「節電に対する生活者の行動・意識



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検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

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ニュースリリース

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資料3 家電エコポイント制度の政策効果等について

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(3) 善 通 寺 市 の 状 況 善 通 寺 市 においては 固 定 資 産 税 の 納 期 前 前 納 に 対 する 報 奨 金 について 善 通 寺 市 税 条 例 の 規 定 ( 交 付 率 :0.1% 限 度 額 :2 万 円 )に 基 づき 交 付 を 行 っています 参 考 善 通 寺

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根 本 確 根 本 確 民 主 率 運 民 主 率 運 確 施 保 障 確 施 保 障 自 治 本 旨 現 資 自 治 本 旨 現 資 挙 管 挙 管 代 表 監 査 教 育 代 表 監 査 教 育 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部 市 町 村 警 視 総 監 道 府 県 警 察 本 部

3 圏 域 では 県 北 沿 岸 で2の 傾 向 を 強 く 見 てとることができます 4 近 年 は 分 配 及 び 人 口 が 減 少 している 市 町 村 が 多 くなっているため 所 得 の 増 加 要 因 を 考 える 場 合 は 人 口 減 少 による 影 響 についても 考 慮 する

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住宅購入に関する消費者意識調査

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

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第25回税制調査会 総25-1

子 どもたちのバランスのよい 育 ちを 目 指 して 今 回 の 調 査 では 世 帯 年 収 が 減 って 家 計 の 厳 しさが 増 すなかで 保 護 者 が 子 どもたちの の 費 用 を 減 らしている 実 態 が 明 らかになりました 教 育 費 に 対 して 重 い 負 担 感 を 感

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節 電 に 対 する 生 活 者 の 行 動 意 識 に 関 する 調 査 -2014 年 調 査 - みずほ 情 報 総 研 株 式 会 社 環 境 エネルギー 第 1 部 2015 年 3 月 9 日

目 次 要 旨 調 査 の 背 景 と 目 的 調 査 方 法 調 査 の 主 な 結 果 調 査 結 果 1. 回 答 者 の 基 本 属 性 2. 電 力 不 足 地 球 温 暖 化 への 意 識 3. 社 会 の 節 電 状 況 ムードへの 意 識 4. 生 活 者 の 節 電 行 動 意 識 調 査 からの 示 唆 2

要 旨 本 調 査 の 主 な 結 論 4 人 に3 人 が 世 間 の 節 電 ムードの 希 薄 化 を 実 感 世 間 の 節 電 意 識 は 薄 れつつある と 答 えた 人 は77% 電 力 不 足 は 深 刻 な 状 況 であると 考 えている 人 は 震 災 直 後 の91%(2011 年 6 月 実 施 調 査 )から 69%まで 減 少 節 電 行 動 は 全 体 的 に 減 少 傾 向 把 握 している 人 の 行 動 率 高 生 活 者 の 節 電 行 動 について エアコンと 照 明 は 震 災 前 よりも 高 い 水 準 を 維 持 しているものの 減 少 傾 向 更 に 冷 蔵 庫 とテレビは 震 災 前 水 準 まで 下 落 知 っている 人 は 知 らない 人 と 比 較 し 約 10%~25% 程 度 節 電 行 動 率 が 高 い 本 調 査 からの 示 唆 電 力 のための 節 電 から 先 に 進 むには 生 活 者 自 身 のための 節 電 が 必 要 か 今 回 の 調 査 から 電 力 のための 節 電 という 社 会 的 意 義 による 行 動 の 動 機 づけは 弱 くなってきてい ると 考 えられた そのため 今 後 は 生 活 者 自 身 の 日 々の 暮 らし 方 や 価 値 観 に 沿 った 形 で 節 電 行 動 を 促 す 必 要 があるのではないか 例 えば 知 っているか 否 かで 行 動 率 に 違 いがあったが 知 らない 人 は 経 済 性 を 重 視 しない 人 であるとも 考 えられる そのため 知 らせるという 経 済 性 の 観 点 からだけではなく それ 以 外 の 観 点 からも 促 す 方 策 が 必 要 なのではないか 3

