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Transcription:

プログラムを 取 り 入 れた 指 導 事 例 ( 中 学 校 1 年 英 語 ) 1 題 材 名 SUNSHINE ENGLISH COURSE 1 My Project 2 - 人 を 紹 介 しよう- 2 題 材 について (1) 言 語 活 動 の 観 点 から これまで 生 徒 達 は 小 学 校 外 国 語 活 動 を 通 して,さまざまな 紹 介 文 に 慣 れ 親 しんできた 英 語 ノート 1では 自 分 の 好 きなことについて 自 己 紹 介 をする 活 動 を 行 っており, 英 語 ノート2では, 自 分 のでき ることやできないこと, 行 ってみたい 国, 一 日 の 生 活 そして 将 来 の 夢 を 紹 介 する 経 験 を 積 んできてい る これらのコミュニケーション 能 力 の 素 地 を 生 かした 上 で, 中 学 校 では4 技 能 の 総 合 的 な 育 成 を 目 指 している 6 月 には My Project 1において,be 動 詞 や 一 般 動 詞 を 使 って 自 己 紹 介 文 を 書 いた そ の 際, 校 内 掲 示 することで, 互 いの 自 己 紹 介 文 を 読 み 合 う 活 動 にまでつなげた 本 単 元 では My Project1で 行 った 自 己 紹 介 をしよう の 活 動 を 振 り 返 った 上 で, 伝 えたい 内 容 を 整 理 し,まとまり のある 文 章 構 成 に 変 容 させることを 目 標 とする そのために 他 者 を 紹 介 するスピーチ 原 稿 作 りを 通 し て,マッピング(アイディアの 出 し 方 )を 指 導 し,そのアイディアを 整 理 し,アウトラインへとつな げる そして 既 習 の 言 語 材 料 を 駆 使 して, 伝 えたい 内 容 を 英 語 で 表 現 する さらにスピーチのビデオ 撮 りを 通 して, 互 いに 聞 き 合 う 活 動 を 設 定 する その 際 に 再 度 自 分 の 原 稿 を 振 り 返 り, 書 き 直 す 作 業 を 入 れる そして 完 成 した 発 表 原 稿 を 学 年 廊 下 に 掲 示 することで, 友 だちの 作 品 を 読 む 活 動 を 行 い, 4 技 能 を 統 合 させた 活 動 へと 発 展 させる これらのプロセスをたどることで, 思 考 し, 判 断 し, 表 現 する 力 が 身 につくと 考 えられる 教 科 書 が 本 年 度 より 改 訂 され,SUNSHINE では 学 年 ごとに3つのプロジェクトが 設 けられ,1 年 生 の 各 プロジェクトでは,スピーチ 発 表 をゴール 設 定 としている 生 徒 は 既 習 の 言 語 材 料 を 活 用 し, 4 技 能 を 統 合 した 活 動 に 参 加 できるようになっている そこで 1 年 生 の 段 階 では,ペア 活 動 や NET ( 外 国 語 指 導 講 師 )との 会 話 場 面 を 授 業 内 に 設 定 し, 小 学 校 外 国 語 活 動 の 素 地 を 生 かし, 英 語 学 習 へ の 意 欲 が 高 まるよう 心 がけている 評 価 方 法 も,スピーチ 発 表 などの 活 用 場 面 を 評 価 するパフォーマ ンス 評 価 を 取 り 入 れることで,コミュニケーション 能 力 の 基 礎 を 育 成 し,4 技 能 の 能 力 を 適 切 に 評 価 できるよう 工 夫 したい また 本 校 の 研 究 主 題 である 互 いに 学 び 合 う 学 習 集 団 の 基 礎 を 作 るために も, 学 習 形 態 を 工 夫 し, 思 考 力 判 断 力 表 現 力 を 培 う 場 面 設 定 にも 配 慮 していく (2) 言 語 材 料 の 観 点 から My Project 1では 自 己 紹 介 文 を, 以 下 の 構 成 を 提 示 して 作 成 させた 1 導 入 :はじめのあいさつ 2 本 文 : 名 前, 学 校 名 に 加 えて 話 したい 内 容 を4つ 選 択 3 結 び: 終 わりのあいさつ 本 単 元 My Project 2では 他 者 の 紹 介 のため, 三 人 称 単 数 を 使 った be 動 詞 の 文 と 一 般 動 詞 の 文, can を 使 えるようにする またその 人 物 の 特 徴 を 表 現 できるように, 形 容 詞 も 活 用 し 表 現 の 幅 を 広 げさせたい さらに 紹 介 内 容 の 話 題 を 絞 らせることで,まとまりのある 文 章 構 成 を 意 識 させ, 代 名 詞 に 着 目 させて,つながりのある 文 章 が 完 成 できるようにする (3) 生 徒 の 実 態 1 クラスの 実 態 本 単 元 を 始 めるに 当 たり,これまでの 小 学 校 外 国 語 活 動 での 積 み 重 ねを 見 るために, 英 語 ノート1, 2で 活 動 してきた 言 語 材 料 についてインタビューを 行 うこと,また 本 単 元 で 扱 われる 言 語 材 料 の 定 着 度 を 見 るために, ちばのやる 気 学 習 ガイド1 英 語 ユニット4の 問 題 を 利 用 し,プレテストを 行 った

