13 第2章 基本目標Ⅲ

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目次 Ⅰ 調査概要 1 1. 調査目的 1 2. 調査項目 1 3. 調査設計 1 4. 回収結果 1 5. 報告書の見方 1 Ⅱ 調査結果 2 1. 回答者の属性 2 (1) 性別 2 (2) 年代 2 (3) 結婚の状況 2 (4) 働き方 3 (5) 世帯構成 3 (6) 乳幼児 高齢者との同

男女共同参画に関する意識調査

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第2節 茨木市の現況

第 1 部 施策編 4

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男女共同参画に関する意識調査

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

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子ども・子育て会議(第7回) 次世代育成支援対策推進法の延長等の検討について

1 男女共同参画社会に関する意識について (1) 各分野の男女の地位の平等感ア家庭生活における男女の地位の平等感 問 1(1) あなたは, 今からあげるような分野で男女の地位は平等になっていると思いますか あなたの気持ちに最も近いものを 1 つだけお答えください まず, 家庭生活については, どうで

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

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内閣府令本文

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金ケ崎町男女共同参画に関する意識調査 1 町内に住所を有する 20 歳以上 564 名各行政区 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代男女各 1 名で 12 名無作為抽出 2 調査時期平成 27 年 8 月郵送により実施 3 調査票回収状況 223 名回収率 39.5% 性別 年


第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

女性の活躍推進の意義と課題 意 義 課題 少子高齢化で生産年齢人口が減少 労働力人口の増加 海外を含む企業間競争の中で 性別に関わらず優秀な人材の確保が必要 埋もれている優秀な人材の確保 少子化と生産年齢人口の減少が進む中で 女性の活躍の推進は喫緊の課題 女性の労働力率は 第 1 子出産を機に 6

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2


1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定

図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

(\217W\214v\203f\201[\203^\225\\\216\206\201`\212T\227v\201ih \201j02.xls)

資料2(コラム)

我が国の女性の活躍推進に向けて

庁内文書


2. 女性の労働力率の上昇要因 М 字カーブがほぼ解消しつつあるものの 3 歳代の女性の労働力率が上昇した主な要因は非正規雇用の増加である 217 年の女性の年齢階級別の労働力率の内訳をみると の労働力率 ( 年齢階級別の人口に占めるの割合 ) は25~29 歳をピークに低下しており 4 歳代以降は

56_16133_ハーモニー表1

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日本医師会男女共同参画についての男性医師の意識調査 クロス集計

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Ⅱ.1 ワーク ライフ バランス施策の定義と類型 (1) ワーク ライフ バランス施策とは work-life balance 1 (2) ワーク ライフ バランス施策の類型

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中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

PowerPoint プレゼンテーション

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ダイバーシティ 年に向けた政策展開のポイント テレワークが当たり前になる社会 の実現に向け 多様な主体と連携した普及啓発や導入支援への取組を強化 地域での就労支援やマッチング強化により 女性や高齢者の就業を推進 働き方改革と併せて時差 Biz の定着に向けた取組を推進 強化した政策

3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意

流山市子ども・子育て会議

◎公表用資料

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Ⅰ 調査実施要領

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あおもり働き方改革推進企業認証制度 Q&A 平成 29 年 12 月 14 日 Vol.1 目次 1 あおもり働き方改革推進企業認証制度全般関係 Q1 県外に本社がある場合はどのように申請できるのか P1 2 あおもり働き方改革宣言企業関係 Q2 次世代法に基づく一般事業主行動計画とはどういうものか

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平成28年度企業主導型保育事業の助成決定について(第1回)

2015年 「働き方や仕事と育児の両立」に関する意識(働き方と企業福祉に関する

希望をかなえるまちづくり 結婚 出産 子育て 結婚 出産 子育ての希望実現 1 結婚や出産に対する支援の充実 一人ひとりが結婚や出産について諦めることなく取 り組める環境をつくることによって まちに家族を持つこ との幸せをもたらします 結婚を希望する人の未婚率の改善 結婚や妊娠 出産に関するライフプ


