 強 めに 乾 かす ただし 乾 かしすぎて 田 面 に 大 ひびを 入 れると 根 を 傷 めるので 大 ひびが 入 る 前 に 終 了 する (2) 中 干 し 終 了 直 後 は 浅 水 の 間 断 かん 水 を 実 施 し 徐 々に 飽 水 管 理 へ 移 行 して 土 壌 水 分 を 適 切 に 保 つ 特 に 出 穂 期 の 15 日 前 頃 から 出 穂 期 にかけては 最 も 水 を 必 要 とする 時 期 なので 水 分 不 足 にならないよう 適 切 な 水 管 理 を 徹 底 する (3) 穂 肥 施 用 時 は 施 肥 効 果 を 高 めるため 湛 水 する (4)フェーン 現 象 による 高 温 が 予 想 される 場 合 は 速 やかにかん 水 して 稲 体 からの 急 激 な 蒸 散 による 光 合 成 能 力 の 低 下 や 白 穂 の 発 生 を 防 止 する 2 穂 肥 (1) 穂 肥 施 用 のめやすと 留 意 点 ア 施 用 量 施 用 時 期 のめやすは 表 1のとおりである イ 施 用 に 当 たっては 幼 穂 形 成 期 の 生 育 状 況 病 害 虫 の 発 生 状 況 土 壌 条 件 気 象 予 報 等 から 施 用 量 と 施 用 時 期 を 総 合 的 に 判 断 する ウ 施 用 については2 回 の 分 施 が 基 本 である 1 回 目 の 施 用 時 期 が 早 すぎると 節 間 が 伸 長 し コシヒカリ 等 の 長 稈 品 種 は 倒 伏 が 助 長 され 2 回 目 の 施 用 時 期 が 遅 すぎると 玄 米 タンパク 質 含 有 率 が 高 まるので 施 用 時 期 施 用 量 に 留 意 する 新 潟 次 郎 等 の 非 主 食 用 向 け 品 種 は 特 に1 回 目 の 穂 肥 が 遅 れないように 注 意 する エ 本 年 は 生 育 が 進 んでいるため 施 用 時 期 については 幼 穂 長 等 を 早 めに 調 査 し 出 穂 前 日 数 を 把 握 して 判 断 する( 表 2のコシヒカリの 例 を 参 考 にする) 地 域 毎 の 出 穂 期 予 想 を 参 考 にする 場 合 においても 田 植 え 時 期 の 早 晩 や 生 育 状 況 により ほ 場 間 差 が 生 じることから ほ 場 毎 に 必 ず 幼 穂 長 を 確 認 する オ 施 用 量 については 草 丈 や 葉 色 を 調 査 し 生 育 めやすと 比 較 して 判 断 する 標 準 的 な 生 育 めやすを 表 3に 示 す 地 域 ごとに 生 育 めやすを 設 定 している 場 合 には 地 域 の 技 術 情 報 を 確 認 して 判 断 する カ 登 熟 後 期 に 栄 養 凋 落 が 起 きると 背 白 粒 や 基 部 未 熟 粒 が 発 生 しやすくなるので 生 育 過 剰 の 場 合 を 除 き 2 回 目 の 穂 肥 を 出 穂 期 の 10 日 前 までに 確 実 に 施 用 する キ 有 機 質 肥 料 や 緩 効 性 肥 料 を 施 用 する 場 合 は 施 用 時 期 が 遅 くなると 玄 米 タンパク 質 含 有 率 が 高 まるので 遅 れずに 施 用 する ク 異 常 高 温 時 等 には 急 激 な 葉 色 低 下 などの 生 育 変 動 に 対 応 した 緊 急 対 応 が 必 要 にな る 場 合 がある 県 や 地 域 の 指 導 機 関 が 発 信 する 情 報 に 十 分 留 意 して 対 応 する
表 1 主 要 品 種 の 穂 肥 施 用 のめやす( 平 坦 地 化 学 肥 料 ) 品 種 名 施 用 量 ( 合 計 ) 施 用 時 期 ( 出 穂 前 日 数 ) (Nkg/10a) 1 回 目 2 回 目 ゆきん 子 舞 4 25 ~ 23 14 こしいぶき 2( ) 23 14 コシヒカリ 1 ~ 3 18 ~ 15 10 五 百 万 石 1 ~ 2 20 12 越 淡 麗 2 18 10 わたぼうし 2 ~ 3 22 ~ 20 12 ~ 10 こがねもち 1 ~ 3 18 ~ 15 10 新 潟 次 郎 あきだわら 6 25 ~ 23 14 いただき 砂 壌 土 などの 地 力 の 低 いほ 場 では 1kg 程 度 多 めに 施 用 する 表 2 出 穂 前 