外 国 語 ( 英 語 ) Ⅰ 言 語 活 動 の 充 実 を 通 して 思 考 力 判 断 力 表 現 力 等 を 育 むポイント 1 教 科 における 言 語 活 動 学 習 指 導 要 領 外 国 語 科 解 説 では, 言 語 活 動 の 取 扱 い の 中 で,3 年 間 を 通 した 全 体 的 な 配 慮 事 項 として, 次 のように 記 述 してい (ア) 実 際 に 言 語 を 使 用 して 互 いの 考 えや 気 持 ちを 伝 え 合 うなどの 活 動 を 行 うととも に,(3)に 示 す 言 語 材 料 について 理 解 したり 練 習 したりする 活 動 を 行 うようにする こと 英 語 科 における 言 語 活 動 には, 実 際 に 言 語,つまり 英 語 を 用 いることを 前 提 とし, 互 いの 考 えや 気 持 ちを 伝 え 合 うなどの 活 動 と,それを 支 える 言 語 材 料 についての 理 解 や 練 習 を 行 う 活 動 の2 種 類 があることが 示 されてい 外 国 語 を 用 いたコミュニケーション 能 力 を 育 成 するためには, 発 音 の 基 本, 語 句 や 文 の 構 造 な ど 基 本 的 な 言 語 材 料 についての 理 解 や 定 着 のための 練 習 が 不 可 欠 であその 練 習 による 言 語 材 料 の 定 着 はゴールではなく, 実 際 の 言 語 の 使 用 場 面 の 中 でそれらを 活 用 し, 考 えや 思 いを 伝 え 合 う 活 動 につなげることが 大 切 であ 用 語 や 用 法 の 区 別 ばかりがクローズアップされた 文 法 の ための 文 法 の 指 導 になったり,また, 言 語 材 料 の 理 解 定 着 が 伴 わないコミュニケーション 活 動 になったりすることなく, 上 記 2つの 言 語 活 動 が 授 業 の 中 でバランスよく 行 われることが 求 め られてい 2 思 考 力 判 断 力 表 現 力 を 育 むために 1で 挙 げた2つの 言 語 活 動 のうち, 思 考 力 判 断 力 表 現 力 を 育 むことができるのは 互 いの 気 持 ちを 伝 え 合 うなどの 活 動 であ 学 習 指 導 要 領 外 国 語 科 解 説 では, 言 語 活 動 の 取 扱 い の 中 で, 配 慮 事 項 として 上 記 (ア)に 続 いて 次 のように 記 してい (イ) 実 際 に 言 語 を 使 用 して 互 いの 考 えや 気 持 ちを 伝 え 合 うなどの 活 動 においては, 具 体 的 な 場 面 や 状 況 に 合 った 適 切 な 表 現 を 自 ら 考 えて 言 語 活 動 ができるようにす ること 考 えや 気 持 ちを 伝 え 合 う 言 語 活 動 に 取 り 組 ませるとき, 具 体 的 な 場 面 設 定 を 行 うことで, 生 徒 に 英 語 を 用 いて 表 現 する 必 然 性 を 与 えることができその 際, 表 現 内 容 ( 何 について 表 現 する か),もしくは 表 現 形 式 (どんな 言 語 材 料 を 用 いるか)について, 生 徒 が 自 ら 選 択 する 自 由 を 与 えることがポイントとなこのどちらにも 生 徒 に 選 択 の 余 地 がないとしたら, 表 現 は 決 まった 内 容, 形 式 となり, 生 徒 が 自 らの 考 えや 気 持 ちを どう 伝 えよう と 思 考 判 断 することはない 2つの 言 語 活 動 をバランスよく 単 元 の 中 で 行 うためには, 単 元 として 生 徒 にどんな 気 持 ちや 考 えを 伝 え 合 う 言 語 活 動 に 取 り 組 ませ,どんなコミュニケーションの 力 を 付 けさせたいのか,とい う 目 指 す 生 徒 の 姿 を 明 確 にして 単 元 の 指 導 計 画 を 作 る 必 要 があ の 力 を 付 けさせるため の の 言 語 活 動 に 取 り 組 ませるために,この 言 語 材 料 が 必 要 で, 定 着 のためにこの 練 習 が 不 可 欠 だ というビジョンを 描 いて 授 業 を 行 うことで,2つの 言 語 活 動 の 役 割 が 明 確 となり, 単 元 の 指 導 がスムーズに 行 われまた, 生 徒 にもその 学 習 過 程 を 提 示 することで,その 語 彙 や 文 法 を 学 ぶ 意 義 を 感 じながら 学 習 活 動 に 取 り 組 むことができ, 考 えや 気 持 ちを 伝 え 合 う 言 語 活 動 へ 向 か うことができ - 中 英 1-
以 上 のような 視 点 から, 事 例 では, 単 元 において 生 徒 に 付 けさせたい 力 は 何 か,そのために 必 要 な 言 語 材 料 や 練 習 はどんなことか,と 逆 算 的 に 単 元 の 流 れを 構 成 していくことで, 生 徒 が 思 考 判 断 表 現 する 場 面 へのスムーズな 学 習 展 開 を 目 指 した また, 考 えや 気 持 ちを 伝 え 合 う 活 動 については, 生 徒 が 自 由 に 思 考 できる 課 題 を 設 定 するとともに, 生 徒 にとって 身 近 であり, 考 え たり 書 いたりする 必 要 性 のある 題 材 を 設 定 するよう 工 夫 した Ⅱ 思 考 力 判 断 力 表 現 力 等 の 評 価 のポイント 事 例 では,4 技 能 のうち, 話 すこと と 書 くこと の 領 域 において, 考 えや 気 持 ちを 伝 え 合 う 言 語 活 動 の 中 で,どのように 生 徒 の 思 考 力, 判 断 力, 表 現 力 を 見 取 り, 評 価 に 反 映 させたかを 紹 介 していⅠでも 触 れたように, 英 語 の 授 業 の 中 で, 思 考 判 断 表 現 の 様 子 が 見 られる, 考 えや 気 持 ちを 伝 え 合 う 言 語 活 動 での 生 徒 の 姿 は, 多 くの 場 合, 単 元 で 目 指 す 生 徒 の 姿 でもあるこ とから,はじめの 段 階 で 単 元 の 目 標 設 定 を 丁 寧 に 行 い, 目 標 と 評 