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別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

は し が き

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平 成 27 年 度 大 阪 府 施 策 についての 提 言 平 成 27 年 8 月 大 阪 維 新 の 会 大 阪 府 議 会 議 員 団

大 阪 府 の 施 策 推 進 に 際 し 大 阪 維 新 の 会 大 阪 府 議 会 議 員 団 として 提 言 を 取 りまとめた 今 回 の 提 言 は 昨 年 に 引 き 続 き 世 界 とつながる 大 阪 の 成 長 戦 略 をテーマに IRの 誘 致 に 向 けた 積 極 的 な 取 組 み 二 重 行 政 の 解 消 について その 他 大 阪 府 政 の 重 要 かつ 喫 緊 の 課 題 について 行 うものとした 本 提 言 の 実 現 に 向 け 最 大 限 の 努 力 をされるよう 強 く 要 望 する 平 成 27 年 8 月 4 日 大 阪 府 知 事 松 井 一 郎 様 大 阪 維 新 の 会 大 阪 府 議 会 議 員 団 代 表 青 野 剛 暁 幹 事 長 大 橋 一 功 政 務 調 査 会 長 森 和 臣

提 言 世 界 とつながる 大 阪 の 成 長 戦 略 - 最 重 点 提 言 事 項 Ⅰ IR 誘 致 の 推 進 Ⅱ 二 重 行 政 の 解 消 に 向 けて 重 点 提 言 事 項 1 外 国 人 滞 在 施 設 の 確 保 2 国 際 博 覧 会 の 誘 致 3 森 林 保 全 と 都 市 緑 化 の 取 組 み 4 教 育 改 革 の 推 進 5 政 治 参 加 の 意 識 を 高 める 教 育 6 広 域 インフラの 整 備 促 進 7 発 達 障 がい 児 者 支 援 の 取 組 み

最 重 点 提 言 事 項 - 1 -

- 2 -

Ⅰ IR 誘 致 の 推 進 大 阪 が 急 成 長 を 遂 げているアジア 地 域 からさらなる 観 光 客 やビ ジネス 客 を 呼 び 込 み 世 界 の 都 市 間 競 争 に 打 ち 勝 つために その 成 長 戦 略 の 中 核 として 欠 かせないのが インバウンドの 重 要 なコンテ ンツとしても 注 目 されているIR(カジノを 含 む 統 合 型 リゾートを いう )の 早 期 実 現 である IR 推 進 法 案 については 昨 年 の 衆 議 院 解 散 で 廃 案 になったもの の 本 年 4 月 に 維 新 の 党 をはじめとする 超 党 派 議 連 により 再 提 案 さ れている このため IR 誘 致 を 目 指 す 多 くの 都 道 府 県 では 経 済 界 や 地 元 企 業 市 町 村 などと 一 体 となって 検 討 調 査 の 実 施 や 構 想 案 の 策 定 など 着 実 に 誘 致 に 向 けた 取 組 みを 推 進 している 一 方 大 阪 では IRを 契 機 とした 夢 洲 まちづくり 構 想 検 討 調 査 事 業 費 が 大 阪 市 会 で 減 額 修 正 されたことから これに 連 動 して 先 の5 月 定 例 府 議 会 において 関 連 議 案 が 取 り 下 げられることとなった これにより 府 市 一 体 でのIR 誘 致 に 向 けた 取 組 みが 大 きく 後 退 す るのではないかと 大 変 懸 念 している しかしながら 大 阪 が 有 するポテンシャルを 活 用 することなく IRの 実 現 を 頓 挫 させることは 大 阪 にとって 計 り 知 れない 損 失 と なる - 3 -

