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4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

具体的な場面を設定し 実際に整理 整頓の計画を立てることで 実生活に繋げていくことができる よう指導していきたい また 第 3 次には環境とのかかわりについても押さえ 広い視野で考えられ るようにしていきたい 3 題材の目標 身の回りの整理 整頓に関心をもち 気持ちよく過ごそうとする 家庭生活への関

3 題材の目標 < 家庭生活への関心 意欲 態度 > 身の回りの整理 整頓に関心をもつことができるようにす ごみを減らす方法や不用品の再利用に関心をもつことができるようにす < 生活を創意工夫する能力 > 自の持ち物の整理 整頓の仕方を工夫することができるようにす ごみを少なくする方法を考えたり 不

第14章 キャリア教育

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Microsoft Word - 社会科

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< 自己と 事象 とのつながり> 題材との出会いの場面において, やってみたいという思いや, どのようになっているのかなどの知的欲求を刺激するように, 実際の小物や写真などを提示し, 自分の生活を豊かにする楽しい小物について具体的なイメージを完成予想図として描き表していく そうすることで, 事象 (

<小学校 生活科>

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

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Taro-6学習指導案(事例①小学校

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H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

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Taro-小学校家庭科学習指導案改訂

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

○ ○ 科 学 習 指 導 案

(3) 指導について指導に当たっては つかむ の段階で まず整理 整頓の必要性を実感させるために 実際に自分の机に入っている学習用具を整理 整頓させ どんなことを考えながら整理 整頓したのかを発表させる その上で ロッカーの中など範囲を広げて整理 整頓させていく 終わった後 自分の机の中や周囲を見渡

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

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Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

とのできる児童がいる反面, 問題の意味がなかなか理解できない児童や自分の考えを言葉で表現することに抵抗が強い児童がいるなど個人差がある さらに, 個々の経験や理解度の差により, 題材への興味 関心や同じ時間内に取り組む課題の量にも差が生じている 本題材における事前アンケートでは, 次のような結果が得

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

平成15年度 家庭科 年間指導・評価計画

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

Microsoft Word - t2gika1.doc

小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

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彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

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Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

国語科学習指導案様式(案)

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

表 2 家庭にミシンがあり, 家族 ( 自分を含む ) が使用している 37% 家庭にミシンはあるが, ほとんど使用していない 26% 家庭にミシンがない 37% 指導観 1 年生にとって, 中学校に入学して初めての被服製作題材である 小学校の家庭科でも布を用いた製作を行ってきているが, 授業後,

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

技術 家庭科学習指導案 安芸高田市立向原中学校指導者久保田美恵 1 日時平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 第 5 校時 (14:15~15:05) 2 場所 2 年教室 3 学年 学級第 2 学年男子 11 名女子 11 名計 22 名 4 題材名 食品の選択 小題材名 加工食品の選び

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

gh 第 6 学年 3 組家庭科学習指導案 単元名 : わたしは料理家 ~ おすすめ給食献立を考えよう ~ 朝食から健康な 1 日の生活を 男子 15 名 女子 14 名計 29 名 指導者 T1 宮地仁美 ( 学級担任 ) T2 須山明香 ( 栄養教諭 ) 題材について 小学校学習指導要領家庭科第

エコポリスセンターとの打合せ内容 2007

授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年女子 上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年男子 力ンド力ンド幅跳び幅跳び保健体育科学習指導案 指導者三和中学校小浦麻美日時平成 23 年 9 月 30 日 ( 金 ) 第 5 校時 ( 三良坂中学校体育館 ) 学年三和中学校第 3 学年 23 名 ( 男子 9

○数学科 2年 連立方程式

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

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4 題材の指導 評価計画 ( 時間扱い ) 時評価規準数学習活動 関心 意欲 態度工夫 創造技能知識 理解 3 本時 / 衣服と社会生活 衣服と社会生活 目的に応じた着 衣服の社会生活上 とのかかわり とのかかわりに関 用や個性を生かす の機能について理解 心を持ち 時 場 着用について考え してい

