H23 技術・家庭科紀要



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その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

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東京都立産業技術高等専門学校

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私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

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●幼児教育振興法案

目 改 正 項 目 軽 自 動 車 率 の 引 上 げ 〇 国 及 び 地 方 を 通 じた 自 動 車 関 連 制 の 見 直 しに 伴 い 軽 自 動 車 の 標 準 率 が 次 のとおり 引 き 上 げられます 車 種 区 分 引 上 げ 幅 50cc 以 下 1,000 円 2,000 円

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

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0605調査用紙(公民)

第 2 節 関 連 計 画 1. 国 の 方 針 計 画 国 が 示 している 一 般 廃 棄 物 の 減 量 化 等 に 関 する 目 標 値 を 以 下 に 示 します (1) 廃 棄 物 の 減 量 その 他 その 適 正 な 処 理 に 関 する 施 策 の 総 合 的 かつ 計 画 的 な

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4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94

資料3 家電エコポイント制度の政策効果等について

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安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

積 載 せず かつ 燃 料 冷 却 水 及 び 潤 滑 油 の 全 量 を 搭 載 し 自 動 車 製 作 者 が 定 める 工 具 及 び 付 属 品 (スペアタイヤを 含 む )を 全 て 装 備 した 状 態 をいう この 場 合 に おいて 燃 料 の 全 量 を 搭 載 するとは 燃 料

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Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

の と す る (1) 防 犯 カ メ ラ を 購 入 し 設 置 ( 新 設 又 は 増 設 に 限 る ) す る こ と (2) 設 置 す る 防 犯 カ メ ラ は 新 設 又 は 既 設 の 録 画 機 と 接 続 す る こ と た だ し 録 画 機 能 付 防 犯 カ メ ラ は

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

第三十六号の二様式(第五条関係)(A4)

市街化区域と市街化調整区域との区分

する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

01.活性化計画(上大久保)

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

調 査 結 果 トピック1: 性 年 代 別 利 用 率 の 利 用 率 は 男 女 ともに 各 年 代 で 大 きく 伸 長 している 2011 年 9 月 の 調 査 では の 年 代 別 利 用 率 は 男 女 とも が 最 も 高 く が 23.9% が 20.5%だったが 今 年 の 調

消 費 ~ 軽 減 率 消 費 の 軽 減 率 制 度 が 消 費 率 10% 時 に 導 入 することとされています 平 成 26 年 4 月 1 日 平 成 27 年 10 月 1 日 ( 予 定 ) 消 費 率 5% 消 費 率 8% 消 費 率 10% 軽 減 率 の 導 入 平 成 26

「節電に対する生活者の行動・意識

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03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

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平成17年度高知県県産材利用推進事業費補助金交付要綱

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

定例市長記者会見資料

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

電 気 自 動 車 等 : 電 気 自 動 車 天 然 ガス 自 動 車 (H21 年 排 出 ガス 10% 以 上 低 減 ) ガソリン 車 ハイブリッド 車 はいずれも 平 成 17 年 排 出 ガス 基 準 75% 低 減 達 成 車 ( )に 限 ります 各 燃 費 基 準 の 達 成 状

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平 成 25 年 度 修 繕 費 事 業 計 画 書 様 式 E 自 動 車 事 業 費 ( 款 ) 営 業 費 用 ( 項 ) 車 両 保 存 費 ( 目 ) 車 両 修 繕 費 ( 節 ) 自 動 車 本 部 運 輸 課 車 両 係 ( ) 担 当 者 名 堤 智

1 はじめに 計 画 の 目 的 国 は 平 成 18 年 度 に 住 生 活 基 本 法 を 制 定 し 住 まいに 関 する 基 本 的 な 計 画 となる 住 生 活 基 本 計 画 ( 全 国 計 画 )を 策 定 し 住 宅 セーフティネットの 確 保 や 住 生 活 の 質 の 向 上

18 国立高等専門学校機構

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国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

公表表紙

主要生活道路について

34 県 立 鶴 岡 工 業 高 等 校 ( 全 日 制 ) 工 業 科 ( 機 械 科 電 気 電 子 科 情 報 通 信 科 建 築 科 環 境 化 科 ) 次 のいずれかに 該 当 する 1 文 化 的 活 動 や 体 育 的 活 動 において 地 区 大 会 を 経 て 県 大 会 に 出


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2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

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為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

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学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

(3) 小 単 元 の 指 導 と 評 価 の 計 画 小 単 元 第 11 章 税 のあらまし の 指 導 と 評 価 の 計 画 ( 四 次 確 定 申 告 制 度 抜 粋 ) 関 心 意 欲 態 度 思 考 判 断 技 能 表 現 知 識 理 解 小 単 元 の 評 価 規 準 税 に 関 す

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

事 業 概 要 利 用 時 間 休 館 日 使 用 方 法 使 用 料 施 設 を 取 り 巻 く 状 況 や 課 題 < 松 山 駅 前 駐 輪 場 > JR 松 山 駅 を 利 用 する 人 の 自 転 車 原 付 を 収 容 する 施 設 として 設 置 され 有 料 駐 輪 場 の 利 用

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

1 年 女 子 保 健 体 育 生 徒 は 主 体 的 に 授 業 に 取 り 組 んでいる しかし 周 りが 動 かないと 動 けない 場 面 が 見 られる 体 育 係 が 声 掛 けをしているが 今 後 は 体 育 係 の 声 掛 けがなくても 動 けるようにしていく 運 動 が 苦 手 な

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目 次 Ⅰ 概 要 3 Ⅱ 平 成 18 年 度 産 業 技 術 センター 利 用 に 関 するアンケート 調 査 結 果 ( 依 頼 試 験 ) 4 Ⅲ 平 成 18 年 度 産 業 技 術 センター 利 用 に 関 するアンケート 調 査 結 果 ( 機 器 開 放 ) 8 Ⅳ 平 成 18 年

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文化政策情報システムの運用等

1 書 誌 作 成 機 能 (NACSIS-CAT)の 軽 量 化 合 理 化 電 子 情 報 資 源 への 適 切 な 対 応 のための 資 源 ( 人 的 資 源,システム 資 源, 経 費 を 含 む) の 確 保 のために, 書 誌 作 成 と 書 誌 管 理 作 業 の 軽 量 化 を 図

