Taro-平成23年度鹿児島市学校教

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国語科学習指導案様式(案)

2 図形の定義や性質を見いだすための算数的活動を取り入れる 2 枚の長方形, 長方形と三角形,2 枚の三角形を重ねて四角形を作る活動を取り入れ, 向かい合う辺の平行関係に着目させたり, 長さに着目させたりしながら, 四角形を定義できるようにする コンパスや分度器, ものさし等を使って, 四角形の構成

【大竹市】玖波小学校 算数「垂直・平行と四角形」(4年)HP

第4学年算数科学習指導案

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

第 5 学年算数科指導案 中野区立新井小学校平成 28 年 9 月 7 日 ( 水 ) 第 5 校時第 5 学年 2 組 37 名授業者古矢岳史 平成 28 年 9 月 5 日 ( 月 ) 第 4 校時第 5 学年 1 組 38 名授業者梶田智美 研究主題 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 算数科

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第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

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第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

○数学科 2年 連立方程式

Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

(2) 児童観実践校の対象児童は, 算数の学習に意欲的に取り組む児童が多く, 与えられた課題に対して一生懸命考えることができる 特に, 作業的, 体験的な活動には熱心に取り組む かけ算やわり算などの計算や筆算の仕方はよく理解しているが, 自力解決の場面においては, 解決の過程を絵や図, 言葉を使って

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

第○学年○組 ○○科学習指導案

ICTを軸にした小中連携

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

解答類型

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

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Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

指導案 5年 算数

5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 三角形を辺や角に目をつけて分類整理して それぞれの性質を見つけよう 二等辺三角形や正三角形のかき方やつくり方を知ろう 二等辺三角形や正三角形の角を比べよう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか (

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

1, 単元名 いろいろな四角形を調べよう 2, 単元の目標 1) 平面上の2 直線の垂直 平行の意味や作図の仕方を理解する 2) 台形 平行四辺形 ひし形の意味や性質を理解し それを用いて作図や構成ができる 3) 四角形の対角線の交わり方を理解する 3, 評価規準 関心 意欲 態度 身の回りから 垂

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2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

H30全国HP

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Microsoft Word - 社会科

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

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第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

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数学科学習指導案 指導者ステップコース隠地純子 平野未紗 ジャンプコース中村徳寿 1 日時平成 27 年 1 月 20 日 ( 火 )5 校時 2 学年第 1 学年ステップコース 12 人 ジャンプコース 19 人 3 単元名空間図形 立体の表面積と体積 4 単元について (1) 単元観中学校学習指

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41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

2、協同的探究学習について

s_052小4算数「面積のはかり方と表し方」北総

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

Microsoft Word - 円の面積指導案_H24.2.9

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(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

Taro-12事例08.jtd

算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったり

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

PowerPoint プレゼンテーション

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児童の実態に応じた取り組みであり, 学ぶ意欲や思考力を高める上からも意義深い (4) これまでの研究の経過から本校は平成 23 年度から, 算数科を研究領域とした研究に取り組み, 子どもの主体的な学びと算数的活動を重視した学び合いを通して, わかる できる 喜びを味わう子どもの育成に取り組んできた

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

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算数科学習指導案 1 単元名三角形と四角形 授業者小澤勇司 2 単元について児童は第 1 学年で, 箱や積み木の面を写し取ったり, 数え棒を使って形を作ったりするなどの活動を通して, 図形の構成要素である辺や頂点 角についての素地的な経験をしている ここでは, 児童が日常使っている さんかく や し

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(Microsoft Word -

2 単元の構想 本単元の目標 関心 意欲 態度 平均を用いることのよさに気付き, 進んで身近な事柄の考察や表現に用いようとする 見方や考え方 平均の考えを用いて, 身近な事柄について考えたり, 表現の仕方を考えたりすることができる 技能 平均を求めたり, 平均から全体を求めたりできる また, それを

5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 小数 整数の意味を考えよう 小数 整数の計算の仕方を見つけ 計算できるようになろう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか ( 作業 教える 考えさせる ) 何についてまとめるのか 1. 小数 整数の

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平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

2 研究の歩みから 本校では平成 4 年度より道徳教育の研究を学校経営の基盤にすえ, 継続的に研究を進めてきた しかし, 児童を取り巻く社会状況の変化や, 規範意識の低下, 生命を尊重する心情を育てる必要 性などから, 自己の生き方を見つめ, 他者との関わりを深めながらたくましく生きる児童を育てる