今 やIRの 代 表 都 市 となったシンガポールでは カジノ 導 入 を 決 定 した2005 年 と2010 年 の 総 雇 用 者 数 を 比 較 すると 地 域 雇 用 が34% 増 加 したとのデータもある 夢 洲 へのIR 誘 致 が 成 功 した 暁 には IRに 従 事 する 直 接 的 な 雇 用 が 創 出 されることは 言 うまでもないが 英 語 等 の 語 学 を 身 につけた 人 材 の 育 成 を 行 うことによって 雇 用 の 機 会 を 増 やすことにつながる さらには IRへのアクセスの24 時 間 化 など 夜 間 の 経 済 活 動 が 活 性 化 することでも 波 及 的 に 雇 用 が 拡 大 し 移 動 人 口 だけではなく 定 住 人 口 の 増 加 も 期 待 できる これに より 現 在 は 空 き 地 である 夢 洲 を 起 爆 剤 として 大 阪 全 体 の 再 生 ひいては 経 済 格 差 や 貧 困 の 解 消 にもつなげていくことが 可 能 となる また 海 外 のIRオペレーターも 他 県 の 候 補 地 と 比 較 して 格 段 に 広 大 な 敷 地 を 有 する 大 阪 の 夢 洲 地 区 を 高 く 評 価 している これは 大 阪 が 観 光 資 源 を 有 する 京 都 奈 良 や 神 戸 を 近 隣 に 擁 しているから というだけではない 大 阪 のみに 着 目 したとき 国 内 外 からのアク セスに4,000mと3,500mの2 本 の 滑 走 路 を 持 つ 完 全 24 時 間 空 港 であ る 関 西 国 際 空 港 があり 近 隣 に 大 阪 国 際 空 港 神 戸 空 港 等 の 広 域 交 通 インフラが 充 実 していること さらに 経 済 波 及 効 果 に 大 きくかか わる 交 流 人 口 に 注 目 すると 大 阪 市 は 人 口 269 万 人 に 対 し 昼 間 人 口 は353 万 人 と 80 万 人 以 上 多 いことに 加 え 関 西 圏 に2,000 万 人 を 超 える 人 口 を 有 していることなどから 大 阪 に 非 常 に 大 きなポテン - 4 -

シャルを 感 じているからである ついては 松 井 知 事 橋 下 市 長 の 下 に 立 ち 上 げた 大 阪 府 市 IR 立 地 準 備 会 議 において 夢 洲 を 候 補 地 とし 府 市 ともに 最 重 点 事 項 とし て 国 に 対 して 要 望 しているIRの 立 地 実 現 に 積 極 的 に 取 り 組 まれる よう 以 下 のとおり 提 言 する 1. 府 市 が 連 携 を 密 にして 関 西 経 済 界 や 地 元 企 業 府 民 とともに オール 大 阪 で 大 阪 のポテンシャルの 高 さを 内 外 に 発 信 するととも に IR 誘 致 に 向 けた 機 運 醸 成 を 図 ること 2.2020 年 は 東 京 オリンピック 開 催 の 年 でもあり この 年 に 開 業 す ることで 相 乗 効 果 が 期 待 できることから 開 業 時 期 が 遅 れるこ とのないよう 早 急 に 準 備 を 進 めること 3. 国 に 対 しては 推 進 法 の 成 立 に 向 けて 積 極 的 に 働 きかけを 行 う こと 4. 関 西 の 各 拠 点 と 夢 洲 を 結 ぶ 鉄 道 客 船 ターミナル 機 能 等 インフ ラの 整 備 を 進 めていくこと 5. 他 国 のIR 先 進 事 例 の 研 究 を 進 め IRの 専 門 的 な 知 識 を 持 っ た 外 部 スタッフを 招 聘 するとともに 実 行 力 のある 組 織 体 制 づく りを 行 うこと - 5 -