第1学年国語科学習指導案

佐賀県教育センター 平成 24 年 2 月 1 日 新学習指導要領で評価が変わる! 新学習指導要領における学習評価の進め方 ( 中学校特別活動 ) 平成 24 年度から, 中学校では新学習指導要領が全面実施となります 新学習指導要領の趣旨を反映した学習評価の考え方については, 平成 23 年 7 月

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる


ICTを軸にした小中連携

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

ていく必要がある 本題材はその練習であるので 比べる商品の情報は 5 年生に判断しやすいものを精選し提示するように工夫する これらの学習内容を通して 商品に付いている品質表示や価格 鮮度などに関心をもつ消費者へ育ってほしい さらに 店舗に行かなくても商品を購入できる通信販売やネット販売 カード払いな

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

< 算数科 > 金種の弁別をし, 硬貨や紙幣の名称を知る 単一硬貨を使っての合計金額を数える 硬貨が各種混じった中で, 合計金額を数える おつりを伴う正しいお金の出し方を知る 複数の品物の合計金額を概算で見積もることができる 定価, 売値, 割引の意味を知るとともに, 割引後の値段を求める 必要感目

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

給食の時間における食に関する指導事例 ( 小学校第 6 学年 ) 1 主題戦争中の食事を体験しよう 2 関連教科等 単元名社会科 長く続いた戦争と人々のくらし 3 献立名麦ごはん めざし みそ汁 たくわん 4 ねらい戦争中の食糧不足の食事を通して 食糧不足の時代と今の時代の食生活の違いが分かる <

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解答類型

Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

<小学校 生活科>

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

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Taro-12事例08.jtd

社会科学習指導案

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

(1)

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2


<小学校 生活科>

(Microsoft Word -

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

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トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

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Microsoft Word - 0表紙みどり1.doc

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第4学年算数科学習指導案

20情報【授業】

(3) 本題材の系統と他教科等との関連は 次のとおりである 学級活動 5 月シンボルマークを決めよう 6 月みんなで雨の日を楽しく過ごそう 6 月本題材 9 月 2 学期がんばろう会をしよう 他教科等との関連 道徳 わけっこしよう ( 友情 ) 道徳 どうしたらいいのかな ( 親切 ) (4) 指導

Taro-5年研究のまとめ

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

○ ○ 科 学 習 指 導 案

3 時限目日本にあるブラジル生まれの食べ物を知る 4 時限目なぜピラルクがへっているのかを考えて, 自分たちに何ができるのか考える 一部が隠れた写真を使い, 日本にあるブラジルのものを考える活動を行う 感想を交流する ピラルクがへっているのかを考えて, 自分たちに何ができるのか考える活動を行う 感想

自己紹介をしよう

いろいろな衣装を知ろう

庄原市立東小学校校内研修会 小学校第 5 学年体育科学習指導案 保健 ~ けがの防止 ~ 東小けが 0 プロジェクト!

Transcription:

第 5 学年家庭科学習指導案 1 題材名 整理 整頓から自分や家庭の生活を見直そう 平成 21 年 9 月 11 日 ( 金 ) 第 5 校時 指導者教諭矢島絵梨子 2 題材の目標自分の家の中の整理 整頓をする活動を通して もの 環境 金銭 快適さなどから 自分や家庭の生活を見直し 自分の生活を豊かにしていくための実践に取り組もうとしている 3 題材と児童 (1) 題材について新学習指導要領家庭科の目標及び内容 (C)(D) には 次のように示されている 目標衣食住などに関する実践的 体験的な活動を通して 日常生活に必要な基礎的 基本的な知識及び技能を身に付けるとともに 家庭生活を大切にする心情をはぐくみ 家族の一員として生活をよりよくしようとする実践的な態度を育てる 内容 (C) 快適な衣服と住まい (2) 快適な住まい方ア住まい方に関心をもって 整理 整頓や清掃の仕方が分かり工夫できること イ季節の変化に合わせた生活の大切さが分かり 快適な住まい方を工夫できること (D) 身近な消費生活と環境 (2) 環境に配慮した生活の工夫ア自分の生活と身近な環境とのかかわりに気付き 物の使い方などを工夫できること 本題材では 2つの内容を関連付けて授業を構成する まず 自分の部屋や自分の身の回りの実態を把握し 問題点を見つけ それに合った整理 整頓の方法を考え 実践させる そうすることで 児童が整理 整頓の必要性や整理 整頓による快適さを実感をもって習得することができ その後の実生活でも実践できると考える ( C 快適な衣服と住まい (2) ア ) 次に 家庭の台所の整理 整頓へとつなげ ごみの分別の仕方を理解し その中のペットボトルを取り上げる ( D 身近な消費生活と環境 (2) ア ) ペットボトルの活用方法を考えることを通して 児童が自分と家庭生活を取り巻く身近な環境とのかかわりを実感できるようにする (2) 児童生徒の実態 5 年生になり 今まで 自分の生活を見直す学習 簡単な調理実習 ( サラダ作り ) 裁縫 身の回りの整理 整頓などの学習を行ってきた 児童は どの学習でも活動や制作することを