日 数 と 幼 穂 長 表 3 主 要 品 種 の 幼 穂 形 成 期 における 標 準 的 な 生 育 めやす 出 穂 前 幼 穂 長 品 種 名 草 丈 茎 数 葉 色 日 数 ( 日 ) (cm) (cm) ( 本 /m2) (SPAD) 30 0.02 ゆきん 子 舞 63 ~ 67 540 ~ 560 37 ~ 39 24 0.1 こしいぶき 55 ~ 60 520 ~ 540 35 ~ 37 20 0.2 コシヒカリ( ) 65 ~ 70 480 ~ 520 32 ~ 35 18 0.5 ~ 1.0 68 ~ 72 420 ~ 440 34 ~ 36 12 4.0 ~ 6.0 五 百 万 石 60 400 38 品 種 :コシヒカリ 越 淡 麗 71 ~ 77 400 ~ 430 35 わたぼうし 65 430 38 こがねもち 68 480 32 コシヒカリの 上 段 は 慣 行 の 栽 植 密 度 ( 平 坦 地 で 60 ~ 70 株 / 坪 )で 品 質 が 確 保 できる 地 域 下 段 は 生 育 過 剰 になり やすい 地 域 (50 株 / 坪 ) (2)コシヒカリの 穂 肥 について ア 表 4に 示 すように 1 回 目 の 穂 肥 施 用 については 幼 穂 形 成 期 の 草 丈 と 葉 色 の 積 値 や 幼 穂 伸 長 期 間 の 気 象 予 報 から 判 断 する イ 出 穂 期 にかけて 低 温 少 照 多 雨 が 見 込 まれる 場 合 には 草 丈 (cm) SPAD 値 の 積 値 が 2,500 未 満 であっても 葉 色 が 濃 くなり 草 丈 が 伸 長 して 倒 伏 が 大 きくなることが あるため 気 象 予 報 に 留 意 しながら1 回 目 穂 肥 を 施 用 する ウ 一 方 高 温 多 照 少 雨 が 見 込 まれる 場 合 には 積 値 が 2,500 以 上 でも 倒 伏 が 小 さ くなる 傾 向 があるので 高 温 登 熟 対 応 の 観 点 から1 回 目 穂 肥 を 施 用 する エ コシヒカリは 総 籾 数 28 千 粒 /m2を 超 えると 乳 白 粒 が 多 くなる 1 回 目 の 穂 肥 は 籾 数 に 影 響 することから 図 1を 参 考 に 幼 穂 形 成 期 頃 の 生 育 が 適 正 籾 数 の 範 囲 にあるかど うかどうかを 推 定 し 明 らかに 過 剰 籾 数 の 範 囲 と 考 えられる 場 合 は1 回 目 穂 肥 の 施 用 を 控 える オ 2 回 目 の 穂 肥 は 出 穂 期 の 葉 色 (SPAD 値 )を 32 ~ 33 をめやすに 後 期 栄 養 を 維 持 するため 確 実 に 施 用 する カ 分 施 体 系 では 出 穂 期 10 日 前 以 降 の 穂 肥 は 原 則 施 用 しないが 高 温 が 予 測 される 場 合 は 出 穂 期 3 日 前 に 葉 色 (SPAD 値 )が 31 以 下 のときに 窒 素 成 分 で 1kg/10a を 施 用 する
なお 出 穂 期 3 日 前 とは 速 効 性 の 化 学 肥 料 を 用 いた 場 合 であり 有 機 質 肥 料 を 施 用 する 場 合 には 化 学 肥 料 に 比 べ 肥 効 が 遅 れるため 肥 料 の 特 性 を 十 分 把 握 し 慎 重 に 施 用 する キ 基 肥 一 発 肥 料 においても 出 穂 期 までの 葉 色 値 (SPAD 値 )が 32 ~ 33 を 下 回 ると 予 想 される 場 合 には 肥 料 の 特 性 を 十 分 把 握 し 慎 重 に 穂 肥 を 施 用 する ク 異 常 高 温 時 等 の 急 激 な 葉 色 低 下 など 生 育 変 動 に 対 応 した 緊 急 対 応 が 必 要 になる 場 合 があるので 県 や 地 域 の 指 導 機 関 が 発 信 する 情 報 に 十 分 留 意 して 対 応 する (3)こしいぶきの 穂 肥 について ア 近 年 こしいぶきで 多 肥 栽 培 の 傾 向 が 見 られ 昨 年 は1 等 級 比 率 を 大 きく 低 下 させ る 要 因 となった 表 1を 参 考 に 極 端 な 穂 肥 量 の 施 用 は 慎 む イ 1 回 目 の 穂 肥 時 の 葉 色 がかなり 濃 い 場 合 は 