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官 : 国 家 戦 略 としての 宇 宙 和 歌 山 大 学 宇 宙 教 育 研 究 所 所 長 / 特 任 教 授 秋 山 演 亮 我 が 国 の 現 状 1

失 われた10 年 失 われた20 年 失 われた30 年 2

経 産 省 産 業 競 争 力 部 会 日 本 経 済 の 行 き 詰 まりは 深 刻 この 行 き 詰 まりは 一 過 性 のものではなく 3つの 構 造 的 問 題 が 存 在 1. 産 業 構 造 全 体 の 問 題 2. 企 業 のビジネスモデルの 問 題 3. 企 業 を 取 り 巻 くビジネスインフラの 問 題 この 構 造 的 問 題 を 克 服 するためには 単 なる 対 症 療 法 ではなく 政 府 と 企 業 が 持 ち うるすべての 叡 智 を 結 集 する 必 要 がある 今 後 日 本 は 何 で 稼 ぎ 雇 用 していくのか? 経 済 産 業 省 日 本 の 産 業 を 巡 る 現 状 と 課 題 ( 平 成 22 年 2 月 ) 3

我 が 国 に 必 要 なもの その2 方 向 1. 日 本 全 体 のパイの 拡 大 のため グローバル 製 造 業 がグローバ ル 競 争 で 稼 ぐ (ビジネスモデルの 転 換 ) 方 向 2. 特 定 グローバル 製 造 業 以 外 の 産 業 が 新 興 国 の 成 長 市 場 につ ながる (ex.インフラ 需 要 ) 方 向 3. 社 会 課 題 を 先 取 りした 産 業 投 資 が 伸 びる (ex. 環 境 エネル ギー 等 ) 新 しい 商 品 サービスの 創 出 提 供 日 本 が 世 界 で 稼 げる 新 産 業 ( 新 市 場 )の 育 成 日 本 は 世 界 有 数 の 宇 宙 技 術 保 有 国 独 自 技 術 でロケット 開 発 に 成 功 史 上 4 番 目 の 衛 星 打 上 国 射 場 を 有 する12 カ 国 / 地 域 の 一 つ 世 界 第 3 位 の 衛 星 打 上 数 はやぶさ 等 先 端 科 学 探 査 の 成 功 HTV による 軌 道 遷 移 技 術 の 保 有 日 本 米 国 CIS フランス イタリア 豪 州 スウェーデン ノルウェー インド 中 国 ブラジル イスラエル 4

世 界 の 宇 宙 利 用 産 業 世 界 のGPS 受 信 器 宇 宙 利 用 産 業 は 年 14% 5 年 で 倍 増 する 急 成 長 市 場 GPS/ 衛 星 通 信 等 の 宇 宙 技 術 が 生 活 に 必 須 となり 宇 宙 関 連 地 上 機 器 市 場 も 急 成 長 今 後 の 日 本 を 支 える 有 望 市 場 の 一 つ 日 本 の 宇 宙 利 用 産 業 宇 宙 関 連 産 業 ( 衛 星 輸 送 系 )の 規 模 市 場 規 模 官 需 軍 需 民 需 その 他 米 国 4 兆 5000 億 円 44% 20% 36% 0% 欧 州 7300 億 円 41% 10% 37% 3% 日 本 2348 億 円 92% 0% 4% 4% 日 本 はこれまで 研 究 開 発 を 中 心 に 進 めてきたため 技 術 力 は 高 いが 宇 宙 インフ ラの 構 築 ( 利 用 ) 産 業 化 ( 民 需 )が 大 きく 出 遅 れている 世 界 では 宇 宙 インフラが 全 ての 経 済 活 動 の 基 盤 となりつつあるが 地 上 インフラ の 整 備 が 進 んでいる 日 本 では 宇 宙 インフラの 整 備 が 進 まない 日 本 では 省 庁 横 断 型 の 宇 宙 戦 略 不 在 のため 研 究 開 発 から 実 利 用 に 進 まない 実 際 的 な 利 用 を 目 的 とした 開 発 多 目 的 衛 星 の 推 進 等 も 実 現 出 来 ない はやぶさ 等 の 成 功 により 国 民 的 関 心 は 高 いが 財 政 危 機 下 でもはや 官 需 のみにより 宇 宙 開 発 を 支 えられず 技 術 力 も 低 下 する 恐 れが 大 きい 5

