平 成 年 保 育 士 試 験 問 題 ( 選 択 式 20 問 ) 指 示 があるまで 開 かないこと 解 答 用 紙 記 入 上 の 注 意 事 項 解 答 用 紙 と 受 験 票 の 受 験 番 号 が 同 じであるか カナ 氏 名 科 目 名 会 場 名 教 室 名 を 確 認 し 誤 りがある 場 合 は 手 を 挙 げて 監 督 員 に 申 し 出 ること 漢 字 氏 名 を 必 ず 記 入 すること 解 答 用 紙 は 折 り 曲 げたりメモやチェック 等 の 書 き 込 みをしないこと 鉛 筆 またはシャープペンシル(HB B)で 濃 くはっきりとマークすること ( 良 い 例 ) ( 濃 くマークすること はみだしは 厳 禁 ) ( 悪 い 例 ) 各 問 に 対 し つ 以 上 マークした 場 合 は 不 正 解 とする 訂 正 する 場 合 は 消 しゴム であとが 残 らないように 消 すこと
問 次 の 文 は 平 成 18 年 国 民 健 康 栄 養 調 査 報 告 に 関 する 記 述 である 適 切 な 記 述 の 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい A 本 報 告 でいう 欠 食 は 何 も 食 べない ( 食 事 をしなかった 場 合 ) 菓 子 果 物 乳 製 品 嗜 好 飲 料 などの 食 品 のみ 食 べた 場 合 錠 剤 カプセル 顆 粒 状 のビタミン ミネラル 栄 養 ドリンク 剤 のみの 場 合 の つの 場 合 の 合 計 である B 朝 食 を 欠 食 する 者 の 割 合 は 女 性 では 15 19 歳 が 最 も 多 い C 歳 の 朝 食 欠 食 の 状 況 は 男 性 女 性 ともに % 以 下 である D 栄 養 素 等 摂 取 量 ( 日 当 たり 平 均 )において 歳 の 炭 水 化 物 エネルギー 比 率 は 男 性 女 性 ともに 50% 以 上 70% 未 満 の 範 囲 にある E 栄 養 素 等 摂 取 量 ( 日 当 たり 平 均 )において 歳 の 脂 肪 エネルギー 比 率 は 男 性 女 性 ともに 30% 以 下 である A B E A C D A D E B C D B C E 1
問 次 の 文 は 日 本 人 の 食 事 摂 取 基 準 (2010 年 版 ) に 示 されている 内 容 に 関 する 記 述 である 不 適 切 な 記 述 の 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい A 基 礎 代 謝 基 準 値 とは 生 活 の 大 部 分 が 座 位 で 静 的 な 活 動 が 中 心 の 場 合 に 必 要 となる 日 の 消 費 エネルギー 量 であり kcal/ 日 で 表 される B 鉄 では 男 性 女 性 ともに 15 17 歳 以 下 の 各 年 齢 区 分 において 耐 容 上 限 量 は 設 定 されていない C 脂 溶 性 ビタミンのうち ビタミンDでは 男 性 女 性 ともに 全 ての 年 ( 月 ) 齢 区 分 に おいて 耐 容 上 限 量 が 設 定 されている D 亜 鉛 は 微 量 ミネラルのひとつである E ナトリウムは 多 量 ミネラルのひとつであり 食 塩 相 当 量 が 併 記 されている A B A E B C B D C D 問 次 の 文 は 水 分 摂 取 と 水 分 代 謝 に 関 する 記 述 である 適 切 な 記 述 を 不 適 切 な 記 述 を 姶 とした 場 合 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい A 水 は 乳 汁 や 飲 料 水 食 事 中 の 水 分 として 摂 取 するほか 体 内 で 栄 養 素 の 代 謝 によっ て 生 じる 水 もある B 授 乳 離 乳 の 支 援 ガイド ( 平 成 19 年 : 厚 生 労 働 省 )では 離 乳 開 始 前 の 水 分 補 給 として 果 汁 及 び 野 菜 スープを 与 えることを 推 奨 している C 成 人 では 体 内 の 水 分 の 約 1/3 が 細 胞 内 ( 細 胞 内 液 )に 約 2/3 が 細 胞 外 ( 細 胞 外 液 )として 存 在 する 乳 幼 児 は 成 人 と 比 較 して 細 胞 外 液 より 細 胞 内 液 のほうが 多 い のが 特 徴 である D 幼 児 期 の 体 重 kg 当 たりの 水 分 必 要 量 は 成 人 よりも 多 い 姶 姶 姶 姶 姶 姶 2