2 小 学 校 外 国 語 活 動 インタビューテスト 1) Hello. How are you? ( E1 Lesson2 ) 2) How many DVDs do you have? ( E1 Lesson3 ) 3) I like apples. What do you like? ( E1 Lesson4 ) 4) What do you want? ( E1 Lesson 6 ) ) What s this? ( E1 Lesson7 ) 6) My birthday is June 9. When is your birthday? ( E2 Lesson3 ) 7) I can play the guitar. Can you play the guitar? ( E2 Lesson4 ) 8) I want to go to Italy. How about you? ( E2 Lesson6 ) 9) What time do you get up? ( E2 Lesson7 ) 10) I want to be a. What do you want to be? ( E2 Lesson9 ) 3 学 習 事 項 定 着 度 確 認 テスト ( 実 施 ) E1: 英 語 ノート1 E2: 英 語 ノート2 応 答 率 本 題 材 では, 三 人 称 単 数 を 伴 った 文 を 多 く 扱 う そのため, 事 前 に 三 人 称 単 数 を 伴 った 一 般 動 詞 の 文 が 定 着 しているか 確 認 するために, 以 下 の 問 題 を ちばのやる 気 学 習 ガイドを 利 用 して 実 施 した ア 適 語 選 択 問 題 正 正 答 答 率 率 (1) I ( read / reads ) a book every morning. 80.0 (2) We ( get / gets ) up at six. 73.3 (3) My brother ( like / likes ) fishing. 86.7 (4) Mariko ( play / plays ) the piano. 96.7 () Jun ( study / studies ) math every day. 100 イ 適 する 形 に 直 す 問 題 (1) I ( like ) badminton and play it every Friday. 70.0 (2) Masako ( write ) a letter to Ann every month. 86.7 (3) Takeshi ( eat ) breakfast every morning. 90.0 (4) They ( play ) baseball every day. 46.7 () My father ( cook ) dinner on Sundays. 70.0 ウ 語 順 整 序 問 題 (3)(4)には 不 要 な 語 が1つある 正 答 率 正 答 率 (1) わたしはコーヒーを 飲 みます ( drink / I / coffee). 93.3 (2) メアリーは 牛 乳 を 飲 みます ( drinks / milk / Mary ). 83.3 (3) トムは 車 を 持 っています ( have / Tom / has / a car ). 86.7 (4) 私 の 先 生 は 数 学 を 教 えています ( teaches/ teach/ math / my teacher ). 3.3 2)My Project 2に 向 けてまとまった 英 文 が 書 けるか 見 る 問 題 ちばのやる 気 学 習 ガイド 英 語 1(ステップチェック ユニット4 目 標 )を 使 い, 場 面 に 応 じて 自 分 や 聞 き 手 以 外 の 人 ( 友 達 や 家 族 )について 一 般 動 詞 を 使 って 表 現 できるかについて 事 前 テストをし た 指 示 文 は 以 下 のとおりである あなたは,ホームステイ 先 のお 母 さん(ホストマザー)に,あなたの 家 族 や 友 達 のことについて, 写 真 を 見 せながら 紹 介 することにしました 一 般 動 詞 を 使 って,4 文 以 上 の 文 で 表 しなさい

