資 料 17-2 通 話 料 市 場 の 競 争 について 2016 年 7 月 28 日 総 務 省 総 合 通 信 基 盤 局
マイライン( 優 先 接 続 機 能 ) 中 継 選 択 機 能 に 関 するNTTの 考 え 方 1 NTTが2015 年 11 月 に 発 表 した 固 定 電 話 の 今 後 について では 移 行 後 のIP 網 (NGN)には 固 定 電 話 が 中 心 だった 時 代 に 導 入 された 機 能 である 事 業 者 識 別 番 号 を 用 いた マイライン( 優 先 接 続 機 能 ) 中 継 選 択 機 能 は 具 備 しないと 表 明 その 後 第 12 回 電 話 網 移 行 円 滑 化 委 員 会 (2016 年 4 月 14 日 )において NTTが 以 下 の 考 えを 表 明 固 定 電 話 の 需 要 は 大 きく 減 少 各 事 業 者 は 自 らIP 網 を 構 築 しアクセスからネットワークまでトータルでIP 電 話 サービスを 提 供 固 定 電 話 市 場 は 直 収 /IP 電 話 の 間 の 競 争 に 移 行 全 国 一 律 通 話 料 が 主 流 のIP 電 話 で 細 分 化 された 距 離 区 分 ごとに 競 争 はなじまない との 観 点 から 移 行 後 のIP 網 に マイライン 機 能 を 具 備 しない 中 継 選 択 機 能 については 00XY 番 号 ルーティングによる 事 業 者 選 択 を 引 き 続 き 提 供 可 能 さらに 事 業 者 から 要 望 があれば メタルIP 電 話 の 通 話 サービスの 卸 提 供 も 検 討 する
1. マイライン 機 能 の 扱 いについて 2
マイラインの 概 要 3 NTT 東 日 本 西 日 本 のメタル 電 話 ユーザが 事 前 に 登 録 することで 事 業 者 識 別 番 号 をダイヤルしなくても 市 内 市 外 県 外 国 際 の 区 分 ごとに 中 継 事 業 者 を 選 択 できるサービス(2001 年 に 導 入 ) マイライン 提 供 事 業 者 は 現 在 9 社 マイラインの 導 入 経 緯 マイライン 提 供 事 業 者 (9 社 ) マイライン 導 入 まで NTT 東 日 本 西 日 本 のメタル 電 話 ユーザが 中 継 事 業 者 を 利 用 する 場 合 [NTTを 利 用 するとき] 事 業 者 識 別 番 号 不 要 [ 他 の 中 継 事 業 者 を 利 用 するとき] 事 業 者 識 別 番 号 必 要 4 桁 の 事 業 者 識 別 番 号 (00XY) を 最 初 にダイヤルする 必 要 国 際 電 話 は どの 中 継 事 業 者 でも 事 業 者 識 別 番 号 をダイヤルすることが 必 要 NTT 再 編 (1999 年 7 月 ) 長 距 離 事 業 を 行 うNTTコムも 事 業 者 識 別 番 号 を 取 得 して 中 継 サービスを 提 供 することに 伴 い 以 下 の 課 題 1 中 継 事 業 者 としてNTTを 利 用 していたユーザに NTTコムの 事 業 者 識 別 番 号 をダイヤルする 手 間 が 新 たに 発 生 利 用 者 の 不 利 益 に 2 NTTコムのみ 事 業 者 識 別 番 号 を 不 要 とした 場 合 他 の 中 継 事 業 者 等 との 公 正 競 争 条 件 が 確 保 されない 2001 年 マイライン 制 度 の 導 入 略 称 提 供 区 分 1 市 内 2 市 外 3 県 外 4 国 際 NTTコミュニケーションズ NTT 東 日 本 - - NTT 西 日 本 - - KDDI ソフトバンク NTTぷらら 楽 天 コミュニケーションズ 九 州 通 信 ネットワーク アルテリア ネットワークス 4つの 区 分 (1 市 内 通 話 2 市 外 通 話 3 県 外 通 話 4 国 際 通 話 ) ごとに それぞれ 事 業 者 を 選 択 可 能 利 用 者 利 便 の 確 保 の 観 点 公 正 競 争 条 件 整 備 の 観 点 事 業 者 識 別 番 号 をダイヤルしないため 利 用 者 が 簡 便 な 手 順 で 中 継 事 業 者 を 選 択 した 電 話 サービスを 利 用 できる NTTと 他 の 中 継 事 業 者 でダイヤル 桁 数 が 同 じため 提 供 条 件 の 公 平 性 が 図 られる
マイラインの 接 続 構 成 のイメージ 4 NTT 東 日 本 網 ( 発 信 側 ) NTT 東 日 本 網 ( 着 信 側 ) 1 初 期 設 定 NTTコム 網 を 経 由 NTTコム 網 (0033) 中 継 交 換 機 中 継 網 の 選 択 可 能 中 継 交 換 機 ソフトバンク 網 (0088) 加 入 者 交 換 機 加 入 者 交 換 機 加 入 者 交 換 機 加 入 者 交 換 機 2 事 業 者 識 別 番 号 (0088)を 付 加 SB 網 を 経 由 3 優 先 登 録 =SB 0088を 付 加 しなくてもS B 網 を 経 由 1 未 登 録 端 末 03-XXXX-XXXX へ 発 呼 2 未 登 録 端 末 0088(SB 識 別 番 号 ) +03-XXXX-XXXX へ 発 呼 3 登 録 端 末 (SB) 03-XXXX-XXXX へ 発 呼 着 信 端 末 03-XXXX-XXXX マイライン 事 業 者 網 とは 加 入 者 交 換 機 で 接 続 する 場 合 もある
マイライン 登 録 数 の 推 移 5 マイラインの 登 録 総 数 は ピーク 時 (2003 年 度 )の1 億 7,303 万 件 に 比 べて 約 59% 減 の7,142 万 件 各 通 話 区 分 で 見 ると ピーク 時 は 約 3,700 万 件 ~ 約 4,700 万 件 であったが 約 1,600 万 件 ~ 約 1,900 万 件 に 半 減 ( 万 契 約 ) 20,000 18,000 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 16,674 3,478 17,004 17,303 17,259 3,593 3,709 3,735 3,953 4,058 4,150 4,146 4,634 4,694 4,740 4,706 NTT 東 日 本 西 日 本 のメタル 回 線 (ドライカッパ)の 音 声 電 話 向 けアンバンドル 提 供 16,223 3,529 3,897 4,412 15,209 3,356 3,668 4,104 14,047 3,128 3,398 3,769 13,009 2,922 3,157 3,472 4,608 4,659 4,703 4,672 4,385 4,082 3,752 3,458 3,181 2,909 2,641 2,392 2,188 2,017 1,882 12,026 2,724 2,931 3,191 11,033 2,513 2,695 2,917 10,029 2,288 2,452 2,648 市 内 市 外 県 外 国 際 9,084 2,072 2,221 2,399 8,311 1,896 2,033 2,194 7,658 1,746 1,874 7,142 1,626 1,748 2,022 1,886 0 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 ( 年 度 末 ) 参 加 事 業 者 現 在 (9 社 ): NTT 東 日 本 NTT 西 日 本 NTTコミュニケーションズ 楽 天 コミュニケーションズ(2015 年 11 月 までフュージョン コミュニケーションズ) 九 州 通 信 ネットワーク KDDI NTTぷらら ソフトバンク アルテリア ネットワークス ( 参 考 ) 2001 年 度 末 時 点 (14 社 ): NTT 東 日 本 NTT 西 日 本 NTTコミュニケーションズ フュージョン コミュニケーションズ 九 州 通 信 ネットワーク KDDI 日 本 テレコム 東 京 通 信 ネットワーク イクアント ケーブル アンド ワイヤレスIDC ドイツテレコム ジャパン MCIワールド コム ジャパン 平 成 電 電 メディア
マイライン 事 業 者 と 登 録 状 況 (2016 年 3 月 末 ) 6 マイラインの 登 録 数 は NTTコムが 市 内 通 話 市 外 通 話 の 約 1/3 県 外 通 話 国 際 通 話 の80% 超 を 占 めて 最 大 なお 未 登 録 の 利 用 者 については 市 内 市 外 通 話 はNTT 東 日 本 西 日 本 県 外 通 話 はNTTコムが 提 供 者 となる 市 内 通 話 同 一 県 内 の 市 外 通 話 県 外 への 通 話 国 際 通 話 NTTコミュニケーションズ 605 万 625 万 1,452 万 1,329 万 NTT 東 日 本 523 万 492 万 NTT 西 日 本 530 万 500 万 KDDI 119 万 142 万 158 万 170 万 ソフトバンク 64 万 82 万 88 万 91 万 NTTぷらら 0 万 0.2 万 0.2 万 楽 天 コミュニケーションズ 30 万 35 万 40 万 35 万 九 州 通 信 ネットワーク 10 万 10 万 10 万 アルテリア ネットワークス 1 万 1 万 1 万 1 万 合 計 1,882 万 1,886 万 1,748 万 1,626 万 未 登 録 の 利 用 者 345 万 341 万 479 万 601 万 総 合 計 2,227 万 2,227 万 2,227 万 2,227 万 マイライン 事 業 者 協 議 会 が 公 表 している2016 年 3 月 末 のマイライン 登 録 状 況 集 計 をもとに 作 成