目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

資 料 1 平 成 28 年 度 税 制 改 正 の 大 綱 ( 抜 粋 ) 平 成 27 年 12 月 24 日 閣 議 決 定 四 消 費 課 税 2 車 体 課 税 の 見 直 し ( 地 方 税 ) (1) 自 動 車 の 廃 止 自 動 車 は 平 成 29 年 3 月 31 日 をもって

第 1 条 適 用 範 囲 本 業 務 方 法 書 は 以 下 の 性 能 評 価 に 適 用 する (1) 建 築 基 準 法 施 行 令 ( 以 下 令 という ) 第 20 条 の7 第 1 項 第 二 号 表 及 び 令 第 20 条 の 8 第 2 項 の 認 定 に 係 る 性 能 評

第2回 制度設計専門会合 事務局提出資料

< 目 次 > 1 軽 四 輪 車 等 に 係 る 税 率 引 上 げ Q1 1 軽 四 輪 車 等 についてなぜ 標 準 税 率 を 引 き 上 げることにしたのですか? 3 Q1 2 自 家 用 乗 用 車 については 税 率 を 1.5 倍 に 引 き 上 げ それ 以 外 ( 貨 物 用 営

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代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

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技 術 家 庭 科 研 究 主 題 生 活 を 工 夫 し 創 造 する 能 力 の 育 成 (3 年 次 ) 新 しいエネルギー 変 換 の 技 術 ~ エネルギー 変 換 からみるハイブリッド 自 動 車 の 授 業 ~( 技 術 分 野 ) これからの 生 活 を 展 望 できる 学 習 内 容 の 工 夫 ( 家 庭 分 野 ) 山 主 公 彦 河 野 美 由 紀 1. 研 究 主 題 設 定 の 理 由 21 世 紀 は, 新 しい 知 識 情 報 技 術 が 政 治 経 済 文 化 をはじめ 社 会 のあらゆる 領 域 での 活 動 の 基 盤 として 飛 躍 的 に 重 要 性 を 増 す,いわゆる 知 識 基 盤 の 時 代 であると 言 われている このよう な 知 識 基 盤 社 会 化 やグローバル 化 は,アイディアなど 知 識 そのものや 人 材 をめぐる 国 際 競 争 を 加 速 させる 一 方 で, 異 なる 文 化 や 文 明 との 共 存 や 国 際 協 力 の 必 要 性 を 増 大 させている そして,このよ うな 社 会 の 中 でこれからの 生 活 を 見 通 し,よりよい 生 活 を 創 造 するとともに, 社 会 の 変 化 に 主 体 的 に 対 応 する 知 識 と 技 術 を 習 得 させていくことが 必 要 とされている それは, 体 験 から, 知 識 と 技 術 などを 獲 得 し, 基 本 的 な 概 念 などの 理 解 を 深 め, 実 際 に 活 用 する 能 力 と 態 度 を 育 成 すること 実 践 的 体 験 的 な 学 習 活 動 をより 一 層 重 視 する 必 要 性 があり, 知 識 と 技 術 などを 活 用 して, 自 ら 課 題 を 見 いだし 解 決 を 図 る 問 題 解 決 的 な 学 習 がより 一 層 求 められている 技 術 家 庭 科 の 研 究 主 題 として, 習 得 した 知 識 と 技 術 を 積 極 的 に 活 用 し, 生 活 を 工 夫 したり 創 造 したりする 能 力 を 育 成 するには, 生 活 する 上 で 直 面 する 様 々な 問 題 の 解 決 に 当 たり, 今 まで 学 んだ 知 識 と 技 術 を 応 用 した 解 決 方 法 を 探 究 したり, 組 み 合 わせて 活 用 したりすること,それらを 基 に 自 分 なりの 新 しい 方 法 を 創 造 することが 重 要 であると 考 える そして, 将 来 にわたって 変 化 し 続 ける 社 会 に 主 体 的 に 対 応 していくためには, 生 活 を 営 む 上 で 生 じる 課 題 に 対 して, 自 分 なりに 根 拠 を 持 った 判 断 をして 課 題 を 解 決 することができる 能 力 をもつことが 必 要 である 自 立 を 図 り, 進 んで 生 活 を 工 夫 することや 創 造 することは, 技 術 家 庭 科 にとって 最 終 的 な 目 標 であると 考 える このこ とから 生 活 を 工 夫 し 創 造 する 能 力 の 育 成 について 研 究 を 進 めていきたいと 考 え 主 題 設 定 を 行 った 技 術 分 野 では, 現 代 社 会 を 支 える 技 術 について 関 心 を 持 ち,その 活 用 の 仕 方 などに 対 して 判 断 評 価 し, 主 体 的 に 活 用 しようとする 態 度 に 着 目 する 本 研 究 ではハイブリッド 自 動 車 を 取 り 上 げ, 日 本 が 誇 る 自 動 車 産 業 の 技 術 力 の 高 さを 知 り, 可 能 性 や 利 点 を 理 解 させる 生 徒 達 が 新 しい 技 術 に 夢 を 持 ち, 進 んで 理 解 し 活 用 できる 態 度 を 育 成 すると 同 時 に 新 しい 教 材 の 授 業 提 案 を 行 うことする 家 庭 分 野 では, 今 回 の 学 習 指 導 要 領 の 具 体 的 改 善 事 項 において, 衣 食 住 に 関 する 実 践 的 体 験 的 な 学 習 活 動, 問 題 解 決 的 な 学 習 を 通 して, 中 学 生 としての 自 己 の 生 活 の 自 立 を 図 り, 子 育 てや 心 の 安 らぎなどの 家 庭 の 機 能 を 理 解 するとともに,これからの 生 活 を 展 望 し, 課 題 を 持 って 主 体 的 によ りよい 生 活 を 工 夫 できる 能 力 と 態 度 の 育 成 を 重 視 している 中 学 生 が, 身 近 な 生 活 の 課 題 を 主 体 的 に 見 いだし, 解 決 を 目 指 す 活 動 を 通 して 学 習 を 深 めていくためには, 生 活 に 必 要 な 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 及 び 技 術 を 習 得 でき, 興 味 関 心 をもつ 題 材 の 設 定 が 必 要 と 考 える 将 来 の 生 活 を 営 む 能 力 や 実 践 的 な 態 度 を 育 む 学 習 内 容 の 工 夫 を 研 究 し 進 めていきたいと 考 え, 本 テーマを 設 定 した