< 文 の 数 > 文 の 数 0 文 1 文 2 文 3 文 4 文 文 6 文 7 文 人 数 8 人 2 人 2 人 6 人 7 人 2 人 1 人 2 人 ここで7 文 を 書 いた 生 徒 1, 文 を 書 いた 生 徒 2,そして1 文 を 書 いた 生 徒 3の 例 を 示 す なお, 英 文 の 文 法 や 語 彙 の 誤 りを 直 さず 示 してある 生 徒 1 This is my sister. She likes music. She plays the piano. She loves dogs. She has a dog. 生 徒 1は 一 人 に 絞 って 英 文 を 展 開 した 例 である 生 徒 2 This is my father. He plays fishing. This is my mother. She cooks every day. This is my sister. She plays badminton. She likes badminton. 生 徒 2は 家 族 をすべて 書 き 連 ねたものである 生 徒 3 This is ピクチャー my ファミリー. 生 徒 3は この 写 真 は 私 の 家 族 です と 表 現 したかったと 思 われる 本 人 の 振 り 返 りでは, 単 語 がわ からず 難 しかったことを 記 述 しているが, 文 法 的 な 間 違 いが 見 られる < 語 数 > 平 均 数 < 振 り 返 り 記 述 > 語 紹 介 文 を 書 いた 後,どこでつまずいて 書 けなかったかを 全 生 徒 に 記 述 させた その 記 述 を 整 理 し 分 類 すると 以 下 のとおりである 単 語 の 綴 りがわからなかった ( 語 彙 の 問 題 ) 書 き 表 したい 内 容 を 英 語 に 直 せなかった ( 文 法 の 問 題 ) 自 分 以 外 の 人 の 紹 介 だから 難 しい ( 三 人 称 に 関 する 文 法 の 理 解 の 問 題 ) 次 の 英 文 につなげることができなかった どうやって 文 を 続 けていいかわからなかった ( 文 章 の 展 開 の 仕 方 に 習 熟 していない) 話 に 入 るところと 終 わるところ,HeやSheに 変 わる 時 ( 話 が 変 わる 時 )どのように 書 けば 良 いかわか らなかった ( 文 章 構 成 の 問 題 ) 以 上 の 分 析 を 踏 まえると, 本 単 元 の 指 導 計 画 を 立 てる 上 で, 以 下 の 点 に 考 慮 していくこととする 1 語 彙 の 問 題 については, 英 和 和 英 辞 典 を 積 極 的 に 利 用 させる 2 文 法 の 問 題 については, 紹 介 文 という 題 材 で 扱 われる 表 現 を,リストにまとめて 生 徒 が 利 用 しやすい ようにする 3 文 章 展 開 や 構 成 については, 内 容 のつながりや 代 名 詞 の 利 用 を 通 して,まとまりのある 紹 介 文 を 書 く 指 導 を 行 う この 点 は 今 年 度 から 実 施 されている 学 習 指 導 要 領 で 新 しく 加 わった 項 目 でもある 3 題 材 の 目 標 (1) 読 み 手 や 聞 き 手 を 意 識 して, 様 々な 工 夫 をして 他 者 の 紹 介 文 を 表 現 しようとしている ( 関 心 意 欲 態 度 ) (2) 既 習 の 言 語 材 料 を 用 いて 自 分 の 考 えをまとまりよく 英 語 で 表 現 できる ( 表 現 の 能 力 ) (3)まとまりのある 文 を 適 切 に 読 んで, 文 章 構 成 を 理 解 できる ( 理 解 の 能 力 ) (4) 既 習 の 三 人 称 単 数 で 始 まる 一 般 動 詞 の 文, 代 名 詞,can を 用 いた 文 の 意 味 や 構 造 を 理 解 している ( 知 識 理 解 )

4 題 材 の 指 導 計 画 と 評 価 計 画 (3 時 間 ) 時 配 目 標 主 な 学 習 活 動 1 プレテストから 自 分 のつまず ( 本 きを 確 かめ, 本 時 の 授 業 の 目 時 ) 見 出 す 標 にそって 書 き 続 けられる 手 立 てをもつ まとまりのある 文 章 構 成 につ いて 理 解 できる 2 スピーチ 原 稿 を 文 章 構 成 と 文 調 べ る 深 め る のしくみに 留 意 し 作 成 するこ とができる 発 表 に 備 えて 各 自 で 練 習 する ことができる 3 音 声 に 気 を 付 け, 表 情 豊 かに ま と め あ げ る スピーチができる 文 構 造 や 文 法 を 再 度 見 