人 数 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2011/3/1 世 界 の 静 止 商 用 通 信 衛 星 Superbird-C2 Optus-C1 出 典 :BSS (Boeing Satellite Systems) http://www.boeing.com/defemse-space/space/bss/launch/980031_001.pdf 260 機 運 用 中 日 本 企 業 が 主 契 約 者 となった 衛 星 は 米 国 製 Optus-C1( 豪 ) 日 本 製 Superbird-C2の2 機 だけ 12000 宇 宙 産 業 従 事 者 推 移 10000 ソフトウエア 地 上 施 設 飛 翔 体 8000 6000 4000 2000 0 年 *) 出 展 :SJAC 平 成 20 年 度 宇 宙 産 業 データブック 6

FY16 FY17 FY18 FY19 FY20 FY21 FY22 FY23 2011/3/1 ロケット 部 品 コンポーネント 開 発 製 造 メーカ( 中 小 企 業 等 )の 窮 状 1. 事 業 規 模 が 小 さく 採 算 性 確 保 に 苦 労 売 上 げが 小 さく 宇 宙 機 器 事 業 だけでは 一 人 立 ちできない 寡 尐 な 生 産 量 に 対 して 専 用 の 生 産 ラインを 維 持 する 負 担 が 過 大 製 品 価 格 に 比 べ トラブル 時 の 仕 損 リスクが 高 い 品 質 信 頼 性 管 理 要 求 が 他 事 業 に 比 べ 厳 しい ( 逆 に 厳 しい 管 理 要 求 への 対 応 はノウハウとして 他 事 業 への 遡 及 効 果 が 高 いと 認 識 する 企 業 もある) 以 上 の 通 り 事 業 としての 魅 力 が 尐 ない 割 に 価 格 的 な 配 慮 もない 2. 具 体 的 な 開 発 生 産 計 画 が 見 えず 事 業 縮 小 の 傾 向 多 くの 企 業 が 技 術 開 発 にこそ 事 業 価 値 を 見 出 しているが 具 体 的 な 開 発 計 画 が 見 えない 宇 宙 事 業 の 将 来 性 が 見 えず 企 業 の 経 営 方 針 として 縮 小 の 傾 向 ( 技 術 者 の 他 事 業 への 配 置 転 換 設 備 更 新 への 対 応 遅 れ 等 ) 企 業 における 宇 宙 機 器 事 業 の 価 値 が 他 の 民 生 事 業 と 比 較 し 相 対 的 に 低 下 それに 伴 い 人 や 資 金 といったリソース 投 入 が 途 絶 え 技 術 の 継 承 断 絶 設 備 更 新 の 遅 れなど 問 題 が 顕 在 化 してきている 状 況 更 に 企 業 経 営 状 況 の 悪 化 を 背 景 に 事 業 継 続 する 意 義 メ リットを 感 じない 企 業 が 増 加 (これまでに54 社 以 上 の 企 業 が 事 業 撤 退 ) どちらと も 言 えな い, 36% ある, 43% ない, 14% 良 い, 0% 悪 い, 64% 図 1: 宇 宙 機 器 事 業 の 状 況 * どちらとも 言 えない, 43% 増 加 傾 向 図 2: 宇 宙 機 器 事 業 にメリットはあるか* (*)エンシ ン 関 連 メーカ 調 査 結 果 60 54 50 42 40 31 30 20 13 14 19 10 2 3 0 最 近 8 年 間 の 事 業 撤 退 社 数 推 移 ( 累 積 ) 政 治 主 導 による 宇 宙 開 発 のビジョン 構 築 省 庁 横 断 型 による 活 性 化 を 図 るも 政 権 交 代 の 混 乱 で 一 時 停 滞 7