好み 没頭していた 中には 家庭でも実践をする様子が見られたが そのことを日常生活に生かすことはあまりなく 実践的な態度の育成という点で十分とは言えない それは 今までの授業において 教材と自分や家庭生活とのつながりを児童自身が見直すことが弱かったからだと考えられる 4 単元展開の構想 (1) 研究テーマ知識や技能の 習得 と 活用 を単元の中に位置付けることにより 実践意欲を高める子どもの育成 ~ 知識 技能の習得により 自分や自分の家庭に合った活用方法を見つけようとする子ども~ (2) 研究テーマ設定の意図実習などの体験的な活動には好んで取り組み 家庭でも実践する様子が見られるが 習得したことを日常生活で活用していこうという実践的な態度はまだ弱い 学習したことを各家庭でも実践するように投げ掛けるが 児童が習得したことをきちんと活用できるようになるための授業になってはいない 授業と実践のつながりが弱いままであった ここで言う 活用 とは 授業で習得した知識や技能を そのまま同じ方法で家庭で実践することではなく 習得したことを 家庭の様々な状況に合わせて自分なりに工夫して実践してみることであると考えている 今までの授業では 習得を図ることを繰り返すことが多く 習得したことを児童に見直させる活用の場を組織してこなかったことが 活用につながらなかったと考えられる そこで 児童が知識や技能の習得で終わらず 習得したことを このことを日常生活の中で活用したい この方法なら自分にもできそうだ という見通しをもって取り組む姿を目指す そのために まず 学校で習得した知識や技能を家庭で実践してみる 次に 実践を通した自己評価を発表し合うことで 児童が自分の実践に自己有用感を覚えたり 自分の生活で見直さなければいけないことをはっきりさせたりする そこから さらによい方法を考え 再度実践する そうやって自分にできそうなことを考え 実践し さらによい方法を考えるという一連の活動を通して 児童は自分のつくり出す実践のよさに納得し 自分や家族のくらしが改善されそうだという実感をもつことができる この 知識や技能の習得 実践に向けた見通し 実践を通した自己有用感と新しい課題 のサイクルを題材の中に位置付けることで 新学習指導要領の教科の目標である 家族の一員として生活をよりよくしようとする実践的な態度を育てる ことができる (3) 研究仮説と検証の方法 ( ア ) 自分が活用できそうな知識や技能を選択する ( イ ) 選択したことで これならできそうだ このことをあんなふうにするんだ という見通しをもつ ( ウ ) 家庭での実践を通して うまくいった という有用感や こうすればもっとよくなる ここを何とかしたい という新しい課題をもつ ( エ ) 新しい課題から 自分の家庭の実情に合った方法を考える

