Ø Ø Ø
脳解剖について 画像 高草木薫公開資料より
小脳
水平面断での動脈支配領域 各葉の角度分類と血管支配領域
穿通動脈の血管支配 各支配動脈 尾状核 前大脳動脈 被殻 中大脳動脈 視床 後大脳動脈 大脳基底核を中心とした穿通動脈 幸田剣 頭部CTおよびMRI等の画像所見の見方.2010
Ø Ø Ø
画像所見の読み取り方 各レベル毎の 水平面断上での 所見の読み取り方と 臨床におけるポイント 丸山仁司 他編 評価から治療手技の選択.2006
ペンタゴンのレベル
ペンタゴンのレベル 側頭葉の側脳室下角が拡大 している場合 その内側にある 扁桃体 海馬 海馬傍回 の萎縮を意味し 情動及び記憶障害を呈すること が多い 吉尾雅春 水平断画像の解剖学的および臨床的意味.2010
ダビデの星のレベル 中脳レベル
ダビデの星のレベル 中脳レベル 大脳脚中央部の障害 運動麻痺 大脳脚内側部の障害 運動失調 注意障害 認知機能障害 情動障害 大脳脚 吉尾雅春 CT画像による病態および能力の理解.2010
モンロー孔のレベル 側脳室と第三脳室がYの字でつながるレベル
モンロー孔のレベル 側脳室と第三脳室がYの字でつながるレベル
モンロー孔のレベル 基底核が最も明瞭に見える 幸田剣 頭部CTおよびMRI等の画像所見の見方.2010
モンロー孔のレベル 内包後脚において前方から 顔面,上部体幹,上肢,下部体 幹,下肢の順に並んでいる 文献により微妙に違いあり 森惟明 他 PT OTのための脳画像のみかたと神経所見.2004
吉尾雅春 :CT 画像による病態および能力の理解.2010 吉尾雅春 :CT 画像による病態および能力の理解.2010
脳梁膨大のレベル
脳梁体部のレベル 放線冠 穿通枝系の脳梗塞多発部位
ハの字のレベル 側脳室の天井レベル 大脳鎌によって左右大脳が完全に分けられたレベル
ハの字のレベル 側脳室の天井レベル 上縦束 脳室が離れる 脳梁体部 連合野同士を結ぶ重要な繊維であり 認知機能や言語機能に関わる USN原因病巣の一つ
高さ不明のレベル 半卵円中心 皮質 上頭頂小葉は 体性感覚と視覚情報 の統合を行う 中心前回は運動野 中心後回は感覚野
高さ不明のレベル 半卵円中心 皮質 中心前回は運動野 中心後回は感覚野 二つは中心溝で分かれ 中心溝はΩ型
錐体路のルート ( 上位運動ニューロン ) 中心前回内包後脚中脳大脳脚延髄錐体交叉脊髄側索または前索脊髄前角細胞
錐体路 体幹 上肢 顔面 下肢
画像所見を見る際の注意点 脳形態の個人差や 撮影部の頭部の傾きに よって 正確な部位同定は容易ではない しかし 脳溝から判断する ことで より正確 な部位同定が可能 石合純夫 高次脳機能障害学.2003
画像所見を見る際の注意点 画像所見だけで考察を行うのでなく 画像所見と臨床所見の組み合わせで考察を 行っていく必要がある
Ø Ø Ø
症例検討 Case1 中大脳動脈の梗塞 Case2 内頸動脈の梗塞 実際の詳細な閉塞部位は不明
前脈絡叢動脈 前脈絡叢動脈
症例検討 Case1 中大脳動脈の梗塞 Case2 内頸動脈の梗塞 実際の詳細な閉塞部位は不明
予後予測 歩行に関しての私見 Case1 基底核レベルでの障害はみられない 下肢において麻痺は重度であるが 内包後脚レベルでの錐体路は損傷を 受けておらず 今後下肢の支持性は 高まっていくと考えられる その中で随意性の向上も得られていくと考えられ 歩行獲 得も大腿骨頭壊死の状態次第では可能かも
予後予測 歩行に関しての私見 Case2 基底核レベルでも大きく低信号領域 が存在し 内包後脚 前運動野も 障害されていると予測される それに伴い下肢の機能改善は困難と 予測されるため 支持性 随意性の 獲得はcase1と比較し難しいかも 更に高次脳機能障害の合併は機能改善の阻害因子となりえ る
Ø Ø Ø
ü ü ü
ü ü
ü
ü ü
ü ü
ü
ü ü ü
ü ü