価 の 一 体 化 を 図 りながら, 生 徒 と 教 師 両 者 にとって 適 切 な 評 価 場 面 と 評 価 の 回 数 について 配 慮 した また, 話 すこと の 事 例 に おいては,それぞれの 生 徒 の 状 況 を 正 しく 判 断 し, 評 価 するため に, 後 日 インタビューテストを 行 うなどの 工 夫 を 行 った なお, 単 元 や 各 時 における 評 価 規 準 や 評 価 場 面 等 については, 評 価 規 準 の 作 成, 評 価 方 法 等 の 工 夫 改 善 のための 参 考 資 料 ( 平 成 23 年 7 月 国 立 教 育 政 策 研 究 所 )を 参 考 にした Ⅲ 学 習 指 導 と 評 価 の 事 例 事 例 1 考 えや 意 思 を 伝 え 合 う 言 語 活 動 の 事 例 1 主 に 話 すこと において, 好 きな 国 についてスピーチを 行 う 活 動 の 学 習 指 導 と 評 価 の 事 例 事 例 2 事 例 3 事 例 4 考 えや 意 思 を 伝 え 合 う 言 語 活 動 の 事 例 2 主 に 話 すこと において, 好 きなもの について 紹 介 したり 質 問 したりする 活 動 の 学 習 指 導 と 評 価 の 事 例 考 えや 意 思 を 伝 え 合 う 言 語 活 動 の 事 例 3 主 に 書 くこと において, 自 分 の 感 じたことを 手 紙 に 書 いて 伝 える 活 動 の 学 習 指 導 と 評 価 の 事 例 考 えや 意 思 を 伝 え 合 う 言 語 活 動 の 事 例 4 主 に 書 くこと において, 学 校 行 事 を 紹 介 する 文 を 書 く 活 動 の 学 習 指 導 と 評 価 の 事 例 - 中 英 2-
Ⅳ 学 習 指 導 と 評 価 の 実 践 事 例 事 例 1 考 えや 意 思 を 伝 え 合 う 言 語 活 動 の 実 践 事 例 ~ 話 すこと に 関 わって~ 単 元 名 好 きな 国 を 紹 介 しよう Sun Shine English Course 2 Program5 Gulliver s Travels を 通 して 第 2 学 年 思 考 力 判 断 力 表 現 力 等 の 学 習 活 動 の 分 類 :2 1 単 元 ( 題 材 )の 目 標 自 分 の 好 きな 国 について 紹 介 す 仲 間 の 発 表 を 聞 き,その 内 容 について 積 極 的 に 質 問 したり, 感 想 を 言 ったりす There is (are) ~を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 す 接 続 詞 when, if を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 す 2 評 価 規 準 コミュニケーションへ の 関 心 意 欲 態 度 1 仲 間 の 発 表 を 聞 き, その 内 容 について 積 極 的 に 質 問 したり, 感 想 を 言 っ た り す 外 国 語 表 現 の 能 力 1 適 切 な 声 量 や 明 瞭 さ で 話 す こ と が で き 2 聞 き 手 を 意 識 して 強 調 したり, 繰 り 返 し たりして 話 すことが でき 外 国 語 理 解 の 能 力 言 語 や 文 化 についての 知 識 理 解 1There is (are) ~.を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 してい 2 接 続 詞 when や if を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 してい 各 観 点 の 名 称 については 便 宜 上 以 下 のように 記 述 す コミュニケーションへの 関 心 意 欲 態 度 :ア 外 国 語 表 現 の 能 力 :イ 外 国 語 理 解 の 能 力 :ウ 言 語 文 化 についての 知 識 理 解 :エ 3 単 元 ( 題 材 )について 本 単 元 は,ガリバー 旅 行 記 を 読 んでいるマイクが,その 内 容 をユキに 説 明 していくというところか ら 始 ま この 本 の 中 には~という 話 がある,という 表 現 があることから,There is(are)~を 多 用 していまた,ガリバー 旅 行 記 をきっかけとして, 日 本 の 観 光 地 が 接 続 詞 when や if を 用 いた 文 で 紹 介 されていしたがって, 教 科 書 を 通 して 町 や 観 光 地 を 紹 介 するときに 必 要 な 表 現 やその 使 い 方 を 学 び, 実 際 に 英 語 で 案 内 や 紹 介 ができる 力 を 養 う また, 発 展 学 習 として, 自 分 が 好 きな 国 につい て 調 べ, 紹 介 する 活 動 を 行 う その 活 動 を 通 し,わかりやすい, 要 点 をまとめたスピーチの 仕 方, 聞 き 取 った 英 文 に 対 して 質 問 する 力 をつけさせたい - 中 英 3-
4 指 導 と 評 価 の 計 画 ( 全 7 時 間 ) 時 1 2 3 4 5 主 な 学 習 活 動 本 単 元 で 身 に 付 ける 技 能 や 理 解 す る 内 容 を 知 ガリバー 旅 行 記 について 知 っている かどうか 質 問 し,その 内 容 を 簡 単 な 英 語 で 説 明 す There is (are)~を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 す There is (are) ~の 文 の 構 造 を 知 自 分 の 地 域 にあるものや 教 室 の 中 に あるものを There is (are) ~を 使 っ てなるべく 多 く 言 わせ(グルー プワーク) 教 科 書 の 本 文 を 通 し,There is (are) ~の 使 い 方 を 理 解 す There is(are)を 用 いた 文 を 使 って 表 現 す There is (are) の 表 現 