Ⅱ 二 重 行 政 の 解 消 に 向 けて 我 が 会 派 は 5 年 にわたって 大 阪 都 構 想 を 最 重 要 政 策 に 掲 げ そ の 実 現 に 全 力 で 取 り 組 んできた 少 子 高 齢 化 が 急 速 に 進 展 し 都 市 間 競 争 が 激 化 する 中 二 重 行 政 の 問 題 を 根 深 く 抱 える 大 阪 の 窮 状 を 脱 し 大 阪 を 力 強 く 再 生 するためには 広 域 行 政 や 成 長 戦 略 を 一 元 化 して 税 金 の 無 駄 使 いをなくし 府 市 で 抱 える 莫 大 な 借 金 の 解 消 を 図 り さらには 住 民 自 治 の 拡 大 によるきめ 細 やかな 住 民 サービス の 向 上 を 図 ることを 目 的 とした 大 都 市 制 度 改 革 を 一 挙 に 断 行 するこ とが 不 可 欠 であるからである この5 月 17 日 に 実 施 された 大 阪 都 構 想 の 賛 否 を 問 う 住 民 投 票 では 賛 否 が 拮 抗 し 1 万 票 余 りの 僅 差 で 反 対 票 が 賛 成 票 を 上 回 り 否 決 さ れることとなった しかし 大 阪 都 構 想 の 否 決 によって 大 阪 に 根 強 く 存 在 する 二 重 行 政 問 題 府 市 一 体 で 成 長 戦 略 を 強 力 に 推 進 する という 課 題 や 府 市 が 抱 える 莫 大 な 借 金 などの 解 決 の 方 向 が 失 われ 重 い 課 題 は 残 されたままである 今 回 の 住 民 投 票 の 対 象 者 である 大 阪 市 民 が 大 阪 市 役 所 が 廃 止 分 割 されることに 強 い 不 安 を 抱 くことは 想 像 に 難 くない 中 であって も 大 阪 の 再 生 大 阪 の 未 来 を 考 えて 改 革 を 断 行 すべきと 判 断 し 大 阪 都 構 想 に 賛 成 票 を 投 じた 69 万 人 もの 方 々の 期 待 に 応 える 必 要 が - 6 -

ある 今 回 投 票 対 象 とならなかった 府 内 市 町 村 の 住 民 も 含 めると 相 当 数 の 大 阪 府 民 が 二 重 行 政 を 解 消 し 大 阪 の 再 生 成 長 に 向 けた 取 組 みを 推 進 することを 強 く 望 んでいることが 明 白 となった 今 後 も こうした 多 くの 府 民 の 思 いに 応 えるため これまでの 改 革 の 流 れを 止 めることなく 二 重 行 政 の 解 消 を 強 力 に 推 進 していか なければならない しかしながら 本 年 6 月 これまで 広 域 行 政 二 重 行 政 の 仕 分 け を 進 め 大 都 市 制 度 のあり 方 など 府 市 共 通 の 重 要 な 課 題 について 精 力 的 に 協 議 し かつてないほどの 府 市 連 携 を 強 力 に 推 し 進 めてき た 府 市 統 合 本 部 は 廃 止 となった 府 市 統 合 本 部 では A 項 目 ( 経 営 形 態 の 見 直 し 検 討 項 目 )とB 項 目 ( 類 似 重 複 している 行 政 サービス)に 分 けて 各 項 目 について 次 の 基 本 的 方 向 性 を 打 ち 出 し 協 議 が 進 められてきた A 項 目 地 下 鉄 の 上 下 一 体 での 民 営 化 バス 事 業 を 地 下 鉄 事 業 と 完 全 分 離 して 運 営 民 営 化 府 域 一 水 道 を 実 現 一 般 廃 棄 物 のごみ 収 集 輸 送 事 業 の 民 営 化 ごみ 焼 却 処 理 事 業 の 民 間 運 営 や 民 間 委 託 の 推 進 消 防 は 新 たな 大 都 市 に 応 じた 消 防 制 度 の 創 設 など 法 制 度 の 確 立 府 市 病 院 の 一 体 的 運 営 法 人 統 合 港 湾 は 府 市 の 港 湾 管 理 者 を 統 合 大 阪 府 立 大 学 と 大 阪 市 立 大 学 の 統 合 - 7 -