主 な 固 定 電 話 サービスの 通 話 料 7 通 話 料 は 距 離 区 分 ( 区 域 内 区 域 外 等 ) 及 び 着 信 先 (メタル 電 話 IP 電 話 携 帯 電 話 等 )に 応 じて 設 定 ただし 0AB~JIP 電 話 発 の 通 話 ( 固 定 電 話 着 信 )では 国 内 の 距 離 区 分 は 設 けられておらず 通 話 料 は 一 律 円 /3 分 ( 住 宅 用 料 金 ) 80 70 区 域 内 区 域 外 ( 県 間 ) IP 電 話 への 通 話 1 携 帯 (NTTドコモ)への 通 話 75 75 60 50 48 2 48 48 48 48 48 40 30 20 10 0 14.9 15 15 8.5 10.4 10 7.89 8 10 8 10 10.4 8 8 8 8 8 7.99 7.99 7.99 7.99 7.99 7.99 加 入 電 話 おとくライン 直 収 電 話 メタルプラス 直 収 電 話 J:COM CATV PHONE 電 話 0AB~JIP ひかり 電 話 電 話 0AB~JIP auひかり 電 話 0AB~JIP BBフォン 電 光 話 0AB~JIP ホワイト 光 電 話 (NTT 東 西 ) (ソフトバンク) (KDDI) プラス (J:COM) (NTT 東 日 本 ) 電 話 サービス (KDDI) (ソフトバンク) (ソフトバンク) NTT 東 日 本 ソフトバンク KDDI J:COM NTT 東 日 本 KDDI ソフトバンクテレコム おとくライン メタルプラス J:COM PHONE ひかり 電 話 auひかり BBフォン 光 ホワイト 光 電 話 テレコム 2016 年 6 月 末 で 終 了 プラス 電 話 サービス 加 入 電 話 新 型 直 収 電 話 1 050 番 号 のIP 電 話 への 通 話 の 場 合 の 料 金 CATV 電 話 IP 電 話 (0ABJ-IP 電 話 ) 2 中 継 事 業 者 にNTT 東 日 本 を 選 択 した 場 合 の 料 金 総 務 省 電 気 通 信 分 野 における 競 争 状 況 の 評 価 2014 を 参 考 に 作 成
メタル 電 話 発 信 の 通 話 料 ( 距 離 別 ) 8 NTT 東 日 本 西 日 本 の 加 入 電 話 発 (メタル 電 話 着 信 )の 通 話 料 は 区 域 内 8.5 円 (3 分 ) 区 域 外 は 距 離 に 応 じて20 円 ~80 円 (3 分 ) と 距 離 別 の 料 金 体 系 となっている 競 争 事 業 者 が 提 供 する 直 収 電 話 等 では 距 離 を 問 わない 一 律 料 金 や 県 内 県 外 の 区 分 のみの 料 金 なども 設 定 注 記 がない 限 り 平 日 昼 間 3 分 発 信 着 信 ともにメタル 電 話 NTT (NTT 東 西 /NTTコミュニケーションズ) NTTコミュニケー ションズ KDDI ソフトバンク 楽 天 コミュニケー ションズ プラチナライン マイライン メタルプラス ( 直 収 電 話 ) マイライン おとくライン ( 直 収 電 話 ) NTTコミュニケーションズの 料 金 は2 分 当 たりの 単 位 設 定 区 域 内 ( 市 内 ) 隣 接 ~ 20km 20km~ 30km 区 域 外 30km~ 60km 60km~ 100km 100km~ 県 内 8.5 20 30 40 県 間 20 30 40 60 80 県 内 7.5 県 間 14.5 県 内 8.5 20 30 40 県 間 20 30 40 60 80 県 内 8 県 間 15 県 内 8.5 20 30 40 県 間 20 30 40 60 80 県 内 8.5 20 30 40 県 間 20 30 40 60 80 一 律 7.9 14.9 マイライン 一 律 20
マイラインの 多 様 な 利 用 形 態 ( 例 ) 9 マイラインは 個 人 向 けサービスの 他 法 人 向 けサービスにおいて 以 下 のような 多 様 な 形 態 で 利 用 されている モデム 通 信 等 との 併 用 NTT 東 日 本 西 日 本 のメタル 回 線 により 低 容 量 のデータ 通 信 を 行 い 音 声 通 話 はマイラインにより 事 業 者 を 選 択 大 容 量 のデータ 通 信 を 必 要 としない 中 小 事 業 者 等 が 活 用 光 ファイバの 入 線 が 困 難 なビル 雑 居 ビルやペンシルビル 等 光 ファイバの 引 込 工 事 が 困 難 な 物 件 でNTT 東 日 本 西 日 本 のメタル 回 線 を 利 用 し マイ ラインにより 事 業 者 を 選 択 PC 低 利 用 低 容 量 のデータ 通 信 電 話 FAX 中 小 事 業 者 等 エレベータ 監 視 モデム 音 声 通 話 はマイライン により 事 業 者 を 選 択 他 拠 点 等 停 電 等 により 故 障 の 監 視 や 非 常 時 におけるエレベータ 内 と 監 視 センターとの 通 話 にNTT 東 日 本 西 日 本 のメタル 回 線 を 利 用 音 声 通 話 についてはマイラインにより 事 業 者 を 選 択 光 ファイバの 入 線 が 困 難 な 雑 居 ビル ペンシルビル 等 音 声 通 話 はマイライン により 事 業 者 を 選 択 自 社 直 収 サービスとマイラインの 併 用 光 ファイバ NTT 東 西 メタル 回 線 顧 客 企 業 の 全 国 拠 点 の 一 部 が 競 争 事 業 者 の 自 社 直 収 サー ビスの 提 供 エリア 外 である 場 合 に 提 供 エリア 外 の 拠 点 のみ マイラインにより 音 声 通 話 サービスを 提 供 競 争 事 業 者 ネットワーク PSTN 故 障 検 知 音 声 通 話 NTT 東 西 メタル 回 線 音 声 通 話 はマイライン により 事 業 者 を 選 択 エレベータ 音 声 通 話 はマイライン により 事 業 者 を 選 択 監 視 センター 競 争 事 業 者 の 自 社 直 収 サービス の 提 供 エリア 提 供 エリア 外
マイラインに 係 る 接 続 料 等 の 推 移 10 マイライン( 優 先 接 続 機 能 )の 接 続 料 は マイラインの 需 要 の 減 少 による 影 響 で 2012 年 度 以 降 一 貫 して 上 昇 優 先 接 続 受 付 手 続 費 は 2012 年 度 から2014 年 度 までは 上 昇 したが 2015 年 度 以 降 は 低 下 している 優 先 接 続 機 能 の 接 続 料 の 推 移 優 先 接 続 機 能 の 接 続 料 は マイラインに 係 る 通 信 ごとに 接 続 事 業 者 がNTT 東 日 本 西 日 本 に 支 払 うもの 優 先 接 続 受 付 手 続 費 の 推 移 優 先 接 続 受 付 手 続 費 は 利 用 者 がマイライン 登 録 をした 際 に 登 録 先 事 業 者 がNTT 東 日 本 西 日 本 に 支 払 うもの( 登 録 / 変 更 の 都 度 必 要 ) 優 先 接 続 受 付 手 続 費 については 年 経 費 から 有 料 登 録 受 付 件 数 に 係 る 収 入 を 控 除 した 額 を 事 業 者 間 の 精 算 対 象 額 とし 当 該 精 算 対 象 額 を 登 録 受 付 区 分 数 で 除 すこと により 算 定 する ( 円 1 通 信 ごと) ( 円 1 登 録 / 変 更 ごと) 0.0550 0.0500 0.0450 0.0400 0.0350 0.0300 0.0250 0.0200 0.0273 0.0324 0.0375 0.0441 0.0527 2012 年 度 2013 年 度 2014 年 度 2015 年 度 2016 年 度 350 300 250 200 150 100 50 0 93 191 297 36 2012 年 度 2013 年 度 2014 年 度 2015 年 度 2016 年 度 213 ( 十 億 回 ) < 優 先 接 続 対 象 通 信 回 数 の 推 移 > 25 24 20 20 18 15 10 15 13 < 各 四 半 期 毎 の 優 先 接 続 登 録 受 付 区 分 数 の 推 移 > ( 万 件 ) ( 万 件 ) 300 30 登 録 受 付 区 分 数 ( 左 軸 ) 250 25 有 料 登 録 受 付 区 分 数 ( 右 軸 ) 200 20 150 15 100 10 5 50 5 0 2010 年 度 2011 年 度 2012 年 度 2013 年 度 2014 年 度 NTT 東 日 本 西 日 本 の2012 年 度 ~2016 年 度 網 使 用 料 算 定 根 拠 をもとに 作 成 0 第 1Q 第 2Q 第 3Q 第 4Q 第 1Q 第 2Q 第 3Q 第 4Q 第 1Q 第 2Q 第 3Q 第 4Q 第 1Q 第 2Q 第 3Q 第 4Q 第 1Q 第 2Q 第 3Q 第 4Q 2011 年 度 2012 年 度 2013 年 度 2014 年 度 2015 年 度 NTT 東 日 本 西 日 本 から 総 務 省 への 報 告 をもとに 作 成 0