を 使 いながら, 自 分 の 理 想 の 家 My Dream House というレポートを 作 成 す 接 続 詞 when, if を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 す を 通 して 既 習 の 接 続 詞 を 含 む 多 くの 文 に 触 れ,when と if がそれぞれどんな 意 味 になるのか 推 測 す(グループワーク) 接 続 詞 when, if を 用 いた 文 の 構 造 を 知 を 使 い, 接 続 詞 のある 文 を 使 えるよう 練 習 す 接 続 詞 when を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 す 前 時 の 復 習 としてウォームアップで 接 続 詞 のある 文 を 聞 いたり 話 した りして, 内 容 を 確 認 す 教 科 書 本 文 を 通 して,when の 使 い 方 を 理 解 す 教 科 書 の 練 習 問 題 をもとに,when を 用 いた 文 を 使 えるように 練 習 す (ペアワーク) 接 続 詞 if を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 す 教 科 書 本 文 を 通 して,if の 使 い 方 を 理 解 す 教 科 書 本 文 から, 町 や 観 光 地 を 案 内 評 価 規 準 評 価 方 法 エの1 活 動 の 観 察 ペーパーテスト ( 後 日 ) エの1 レポートチェック エの2 活 動 の 観 察 のチェ ック 後 日 ペーパーテスト エの2 活 動 の 観 察 ペーパーテスト ( 後 日 ) エの2 活 動 の 観 察 ペーパーテスト ( 後 日 ) - 中 英 4- 言 語 活 動 に 関 する 指 導 上 の 留 意 点 英 語 での 簡 単 な 質 問 を 重 ね, 内 容 を 理 解 していく 実 際 に 自 分 の 住 んでいる エリアごとでグループを 作 り, 自 分 たちの 住 んでい るエリアには 何 があるの か 協 力 して 考 えさせ 家 のパーツを 表 す 英 単 語 資 料 を 提 示 す まとまった 内 容 の 英 文 で あるかをポイントとして み 接 続 詞 の 特 徴 を 導 き 出 せ るとなるよ う 工 夫 す 教 師 が 与 えた 接 続 詞 を 使 いながら, 一 文 を 作 らせ 発 表 する 活 動 をす 一 文 が 作 れない 生 徒 には, 接 続 詞 以 下 の 半 分 の 文 を 作 らせ ペアで, ~の 時 何 をする か という 質 問 をし 合 う
6 7 するときに 使 える 表 現 を 探 す if を 用 いた 文 を 使 えるように 練 習 す 自 分 の 好 きな 国 について 調 べ, 紹 介 する 文 を 作 パソコンを 利 用 し,クラス 全 員 がそ れぞれ 違 う 国 について 調 べ,その 紹 介 文 を 作 既 習 の There is(are) ~,when や if をうまく 使 えるよう 工 夫 す 自 分 の 好 きな 国 について 紹 介 文 を スピーチす ペアでスピーチの 練 習 をす 一 人 一 人 がクラスの 前 で, 自 分 の 好 きな 国 についての 紹 介 スピーチを 行 う 仲 間 のスピーチを 聞 いて, 感 想 を 言 ったり, 質 問 したりす イの1 スピーチを 一 人 一 人 評 価 アの1 活 動 の 観 察 メモ ペアで,もし~ならば, 何 をするか,という 質 問 をし 合 う 調 べ 学 習 のポイントをまと めるための を 準 備 す 教 師 のモデル 文 を 準 備 す スピーチの 前 に, 以 下 のポ イントを 板 書 し, 意 識 付 け を 行 う 1 適 切 な 声 量 や 明 瞭 さで 話 すことがで きる 2 聞 き 手 を 意 識 し て 強 調 したり, 繰 り 返 したりする 5 学 習 指 導 と 評 価 の 様 子 (1) 言 語 活 動 に 関 わる 学 習 指 導 のについて 生 徒 一 人 一 人 が,それぞれに 異 なった 国 を 調 べ,その 観 光 ポイントや, 国 の 特 徴 をまとめたスピ ーチ 原 稿 を 作 成 した 教 科 書 中 の 本 文 や, 既 習 の 表 現 を 使 い,どうしたら 聞 き 手 を 引 き 付 けられる 文 になるかを 考 えながら 作 成 させた また,スピーチの 際 には, 評 価 の3 観 点 をはじめに 提 示 する ことによって, 発 表 者 の 意 識 が 高 まり, 多 くの 生 徒 がよいスピーチを 行 うことができた (2) 生 徒 の 変 容 と 評 価 話 すことによる コミュニケーションへの 関 心 意 欲 態 度 及 び 外 国 語 表 現 の 能 力 について スピーチとその 内 容 に 関 する 質 疑 応 答 を 繰 り 返 す 中 で, 徐 々に 生 徒 のスピーチ 能 力 が 高 まって いった 例 えば,とても 聞 きやすい 大 きな 声 で 発 表 できた 生 徒 に 対 して,ある 生 徒 が, I like your speech, because your voice was very big. という 感 想 を 述 べたところ,その 後 に 続 く 生 徒 のボリュームが 上 がっていった このスピーチをした 生 徒 はイの1の 観 点 でAとした また, 感 想 を 言 った 生 徒 は, 的 を 射 た 表 現 とともに 意 欲 的 に 発 言 できたので,アの1の 観 点 で Aとした 自 分 の 調 べた 国 が,あまり 有 名 な 国 ではなかったために, 初 めて 聞 く 地 名 や 人 物 名 を 言 わなけ ればならない 生 徒 がいた この 生 徒 は, 人 名 や 地 名 のときには,ゆっくりはっきり 発 音 し, 聞 き 手 の 表 情 を 見 ながら 繰 り 返 して 言 っていた 大 変 すばらしいスピーチであった その 生 徒 に 対 して,このような 感 想 が 出 た I didn t know about Sweden well, so your speech taught me a lot about Sweden. スピーチを 行 った 生 徒 には,イの1,2の 両 観 点 で,Aとした また, 感 想 を 言 った 生 徒 も 表 情 や 表 現 の 様 子 から, 話 者 に 強 く 共 感 し,それを 伝 えようとする 姿 が 見 られたので,アの1の 観 点 でAとした - 中 英 5-