B 項 目 府 立 公 衆 衛 生 研 究 所 と 市 立 環 境 科 学 研 究 所 の 共 通 分 野 の 検 査 調 査 研 究 機 能 を 統 合 し 運 営 を 独 立 行 政 法 人 化 ( 地 独 ) 府 立 産 業 技 術 総 合 研 究 所 と( 地 独 ) 市 立 工 業 研 究 所 の 統 合 ( 公 財 ) 大 阪 産 業 振 興 機 構 と( 公 財 ) 大 阪 市 都 市 型 産 業 振 興 センターの 統 合 高 校 を 広 域 自 治 体 に 一 元 化 府 市 統 合 本 部 の 協 議 では A 項 目 の 公 営 住 宅 の 一 元 化 やB 項 目 の 府 市 信 用 保 証 協 会 の 統 合 等 実 現 しているものもあるが 議 決 まで 至 らず 協 議 が 停 滞 しているものが 多 く 残 されている 我 が 会 派 としては 府 市 統 合 本 部 が 廃 止 されたことにより これ までの 知 事 大 阪 市 長 が 一 体 となった 取 組 みから 各 担 当 部 局 に 調 整 進 捗 管 理 が 委 ねられることになり 市 との 連 携 が 希 薄 になるの ではないかと 危 惧 している 府 市 統 合 本 部 で 進 められてきた 協 議 は 経 営 資 源 の 重 点 化 を 図 り 効 率 的 な 経 営 実 現 や 類 似 重 複 行 政 の 解 消 を 目 指 す 上 で 重 要 である これまでの 議 論 を 無 駄 にすることなく また 後 退 することのな いよう AB 項 目 の 基 本 的 方 向 性 を 実 現 するためには 府 大 阪 市 堺 市 の 首 長 及 び 議 員 等 で 構 成 される 大 阪 戦 略 調 整 会 議 において 建 設 的 に 議 論 を 進 め 早 期 に 結 果 を 出 すべきである 府 民 の 願 いであ る 大 阪 の 成 長 を 成 し 遂 げるために 府 として AB 項 目 で 実 現 して いない 項 目 について 大 阪 戦 略 調 整 会 議 に 提 案 し 協 議 を 進 めること - 8 -

重 点 提 言 事 項 - 9 -

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1 外 国 人 滞 在 施 設 の 確 保 政 府 は 世 界 に 誇 る 魅 力 あふれる 観 光 立 国 の 実 現 を 成 長 戦 略 の 柱 の 一 つと 位 置 づけ 2020 年 の 訪 日 外 国 人 観 光 客 数 2,000 万 人 を 目 標 に 掲 げ 官 民 一 体 となって 取 組 みを 推 進 している 人 口 減 少 少 子 高 齢 化 が 進 展 する 中 海 外 からの 旺 盛 なインバウ ンド 需 要 を 取 り 込 むことは 大 阪 の 成 長 にとって 欠 かせないもので あり 大 阪 府 においても 大 阪 観 光 局 を 設 置 し 2020 年 の 訪 日 外 国 人 観 光 客 数 650 万 人 を 目 標 に 様 々な 取 組 みを 進 めている こうした 取 組 みの 結 果 2014 年 の 大 阪 への 外 国 人 旅 行 者 は 376 万 人 に 上 り これは 対 前 年 比 143.5%と 急 増 しており このままいけば 今 後 も 増 加 するものと 見 込 まれる こうした 中 宿 泊 施 設 の 供 給 能 力 が 限 界 に 近 づきつつあり 外 国 人 観 光 客 のさらなる 増 加 の 大 きな 制 約 要 因 となってきており とり わけ 東 京 や 大 阪 などの 大 都 市 圏 においてはその 傾 向 が 顕 著 となって いる 政 府 が 掲 げている 2020 年 の 訪 日 外 国 人 観 光 客 数 が 目 標 どおり 2,000 万 人 に 増 えた 場 合 大 阪 では 約 7,000 室 のホテル 客 室 が 不 足 す るとの 試 算 もある 観 光 庁 の 宿 泊 旅 行 統 計 調 査 をみても 大 阪 府 の 平 成 27 年 1 月 から 3 月 におけるリゾートホテルやシティホテル 等 の 客 室 稼 働 率 は 84% - 11 -