マイライン 相 当 機 能 の 開 発 等 のイメージ 仮 にIP 網 へマイライン 相 当 機 能 1 を 具 備 した 場 合 に 想 定 される 開 発 等 のイメージ 2 は 下 表 1のとおり 比 較 のため 200XY 番 号 手 回 しによる 事 業 者 選 択 ( 中 継 選 択 機 能 ) 3メタルIP 電 話 ( 通 話 )の 卸 提 供 の 場 合 についても 下 表 に 示 す 11 実 現 方 式 (イメージ) 1マイライン 相 当 機 能 による 事 業 者 選 択 2 発 信 呼 がマイライン 対 象 呼 か 否 か を 判 別 料 金 設 定 事 業 者 3マイライン 対 象 呼 の 場 合 DBを 参 照 し 発 信 ユーザ 毎 の 登 録 内 容 を 確 認 し 00XYを 付 与 相 互 接 続 R 4 当 該 00XYを 認 識 し 該 当 事 業 者 へルーチング SIP 中 継 R OPS 回 線 毎 に 申 込 内 容 をOPS IP 網 変 換 装 置 +SIP(DB 部 )に 事 前 登 録 申 込 受 付 5 料 設 事 業 者 が 着 信 先 へルーチング 大 宗 は 同 一 POIビル 内 で 料 設 事 業 者 の ルータ(SW)を1 台 通 過 させるのみ メタル 収 容 装 置 着 信 網 1ユーザが 回 線 毎 に 事 前 に 登 録 した 事 業 者 のネットワークを 選 択 して 通 話 サービスを 実 現 する 機 能 を 前 提 2 事 業 者 間 精 算 に 係 る 機 能 は 除 く 200XY 番 号 手 回 しによる 事 業 者 選 択 ( 中 継 選 択 機 能 ) 2ダイヤルされた00XY を 認 識 し 該 当 事 業 者 へルーチング OPS 3 料 設 事 業 者 が 着 信 先 へルーチング 大 宗 は 同 一 POIビル 内 で 料 設 事 業 者 の ルータ(SW)を1 台 通 過 させるのみ SIP 変 換 装 置 メタル 収 容 装 置 料 金 設 定 事 業 者 相 互 接 続 R 中 継 R IP 網 着 信 網 3メタルIP 電 話 ( 通 話 )の 卸 提 供 OPS ( 料 設 事 業 者 の 装 置 は 経 由 しない) SIP 料 金 設 定 事 業 者 ( 卸 先 事 業 者 ) 相 互 接 続 R 中 継 R IP 網 変 換 装 置 ( 通 話 の 流 れは 通 常 の 通 話 メタル 収 容 と 同 様 ) 装 置 着 信 網 開 発 追 加 等 が 必 要 なもの マイライン 相 当 機 能 受 付 センタ 1 通 常 の 発 信 100XYをダイヤルして 発 信 主 な 必 要 機 能 ( 案 ) 利 用 者 の 選 択 に 基 づき 回 線 毎 に 事 業 者 選 択 内 容 を 登 録 する 機 能 マイライン 相 当 機 能 の 対 象 外 呼 (フリーダイヤル 等 )を 識 別 する 機 能 通 話 の 都 度 回 線 毎 の 事 業 者 選 択 内 容 に 基 づき 事 前 登 録 され ている 事 業 者 識 別 番 号 を 付 与 する 機 能 付 与 された 事 業 者 識 別 番 号 に 基 づきルーチングさせる 機 能 マイラインプラス 相 当 機 能 まで 具 備 する 場 合 には 発 信 者 がダイヤルした 事 業 者 識 別 番 号 に 代 えて 回 線 毎 の 事 業 者 選 択 内 容 に 基 づく 事 業 者 識 別 番 号 を 付 与 等 する 機 能 ユーザが 手 回 しをした 事 業 者 識 別 番 号 に 基 づき ルーチングさせる 機 能 - OPS センタ 等 上 記 利 用 者 の 事 業 者 選 択 内 容 を 登 録 ( 変 更 削 除 を 含 む) 管 理 するオペレーションシステム 利 用 者 事 業 者 からの 申 請 問 い 合 わせを 受 け 付 ける 事 業 者 共 通 のセンタ - 卸 対 象 回 線 を 管 理 識 別 するオペレーション システム
検 討 の 視 点 (マイライン 機 能 ) 12 提 案 募 集 やヒアリングの 結 果 等 を 踏 まえ マイライン 機 能 の 扱 いについて 検 討 の 視 点 として 以 下 1~3のとおり 整 理 ( 検 討 の 視 点 ) 1 マイライン 機 能 が 果 たしてきた 競 争 政 策 上 の 役 割 2 現 状 のマイライン 機 能 への 評 価 3 移 行 後 のIP 網 におけるマイライン 機 能 ( 叉 は 相 当 する 機 能 )が 果 たすべき 競 争 政 策 上 の 役 割 と 利 用 者 への 影 響
視 点 1 マイライン 機 能 が 果 たしてきた 競 争 政 策 上 の 役 割 13 マイライン は NTT 東 日 本 西 日 本 のメタル 電 話 ユーザが NTT 東 日 本 西 日 本 と 同 じ 電 話 番 号 を 利 用 することを 前 提 として 事 前 に 登 録 することにより 事 業 者 識 別 番 号 をダイヤルしなくても 市 内 市 外 県 外 国 際 の 区 分 ごとに 中 継 事 業 者 を 選 択 できるサービス(2001 年 に 導 入 ) マイライン 提 供 事 業 者 は 現 在 9 社 マイライン 機 能 は 1 事 業 者 識 別 番 号 をダイヤルしないため 利 用 者 が 簡 便 な 手 順 で 中 継 事 業 者 を 選 択 した 電 話 サービスを 利 用 できるという ユーザによる 事 業 者 選 択 可 能 性 を 担 保 する 利 用 者 利 便 の 確 保 の 観 点 や 2NTTと 他 の 中 継 事 業 者 でダイヤル 桁 数 が 同 じであるため 提 供 条 件 の 公 平 性 が 図 られるという 公 正 競 争 条 件 整 備 の 観 点 から その 役 割 が 認 められる その 結 果 制 度 制 定 当 初 は 事 業 者 の 固 定 電 話 市 場 への 新 規 参 入 を 促 進 するとともに 通 話 料 の 低 廉 化 を 進 める 役 割 も 果 たしてきた 主 な 意 見 マイライン 機 能 により NTT 東 西 の 固 定 電 話 の 上 でPSTN 特 有 の 細 分 化 された 距 離 区 分 ごとに 事 前 登 録 という 形 で 争 うという かつては 有 効 だった 競 争 も 比 重 が 激 減 し 携 帯 電 話 や 通 話 アプリからの 競 争 圧 力 を 含 め 固 定 系 音 声 サービスの 競 争 構 造 が 大 き く 変 化 (NTT) NTT 東 西 の 加 入 電 話 は 公 社 による 独 占 の 時 代 に 提 供 が 開 始 されていたため ボトルネック 性 が 存 在 する 回 線 契 約 部 分 ではなく 通 話 サービス 部 分 で 様 々な 事 業 者 が 自 ら 料 金 を 設 定 して 様 々なサービスを 提 供 して 競 争 が 行 われてきた メタルIP 電 話 においても 通 話 料 競 争 ( 中 継 事 業 者 の 選 択 ) と 利 用 者 利 便 ( 事 業 者 識 別 番 号 をダイヤルすることなく 区 分 ごとに 別 の 事 業 者 を 選 択 可 能 ) が 確 保 されるべき(KDDI) 音 声 通 信 市 場 は 直 収 /IP 電 話 間 の 競 争 に 移 行 しており NTT 東 西 の 固 定 電 話 は 今 後 とも 大 きく 減 少 し IP 網 への 移 行 後 は 距 離 に 関 係 ない 料 金 体 系 となることが 想 定 される 中 で マイラインのような 競 争 の 意 味 はなくなる(NTTコム) 現 行 のマイラインが 果 たしてきた 役 割 はIP 網 への 移 行 後 も 必 要 (SB QTNet 楽 天 コム) マイラインにより 基 本 料 金 の 請 求 事 業 者 以 外 の 事 業 者 が 料 金 設 定 できるため 独 自 サービスや 割 引 サービス 等 が 提 供 できた( 楽 天 コム) マイラインの 既 存 顧 客 は 多 くの 営 業 費 用 を 費 やした 結 果 顧 客 の 意 思 とは 関 係 が 無 い 事 情 (NTT 東 西 の 設 備 更 改 )により NTT 東 西 へ 流 出 することは 公 正 競 争 上 の 大 きな 問 題 ( 楽 天 コム)
視 点 2 現 状 のマイライン 機 能 への 評 価 14 中 継 電 話 は 加 入 者 回 線 ( 基 本 料 ) 部 分 についてメタル 回 線 であるNTT 東 日 本 西 日 本 の 加 入 者 回 線 を 利 用 した 上 で NTT 東 日 本 西 日 本 のPSTNを 介 して 中 継 電 話 網 ( 通 話 料 ) 部 分 について 利 用 者 が 電 話 会 社 を 選 択 するものである ことから IP 網 への 移 行 の 進 展 とともに NTT 東 日 本 西 日 本 の 加 入 電 話 の 契 約 数 が 減 少 傾 向 にある 中 中 継 電 話 市 場 自 体 も 縮 小 傾 向 にある 各 社 の マイライン マイラインプラス の 通 話 料 については 距 離 に 応 じた 通 話 料 を 設 定 している 事 業 者 間 におい ては 大 きな 差 は 見 られないが NTTコミュニケーションズや 楽 天 コミュニケーションズが 提 供 するマイラインは 距 離 に 関 係 ない 一 律 の 通 話 料 金 による 提 供 がなされている (マイライン 事 業 者 が 提 供 している 通 話 料 金 については 2005 年 以 降 ほ とんど 変 化 が 見 られない ) 2004 年 にNTT 東 日 本 西 日 本 の 加 入 者 回 線 (ドライカッパ)の 音 声 電 話 向 けアンバンドル 提 供 が 行 われ 事 業 者 が より 設 備 ベースで 競 争 できる 環 境 が 整 備 され エンド エンドでの 固 定 電 話 サービスの 提 供 が 可 能 となったことを 受 け 直 収 電 話 (NTT 東 日 本 西 日 本 のメタル 回 線 を 借 り 中 継 網 に 自 社 網 を 接 続 して 提 供 するサービス)においても 距 離 別 に 細 分 化 されていない 通 話 料 金 による 提 供 がなされており 基 本 料 市 場 での 競 争 が 進 んでいる 各 事 業 者 は マイラインと 併 せて 各 種 法 人 向 けサービスも 提 供 しており 法 人 営 業 におけるツールとしては 依 然 一 定 の 有 効 性 を 有 している マイライン マイラインプラス の 利 用 にあたっては 月 々の 利 用 料 ( 定 額 料 )はかからないが 登 録 または 変 更 す る 場 合 (1 通 話 区 分 のみ 変 更 する 場 合 や マイライン マイラインプラス の 種 別 を 変 更 する 場 合 も 含 む)は 申 込 みの 都 度 1 回 線 につき 登 録 料 (800 円 )が 必 要 となる(NTT 東 日 本 西 日 本 からマイライン 登 録 料 として 請 求 ) マイライン 登 録 数 も2004 年 度 以 降 減 少 するとともに マイライン 登 録 受 付 区 分 数 も 減 少 傾 向 にある マイライン 需 要 の 減 少 傾 向 に 伴 い マイライン 事 業 者 がNTT 東 日 本 西 日 本 に 支 払 うマイライン( 優 先 接 続 機 能 )の 接 続 料 は 上 昇 傾 向 にある 以 上 のような 状 況 下 において IP 網 への 移 行 にあたり マイライン 機 能 について どう 考 えるか