事 例 2 考 えや 意 思 を 伝 え 合 う 言 語 活 動 の 実 践 事 例 ~ 話 すこと に 関 わって~ 単 元 名 好 きなものを 紹 介 しよう Sun Shine English Course 1 Program5 国 際 フードフェスティバル を 通 して 第 1 学 年 思 考 力 判 断 力 表 現 力 等 の 学 習 活 動 の 分 類 :1 1 単 元 ( 題 材 )の 目 標 好 きなスポーツ 選 手 や 自 分 が 使 っている 大 切 な 物 を 英 語 で 紹 介 でき グループ 活 動 の 中 で, 間 違 うことを 恐 れず 積 極 的 に 自 分 の 考 えを 話 してい 人 や 物 の 紹 介 に 対 して, 質 疑 応 答 でき be 動 詞 is を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 す 疑 問 詞 where を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 す 代 名 詞 he,she を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 す 2 評 価 規 準 コミュニケーションへ の 関 心 意 欲 態 度 1 自 分 が 使 っている 大 切 な 物 を 紹 介 する 活 動 の 中 で, 間 違 うこ とを 恐 れず 積 極 的 に 自 分 の 考 えを 話 して い 外 国 語 表 現 の 能 力 1 文 法 の 知 識 を 活 用 し て 正 しく 書 くことが でき 2 聞 き 手 を 意 識 して, 強 調 して 話 すことが でき 3 尋 ねられたことに 対 して 適 切 に 応 答 する ことができ 外 国 語 理 解 の 能 力 言 語 や 文 化 についての 知 識 理 解 1be 動 詞 is を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 してい 2 疑 問 詞 where を 用 い た 文 の 構 造 を 理 解 し てい 3 代 名 詞 を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 し て い 各 観 点 の 名 称 については 便 宜 上 以 下 のように 記 述 す コミュニケーションへの 関 心 意 欲 態 度 :ア 外 国 語 表 現 の 能 力 :イ 外 国 語 理 解 の 能 力 :ウ 言 語 文 化 についての 知 識 理 解 :エ 3 単 元 ( 題 材 )について 本 単 元 は, 由 紀 と 武 史 とインド 出 身 のバルーが 国 際 フードフェスティバル 会 場 を 訪 れ,インドの 食 文 化 や 韓 国 の 民 族 衣 装 に 触 れ, 国 際 理 解 や 異 文 化 理 解 を 深 めていく 構 成 になってい 会 場 を 巡 りながら, 物 を 説 明 したり 場 所 を 尋 ねたりする 表 現 が 用 いられ,バルーの 家 では 家 族 を 説 明 する 表 現 が 用 いられていbe 動 詞 is や 疑 問 詞 where, 代 名 詞 he,she を 用 いて 自 分 以 外 の 人 や 物 につ いて 紹 介 できる 力,そして 質 問 にも 応 答 できる 力 を 養 う - 中 英 6-
4 指 導 と 評 価 の 計 画 ( 全 6 時 間 ) 時 1 2 3 4 主 な 学 習 活 動 be 動 詞 is を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 す be 動 詞 is を 用 いた 文 の 構 造 を 知 be 動 詞 is を 用 いた 文 を 使 える ように 練 習 す be 動 詞 is を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 す be 動 詞 is を 用 いた 疑 問 文 と 否 定 文 の 構 造 を 知 be 動 詞 is を 用 いた 疑 問 文 と 否 定 文 を 使 えるように 練 習 す インドの 食 べ 物 について 知 疑 問 詞 where を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 す 疑 問 詞 where を 用 いた 文 の 構 造 を 知 疑 問 詞 where を 用 いた 文 を 使 えるように 練 習 す 韓 国 の 衣 装 や 食 べ 物 について 知 代 名 詞 he,she を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 す 代 名 詞 he, she を 用 いた 文 の 構 造 を 知 代 名 詞 he, she を 用 いた 文 を 使 えるように 練 習 す バルーの 家 族 について 知 評 価 規 準 評 価 方 法 エの1 ペーパーテスト( 後 日 ) エの1 ペーパーテスト( 後 日 ) エの2 ペーパーテスト( 後 日 ) エの3 ペーパーテスト( 後 日 ) 言 語 活 動 に 関 する 指 導 上 の 留 意 点 自 分 のすぐ 近 くにある 物 や 少 し 離 れた 場 所 にあ る 物 を 英 語 で 繰 り 返 し 表 現 させ Is this ~? Is that? を 用 いて 誰 の 持 ち 物 か を 確 認 する 活 動 を 仕 組 む 物 がどこにあるのかを 尋 ねたり, 場 所 を 表 す 表 現 を 使 って 答 えたりする 場 面 を 十 分 に 確 保 す 有 名 人 の 写 真 を 見 て,そ の 人 について 英 語 で 表 現 する 活 動 を 仕 組 む 5 6 好 きなスポーツ 選 手 を 紹 介 す 好 きなスポーツ 選 手 を 紹 介 す る 表 現 を 考 え 書 く 発 表 の 練 習 を 個 人 です グループで 紹 介 し 合 う 質 疑 応 答 自 分 の 使 っている 大 切 な 物 を クイズ 形 式 で 紹 介 す 自 分 の 使 っている 大 切 な 物 を 紹 介 する 表 現 を 考 え グループで 紹 介 し 合 う 質 疑 応 答 イの1 原 稿 シート アの1 イの3 活 動 の 観 察 アの1 イの2 イの3 活 動 の 観 察 インタビューテスト モデル 文 を 示 す モデルを 示 す - 中 英 7-