技 術 分 野 2. 研 究 の 目 的 わたしたちは, 様 々なエネルギー 変 換 を 利 用 した, 発 電 送 電 システムや 交 通 システムなど, 社 会 経 済 基 盤 や 社 会 的 生 産 基 盤 を 整 備 し, 便 利 な 社 会 を 構 築 してきた しかし, 現 代 では, 消 費 者 と して 快 適 な 生 活 を 享 受 するばかりで,これらの 生 活 を 支 えていえるエネルギー 変 換 に 関 する 技 術 に 対 する 関 心 が 薄 れている そこで,エネルギー 変 換 を 利 用 した 製 作 品 の 設 計 を 通 して,エネルギー 変 換 に 関 する 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 と 技 能 を 実 践 的 体 験 的 に 習 得 させ,エネルギー 変 換 に 関 する 技 術 と 社 会 や 環 境 との 関 わりについての 理 解 を 深 めさせるとともに,これらの 技 術 を 適 切 に 評 価 さ せ, 持 続 可 能 な 社 会 を 目 指 すために 社 会 生 活 や 家 庭 生 活 を 工 夫 創 造 していこうとする 態 度 を 育 成 することが 求 められる 本 研 究 として,これまで 技 術 分 野 の 題 材 として 取 り 上 げられることの 少 な かったハイブリッド 自 動 車 を 取 り 上 げる エネルギー 変 換 や 次 世 代 の 技 術 の 代 表 として 取 り 上 げら れるハイブリッド 自 動 車 であるが,ハイブリッド 自 動 車 に 用 いられている 技 術 について 学 び, 環 境 負 荷 の 軽 減 を 目 的 とする 社 会 や 環 境 に 果 たしている 役 割 と 影 響 について 理 解 させ, 技 術 を 適 切 に 評 価 し 活 用 する 能 力 と 態 度 を 育 成 する 未 来 の 社 会 生 活 や 家 庭 生 活 を 支 える 生 徒 たちへ,エネルギー 変 換 に 関 する 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 と 技 術 を 習 得 し,ハイブリッド 自 動 車 の 技 術 を 適 切 に 評 価 する 能 力 を 育 成 することを 研 究 の 内 容 とする また, 本 校 の 技 術 分 野 における 昨 年 度 までの 研 究 の 経 緯 は 以 下 の 通 りである 平 成 13 年 度 起 業 家 精 神 育 成 の 視 点 を 取 り 入 れた 授 業 ( 技 術 分 野 ) 平 成 14 年 度 知 識 と 技 能 の 総 合 化 をめざした 授 業 ( 技 術 分 野 ) 平 成 15 年 度 知 識 と 技 能 を 密 接 にかかわらせていく 学 習 内 容 の 工 夫 と 実 践 ( 技 術 分 野 ) 平 成 16 年 度 学 習 を 生 活 に 活 用 する 学 習 内 容 の 工 夫 と 実 践 ( 技 術 分 野 ) 平 成 17.18 年 度 生 徒 一 人 一 人 が 達 成 感 を 感 じられる 学 習 内 容 の 工 夫 と 実 践 ( 技 術 分 野 ) 平 成 19 年 度 生 徒 が 達 成 感 を 感 じられる 授 業 の 工 夫 ( 技 術 分 野 ) 平 成 20.21.22 年 度 かかわりを 生 かして 力 をのばす 授 業 ( 技 術 分 野 ) 平 成 23 年 度 計 測 制 御 の 技 術 を 評 価 する 問 い を 求 めて ( 技 術 分 野 ) 平 成 24 年 度 新 しいエネルギー 変 換 の 技 術 有 機 ELを 活 用 した 教 材 提 案 ( 技 術 分 野 ) 3. 全 体 研 究 とかかわり 本 校 の 研 究 テーマとして 自 ら 問 う 力 を 育 む 授 業 の 創 造 が 設 定 された 今 後 の 研 究 として 技 術 家 庭 科 においても 自 ら 問 う 力 を 教 師 の 問 いかけや 生 徒 自 身 の 問 い を 生 み 出 す 力 を 考 え, 教 科 の 特 徴 が 表 れる 授 業 の 構 築 を 行 うべきである 技 術 家 庭 科 においては 自 ら 問 う 力 とは 既 習 事 項 や 経 験 などにより, 制 約 条 件 の 中 において 最 適 解 を 求 めて, 工 夫 し 創 造 する 能 力 であると 考 える 問 い を 考 え, 授 業 の 中 にしくむことも 考 える 全 体 研 究 の 中 で, 具 体 的 な 研 究 の 視 点 として 以 下 の 4 点 があげられている A) 生 徒 につけさせたい 力 とそれらを 育 むために 生 徒 にもたせたい 問 い( 問 うべき 問 い) B) 生 徒 に 問 いをもたせる 教 材 のあり 方 ( 教 材 研 究 ) C) 生 徒 に 問 いをもたせるための 教 師 の 役 割 D) 生 徒 の 問 いをどう 見 取 るか( 表 現 活 動 評 価 ) これらの 視 点 の 中 で, 本 研 究 として, B) 問 いを 生 む 教 材 のあり 方 ( 教 材 研 究 ) について, 研 究 の 方 向 性 の 重 点 としていく 教 科 の 特 色 である 教 材 を 通 して 体 験 し, 知 識 と 技 術 を 獲 得 し, 実 生 活 に 活 用 できる ことを 生 かしながら 研 究 の 方 向 性 と 教 材 のあり 方 について 全 体 研 究 と 則 して 研 究 を 進 める 同 時 に 教 師 の 問 い がどのような 場 面 で 効 果 的 に 使 用 されることで, 学 習 に 対 して 効 果 をあげていくのかの 調 査 も 進 める < 問 い を 考 える> 生 徒 によい 問 い を 持 たせるためには, 前 提 として 問 い を 生 むような 教 材 が 必 要 である 教 師 から 発 せられる 問 いは, 生 徒 が 自 らの 経 験 や 知 識 をより 複 合 的 に 分 析 選 択 し,どのような 方 法 や 糸 口 において 進 むかを 自 分 の 問 いとして 置 き 換 え, 時 にはフィードバックしながら 解 決 へと 導 かれるものであると 捉 える 本 来 の 発 問 は 答 えを 言 わせるものではなく, 教 師 の 発 問 問 い が 刺 激 となって 生 徒 の 探 求 がはじまる 発 問 こそが 真 の 問 いであると 考 える それはいかなるときにどの ような 形 でなされるべきか, 研 究 の 始 まりとし 教 師 が 行 う 発 問, 問 い の 分 類 を 下 記 のように 行 っ - 技 家 1 -