視 点 2 現 状 のマイライン 機 能 への 評 価 15 主 な 意 見 NTT 東 西 としては IP 網 への 移 行 後 の 通 話 料 を ひかり 電 話 と 同 様 に 距 離 区 分 を 設 けず 全 国 一 律 のフラットな 料 金 とする 考 え 全 国 一 律 通 話 料 が 主 流 のIP 電 話 で 細 分 化 された 距 離 区 分 ごとに 事 前 登 録 を 争 うマイライン 競 争 はなじまない 固 定 電 話 の 一 部 分 に 過 ぎないNTT 東 西 のメタルIP 電 話 において 他 のIP 電 話 と 異 なる 特 別 な 競 争 を 導 入 する 必 要 はない IP 電 話 では 他 事 業 者 網 上 でマイラインを 提 供 するような 形 態 はない 固 定 電 話 の 需 要 は 今 後 も 減 少 していく 中 マイライン 機 能 を 具 備 する 考 えはない(NTT) IP 網 への 移 行 後 も 固 定 電 話 市 場 の 競 争 環 境 を 維 持 するためにマイライン 機 能 は 必 要 ( 楽 天 コム QTNet) 廃 止 は 全 事 業 者 の 合 意 が 必 要 (エネルギア) マイライン 機 能 を 継 続 することを 前 提 とした 議 論 が 必 要 (KDDI) 固 定 電 話 網 のIP 網 への 移 行 に 伴 いマイラインがなくなると 競 争 事 業 者 は NTT 東 西 の 加 入 電 話 ユーザーとのタッチポイント を 失 う 結 果 として NTTが 現 状 2,300 万 の 加 入 電 話 契 約 者 に 対 してFTTHサービスや 携 帯 電 話 をセットで 拡 販 して 囲 い 込 み グループ 全 体 の 市 場 支 配 力 を 更 に 高 めることを 懸 念 (KDDI) 代 替 サービスがない 状 態 でのマイライン 機 能 の 廃 止 はNTT 東 西 のサービスへの 移 行 を 意 味 し 長 年 の 競 争 環 境 が 消 失 利 用 者 保 護 からも サービス 廃 止 の 是 非 だけでなく 代 替 サービスの 提 供 の 可 否 も 含 めて 検 討 が 必 要 (SB) IP 電 話 は 全 国 一 律 通 話 料 が 主 流 であり 固 定 電 話 の 需 要 は 今 後 も 大 きく 減 少 が 想 定 マイライン 機 能 の 廃 止 はやむを 得 ない マイライン 利 用 者 の 事 業 者 を 自 由 に 選 択 したい 安 く 利 用 したい 請 求 書 を 一 社 にまとめたい 等 のニーズは 残 ると 思 われるが 既 存 顧 客 新 規 顧 客 ともに 選 択 中 継 や 卸 等 で 対 応 可 能 (NTTコム) メタルIP 電 話 の 国 内 通 話 では 現 行 のマイラインサービスが 維 持 できるよう メタル 電 話 と 同 様 に 距 離 区 分 に 応 じた 競 争 環 境 の 維 持 が 必 要 マイラインの 新 規 申 込 み( 新 規 顧 客 )が 僅 かしかない 状 況 を 踏 まえ 既 存 顧 客 の 維 持 に 関 する 検 討 が 重 要 (QTNet) 距 離 区 分 を 細 分 化 した 競 争 の 必 要 性 は 低 下 しているが マイラインで 実 現 されている 事 業 者 選 択 による 競 争 は 維 持 されるべき ( 楽 天 コム)
視 点 3 移 行 後 のIP 網 におけるマイライン 機 能 ( 叉 は 相 当 する 機 能 ) が 果 たすべき 競 争 政 策 上 の 役 割 と 利 用 者 への 影 響 16 現 在 のIP 網 においては 距 離 に 依 存 しないサービスや 中 継 事 業 者 のネットワークを 介 することのないサービスが 中 心 となっており 今 後 PSTNからIP 網 への 移 行 やIP 網 のオープン 化 に 伴 い 競 争 環 境 に 変 化 が 生 じる 可 能 性 がある こう した 中 移 行 後 のIP 網 におけるマイライン 機 能 ( 叉 は 相 当 する 機 能 )について どう 考 えるか マイライン 登 録 数 は 減 少 を 続 けているものの 依 然 約 7,142 万 件 ( 各 通 話 区 分 で 見 ると 約 1,600 万 件 ~ 約 1,900 万 件 )の 登 録 (2016 年 3 月 末 現 在 )が 残 っていること 競 争 事 業 者 はマイラインを 顧 客 基 盤 として 様 々なサービスを 提 供 していること IP 網 への 移 行 に 伴 い 生 じる 新 たな 競 争 環 境 において 契 約 変 更 費 用 負 担 など 一 定 の 対 応 が 必 要 となることから NTT 東 日 本 西 日 本 のPSTNのIP 網 への 移 行 に 伴 い 現 行 のマイラインに 何 らかの 変 更 が 生 じることとなる 場 合 は 公 正 競 争 条 件 整 備 及 び 利 用 者 保 護 の 観 点 から 十 分 な 対 応 をとる 必 要 があると 考 えるが どうか IP 網 への 移 行 後 においても 利 用 者 が 事 業 者 を 変 更 した 場 合 桁 数 を 変 更 せずに(4 桁 の 事 業 者 識 別 番 号 をダイヤル せずに) 元 の 電 話 番 号 を 使 用 できることを どう 担 保 するのか 主 な 意 見 公 正 競 争 条 件 整 備 ( 視 点 2で 述 べた 理 由 により) 移 行 後 のIP 網 でマイライン 機 能 を 具 備 しない IP 網 への 移 行 後 も00XY 番 号 によるルーティング 機 能 を 用 いた 事 業 者 選 択 とメタルIP 電 話 の 通 話 の 卸 サービスにより 引 き 続 き 他 事 業 者 の 通 話 サービスを 利 用 可 能 こうした 選 択 肢 が 多 数 存 在 する 中 今 後 の 需 要 減 少 を 考 えれば 事 前 登 録 制 の 事 業 者 選 択 機 能 を 継 続 する 意 義 は 乏 しい 仮 にマイライン 機 能 を 具 備 する 開 発 を 行 う 場 合 事 業 者 が 使 わないリスク( 開 発 費 用 等 )をNTT 東 西 が 負 わないよう 本 機 能 を 要 望 する 事 業 者 が 開 発 費 用 等 を 全 額 負 担 する 整 理 が 必 要 (NTT) 今 回 の 固 定 電 話 網 のIP 化 に 伴 うマイラインの 廃 止 は NTT 東 西 の 加 入 電 話 における 通 話 料 部 分 での 競 争 を 阻 害 し ブロードバンドや 携 帯 電 話 等 の 周 辺 市 場 の 公 正 競 争 にも 影 響 メタルIP 電 話 について 新 規 顧 客 も 含 めてマイライン 機 能 の 継 続 を 前 提 とした 議 論 が 必 要 (KDDI) 利 用 者 や 競 争 事 業 者 に 影 響 が 出 ないよう 原 則 NTT 東 西 の 負 担 でマイライン 機 能 の 継 続 を 前 提 とした 議 論 を 進 めるべき まずはNTT 東 西 がIP 網 でマイライン 機 能 を 具 備 する 場 合 のコストを 明 らかにすべき 大 規 模 な 設 備 開 発 が 必 要 等 の 理 由 によりマイライン 機 能 の 継 続 が 合 理 的 で ないとの 結 論 に 至 った 場 合 は NTT 東 西 が 代 替 措 置 を 示 し 競 争 に 与 える 影 響 等 を 総 合 的 に 勘 案 して 検 討 することが 適 切 (KDDI) マイライン 機 能 を 具 備 しない 場 合 は NTT 東 西 による 公 正 競 争 環 境 が 維 持 可 能 な 料 金 での 代 替 電 話 サービスの 卸 提 供 など サービス 継 続 顧 客 維 持 に 向 けた 代 替 方 策 が 必 要 マイライン 機 能 の 代 替 方 策 としてNTT 東 西 が 提 案 する0AB0/00XY 付 加 サービスについては まずはNTT 東 西 が 事 業 者 のコスト 負 担 などを 提 示 する 必 要 があり 現 行 マイラインサービスを 維 持 可 能 な 経 済 条 件 での 利 用 が 必 要 代 替 方 策 が 無 い 場 合 サービスを 継 続 できない 事 業 者 が 生 じることが 想 定 され 固 定 電 話 市 場 の 公 正 競 争 環 境 が 維 持 できなくなる(QTNet) 公 正 競 争 環 境 整 備 の 観 点 では メタルIP 電 話 の 新 規 顧 客 であっても 既 存 顧 客 と 同 様 にマイライン 機 能 を 提 供 すべき 代 替 措 置 を 考 える 上 で は 最 初 に NTT 東 西 がマイライン 機 能 を 継 続 する 検 討 (コスト 試 算 含 む)を 行 うプロセスが 必 要 ( 楽 天 コム)