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

1

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

算数科学習指導案 広島市立 小学校教諭 1 日時平成 21 年 2 月 日 ( ) 2 学年 5 年 組 3 単元数量関係 割合とグラフ 4 単元について 本単元では, 百分率について理解し, それを用いることができるようにするとともに, 目的に応じて資料を分類整理し, それを円グラフや帯グラフを用

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

平成 30 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

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(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

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2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

Transcription:

平成 23 年度鹿児島市学校教育研究大会実践研究中間報告 1 実践研究主題 鹿児島市立吉田小学校 一人一人に確かな学力をつけるための教育活動の実践 ~ICT 活用を通して ~ 2 研究の概要 1 算数科を中心とした各教科における ICT 活用授業についての研修を深め, 児童に確かなコミュニケーション能力を育むことをめざす 2 一昨年度, 研究公開を行った小中連携についての取り組みをさらに継続 深化 3 校内研修の体系 教師間の授業交流, 児童生徒の交流授業 ( キャリア教育関係 ) 小中連携研修 ( 一昨年度の小中連携公開の成果の継続 ) 職員研修テーマ研修 (ICT 活用 ) 一般研修 4 研究組織 (1) 校内研修 研究の基本構想立案( テーマ 仮説等 ) 学習課題設定指導の研究 理論研究班 研究授業, 授業研究会の運営 校内研 学習指導案の形式立案 全 学 究 基本的学習過程の立案 校 推 授業研究班 ICT 機器活用法の研究 体 長 進 研究授業 授業研究会の記録 委 授業分析( 成果と課題の集約 ) 会 員会 環境資料班 児童の実態把握 資料の収集 整理, 環境整備 研究授業 授業研究会の記録( 写真等 ) (2) 小中連携研修 学校行事等における連携 小 小 小 活動研究班 中 中 中 特別活動等における連携 連 連 連 携 携 携 全 研 研 研 学習指導の連携の在り方 究 究 究 児童生徒理解班 生徒指導における連携の在り方 体 推 推 推 NRT 分析など 進 進 進 会 委 副 委 員 委 員 長 員 会 財務班 必要な物品購入 長

5 平成 23 年度研修計画 月日曜日 LMS 内容担当備考 11 月 L 小中連携研修テーマ確認 運動会等について研修係小中合同研修 4 25 月 L 家庭訪問 学級内様子の共通理解, 生徒指導事例研修生徒指導部小中合同研修 28 水 S 本年度本校研修計画について, 研究授業授業者の決定研修係 2 月 L ICT 研修 ( ブログ更新, テレビ会議システム等 ) 情報教育係 18 水 L テーマ研修研修係, 班長 5 22 日 M 指導案検討 (6/13 の分 ) ( 日曜参観 ) 研修, 該当教科主任 30 月 L NRT 分析教育方法係小中合同研修 6 月 L テーマ研修研修係, 班長 13 月 L 小中連携研究授業研修 ( 小学校会場 ) 研修, 該当教科主任小中合同研修 6 13 ~ 19 小中連携授業参観 ( 小学校授業を中学校側が参観 ) 21 火 S 絵画大会作品合評会図工部 27 月 L テーマ研修研修係, 班長 19 火 M 作文合評会国語部 7 21 木 M 小中合同生徒指導事例研修生徒指導部小中合同研修 1 月 S 体力 運動能力調査考察体育指導係 8 19 金 S 保健関係保健指導係 29 月 L 特別支援研修会, 生徒指導事例研修会特別支援教育, 生徒指導 9 5 月 L ICT 実技研修 ( 授業での効果的活用法 ) 情報教育係 24 月 L 指導案検討会 1(11/14 の分 ) 研修, 研究授業教科主任 10 31 月 L 人権同和教育研修人権同和教育係 7 月 L 校内研究授業研修 1( 学年部 ) 研修, 研究授業教科主任 14 月 L 小中連携研究授業研修 ( 中学校会場 ) 研修係小中合同研修 11 14 ~ 18 小中連携授業参観 ( 中学校授業を小学校側が参観 ) 28 月 L 研究授業研修を受けての今後の方向性について研修係, 各研究班長 12 26 月 M 教育課程関係, 指導案検討会 2(2/6 の分 ) 研修係, 教務係小中合同研修, 本校のみ 1 23 月 L 校内研究授業研修 2( 学年部 ) 研修, 研究授業教科主任 6 金 L 本校校内研修のまとめ研修係 2 20 月 ( 教育課程編成部会の中で校内分の研修反省 次年度の方向性について話し合う ) 3 5 月 L 小中合同研修分の年間のまとめ研修係小中合同研修