問 次 の 文 は 日 本 人 の 食 事 摂 取 基 準 (2010 年 版 ) における 乳 児 に 関 する 記 述 であ る ( A ) ( D )にあてはまる 語 句 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい 乳 児 では 推 定 平 均 必 要 量 や( A )を 決 定 するための 実 験 はできない したがって 乳 児 期 においては 各 栄 養 素 の 食 事 摂 取 基 準 は( B )として 策 定 されている 各 栄 養 素 等 の 食 事 摂 取 基 準 の 値 については か 月 と 11 か 月 の つに 区 分 されているが とくに 成 長 に 合 わせてより 詳 細 な 区 分 設 定 が 必 要 と 考 えられた ( C ) 及 び( D )については か 月 か 月 11 か 月 の つの 区 分 で 表 されている 推 奨 量 目 安 量 エネルギー たんぱく 質 目 標 量 推 奨 量 たんぱく 質 カルシウム 目 安 量 目 標 量 カルシウム 鉄 目 安 量 目 標 量 エネルギー たんぱく 質 推 奨 量 目 安 量 たんぱく 質 カルシウム 問 次 の 文 は 五 訂 増 補 日 本 食 品 標 準 成 分 表 ( 文 部 科 学 省 科 学 技 術 学 術 審 議 会 資 源 調 査 分 科 会 報 告 )における 各 食 品 に 関 する 記 述 である 適 切 な 記 述 を 不 適 切 な 記 述 を 姶 とした 場 合 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい A いも 類 の 中 で じゃがいもは ビタミンCを 比 較 的 多 く 含 んでいる B きゅうり( 生 ) 及 びレタス( 生 )は いずれも 重 量 の 90% 以 上 を 水 分 が 占 めている C にわとりの 肝 臓 ( 別 名 :レバー)( 生 )に 含 まれるビタミンAの 大 部 分 は カロテン である D 一 般 に 果 実 類 は ビタミンが 豊 富 であり 中 でもビタミンDの 補 給 源 として 優 れて いる E 糸 引 き 納 豆 と 挽 きわり 納 豆 は ビタミンKを 豊 富 に 含 んでいる E 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 3
問 次 の 文 は たんぱく 質 及 びたんぱく 質 を 含 む 食 品 に 関 する 記 述 である 適 切 な 記 述 を 不 適 切 な 記 述 を 姶 とした 場 合 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい A 三 大 栄 養 素 のひとつであるたんぱく 質 は 10 個 程 度 のアミノ 酸 が 結 合 した 低 分 子 の 化 合 物 であり エネルギー 摂 取 を 第 一 の 目 的 として 摂 取 される B たんぱく 質 は 血 液 中 において 脂 肪 や 鉄 などの 栄 養 素 を 運 搬 する 役 割 も 果 たしてい る C こめ 精 白 米 のたんぱく 質 を 構 成 するアミノ 酸 では 必 須 アミノ 酸 のひとつであ るグルタミン 酸 が 相 対 的 に 不 足 しているので グルタミン 酸 を 豊 富 に 含 む 魚 介 類 などと 組 み 合 わせて 摂 取 すると たんぱく 質 の 補 足 効 果 により たんぱく 質 の 栄 養 価 を 改 善 す ることができる D 良 質 たんぱく 質 を 含 む 卵 は つの 基 礎 食 品 では 魚 肉 大 豆 などとともに 第 群 ( 類 )に 分 類 されている 食 品 である 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 4