~94%とほぼ 満 室 に 近 い しかし その 一 方 で 簡 易 宿 泊 所 の 稼 働 率 は 56.2% 旅 館 に 至 っては 50.7%とホテル 等 の 半 分 程 の 低 い 稼 働 率 となっている 2020 年 の 東 京 オリンピック 開 催 やIRの 整 備 により 客 室 不 足 は さらに 強 まるものと 見 込 まれるため 外 国 人 観 光 客 の 大 阪 滞 在 の 機 会 を 逃 さないためにも 大 阪 における 宿 泊 施 設 の 供 給 能 力 を 増 強 す ることが 喫 緊 の 課 題 である 府 においては 国 家 戦 略 特 区 に 基 づく 規 制 緩 和 策 を 活 用 し マン ション 等 の 空 室 を 宿 泊 場 所 にすることによる 宿 泊 施 設 の 増 強 を 図 る 取 組 みを 進 めている しかし 昨 年 の9 月 議 会 において 我 が 会 派 が 指 摘 した 通 り 特 区 を 活 用 したこの 事 業 は 一 般 居 住 者 と 混 在 す ることから 旅 館 やホテルに 求 められる 設 備 等 の 様 々な 規 制 と 比 較 して 宿 泊 者 に 対 する 安 全 面 の 規 制 が 緩 く 課 題 が 残 されている このため 立 入 検 査 の 措 置 等 行 政 のチェック 体 制 が 十 分 に 確 立 さ れるよう 制 度 を 改 善 するなど 課 題 の 解 消 を 図 った 上 で 導 入 に 向 け た 取 組 みを 推 進 すること 一 方 現 状 既 に 旅 館 業 法 の 許 可 を 得 ずにマンションなどの 空 室 や 空 家 の 有 償 提 供 を 行 う 違 反 事 業 者 の 存 在 もあると 聞 く 特 区 制 度 による 規 制 緩 和 の 趣 旨 を 歪 めることなく 意 義 あるものと するため こうした 違 反 事 業 者 に 対 する 取 締 りを 行 うこと - 12 -

また この 特 区 を 活 用 した 事 業 を 導 入 するだけでは 大 阪 におけ る 宿 泊 施 設 の 供 給 能 力 不 足 を 完 全 に 解 消 することができないことは 明 らかである その 解 決 策 として 旅 館 の 稼 働 率 が 低 い 要 因 を 分 析 し 向 上 させる 必 要 がある 旅 館 業 者 に 対 してニーズ 調 査 を 実 施 し その 上 で ハード 整 備 に 対 する 低 利 の 融 資 制 度 を 導 入 するなど 有 効 な 施 策 を 早 急 に 実 施 す ること - 13 -

2 国 際 博 覧 会 の 誘 致 高 度 経 済 成 長 期 の 1970 年 に 開 催 された 大 阪 万 博 は 6,422 万 人 もの 来 場 者 があり 大 阪 が 世 界 の 都 市 として 名 を 馳 せるきっかけになっ た 国 際 的 大 イベントであった 当 時 は 珍 しかった 外 国 人 の 姿 も 約 半 世 紀 を 経 過 した 今 では 大 阪 には 多 くの 外 国 人 旅 行 者 が 訪 れるよう になり 2014 年 は 対 前 年 比 143.5%の 376 万 人 が 訪 れ 今 後 も 増 加 していくことが 見 込 まれる 外 国 人 観 光 客 の 姿 はすっかり 大 阪 の 日 常 風 景 となった 感 がある このような 中 2025 年 の 大 阪 での 万 博 開 催 は 経 済 波 及 効 果 額 が 2 兆 9 千 億 円 に 及 ぶと 試 算 されているとおり 府 内 全 域 にわたって 非 常 に 大 きな 影 響 を 及 ぼすものであり 国 内 外 から 多 数 の 観 光 客 ビ ジネス 客 を 大 阪 に 呼 び 込 み 同 時 に 大 阪 の 都 市 魅 力 を 全 世 界 に 飛 躍 的 に 発 信 できる 大 きなチャンスでもある 知 事 は 昨 年 の 我 が 会 派 の 提 言 に 呼 応 し 2025 年 に 2 度 目 の 大 阪 での 万 博 の 開 催 を 目 指 すことを 明 言 され 開 催 に 向 けた 取 組 みを 矢 継 ぎ 早 に 実 行 に 移 してきた 国 際 博 覧 会 大 阪 誘 致 構 想 検 討 会 を 設 置 し 大 阪 万 博 誘 致 に 向 けた 検 討 が 精 力 的 に 進 められている しかしながら 2025 年 万 博 に 係 る 立 候 補 受 付 は 2016 年 1 月 から 開 始 されることとなっており 誘 致 に 向 けた 時 間 はわずかしかない - 14 -