視 点 3 移 行 後 のIP 網 におけるマイライン 機 能 ( 叉 は 相 当 する 機 能 ) が 果 たすべき 競 争 政 策 上 の 役 割 と 利 用 者 への 影 響 主 な 意 見 17 利 用 者 保 護 IP 網 への 移 行 後 も00XY 番 号 によるルーティング 機 能 を 用 いた 事 業 者 選 択 とメタルIP 電 話 の 通 話 の 卸 サービスにより 引 き 続 き 他 事 業 者 の 通 話 サービスを 利 用 可 能 これらの 他 事 業 者 サービスを 利 用 されないお 客 様 については 最 終 的 な 受 け 皿 として NTT 東 西 の 全 国 一 律 料 金 の 通 話 サービスをご 利 用 可 能 その 場 合 は 通 話 ごとに00XY 番 号 をダイヤルすれば 他 事 業 者 のサービスを 利 用 可 能 (NTT) メタルIP 電 話 の 通 話 サービスの 卸 提 供 は NTT 東 西 のメタルIP 電 話 の 通 話 サービスそのものを 卸 先 事 業 者 に 卸 提 供 し 卸 先 事 業 者 は そ れを 自 社 のサービスとしてお 客 様 に 再 販 する 形 となるもの( 卸 先 事 業 者 は 自 ら 通 信 設 備 を 持 つことなく 通 話 サービスを 提 供 可 能 ) 卸 先 事 業 者 の 通 信 設 備 との 相 互 接 続 が 必 要 ないことから 事 業 者 識 別 番 号 00XYをダイヤルせずに 卸 先 事 業 者 のサービスが 利 用 可 能 (NTT) 仮 に 現 在 と 同 じ 市 内 県 内 市 外 県 間 といった 事 業 者 選 択 の 登 録 区 分 を 残 したままマイライン 制 度 を 継 続 した 場 合 ユーザの 混 乱 を 招 くと ともに 現 在 の 事 業 者 選 択 が 利 用 者 にとって 最 適 なものにならず 不 利 益 を 与 えかねない(NTT) マイライン 利 用 者 の 事 業 者 を 自 由 に 選 択 したい 安 く 利 用 したい 請 求 書 を 一 社 にまとめたい 等 のニーズは 残 ると 思 われるが 事 業 者 識 別 番 号 (00XY)をダイヤルすることによる 中 継 選 択 や 通 話 サービス 卸 等 で 対 応 できると 考 える(NTTコム) マイラインの 廃 止 は 多 くの 消 費 者 に 影 響 を 与 えるため IP 網 への 移 行 とともにマイラインを 廃 止 する( 具 備 しない) 場 合 は その 機 能 を 担 保 す る 対 策 が 必 要 ( 生 協 ) 利 用 者 に 影 響 を 与 えない 観 点 で 固 定 電 話 網 がIP 網 に 移 行 したとしても 利 用 者 側 で 特 に 新 たな 契 約 をせずとも 区 分 ごとに 選 択 していた 事 業 者 のサービスをそのまま 継 続 して 受 けられることが 確 保 されることが 重 要 (KDDI) マイラインの 区 分 ごとに 登 録 事 業 者 を 変 えて 個 別 の 割 引 料 金 の 適 用 を 受 けているサービス 提 供 の 場 合 等 では マイラインが 廃 止 されると ユーザーごとにどの 区 分 がどの 事 業 者 に 移 行 することになるのか 料 金 がどう 変 わるのかが 分 からず 調 整 が 必 要 になり 利 用 者 において 混 乱 が 生 じる 懸 念 この 場 合 SIerや 再 販 事 業 者 が 適 切 な 対 応 が 可 能 な 期 間 等 について 十 分 な 考 慮 が 必 要 (KDDI) IP 網 への 移 行 時 において メタル 回 線 を 残 し 利 用 者 が 宅 内 端 末 を 変 更 することなく 電 話 サービスを 継 続 するNTTの 構 想 を 踏 まえれば 利 用 者 が 基 本 的 な 通 話 で 利 用 している マイライン 機 能 も 当 然 継 続 されるものと 考 えるのが 自 然 もし 廃 止 する 場 合 利 用 者 は 移 行 に 伴 い 電 話 サービス 提 供 事 業 者 の 選 択 権 を 失 い NTT 東 西 の 利 用 者 へ 自 動 的 に 切 り 替 わることになる 等 による 混 乱 を 招 くため 利 用 者 に 対 する 十 分 な 周 知 が 必 要 サービス 終 了 の 周 知 コストはNTT 東 西 が 負 担 で 検 討 すべき( 楽 天 コム) マイラインの 継 続 にあたり 設 定 料 金 等 が 変 わる 場 合 は 既 存 のお 客 様 の 利 便 性 が 損 なわれないよう 料 金 の 提 示 情 報 提 供 を 早 期 に 行 う 必 要 がある(QTNet) 料 金 の 提 示 等 については 既 存 顧 客 に 対 し 個 別 周 知 を 行 う 必 要 がある( 楽 天 コム)
視 点 3 移 行 後 のIP 網 におけるマイライン 機 能 ( 叉 は 相 当 する 機 能 ) が 果 たすべき 競 争 政 策 上 の 役 割 と 利 用 者 への 影 響 18 第 12 回 電 話 網 移 行 円 滑 化 委 員 会 (2016 年 4 月 14 日 )で NTT 東 日 本 西 日 本 が 表 明 した 他 事 業 者 を 選 択 したいというお 客 様 ニーズに 対 し 00XY 番 号 ルーティングによる 事 業 者 選 択 は 引 き 続 き 提 供 可 能 との 考 えについて 00XY 番 号 ルーティングによる 事 業 者 選 択 の 機 能 は NTTと 他 の 中 継 事 業 者 でダイヤル 桁 数 が 同 じであるため 提 供 条 件 の 公 平 性 が 図 られるという 公 正 競 争 条 件 整 備 の 観 点 事 業 者 識 別 番 号 をダイヤルしないため 利 用 者 が 簡 便 な 手 順 で 中 継 事 業 者 を 選 択 した 電 話 サービスを 利 用 でき るといった ユーザによる 事 業 者 選 択 可 能 性 を 担 保 する 利 用 者 利 便 の 確 保 の 観 点 から マイラインを 代 替 する 機 能 サービスとしてどう 考 えるか 現 行 のマイラインと 比 べて 利 用 者 ニーズに 合 っていると 言 えるのか どうか 主 な 意 見 IP 網 への 移 行 後 も 提 供 する00XY 番 号 によるルーティング 機 能 を 用 いた 事 業 者 選 択 をPBXやビジネスホン 等 に 登 録 すること や メタルIP 電 話 の 通 話 の 卸 サービスにより 引 き 続 き 他 事 業 者 の 通 話 サービスを 利 用 可 能 (NTT) マイライン 利 用 者 の 事 業 者 を 自 由 に 選 択 したい 安 く 利 用 したい 請 求 書 を 一 社 にまとめたい 等 のニーズは 残 ると 思 われる が 事 業 者 識 別 番 号 (00XY)をダイヤルすることによる 中 継 選 択 や 通 話 サービス 卸 等 で 対 応 できると 考 える(NTTコム) 固 定 電 話 網 がIP 網 に 移 行 したとしても 利 用 者 側 で 特 に 新 たな 契 約 をせずとも 区 分 ごとに 選 択 していた 事 業 者 のサービスを そのまま 継 続 して 受 けられることが 確 保 されることが 重 要 NTT 東 西 は 0AB0と00XYをサービス 提 供 事 業 者 網 にルーティングする 機 能 はIP 網 においても 具 備 するとしているが 既 存 の 中 継 サービスを 継 続 するため みなし 加 入 料 金 回 収 代 行 機 能 柔 軟 課 金 機 能 等 の 具 備 についても 検 討 すべき(KDDI) 00XY 番 号 ルーティングによる 事 業 者 選 択 では 4 桁 の 事 業 者 識 別 番 号 (00XY)を 最 初 にダイヤルする 必 要 がないことによる 利 用 者 利 便 ダイヤル 桁 数 の 同 等 性 による 提 供 条 件 の 公 平 性 が 担 保 されないため 利 用 者 の 利 便 性 が 損 なわれ 現 行 マイラインの 利 用 が 減 少 する(QTNet) 00XY 番 号 ルーティングによる 事 業 者 選 択 では 利 用 者 が 発 信 時 事 業 者 識 別 番 号 をダイヤルすることなく 自 動 的 に 利 用 者 が 事 前 に 選 択 した 事 業 者 のネットワークを 経 由 した 電 話 サービスを 利 用 することができないため 代 替 措 置 にはならない( 楽 天 コム)
視 点 3 移 行 後 のIP 網 におけるマイライン 機 能 ( 叉 は 相 当 する 機 能 ) が 果 たすべき 競 争 政 策 上 の 役 割 と 利 用 者 への 影 響 19 第 12 回 電 話 網 移 行 円 滑 化 委 員 会 (2016 年 4 月 14 日 )で NTT 東 日 本 西 日 本 が 表 明 した 他 事 業 者 を 選 択 したいというお 客 様 ニーズに 対 し メタルIP 電 話 の 通 話 サービスの 卸 提 供 も 検 討 する との 考 えについて メタルIP 電 話 の 通 話 サービスの 卸 提 供 は 通 話 料 市 場 における 競 争 手 段 であるマイラインを 代 替 する 機 能 サー ビスとして 考 えた 場 合 公 正 競 争 条 件 整 備 及 び 利 用 者 保 護 の 観 点 から どのような 提 供 条 件 が 必 要 か 主 な 意 見 メタルIP 電 話 の 通 話 サービスの 卸 提 供 の 具 体 的 な 条 件 については 今 後 要 望 を 踏 まえて 検 討 光 サービス 卸 と 同 様 に メタルIP 電 話 の 通 話 サービス 卸 も 不 当 な 取 引 制 限 や 優 越 的 地 位 の 濫 用 等 にあたらないよう 契 約 条 件 の 適 正 性 を 確 保 していく(NTT) マイラインでは 事 前 に 中 継 事 業 者 を 登 録 することで 事 業 者 識 別 番 号 をダイヤルすることなく 区 分 ごとに 別 の 事 業 者 を 選 択 で きるという 利 便 性 がもたらされており メタルIP 電 話 の 通 話 サービスの 卸 提 供 が 代 替 サービスとなり 得 るためには これらの 利 便 性 が 確 保 される 必 要 がある NTT 東 西 がメタルIP 電 話 の 通 話 サービスを 卸 役 務 として 相 対 取 引 により 提 供 することになると FTTHのサー ビス 卸 と 同 様 に 提 供 条 件 が 不 透 明 になり 公 正 な 競 争 が 阻 害 される 可 能 性 がある(KDDI) NTT 東 西 のサービス 詳 細 が 不 明 NTT 東 西 のメタルIP 電 話 の 料 金 プランやアクセスチャージといった 提 供 条 件 が 不 明 なため 具 体 的 なサービスの 提 示 は 難 しいが 少 なくとも 競 争 を 後 退 させる 判 断 はあり 得 ない 卸 を 受 ける 事 業 者 にとってユーザ 料 金 しか 自 由 度 が ない 卸 サービスは 利 用 メリットは 限 定 的 代 替 措 置 (サービス)について 各 事 業 者 でQoS 開 放 による0ABJサービスを 提 供 することは 選 択 肢 として 十 分 あり 得 る(SB) NTT 東 西 が 提 案 したメタルIP 電 話 の 卸 提 供 は 単 純 再 販 卸 提 供 の 場 合 NTT 側 の 裁 量 で 卸 料 金 の 設 定 が 進 められるため 卸 先 事 業 者 が 予 見 しにくく 顧 客 にとって 最 適 な 料 金 やサービスを 提 供 困 難 となり 代 替 サービスとしては 相 応 しくない NTT 東 西 からの 卸 料 金 は 個 別 交 渉 によるものではなく 総 務 大 臣 への 届 出 または 認 可 料 金 の 対 象 にすべき( 楽 天 コム) 卸 サービスの 提 供 条 件 や 具 体 的 内 容 が 不 明 なため マイラインの 代 替 として 十 分 か 否 かを 判 断 できる 状 況 にない 公 正 競 争 環 境 が 維 持 可 能 な 料 金 でのNTT 東 西 によるメタルIP 電 話 の 通 話 サービスの 卸 提 供 が 必 要 (QTNet)