た ( 学 び を 問 いつづけて 佐 伯 胖 より 引 用 ) 発 問 1. 観 点 を 変 えるため 発 問 2. 例 を 考 え 出 させる 発 問 3. 例 を 考 えさせる 発 問 4. 例 を 与 えて 考 えさせる 発 問 5. 単 純 化 して 考 えさせる 発 問 6. 矛 盾 を 指 摘 する 発 問 7. ほんとうにそうか? と 問 う 発 問 8. 少 しずつ 条 件 を 変 えて 極 限 値 まで 変 化 させる 発 問 以 上 の8つの 問 い を 授 業 内 に 意 図 的 に 配 置 し,その 効 果 的 を 調 べる 指 導 案 には 教 師 の 発 問 を 上 の 分 類 に 分 け 記 載 する 基 図 1 質 問 1 結 果 本 的 には, 考 えるヒントを 与 える 類 のものであり, 答 えを 示 唆 したり, 答 えのヒントを 示 すもの ではない 生 徒 は, 当 初 はこのようにして 導 かれて 思 考 するであろうが,しだいに 自 ら 問 いを 発 して, 自 ら 答 えを 探 していくという 自 発 的 な 探 求 活 動 がはじまると 考 える 4. 研 究 の 内 容 (1)ハイブリッド 自 動 車 についてのアンケート (2)エネルギー 変 換 から 見 るハイブリッド 自 動 車 の 授 業 (3)ハイブリッド 自 動 車 についての 事 後 アンケート (1)ハイブリッド 自 動 車 についてのアンケート ハイブリッド 自 動 車 をどのくらい 理 解 しているのか,また 興 味 が あるのかアンケートを 実 施 した 実 施 した 生 徒 はエネルギー 変 換 の 授 業 を 行 う 予 定 の 中 学 2 年 生 男 子 20 名, 女 子 20 名, 合 計 4 0 名 に 実 施 した 実 施 項 目 は 以 下 の 通 りである 質 問 1 ハイブリッド 自 動 車 という 言 葉 を 聞 いたことがありま すか? 質 問 2 どのようなハイブリッド 自 動 車 を 知 っていますか プリウス 17 名 アクア 1 名 インサイト 1 名 レクサス 1 名 図 2 図 3 質 問 3 結 果 質 問 4 結 果 質 問 3 ハイブリッド 自 動 車 に 乗 ってみたいと 思 いますか 質 問 4 ハイブリッド 自 動 車 の 仕 組 みを 知 っていますか 質 問 5 ハイブリッド 自 動 車 の 仕 組 みがわかる 人 は 説 明 して 下 さい 基 本 的 に 燃 費 が 良 く 停 車 中 に エ ン ジ ン が 止 ま る な ど 環 境 に 優 し い 電 気 で 動 き 排 出 ガ ス を 出 さ な い 環 境 に 優 し い 車 電 気 と ガ ソ リ ン の 半 分 づ つ で 動 い て い る と 思 う ガ ソ リ ン で は な く 電 気 で 動 い て い る と 思 う 今 ま で の 車 は ガ ソ リ ン だ け で エ ン ジ ン を 動 か し て 走 っ て い た が ハ イ ブ リ ッ ド 自 動 車 は ガ ソ リ ン だ け で は な く, 電 気 を 使 っ て モ ー タ を 動 か す こ と も で き て, そ の 二 つ の 動 力 を そ れ ぞ れ の 道 に よ っ て 使 い 分 け て 排 出 ガ ス を 減 ら し て 走 る こ と が で き る と て も エ コ な 車 の こ と 水 や 電 気 が 燃 料 に な り 二 酸 化 炭 素 を 出 す こ と が な い の で か ん き ょ う に や さ し い と さ れ て い る 車 コ ン デ ン サ ー 的 な 物 が あ る 車 ガ ソ リ ン と 電 気 を 使 い 走 っ て い る た め 主 が 電 気 な ら, 電 気 が き れ た ら ガ ソ リ ン で 走 る こ と が で き る ガ ソ リ ン と 電 気 で 走 る 車 で, ガ ソ リ ン で 走 る 時 に 回 転 で 電 気 を 発 電 し て そ の 電 気 で 走 る 環 境 に 優 し く 走 っ た 時 に エ ン ジ ン の 音 が 小 さ く 乗 り 心 地 の 良 い も の 内 部 の 部 品 が コ ン パ ク ト に な っ て い て, だ か ら 重 さ が な い 分 何 キ ロ も 走 る こ と が で き る の で は な い だ ろ う か エ ン ジ ン な ど が 工 夫 さ れ て い る - 技 家 2 -