問 次 の Ⅰ 群 の 物 質 と Ⅱ 群 の 内 容 を 結 びつけた 場 合 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい Ⅰ 群 A B C D E デキストリン ガラクトース セルロース イヌリン アミロース Ⅱ 群 ア 不 溶 性 食 物 繊 維 で 植 物 の 細 胞 壁 および 繊 維 の 主 要 な 成 分 である イ でんぷんを 構 成 する 成 分 のひとつであり 多 数 のぶどう 糖 が 直 鎖 状 につながった 構 造 をもつ ウ でんぷんを 酸 や 酵 素 で 加 水 分 解 すると 生 じる 分 子 量 はでんぷんよりも 小 さく 麦 芽 糖 よりは 大 きい エ ぶどう 糖 と 結 合 して 二 糖 類 である 乳 糖 の 形 で 乳 汁 中 に 存 在 する オ ごぼう きくいもなどに 含 まれる 多 糖 類 である E ア ウ エ オ イ ア エ オ イ ウ ウ エ ア オ イ ウ オ イ エ ア オ ア イ エ ウ 5
問 次 の 文 は 妊 娠 期 の 食 生 活 と 胎 児 の 発 育 に 関 する 記 述 である 適 切 な 記 述 を 不 適 切 な 記 述 を 姶 とした 場 合 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい A 胎 児 の 神 経 管 閉 鎖 障 害 の 発 生 リスクを 低 減 させるため 妊 娠 を 計 画 している 女 性 ま たは 妊 娠 の 可 能 性 のある 女 性 は 十 分 な 葉 酸 の 摂 取 が 望 まれる ほうれんそうやブロッ コリーなど 葉 酸 を 豊 富 に 含 む 食 品 を 毎 日 摂 取 することが 望 ましい B 妊 娠 中 は 胎 児 の 神 経 系 の 器 官 形 成 のために より 多 くの n- 系 脂 肪 酸 が 必 要 とさ れる n- 系 脂 肪 酸 のひとつであるドコサヘキサエン 酸 (DHA)は さば ぶりな どに 多 く 含 まれるので 食 事 には これらの 魚 を 取 り 入 れることが 勧 められる C 妊 娠 中 にビタミンKが 不 足 すると 出 生 直 後 の 新 生 児 に 影 響 を 与 えるので 日 本 人 の 食 事 摂 取 基 準 (2010 年 版 ) では ビタミンKの 妊 婦 の 付 加 量 (μg/ 日 )は+ 10 と なっている D 妊 娠 初 期 (16 週 未 満 )の 胎 児 は 非 常 に 小 さいので エネルギーや 栄 養 素 の 摂 取 量 が 少 なくても 胎 児 の 発 育 に 影 響 を 及 ぼすことはほとんどない そのため 日 本 人 の 食 事 摂 取 基 準 (2010 年 版 ) では 妊 婦 初 期 の 推 定 エネルギー 必 要 量 (kcal/ 日 )の 付 加 量 は+ たんぱく 質 の 推 奨 量 (g/ 日 )の 付 加 量 は+ となっている 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 6
問 次 の 文 は 妊 産 婦 のための 食 生 活 指 針 ( 健 やか 親 子 21 推 進 検 討 会 報 告 書 ) ( 平 成 18 年 : 厚 生 労 働 省 )における 妊 娠 期 の 体 重 管 理 についての 記 述 である 適 切 な 記 述 を 不 適 切 な 記 述 を 姶 とした 場 合 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい A BMI(Body Mass Index)の 計 算 式 は ローレル 指 数 の 計 算 式 と 同 じである B BMIの 判 定 は 18.5 未 満 を 低 体 重 (やせ) 18.5 以 上 25.0 未 満 を ふつう 25.0 以 上 を 肥 満 としている C 妊 娠 期 における 望 ましい 体 重 増 加 量 は 非 妊 娠 時 の 体 格 区 分 別 に 示 されている D 妊 娠 初 期 における 週 間 あたりの 推 奨 体 重 増 加 量 は 体 格 区 分 が 低 体 重 (やせ) 及 び ふつう の 場 合 は 0.3 0.5kg/ 週 肥 満 の 場 合 は 個 別 対 応 となっている 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 7