20 2. 事 業 者 識 別 番 号 を 用 いた 中 継 選 択 機 能 ( 中 継 電 話 国 際 電 話 ) の 扱 いについて
高 度 電 話 サービス(00XY 0AB0 付 加 サービス)の 概 要 21 PSTNでは 法 人 ユーザーの 利 用 形 態 ( 民 間 企 業 の 顧 客 対 応 用 の 番 号 等 )に 応 じた 着 信 課 金 サービス(0120/0800)や 全 国 統 一 番 号 サービス(0570) 等 の 様 々な 高 度 電 話 サービスが 提 供 種 別 ダイヤル 方 法 サービス 内 容 番 号 の 指 定 状 況 (2016 年 2 月 現 在 ) 指 定 事 業 者 00XY 付 加 サービス 1 国 内 中 継 サービス 2 国 際 電 話 サービス 00XY + 任 意 番 号 以 下 3~5 等 のサービスを 00XY+ 任 意 番 号 を 用 いて 提 供 するサービス 指 定 事 業 者 数 :12 指 定 番 号 数 :37 00XY 番 号 全 体 の 指 定 数 NTT 東 日 本 NTT 西 日 本 NTTコミュニケーションズ KDDI ソフトバンク 楽 天 コミュニケーションズ 九 州 通 信 ネットワーク アルテリア ネットワークス 等 3 着 信 課 金 サービス 0120+6 桁 0800+7 桁 (0AB0) 通 常 は 発 信 側 が 負 担 する 通 信 料 金 を 着 信 側 の 負 担 とするサービス 指 定 事 業 者 数 :7 指 定 番 号 数 :1,297 (0120 番 号 :992 0800 番 号 :305) NTT 東 日 本 NTT 西 日 本 NTTコミュニケーションズ KDDI ソフトバンク 楽 天 コミュニケーションズ 九 州 通 信 ネットワーク 4 大 量 呼 受 付 サービス 0180+6 桁 (0AB0) スポーツ 結 果 速 報 や 各 種 プロモーショ ン 等 の 様 々な 情 報 提 供 や 電 話 投 票 の 集 計 処 理 を 行 うサービス 指 定 事 業 者 数 :1 指 定 番 号 数 :184 NTTコミュニケーションズ 5 全 国 統 一 番 号 サービス 0570+6 桁 (0AB0) 複 数 の 着 信 先 に 対 して 全 国 的 に 統 一 された 電 話 番 号 を 提 供 するサービス 指 定 事 業 者 数 :3 指 定 番 号 数 :118 NTTコミュニケーションズ KDDI ソフトバンク
事 業 者 識 別 番 号 等 を 用 いたサービス 22 事 業 者 識 別 番 号 等 を 用 いたサービスについては 事 業 者 間 の 意 識 合 わせの 場 では 0AB0サービス 等 ( 下 記 3~ 5) の 実 現 方 式 をNTT 東 日 本 西 日 本 より 提 示 し 検 討 中 これを 用 いれば 国 内 中 継 サービス( 下 記 1) 国 際 電 話 サー ビス( 下 記 2) も 実 現 可 能 00XY 等 1 国 内 中 継 サービス の 選 択 0570 5 全 国 統 一 番 号 サービス 複 数 の 着 信 に 対 して 全 国 的 に 統 一 された 電 話 番 号 を 提 供 するサービス (コールセンター 等 で 利 用 ) 事 業 者 識 別 番 号 等 (00XY 0AB0 等 ) に 基 づくルーティン グにより 実 現 する サービス 00XY 等 2 国 際 電 話 サービス の 選 択 0180 0120 0800 4 大 量 呼 3 着 信 課 金 スポーツ 結 果 速 報 や 各 種 プロモー ション 等 の 様 々な 情 報 提 供 や 電 話 投 票 の 集 計 処 理 を 行 うサービス 受 付 サービス サービス (フリーダイヤル 等 ) 3~5のサービスは 00XY 付 加 サービス(00XY+ 任 意 番 号 ) として も 提 供 可 能
固 定 電 話 サービスの 料 金 設 定 権 23 現 在 の 料 金 設 定 権 は 通 話 の 類 型 ごとに 発 信 事 業 者 中 継 事 業 者 着 信 事 業 者 に 分 かれている 発 側 通 話 の 類 型 発 信 事 業 者 中 継 事 業 者 着 信 事 業 者 加 入 電 話 ISDN 電 話 (NTT 東 西 ) ひかり 電 話 (NTT 東 西 ) 直 収 電 話 ( 例 :ソフトバンク) 公 衆 電 話 (NTT 東 西 ) 050IP 電 話 ( 例 :NTTコム) 0 A B ~ J 向 け 通 話 国 際 通 話 県 内 通 話 県 間 通 話 中 継 事 業 者 をマイライン 登 録 中 継 事 業 者 の 識 別 番 号 を 付 番 NTT 東 西 をマイライン 登 録 NTT 東 西 の 識 別 番 号 を 付 番 NTT 東 西 中 継 事 業 者 NTT 東 西 CATV 直 収 (0AB~J) NTT 東 西 ( 着 信 事 業 者 により 区 々) マイライン 未 登 録 NTT 東 西 ( 着 信 事 業 者 により 区 々) 中 継 事 業 者 をマイライン 登 録 中 継 事 業 者 の 識 別 番 号 を 付 番 NTT 東 西 中 継 事 業 者 マイライン 未 登 録 NTT 東 西 NTTコム 国 際 事 業 者 をマイライン 登 録 国 際 事 業 者 の 識 別 番 号 を 付 番 NTT 東 西 ( 着 信 事 業 者 により 区 々) 国 際 事 業 者 050IP 向 け 通 話 NTT 東 西 ( 着 信 事 業 者 により 区 々) 050IP 電 話 携 帯 PHS 向 け 通 話 0A0のみで 発 信 NTT 東 西 (なし) 携 帯 PHS NTT 東 西 の 識 別 番 号 を 付 番 NTT 東 西 (なし) 携 帯 PHS 中 継 事 業 者 の 識 別 番 号 を 付 番 NTT 東 西 中 継 事 業 者 携 帯 PHS 0AB~J 向 け 通 話 NTT 東 西 ( 着 信 事 業 者 により 区 々) NTT 東 西 CATV 直 収 050IP 向 け 通 話 NTT 東 西 (なし) 050IP 電 話 携 帯 PHS 向 け 通 話 NTT 東 西 (なし) 携 帯 PHS 国 際 通 話 NTT 東 西 国 際 事 業 者 0AB~J 向 け 通 話 050IP 向 け 通 話 携 帯 PHS 向 け 通 話 国 際 通 話 直 収 電 話 提 供 事 業 者 ( 着 信 事 業 者 により 区 々) NTT 東 西 CATV 直 収 050IP 携 帯 PHS 国 際 事 業 者 0AB~J 向 け 通 話 ( 県 内 通 話 ) NTT 東 西 ( 着 信 事 業 者 により 区 々) NTT 東 西 CATV 直 収 0AB~J 向 け 通 話 ( 県 間 通 話 ) NTT 東 西 NTTコム 050IP 向 け 通 話 NTT 東 西 (なし) 050IP 電 話 携 帯 PHS 向 け 通 話 NTT 東 西 (なし) 携 帯 PHS 国 際 通 話 NTT 東 西 国 際 事 業 者 0AB~J 向 け 通 話 050IP 向 け 通 話 携 帯 PHS 向 け 通 話 国 際 通 話 050IP 電 話 提 供 事 業 者 ( 着 信 事 業 者 により 区 々) ( 網 掛 けの 者 が 料 金 設 定 権 者 ) NTT 東 西 CATV 直 収 050IP 携 帯 PHS 国 際 事 業 者
加 入 電 話 発 信 携 帯 電 話 着 信 の 通 話 料 24 加 入 電 話 発 携 帯 電 話 着 の 通 話 は 原 則 携 帯 電 話 事 業 者 がユーザ 料 金 を 設 定 する( 加 入 電 話 ISDN 電 話 以 外 の 固 定 電 話 は 発 信 事 業 者 が 設 定 )が 発 信 時 に 中 継 事 業 者 を 選 択 した 場 合 は 中 継 事 業 者 が 設 定 するユーザ 料 金 が 適 用 加 入 電 話 発 携 帯 電 話 着 の 通 話 料 は 携 帯 電 話 事 業 者 の 設 定 料 金 よりも 中 継 事 業 者 を 選 択 した 場 合 ( 事 業 者 識 別 番 号 を ダイヤルした 場 合 )の 中 継 事 業 者 の 設 定 料 金 の 方 が 低 額 加 入 電 話 1 発 携 帯 電 話 着 2 の 通 話 料 着 信 事 業 者 ( 携 帯 電 話 事 業 者 )が 原 則 料 金 設 定 加 入 電 話 1 以 外 の 固 定 電 話 発 2 携 帯 電 話 着 の 通 話 料 発 信 事 業 者 が 料 金 設 定 識 別 事 業 者 名 NTTドコモ 番 号 < 原 則 > 携 帯 電 話 事 業 者 の 設 定 する 料 金 着 信 側 KDDI(au) 3 ソフトバンク NTT 東 日 本 60 円 90 円 120 円 NTT 西 日 本 60 円 90 円 120 円 4 < 中 継 事 業 者 を 選 択 した 場 合 > 中 継 事 業 者 の 設 定 する 料 金 NTT 東 日 本 0036 48 円 52.5 円 52.5 円 NTT 西 日 本 0039 51 円 54 円 60 円 KDDI 0077 49.5 円 5 NTTコミュニケーションズ 0033 49.5 円 5 ソフトバンク 0088 54 円 楽 天 コミュニケーションズ 