調 査 の 背 景 と 目 的 < 背 景 > 震 災 による 節 電 行 動 の 高 まりとその 後 の 節 電 ムードの 低 下 生 活 者 の 節 電 行 動 は 電 力 不 足 が 喫 緊 の 課 題 となった 東 日 本 大 震 災 を 契 機 に 高 まったが 東 日 本 大 震 災 から 年 を 経 るにつれ 低 下 が 危 惧 されるようになった このままでは 生 活 者 の 節 電 行 動 は 震 災 前 の 水 準 まで 回 帰 する 可 能 性 があり 生 活 者 に 節 電 を 伝 える 新 たな 手 立 てやメッセージの 検 討 が 急 務 であると 考 えられた < 目 的 > 節 電 行 動 の 継 続 向 上 方 策 の 検 討 に 資 するデータの 収 集 そこで 今 回 の 調 査 では 生 活 者 の 節 電 行 動 の 実 態 を 把 握 することに 加 え 生 活 者 の 節 電 行 動 の 継 続 や 向 上 を 促 す 検 討 に 資 する 結 果 を 得 ることを 目 的 に 社 会 の 節 電 状 況 ムードへの 意 識 夏 季 の 電 気 代 などの 設 問 を 追 加 し 調 査 を 実 施 した 4

調 査 方 法 本 調 査 では 震 災 後 の2011 年 6 月 から 同 じ 母 集 団 へ 追 跡 調 査 を 行 ってきたが 母 集 団 が 減 少 してきたため 今 回 は 新 規 母 集 団 である 東 京 電 力 管 内 の20 歳 以 上 の 男 女 960 名 を 対 象 とした 質 問 項 目 は 社 会 の 節 電 への 取 組 状 況 の 変 化 や 生 活 者 の 節 電 行 動 の 維 持 向 上 方 策 を 検 討 するため こ れまで 継 続 して 尋 ねてきた 項 目 に 社 会 の 節 電 状 況 ムードへの 意 識 夏 季 の 電 気 代 生 活 者 の 家 電 購 買 時 の 節 電 意 識 家 庭 の 節 電 教 育 を 追 加 した なお 家 電 購 買 時 の 節 電 意 識 と 家 庭 での 節 電 教 育 の 結 果 は 5 月 に 予 定 している 次 回 レポートで 示 す 調 査 方 法 の 概 要 調 査 方 法 :インターネット 調 査 対 象 : 東 京 電 力 管 内 の20 歳 以 上 の 男 女 調 査 時 期 ( 有 効 回 答 数 ) 1 2 節 電 ( 対 象 とした 時 期 ) 節 電 への 電 地 球 温 暖 化 への 質 問 項 目 社 会 の 節 電 状 況 ムード への 夏 季 の 電 気 代 家 電 購 買 時 の 節 電 家 庭 での 節 電 教 育 2011.6 897 - 震 災 前 2011.6 - - - - 2011.9 725-2011. 夏 - - - - 2012.9 512-2012. 夏 - - - - 2013.9 393-2013. 夏 - - - - 2014.10 960 2014. 夏 本 レポートで 示 す 内 容 次 回 レポートで 示 す 予 定 5