通 常 時 よりも3~5 日 程 度 遅 らせて 1 回 目 の 穂 肥 を 施 用 する 葉 色 めやす(SPAD 値 ) 幼 穂 形 成 期 (1 回 目 穂 肥 )36 表 4 コシヒカリ1 回 目 穂 肥 施 用 のめやす 幼 穂 形 成 期 の 生 育 量 幼 穂 伸 長 期 間 の 気 象 予 報 別 の 穂 肥 対 応 ( 草 丈 cm SPAD 値 ) 低 温 少 照 多 雨 平 年 並 高 温 多 照 少 雨 2,500 未 満 2,500 以 上 2,800 未 満 2,800 以 上 注 ) : 出 穂 18 日 前 に 基 準 量 を 施 用 : 施 用 しない : 出 穂 15 日 前 に 基 準 量 を 施 用 : 直 近 の 気 象 予 報 や 葉 色 の 推 移 を 考 慮 し 倒 伏 が 懸 念 される 場 合 は 施 用 時 期 を 遅 ら せ 施 用 量 を 控 えめにする 等 の 対 応 をとる : 施 用 しない ただし 梅 雨 が 明 け 異 常 高 温 に 遭 遇 した 場 合 は 早 急 に 基 準 量 を 施 用 する 3 湛 水 直 播 (コシヒカリ)のポイント (1) 穂 肥 時 期 穂 肥 量 は 移 植 栽 培 に 準 じるが 1 回 目 の 施 用 が 早 すぎないよう 必 ず 幼 穂 長 を 確 認 して 施 用 する (2) 幼 穂 長 の 確 認 は ほ 場 内 の 数 か 所 から 数 株 を 選 び 行 う 苗 立 ち 数 50 本 /m2 程 度 のほ 場 では1 株 内 の 上 位 3 長 茎 (3 番 目 まで 長 い 茎 )を 100 本 /m2 程 度 のほ 場 では1 株 内 の 上 位 1~2 長 茎 を 調 査 する 幼 穂 形 成 期 の 判 断 は 移 植 栽 培 に 準 ずる (3) 幼 穂 形 成 期 の 生 育 が 表 5よりも 過 剰 な 場 合 は 倒 伏 の 恐 れがあるため 1 回 目 の 穂 肥 を 施 用 せず その 後 の 葉 色 の 推 移 を 観 察 し 出 穂 期 の 葉 色 が 表 5のめやすとなるよう 出 穂 前 15 ~ 10 日 に 穂 肥 を 施 用 する その 際 の 窒 素 施 用 量 は 10 a 当 たり1kg 以 内 とする (4) 生 育 ステージが 異 なることなどから 移 植 したコシヒカリに 比 べて 葉 色 が 濃 くなり 害 虫 の 発 生 が 多 くなる 場 合 があるのでこまめに 観 察 する
表 5 成 熟 期 の 倒 伏 程 度 を 中 程 度 に 抑 えられる 生 育 めやす 苗 立 ち 数 幼 穂 形 成 期 出 穂 期 ( 本 /m2) 葉 数 草 丈 茎 数 葉 色 葉 色 (cm) ( 本 /m2) (SPAD) (SPAD) 25 10.5 ~ 11.0 72 350 35 32 50 10.5 ~ 11.0 71 450 32 31 75 10.0 ~ 10.5 68 500 31 31 100 10.0 ~ 10.5 67 550 30 30 苗 立 ち 数 に 応 じて 生 育 めやすが 異 なることに 留 意 する 4 病 害 虫 防 除 農 作 物 病 害 虫 雑 草 防 除 指 針 および 病 害 虫 発 生 予 察 情 報 に 基 づき 発 生 実 態 に 見 合 った 防 除 要 否 の 判 断 と 適 期 防 除 に 努 める 農 薬 の 使 用 に 当 たっては 登 録 内 容 を 確 認 の 上 適 正 に 使 用 する (1)いもち 病 ア 本 田 における 葉 いもちの 初 発 は6 月 23 日 で 平 年 よりやや 早 い( 平 年 :6 月 26 日 前 年 6 月 24 日 ) イ 上 越 魚 沼 地 域 を 中 心 に6 月 20 ~ 22 日 に 感 染 に 好 適 な 気 象 条 件 が 出 現 しており 今 後 本 田 発 病 が 確 認 されると 推 察 されるので 必 ずほ 場 毎 に 発 病 の 有 無 を 確 認 する ウ 新 潟 次 郎 等 の 多 収 性 専 用 品 種 及 びいもち 病 多 発 生 地 のコシヒカリで 予 防 粒 剤 を 施 用 していないほ 場 で 葉 いもち 発 病 が 認 められた 場 合 は 直 ちに 葉 いもち 防 除 を 