問 10 次 の 文 は 授 乳 栄 養 に 関 する 記 述 である 適 切 な 記 述 を 不 適 切 な 記 述 を 姶 と した 場 合 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい A 特 別 用 途 食 品 とは 乳 児 幼 児 妊 産 婦 病 者 などの 発 育 健 康 の 保 持 回 復 な どに 適 するという 特 別 の 用 途 について 表 示 するものであり 乳 児 用 調 製 粉 乳 は 特 別 用 途 食 品 に 位 置 づけられている B 乳 幼 児 突 然 死 症 候 群 (SIDS) 発 症 の 危 険 性 を 低 くするための 留 意 点 のひとつとし て できるだけ 母 乳 で 育 てることがあげられる C 授 乳 離 乳 の 支 援 ガイド ( 平 成 19 年 : 厚 生 労 働 省 )では 授 乳 の 支 援 にあたっ ては 母 乳 や 育 児 用 ミルクといった 乳 汁 の 種 類 にかかわらず 母 子 の 健 康 の 維 持 ととも に 健 やかな 母 子 親 子 関 係 の 形 成 を 促 し 育 児 に 自 信 をもたせることを 基 本 とする としている D 平 成 17 年 度 乳 幼 児 栄 養 調 査 ( 厚 生 労 働 省 )において 生 後 か 月 の 栄 養 方 法 別 ( 母 乳 栄 養 人 工 栄 養 混 合 栄 養 )に 授 乳 について 困 ったこと をたずねたところ 特 にない とする 者 の 割 合 が 最 も 多 かったのは 母 乳 栄 養 である 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 8
問 11 次 の 文 は 授 乳 離 乳 の 支 援 ガイド ( 平 成 19 年 : 厚 生 労 働 省 )に 関 する 記 述 で ある 適 切 な 記 述 を 不 適 切 な 記 述 を 姶 とした 場 合 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びな さい A 離 乳 開 始 の 時 期 は およそ 生 後 か 月 になった 頃 が 適 当 であり 発 育 が 良 好 なら か 月 から 開 始 することが 望 ましいと 明 示 されている B 離 乳 食 に 慣 れ 日 回 食 に 進 む 頃 には 穀 類 野 菜 果 物 たんぱく 質 性 食 品 を 組 み 合 わせた 食 事 とする C 米 がゆは 乳 児 が 口 の 中 で 押 しつぶせるように 十 分 に 煮 る 初 めは つぶしがゆ と し 慣 れてきたら 粗 つぶし つぶさないままへと 進 め 軟 飯 へと 移 行 する D 生 後 12 か 月 から 18 か 月 頃 の 食 べ 方 の 目 安 のひとつに いろいろな 味 や 舌 ざわ りを 楽 しめるように 食 品 の 種 類 を 増 やしていく が 示 されている 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 9
問 12 次 の 文 は 子 どもの 食 事 に 用 いられる 食 品 に 関 する 記 述 である 適 切 な 記 述 を 不 適 切 な 記 述 を 姶 とした 場 合 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい A 授 乳 離 乳 の 支 援 ガイド ( 平 成 19 年 : 厚 生 労 働 省 )によると 生 後 12 か 月 から 18 か 月 頃 の 穀 類 の 一 回 当 たりの 目 安 量 は 軟 飯 90g ご 飯 80g であり 子 どもの 食 欲 や 成 長 発 達 の 状 況 に 応 じて 量 を 調 節 するとしている B 調 合 油 ( 精 製 油 及 びサラダ 油 )は エネルギー 源 となる 栄 養 素 のうち たんぱく 質 と 炭 水 化 物 を 含 まず 脂 質 だけを 含 むので 脂 肪 エネルギー 比 率 が 適 正 な 範 囲 を 超 えない ように 適 量 の 摂 取 が 望 まれる C 五 訂 増 補 日 本 食 品 標 準 成 分 表 ( 文 部 科 学 省 科 学 技 術 学 術 審 議 会 資 源 調 査 分 科 会 報 告 )によると 普 通 牛 乳 を 200g(コップ 約 杯 ) 飲 むと 110mg のカルシウム を 摂 取 することができる これは 歳 のカルシウム 必 要 量 の 約 半 分 を 満 たす 量 で ある D つの 基 礎 食 品 において 第 群 である 緑 黄 色 野 菜 は 主 としてビタミンB 群 の 補 給 源 とされている 幼 児 期 は 野 菜 を 嫌 う 傾 向 があるが 調 理 を 工 夫 するなどして 毎 日 の 食 事 に 取 り 入 れるようにする 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 10