調 査 の 主 な 結 果 (1)4 人 に3 人 が 世 間 の 節 電 ムードの 希 薄 化 を 実 感 世 間 の 節 電 意 識 は 薄 れつつある と 答 えた 人 は77% 電 力 不 足 は 深 刻 な 状 況 であると 考 えている 人 は 震 災 直 後 の91%(2011 年 6 月 実 施 調 査 )から 69%まで 減 少 節 電 を 行 っている 企 業 や 公 共 機 関 に 好 感 を 持 てる と 答 えた 人 は84% 今 後 電 力 不 足 が 解 消 されても 政 府 は 節 電 の 必 要 性 を 促 し 続 けた 方 が 良 い と 答 えた 人 は91% (2) 節 電 行 動 は 全 体 的 に 減 少 傾 向 把 握 している 人 の 行 動 率 高 生 活 者 の 節 電 行 動 について エアコンと 照 明 は 震 災 前 よりも 高 い 水 準 を 維 持 してい るものの 減 少 傾 向 更 に 冷 蔵 庫 とテレビは 震 災 前 水 準 まで 下 落 知 っている 人 は 知 らない 人 と 比 較 し 約 10%~25% 程 度 節 電 行 動 率 が 高 い 知 らない 人 は 経 済 性 に 関 する 設 問 でも 気 にしないと 答 えている 割 合 が 高 く 節 電 が 習 慣 になっている 割 合 も 知 っている 人 と 比 較 し 低 い 6

調 査 結 果 7

1. 回 答 者 の 基 本 属 性 今 回 の 回 答 者 の 基 本 属 性 は 下 記 の 通 りである なお 性 別 と 年 代 については 国 勢 調 査 のデータ に 割 り 付 けを 行 っている 性 別 年 代 女 51% 男 49% 60 代 37% 50 代 15% 20 代 13% 40 代 18% 30 代 17% 婚 姻 子 ども 既 婚 66% 未 婚 34% 子 どもあり 62% 子 どもなし 39% 8

2. 電 力 不 足 地 球 温 暖 化 への 意 識 ~1 電 力 不 足 の 深 刻 さは 減 少 電 力 不 足 や 地 球 温 暖 化 原 発 への 考 え 方 は 節 電 行 動 に 影 響 を 及 ぼすと 考 えられる 電 力 不 足 は 深 刻 な 状 況 だ と 考 えている 人 は 震 災 直 後 の2011 年 6 月 には91%いたが 今 回 の 調 査 では 69%まで 減 少 した 地 球 温 暖 化 は 深 刻 な 問 題 だ と 考 えている 人 は 震 災 直 後 から 今 回 の 調 査 まで 傾 向 に 大 きな 変 化 はなかった 電 力 不 足 Q. 電 力 不 足 は 深 刻 な 状 態 だ 地 球 温 暖 化 Q. 地 球 温 暖 化 は 深 刻 な 問 題 だ 非 常 にそう 思 う ややそう 思 う あまりそう 思 わない 全 くそう 思 わない 非 常 にそう 思 う ややそう 思 う あまりそう 思 わない 全 くそう 思 わない 2011.6 (n=897) 55% 36% 91% 7% 1% 2011.6 (n=897) 59% 31% 90% 7% 2% 2011.9 (n=725) 41% 42% 15% 2% 2011.9 (n=725) 59% 31% 7% 3% 2012.9 (n=512) 24% 53% 20% 2% 2012.9 (n=512) 52% 37% 7% 4% 2013.9 (n=393) 23% 51% 24% 3% 2013.9 (n=393) 57% 32% 8% 3% 2014.10 23% 46% 69% 28% 3% 2014.10 56% 34% 90% 7% 3% 電 力 不 足 は 深 刻 だと 考 える 人 は69%まで 減 少 大 きな 変 化 なし 備 考 :2011.6~2013.9までは 同 じ 母 集 団 への 追 跡 調 査 2014.10は 新 規 母 集 団 9