( オ ) 再度 家庭で実践する 以上の活動における 児童の姿や意欲の高まりをワークシートから見取る そして 次の過程につなげていく (4) 具体的な方策 手だて 1 実践に活用できそうな知識を習得させ 実践への見通しをもつことができるようにする 整理 整頓の学習では 自分の部屋や身の回りの整理 整頓について見直すことができるようにする 自分の部屋の写真を撮り 問題点を見付け そこから整理 整頓の方法を考えさせる 整理 整頓後の写真も撮り 前後の様子を比べ 使いやすさの違いから変化を実感させる その後 自分の身の回りから家族がよく使う場所に目を向けさせ 台所の整理 整頓とごみの分別の仕方について考えさせるようにする そこで 児童に身近なペットボトルを取り上げ 環境問題にも触れる ペットボトルの便利さと将来の環境への影響から ペットボトルとの付き合い方を考え 家庭の実情に合った実践につなげることができるようにする 自分が使う場所の整理 整頓の方法を知ったり 自分の生活に身近なペットボトルのよりよい活用方法を考えたりすることで 日常生活でも活用するための見通しをもつことにつながる 2 実践から自己有用感を覚えたり 新しい課題を見付けたりするための意見交流の場の設定 自分が考えた方法や実践したことを紹介し合う場を設定し 児童に自分の実践に対する自己有用感をもたせ 見直さなければならない課題をはっきりさせる そして 自分の課題を解決するために必要な知識などを児童が習得し 新しい見通しをもって実践にあたろうとすることができるようにする 3 児童の実践的な態度を育むために 1 2のサイクルを繰り返す 授業の中で 知識や技能を習得する 実践に向けた見通しをもつ 実践を通した自己有用感と新しい課題をもつ というサイクルを繰り返すことで 児童の生活をよりよくしようとする実践的な態度を育んでいく 5 単元の評価規準 家庭生活への 生活を 生活の技能 家庭生活についての 関心 意欲 態度 創意工夫する能力 知識 理解 身の回りの生活を見 身の回りの整理 整 身の回りの整理 整理 整頓の必要性や つめ 整理 整頓をし 頓や不用品の活用の仕 整頓ができる 仕方が分かる ようとしている 方について考えたり ごみや不用品の処理 工夫したりしている 活用の仕方が分かる 6 指導計画 ( 全 6 時間 本時 5/6 時間 ) 次 ( 時数 ) 学習内容 学習活動 主な評価の観点と方法 1 次 (1) 整理 整頓について理解する 自分の生活を振り 整理 整頓されていないと困ること 整理 整頓することのよさを話し合う 整理 整頓の必要性や仕方が分かる 発言 児童の様子

整理 整頓の必要性や方法を知る (2) 自分の身の回りの現状 自分の部屋や身の回りの写真を見を把握し 整理 整頓て問題点を見付ける の計画を立てる ( 計画 整理 整頓の方法を考え紹介し合う 書作成 ) 様々なアイデアの中から自分にできそうな方法を選ぶ (3) 整理 整頓について振 自分が考えた整理 整頓の方法を実り返りをする 践してみての感想や もっと工夫したいことを紹介し合う 2 次 (1) ごみの分別の仕方やペットボトルについて知る 整理 整頓の実践を振り返り 不用品の多さやごみの処理の大変さについて話し合う ごみの分別の仕方について知る ペットボトルの始末の仕方について考える ( 家庭におけるペットボトルの使われ方を調べる ) (2) 実践への見通しをもつ 家庭におけるペットボトルの使わ ために 資料をもとに れ方と始末の仕方を理解し合う ペットボトルと環境と ペットボトルの長所と短所を出す のつながりを知る ペットボトルに関する様々な資料 を読み取る 自分にできることを考える (3) 自分の家庭に合わせた 実践したことを紹介し合う 本時 新たな見通しをもつ 実践した結果や友達の実践を参考 にして 自分や家族の暮らしから よりよいペットボトルの活用方法 を考えて実践しようとする 整理 整頓の仕方につ いて考えたり 工夫したりしている ワークシート 児童の様子 工夫して整理 整頓し ようとしている ワークシート 自分の生活を振り返り 不要品の多さに気付く 発言 児童の様子 ごみの分別の仕方が分かる 家庭科ノート ペットボトルを増やさないために自分にできることを考える ワークシート 環境問題と家庭の実情とを理解し 自分の家庭に合わせた方法を考えようとしている 発言 ワークシート 7 本時の指導 (1) ねらい自分の家でのペットボトルの使い方等を調べる活動についての自己評価を紹介し合う活動を通して ペットボトルの分別の仕方や使用量等で見直すことに気付き 次の実践への見通しをもつことができる (2) 展開の構想 1 実践することの有用感をもたせる場の設定本時のはじめに 児童が各家庭で実践したことの自己評価を発表する場を設定する 児童の中には 実践がうまくいったと感じている子とそうでない子がいることが予想されるが まずは 一人一人の実践を認める場をつくり 児童に自分で考えた方法を実践したことへの