問 13 次 の 文 は 幼 児 期 の 食 生 活 に 関 する 記 述 である 適 切 な 記 述 を 不 適 切 な 記 述 を 姶 とした 場 合 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい A 日 本 人 の 食 事 摂 取 基 準 (2010 年 版 ) では 歳 の 推 定 エネルギー 必 要 量 は 男 性 女 性 とも 同 じである B 幼 児 期 はからだが 小 さい 割 に 多 くの 栄 養 素 量 が 必 要 であるが 消 化 器 官 は 小 さく 消 化 機 能 も 未 熟 なため 三 度 の 食 事 で 必 要 な 栄 養 素 を 満 たすことが 難 しい したがって 幼 児 の 間 食 は 食 事 のひとつととらえ 食 事 でとりきれないエネルギー 栄 養 素 や 水 分 が 適 切 に 補 給 できるように 量 や 内 容 を 調 節 して 与 えるようにする C 日 本 人 の 食 事 摂 取 基 準 (2010 年 版 ) のビタミンDの 食 事 摂 取 基 準 では 男 性 女 性 ともに か 月 から 歳 までの 各 ( 月 ) 年 齢 区 分 において 適 度 な 日 照 を 受 ける 環 境 にある 小 児 と 日 照 を 受 ける 機 会 が 少 ない 小 児 の 食 事 摂 取 基 準 が 併 記 されている D 食 生 活 指 針 ( 平 成 12 年 : 文 部 省 厚 生 省 農 林 水 産 省 )には 学 校 や 家 庭 で 食 生 活 の 正 しい 理 解 や 望 ましい 習 慣 を 身 につけましょう 子 どものころから 食 生 活 を 大 切 にしましょう とあり 保 護 者 や 保 育 者 等 の 適 切 な 配 慮 が 望 まれる 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 11
問 14 次 の 文 は 学 齢 期 思 春 期 の 栄 養 食 生 活 についての 記 述 である 適 切 な 記 述 を 不 適 切 な 記 述 を 姶 とした 場 合 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい A 日 本 人 の 食 事 摂 取 基 準 (2010 年 版 ) では 10 11 歳 の 年 齢 区 分 において たんぱ く 質 推 奨 量 は 男 性 のほうが 女 性 よりも 多 い B 学 校 給 食 における 食 事 内 容 について ( 平 成 20 年 : 文 部 科 学 省 )に 示 された 児 童 又 は 生 徒 人 回 当 たりの 学 校 給 食 摂 取 基 準 において 脂 質 の 基 準 値 は 将 来 の 生 活 習 慣 病 予 防 に 配 慮 して 児 童 の 場 合 と 生 徒 の 場 合 共 通 に 学 校 給 食 による 摂 取 エネル ギー 全 体 の 20% 25%とされている C リンの 過 剰 摂 取 は 腸 管 におけるカルシウムの 吸 収 を 抑 制 するので 食 品 添 加 物 とし て 各 種 リン 酸 塩 を 多 く 含 む 加 工 食 品 を 摂 りすぎないように 注 意 する 必 要 がある D 楽 しく 食 べる 子 どもに 食 からはじまる 健 やかガイド ( 平 成 16 年 : 厚 生 労 働 省 )では 学 童 期 に 育 てたい 食 べる 力 として 自 分 の 食 生 活 を 振 り 返 り 評 価 し 改 善 できる をあげている 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 12
問 15 次 の 文 は 学 齢 期 思 春 期 の 食 生 活 と 健 康 管 理 に 関 する 記 述 である 適 切 な 記 述 を 不 適 切 な 記 述 を 姶 とした 場 合 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい A 血 液 中 のグルコース(ぶどう 糖 )を 血 糖 という 健 康 な 小 児 の 場 合 血 糖 は インス リンなどのはたらきにより 約 %に 維 持 されている B 食 物 繊 維 の 生 理 機 能 として 排 便 の 促 進 や 食 事 後 の 血 糖 値 の 急 上 昇 を 抑 制 することな