実 施 した 事 前 アンケートの 結 果 より,ハイブリッド 自 動 車 という 言 葉 は 聞 いたことがある 生 徒 は 全 員 であり,ほとんどの 生 徒 が 乗 ってみたいと 興 味 があることもわかった しかしながら,その 仕 組 みを 説 明 できる 人 やわかっている 人 は 少 なく,まったくグラフは 逆 転 することがわかった これ は,TV の CM や 広 告,そして 様 々な 場 所 で 見 たり 聞 いたりするハイブリッド 自 動 車 であるが, 仕 組 みや 技 術 を 知 らないままである 生 徒 が 多 くいる 現 状 であることが 理 解 できる 日 本 を 代 表 する 最 先 端 技 術 のハイブリッド 自 動 車 の 仕 組 みについて, 生 徒 たちが 理 解 できるような 学 習 教 材 を 考 えて いく 必 要 性 がこのアンケートからあることがわかった (2) 新 しいエネルギー 変 換 を 評 価 する ハイブリッド 自 動 車 を 活 用 した 授 業 計 画 地 球 温 暖 化 の 原 因 が CO2 などの 温 室 効 果 ガス であることも 生 徒 達 は 知 っている 20 世 紀 に 入 り, 人 類 は 自 動 車 を 発 明 し 生 活 の 様 々な 面 で 利 用 するようになった しかしながら, 自 動 車 が 生 活 に 欠 かせないものになる 一 方 で,エンジンを 動 かすのに 必 要 なガソリンを 燃 やす 際 に 多 量 の CO2 や 排 気 ガスが 生 まれ,それが 地 球 環 境 に 深 刻 な 影 響 を 与 えることがわかっている 現 在 日 本 では, 物 を 運 んだり 運 搬 したりという, 運 輸 部 門 が 全 体 の CO2 排 出 量 の2 割 を 占 めており,ま たその 中 の9 割 が 自 動 車 から 排 出 されるものである 低 炭 素 社 会 の 構 築 に 向 けて 温 室 効 果 ガス 排 出 量 を 削 減 するためには, 自 動 車 に 関 する 対 策 は 必 要 不 可 欠 である この 問 題 に 加 えて, 燃 料 となる 石 油 は 採 掘 可 能 な 年 数 が 後 数 十 年 となり,エネルギー 変 換 効 率 の 高 効 率 化 も 問 題 となってる 自 動 車 が 地 球 環 境 に 悪 いとは 言 っても 21 世 紀 を 生 きる 私 達 にとって 自 動 車 はもはや 生 活 に 欠 かすこと のできない 必 需 品 である こうした 事 情 ゆえに,ガソリンエネルギーを 効 率 よく 使 え,なおかつ CO2 や 排 気 ガスを 抑 えることのできるハイブリッド 自 動 車 に 注 目 が 集 まっている ハイブリッド 自 動 車 の 場 合 は 自 動 車 の 発 進 時 などのガソリンを 効 率 良 く 使 えないときには 電 気 で 動 くモータを 使 い, 効 率 良 く 走 行 できる 速 度 になったときにガソリンで 動 くエンジンに 切 り 替 えるために, 燃 費 の 向 上 と CO2 や 排 気 ガスの 削 減 を 同 時 に 行 うことができる そこには 多 くの 技 術 者 の 知 恵 や 努 力 があり, 日 本 はハイブリッド 自 動 車 の 先 駆 国 でもある ハイブリッド 自 動 車 のメリットやデメリットを 生 徒 達 は 理 解 し, 正 しく 評 価 できるような 授 業 を 計 画 した ⅰ. 次 世 代 自 動 車 とは 何 か ⅱ.ハイブリッド 自 動 車 を 評 価 しよう ⅲ. 様 々な 場 所 で 活 用 されるハイブリッド 以 上 の3 点 を 授 業 の 重 点 として 準 備 を 行 った 本 授 業 は ⅱ.ハイブリッド 自 動 車 を 評 価 しよ う を 行 う ⅰ) 次 世 代 自 動 車 とは 何 か 次 世 代 自 動 車 の 扉 を 開 いたのは,トヨタのハイブリッド 自 動 車 プリウス であろう ハイブリ ッドとは, 英 語 で 異 なるものをかけ 合 わせる という 意 味 となる つまり,ハイブリッド 自 動 車 は, 電 気 の 力 を 使 ってガソリンの 使 用 量 を 抑 えるという 発 想 から 生 まれた 車 である 一 方 純 粋 に 電 気 だけで 走 行 する 車 が, 電 気 自 動 車 である 外 部 から 充 電 した 電 気 をバッテリーにため,それを 使 ってモータを 動 かして 走 る 家 にいる 間 に,コンセントにコードをつなぐだけで 動 力 源 を 賄 える エンジンを 搭 載 していない,まったくガソリンを 使 用 しないため CO2 を 一 切 排 出 しないことから (ゼロエミッション ZEV=Zero Emission Vehicle)とも 呼 ばれる 環 境 の 観 点 からも 優 れている このようなハイブリッド 自 動 車 と 電 気 自 動 車 の 中 間 に 位 置 するのがプラグインハイブリッド 車 とな る 電 気 とガソリンを 併 用 するという 点 ではハイブリッド 自 動 車 と 変 わらないが, 大 きな 違 いは 搭 載 されたバッテリーに 外 部 から 充 電 し, 可 能 な 限 り 電 気 を 主 体 として 走 行 すること つまりハイブ リッド 自 動 車 よりもモータで 走 れる 距 離 が 伸 びている 言 い 換 えると,より 燃 費 を 抑 えられる そ の 他 にも 上 記 以 外 の 自 動 車 にはない 部 品 を 搭 載 している, 燃 料 電 池 自 動 車 がある 燃 料 電 池 により, 酸 素 と 水 素 の 化 学 反 応 で 電 気 と 水 をつくり 出 し,そのうちの 電 気 を 動 力 源 として 用 いる 排 出 され るのは 水 であるので, 電 気 自 動 車 と 同 様, 環 境 面 において 優 れている 取 り 上 げた 以 外 にも 違 う 動 力 源 と 考 えられる 自 動 車 ( 天 然 ガス CNG 自 動 車,LPG 自 動 車,メタノール 自 動 車,ディーゼル エンジン コモンレール)も 存 在 するが, 次 世 代 自 動 車 の 定 義 としてハイブリッド 自 動 車 (プラグ - 技 家 3 -