5 これまでの実践 (1) 小中合同研修 ア NRT 学力検査結果分析小 2から中 3までの結果分析を互いに行い, 本校区の傾向と今後の重点指導事項を確認し合った 小学校は, 各学年の傾向と課題についての報告および現学年の指導にどのように生かすかということ, 中学校は, 個々の児童の結果追跡を行い, 個別指導に役立てるべく重点指導事項の把握について資料をもとに研修を行った イ生徒指導情報交換会小 中それぞれから互いに気になる児童生徒を挙げ, その兄弟関係を含め情報を交換し合った また, 家庭の方とも十分に連携を取る必要がある兄弟児童 生徒の場合, 小 中それぞれから対応の仕方の共通理解や, 学校内での対応の仕方の確認などを十分に行った 2 回目は,1 学期の指導も含めた経過報告や今後の対応について協議し, より綿密な情報交換を行うことを確認し合った (2) 校内のテーマ研修 ア 研究仮説 仮説 Ⅰ 授業において, 効果的に ICT を活用するならば, 一人一人に課題を明確につかませたり, 児童の思考や理解を深めたりすることができるのではないか ( 研究の視点 ) 導入での活用 課題をつかむ 関心 意欲を高める 展開での活用 互いの意見を出し合い, 高め合う 終末での活用 本時の学習のまとめ 確認 発展 ICT 機器の効果的活用 ( 書画カメラ, 電子黒板, パソコン等 ) 関連ソフト 教材等の活用 ( キューブキッズ,Flash 教材サイト,HP 等 ) 仮説 Ⅱ 授業でのノート指導の徹底やドリルコンテンツ等の活用と家庭学習の内容との連動を図るならば, 児童に知識の定着や技能を習得させることができるのではないか ( 研究の視点 ) 発達段階に応じた系統的なノート指導 ドリルコンテンツ等の活用 家庭学習の手引きの活用 仮説 Ⅲ ICT 活用や学習内容の振り返りができる学習環境を整備するならば, 児童の思考がより深まり, 自主的に学習に取り組む態度を育成できるのではないか ( 研究の視点 ) ICT 活用ハンドブック作成 学習コーナー ( 掲示板, ホワイトボード ) イ 研究授業を通しての仮説の検証 研究の 1 年目ということで, 主に仮説 1 を中心としながら研究授業を通して検証を重ねていく ( ア ) 4 年算数 垂直と平行 の授業 (6 月 13 日実施, 小中合同研究授業研修を兼ねる ) 1 単元 いろいろな四角形 2 目標図形についての観察や構成などの活動をして, 図形の構成要素及びそれらの位置関係に着目し, 図形についての理解を深める 3 単元の評価規準