女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

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報告事項 女性の職業生活における活躍の推進に関する秋田県教育委員会特定事業主行動計画 ( 第 1 期計画 ) の策定について 教育庁総務課 義務教育課 高校教育課 特別支援教育課 1 趣旨女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年法律第 64 号 ) 第 15 条第 1 項の規

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(2) 継続勤務年数の割合平成 25 年度平成 26 年度 ( 単位 : %) 区分職員数勤務継続年数職員数勤務継続年数離職率 年月 年月 離職率 男 全職員 女

新規文書2

小学生

草津市 ( 幼保一体化 ) 集計表 資料 4 幼児教育と保育の一体的提供のための現況調査 ( 施設アンケート ) 速報 平成 25 年 7 月草津市 1

ポイント

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

資料 9 男は仕事 女は家庭 という考え方について どう思いますか? 1% 4% 24% 30% 34% 7% 1% 5% 25% 26% 35% 7% 1% 3% 23% 32% 33% 7% 1 同感する 2 どちらかといえば同感する 3 どちらかといえば同感しない 4 同感しない 5 わからな

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育児短時間勤務

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

資料 7 1 人口動態と子どもの世帯 流山市人口統計資料 (1) 総人口と年少人口の推移流山市の人口は 平成 24 年 4 月 1 日現在 166,924 人で平成 19 年から増加傾向で推移しています 人口増加に伴い 年尐人口 (15 歳未満 ) 及び年尐人口割合も上昇傾向となっています ( 人

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子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その1

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第 16 表被調査者数 性 年齢階級 学歴 就業状況別 124 第 17 表独身者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 142 第 18 表有配偶者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 148 第 19 表仕事あり者数 性 年齢階級 配偶者の有無 親との同居の有無 職業別 154 第 20 表仕事あ

基本目標 Ⅰ 重点分野 1 あらゆる分野における女性の活躍の推進 社会における政策 方針決定過程への女性の参画拡大 < 基本的考え方 > 男女共同参画社会の形成に当たっては 男女が社会の対等な構成員として 政策 方針決定に共に参画することが極めて重要です しかしながら 本県における女性の政策 方針決

平成18年度推進計画の進行状況_参考資料

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仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) に関する意識調査について Ⅰ. 調査目的 本調査は 仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) の現状及び仕事と生活の調和の実現を推進するための新たな国民運動である カエル! ジャパンキャンペーン に関して 国民の意識やニーズを把握し 今後

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2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

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1. 交際や結婚について 4 人に3 人は 恋人がいる または 恋人はいないが 欲しいと思っている と回答している 図表 1 恋人が欲しいと思わない理由は 自分の趣味に力を入れたい 恋愛が面倒 勉強や就職活動に力を入れたい の順に多い 図表 2 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚

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平成 30 年度 名古屋市子ども 若者 子育て家庭 意識 生活実態調査報告書 ( 概要 ) 平成 31 年 3 月 名古屋市 1 調査目的平成 31 年度に策定予定のなごや子ども条例第 20 条の規定による 子どもに関する総合計画 及び子ども 子育て支援法第 61 条の規定による 市町村子ども 子育

日韓比較(10):非正規雇用-その4 なぜ雇用形態により人件費は異なるのか?―賃金水準や社会保険の適用率に差があるのが主な原因―

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Ⅲ コース等で区分した雇用管理を行うに当たって留意すべき事項 ( 指針 3) コース別雇用管理 とは?? 雇用する労働者について 労働者の職種 資格等に基づき複数のコースを設定し コースごとに異なる配置 昇進 教育訓練等の雇用管理を行うシステムをいいます ( 例 ) 総合職や一般職等のコースを設定し