行 う また 予 防 粒 剤 を 施 用 したほ 場 においても 発 病 が 多 い 場 合 は 病 害 虫 防 除 所 又 は 農 業 普 及 指 導 センターへ 連 絡 して 対 応 を 相 談 する エ いもち 病 少 発 生 地 のコシヒカリでは 発 病 が 認 められても 直 ちに 防 除 の 必 要 はない が 発 病 が 多 い 場 合 は 病 害 虫 防 除 所 又 は 農 業 普 及 指 導 センターへ 連 絡 して 防 除 対 応 を 検 討 する その 他 の 品 種 では 発 病 が 認 められたら 直 ちに 粉 剤 又 は 液 剤 を 散 布 する オ 穂 いもち 予 防 粒 剤 を 施 用 する 場 合 は 薬 剤 毎 の 散 布 適 期 に 施 用 する 特 に わたぼ うしは 葉 だけでなく 穂 でも 発 病 しやすいため 穂 いもち 防 除 を 必 ず 実 施 する (2) 稲 こうじ 病 ア 多 肥 栽 培 で 発 生 が 助 長 されると 考 えられるため 穂 肥 の 過 剰 施 用 を 避 ける イ 常 発 地 や 前 年 に 多 発 して 規 格 外 が 発 生 したほ 場 では 薬 剤 防 除 を 実 施 する 昨 年 度 に 規 格 外 とならなくても 本 田 発 生 の 多 かったほ 場 では 幼 穂 形 成 期 頃 から 出 穂 10 日 前 頃 までが 低 温 で 降 雨 日 が 多 く 推 移 している 場 合 には 薬 剤 防 除 を 実 施 する (3) 墨 黒 穂 病 ア 多 肥 栽 培 で 発 生 が 助 長 されるため 穂 肥 の 過 剰 施 用 を 避 ける イ 過 去 に 規 格 外 となるなど 発 生 の 多 かったほ 場 ( 特 にわたぼうし)では 薬 剤 防 除 を 実 施 する (4)ごま 葉 枯 病 ア 登 熟 期 間 中 の 高 温 多 照 条 件 及 び 後 期 栄 養 不 足 による 根 の 活 力 低 下 や 葉 の 枯 れ 上 がり で 発 生 が 助 長 されることから 後 期 栄 養 を 確 保 し 稲 体 の 活 力 を 維 持 するよう 管 理 する イ 常 発 地 など 多 発 生 が 懸 念 される 場 合 は 薬 剤 防 除 を 行 う (5) 着 色 米 ア 着 色 米 のうち 多 くを 占 める 褐 色 米 は イネや 畦 畔 農 道 雑 草 の 枯 死 葉 が 伝 染 源 となる また 夏 季 の 高 温 条 件 やフェーン 現 象 遭 遇 によりイネ 体 が 老 化 し 抵 抗 力 が 低 下 することで 発 生 が 増 加 するので イネの 体 質 を 健 全 に 維 持 するため 上 記 1~3を 参 考 に 適 正 な 施 肥 管 理 水 管 理 を 行 う
イ 畦 畔 農 道 雑 草 の 枯 死 葉 が 出 穂 期 頃 に 多 い 条 件 で 発 生 が 増 加 するため 斑 点 米 カメ ムシ 類 対 策 を 兼 ねてこまめに 草 刈 し 出 穂 期 までに 刈 った 草 は 持 ち 出 し 処 分 等 を 行 う ウ 常 発 地 や 前 年 度 に 被 害 の 多 かった 地 域 など 多 発 生 が 懸 念 される 場 合 は 薬 剤 防 除 を 行 う (6) 斑 点 米 カメムシ 類 ア 近 年 は 雑 草 管 理 が 徹 底 されていないほ 場 において カメムシ 類 の 生 息 密 度 が 高 ま り 種 類 が 多 くなる 傾 向 がある イ カメムシ 類 の 増 殖 を 抑 えるため 雑 草 種 子 が 結 実 しない 間 隔 (およそ3 週 間 )での 草 刈 りを 継 続 し 薬 剤 防 除 効 果 を 上 げるために 出 穂 期 前 までに 畦 畔 農 道 の 草 刈 を 徹 底 する 特 にオオトゲシラホシカメムシでは 薬 剤 散 布 時 に 雑 草 が 繁 茂 していると 防 除 効 果 が 劣 る 場 合 があるため 草 刈 りの 徹 底 が 重 要 となる ウ ヒエ 類 ホタルイ 等 の 水 田 内 雑 草 が 多 いと アカスジカスミカメ 等 のカメムシ 類 を 誘 引 し その 定 着 や 増 殖 を 助 長 するため 水 田 内 雑 草 の 防 除 を 徹 底 する エ 品 種 およびカメムシの 発 生 種 に 応 