インハイブリッド 自 動 車 を 含 む), 電 気 自 動 車, 燃 料 電 池 自 動 車 と3つと 分 類 し,ガソリンエンジン で 動 く 自 動 車, 合 わせて4 種 類 の 自 動 車 の 仕 組 みが 理 解 できる 授 業 を 考 える 表 1 次 世 代 自 動 車 の 分 類 従 来 の 自 動 車 ハイブリッド 自 動 車 電 気 自 動 車 燃 料 電 池 自 動 車 動 力 ガソリン 燃 料 によるエン 複 数 の 動 力 源 を 組 み 合 蓄 電 池 に 充 電 をしてモ 水 素 と 酸 素 の 化 学 反 ジンで 動 く わせる ータで 動 く 応 で 電 気 を 発 生 モー ガソリンによるエンジンと タで 動 く モータで 動 く 長 所 いろいろな 自 動 車 が 排 出 ガスが 少 ない 走 ったときに 何 も 出 走 ったときに 水 し あり 好 きなものを 買 え エネルギー 効 率 よい ない か 出 ない る 燃 費 が 良 い 排 出 ガスが 少 ない 排 出 ガスが 少 ない ガ ソ リ ン ス タ ン ド 充 電 が 不 要 エネルギー 効 率 よい エネルギー 効 率 高 が,どこにでもある 騒 音 振 動 が 少 ない 騒 音 振 動 が 少 ない い ガソリンスタンドが, 充 電 が 不 要 ほと ん ど ど こに で も あ 騒 音 が 少 ない る 短 所 排 出 ガスが 多 い 価 格 が 高 い 価 格 が 高 い 燃 料 を 供 給 する 水 エネルギー 効 率 悪 い 排 出 ガスがある 充 電 が 必 要 素 ステーションなど 長 い 距 離 を 走 れ な のインフラの 不 足 い 長 い 距 離 を 走 れな い 課 題 発 生 する 二 酸 化 炭 素 発 生 する 二 酸 化 炭 素 を 充 電 するのに 時 間 が 水 素 を 供 給 する 水 を 減 らす 必 要 がある 減 らす 必 要 がある かかる 素 ステーションを 日 充 電 できる 場 所 を 日 本 全 国 に 整 備 する 本 全 国 に 整 備 する 必 要 水 素 を 入 れるタン がある クの 安 全 性 を 高 める 価 格 を 下 げる 必 要 が 必 要 ある 価 格 を 下 げる 必 要 がある 次 世 代 自 動 車 について 説 明 を 行 うときには,コストやインフラ, 燃 費 等 の 様 々な 条 件 を 総 合 的 に 取 り 上 げる 必 要 があるが,エネルギー 変 換 の 技 術 という 観 点 から 動 力 の 特 徴 のみについて 取 り 上 げ ることとする ⅱ)ハイブリッド 自 動 車 を 評 価 しよう 授 業 ではハイブリッド 自 動 車 の 説 明 として 市 場 に 一 番 普 及 し ているプリウスの 技 術 について 取 り 上 げることとした プリウスのエンジンはガソリンで 動 き,モータは 電 気 で 動 く そのため,ハイブリッド 自 動 車 には,エンジンのほか,モータ を 動 かすための 電 力 をつくる 発 電 機,つくられた 電 気 をたくわ えておくバッテリ,それに,つくられた 電 気 を 上 手 に 使 うよう に 調 整 するパワーコントロールユニットなど,ふつうのクルマ にはない 機 械 を 搭 載 している プリウスのハイブリッドシステ 図 4 プリウス - 技 家 4 -

ムの 長 所 短 所 は 以 下 の 通 りとなる < 長 所 > 1.ガソリンスタンドでの 燃 料 補 給 のみで 電 気 自 動 車 (EV)の 長 所 を 享 受 ハイブリッド 自 動 車 のために 新 たなインフラを 整 備 する 必 要 がない 2.ガソリンエンジンの 効 率 が 悪 い 低 回 転 域 では, 低 回 転 トルクに 優 れる 電 気 モータを 使 用 して 効 率 的 に 発 進 加 速 できる 3. 極 低 速 時 などモータの 動 力 のみで 駆 動 できるときやバッテリーの 充 電 が 図 5エンジン モータ 十 分 であればエンジンを 停 止 できるアイドリングストップ 4. 減 速 時 にエンジンを 停 止 し, 運 動 エネルギーをモータによって 発 電 して 回 収 して 充 電 する 回 生 ブレーキを 搭 載 その 結 果,ブレーキパッドの 磨 耗 等 が 少 ない 電 力 は 回 生 ブレーキやエンジンから 発 電 されたものを 利 用 する 5.プリウスは, シリーズ パラレルハイブリッド という 方 式 を 採 用 し ており, 速 度 域 や 加 速 減 速 などの 条 件 変 化 によって エンジンのみ モ ータのみ エンジン モータ 併 用 の 駆 動 の 切 り 替 えを 頻 繁 に 行 い 燃 費 効 率 を 上 げている 図 6 バッテリ 6. 電 気 モータのみで 走 行 する 電 気 自 動 車 (EV)に 対 し,ガソリンエンジンを 搭 載 するハイブリッド 自 動 車 は,エンジン 動 力 や 回 生 ブレーキから 発 生 する 電 力 で 電 池 の 充 電 が 可 能 であり, 電 力 を 外 部 から 給 電 する 必 要 がない このため 電 気 自 動 車 (EV)の 航 続 距 離 が 短 いという 欠 点 を 持 たない < 短 所 > 1.ハイブリッド 自 動 車 の 燃 費 性 能 には 計 測 環 境 の 違 いがでる 制 御 上, 短 時 間 でストップ&ゴーが 連 続 する 市 街 地 走 行 で 長 所 を 発 揮 するが, 長 い 上 り 坂 では 不 利 となり,また 下 り 坂 では 十 分 エネ ルギーを 吸 収 できない 長 い 上 り 坂 ではモータアシストでバッテリーを 使 い 切 るとモータやバッ テリーの 重 量 が 負 荷 となる 2. 有 害 物 質 の 排 出 量 は 軽 減 されるが,バッテリーやインバーターなどを 含 むハイブリッドシステム の 部 品 の 製 造 と 廃 棄 に 伴 う 有 害 物 質 の 排 出 量 は,ハイブリッドシステムを 搭 載 しない 車 両 よりも 多 い 3. 高 性 能 な 燃 費 を 支 える 主 要 部 品 であるインバータや 駆 動 用 の HV バッテリーなどは 熱 や 電 圧, 充 放 電 サイクル 等 によって 劣 化 する そのため 車 両 やエンジン 本 体 の 寿 命 よりも 短 い 4. 低 速 域 ではエンジンが 停 止 しモータ 走 行 となるため, 通 常 のガソリン 車 よりも 走 行 音 が 極 端 に 小 さい そのため 歩 行 者 に 気 付 いてもらえない 場 面 がある 5.ハイブリッド 車 では 概 してエンジン 騒 音 が 低 いために 速 度 感 が 通 常 のガソリン 車 と 異 なる また 速 度 とエンジン 回 転 数 や 騒 音 との 関 連 が 乏 しいため,アクセルによる 速 度 調 整 や 速 度 維 持 に 慣 れ が 必 要 との 意 見 がある 走 行 状 況 スタート 信 号 待 ち 加 速 減 速 加 速 下 り 坂 加 速 スタート ブレーキ モータ 使 用 モ モ モ モ モ モ モ モ エンジン 使 用 エ エ エ 充 電 充 充 充 上 の 図 のようにハイブリッド 自 動 車 の 長 所 や 短 所 を 理 解 した 上 で, 走 行 状 況 に 応 じてどのように 自 動 車 制 御 されているか 考 えて 評 価 する - 技 家 5 -