0038 54 円 5 アルテリア ネットワークス 0060 54 円 九 州 通 信 ネットワーク 6 0086 54 円 発 信 側 着 信 側 事 業 者 名 NTTドコモ KDDI(au) 3 ソフトバンク NTT 東 日 本 (ひかり 電 話 ) 48 円 52.5 円 52.5 円 NTT 西 日 本 (ひかり 電 話 ) 48 円 54 円 54 円 KDDI (auひかり 電 話 サービス メタルプラス 電 話 ケーブルプラス 電 話 ) 48 円 46.5 円 4 48 円 ソフトバンク (おとくライン ケーブルライン) J:COM (J:COM PHONE プラス) ケイ オプティコム (eo 光 電 話 ) 九 州 通 信 ネットワーク (BBIQ 光 電 話 ) 75 円 48 円 46.5 円 4 48 円 54 円 54 円 1 ISDN 電 話 を 含 む 2 3 分 (180 秒 ) 当 たりの 通 話 料 金 ( 平 日 昼 間 区 域 内 税 抜 ) 3 現 在 沖 縄 セルラー(au)に 着 信 する 通 話 料 金 はKDDI(au)と 同 額 4 中 継 事 業 者 に 付 した4 桁 の 番 号 は 事 業 者 識 別 番 号 を 表 す 5 オプションサービス 等 により 料 金 が 異 なる 場 合 がある 6 NTT 西 日 本 加 入 電 話 からの 発 信 のみ 1 ISDN 電 話 を 含 む 2 3 分 (180 秒 ) 当 たりの 通 話 料 金 ( 平 日 昼 間 区 域 内 税 抜 ) 3 現 在 沖 縄 セルラー(au)に 着 信 する 通 話 料 金 はKDDI(au)と 同 額 4 オプションサービス 等 により 料 金 が 異 なる 場 合 がある 料 金 は2014 年 7 月 1 日 時 点
検 討 の 視 点 ( 中 継 選 択 機 能 ) 25 提 案 募 集 やヒアリングの 結 果 等 を 踏 まえ 事 業 者 識 別 番 号 を 用 いた 中 継 選 択 機 能 ( 中 継 電 話 国 際 電 話 ) の 扱 いについて 検 討 の 視 点 として 以 下 45のとおり 整 理 ( 検 討 の 視 点 ) 4 事 業 者 識 別 番 号 を 用 いた 中 継 選 択 機 能 ( 中 継 電 話 国 際 電 話 )が 果 たしてきた 競 争 政 策 上 の 役 割 と 評 価 5 移 行 後 のIP 網 における 中 継 選 択 機 能 ( 中 継 電 話 国 際 電 話 )の 競 争 環 境 と 利 用 者 への 影 響
視 点 4 事 業 者 識 別 番 号 を 用 いた 中 継 選 択 機 能 ( 中 継 電 話 国 際 電 話 ) が 果 たしてきた 競 争 政 策 上 の 役 割 と 評 価 26 中 継 電 話 は NTT 東 日 本 西 日 本 が 提 供 する 固 定 電 話 ( 加 入 電 話 )の 通 話 において 加 入 電 話 会 社 とは 別 の 電 話 会 社 の 電 話 回 線 を 中 継 回 線 として 利 用 する 電 気 通 信 役 務 マイラインの 検 討 項 目 で 挙 げた 中 継 事 業 者 を 選 択 した 電 話 サービスを 利 用 できるという ユーザによる 事 業 者 選 択 可 能 性 を 担 保 する 利 用 者 利 便 の 確 保 の 観 点 という 役 割 が 認 められる その 結 果 制 度 制 定 当 初 は 事 業 者 の 固 定 電 話 市 場 への 新 規 参 入 を 促 進 するとともに 通 話 料 の 低 廉 化 を 進 める 役 割 も 果 たしてきた また 加 入 電 話 発 携 帯 電 話 着 の 通 話 は 原 則 携 帯 電 話 事 業 者 がユーザ 料 金 を 設 定 する( 加 入 電 話 ISDN 電 話 以 外 の 固 定 電 話 は 発 信 事 業 者 が 設 定 )が 発 信 時 に 中 継 事 業 者 を 選 択 した 場 合 は 中 継 事 業 者 が 設 定 するユー ザ 料 金 が 適 用 加 入 電 話 発 携 帯 電 話 着 の 通 話 料 は 携 帯 電 話 事 業 者 の 設 定 料 金 よりも 中 継 事 業 者 を 選 択 した 場 合 ( 事 業 者 識 別 番 号 をダイヤルした 場 合 )の 中 継 事 業 者 の 設 定 料 金 の 方 が 低 額 となっている 以 上 を 踏 まえ 中 継 事 業 者 を 選 択 可 能 とする 機 能 及 びこれが 果 たしてきた 通 話 料 の 競 争 環 境 については 移 行 後 のIP 網 においても 確 保 される 必 要 性 について どう 考 えるか
視 点 4 事 業 者 識 別 番 号 を 用 いた 中 継 選 択 機 能 ( 中 継 電 話 国 際 電 話 ) が 果 たしてきた 競 争 政 策 上 の 役 割 と 評 価 27 主 な 意 見 競 争 政 策 上 の 役 割 マイライン 機 能 により NTT 東 西 の 固 定 電 話 の 上 でPSTN 特 有 の 細 分 化 された 距 離 区 分 ごとに 事 前 登 録 という 形 で 争 うという かつては 有 効 だった 競 争 も 比 重 が 激 減 し 携 帯 電 話 や 通 話 アプリからの 競 争 圧 力 を 含 め 固 定 系 音 声 サービスの 競 争 構 造 が 大 き く 変 化 IP 網 への 移 行 後 についても 事 業 者 を 選 択 したいというユーザ 利 便 の 確 保 は 必 要 そのため IP 網 への 移 行 後 も00XY 番 号 によるルーティング 機 能 を 用 いた 事 業 者 選 択 を 引 き 続 き 提 供 する(NTT) NTT 東 西 の 加 入 電 話 は 公 社 による 独 占 の 時 代 に 提 供 が 開 始 されていたため ボトルネック 性 が 存 在 する 回 線 契 約 部 分 ではなく 通 話 サービス 部 分 で 様 々な 事 業 者 が 自 ら 料 金 を 設 定 して 様 々なサービスを 提 供 して 競 争 が 行 われてきた メタルIP 電 話 におい ても 通 話 料 競 争 ( 中 継 事 業 者 の 選 択 ) が 確 保 されるべき(KDDI) 中 継 選 択 において 着 信 課 金 サービス ナビダイヤル 第 三 者 課 金 など 発 信 者 課 金 のみではないニーズが 存 在 し 通 話 サービス のみ 提 供 する 形 態 もあることから 今 後 も 継 続 することが 想 定 エリアによっては 直 収 電 話 を 選 択 できず マイラインの 選 択 しかない 法 人 もおり そのような 法 人 が 継 続 して 事 業 者 選 択 できるような 代 替 サービスは 必 要 (SB) 中 継 選 択 機 能 が 果 たしてきた 通 話 料 の 競 争 ( 中 継 事 業 者 の 選 択 )は 引 き 続 き 確 保 されることが 重 要 (SB QTNet 楽 天 コム) 基 本 料 金 の 請 求 事 業 者 以 外 が 料 金 設 定 をすることができるため 独 自 サービスや 割 引 サービス 等 が 提 供 できた( 楽 天 コム) 中 継 選 択 機 能 があることにより 回 線 契 約 競 争 とは 別 にアクセスチャージを 原 価 とした 通 話 料 金 の 多 様 性 や 通 話 料 金 競 争 が 起 こり 利 用 者 にメリットが 生 まれると 考 えるため 中 継 選 択 機 能 は 必 要 (フリービット)
視 点 4 事 業 者 識 別 番 号 を 用 いた 中 継 選 択 機 能 ( 中 継 電 話 国 際 電 話 ) が 果 たしてきた 競 争 政 策 上 の 役 割 と 評 価 28 主 な 意 見 中 継 選 択 機 能 の 必 要 性 IP 網 への 移 行 後 も00XY 番 号 によるルーティング 機 能 を 用 いた 事 業 者 選 択 とメタルIP 電 話 の 通 話 の 卸 サービスにより 引 き 続 き 他 事 業 者 の 通 話 サービスを 利 用 可 能 NTT 東 西 によるメタルIP 電 話 の 通 話 サービスの 卸 提 供 は 卸 先 事 業 者 の 通 信 設 備 との 相 互 接 続 が 必 要 ないことから 事 業 者 識 別 番 号 00XYをダイヤルせずに 卸 先 事 業 者 のサービスが 利 用 可 能 (NTT) 継 続 性 を 重 視 すべきであり 今 回 のIP 網 への 移 行 が 基 本 的 にNTT 東 西 の 設 備 更 改 であることも 踏 まえれば 利 用 者 や 競 争 事 業 者 に 影 響 が 出 ないよう 原 則 NTT 東 西 の 負 担 で 中 継 選 択 機 能 を 継 続 することを 前 提 とした 議 論 を 進 める 必 要 がある NTT 東 西 は 0AB0と00XYをサービス 提 供 事 業 者 網 にルーティングする 機 能 はIP 網 においても 具 備 するとしているが 既 存 の 中 継 サービスを 継 続 するため みなし 加 入 料 金 回 収 代 行 機 能 柔 軟 課 金 機 能 等 の 具 備 についても 検 討 すべき(KDDI) 代 替 サービスがない 状 態 での 中 継 選 択 サービスの 廃 止 は NTT 東 西 のサービスへの 移 行 を 意 味 し 長 年 の 競 争 環 境 が 消 失 利 用 者 保 護 からも 代 替 サービスの 提 供 の 可 否 も 含 めて 検 討 が 必 要 (SB) IP 電 話 は 全 国 一 律 通 話 料 が 主 流 であり NTT 東 西 の 固 定 電 話 の 需 要 は 今 後 も 大 きく 減 少 することが 想 定 される 一 方 事 業 者 識 別 番 号 を 用 いた 中 継 選 択 機 能 は IP 網 移 行 後 も 一 定 の 利 用 者 ( 需 要 )が 見 込 まれる00XY 系 サービス(0033モバイル 0033 国 際 0035ダイヤルアップ 0035BizFAX 等 )で 利 用 しているため 利 用 者 保 護 の 観 点 から 継 続 が 必 要 (NTTコム) 00XY 番 号 をダイヤルすることによる 中 継 選 択 機 能 は 基 本 的 な 電 話 サービス 以 外 にも 着 信 課 金 第 三 者 課 金 等 の 付 加 サービス にも 利 用 廃 止 される 場 合 本 付 加 サービスの 利 用 者 および 自 らのビジネスに 活 用 している 利 用 者 に 大 きな 影 響 を 与 える( 楽 天 コム) 中 継 電 話 サービス 市 場 では マイラインにおける 通 話 料 の 値 差 の 方 に 注 目 が 集 まるが 事 業 者 識 別 番 号 を 用 いた 中 継 選 択 機 能 を 利 用 した 独 自 のサービスも 存 在 しており これらサービスの 継 続 は 競 争 環 境 を 維 持 していく 上 で 必 要 ( 楽 天 コム) 中 継 選 択 機 能 としてNTT 東 西 が 提 案 する0AB0/00XY 付 加 サービスについては まずはNTT 東 西 が 事 業 者 のコスト 負 担 などを 提 示 する 必 要 があり 現 行 マイラインサービスを 維 持 可 能 な 経 済 条 件 での 利 用 が 必 要 代 替 方 策 が 無 い 場 合 サービスを 継 続 できな い 事 業 者 が 生 じることが 想 定 され 固 定 電 話 市 場 の 公 正 競 争 環 境 が 維 持 できなくなる(QTNet)