じた 薬 剤 防 除 を 確 実 に 実 施 する (ア) 極 早 生 早 生 品 種 割 れ 籾 が 発 生 しやすいことや 出 穂 が 早 いためカメムシ 類 の 侵 入 量 が 多 くなりや すいことなどから 斑 点 米 が 多 発 しやすい 特 にアカヒゲホソミドリカスミカメに よる 被 害 が 多 いため 本 種 を 対 象 とした 防 除 薬 剤 の 適 期 適 正 散 布 を 徹 底 する (イ) 中 生 品 種 (コシヒカリ) 従 来 の 主 要 加 害 種 であるオオトゲシラホシカメムシに 加 え アカスジカスミカメ アカヒゲホソミドリカスミカメが 主 要 加 害 種 になり 被 害 が 増 加 している そのため 3 種 カメムシの 混 発 に 対 応 した 防 除 を 基 本 とし これらのカメムシに 効 果 の 高 い 薬 剤 をアカヒゲホソミドリカスミカメ 対 象 の 散 布 時 期 に 散 布 する (ウ) 飼 料 用 米 主 食 用 米 への 影 響 を 考 慮 し 草 刈 りを 徹 底 するとともに 薬 剤 防 除 については 地 域 の 防 除 指 針 に 基 づき 徹 底 する Ⅲ 大 豆 1 中 耕 培 土 (1) 作 業 期 間 の 限 度 最 終 の 中 耕 培 土 は 遅 くとも 開 花 始 め( )までに 行 う これ 以 降 に 行 うと 断 根 に 伴 う 生 育 へのダメージや 作 業 機 との 接 触 による 落 花 落 莢 の 増 加 により 生 育 抑 制 や 成 熟 ムラを 招 く 恐 れがある 開 花 始 め:ほ 場 で 最 初 の 花 が 見 られた 時 期 開 花 期 の3~4 日 前 頃 である (2) 培 土 の 高 さ 最 終 培 土 の 高 さは 初 生 葉 節 に 届 く 程 度 (15cm 程 度 )とし できるだけ 均 一 に 仕 上 げ る 培 土 が 高 いと 土 砂 のかき 込 みによる 汚 粒 の 発 生 や 刈 り 取 り 位 置 が 高 まり 収 穫 ロス が 出 やすくなる (3) 晩 播 の 場 合 麦 跡 などの 晩 播 でも 除 草 排 水 対 策 として 開 花 始 めまでに 最 低 1 回 は 行 う 培 土 の 高 さは 初 生 葉 節 までとする 2 排 水 (1) 排 水 経 路 の 確 保 ア 大 雨 に 備 え 排 水 経 路 ( 明 きょ 排 水 口 排 水 路 )の 点 検 補 修 を 適 宜 行 う イ 中 耕 培 土 後 は 畦 間 に 停 滞 水 が 生 じないよう 確 実 に 周 囲 明 きょに 接 続 する
(2) 暗 きょ 栓 の 操 作 暗 きょのあるほ 場 では 湿 害 防 止 のため 梅 雨 明 けまでは 暗 きょ 栓 は 開 放 しておく 梅 雨 明 け 後 は 下 記 の 5 干 害 対 策 に 留 意 して 暗 きょ 栓 を 開 閉 する 3 追 肥 (1) 湿 害 による 生 育 不 良 の 場 合 湿 害 による 葉 の 黄 化 や 生 育 不 良 の 症 状 が 見 られたら 排 水 を 促 すとともに 中 耕 培 土 時 に 速 効 性 肥 料 を 窒 素 成 分 で 10 a 当 たり1~3kg 追 肥 する (2) 低 地 力 ほ 場 での 緩 効 性 肥 料 利 用 ア 地 力 の 低 いことが 主 要 因 で 収 量 が 低 い( 目 安 として 実 収 200kg/10 a 以 下 )ほ 場 では ちりめんじわ 粒 の 発 生 軽 減 と 増 収 を 図 るため 緩 効 性 肥 料 (シグモイド 型 被 覆 尿 素 60 日 タイプ)を 追 肥 する イ 施 用 時 期 は2 回 目 の 中 耕 培 土 時 とし 培 土 により 覆 土 を 行 う 施 用 量 は 窒 素 成 分 で 10a 当 たり6kg 程 度 とする ただし 基 肥 に 既 に 緩 効 性 肥 料 を 施 用 している 場 合 は 実 施 しない (3) 開 花 期 追 肥 の 考 え 方 ア 開 花 期 追 肥 は 根 粒 活 性 を 阻 害 し 費 用 対 効 果 の 面 からメリットが 得 られないため 原 則 として 行 わない イ 但 し 麦 跡 などの 晩 播 や 出 芽 の 遅 れなどから 主 茎 長 が 30cm 以 下 で 葉 