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契 約 制 度 研 究 会 ( 第 25 回 ) 議 事 要 旨 1 日 時 平 成 27 年 6 月 11 日 ( 木 )10 時 00 分 ~11 時 50 分 2 場 所 防 衛 省 A 棟 11 階 第 1 省 議 室 3 出 席 者 : 小 林 会 長 有 川 委 員 尾 畑 委 員 神 﨑 委 員 中 村 委 員 橋 本 委 員 山 本 委 員 : 経 理 装 備 局 長 大 臣 官 房 審 議 官 ( 総 合 取 得 改 革 担 当 ) 装 備 政 策 課 長 装 備 政 策 課 開 発 調 達 企 画 室 長 装 備 政 策 課 開 発 調 達 企 画 室 部 員 艦 船 武 器 課 艦 船 班 長 統 合 幕 僚 監 部 後 方 補 給 室 長 陸 上 幕 僚 監 部 装 備 部 長 海 上 幕 僚 監 部 総 務 部 長 航 空 幕 僚 監 部 装 備 部 長 技 術 研 究 本 部 総 務 部 長 装 備 施 設 本 部 副 本 部 長 ( 管 理 担 当 ) 装 備 施 設 本 部 調 達 企 画 課 長 装 備 施 設 本 部 原 価 管 理 課 長 4 議 事 長 期 契 約 法 について( 報 告 事 項 ) 随 意 契 約 の 対 象 範 囲 の 拡 大 について( 審 議 事 項 ) 27 年 度 護 衛 艦 の 契 約 条 件 について( 審 議 事 項 ) 5 発 言 内 容 (1) 長 期 契 約 法 について 長 期 契 約 法 について 防 衛 省 から 説 明 した 後 次 のような 議 論 が 行 われた 長 期 契 約 法 について 対 象 装 備 品 固 定 翼 哨 戒 機 (P-1)について 平 成 27 年 度 に20 機 を 一 括 して 調 達 効 果 スケールメリットを 活 かし 調 達 コストを 縮 減 するとともに 防 衛 所 要 を 満 たすため 必 要 な20 機 のP-1を 確 実 に 調 達 毎 年 5 機 調 達 した 場 合 総 額 約 3,813 億 円 20 機 を 一 括 調 達 した 場 合 総 額 約 3,39 6 億 円 約 417 億 円 の 節 減 資 料 にある 縮 減 額 は 単 年 度 予 算 の 場 合 と 長 期 契 約 の 場 合 の 差 額 による 縮 減 額 という 理 解 で 良 1

いか 然 り 従 来 どおり5 年 間 の 国 庫 債 務 負 担 行 為 で 契 約 した 場 合 と 20 機 を7 年 間 でまとめて 長 期 契 約 した 場 合 のコストを 比 較 している 資 料 に 各 年 度 の 年 割 額 という 表 が 出 ているが 従 来 の 年 割 は 継 続 費 にしかない 国 庫 債 務 負 担 行 為 の 年 割 額 は どういうものなのか 予 算 書 には 継 続 費 しか 年 割 額 を 掲 載 していない 今 回 は 長 期 の 契 約 をするので 各 年 度 どれ くらい 歳 出 化 するのか 国 民 の 皆 様 にしっかり 開 示 すべきとの 観 点 から 各 年 度 で 支 出 される 経 費 の 上 限 額 を 公 開 している (2) 随 意 契 約 の 対 象 範 囲 の 拡 大 について 随 意 契 約 の 対 象 範 囲 の 拡 大 について 防 衛 省 から 説 明 した 後 次 のような 議 論 が 行 われた 随 意 契 約 の 対 象 範 囲 の 拡 大 について 現 在 までの 随 意 契 約 に 係 る 整 理 について 説 明 平 成 25 年 10 月 に 随 意 契 約 の 対 象 範 囲 を 拡 大 したものの 結 果 として 一 者 応 募 応 札 とな っている 契 約 が 多 数 存 在 し 防 衛 調 達 審 議 会 等 から 形 骸 化 した 競 争 入 札 等 を 見 直 し 随 意 契 約 の 適 用 範 囲 の 拡 大 を 検 討 するよう 求 められている 競 争 入 札 の 形 骸 化 による 弊 害 について 整 理 し 随 意 契 約 の 課 題 への 対 処 を 考 えた 上 で 合 理 的 な 説 明 が 可 能 な 契 約 を 対 象 として 類 型 化 を 行 う 今 後 の 進 め 方 具 体 的 な 制 度 化 に 向 けて 財 務 省 等 との 調 整 を 開 始 する 随 意 契 約 の 対 象 範 囲 の 拡 大 によりコスト 増 とならないよう 継 続 的 なコスト 低 減 のための 仕 組 みを 検 討 する 競 争 性 のある 随 意 契 約 の 場 合 だと 企 画 競 争 とプロポーザル 方 式 になると 思 うが この 方 式 の 活 用 で 随 意 契 約 の 対 象 をあまり 広 げないという 方 向 性 はあるのか 2 点 目 として 今 回 のように 随 意 契 約 の 範 囲 を 広 げると 実 際 にどのくらい 随 意 契 約 が 多 くなるのか 公 募 期 間 があり 調 達 業 務 の 効 率 が 低 下 することもあるので 常 続 的 公 示 などの 他 の 透 明 性 確 保 2