2. 電 力 不 足 地 球 温 暖 化 への 意 識 ~2 当 面 の 原 発 必 要 性 への 同 意 も 減 少 当 面 の 間 原 発 は 必 要 だ と 考 えている 人 は 震 災 直 後 の2011 年 6 月 には69%いたが 今 回 の 調 査 では54%まで 減 少 した 40~50 年 後 においても 原 発 は 日 本 の 電 力 供 給 のために 必 要 である と 考 えている 人 の 割 合 は 32%で 震 災 直 後 と 比 較 して 大 きな 変 化 はなかった 原 発 Q. 当 面 の 間 原 発 は 日 本 の 電 力 供 給 のために 必 要 で ある Q.40~50 年 後 においても 原 発 は 日 本 の 電 力 供 給 の ために 必 要 である 非 常 にそう 思 う ややそう 思 う あまりそう 思 わない 全 くそう 思 わない 非 常 にそう 思 う ややそう 思 う あまりそう 思 わない 全 くそう 思 わない 2011.6 (n=897) 24% 45% 69% 21% 10% 2011.6 (n=897) 11% 24% 35% 41% 24% 2011.9 (n=725) 19% 50% 21% 10% 2011.9 (n=725) 8% 22% 41% 29% 2012.9 (n=512) 18% 42% 28% 12% 2012.9 (n=512) 8% 23% 38% 30% 2013.9 (n=393) 13% 44% 27% 16% 2013.9 (n=393) 7% 22% 41% 30% 2014.10 13% 41% 54% 26% 20% 2014.10 8% 24% 32% 37% 31% 当 面 の 間 原 発 は 必 要 だと 考 える 人 は54%まで 減 少 大 きな 変 化 なし 備 考 :2011.6~2013.9までは 同 じ 母 集 団 への 追 跡 調 査 2014.10は 新 規 母 集 団 10

2. 電 力 不 足 地 球 温 暖 化 への 意 識 ~3 電 力 不 足 は 深 刻 で 当 面 原 発 は 必 要 と 考 える 人 が 減 少 電 力 不 足 と 当 面 の 原 発 必 要 性 の 考 え 方 の 関 係 について2011 年 9 月 と 比 較 すると 電 力 不 足 は 深 刻 で 当 面 原 発 は 必 要 と 考 えている 人 の 割 合 は 減 少 した この 結 果 は 震 災 以 降 原 発 が 停 止 しているが 停 電 が 発 生 していないことが 影 響 を 及 ぼしていると 考 えられる 電 力 不 足 の 深 刻 さと 当 面 の 原 発 必 要 性 とのクロス 集 計 当 面 原 発 必 要 電 力 不 足 深 刻 2011.9 (n=725) 2014.10 2011.9 (n=725) 2014.10 42% 21% 6ポイント 増 加 62% 2011.9 (n=725) 7% 20ポイント 5ポイント 増 加 減 少 2014.10 12% 2011.9 (n=725) 27% 2014.10 10% 9ポイント 増 加 19% 電 力 不 足 は 深 刻 ではない 当 面 原 発 必 要 ではない 11

3. 社 会 の 節 電 状 況 ムードへの 意 識 ~177%が 希 薄 化 実 感 震 災 から4 年 目 の 夏 を 迎 え 社 会 の 節 電 状 況 ムードへの 意 識 にも 変 化 があると 考 えられる 節 電 を 行 っている 企 業 公 共 機 関 が 減 ってきた と 答 えている 割 合 は61%であった また 震 災 から 数 年 たち 世 間 の 節 電 意 識 が 薄 れつつある と 答 えている 割 合 は77%であり 4 人 に 3 人 が 節 電 ムードが 希 薄 化 していると 感 じていることがわかった 社 会 の 節 電 状 況 への 意 識 Q. 節 電 を 行 っている 企 業 や 公 共 機 関 は 減 ってきた 社 会 の 節 電 ムードへの 意 識 Q. 震 災 から 数 年 たち 世 間 の 節 電 意 識 は 薄 れつつある 全 くそう 思 わない 非 常 にそう 思 う 全 くそう 思 わない 非 常 にそう 思 う あまりそう 思 わない あまりそう 思 わない 同 意 している 回 答 の 割 合 61% 同 意 している 回 答 の 割 合 77% そう 思 う そう 思 う 12