我 が 国 の 宇 宙 政 策 決 定 の 仕 組 み 内 閣 内 閣 官 房 内 閣 府 ( 宇 宙 担 当 大 臣 ) 文 部 科 学 省 総 務 省 宇 宙 開 発 戦 略 本 部 ( 宇 宙 基 本 法 第 25 条 ) 宇 宙 開 発 戦 略 本 部 事 務 局 (H20.7.31. 総 理 大 臣 決 定 規 則 ) 宇 宙 航 空 研 究 開 発 機 構 ( 独 立 行 政 法 人 宇 宙 航 空 研 究 開 発 機 構 法 ) 専 門 調 査 会 ( 宇 宙 開 発 戦 略 本 部 令 平 成 20 年 政 令 第 251 号 ) 宇 宙 開 発 本 部 令 宇 宙 開 発 戦 略 本 部 の 運 営 に 関 し 必 要 な 事 項 は 宇 宙 開 発 戦 略 本 部 長 が 宇 宙 開 発 戦 略 本 部 に 諮 って 定 める 有 識 者 会 議 (~8.31) 宇 宙 開 発 委 員 会 ( 文 部 科 学 省 設 置 法 第 6 条 ) JAXA 役 員 の 任 命 に 対 する 同 意 及 び 意 見 の 申 出 宇 宙 開 発 に 関 する 長 期 的 な 計 画 の 議 決 推 進 部 会 安 全 部 会 調 査 部 会 計 画 部 会 基 本 法 では 移 管 を 予 定 輸 送 系 WG 宇 宙 科 学 WG 宇 宙 基 本 法 ( 平 成 20 年 5 月 28 日 制 定 同 年 8 月 27 日 施 行 ) 附 則 第 三 条 政 府 は この 法 律 の 施 行 後 一 年 を 目 途 として 独 立 行 政 法 人 宇 宙 航 空 研 究 開 発 機 構 その 他 の 宇 宙 開 発 利 用 に 関 する 機 関 について その 目 的 機 能 業 務 の 範 囲 組 織 形 態 の 在 り 方 当 該 機 関 を 所 管 する 行 政 機 関 等 について 検 討 を 加 え 見 直 しを 行 うものとする 附 則 第 四 条 政 府 は 宇 宙 開 発 利 用 に 関 する 施 策 を 総 合 的 かつ 一 体 的 に 推 進 するための 行 政 組 織 の 在 り 方 等 について 検 討 を 加 え その 結 果 に 基 づいて 必 要 な 措 置 を 講 ずるものとする 8

宇 宙 基 本 法 が 想 定 した 相 関 図 ( 平 成 21 年 度 麻 生 政 権 で 機 能 ) 宇 宙 担 当 大 臣 内 閣 府 戦 略 本 部 事 務 局 省 庁 間 政 策 予 算 調 整 事 務 局 長 内 閣 官 房 兼 務 官 房 長 官 各 省 庁 予 算 枠 中 から 宇 宙 枠 予 算 金 額 を 指 示 宇 宙 担 当 大 臣 指 示 に 従 うように 通 達 担 当 政 務 三 役 政 治 主 導 を 目 指 した 宇 宙 基 本 法 では 左 上 図 のような 相 関 関 係 を 規 定 官 房 長 官 から 各 省 庁 の 政 務 三 役 への 通 達 宇 宙 枠 予 算 金 額 の 提 示 により 省 庁 を 束 ねて 宇 宙 関 連 予 算 を 一 括 計 上 政 策 上 の 調 整 も 実 現 させた また 戦 略 本 部 事 務 局 は 内 閣 官 房 と 兼 務 ( 役 付 [ 当 初 は 副 長 官 補 を 目 指 すが 実 際 には 参 与 に 留 まる])とすることで 各 省 庁 への 指 示 を 実 現 また 戦 略 本 部 事 務 局 のメンバーも 各 省 庁 と 兼 務 ( 役 付 )を 目 指 すことにより 各 省 庁 内 での 調 整 の 実 現 も 目 指 した 宇 宙 関 連 予 算 を 計 上 関 係 各 省 庁 宇 宙 担 当 大 臣 官 房 長 官 宇 宙 担 当 大 臣 戦 略 本 部 事 務 局 が 各 省 庁 に 提 出 した 予 算 調 整 依 頼 を 当 時 の 官 房 長 官 が 取 り 消 し 一 元 的 な 予 算 政 策 調 整 が 不 可 能 に 現 在 編 成 中 の 平 成 23 年 度 予 算 でも 各 省 庁 に 対 して 明 確 な 指 示 は 出 て 居 らず 平 成 22 年 度 の 官 房 長 官 通 達 が 効 力 を 維 持 各 省 庁 は 独 自 に 予 算 案 を 編 成 国 家 全 体 としての 宇 宙 関 連 予 算 は 存 在 しない また 現 事 務 局 長 は 内 閣 官 房 との 兼 務 役 付 でないため 官 僚 組 織 の 中 で 命 令 に 裏 付 けを 持 たない 内 閣 府 戦 略 本 部 事 務 局 省 庁 間 政 策 予 算 調 整 調 整 不 能 依 頼 のみ 事 務 局 長 内 閣 官 房 兼 務 各 省 庁 予 算 枠 中 から 宇 宙 枠 予 算 金 額 を 指 示 宇 宙 関 連 予 算 を 計 上 鳩 山 内 閣 における 相 関 図 ( 平 成 22 年 度 ) 宇 宙 担 当 大 臣 指 示 に 従 うように 通 達 担 当 政 務 三 役 関 係 各 省 庁 行 政 宇 宙 開 発 委 員 会 文 科 省 JAXA 内 閣 内 閣 官 房 宇 宙 開 発 戦 略 本 部 事 務 局 事 務 局 長 に 山 川 宏 氏 宇 宙 開 発 戦 略 本 部 専 門 調 査 会 メンバー 入 替 / 人 数 削 減 12 / 20 始 動 各 専 門 部 会 立 法 宇 宙 基 本 法 フ ォ ロ ーアッ プ 議 員 協 議 再 開 宇 宙 政 策 研 究 会 新 設 12 / 8 始 動 9