の 手 段 をとった 上 で 随 意 契 約 化 をする 2 点 目 については 試 算 レベルだが 平 成 25 年 10 月 の 類 型 化 適 用 後 から 今 回 の 新 しい 類 型 化 によって 全 体 の 金 額 ベースで1 割 程 度 が 随 意 契 約 になると 見 込 んでいる 考 え 方 の 問 題 になるが 無 駄 でもやるという 点 を 強 調 していくのか 排 除 するなら この 常 続 的 公 示 というのは 今 回 かなり 明 確 だということを 言 わないといけないのではないか また 随 意 契 約 は 悪 い 方 向 に 見 られることが 世 の 中 的 には 多 いので その 辺 を 担 保 した 方 が 良 いのではな いか 防 衛 省 は 今 まで 無 駄 でもやるということでやっている 防 衛 調 達 審 議 会 で1 者 応 札 の 案 件 を 委 員 に 毎 回 チェックして 頂 いて 無 駄 でもやるというのは 行 きすぎではないかと ご 指 摘 頂 いてい る ある 部 品 について 特 定 企 業 からしか 調 達 できないのに 無 駄 でも 競 争 契 約 をやるという 調 達 方 式 に 拘 ると 部 品 によっては 運 用 効 率 の 低 下 に 直 結 しうる また 随 意 契 約 から 一 般 競 争 に 変 更 すると 企 業 が 防 衛 向 けの 投 資 をし 続 けるということが 非 常 に 難 しくなり 実 際 に 防 衛 事 業 か ら 撤 退 している そういう 産 業 界 のリアリティの 中 で 無 駄 なこと 続 けるというのは 見 直 すべきで はないかと 要 請 が 高 まってきていると 理 解 している どこまで 調 べたかが 説 得 力 のあるものでないと 随 意 契 約 と 言 っただけで 拒 否 反 応 が 生 じて しまう 他 省 庁 の 随 意 契 約 と 比 較 して 今 回 の 随 意 契 約 拡 大 のための 証 拠 資 料 のとり 方 が 問 題 な いか 確 認 すべき 他 省 庁 でこういった 防 衛 省 との 類 似 の 課 題 に 直 面 しているところは JAXAを 抱 える 文 科 省 になるが 防 衛 省 とは 異 なる どのように 客 観 化 するかは 複 数 年 1 者 応 札 が 繰 り 返 されている ということと 業 態 調 査 をしっかりやるということであり 証 拠 資 料 をしっかり 残 す 業 態 調 査 も 定 期 的 かつ 継 続 的 に 続 けて 欲 しい 随 意 契 約 も 売 手 と 買 手 買 手 の 購 買 力 バイイングパワーというものがきちっとあることを 証 明 できなければならない メーカーとの 間 でコストデータベースをきちんと 持 っている 提 出 さ れた 詳 細 な 見 積 もりと 徹 底 的 なマーケットバリューとの 比 較 や 詳 細 な 調 査 力 強 力 な 購 買 力 を 防 衛 省 が 身 につけていく 随 意 契 約 は 特 殊 なケースが 多 いので 防 衛 省 が 力 をつけていくことが 一 番 重 要 だと 思 う 3

買 手 のほうが 売 手 より 多 くの 情 報 を 持 つ 努 力 をして 頂 きたい そうしないと 評 価 が 出 来 ない コストデータベースの 構 築 では かなり 広 範 にデータを 収 集 しないと 実 効 性 がなくなる 購 買 を 行 う 我 々 自 体 がデータを 持 ち 交 渉 力 をもつ 米 国 がやっているようなベターバイイング パワーを 参 考 にしながら 購 買 者 がサプライチェーンを 含 めて 交 渉 を 行 っていく 競 争 を 確 保 す るための 知 恵 とデータを 持 って ターゲットコスティングなどの 取 り 組 みを 行 いながら 防 衛 省 はコスト 重 視 からパフォーマンス 重 視 に 今 後 シフトしていく 潜 在 的 参 入 者 となりうる ライバルを 防 衛 省 が 積 極 的 に 育 てていくということも 考 えて 頂 きた い 民 間 企 業 では 必 ずライバルを 育 てている 潜 在 的 参 入 者 の 確 保 という 点 で 見 ると 輸 入 という 選 択 肢 から 海 外 とのベンチマークもうま く 使 えるのではないかと 考 えている 日 本 の 防 衛 産 業 をみた 場 合 個 別 の 装 備 品 でみると 売 り 手 独 占 になっているが 分 野 を 広 げてみると 複 数 社 存 在 する そういったコントロールを 防 衛 省 側 で 情 報 収 集 しながらしていけば ある 程 度 潜 在 的 参 入 者 の 確 保 はできるのではないかと 考 え ている 今 回 の 随 意 契 約 の 範 囲 の 拡 大 では 1 割 増 という 話 だが 透 明 性 と 検 証 体 制 をきちんと 確 保 す る 必 要 性 がある 随 意 契 約 をどうやって 長 期 的 な 競 争 に 結 びつけていくのかが これから 問 われる 先 程 のバイ イングパワー 防 衛 省 として 何 が 出 来 るのか 防 衛 省 自 体 に 設 計 する 能 力 があるという 訳 ではな いので どこで 優 位 性 を 持 てるのか 1つは 情 報 だと 思 う 一 般 競 争 入 札 だと 十 分 な 情 報 がとれ ないが 随 意 契 約 をすることによって 情 報 がとれる これが 随 意 契 約 にするメリットと 言 える 長 期 的 な 競 争 をさせていく 仕 組 みは 短 期 的 には 出 来 ないので そこをどうやって 理 解 を 得 てい くかが 重 要 である その 関 係 で 言 うと 競 争 性 のない 随 意 契 約 という 表 現 はあまり 良 くない 長 期 的 な 競 争 を 目 指 した 随 意 契 約 という 風 に 防 衛 省 の 決 意 を 見 せていくことが 必 要 ではない か イギリスでは 随 意 契 約 のことを パートナーシップ 契 約 と 非 常 に 綺 麗 に 表 現 している 防 衛 省 としても 外 に 向 けての 説 明 のため 今 後 こういう 表 現 も 工 夫 していきたい 4