直 すこ とができる プレテストのどこでつまず いたのかを 振 り 返 らせ, 原 因 を 確 認 する モデル 文 を 比 較 することで 文 章 構 成 について 考 える アイディアマップを 利 用 し て, 有 名 人 についてどんなこ とを 紹 介 するか 書 き 出 す アイディアマップからアウ トラインを 作 成 する 教 師 からフィードバックを もらい, 文 の 正 確 さにも 留 意 し, 原 稿 を 仕 上 げる スピーチ 原 稿 をもとに 音 読 練 習 をする スピーチを 発 表 する 互 いのスピーチを 聞 き 合 っ た 後, 再 度 自 分 の 原 稿 を 見 直 す 場 をもち, 文 構 造 や 文 法 に 気 を 付 けて, 掲 示 用 に 最 終 原 稿 を 仕 上 げる 評 価 規 準 評 価 方 法 努 力 を 要 する 生 徒 への 手 だて プレテストを 振 り 返 ることで 本 時 の 目 標 を 見 出 し, 紹 介 文 を 書 き 続 けようとしている ( 関 心 意 欲 態 度 ) 記 述 分 析 個 別 指 導 する 中 で, 自 分 の 考 えを 整 理 できるように 支 援 す る まとまりのある 文 章 構 成 を 理 解 している ( 理 解 の 能 力 ) 活 動 の 観 察 文 章 構 成 と 文 法 を 意 識 して 原 稿 を 作 成 できる ( 表 現 の 能 力 ) 記 述 分 析 和 英 辞 典 も 準 備 して, 自 分 の 考 えを 英 語 で 表 現 しやすいよ うにする 発 表 に 備 えて 進 んで 練 習 しよ うとしている ( 関 心 意 欲 態 度 ) 活 動 の 観 察 表 情 豊 かにスピーチをするこ とができる ( 表 現 の 能 力 ) 活 動 の 観 察 発 表 の 中 で, 共 通 したエラー がある 場 合 は, 発 表 後, 全 体 でフィードバックを 行 い, 文 構 造 や 文 法 について 整 理 し, 確 認 する 文 章 構 造 や 語 法, 文 法 などに 関 する 知 識 を 身 に 付 けてい る ( 知 識 理 解 ) 記 述 の 観 察 本 時 の 指 導 (1/3) (1) 題 材 My Project 2 - 人 を 紹 介 しよう- (2) 目 標 相 手 に 伝 わるように, 様 々な 工 夫 をして 書 き 続 けようとしている ( 関 心 意 欲 態 度 ) まとまりのあるモデル 文 を 適 切 に 読 んで, 文 章 構 成 を 理 解 できる ( 理 解 の 能 力 ) (3) 授 業 研 究 の 仮 説 既 習 の 学 習 事 項 を 振 り 返 る 中 で, 各 自 の 問 題 点 を 明 らかにすれば, 目 標 をもって 学 習 課 題 に 当 た ることができるであろう 生 徒 の 興 味 関 心 に 沿 った 課 題 を 通 して 既 習 の 言 語 材 料 を 振 り 返 り, 統 合 的 に 活 用 すれば, 学 習 事

項 の 定 着 が 図 られ,4 技 能 の 総 合 的 な 育 成 につながるであろう (4) 展 開 評 価 努 力 を 要 する 生 徒 への 手 だて 時 配 学 習 内 容 と 活 動 指 導 上 の 留 意 点 と 評 価 資 料 1 Greetings and Small Talk Ss : Hello, Mr. Tabata. T : Hello, everyone. JTE: Today is a special day. Do you know? Ss: いい 夫 婦 の 日! NET: What s that? JTE: Can you read these numbers, 1122? NET: No, I can t. How do you read? Ss: 11 is ii 22 is fu-fu. Good couples. NET: In America, the fourth Thursday in November is a special day. Do you know? Ss: No ideas! 