どがあげられる 日 本 人 の 食 事 摂 取 基 準 (2010 年 版 ) では 15 17 歳 以 下 の 各 年 齢 区 分 では 食 物 繊 維 の 目 標 量 は 示 されていないが 中 年 以 降 の 生 活 習 慣 病 予 防 の 観 点 から 成 人 に 準 じて 摂 取 することが 望 まれる C インスタント 食 品 や 菓 子 に 偏 って 糖 質 摂 取 が 過 剰 になり 糖 質 の 代 謝 にかかわるビタ ミンB1 が 欠 乏 すると 疲 労 感 食 欲 不 振 などの 症 状 がみられることがある D 女 性 では 急 速 な 身 体 発 育 と 月 経 による 鉄 の 損 失 のために 鉄 の 需 要 が 増 す 日 本 人 の 食 事 摂 取 基 準 (2010 年 版 ) において 12 14 歳 における 女 性 ( 月 経 あり)の 鉄 の 推 奨 量 は 14.0mg とされており これはすべての 年 ( 月 ) 齢 区 分 の 中 で 最 も 多 い 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 13
問 16 次 の 文 は 小 児 期 における 食 生 活 によって 引 き 起 こされる 症 状 及 び 疾 病 に 関 する 記 述 である 適 切 な 記 述 を 不 適 切 な 記 述 を 姶 とした 場 合 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい A メタボリックシンドロームの 診 断 基 準 の 一 つに BMI(Body Mass Index)の 数 値 による 肥 満 の 区 分 があげられている 学 童 期 の 肥 満 は 成 人 肥 満 に 移 行 しやすいので 学 童 期 から 肥 満 の 予 防 に 努 めることが 大 切 である B 脂 質 異 常 症 とは 診 断 基 準 の 数 値 と 比 較 して HDLコレステロールが 異 常 に 高 い もしくはLDLコレステロールが 低 値 の 状 態 をいい 発 症 要 因 として 動 物 性 脂 肪 や 糖 質 の 過 剰 摂 取 食 物 繊 維 の 摂 取 不 足 などがあげられる C 摂 取 後 すぐに 利 用 されない 糖 質 は 腎 臓 や 筋 肉 にポリペプチドの 形 で 貯 蔵 されるが ポリペプチドの 貯 蔵 量 には 限 界 があるので 過 剰 な 糖 質 は 脂 肪 に 変 換 されて 蓄 積 される したがって 菓 子 などの 多 食 は 肥 満 を 招 く D 必 須 脂 肪 酸 の 一 つであるステアリン 酸 が 欠 乏 すると 皮 膚 炎 を 発 症 したり 小 児 の 場 合 成 長 が 阻 害 されることがある 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 14
問 17 次 の 文 は 乳 児 の 下 痢 と 食 生 活 に 関 する 記 述 である 適 切 な 記 述 を 不 適 切 な 記 述 を 姶 とした 場 合 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい A 免 疫 グロブリンE(IgE)は 母 乳 のなかでも 特 に 初 乳 に 多 く 含 まれる 感 染 抑 制 物 質 であり 腸 管 壁 に 存 在 して 細 菌 やウイルスの 侵 入 を 阻 止 するほか 新 生 児 の 感 染 性 の 下 痢 の 予 防 にも 役 立 つ B 糖 質 含 有 量 の 多 い 果 汁 は 浸 透 圧 が 低 くなるので 下 痢 の 際 の 水 分 補 給 に 適 している C 下 痢 の 際 に 用 いられる 乳 幼 児 用 電 解 質 飲 料 には ナトリウムやカリウムなどが 含 まれている D 下 痢 の 回 復 の 状 況 に 応 じて 経 口 補 液 とともに かゆなど 胃 内 停 留 時 間 が 短 く 食 物 繊 維 の 少 ない 食 べものから 与 えていく 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 15