(3)27 年 度 護 衛 艦 の 契 約 条 件 について 27 年 度 護 衛 艦 の 契 約 条 件 について 防 衛 省 から 説 明 した 後 次 のような 議 論 が 行 われた 27 年 度 護 衛 艦 の 契 約 条 件 について 問 題 意 識 27 28 年 度 護 衛 艦 の 調 達 相 手 方 の 選 定 を 単 純 な 競 争 原 理 に 任 せると 建 造 所 の 護 衛 艦 事 業 からの 撤 退 や 人 員 削 減 による 技 術 力 の 大 幅 な 低 下 が 予 想 され その 結 果 現 在 複 数 ある 新 型 護 衛 艦 1 番 艦 の 建 造 基 盤 が1 建 造 所 のみとなるおそれがあり 価 格 競 争 性 喪 失 技 術 的 競 争 性 喪 失 となり 国 としての 損 失 となる 解 決 策 の 方 向 性 調 達 の 透 明 性 競 争 性 を 確 保 しつつ 27 28 年 度 護 衛 艦 のシステムインテグレーションと 海 上 公 試 等 主 要 作 業 を 含 む 設 計 作 業 の 一 部 を 他 社 に 外 注 することを 義 務 付 け 下 請 負 監 査 を 実 施 談 合 行 為 に 対 する 対 策 の 徹 底 今 回 の 場 合 は 護 衛 艦 だが 今 後 としてどういうペースでどのくらいこれをやるという 予 定 はあ るのか 最 近 の 受 注 状 況 を 考 慮 して 今 回 は 緊 急 避 難 的 な 措 置 である 今 後 同 じような 状 況 に 陥 った 場 合 に 考 える 必 要 がある 2 社 で 争 ったときに A 社 が 落 札 できず B 社 が 落 札 した 場 合 B 社 がA 社 を 下 請 けに 入 れな くても 技 術 力 は2 社 維 持 できると 考 えて 良 いか B 社 が 落 札 した 場 合 で A 社 が 下 請 けになることを 拒 否 する 可 能 性 はある ただA 社 について は 25 年 度 26 年 度 の 護 衛 艦 を 受 注 しているため 27 年 度 護 衛 艦 を 受 注 できなかったとして も 設 計 作 業 としては 維 持 できているので 技 術 力 の 維 持 は 問 題 ないと 考 えている 発 注 の 際 原 則 的 に 入 札 に 負 けた 側 に 下 請 けを 義 務 づけるやり 方 はあまりない 理 屈 付 けを 相 当 工 夫 しないと 難 しいのではないか 文 面 上 は 全 く 平 等 であり 両 者 に 対 して 対 等 に 適 用 できるとなっているので 法 解 釈 上 問 題 5

ないと 思 う 入 札 に 勝 ったA 社 は 経 済 効 率 性 から 自 社 よりも 安 いコストで 外 注 先 に 請 け 負 わせる 2つ 目 は 重 要 な 部 分 は 普 通 外 注 先 に 渡 さない その 場 合 下 請 側 の 会 社 にノウハウが 残 らない せっ かく 建 造 基 盤 の 維 持 を 計 ろうとしているのに 目 的 が 達 成 できない 可 能 性 もある 従 って 前 提 を 考 えたとき 更 に 踏 み 込 んだ 競 争 基 盤 が 残 るような 施 策 を 防 衛 省 から 制 約 条 件 を 付 けるのも 1つの 手 ではないか 入 札 参 加 条 件 で 入 札 に 参 加 した 者 に 発 注 する 予 定 の 設 計 作 業 の 内 容 作 業 分 担 を 官 に 提 出 し 承 認 を 得 るものとする と 記 載 している 設 計 のトレース 作 業 のような 単 純 作 業 ばかりであれ ば 審 査 して 是 正 を 求 めることもあり 得 る 了 解 した ( 以 上 ) 6