5 学 習 指 導 と 評 価 の 様 子 (1) 言 語 活 動 に 関 わる 学 習 指 導 について 自 分 の 使 っている 大 切 な 物 を 台 本 なしで 英 文 で 説 明 し, 周 りの 生 徒 がその 品 物 が 何 かを 当 てる 活 動 を 仕 組 んだ その 際,これまで 学 習 してきた be 動 詞 や 一 般 動 詞 を 活 用 しながら, 最 大 5 文 の 英 文 を 用 いることを 課 題 とした その 後, 内 容 を 深 める 質 問 を 出 し 合 い,それらに 適 切 に 答 えることも 評 価 した (2) 生 徒 の 変 容 と 評 価 1 例 1 話 すことによる 外 国 語 表 現 の 能 力 イの2について 十 分 満 足 できる 状 況 (A)と 判 断 した 例 This is light. It is white and blue. It is exciting. I use every day. It is about 5000 yen. 文 法 の 間 違 いが 少 なく 流 暢 な 英 語 で 話 していた さらに 相 手 の 反 応 を 見 て, 適 当 な 間 を 取 りながらはっきり 話 していたので 十 分 満 足 できる 状 況 と 判 断 した おおむね 満 足 できる 状 況 (B)と 判 断 した 例 This is a big. It is blue. It is rectangle. It is plastic. It use at school. 冠 詞 や 主 語 の 使 い 方 に 問 題 があり,ややたどたどしいが, 相 手 に 聞 こえやすい 声 量 で 話 していたので おおむね 満 足 できる 状 況 と 判 断 した 2 例 2 話 すことによる 外 国 語 表 現 の 能 力 イの3について (S1 話 し 手 と S2~ S6 聞 き 手 のやり 取 りの 中 での S1 の 評 価 ) 十 分 満 足 できる 状 況 (A)と 判 断 した 例 S2:Is it new? S1:Yes, it is. S3:Where do you use? S1:Ground. S3:Do you use in the morning? S1:Yes, I do. I use in the morning and after school. What is this? S2~6:It is soccer shoes. 投 げかけられた 質 問 にテンポ 良 く 適 切 に 応 答 していたので 十 分 満 足 できる 状 況 と 判 断 した また, 活 動 を 進 めていく 中 で, 生 徒 たちはどのような 質 問 をしていったら 有 効 かをつかみはじめ, 多 くの 班 で 活 動 がスムーズになっていった おおむね 満 足 できる 状 況 (B)と 判 断 した 例 投 げかけられた 質 問 におおむね 答 えていたが, 質 問 者 の 期 待 する 答 えと 違 う 内 容 を 応 答 したり, 応 答 までに 間 がありすぎたりするなど 教 師 のサポートが 必 要 であったので おおむね 満 足 できる 状 況 と 判 断 した - 中 英 8-
事 例 3 考 えや 意 思 を 伝 え 合 う 言 語 活 動 の 実 践 事 例 ~ 書 くこと に 関 わって~ 単 元 名 手 紙 を 書 こう NEW HORIZON English Course3 Unit 3 Fair Trade Chocolate を 通 して 第 3 学 年 思 考 力 判 断 力 表 現 力 等 の 学 習 活 動 の 分 類 :1,2 1 単 元 ( 題 材 )の 目 標 新 しく 知 ったことについての 自 分 の 考 えや 感 想 を 手 紙 形 式 で 書 く これまで 学 習 した 表 現 集 や 辞 書 などを 活 用 して 書 く 現 在 完 了 を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 す 原 因 を 表 す 不 定 詞 を 含 む 文 の 構 造 を 理 解 す 2 評 価 規 準 コミュニケーションへ の 関 心 意 欲 態 度 1これまで 学 習 した 表 現 集 や 辞 書 などを 活 用 して 書 いてい 2 自 分 の 意 見 が 読 み 手 に 伝 わるように 工 夫 して 書 いてい 外 国 語 表 現 の 能 力 1 新 しく 知 ったことに ついて 自 分 の 考 えや 気 持 ちをまとまりの ある 文 章 で 書 くこと ができ 外 国 語 理 解 の 能 力 1 語 句 や 文 法 事 項 など の 知 識 を 活 用 して 内 容 を 正 しく 読 み 取 る ことができ 言 語 や 文 化 についての 知 識 理 解 1 現 在 完 了 を 用 いた 文 の 構 造 を 理 解 してい 2 原 因 を 表 す 不 定 詞 を 含 む 文 の 構 造 を 理 解 してい 各 観 点 の 名 称 については 便 宜 上 以 下 のように 記 述 す コミュニケーションへの 関 心 意 欲 態 度 :ア 外 国 語 表 現 の 能 力 :イ 外 国 語 理 解 の 能 力 :ウ 言 語 文 化 についての 知 識 理 解 :エ 