3. 社 会 の 節 電 状 況 ムードへの 意 識 ~291%が 政 府 推 進 に 賛 同 節 電 を 行 っている 企 業 公 共 機 関 には84%の 人 が 好 感 を 持 っており 今 後 も 節 電 を 継 続 した 方 が 良 いと 答 えている 人 は92%であった 政 府 が 節 電 について 普 及 啓 発 を 続 けることについては 91%が 賛 同 していた 社 会 の 節 電 ムードへの 意 識 Q. 節 電 を 行 っている 企 業 や 公 共 機 関 には 好 感 が 持 てる Q. 今 後 電 力 不 足 が 解 消 されても 節 電 を 行 っている 企 業 や 公 共 機 関 は 節 電 を 続 けた 方 が 良 い Q. 今 後 電 力 不 足 が 解 消 されても 政 府 は 節 電 の 必 要 性 を 促 し 続 け た 方 が 良 い 全 くそう 思 わない あまりそう 思 わない 非 常 にそう 思 う 全 くそう 思 わない あまりそう 思 わない 非 常 にそう 思 う 全 くそう 思 わない あまりそう 思 わない 非 常 にそう 思 う 同 意 している 回 答 の 割 合 84% そう 思 う そう 思 う 同 意 している 回 答 の 割 合 92% そう 思 う 同 意 している 回 答 の 割 合 91% 13

4. 生 活 者 の 節 電 行 動 意 識 ~1 生 活 者 の 行 動 は 減 少 傾 向 生 活 者 の 節 電 行 動 について エアコンと 照 明 は 震 災 前 よりも 高 い 水 準 を 維 持 しているが 減 少 傾 向 で あった 更 に 冷 蔵 庫 とテレビは 震 災 前 水 準 まで 落 ち 込 んでいた 100% 使 用 を 控 え 別 の 方 法 で 涼 む 使 う 場 合 室 温 を 高 めに 設 定 する エアコン 照 明 100% 照 明 をこまめに 消 灯 する 日 中 はなるべく 照 明 を 消 す 夜 間 の 照 明 を できるだけ 少 なくする 80% 60% 80% 震 災 前 水 準 60% 40% 震 災 前 水 準 40% 20% 20% 0% 0% 震 災 前 2011.6 2011. 夏 2012. 夏 2013. 夏 2014. 夏 震 災 前 2011.6 2011. 夏 2012. 夏 2013. 夏 2014. 夏 震 災 前 2011.6 2011. 夏 2012. 夏 2013. 夏 2014. 夏 震 災 前 2011.6 2011. 夏 2012. 夏 2013. 夏 2014. 夏 震 災 前 2011.6 2011. 夏 2012. 夏 2013. 夏 2014. 夏 100% 温 度 設 定 を 中 弱 にする 開 閉 を 少 なく 短 くする ものを 詰 めすぎ ないようにする 冷 蔵 庫 テレビ 100% 明 るさを 低 めに 設 定 する 必 要 時 以 外 は 消 す 80% 80% 60% 40% 震 災 前 水 準 60% 40% 20% 0% 20% 0% 震 災 前 水 準 震 災 前 2011.6 2011. 夏 2012. 夏 2013. 夏 2014. 夏 震 災 前 2011.6 2011. 夏 2012. 夏 2013. 夏 2014. 夏 震 災 前 2011.6 2011. 夏 2012. 夏 2013. 夏 2014. 夏 震 災 前 2011.6 2011. 夏 2012. 夏 2013. 夏 2014. 夏 震 災 前 2011.6 2011. 夏 2012. 夏 2013. 夏 2014. 夏 備 考 : 震 災 前 (n=897 2011 年 6 月 調 査 ) 2011.6(n=897 2011 年 6 月 調 査 ) 2011. 夏 (n=825 2011 年 9 月 調 査 ) 2012. 夏 (n=512 2012 年 9 月 調 査 ) 2013. 夏 (n=393 2013 年 9 月 調 査 ) 2014. 夏 (n=960 2014 年 10 月 調 査 ) 震 災 前 ~2013. 夏 までは 同 じ 母 集 団 への 追 跡 調 査 14