2009.8.25 読 売 新 聞 我 が 国 を 支 える 新 産 業 としての 宇 宙 開 発 我 が 国 の 従 来 の 状 況 研 究 開 発 中 心 宇 宙 はフロンティア 国 費 100%で 実 施 財 政 的 にも 豊 かな 時 代 宇 宙 関 連 技 術 保 有 国 は 尐 数 社 会 情 勢 の 変 化 宇 宙 利 用 の 拡 大 宇 宙 と 実 社 会 が 密 接 に 関 係 財 政 状 況 の 悪 化 宇 宙 関 連 技 術 保 有 国 の 増 加 世 界 衛 星 利 用 は5 年 で 倍 増! これほどの 成 長 市 場 は 他 にはない! Superbird-C2 Optus-C1 目 指 すべき 未 来 実 利 用 中 心 の 宇 宙 開 発 民 需 で 支 えられる 宇 宙 開 発 宇 宙 技 術 の 国 際 競 争 力 維 持 具 体 的 方 策 宇 宙 基 本 法 による 国 家 戦 略 の 統 一 宇 宙 庁 設 置 による 体 制 の 一 元 化 / 効 率 化 現 状 は244 機 の 静 止 軌 道 衛 星 のうち 日 本 衛 星 はわずか2 機 世 界 の 宇 宙 関 連 産 業 の 総 収 入 の 分 野 別 内 訳 [2002~2007 年 ] ( 出 典 : State of the Satellite Industry Report June 2008, sponsored by the SIA, Prepared by Futron Corp.) 10

日 本 の 宇 宙 関 連 産 業 規 模 69,691 億 円 断 絶 通 信 サービス スカパーJSAT 12 機 NTTドコモ 2 機 放 送 サービス 放 送 衛 星 システム 5 機 測 位 サービス 1 機 (ただし 政 府 保 有 ) 地 球 観 測 サービス 0 機 19 機 中 1 機 を 除 きすべて 米 国 製 商 業 衛 星 を 自 社 保 有 する 事 業 者 不 在 目 指 すべき 将 来 像 11