垂直, 平行や台形, 平行四辺形, ひし形に興味をもち, それらの特徴を調べたり, 活用したり, 表現したりしようとする 算数への関心 意欲 態度 直線の交わり方を考察し, 特殊なものを見出したり, 台形, 平行四辺形, ひし形について構成要素や直線の位置関係を考察し, 特徴を見出したりすることができるようにする 数学的な考え方 垂直, 平行や台形, 平行四辺形, ひし形を弁別したり, かいたりすることができる 数量や図形についての表現 処理 垂直, 平行や台形, 平行四辺形, ひし形の定義や性質とそのかき方を理解することができる 数量や図形についての知識 理解 ( 中略 ) 5 本時 (3/18) (1) 目標 垂直な直線のかき方を理解する (2) 評価規準 垂直の定義をもとに, 垂直に交わる直線のいろいろなかき方を見出そうとしている 算数への関心 意欲 態度 垂直の定義をもとに, 垂直に交わる という意味について考えたり, 身近な道具を使って作図の方法を考えたりすることができる 数学的な考え方 垂直の定義をもとに, 垂直に交わる直線のいろいろなかき方を見出したり, 作図したり できる 数量や図形についての表現 処理 垂直に交わる直線の作図の仕方を理解することができる 数量や図形についての知識 理解 (3) 指導に当たって つかむ 見通す 段階では, 前時で学習した 垂直 についてふり返るゲームを設定することで, 垂直の意味や位置関係についておさえさせる (ICT 活用 : ハ ワーホ イント ) また, 前時の 紙を折って垂直をつくる 活動の延長である学習課題を設定することによって 直角に交わる という点から, 分度器や三角定規など身近にある道具を使うことによって垂直な直線が引けるのではないかと見通しをもたせる 見つける みがき合う 段階では, 直線を何本かかいてあるワークシートを配り, 自分なりに考える時間をとり, その後, グループで考えを練り上げていく場を設定する その中で, 一つのやり方だけでなく複数のやり方を探ることや, かき方の手順を分かりやすく説明できるように話し合うことによって, 垂直な直線のかき方をより理解させるようにする また, 90 や 直角 という言葉を使って発表 まとめができるように, 導入時におさえた 垂直 の定義を確認させる (ICT 活用 : フラッシュサイト, 書画カメラ ) ふり返る 段階では, 本時の学習のまとめとして, 適用問題に取り組ませたり, 垂直な直線の選択問題に取り組ませたりするとともに (ICT 活用 : 書画カメラまたはハ ワーホ イント ), 本時の学習内容が自己の確かな力となり, 児童が互いに共感的に互いを認め合うことができるように, 頑張ったことや友達の良かったところをふり返る場を設定する (4) 本時の展開 過程主な学習活動時間教師の評価と支援 1 垂直 探しゲームをする ICT 提示装置でいくつかの図を示し, その中から垂直を探す活動を通して, 垂 垂直とは,2 本の直線が直角に交わっている直について再度おさえておく ことをいうのだよね 2 学習課題を受け止める つ 前時の 紙を折って, 垂直に交わる か 1 本の直線を, 示された点の場 7 2 本の直線を作る 活動を想起させ, む 所でぴったり重なるように紙を2 垂直な直線を引き, そこで折るとよい つに折ろう ことに気づかせる 3 学習問題をつかむ 垂直な直線のかき方を考えよう 4 解決の見通しを発表し合う 解決の見通しが持てるように, 垂直見探しゲームを生かし, 直角 (90 )

通 が測れるものを想起させる す 直角が測れる分度器や三角定規を使えばいいの評垂直の定義から, 直角に交わる ではないかな という意味について考えたり, 身近な 15 直角が測れる道具を使って作図の方法 見 5 いろいろなかき方を考える を考えたりすることができるか つ 一人で グループごとに, 様々な方 直角が測れる分度器を使えばいいのではないかけ法を試しながら, 様々なかき方についるな て考えさせる 三角定規にも直角はあるね ノートと同じようにマス目になっていたら楽な 分度器や三角定規の使い方がうまくできない児童には, 角の大きさの測り方やノートと同じ方眼紙に課題を写し 6 考えたかき方を発表し合う たヒントカードを示して支援をしていく ICT 提示装置を使って, 自分たちの考えたかき方を実際に見せながら発表をさせる み評垂直の定義をもとに, いろいろなかが 7 垂直な直線のかき方をまとめる き方を見出すことができたか き 合分度器で90 を測ったり, 三角 ICT フラッシュサイトを用いて, 三角定う定規の直角や方眼の直角を利用した規等がずれるのを防ぐために, 初めに りすると垂直な直線をかくことができる 直線が通る2 点を決めてから直線をかく方法を視覚的に見せることによって, より理解を深めさせ, 今後はこのようにしてかくことをとらえさせる 垂 と 直 の言葉の意味にふれる ICT 垂直な直線を書いたら, 分度器や三角定規を使って, 直角に交わっていることを確かめさせる ( 書画カメラを用い 8 適用問題をする て書き方の答え合わせと説明 ) ふ教科書 P60の7の問題を使って, 評 1 点を通り, ある直線に垂直な直線り垂直のかき方をおさえる の作図ができたか 返 10 ICT 垂直な直線を見つけた児童には, 分る度器や三角定規を使って確認させる ( 書画カメラまたはハ ワーホ イントを用いて答 え合わせと解説 ) 学習して気付いたことを共有するこ とができるようにできるように, 楽し 9 垂直な直線を見つける かったことや頑張ったこと, 友達の良 かったところなどを観点に学習を振り 垂直の書き方が分かってよかった 返る場をつくる 分度器や三角定規の使い方がよく分かった 評積極的に活動に取り組んだり, 自他のよさを認め合いながら, 学習したこ 10 本時の学習を振り返る とを振り返ったりしようとしているか (5) 評価 垂直な直線のかき方を理解することができたか 6 成果と課題 成果 各過程において,ICT 機器を活用したことによって児童の興味 関心が高まったり, 図をイメージしやすくなったりしていた 子どもたちも書画カメラを使った発表ができており, 大変よかった 今後も継続して様々な機器の扱い方に慣れさせておくようにする ICT 機器で見せた垂直な直線の書き方の流れも, プリントアウトして板書に掲示されてあり, 振り返りの際に分かりやすかった 課題 様々な機器やソフトの活用によって理解しやすくしようとするあまり, 時間がおしてしまった 取捨選択が重要である 同様の理由として, 学習課題の提示法や学習過程の見直し等も重要である 効果的なソフトを作るのは難しいので, インターネットで検索するなどして集め, データとして蓄積していく必要がある