3 単 元 ( 題 材 )について 本 単 元 では,フェアトレード( 発 展 途 上 国 で 作 られた 製 品 を 適 正 な 価 格 で 取 引 することで, 生 産 者 の 生 活 向 上 を 助 ける 貿 易 の 仕 組 み)に 関 わる 親 子 の 取 組 を 通 して, 発 展 途 上 国 における 同 年 代 の 子 どもた ちが 学 校 に 通 えない 現 状 を 知 また,フェアトレードを 通 して 支 援 をしようとする Tim に 対 するガーナ の 少 女 Rita(カカオ 農 園 で 働 く 少 女 )からの 感 謝 の 手 紙 で 構 成 されてい 他 国 の 同 年 代 の 子 どもたちの 現 状 と 自 分 たちが 生 きている 環 境 の 違 いに 気 付 くことができる 単 元 であ また, 発 展 途 上 国 での 問 題 を 解 決 しようとする 同 年 代 の Tim の 姿 と 自 分 の 立 場 を 比 較 することもでき これら 生 活 環 境 や 立 場 の 違 う 同 年 代 の 子 どもの 姿 に 触 れながら, 自 分 なりの 考 えをもち, 整 理 して 書 く 力 を 養 う 学 習 指 導 要 領 における 書 くこと (オ) 自 分 の 考 えや 気 持 ちなどを 読 み 手 に 正 しく 伝 わ るように, 文 と 文 のつながりなどに 注 意 して 文 章 を 書 くこと に 関 する 指 導 として 位 置 付 け - 中 英 9-
4 指 導 と 評 価 の 計 画 ( 全 6 時 間 ) 時 1 2 3 4 5 主 な 学 習 活 動 本 単 元 で 身 に 付 ける 文 構 造 や 中 心 となる テーマについて 知 フェアトレードの 活 動 について 知 るため に 身 近 にあるフェアトレード 商 品 ( 紅 茶 ) と 同 じ 輸 入 紅 茶 の 値 段 を 比 較 し,その 理 由 について 考 え 本 単 元 で 身 に 付 ける 文 の 構 造 を 理 解 す 現 在 完 了 を 用 いた 文 ( 経 験 用 法 )の 構 造 を 知 本 単 元 で 身 に 付 ける 文 構 造 の1つを 知 現 在 完 了 を 用 いた 文 ( 完 了 用 法 )の 構 造 を 理 解 す 現 在 完 了 を 用 いた 文 を 含 んだ 教 科 書 の 対 話 文 を 聴 いたり, 読 んだりしてフェアト レードの 活 動 をしている 親 子 の 様 子 を 知 フェアトレードによって 扱 われる 製 品 が 多 種 にわたることに 気 付 く フェアトレード 活 動 の 背 景 と 目 的 を 的 確 に 読 みと 問 題 点 とその 解 決 のための 取 組 について 的 確 に 読 み 取 読 み 取 った 内 容 について 自 分 自 身 の 意 見 や 感 想 をもつ 問 題 点 と 解 決 の 手 段 を 把 握 した 上 で 自 分 の 立 場 から 意 見 や 感 想 をまとめ 援 助 される 側 の 意 見 や 感 想 を 読 み 取 手 紙 形 式 で 書 かれた 内 容 から 援 助 を 受 け た 側 の 意 見 を 的 確 に 読 み 取 読 み 取 った 内 容 からフェアトレードに 対 する 意 見 をもつ 本 単 元 で 身 に 付 ける 文 構 造 の1つを 知 原 因 を 表 す 不 定 詞 を 含 んだ 文 の 構 造 を 理 解 す Tim に 対 して 自 分 の 意 見 や 感 想 を 含 む 手 紙 を 書 く 本 時 までの 活 動 で 知 った 事 実 や, 自 分 の 意 見 や 感 想 をまとめ, 必 要 に 応 じて 表 現 評 価 規 準 評 価 方 法 エ1 エ1 ウ1 イ1: イ1 エ2 イ1 言 語 活 動 に 関 する 指 導 上 の 留 意 点 本 単 元 のテーマを 生 徒 に 身 近 なものとして 感 じさ せ, 単 元 における 言 語 活 動 がスムーズに 行 えるよ うに 具 体 例 を 示 す 第 5 時 の 表 現 活 動 につな がるようにドリル 練 習 だ けに 終 始 せず, 自 己 表 現 活 動 までつなげ ペアで 読 み 取 った 内 容 を retelling す ペアで 読 み 取 った 内 容 を retelling す 支 援 する 側 もされる 側 も 自 分 たちと 同 年 代 の 子 ど もたちであることを 再 確 認 することで 手 紙 を 書 く - 中 英 10-
6 集 や 辞 書 を 活 用 しながら 英 語 で 書 く 英 語 で 書 いた 自 分 なりの 意 見 や 感 想 を 校 正 す 読 み 手 に 自 分 の 意 見 をより 伝 わりやすく するために 校 正 す 自 分 以 外 が 書 いた 手 紙 を 読 み, 感 想 を 書 く 互 いの 手 紙 を 読 み 合 い 日 本 語 で 簡 単 な 感 想 を 書 く こ と へ の 動 機 付 け と す 互 いの 手 紙 を 読 む 際 の 視 点 を 明 確 にす( 内 容 と 正 確 さ) 5 学 習 指 導 と 評 価 の 様 子 (1) 言 語 活 動 に 関 わる 学 習 指 導 について ( 第 6 時 ) 1 第 5 時 までの 活 動 で 知 った 事 実 と 自 分 で 考 えた 意 見 や 感 想 をまとめ 2 課 題 に 取 り 組 む 視 点 を 明 確 にす 視 点 A: 支 援 する 側 (フェアトレードをしている 少 年 Tim 側 )の 視 点 a) 知 った 事 実 b) 事 実 に 対 する 感 想 や 意 見 c) 同 年 代 の 子 どもに 対 する 意 見 や 感 想 視 点 B: 支 援 される 側 ( 農 園 で 働 くガーナの 少 女 Rita 側 )の 視 点 a) 知 った 事 実 b) 事 実 に 対 する 感 想 や 意 見 c) 同 年 代 の 子 どもに 対 する 意 見 や 感 想 32で 出 されたものを 英 語 で 表 現 するときに 必 要 になるであろう 語 彙 や 表 現 を 共 有 す 4 手 紙 様 式 ( 教 科 書 26P 