英 語 の 挨 拶 の 中 に 既 習 事 項 を 取 り 入 れて, 前 時 までの 学 習 を 振 り 返 る 場 とする モニター 画 像 NET: Thanksgiving day! Look at this picture. JTE: What s this? NET: It s a turkey. JTE: How do you eat it? Can you cook it? 2 Warm up Talk in Pairs Program2 Program8(3)までの 学 習 事 項 を 振 り 返 る Quick Q&A 会 話 リストを 使 って,ペアで 会 話 練 習 を 行 う その 後 秋 にすることや 好 きな 食 べ 物 の 話 題 で 1 分 間 自 由 英 会 話 を 行 う 生 徒 の 反 応 を 見 ながら, 会 話 の 応 答 でつまずいている 場 合 は, 個 別 に 支 援 するか, 全 体 に 戻 し,つま ずきを 共 有 し 修 正 する ペアの 中 に NET も 入 ることで,ネイティ ブと 話 す 機 会 を 増 やす 既 習 の 学 習 事 項 を 活 用 して 有 名 人 紹 介 スピーチをつくろう 10 3 Review これまで 自 己 紹 介 について, 小 学 校 外 国 語 活 動 や My Project 1で 学 んできたことを 言 語 材 料 に 注 目 し て 振 り 返 る 1) 英 語 ノート1 Lesson 4 自 己 紹 介 をしよう Activity 2を 使 い,NETと 共 に 自 分 の 名 前, 好 きな 物, 挨 拶 について 自 己 紹 介 をする 活 動 を 行 う 2) 英 語 ノート2 Lesson4 できることを 紹 介 しよう Activity ショー アンド テル を 使 い,NET スピーチの 仕 方 を 振 り 返 る 小 学 校 外 国 語 活 動 で 使 用 したデジ タル 教 材,NETとのやりとりを 通 して, 教 材 や 活 動 を 通 して 小 学 校 との 連 携 を 図 り, 活 動 してきた 素 地 を 生 かすようにする また 小 学 校 で 慣 れ 親 しんだ 音 声 を 文 字 にして 文 構 造 についても 意 識 さ せるようにする 本 単 元 で 目 指 すスピーチ 活 動 の 基 礎 が,すでに 小 学 校 外 国 語 活 動 で 行 われていることを NET とのや りとりで 思 い 起 こさせるように する デジ タル 教 材

時 配 20 学 習 内 容 と 活 動 指 導 上 の 留 意 点 と 評 価 資 料 3)My Project 1 小 学 校 での 自 己 紹 介 から,さらに 夏 休 み 前 に 実 施 した 自 己 紹 介 カードを 確 認 する 段 階 があがった 自 己 紹 介 を My Project 1で 達 成 していることを ファイル 確 認 させ,その 上 で, 自 己 紹 介 か ら 他 者 を 紹 介 するスピーチに 発 展 させていくことを 伝 える 4 Activities 1)プレテスト( 事 前 テスト)を 振 り 返 り,どのくら チェック 項 目 リストを 使 って 以 下 プリント いの 分 量 が 書 けたかを 見 る の 項 目 の 変 容 を 見 る 1 語 数 2 文 の 数 3 一 般 動 詞 1 語 数 2 文 の 数 3 一 般 動 詞 2) 書 こうとして 書 けなかったことがどんな 原 因 によ るものかを 考 える 発 問 :プレテストの 振 り 返 り(テスト 後 の 感 想 )を 読 んで, 答 える 際 に 難 しく 感 じたところはど こですか 予 想 される 生 徒 の 発 言 1 単 語 がわからない 2 文 法 が 理 解 できていない 3 まとまりのよい 流 れがわからない 4 自 分 の 考 えをどうまとめるかわからない プレテスト 時 のつまずきを 箇 条 書 きし,その 後 英 語 で 書 けなかった 原 因 を 発 表 させることで 学 級 全 体 でつまずきを 共 有 し, 本 時 の 学 習 目 標 を 明 確 にする 3)My Projectでのゴール 設 定 を 一 緒 に 考 える 4)NETによるモデルのスピーチを 聞 いたり, 自 ら 文 章 構 成 の 異 なる 2つのサンプル 読 んだりし, 文 章 構 成 について 理 解 を 深 める を 比 較 することで,まとまりのあ る 文 章 構 成 を 考 えさせる 構 成 図 を 利 用 して 文 章 構 成 の 理 解 を 促 す モデル 文 を 適 切 に 読 んで, 文 章 構 )NETとのマッピングのモデル 図 を 利 用 して,ア 成 を 理 解 できるか イディアを 引 き 出 す 練 習 を 行 った 後 で, 各 自 で 実 ( 理 解 の 能 力 ) 観 察 際 にマッピングを 行 い,スピーチ 構 成 を 考 える 和 英 辞 典 を 利 用 させ, 語 彙 を 増 や す 工 夫 をする マッピングを 使 って, 自 分 の 考 え を 書 き 続 けようとしているか ( 関 心 意 欲 態 度 ) 観 察 Conclusion 本 時 の 授 業 を 振 り 返 る 学 習 に 見 通 しをもてるように, 次 時 にスピーチ 原 稿 を 完 成 させ, 音 読 練 習 に 入 ることを 告 げる プリント