5 年 に1 度 しか 開 催 されない 万 博 は 開 催 効 果 が 非 常 に 大 きいこ とから 世 界 中 から 多 数 の 都 市 が 立 候 補 に 名 乗 りを 上 げ 毎 回 激 し い 誘 致 競 争 を 展 開 している 2025 年 の 万 博 には 一 世 紀 ぶりの 万 博 開 催 を 目 指 すパリをはじめロンドンやロッテルダムなど 有 力 都 市 が 誘 致 に 向 けてすでに 動 き 出 していると 聞 く 大 阪 での2 度 目 の 万 博 を 実 現 するために 官 民 の 知 恵 を 結 集 し 21 世 紀 の 国 際 博 覧 会 にふさわしい 大 阪 開 催 の 意 義 やテーマ 経 済 効 果 等 幅 広 い 視 点 から 検 討 を 行 い 他 の 立 候 補 都 市 との 競 争 に 勝 ち 抜 かなければならない そのために 夢 ある 大 阪 の 未 来 に 向 けて 開 催 理 念 に 共 感 できストーリー 性 のある 誘 致 構 想 を 打 ち 出 すこと さらに 誘 致 構 想 を 通 じて いかに 国 内 外 の 多 くの 人 々の 共 感 を 得 られるかが 非 常 に 重 要 であることから 近 隣 府 県 や 経 済 界 に 理 解 を 求 め 関 西 が 一 丸 となって 大 阪 万 博 の 開 催 意 義 や 大 阪 関 西 の 都 市 の 魅 力 等 を 広 くPRするなど 大 阪 万 博 の 実 現 に 向 けた 取 組 み を 推 進 すること - 15 -

3 森 林 保 全 と 都 市 緑 化 の 取 組 み 大 阪 の 総 面 積 のおおよそ3 分 の1を 占 める 森 林 は 林 業 の 担 い 手 の 高 齢 化 等 から 十 分 な 管 理 が 行 き 届 かなくなっていることなどから 荒 廃 が 進 んでいる このままナラ 枯 れや 放 置 林 が 拡 大 すれば 本 来 森 林 が 持 つ 災 害 防 止 や 地 球 環 境 保 全 などの 多 面 的 機 能 の 発 揮 に 大 き な 悪 影 響 を 及 ぼしかねない さらに 都 市 と 近 接 して 山 系 が 取 り 囲 む 大 阪 の 地 形 の 特 徴 からゲ リラ 豪 雨 等 による 大 災 害 等 が 発 生 しやすくなり 府 民 の 安 全 安 心 を 脅 かしかねない このため 自 然 災 害 から 府 民 の 安 全 安 心 を 早 急 に 確 保 するとと もに 中 長 期 的 展 望 のもと 今 まさに 担 い 手 の 育 成 等 次 世 代 に 健 全 な 森 林 を 引 き 継 いでいくことができるような 取 組 みを 進 めるこ と その 一 方 で 大 阪 の 緑 被 率 は 世 界 の 主 要 40 都 市 のうち 31 位 と 下 位 に 位 置 しており 多 くの 府 民 だけでなく 全 国 あるいは 世 界 か ら 多 くの 人 が 集 まる 魅 力 のある 大 阪 とするためにも 既 存 の 自 然 公 園 や 里 山 を 活 用 するとともに 都 市 部 において 既 存 のみどりを 活 かしたより 広 いみどりづくりへの 取 組 みを 行 うなど 良 質 なみどり のまち 並 みの 創 出 に 努 めること - 16 -