色 が 淡 く 培 土 後 の 不 定 根 の 発 生 が 少 ない 場 合 には 速 効 性 肥 料 を 窒 素 成 分 で 10a 当 たり3kg 程 度 追 肥 する 4 除 草 剤 による 大 豆 生 育 期 の 雑 草 防 除 (1) 除 草 剤 使 用 の 考 え 方 中 耕 培 土 が 計 画 どおり 実 施 できず 雑 草 が 抑 えられない 場 合 は 農 作 物 病 害 虫 雑 草 防 除 指 針 に 基 づき 生 育 期 処 理 除 草 剤 を 適 正 に 使 用 する (2) 除 草 剤 使 用 上 の 留 意 点 ア ほ 場 に 発 生 した 草 種 に 応 じて 最 適 な 薬 剤 を 選 択 する なお ベンタゾン 液 剤 は 品 種 によって 薬 害 の 程 度 が 大 きくなり また 殺 虫 剤 のエチルチオメトン 粒 剤 と 使 用 時 期 が 近 いと 薬 害 を 助 長 することから 農 作 物 病 害 虫 雑 草 防 除 指 針 の 留 意 事 項 を 遵 守 する イ 茎 葉 処 理 除 草 剤 は 雑 草 が 大 きくなると 効 果 が 劣 るため 薬 剤 の 散 布 適 期 を 逃 さず 散 布 する 土 壌 処 理 除 草 剤 は 中 耕 培 土 後 の 雑 草 発 生 前 に 散 布 する なお 除 草 剤 を 畦 間 処 理 や 畦 間 株 間 処 理 する 場 合 は 登 録 内 容 に 応 じて 大 豆 にかからないよう 飛 散 防 止 カバーを 用 いて 散 布 する 5 干 害 対 策 大 豆 は 開 花 期 以 降 の 約 1か 月 間 生 育 量 が 急 増 するとともに 多 量 の 水 分 を 必 要 とする したがって この 間 に 降 水 量 が 少 なく 土 壌 が 乾 燥 すると 水 分 ストレスにより 落 花 落 莢 が 多 くなり 着 莢 数 が 低 下 する また 生 育 量 に 比 べて 莢 付 きが 少 ない 場 合 成 熟 ムラや 莢 先 熟 を 招 く 恐 れがある このため 下 記 の 土 壌 水 分 維 持 のための 管 理 対 策 を 実 施 する (1) 地 下 水 位 の 制 御 ア 梅 雨 明 け 後 地 下 水 位 が 60 ~ 70 cm 以 下 に 低 下 する 排 水 の 良 いほ 場 では 夏 期 の 干 ばつを 軽 減 するため 土 壌 水 分 をできるだけ 逃 がさないよう 暗 きょ 栓 を 閉 める た だし 降 雨 等 により 地 下 水 位 が 急 激 に 上 昇 した 時 は 速 やかに 暗 きょ 栓 を 開 放 する 排 水 不 良 で 常 に 地 下 水 位 の 高 いほ 場 では 湿 害 軽 減 のため 暗 きょ 栓 は 開 放 しておく イ 地 下 水 位 は 市 販 のラセン 式 穴 掘 り 器 の 柄 を 延 長 して ほ 場 に 約 1mの 深 さの 細 い 縦
穴 を 掘 ることで 常 時 観 察 できる 縦 穴 を 維 持 するため 側 面 に 穴 を 開 けた 塩 化 ビニル 管 を 埋 設 し 測 定 は 縦 穴 に 竹 尺 などを 差 し 入 れて 行 う なお ラセン 式 穴 掘 り 器 の 改 造 方 法 や 設 置 方 法 等 については 最 寄 りの 農 業 普 及 指 導 センターへ 問 い 合 わせる (2)かん 水 ア かん 水 を 行 うほ 場 は 営 農 排 水 対 策 として 周 囲 明 きょや 弾 丸 暗 きょ 等 が 施 工 され 1 日 以 内 に 地 表 水 を 排 水 できるほ 場 に 限 る イ かん 水 は 地 下 水 位 が 地 表 より 60 ~ 70 cm 低 下 した 場 合 に 実 施 する ウ 暗 きょ 栓 は かん 水 時 は 閉 じ かん 水 終 了 後 に 開 放 し 地 下 水 位 が 40cm 程 度 まで 下 がったら 再 び 閉 める エ 区 画 の 大 きいほ 場 では 数 日 かけてかん 水 し 水 口 側 の 湿 害 を 防 止 する オ かん 水 実 施 のため 必 要 に 応 じて 事 前 に 大 豆 への 用 水 利 用 について 地 域 での 合 意 形 成 を 図 っておく 6 病 害 虫 防 除 (1)アブラムシ 類 の 防 除 ウイルス 病 ( 