4. 生 活 者 の 節 電 行 動 意 識 ~2 生 活 者 の 手 間 感 は 増 加 節 電 行 動 への 意 識 については 手 間 がかかって 面 倒 だ と 思 う 割 合 が 徐 々に 増 加 してきており 2011 年 6 月 は33%であったのが 46%まで 増 加 した 個 々 人 の 節 電 は 電 力 不 足 の 解 消 に 効 果 がある と 思 っている 人 のうち 非 常 にそう 思 う と 答 えて いる 人 の 割 合 は 2011 年 6 月 には42%であったが 今 回 は26%にまで 減 少 した 節 電 への 意 識 Q. 節 電 は 手 間 がかかって 面 倒 だ Q. 個 々 人 の 節 電 は 電 力 不 足 の 解 消 に 効 果 がある 非 常 にそう 思 う ややそう 思 う あまりそう 思 わない まったくそう 思 わない 非 常 にそう 思 う ややそう 思 う あまりそう 思 わない まったくそう 思 わない 2011.6 (n=897) 4% 29% 33% 50% 18% 2011.6 (n=897) 42% 45% 10% 3% 2011.9 (n=725) 3% 30% 56% 12% 2011.9 (n=725) 36% 48% 14% 2% 2012.9 (n=512) 3% 31% 55% 10% 2012.9 (n=512) 30% 56% 13% 2% 2013.9 (n=393) 4% 32% 52% 11% 2013.9 (n=393) 26% 57% 13% 4% 2014.10 5% 41% 46% 45% 8% 2014.10 26% 59% 13% 2% 手 間 がかかって 面 倒 だと 思 っている 人 の 割 合 は 33%から46%まで 増 加 非 常 にそう 思 う と 答 えている 人 の 割 合 は 42%から26%まで 減 少 備 考 :2011.6~2013.9までは 同 じ 母 集 団 への 追 跡 調 査 2014.10は 新 規 母 集 団 15

4. 生 活 者 の 節 電 行 動 意 識 ~3 知 っている 人 の 方 が 節 電 行 動 率 高 また 今 夏 の 知 っているか 否 かで 節 電 行 動 に 大 きな 差 があった 知 っている 人 は 知 らない 人 と 比 べ 約 10%~25% 程 度 節 電 行 動 をしている 割 合 が 高 かった 2014 年 夏 の 生 活 者 の 節 電 行 動 ( 電 気 代 の 認 知 別 ) 100% 93% 92% 知 っている 人 (n=729) 80% 76% 66% 60% 58% 52% 84% 79% 知 らない 人 (n=231) 74% 64% 53% 49% 49% 53% 66% 63% 62% 49% 50% 39% 40% 39% 40% 36% 28% 39% 35% 35% 20% 19% 0% 使 う 場 合 は 室 温 を 高 めに 設 定 する 使 用 を 控 え 別 の 方 法 で 涼 む 日 中 はなるべく 照 明 を 消 しておく 使 っていない 照 明 をこまめに 消 灯 する 夜 間 は 照 明 をできるだけ 少 なくする ものを 詰 めすぎないようにする 温 度 設 定 を 中 弱 にする 開 閉 を 少 なく 短 くする 必 要 なとき 以 外 は 消 す 明 るさを 低 めに 設 定 する 炊 飯 器 を 使 う 場 合 はご 飯 を まとめて 炊 く 温 水 便 座 の 保 温 機 能 をオフにする 使 わないときは 主 電 源 をオフにする 使 わないときはコンセントを 抜 く エアコン 照 明 冷 蔵 庫 テレビ その 他 16