視 点 5 移 行 後 のIP 網 における 中 継 選 択 機 能 ( 中 継 電 話 国 際 電 話 ) の 競 争 環 境 と 利 用 者 への 影 響 29 第 12 回 電 話 網 移 行 円 滑 化 委 員 会 (2016 年 4 月 14 日 )で NTT 東 日 本 西 日 本 が 表 明 した 他 事 業 者 を 選 択 したい というお 客 様 ニーズに 対 しては 00XY 番 号 ルーティングによる 事 業 者 選 択 は 引 き 続 き 提 供 可 能 であり さらに 事 業 者 から 要 望 があればメタルIP 電 話 の 通 話 サービスの 卸 提 供 も 検 討 する という 点 について 1 NTTが 引 き 続 き 提 供 可 能 とする 00XY 番 号 ルーティングによる 事 業 者 選 択 の 機 能 は 移 行 後 のIP 網 で 提 供 される 中 継 電 話 及 び 国 際 電 話 においても 事 業 者 及 び 利 用 者 にとって 現 在 のPSTNで 提 供 されている 中 継 選 択 機 能 の 仕 組 みと 何 ら 変 更 なく 提 供 されることとなると 考 えてよいか 2 移 行 後 のIP 網 (NGN)に00XY 番 号 ルーティングによる 事 業 者 選 択 を 実 装 する 場 合 どのような 追 加 的 な 開 発 が 生 じることが 見 込 まれるのか その 場 合 中 継 事 業 者 等 への 追 加 的 な 負 担 は 生 じることとなるのか 3 移 行 後 のIP 網 に00XY 番 号 ルーティングによる 事 業 者 選 択 を 実 装 する 場 合 光 IP 電 話 での 利 用 可 能 性 に ついて どう 考 えるか
視 点 5 移 行 後 のIP 網 における 中 継 選 択 機 能 ( 中 継 電 話 国 際 電 話 ) の 競 争 環 境 と 利 用 者 への 影 響 30 主 な 意 見 現 在 の 中 継 選 択 機 能 との 比 較 ( 国 内 中 継 国 際 電 話 共 通 ) IP 網 への 移 行 後 についても 事 業 者 を 選 択 したいというユーザ 利 便 の 確 保 のため IP 網 への 移 行 後 も00XY 番 号 によるルーティ ング 機 能 を 用 いた 事 業 者 選 択 とメタルIP 電 話 の 通 話 の 卸 サービスにより 引 き 続 き 他 事 業 者 の 通 話 サービスを 利 用 可 能 (NTT) 現 在 の 中 継 選 択 機 能 との 比 較 ( 国 際 電 話 ) 国 際 電 話 については 各 事 業 者 とも 対 地 によって 異 なる 料 金 を 設 定 しており 引 き 続 きメタルIP 電 話 を 利 用 したいお 客 様 にとっては 任 意 の 国 際 電 話 事 業 者 を 選 択 したいというニーズが 残 ると 思 われるが 既 存 顧 客 新 規 顧 客 ともに 事 業 者 識 別 番 号 (00XY)をダ イヤルすることによる 中 継 選 択 や 通 話 サービス 卸 等 で 対 応 可 能 ダイヤル 操 作 による 中 継 選 択 については 端 末 に 事 業 者 識 別 番 号 を 事 前 設 定 する 又 は 卸 サービスを 選 択 することでユーザが 都 度 ダイヤルすることなく 利 用 可 能 (NTTコム) 追 加 的 な 負 担 ( 国 内 中 継 国 際 電 話 共 通 ) 今 回 のIP 網 への 移 行 が 基 本 的 にNTT 東 西 の 設 備 更 改 であることも 踏 まえれば 利 用 者 や 競 争 事 業 者 に 影 響 が 出 ないよう 原 則 NTT 東 西 の 負 担 で 中 継 選 択 機 能 を 継 続 することを 前 提 とした 議 論 を 進 めるべき 既 存 の 中 継 サービスを 継 続 するため これ 以 外 に みなし 加 入 料 金 回 収 代 行 機 能 柔 軟 課 金 機 能 等 の 具 備 についても 検 討 すべき(KDDI) 00XY 番 号 ルーティングによる 事 業 者 選 択 では 4 桁 の 事 業 者 識 別 番 号 (00XY)を 最 初 にダイヤルする 必 要 がないことによる 利 用 者 利 便 ダイヤル 桁 数 の 同 等 性 による 提 供 条 件 の 公 平 性 が 担 保 されないため 利 用 者 の 利 便 性 が 損 なわれる(QTNet)
主 な 意 見 視 点 5 移 行 後 のIP 網 における 中 継 選 択 機 能 ( 中 継 電 話 国 際 電 話 ) の 競 争 環 境 と 利 用 者 への 影 響 31 光 IP 電 話 での 利 用 可 能 性 ( 国 内 中 継 国 際 電 話 共 通 ) メタルIP 電 話 では00XY 番 号 によるルーティング 機 能 を 具 備 していく 考 えだが ひかり 電 話 では 本 機 能 を 具 備 しておらず メタルIP 電 話 とは 別 に 新 たに 開 発 を 行 う 必 要 がある ひかり 電 話 ユーザが 本 機 能 を 利 用 できない 他 事 業 者 のIP 電 話 については 00XY 番 号 による 中 継 選 択 に よる 中 継 事 業 者 の 料 金 設 定 を 許 容 していない 中 NTT 東 西 のひかり 電 話 だけ 認 める 必 要 はない(NTT) IP 網 の 世 界 では 各 事 業 者 が 自 らIP 網 を 構 築 し アクセスからネットワークまでトータルでIP 電 話 サービスを 提 供 し 競 争 しており 優 先 転 送 機 能 も 今 後 提 供 する 予 定 であることを 踏 まえれば NTT 東 西 のひかり 電 話 に 新 たに 中 継 選 択 やマイラインといった 他 のIP 電 話 と 異 なる 特 別 な 機 能 を 導 入 する 必 要 はない(NTT) NTT 東 西 のPSTNはIP 網 への 移 行 に 伴 ってNGNに 統 合 されると 考 えられることから NTT 東 西 のPSTNに 具 備 されている 機 能 について 光 IP 電 話 においても 具 備 すべき(KDDI) メタルIP 電 話 上 では 引 き 続 き 中 継 選 択 マイライン 機 能 による 事 業 者 選 択 によって 競 争 環 境 を 維 持 することが 重 要 ひかりIP 電 話 上 ではマイ ライン 同 等 の 競 争 環 境 を 整 備 するために NGNのアンバンドル 機 能 開 放 による 接 続 メニューが 重 要 ひかりIP 電 話 で 中 継 選 択 やマイライン 機 能 を 実 装 した 際 のコストを 算 出 して 検 討 を 進 めれば 良 い(SB) 光 IP 電 話 サービスでは NTT 東 西 のひかり 電 話 に 限 らず 発 側 事 業 者 が 国 内 通 話 国 際 通 話 ユニファイドコミュニケーションといった 付 加 機 能 も 含 めてトータルでサービスを 提 供 利 用 者 は 各 社 のサービスを 比 較 し 光 IP 電 話 サービスでは 国 際 通 話 の 事 業 者 選 択 機 能 が 無 いことも 考 慮 した 上 で 自 身 に 最 も 有 益 となるサービスを 採 用 以 上 を 踏 まえ NTT 東 西 のひかり 電 話 に 新 たに 中 継 選 択 機 能 やマイラインを 具 備 する 必 要 は 無 い(NTTコム) PSTNの 移 行 先 はひかりIP 電 話 が 収 容 されているNGNであり メタルIP 電 話 とひかりIP 電 話 は 双 方 ともに 固 定 電 話 市 場 を 構 成 するものとなるた め 利 用 者 利 便 の 保 護 並 びに 公 正 競 争 環 境 の 整 備 のため ひかりIP 電 話 においても 中 継 選 択 機 能 やマイライン 機 能 を 提 供 するための 検 討 は 必 要 ( 楽 天 コム) 光 IP 電 話 での 利 用 可 能 性 ( 国 際 電 話 ) NTT 東 西 のひかりIP 電 話 発 の 国 際 電 話 については トラフィックが 流 れる 大 部 分 が 国 際 ネットワークであり NTT 東 西 のNGNに 依 存 する 部 分 が 少 ないため 競 争 事 業 者 が 提 供 する 国 際 電 話 サービスを 選 択 できるようにすることも 考 えられる(KDDI) 国 際 事 業 者 選 択 ができないことがユーザ 移 行 のネックになっていることも 考 えられる(SB) 国 際 電 話 事 業 者 の 選 択 もマイライン 機 能 中 継 選 択 機 能 の 一 部 であり これまでマイライン 機 能 中 継 選 択 機 能 で 実 現 されている 回 線 契 約 と 通 話 サービスの 競 争 はIP 網 移 行 後 も 必 要 ( 楽 天 コム)