有用感をもたせる 自分の方法に有用感をもつことで 実践への意欲につなげたい 2 リサイクルの必要性と自分にできることとのすり合わせをする場の設定自己評価の低い児童や 自己評価は高いが新しい課題を見つけた児童の実践を取り上げる 児童からそのような感想が出ない場合は 教師の方から自分がやってみた方法に問題点はないか 今後もずっと継続していけることかどうかという投げ掛けをする そうすることで 環境のためにリサイクルの必要性は分かっていても 継続することの難しさや家庭の事情によってはできないこともあるという家庭とのつながりにも気付かせたい リサイクルの必要性と家庭の事情との間で どういう方法ならできそうか児童が自分なりに考えることで 家庭とのつながりを考えた実践につなげたい 3 使用量を減らすための実践の見通しをもつ場の設定本時の後半に 1 回目の実践と本時の学習をもとに 今後実践していくことを考える場を設定する ここでは ただ自分にできることではなく 使い方 リサイクルの工夫 使用量 の 3つの視点と 家庭の事情を関連付けて実践の見通しをもたせる そうすることで 同じ実践でも家庭の事情によって違うことや ペットボトルを使わざるを得ない状況でも自分にできる方法を考えることが大事であるということを理解し 家庭の実情に合った実践を行っていくことにつなげたい (3) 展開 時間 学習活動 教師の働きかけ 予想される反応 評価 支援 留意点 20 分 自分の実践を通した自己評価を紹介し合う T: 自分にできそうなことをやってみてどうだったか発表しましょう C: 今まで飲み終わったらそのまま捨てていたけど キャップとラベルをはずしてちゃんと分別したよ C: ペットボトルのお茶を買わないで家で作るようにしたら ペットボトルが減ったよ でも 作るのが大変だった C: 飲み終わったペットボトルに別の飲み物を入れてみたけど よく分からなかった C: うちはペットボトルのお茶じゃなくて 家で作ってもらおうと思ったけど お母さんが忙しくて作っている暇がないって言われた 児童に発表させるときに 先に実践に対する満足感を出させる その後で 実践したけれどうまくいかなかった児童の実践を出させる 児童から出ない場合は 教師から問題点はないか ずっと継続していけることかどうか投げ掛ける 問題や課題を整理していく 実践したことを伝えている 発言の様子 10 分 改善するための課題をもつ T: みんなが家でやってきたことから 頑張らなければいけないのは 使い方 リサイクルすること 増やさない努力 ということがはっきりしてきました ペットボトルの 使い方 リサイクル 使用量 の 3つの視点が大事であることに気 付かせる

T: さあ みんなは何を頑張りますか? C: 何回も使えばいいんだ C: ちゃんと分別して出さなければいけないな C: あまり買わないようにしようかな 15 次の実践の見通し T: 使い方 や リサイクル などに関する資 見通しをもたせるた 分 をもつ 料があります めに 3 つの視点にか C: ペットボトルはみんな同じだと思っていたけ かわる資料を提示す ど 数字によって種類が違うんだ る C: 表示なんて今までちゃんと見てなかったな C: こんなにペットボトルを使っていたんだ T: 今日の学習をもとに これからさらに頑張っ ワークシートに記入さ て続けていけそうなことをプリントに書きま せる しょう ペットボトルの 使い C: 飲み終わったペットボトルを捨てないで ま 方 リサイクル 使 たそこにお茶を入れてくり返し使おう その時 用量 の 3 つの視点か お茶の温度とペットボトルの種類に気をつけ ら次の実践方法を考 よう えさせる また 家族 C: ペットボトルを買わずに 家でお茶を作るの の実情ともつなげて は難しいから その分 ペットボトルのラベル 考えさせる をきちんと取って キャップもはずして分別し 一人で考えられない て出そう 児童には 例を出し C: 家族みんなに ペットボトルをきちんと洗っ 一緒に考える てつぶすよう呼び掛けよう 使い方 リサイク C: 毎日は無理だけど ペットボトルのお茶を買 ル 使用量 の 3 つ う回数を減らして その分家で作ってみよう の視点と家族の実情 とをつなげて 実践方 法を考えている ワークシート