褐 斑 粒 ) 対 策 ア アブラムシ 類 は 吸 汁 害 を 起 こすとともに ウイルス 病 ( 褐 斑 粒 )を 媒 介 するので 発 生 初 期 に 薬 剤 で 防 除 する イ 褐 斑 粒 の 発 生 防 止 のため ウイルス 病 株 (モザイク 株 )は 見 つけ 次 第 抜 き 取 る 抜 き 取 りは ウイルス 病 株 が 分 かり 易 い 開 花 期 頃 に 行 う (2)ウコンノメイガ ア ウコンノメイガの 加 害 ( 葉 巻 の 発 生 )は7 月 中 旬 から 始 まり 7 月 下 旬 から8 月 中 旬 にかけて 急 増 する イ 葉 の 巻 き 始 める 加 害 始 めを 見 逃 さないよう 注 意 し 被 害 拡 大 が 懸 念 される 場 合 は 薬 剤 で 直 ちに 防 除 する 発 生 予 察 調 査 を 行 っている 地 域 では 発 生 予 察 情 報 を 参 考 にす る 特 に 前 年 の 多 発 生 地 域 やは 種 時 期 が 早 く 生 育 が 旺 盛 なほ 場 では 観 察 を 十 分 行 い 防 除 を 徹 底 する (3) 紫 斑 病 紫 斑 病 の 防 除 は 開 花 期 ( )を 基 点 とした 一 定 期 間 後 に 実 施 する 適 期 防 除 により 防 除 効 果 を 十 分 発 揮 させるためには 開 花 期 を 的 確 に 捉 えることが 重 要 である 開 花 期 とは1 花 でも 開 花 した 株 が ほ 場 全 株 の 40 ~ 50 %に 達 したときで 最 初 の 花 は 主 茎 中 央 部 の 節 につくため 畦 畔 からは 見 つけにくいのでほ 場 に 入 って 観 察 する Ⅳ そば 1 排 水 対 策 そばは 湿 害 に 極 めて 弱 いため 排 水 不 良 ほ 場 には 作 付 けしない 転 換 畑 で 作 付 けする 場 合 は 団 地 化 に 努 めるとともに 明 きょと 弾 丸 暗 きょを 組 み 合 わ せるなどの 営 農 排 水 対 策 を 実 施 し 地 下 水 位 を 50 cm 以 下 に 地 表 水 が 半 日 以 内 に 排 除 できるようにする 2 品 種 の 選 定 (1) 品 種 の 種 類 県 内 で 栽 培 されている 主 な 品 種 は 信 濃 1 号 とよむすめ 栃 木 在 来 で 特 性 は 表 6のとおりである
表 6 そばの 生 育 収 量 特 性 ( 新 潟 県 農 業 総 合 研 究 所 作 物 研 究 センター) 品 種 は 種 期 開 花 期 成 熟 期 生 育 日 数 草 丈 分 枝 数 収 量 千 粒 重 ( 月 日 ) ( 月 日 ) ( 月 日 ) ( 日 ) (cm) ( 本 ) (kg/10a) (g) 信 濃 1 号 8.10 9.5 10. 8 59 84 2.3 109 31.8 とよむすめ 8.10 9.7 10.17 68 105 2.4 144 36.9 栃 木 在 来 8.10 9.7 10.17 68 104 2.1 144 35.4 (2) 品 種 の 統 一 そばは 虫 媒 などにより 容 易 に 他 品 種 と 交 雑 するので 地 域 毎 に 品 種 を 統 一 する 異 な る 品 種 を 作 付 けする 場 合 は2 km 以 上 離 す 3 施 肥 (1) 土 壌 ph 土 壌 phは 6.0 ~ 6.5 を 目 標 とし 石 灰 散 布 は は 種 の1 週 間 前 に 行 う (2) 施 肥 量 ア 施 肥 量 は 10a 当 たり 成 分 量 で 窒 素 2~3kg リン 酸 4~8kg カリ5~ 10 kgとし 条 施 又 は 全 面 施 用 する 条 施 の 場 合 窒 素 は 控 えめとし 肥 料 が 種 子 に 触 れないよう に 施 肥 位 置 を 調 節 する イ 窒 素 過 多 は 過 繁 茂 による 倒 伏 を 招 きやすいので 肥 沃 なほ 場 では 基 肥 を 無 窒 素 とし 生 育 不 足 の 場 合 にのみ 着 蕾 期 から 開 花 始 め 頃 までに 10a 当 たり 窒 素 成 分 で1kgを 追 肥 する なお 追 肥 時 期 が 遅 れると 茎 葉 の 生 長 が 過 剰 となり 倒 伏 を 助 長 するので 開 花 始 め 以 降 は 追 肥 しない 