参 照 )のにそれぞれの 意 見 や 感 想 を 含 んだ 手 紙 を 書 く 5 手 紙 様 式 は 差 出 人 や 日 付 などは 空 欄 補 充 とし, 意 見 や 感 想 を 書 く 部 分 を 自 由 作 文 形 式 とす (2) 生 徒 の 変 容 と 評 価 書 くことによる 外 国 語 表 現 の 能 力 イの2について 評 価 方 法 ア 自 分 の 考 えをまとまりのある 文 章 で 書 く というライティング 活 動 を,1~4 時 までの 読 み 取 りで 得 たものを 素 材 とし 第 5 時 で 行 う イ 視 点 を 明 確 にした 自 分 の 意 見 や 感 想 をもとに, 手 紙 様 式 のに 書 く ウ 授 業 後,を 回 収 し, 意 見 や 感 想 を 書 いた 部 分 を 対 象 に 評 価 を 行 う 評 価 の 決 定 十 分 満 足 できる 状 況 (A)と 判 断 した 生 徒 の 意 見 I heard the problems in Ghana for the first time. I was surprised to know about the problems. Now we study many subjects at school, but it s not natural. I have never bought fair trade products. But I will buy if I find them. 既 習 事 項 を 活 用 し 自 分 の 考 えや 現 状 などを 表 現 できていまた, 視 点 として 与 えた, 支 援 する 側 とされる 側 の 両 面 から 意 見 を 書 くことができていることから, 十 分 満 足 できる 状 況 (A)と 判 断 した おおむね 満 足 できる 状 況 (B)と 判 断 した 生 徒 の 意 見 I don t know about fair trade. I have never seen fair trade products. But I think fair trade is very good. I want to help children in Ghana. I buy fair trade products when I see it. 文 法 的 に 適 切 でない 表 現 ( 特 に 時 制 )があり, 助 動 詞 の 適 切 な 使 用 もできていないが,ここ まで 習 った 表 現 を 活 用 し, 事 実 と 感 想 や 意 見 を 書 いていることから, おおむね 満 足 できる 状 況 (B)と 判 断 した - 中 英 11-
事 例 4 考 えや 意 思 を 伝 え 合 う 言 語 活 動 の 実 践 事 例 ~ 書 くこと に 関 わって~ 単 元 名 学 校 行 事 を 紹 介 しよう Sun Shine English Course 3 Program5 Let s Talk about Things Japanese My Project 伝 統 文 化 を 説 明 しよう を 通 して 第 3 学 年 思 考 力 判 断 力 表 現 力 等 の 学 習 活 動 の 分 類 :1 1 単 元 ( 題 材 )の 目 標 学 校 行 事 の 紹 介 文 を 書 く 読 み 手 を 意 識 し,これまで 学 習 した 表 現 を 用 いたり 辞 書 などを 活 用 したりしてわかりやすく 書 く 現 在 分 詞 や 過 去 分 詞 の 後 置 修 飾 の 文 の 構 造 を 理 解 す 2 評 価 規 準 コミュニケーションへ の 関 心 意 欲 態 度 1 読 み 手 が 理 解 しやす くなるように 書 いた り, 書 き 直 したりし てい 2 辞 書 を 活 用 したり, これまでに 学 習 した 表 現 を 活 用 して 書 い てい 外 国 語 表 現 の 能 力 1 内 容 的 にまとまりの ある 文 章 を 書 くこと ができ 外 国 語 理 解 の 能 力 言 語 や 文 化 についての 知 識 理 解 1 現 在 分 詞 過 去 分 詞 を 用 いた 後 置 修 飾 の 文 の 構 造 を 理 解 して い 各 観 点 の 名 称 については 便 宜 上 以 下 のように 記 述 す コミュニケーションへの 関 心 意 欲 態 度 :ア 外 国 語 表 現 の 能 力 :イ 外 国 語 理 解 の 能 力 :ウ 言 語 文 化 についての 知 識 理 解 :エ 3 単 元 ( 題 材 )について 本 単 元 では, 学 校 行 事 の 紹 介 文 を 作 成 す 本 校 では 今 年, 新 しいALTが 赴 任 することから,こ の 題 材 は 内 容, 時 期 ともに 生 徒 が 必 然 性 を 感 じながら 活 動 に 取 り 組 むことができるものであると 考 え た また, 教 科 書 の 題 材 を 効 果 的 に 書 く 言 語 活 動 につなげるために, 教 科 書 における 複 数 の 単 元 を 貫 く 形 で 一 つの 単 元 を 設 定 した 単 元 前 半 では, 教 科 書 の 題 材 をもとに, 鳥 獣 戯 画 や けん 玉 などの 日 本 文 化 の 紹 介 文 を 通 し, ~している ~された といった 後 置 修 飾 の 文 構 造 や, 紹 介 文 の 文 章 構 成 について 学 習 す 教 科 書 での 言 語 事 項 や 紹 介 文 の 文 章 構 成 に 関 する 学 習 を 生 かし, 学 校 生 活 という 身 近 な 事 柄 を 題 材 について, 相 手 の 存 在 を 意 識 しながら 既 習 事 項 を 駆 使 して 書 いて 説 明 する 力 を 養 いたい - 中 英 12-