ⅲ) 様 々な 場 所 で 活 用 されるハイブリッド ハイブリッドとは, 二 つ 以 上 の 異 質 のものを 組 み 合 わせることで 一 つの 目 的 を 成 すこというが, 自 動 車 以 外 にも 様 々な 場 所 でバイブリッドという 機 能 や 製 品 が 存 在 する ハイブリッドという 技 術 が 身 近 な 技 術 であることを 知 り,そしてこれから 活 用 できるよう 表 2 様 々なハイブリッド 名 前 機 能 ハイブリッド 電 車 ディーゼルエンジンとリチウムイオ (キハ E200 形 気 動 車 ) ン 蓄 電 池 ( 屋 根 上 に 設 置 )を 組 み 合 わ せ, 発 車 時 は 蓄 電 池 充 電 電 力 を 使 用 し, 加 速 時 はディーゼルエンジンが 動 作 し て 発 電 機 を 駆 動 し, 蓄 電 池 電 力 と 合 わ せて 電 動 機 を 回 転 させる 減 速 時 は 電 動 機 を 発 電 機 として 利 用 し, 運 動 エネルギーを 電 気 に 変 換 して 蓄 電 池 に 充 電 する ハイブリッド HDD ハイブリッド HDD は,ハードディスク ドライブ( 以 下 HDD)にフラッシュメモ リをキャッシュメモリとして 搭 載 した 記 憶 装 置 である フラッシュメモリは,ハ ードディスクに 比 較 して,シーク 動 作 や 回 転 待 ち 時 間 などの 待 ち 時 間 が 無 いので 高 速 アクセスが 可 能 ハイブリッドロケット 宇 宙 開 発 の 工 学 において, 推 進 燃 料 に 固 体 燃 料 と 気 体 または 液 体 の 酸 化 剤 を 使 用 するロケットをハイブリッドロケットと 呼 ぶ ハイブリットカメラ DVD とハードディスクドライブ(マイクロド ライブ)を 搭 載 したビデオカメラ 特 徴 はビ デオカメラだけで HDD から DVD に 保 存 でき る 便 利 さにある 参 考 引 用 文 献 中 学 校 学 習 指 導 要 領 解 説 技 術 家 庭 科 編 文 部 科 学 省 ( 平 成 20 年 9 月 ) 教 科 目 標 評 価 の 観 点 及 びその 趣 旨 等 国 立 教 育 政 策 研 究 所 ( 平 成 22 年 7 月 ) 安 東 茂 樹 中 学 校 新 学 習 指 導 要 領 の 展 開 明 治 図 書 (2008/11) 国 立 教 育 政 策 研 究 所 評 価 規 準 の 作 成 評 価 方 法 等 の 工 夫 改 善 のための 参 考 資 料 ( 平 成 23 年 7 月 ) 河 野 義 顕 技 術 科 の 授 業 を 創 る - 学 力 への 挑 戦 - 学 文 社 (1999/05) 大 谷 良 光 子 供 の 生 活 概 念 の 再 構 成 を 促 すカリキュラム 開 発 論 - 技 術 教 育 研 究 - 学 文 社 (2009/03) 佐 伯 胖 学 び を 問 いつづけて 授 業 改 革 の 原 点 小 学 館 (2003/07) デロイト トーマツ コンサルティング 株 式 会 社 自 動 車 セクター ( 著 ) 図 解 次 世 代 自 動 車 ビジ ネス 早 わかり 中 経 出 版 (2010/9) トヨタホームページ http://www.toyota.co.jp/ 御 堀 直 嗣 ハイブリッドカーのしくみがよくわかる 本 技 術 評 論 社 (2009/12) 碇 義 朗 ハイブリッドカーの 時 代 光 人 社 (2009/6) 4.(2)-(ⅳ) 指 導 と 評 価 の 計 画 - 技 家 6 -