問 18 次 の 文 は 障 害 がある 小 児 の 摂 食 に 関 する 記 述 である 適 切 な 記 述 を 不 適 切 な 記 述 を 姶 とした 場 合 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい A 咽 喉 から 食 道 へ 飲 み 込 まれていくべき 食 物 や 水 分 が 誤 って 気 管 内 に 流 れ 込 んでしま う 状 態 が 誤 嚥 である むせること 咳 き 込 むことが 誤 嚥 の 基 本 的 症 状 である B 誤 嚥 を 何 度 も 繰 り 返 していると 肺 炎 を 引 き 起 こすことがある C 一 般 に トロミのついている 液 体 やまとまった 食 物 より 純 液 体 (サラサラした 液 体 )のほうが 誤 嚥 されやすい D 食 事 の 際 は 首 の 筋 肉 がリラックスするように 頭 を 少 し 前 かがみにするとよい E 摂 食 しやすくするためには 正 面 から 見 たときに 首 体 幹 腰 がねじれないように 真 っすぐに 向 くような 姿 勢 にするとよい E 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 16
問 19 次 の 文 は 食 育 基 本 法 に 関 する 記 述 である 適 切 な 記 述 を 不 適 切 な 記 述 を 姶 とした 場 合 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい A 食 育 は 食 に 関 する 適 切 な 判 断 力 を 養 い 生 涯 にわたって 健 全 な 食 生 活 を 実 現 するこ とにより 国 民 の 心 身 の 健 康 の 増 進 と 豊 かな 人 間 形 成 に 資 することを 旨 として 行 われ なければならないとしている B 基 本 理 念 の 一 つに 伝 統 的 な 食 文 化 環 境 と 調 和 した 生 産 等 への 配 意 及 び 農 山 漁 村 の 活 性 化 と 食 料 自 給 率 の 向 上 への 貢 献 が 定 められている C 地 方 公 共 団 体 は 基 本 理 念 にのっとり 食 育 の 推 進 に 関 し 国 との 連 携 を 図 りつつ その 地 方 公 共 団 体 の 区 域 の 特 性 を 生 かした 自 主 的 な 施 策 を 策 定 し 及 び 実 施 する 責 務 を 有 するとしている D 食 育 は 学 校 保 育 所 地 域 において 積 極 的 に 推 進 されなければならないと 定 められ ており 家 庭 での 子 どもの 食 育 における 保 護 者 の 役 割 については 規 定 されていない E 食 育 推 進 基 本 計 画 は 食 育 の 推 進 に 関 する 施 策 についての 基 本 的 な 方 針 や 食 育 の 推 進 の 目 標 に 関 する 事 項 などについて 定 めるものとするとしている E 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 17
問 20 次 の 文 は 児 童 福 祉 施 設 における 食 育 についての 記 述 である 適 切 な 記 述 を 不 適 切 な 記 述 を 姶 とした 場 合 の 正 しい 組 み 合 わせを 一 つ 選 びなさい A 保 育 所 保 育 指 針 では 保 育 所 における 食 育 は 健 康 な 生 活 の 基 本 としての 食 を 営 む 力 の 育 成 に 向 け その 基 礎 を 培 うことを 目 標 として 実 施 しなければならないと されている B 児 童 養 護 施 設 においては 児 童 が 施 設 を 出 て 社 会 人 として 生 活 していくために 調 理 の 技 術 や 食 事 をバランスよく 摂 ることなど 健 康 管 理 等 の 生 活 技 術 を 習 得 させて 自 立 を 食 生 活 の 面 からも 支 援 することが 求 められる C 児 童 福 祉 施 設 においては 一 人 ひとりの 子 どもの 状 況 を 把 握 し それに 応 じた 食 事 を 提 供 することが 求 められる 調 理 形 態 を 考 慮 し テーブルや 椅 子 食 器 食 具 などを 工 夫 し 子 どもの 食 べる 意 欲 を 大 切 にする 適 切 な 援 助 を 行 う D 毎 日 の 食 事 は 子 どもの 心 身 の 健 全 育 成 にとって 重 要 であり 児 童 福 祉 施 設 での 給 食 は 食 育 を 実 践 する 場 である 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 姶 18