4 指 導 と 評 価 の 計 画 時 主 な 学 習 活 動 評 価 規 準 評 価 方 法 言 語 活 動 に 関 する 指 導 上 の 留 意 点 本 単 元 で 身 に 付 ける 技 能 や 理 解 す る 内 容 を 知 Warm-up として, 日 本 の 文 化 や 伝 統 について 述 べ 合 う 本 単 元 で 身 に 付 ける 技 能 や 理 解 す る 内 容 を 知 1 ~ 5 現 在 分 詞 過 去 分 詞 を 用 いた 後 置 修 飾 文 の 構 造 を 理 解 す 現 在 分 詞, 過 去 分 詞 を 用 いた 後 置 修 飾 の 文 の 構 造 を 知 現 在 分 詞, 過 去 分 詞 を 用 いた 後 置 修 飾 の 文 を 使 えるように 練 習 す エ-1 ペーパーテスト( 後 日 ) 提 示 するモデル 文 につい ては, 学 校 行 事 の 紹 介 文 の 作 成 に 応 用 できるも のとなるよう 配 慮 す お 祭 りなど 日 本 の 文 化 について 紹 介 す 日 本 文 化 について, 英 文 で 説 明 さ れた 内 容 を 理 解 したり, 英 文 で 説 明 したりす 後 に 行 う 学 校 行 事 の 紹 介 文 を 書 く 言 語 活 動 を 意 識 しながら, 紹 介 文 の 文 章 構 成 について 丁 寧 に 確 認 す 6 学 校 行 事 をALTの 先 生 に 紹 介 す (1) 教 科 書 本 文 を 通 して, 現 在 分 詞 過 去 分 詞 を 用 いた 文 を 復 習 す 不 規 則 な 順 序 で 構 成 された 英 文 に ついて,グループごとに 内 容 を 考 えながら 並 べかえ, 伝 わりやすい 順 番 や 表 現 などを 確 認 す パソコンで 枠 を 作 り, 写 真 を 取 り 込 むなどして, 紹 介 文 を 書 く 準 備 をす エ-1 ペーパーテスト( 後 日 ) どんな 構 成 にしたら 相 手 に 伝 わりやすいか,また 相 手 にとって 読 みやす いか,という 視 点 を 大 切 にさせ 7 8 学 校 行 事 をALTの 先 生 に 紹 介 す (2) ALTの 先 生 に, 学 校 行 事 につい て 紹 介 する 英 文 を 書 く ア-1 ア-2 イ-1 活 動 の 観 察 伝 える 相 手 の 存 在 を 常 に 意 識 させ, 活 動 に 取 り 組 ませ - 中 英 13-
5 学 習 指 導 と 評 価 の 様 子 (1) 言 語 活 動 に 関 わる 学 習 指 導 について 新 しく 赴 任 するALTに 対 して, 学 校 行 事 についての 紹 介 する 文 を 書 く 活 動 を 行 った これまで 学 習 してきた 現 在 分 詞 過 去 分 詞 の 後 置 修 飾 の 表 現 を 活 用 しながら, 内 容 的 にまとまりのある 英 文 を 書 く(7 文 以 上 )ことを 課 題 とした また,パソコンを 使 用 し, 写 真 を 取 り 込 ませるなど, 生 徒 が 興 味 関 心 を 抱 きながら 活 動 に 取 り 組 めるよう 工 夫 した (2) 生 徒 の 変 容 と 評 価 書 くことによる 外 国 語 表 現 の 能 力 イ-1 について 十 分 満 足 できる 状 況 (A)と 判 断 した 例 ( 写 真 は 省 略 ) We went to Kyoto and Nara from April 21st to April 23rd.This is a picture of our school trip. The boy wearing glasses is me. The doll standing in the center is Tawawa Chan. We went to Kyoto and Nara from April 21st to April 23rd. I learned many things during this school trip. First, we visited many temples and shrines built in old days. I learned old Japanese culture there. Second, I visited many places with my group. I felt that friends were important. I had a great time there. 7 文 以 上 を 目 標 としていた 課 題 に 対 し,10 文 書 くことができており,その 中 に, 現 在 分 詞 や 過 去 分 詞 を 用 いた 後 置 修 飾 の 文 も 積 極 的 に 使 ってい 適 切 な 表 現 で 自 分 の 体 験 したこと, 感 じたことなどを, 具 体 的 にまとまりのある 内 容 構 成 で 書 いていることから, 十 分 満 足 でき る 状 況 (A)と 判 断 した おおむね 満 足 できる 状 況 (B)と 判 断 した 例 ( 写 真 は 省 略 ) This is a picture of our school trip. 3rd graders go to Kyoto and Nara in April. It s picture taken in bullet train. I enjoyed playing cards with my friends. The girl having many cards is me. I ll never forget this school trip. I want go to Kyoto and Nara again. 現 在 分 詞 や 過 去 分 詞 を 含 んだ 文 章 については 前 時 に 提 示 した 例 文 を 用 いて 書 いてい 文 法 的 な 誤 りがみられるものの, 内 容 を 読 み 手 に 伝 えることはできでいまた, 丁 寧 に 記 述 され ており, 読 み 手 への 配 慮 もうかがえた 以 上 のことから おおむね 満 足 できる 状 況 (B)と 判 断 した 新 しく 赴 任 するALTに 向 けての 紹 介 文 という, 生 徒 にとって 身 近 で,またリアリティのあ る 場 面 設 定 を 行 ったことで,より 伝 えやすい 表 現 を 求 めて 生 徒 が 試 行 錯 誤 する 様 子 が 見 られ, その 点 で 思 考 判 断 表 現 する 力 の 高 まりにつながったと 感 じられた - 中 英 14-