超 小 型 衛 星 研 究 開 発 事 業 平 成 23 年 度 概 算 要 求 額 287 百 万 円 ( 平 成 22 年 度 予 算 額 300 百 万 円 ) 新 成 長 戦 略 ( 平 成 22 年 6 月 閣 議 決 定 ) Ⅴ 科 学 技 術 情 報 通 信 立 国 戦 略 ~ 知 恵 と 人 材 のあふれる 国 日 本 ~ 5.フロンティアの 創 出 宇 宙 開 発 利 用 の 推 進 小 型 衛 星 小 型 ロケットの 開 発 アジアを 中 心 とした 需 要 の 取 込 み リアルタイム 地 球 観 測 網 の 構 築 宇 宙 分 野 における 重 点 施 策 ( 平 成 22 年 5 月 宇 宙 開 発 戦 略 本 部 決 定 ) 小 型 衛 星 ( 含 : 超 小 型 衛 星 ) 小 型 ロケットによる 新 たな 市 場 の 開 拓 宇 宙 外 交 の 推 進 ( 東 アジア 地 域 での 高 頻 度 な 災 害 監 視 等 ) 宇 宙 システムのパッケージによる 海 外 展 開 の 推 進 (キャパシティ ビ ルディングのための 技 術 協 力 等 による 海 外 需 要 の 取 込 み 等 ) 事 業 概 要 大 学 や 中 小 企 業 が 参 画 し 易 い 超 小 型 衛 星 による 高 頻 度 な 地 球 観 測 の 実 現 に 向 けた 研 究 開 発 を ア ジアなどの 宇 宙 新 興 国 との 協 力 によるキャパシティ ビルディングと 組 み 合 わせて 行 うことによ り 新 たな 市 場 開 拓 宇 宙 外 交 の 推 進 国 内 外 の 宇 宙 人 材 の 育 成 などの 複 数 の 政 策 目 的 に 貢 献 す ることを 目 指 す 事 業 により 期 待 される 効 果 アジアなどの 宇 宙 新 興 国 の 人 材 育 成 と 研 究 開 発 とのパッケージによる 海 外 展 開 を 通 じた 宇 宙 新 興 国 の 需 要 の 取 込 み 大 型 衛 星 では 困 難 な 高 頻 度 ( 準 リアルタイム) 観 測 の 実 現 アジアなどの 宇 宙 新 興 国 との 協 力 (イメージ) 事 業 計 画 ( 平 成 22 年 度 ~26 年 度 の5 年 計 画 ) 和 歌 山 大 学 東 京 大 学 等 による 大 学 連 合 において 実 施 平 成 22 年 度 超 小 型 衛 星 による 高 頻 度 観 測 の 実 施 に 必 要 な 信 頼 性 の 高 い 人 工 衛 星 バスシステムの 開 発 APRSAF(アジア 太 平 洋 地 域 宇 宙 機 関 会 議 ) 等 を 活 用 したアジア 等 新 興 国 とのミッション 検 討 宇 宙 人 材 育 成 のための 教 育 プログラム 開 発 平 成 23 24 年 度 アジアなどの 宇 宙 新 興 国 との 具 体 的 な 協 力 を 開 始 (1~2カ 国 程 度 ) EM( 地 上 試 験 モデル) FM( 飛 行 モデル)の 開 発 (1 号 機 2 号 機 ) 宇 宙 教 育 プログラムの 実 施 平 成 25 26 年 度 開 発 した 超 小 型 衛 星 (1 号 機 2 号 機 )の 打 上 げ 運 用 開 始 新 たな 別 の 国 との 協 力 を 開 始 EM FMの 開 発 宇 宙 教 育 プログラムの 実 施 UNIFORM 計 画 の 長 期 展 望 日 本 及 び 協 力 国 が50kgクラスの 衛 星 を 地 球 低 軌 道 上 に 数 十 機 単 位 で 打 上 それぞれが 共 通 の 観 測 センサーを 搭 載 することにより コンステレー ション 運 用 を 行 うことにより リアルタイム 地 球 観 測 網 を 構 築 する 重 要 なのは 高 度 な 技 術 ではなく 各 国 の 宇 宙 機 関 との 連 携 また 同 時 に 地 上 ユーザが 必 要 とするデータの 提 供 が 最 重 要 課 題 利 用 者 が インフラ 整 備 費 用 を 賄 うシステム 構 築 森 林 火 災 による 発 生 するCO2 量 は 年 間 約 80 億 トン( 人 間 活 動 により 発 生 するCO2 量 は 年 間 約 250~300 億 トン) 最 初 のUNIFORM 網 の 観 測 対 象 は 森 林 火 災 を 予 定 200m 解 像 度 で 毎 日 地 上 を 観 測 ゆっくり 拡 大 する 森 林 火 災 を 地 上 の 消 火 部 隊 と 協 力 して 早 期 発 見 鎮 火 CO2 排 出 権 を 利 用 した 衛 星 製 造 打 上 運 用 費 用 を 捻 出 する 体 制 構 築 衛 星 の 多 量 打 上 による 需 要 創 出 により 新 規 輸 送 系 ( 将 来 の 地 球 上 2 点 間 高 速 輸 送 に 繋 がる 空 中 発 射 方 式 の 採 用 も 可 能 性 大 )の 開 発 費 捻 出 と 打 上 コストの 大 幅 なダウン 日 本 及 び 協 力 国 に 衛 星 製 造 運 用 に 係 わるノウハウを 蓄 積 新 しい 宇 宙 協 力 経 済 圏 の 創 出 によりアンカーテナンシーの 獲 得 衛 星 / 輸 送 系 の 独 自 商 業 運 用 システムを 新 宇 宙 経 済 圏 で 実 現 現 行 の15 年 サイクルの 商 業 静 止 衛 星 に 運 用 期 間 半 分 / コスト 半 分 / 技 術 革 新 速 度 2 倍 の 新 システムを 提 案 することにより シェアを 獲 得 12

世 界 で 成 立 している 宇 宙 機 産 業 は 大 型 静 止 衛 星 市 場 のみ( 年 30 機 前 後 ) ロッキード / ボーイングの 衛 星 をアリアンで 打 ち 上 げる スキームからの 脱 却 市 場 奪 取 1. 超 小 型 / 小 型 衛 星 を 使 った 日 本 の 技 術 /データ 利 用 に 親 和 的 な 市 場 の 形 成 宇 宙 市 場 の 拡 大 2. 短 サイクルによる 衛 星 の 技 術 更 新 を 可 能 とする 技 術 風 土 の 熟 成 確 立 3. 域 内 優 先 調 達 によるアンカーテナンシーの 確 保 4. 世 界 市 場 におけるシェアの 奪 取 輸 送 手 段 13