既 に 35 県 では 森 林 の 保 全 等 を 目 的 とする 森 林 環 境 税 が 徴 収 され ているという 現 状 がある 大 阪 府 においても 森 林 環 境 税 を 導 入 する のであれば 自 然 災 害 及 び 森 林 保 全 への 対 応 等 に 緊 急 かつ 集 中 的 に 取 り 組 むこと その 際 具 体 的 な 対 策 計 画 を 示 すとともに 府 民 の 理 解 が 十 分 得 られるよう 創 意 工 夫 と 説 明 に 努 めること - 17 -

4 教 育 改 革 の 推 進 人 口 減 少 社 会 の 到 来 や 国 際 的 な 都 市 間 競 争 の 激 化 など 社 会 が 大 きな 変 革 期 を 迎 える 中 大 阪 が 世 界 に 対 して 果 敢 にチャレンジし 世 界 につながる 大 阪 を 実 現 することで 大 阪 のさらなる 成 長 を 図 るためには しっかりとした 学 力 の 向 上 はもとより 豊 かでたく ましい 人 間 性 を 併 せ 持 ち 大 阪 という 都 市 の 将 来 を 支 え 発 展 させ ていく 人 材 を 育 成 すること すなわち 教 育 という 未 来 への 投 資 が 極 めて 重 要 である 大 阪 府 においては 英 語 4 技 能 ( 聞 く 話 す 読 む 書 く)の 引 き 上 げのための TOEFLiBT を 活 用 した 授 業 の 導 入 や 特 訓 クラスの 設 置 などの 英 語 教 育 改 革 の 推 進 をはじめ 校 長 の 原 則 公 募 校 長 マネジ メントによる 学 校 経 営 の 推 進 教 職 員 人 事 評 価 制 度 改 革 など 他 府 県 では 例 を 見 ない 大 胆 な 教 育 改 革 の 取 組 みを 進 めてきた こうした 教 育 改 革 の 取 組 みは 時 代 の 流 れにも 合 致 した 先 駆 的 な 取 組 みであることから 教 育 長 の 強 力 なリーダーシップのもと こ れまでの 改 革 の 流 れを 止 めることなく 引 き 続 きその 取 組 みを 推 進 し 大 阪 の 教 育 のさらなる 充 実 を 図 ること - 18 -

5 政 治 参 加 の 意 識 を 高 める 教 育 選 挙 権 年 齢 を 20 歳 以 上 から 18 歳 以 上 に 引 き 下 げる 改 正 公 職 選 挙 法 が 本 年 6 月 に 成 立 した 参 政 権 の 拡 大 は 昭 和 20 年 に 20 歳 以 上 の 男 女 とされて 以 来 70 年 ぶりに 民 主 主 義 の 根 幹 である 重 要 な 基 本 原 則 が 変 更 されることとなったものであり 来 年 夏 の 参 議 院 選 挙 から 高 校 生 を 含 む 約 240 万 人 の 18 歳 19 歳 が 新 たに 有 権 者 に 加 わることとなる 選 挙 権 年 齢 の 引 き 下 げは 未 来 を 担 う 若 者 の 声 をこれまで 以 上 に 広 く 政 治 の 場 に 反 映 されることになることから 今 回 の 法 改 正 は 意 義 あるものと 認 められる しかし 若 者 の 投 票 率 が 低 迷 している 昨 今 の 状 況 を 鑑 みれば 今 回 の 法 改 正 を 真 に 意 義 あるものとするために は 若 者 の 参 政 意 識 を 育 成 するための 取 組 みが 非 常 に 重 要 である 今 秋 にも 文 部 科 学 省 と 総 務 省 とで 作 成 する 副 教 材 を 活 用 し 教 育 内 容 の 統 一 性 と 政 治 的 中 立 性 とを 遵 守 しつつ 模 擬 選 挙 などにより 自 分 の 意 見 や 選 択 への 責 任 感 を 育 む 授 業 を 実 施 するとともに 正 しい 政 治 の 理 解 を 得 るための 授 業 時 数 を 確 保 していくなど 教 育 現 場 で の 政 治 参 加 の 意 識 を 高 める 教 育 を 推 進 すること - 19 -