4 耕 うん は 種 (1) 耕 うん は 種 の 作 業 砕 土 率 70 % 以 上 耕 深 15cmを 目 標 とし は 種 当 日 に 行 う は 種 直 後 に 激 しい 降 雨 が 予 想 される 場 合 は は 種 作 業 を 延 期 する (2)は 種 ア は 種 期 そばの 生 育 量 と 収 量 を 確 保 するには 適 期 は 種 が 極 めて 重 要 となる 品 種 標 高 別 のは 種 期 めやすは 表 7のとおりである は 種 が 早 すぎると 倒 伏 の 危 険 性 が 高 まり 遅 すぎると 収 穫 前 に 初 霜 や 雪 害 を 受 ける 危 険 性 が 高 まる 表 7 品 種 標 高 別 のは 種 期 めやす 品 種 平 坦 地 ( 標 高 200m 以 下 ) 中 山 間 地 (200 ~400m) 準 高 冷 地 (400 ~600m) とよむすめ 8 月 上 旬 7 月 下 ~8 月 上 旬 7 月 下 旬 信 濃 1 号 等 8 月 中 ~ 下 旬 7 月 下 ~8 月 上 旬 7 月 下 旬 イ 種 子 種 子 は 前 年 産 の 種 子 を 用 いる 2 年 以 上 貯 蔵 した 種 子 は 保 存 状 態 により 極 端 に 発 芽 率 が 低 下 することがあるのでは 種 前 に 発 芽 率 の 確 認 を 行 う ウ 苗 立 ち 数 目 標 苗 立 ち 数 は m2 当 たり 100 ~ 120 本 とする エ は 種 量 は 種 様 式 別 のは 種 量 および 作 業 のポイントは 表 8のとおりである
表 8 は 種 様 式 別 のは 種 量 および 作 業 のポイント は 種 10 a 当 た は 種 方 法 様 式 りは 種 量 作 業 のポイント 大 豆 は 種 ユニットを 利 用 する 場 合 目 皿 やベ ルトをそば 用 に 交 換 する 条 間 30 ~ 50cm 程 度 播 き 幅 3~ 10cm 程 度 条 播 ドリルシーダ 5kg は 種 深 2~3cmとする 土 壌 が 乾 燥 している 場 合 は 覆 土 後 に 鎮 圧 を 行 う ただし 土 壌 が 過 湿 の 場 合 は 発 芽 不 良 になるので 鎮 圧 を 行 わない 手 播 き 種 子 を 均 一 に 散 布 する 乾 燥 しやすいほ 場 で 散 播 動 力 散 布 機 7~8kg はその 後 ロータリやレーキで 深 さ5cm 以 内 に ブロードキャスタ 浅 く 混 和 ( 覆 土 )する 5 畝 立 ては 種 による 収 量 品 質 の 向 上 畝 立 ては 種 では は 種 位 置 を 高 めることで 出 芽 時 および 生 育 時 の 湿 害 の 軽 減 が 図 られ 水 田 転 換 畑 など 排 水 性 が 不 良 なほ 場 で 有 効 である 耕 うん 同 時 畝 立 てが 可 能 なロータリーでは 下 図 の 様 な 平 高 畝 が 成 型 できるように 爪 配 列 を 変 更 する 周 囲 明 きょ 等 の 排 水 対 策 は 慣 行 と 同 様 に 実 施 し は 種 後 は 畦 間 の 溝 を 明 きょに 接 続 す る 畝 立 て 実 証 区 5 条 130cm 平 慣 畝 行 区 畦 幅 140cm 15cm 畝 高 ( 散 播 ) 作 業 幅 170cm 6 雑 草 病 害 虫 防 除 雑 草 防 除 は 耕 種 的 防 除 を 基 本 とする 砕 土 率 を 高 めて 苗 立 ち 数 の 確 保 と 初 期 生 育 の 促 進 を 図 り 短 期 間 に 地 上 部 を 覆 わせる なお 生 育 期 にイネ 科 雑 草 が 多 発 した 場 合 は 登 録 薬 剤 を 適 正 に 使 用 する 立 枯 病 は 耕 種 的 防 除 で 対 応 する 排 水 対 策 の 徹 底 過 繁 茂 防 止 とともに 連 作 を 避 ける ハスモンヨトウには 登 録 薬 剤 を 適 正 に 使 用 する 老 齢 になると 防 除 効 果 が 劣 るので できるだけ 発 生 初 期 に 薬 剤 散 布 する ただし 開 花 期 間 中 の 防 除 は 訪 花 昆 虫 に 影 響 が あるので 避 ける 照 会 先 : 経 営 普 及 課 農 業 革 新 支 援 担 当 石 山 誠 一 TEL 025-280-5302