4. 生 活 者 の 節 電 行 動 意 識 ~4 知 っている 人 の 方 が 節 電 習 慣 化 知 っているか 否 かで 節 電 意 識 にも 大 きな 差 があった 毎 月 の 電 気 代 が 気 になる 電 気 の 使 用 量 は 気 にしない という 経 済 性 に 関 する 項 目 だけでなく 節 電 が 習 慣 になっている でも 大 きな 差 があった Q. 毎 月 の 電 気 代 が 気 になる Q. 電 気 の 使 用 量 は 気 にしない 非 常 にそう 思 う ややそう 思 う あまりそう 思 わない まったくそう 思 わない 知 っている 人 (n=729) 知 らない 人 (n=231) 11% 37% 44% 51% 40% 11% 1% 5% 非 常 にそう 思 う ややそう 思 う あまりそう 思 わない まったくそう 思 わない 知 っている 人 (n=729) 知 らない 人 (n=231) 5% 6% 27% 48% 49% 41% 18% 5% Q. 節 電 が 習 慣 になっている 非 常 にそう 思 う ややそう 思 う あまりそう 思 わない まったくそう 思 わない 知 っている 人 (n=729) 24% 56% 18% 2% 知 らない 人 (n=231) 6% 46% 41% 6% 17

4. 生 活 者 の 節 電 行 動 意 識 ~5 知 らない 人 は 家 事 負 担 率 低 知 らない 人 の 属 性 の 特 徴 を 探 ったところ 性 別 は 男 性 年 代 は20 代 30 代 が 多 く 家 事 をし ていない 人 の 割 合 が 高 かった 性 別 知 っている 人 (n=729) 知 らない 人 (n=231) 男 44% 64% 女 56% 36% 年 代 知 っている 人 (n=729) 知 らない 人 (n=231) 9% 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代 80 代 26% 16% 18% 20% 15% 19% 19% 13% 10% 20% 8% 2% 3% 家 事 負 担 率 ( 一 人 暮 らしを 除 く) いつもしている ときどきしている あまりしていない 全 くしていない 知 っている 人 (n=590) 62% 26% 10% 2% 知 らない 人 (n=205) 22% 33% 36% 9% 18

調 査 からの 示 唆 (1) 原 発 停 電 ショックによる 節 電 ムードは 希 薄 化 傾 向 に 電 力 のための 節 電 から 先 に 進 むには 生 活 者 自 身 のための 節 電 が 必 要 か 今 回 の 調 査 では 電 力 不 足 の 深 刻 さという 危 機 感 と 当 面 の 原 発 必 要 性 への 賛 同 は 減 少 していた そ して 更 に 節 電 は 良 いことだと 感 じつつも 生 活 者 自 身 の 節 電 行 動 には 減 少 傾 向 が 見 られた このことから 生 活 者 は 節 電 は 重 要 で 行 ったほうが 良 い とわかりながらも 電 力 はもう 足 りている から 大 丈 夫 と 考 えている 可 能 性 があり 電 力 のための 節 電 という 社 会 的 意 義 による 行 動 の 動 機 づけは 弱 くなってきていると 考 えられる そのため 今 後 は 社 会 的 意 義 に 加 え 生 活 者 自 身 の 日 々の 暮 らし 方 や 価 値 観 に 沿 った 形 で 節 電 行 動 を 促 す 必 要 があるのではないか (2) 知 らない 人 へどのように 促 すかが 今 後 のカギに 生 活 者 の 節 電 行 動 は エアコンと 照 明 は 震 災 前 よりも 高 い 水 準 を 維 持 していたが 減 少 傾 向 であっ た 更 に 冷 蔵 庫 とテレビは 震 災 前 水 準 まで 落 ち 込 んでいた また 知 っているか 否 かで 節 電 行 動 率 に 大 きな 差 があった そのため 生 活 者 に 節 電 行 動 を 継 続 したり 行 ってもらうには 家 庭 内 で 共 有 することや 知 らせていく 技 術 方 法 の 改 善 も 今 後 重 要 と 考 えられる だが 一 方 で 知 らない 人 は 経 済 性 を 重 視 していない 人 であるとも 考 えられる そのた め これらの 人 の 価 値 観 に 沿 うような 節 電 方 策 を 今 後 示 していく 必 要 もあると 考 えられる 19

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