6 広 域 インフラの 整 備 促 進 大 阪 が 東 京 とともに 東 西 2 極 の1 極 として 日 本 の 成 長 をけん 引 するためには 都 心 機 能 の 強 化 と 都 市 間 連 携 が 不 可 欠 であり 関 西 国 際 空 港 へのアクセスの 強 化 放 射 環 状 型 鉄 道 ネットワークの 形 成 等 に 戦 略 的 に 取 り 組 む 必 要 がある 府 の 公 共 交 通 戦 略 に 基 づく 戦 略 4 路 線 ( 北 大 阪 急 行 の 延 伸 大 阪 モノレールの 延 伸 なにわ 筋 線 の 整 備 西 梅 田 十 三 新 大 阪 連 絡 線 の 整 備 )については 大 阪 の 成 長 戦 略 の 中 核 を 占 めるプロジェクトと して 積 極 的 に 推 進 することが 極 めて 重 要 であることから これらの 早 期 実 現 のため 既 存 ストックの 組 換 え 等 による 新 たな 財 源 確 保 を 図 るとともに 関 係 自 治 体 事 業 者 等 との 協 議 を 強 力 に 進 める 等 そ の 実 現 に 向 け 全 力 で 取 り 組 むこと また 阪 神 圏 の 高 速 道 路 料 金 体 系 の 一 元 化 についても これまで と 変 わることなく 引 き 続 き 府 と 関 係 自 治 体 が 連 携 し その 実 現 に 向 けて 取 り 組 むこと 加 えて 大 阪 都 市 再 生 環 状 道 路 の 大 和 川 線 及 び 淀 川 左 岸 線 延 伸 部 についても 早 期 の 全 線 供 用 を 実 現 すること 特 に 淀 川 左 岸 線 延 伸 部 は 大 阪 府 市 が 一 体 となり 目 標 年 次 を 定 め 整 備 を 推 進 する 必 要 がある - 20 -

ミッシングリンクの 解 消 のため 淀 川 左 岸 線 延 伸 部 の 整 備 が 着 実 に 推 進 されるよう 大 阪 戦 略 調 整 会 議 に 提 案 し 協 議 を 進 めること - 21 -

7 発 達 障 がい 児 者 支 援 の 取 組 み 発 達 障 がい 児 者 への 支 援 にあっては 乳 幼 児 期 での 早 期 発 見 早 期 療 育 から 成 人 期 の 就 労 支 援 まで ライフステージに 応 じた 切 れ 目 のない 一 貫 した 総 合 的 支 援 が 必 要 であり 我 が 会 派 も 検 討 チームを 立 ち 上 げ 集 中 的 に 議 論 し 取 り 組 んだ 経 緯 がある 平 成 25 年 度 から 27 年 度 の3 年 間 で 集 中 的 に 取 り 組 むため 発 達 障 がい 児 者 総 合 支 援 事 業 が 創 設 されたところであるが まだ 支 援 は 緒 についたばかりである 特 に 市 町 村 における 取 組 みについては まちまちで 府 内 一 様 に 効 果 を 上 げることができるのか 十 分 な 検 証 を 行 う 必 要 がある その 上 で より 効 果 的 な 事 業 の 実 施 を 検 討 し かつ 市 町 村 にお いて 実 施 する 取 組 みの 定 着 を 図 り 市 町 村 間 の 格 差 を 生 じさせるこ とのないよう 同 事 業 を 継 続 充 実 させなければならない 第 4 次 大 阪 府 障 がい 者 計 画 及 び 平 成 25 年 度 に 策 定 された 大 阪 府 発 達 障 がい 児 者 支 援 プラン に 沿 って 発 達 障 がい 児 者 支 援 の 着 実 な 推 進 を 図 ること - 22 -