( イ ) 6 年算数 拡大図と縮図 の授業 (11 月 7 日実施 ) 1 単元 拡大図と縮図 2 目標拡大図 縮図について, 角の大きさや辺の比に着目することで, 拡大図や縮図の意味を理解し, 拡大図 縮図の作図をすることができるようにする 3 単元の評価規準 算数への 数学的な考え方 数量や図形について数量や図形につい 関心 意欲 態度 の技能 ての知識 理解 身の回りから拡大 対応する角や辺の 方眼を使ったり, 拡大図や縮図の 図 縮図を見つけ, 比に着目して, 拡大辺の長さや角の大き意味や性質を理解 実際には測定しにく図 縮図の仕方を考さに着目したりしなし, 角の大きさや い長さでも, 拡大図え, 実際には測定しがら, いろいろな方辺の比に関連づけ 縮図を用いると解にくい長さを計算で法で拡大図や縮図をて理解している 決することができる求める方法を考えて作図することができ ことに気づき, 進んいる る で問題に活用しよう としている ( 中略 ) 6 本時 (2/13) (1) 目標 2 倍に伸ばした図の対応する辺や角の性質を調べる 拡大図 縮図の意味を理解する (2) 評価規準 拡大図 縮図の意味を理解することができる 数量や図形についての知識 理解 (3) 指導に当たって つかむ 見通す 段階では, 前時で学習した同じ形について振り返ることで, 本時の学習内容を焦点化できるようにする また, 対応する辺の長さの比を調べていくに当たり, 2 つの図形がどのような関係であるか予想を立てるにことによって,2 倍になっているのではないかと見通しをもたせる 求める 磨き合う 段階では, その予想をもとに, ワークシートの方眼の数を調べたり, 実測したりすることによって, 操作活動の目的をはっきりさせ, 実測の結果の正しさを振り返って考えることができるようにする また, 自分で調べた後に, グループで発表し合うことによって, 全ての対応する辺や図中の対応する直線が,1:2 の関係になっていることを確認できるようにする そして, 拡大図 縮図の意味を理解できるようにするために, 意味や用語を書き写すだけでなく, 何度も復唱させることによって, 定着を図っていく ふり返る 段階では, 本時の学習のまとめとして, 練習問題に取り組ませ, 拡大図の性質を確認できるようにする そして, 本時の学習内容が自己の確かな力となり, 児童が共感的に互いを認め合うことができるように, がんばったことや友達のよかったところを振り返る場を設定する (4) ICT 活用のポイント ( ICT 活用 ) 授業場所 普通教 コンピュ - タ室授業形態 一斉 グル - プ 個別学習 室