5. 実 践 事 例 第 2 学 年 3 組 技 術 家 庭 科 ( 技 術 分 野 ) 学 習 指 導 案 ( 略 案 ) (1) 日 時 平 成 25 年 7 月 5 日 ( 金 ) 60 分 授 業 として 実 施 (2) 場 所 山 梨 大 学 教 育 人 間 科 学 部 附 属 中 学 校 本 館 1 F 技 術 室 (3) 題 材 名 新 しいエネルギー 変 換 の 技 術 (4) 題 材 の 目 標 ハイブリッド 自 動 車 を 評 価 しよう(4/4) (5) 本 時 の 展 開 段 階 時 間 学 習 活 動 教 師 の 指 導 支 援 備 考 導 5 本 時 の 目 標 と 内 容 を 確 認 する 生 徒 達 の 興 味 関 心 を 高 める 発 問 入 日 本 の 産 業 を 支 えているものは 何 か PPT 展 開 ハイブリッドという 言 葉 を 聞 いたことがあるか ハイブリッドの 意 味 を 問 う 多 くが 自 動 車 の 事 でよ く 聞 く 本 授 業 は 次 世 代 自 動 車 の 授 業 であることを 伝 える 最 後 まで 課 題 を 追 求 する 姿 勢 を 求 める 5 次 世 代 自 動 車 の 分 類 を 知 る 次 世 代 自 動 車 には 燃 料 電 池 自 動 車, 電 気 自 動 PPT 車,ハイブリッド 自 動 車 と 大 きく 分 けられる エンジン 自 動 車 エンジンで 化 石 エネルギーから 運 動 エネルギ ーに 変 換 して 走 行 電 気 自 動 車 モータで 電 気 エネルギーから 運 動 エネルギー に 変 換 して 走 行 ハイブリッド 自 動 車 発 問 2 エンジンとモータの 両 方 を 使 用 する トルク ( 回 転 の 力 )が 強 いモータで 発 進 し エンジン 発 問 2 で 使 われる 化 石 エネルギー 消 費 を 少 なくして 走 15 〇 ハイブリッド 自 動 車 の 特 徴 を 実 験 しよう エンジンとモータのそれぞれ 良 いところを 使 ビデオ 〇 ハイブリッド 自 動 車 のエンジンの 役 割 次 世 代 自 動 車 の 分 類 について ハイブリッド 自 動 車 のエネルギー 変 換 を 知 ろう < 実 習 1>ハイブリッド 自 動 車 の 特 徴 を 実 験 しよ う(モータ) 生 徒 に 手 回 し 発 電 機 を 配 布 する モータを 手 で 回 すと, 電 気 が 発 生 する 電 流 計 を 利 用 して 電 気 の 発 生 を 確 認 モータに 電 池 をつなげると 回 転 する <モータには2つの 働 きがあることを 確 認 > 二 人 ペアになり, 一 人 が 回 し, 一 人 が 電 球 に 接 続 すると,ハンドルが 重 くなりブレーキを 実 感 する ことができる ハイブリッド 自 動 車 の 特 徴 を 実 験 しよう( 蓄 電 ) 蓄 電 池 を 渡 し, 蓄 電 する どのような 時 に 蓄 電 するのか エンジンの 回 転 から,ブレーキをす るとき( 回 生 ブレーキ) 行 った 自 動 車 である PPT エンジンはどのようなエネルギー 変 換 を 行 ってい るか ガソリン 燃 焼 が 回 転 運 動 となっている エンジンの 良 いところ 長 距 離 走 ることがで きる エンジンの 欠 点 停 止, 低 速 時 が 苦 手 最 大 の 特 徴 であるモータはどのようなエネルギー 変 換 を 行 っているか モータの 良 いところ すぐ 回 転 する トルク( 回 転 する 力 が 大 きい) モータの 長 距 離 走 ることができない モータには2つの 働 きがある 自 ら 問 う 力 発 問 3 ビデオ PPT - 技 家 7 -

ブレーキを 発 電 に 変 える 働 き 自 ら 問 う 力 < 実 習 2> 蓄 電 した 電 気 で 車 を 走 らせよう 蓄 電 したコンデンサ( 充 電 池 )を 利 用 して 模 型 の 車 を 走 らせる 実 際 の 自 動 車 では 大 きなニッケル 水 素 電 池 を 使 用 していることも 知 らせる 蓄 電 した 電 気 はモータを 動 かし 車 を 走 らせる ことができる 実 際 にモータで 模 型 の 自 動 車 を 走 らせると, スムーズに 早 く 走 る 様 子 がわかる < 実 習 3>エンジンの 燃 費 について 考 えよう スタート 時, 低 速 時 が 一 番 ガソリンを 消 費 する ハイブリッド 自 動 車 の 押 しがけ なぜスタート 時 や, 低 速 時 にガソリン 燃 焼 が 多 くなるのか 自 ら 問 う 力 〇 ハイブリッド 自 動 車 のモータの 役 割 15 ハイブリッド 自 動 車 の 仕 組 みを 知 る 〇 ハイブリッド 自 動 車 の 仕 組 み 〇 エンジンだけの 走 行 PPT エンジン,モータ, 蓄 電 池 をどのように 制 御 して 走 行 モータだけの 走 行 するのか エンジンとモータの 走 行 〇 走 る 場 所 や 用 途 によって 動 力 を 変 える 〇 走 る 場 所 や 用 途 によって 使 い 分 けられている スタート 時 モータ 急 発 進 やトルクの 利 点 加 速 時 モータとエンジン 両 方 の 力 を 合 わせる ブレーキ モータによって 発 電 停 止 エンジンはストップ 走 行 状 況 スタート 信 号 待 ち 加 速 減 速 加 速 下 り 坂 加 速 スタート ブレーキ モータ 使 用 モ モ モ モ モ モ モ モ エンジン 使 用 エ エ エ 充 電 充 充 充 ハイブリッド 自 動 車 を 評 価 しよう 走 る 場 所 によって,エンジン モータの 使 い 分 けを 行 う 15 学 習 プリント ハイブリッド 自 動 車 の 長 所, 短 所 長 所 発 問 燃 費 が 良 い 等 PPT 短 所 価 格 が 高 い 重 い 自 ら 問 う 力 - 技 家 8 -

ハイブリッド 自 動 車 の 長 所 短 所 を 評 価 しワークシー ワークシートに 記 入 トに 記 入 する ワークシートには 既 存 のこれまでの 技 術 と 比 較 し グループにおいて,お 互 いに 情 報 交 換 し, 資 料 プリン てどのようなプラス マイナスの 影 響 があるのか トと 既 存 知 識 をもとに 評 価 プリントを 完 成 させる 技 術 の 光 と 影 についても 考 えるきっかけとする 本 時 で 考 え, 発 見 したこと 学 習 したことを 発 表 する 友 人 の 発 表 から 新 しいアイディアを 考 える ま 5 ハイブリッド 技 術 は 自 動 車 だけではなく, 様 々な PPT と 場 面 で 使 用 されていることを 伝 える め 次 回 の 授 業 について 知 る 次 回 の 授 業 について 知 らせる 教 具 の 片 付 けを 行 う 発 問 3 - 技 家 9 -

評 価 する 生 徒 プリント 例 LED を 評 価 評 価 する 生 徒 プリント 例 ハイブリッド 自 動 車 を 評 価 ここにワークシート - 技 家 10 -