特別教 体育館 少人数指導 習熟度別学習 室 運動場 屋外 その他 その他 ( ) ICT 活用場面 導入 展開 終末 その他 ( ) ICT を活用する者 教師 児童 その他 ( ) ICTの活用目的 動機付け ( 興味 関心, 意欲 ) 既習事項の確認 モデル例 失敗例の提示 課題提示 < 思考力 判断力 表現力等の育成 > 課題把握 情報の共有 比較 1( 教師の説明 : 内容理解 ) 情報の共有 比較 2( 教師の説明 : 思考の深化 ) 情報の共有 比較 3( 児童の発表 説明 : 思考の深化 ) 表現力の育成 ( 児童の発表 説明 : 表現力の育成 ) 知識 技能の定着 ( 繰り返し等 ) 振り返り 本時のまとめ その他 ( ) 活用する ICT パソコン 書画カメラ 電子黒板 大型テレビ プロジェクタ スク リーン デジタルカメラ インターネット デジタルコンテンツ その他 (DVD) (5) 本時の展開 過程 主な学習活動 時間 評価 支援 ( I C T 活用, 評価 ) つ 1 前時の学習を振り返る 5 同じ形とは, どのようなものだっ か たかを振り返る む 書画カメラで, 前時にまとめた表を映し出す 2 学習課題 ( 問題 ) を受け止める 同じ形について, 再度, 対応する ( 1 ) と ( 4 ) の図形を調べよ 辺や角について調べることを確認す う る 3 学習問題 ( めあて ) をつかむ 対応する辺の長さの比から求めて 2 つの図形は, どのような関 いくことを押さえる 係なのだろう 見 4 解決の見通しを発表し合う 2 実測をする前に, 予想を立て, そ 通 の理由を説明させることで, 筋道を す 立てて考えることができるようにする 求 5 対応する辺の長さを調べ, 比で表 15 前時に調べていない辺に注目する め したり, 何倍になっているか求めた ことを確認する る りする 電子黒板に映し出した図形に書き込みを行い, 対応する辺を確認する 方眼に着目し, その数を数えて求めることができることもおさえる 一人 グループというように, 対応する辺の長さを調べ, 比で表していく ( ワークシート ) 小数の比も10 倍して整数と同じように考えられることをおさえる 実測により, 直線アオ : 直線サソと直線アオ 直線サソを求めさせ

る 6 対応する角の大きさを調べる 3 前時にまとめた表を参照させる 書画カメラで, 前時にまとめた表を映し出す 前時の表から, 対応する角の大きさは等しいことを確認する 磨 7 分かったこと 12 対応する辺の長さの比がどこも等 き を発表し合う しく, 対応する角の大きさがそれぞ 合 れ等しいことを確認する う 4 回音読した後にノートに書き, 8 拡大図 縮図を知る 拡大図と縮図の意味を理解できるよ 対応する角の大きさがそれぞれ うにする 等しく, 対応する辺の長さの比が 電子黒板を使い, 部分的に隠して 全て等しくなるようにのばした図 表示することで, 何度も復唱させる を拡大図といい, 縮めた図を縮図 拡大図 縮図の意味を理解してい といいます る 9 本時のまとめをする それぞれの言い方を理解させる (4) の図は, (1) の図の 2 倍の拡 DVDを活用して, 拡大図 縮図 大図 と合同との関係を視覚的にとらえら (1) の図は, (4) の図の 1 / 2 の れるようにする 縮図 辺の長さの比が 1 : 1 のときは,2つの図形は合同 振 10 練習問題をする (P.21) 8 拡大図と言えない理由も考えさせ り る 返 11 本時の学習を振り返る 分かったことやがんばったこと, る 友達のよかったところ等を観点に学習を振り返る場を作る (6) 評価 拡大図 縮図の意味を理解することができたか 7 成果と課題 成果 電子黒板を使っての授業で, 様々な提示の仕方の工夫がなされており, 児童の興味 関心をひき, 理解が深まったし, 参観した他教員の勉強にもなった ぜひ, 次回, より実践的な操作や活用方法について勉強会を持ってほしい 上記のことにより, 児童の理解度が高まっており, 自信が持てない子もグループ活動を経て発表をすることができていた 課題 やはり時間がおしてしまった 子どもたちの操作活動等, 前時の活動で調べていたことをいかして時間短縮を図るなどできたかもしれない 上記に関して, 仮説 2とも関連のある ノート指導 や 学習形態の工夫 など, 個々あるいはグループでの学習の進め方の指導が基礎にあってこそ,ICT 機器活用による4つの効果 ( 課題をつかませる, 興味関心を高める, 思考や理解を深める, 知識を定着させる ) が生きてくる そうすることによって,1 単位時間の流れがスムーズになり, より指導内容の定着が図れるのではないか 国語のデジタル教科書も2 学期から導入されているが, 書き込んだものを印刷することができないなどの意見が出ており, 今後そちらの方もより実践的な操作や活用方法について研修の必要がある 言語活動との関連がキーワードになってくる 情報活用能力は, 言語活動を支える基盤となるものであるので, 児童の思考をどう表現するのかという視点で, 基本操作の習得により一層力を入れる必要がある