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スライド 1

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第 2 章基本目標と施策の内容 基本目標 Ⅲ 男女が共に働きやすい環境の整備 男女共同参画は 次に掲げる事項を基本理念として推進されなければならない 家族を構成する男女が 相互の協力及び社会の支援の下に 子育て 介護その他の家庭生活における活動について家族の一員としての役割を円滑に果たし かつ 職場 学校 地域その他の家庭以外の社会における活動に参画することができるようにすること 鹿沼市男女共同参画推進条例第 3 条 施策の方向 1 労働の分野における男女共同参画の促進 2 男女が働きやすい環境づくり支援 現状と課題 超少子高齢化や人口減少 多様化する雇用環境の変化に伴い 豊かで活力ある社会を実現するためは 男女が共に個性と能力を十分に発揮できる就労環境の整備や家庭生活における役割の共有が最重要課題と考えます 国においては 女性活躍推進法 を制定し 女性の職業生活における活躍を推進していますが 妊娠 出産 子育て期に女性の労働者が低下する M 字カーブ問題や女性雇用者の半数が非正規雇用者であり男女の賃金に差があること 家庭生活において男性には経済的な役割が 女性には家事 育児 介護等の役割が偏って存在していること 出産年齢の上昇などから育児と介護を同時期に担わなければならないダブルケア問題など依然として課題が多く残っています 意識調査では 女性が職業を持つこと については 子どもができてもずっと働きつづけるほうがよい が 23.0% と最も高く そのためにはどのようなことが重要か の問いには パートナー ( 男 ) の理解や家事 育児等への参加 保育や介護施設の充実 企業等事業所内の理解 育児 介護休業など休暇制度の充実 が 95% を超えています 男女ともに家庭と仕事を両立するためには 長時間労働が前提となっている働き方を見直し 女性が働くことや男性が家事育児を行うことに対し理解と協力がある職場環境の整備や意識改革が重要であると考えます また 家庭生活においては 主収入は夫 家事 育児等の家庭生活は妻 という固定的な役割意識や慣習を払拭し 男女が負担を分かち合い協力し合うことが必要です 意識調査では 男性が育児や介護休業を取得することは どちらの休業制度も 取得したほうが良い の回答が 7 割弱と高い割合となっており 制度の普及や男女とも取得しやすい職場環境の整備が必要です 家庭生活 仕事 地域活動 の優先度の希望と現実では 家庭生活 と 仕事 を 26

第 2 章基本目標と施策の内容 ともに優先では 現実 のほうが 17.0 ポイント低くなっており 反対に 仕事を優先 では 現実 のほうが 18.6 ポイント高くなっており 希望と現実では差があり ワーク ライフ バランス ( 仕事と生活の調和 ) への取組や体制づくりの推進が必要とされています 女性の年齢階級別労働力率 100 90 80 70 68.5 80.3 71.2 71.8 74.8 77.5 76.3 69 60 50 50.6 40 30 20 16.8 15.3 10 0 15~ 19 歳 20~ 24 歳 25~ 29 歳 30~ 34 歳 35~ 39 歳 40~ 44 歳 45~ 49 歳 50~ 54 歳 55~ 59 歳 60~ 64 歳 65 歳以上 総務省 ( 労働力調査 ) 平成 27 年 MEMO M 字カーブ : 日本女性の年齢階級別の労働力率 ( 労働力人口 /15 歳以上の人口 ) を 横軸に年齢をとって折れ線グラフ化すると アルファベットの M 字型を描く 年代によって差が出ている点が特徴で 25~29 歳と 45~49 歳の労働力率が高く M の 2 つの山となり 35 ~39 歳が低く底を描く 結婚 出産 子育ての期間には仕事を辞めて家事 育児に専念し 育児が終了した時点で再就職する女性が多いことを示し 日本女性に顕著 北欧諸国などでは台形のカーブを描く 日本女性の場合でも 就業を希望する人と労働力人口を加えて算出した潜在的労働力率を見ると M 字のくぼみはほとんどなくなり 欧米の形状に近づく そのため 結婚 出産 子育ての期間においても就業希望はあるものの 実際は就業できない女性が多いという現実が現れている 27

第 2 章基本目標と施策の内容 女性が職業を持つことについて 0% 10% 20% 30% 女性は職業をもたない方がよい 0.7% 1.1% 女性は職業をもつことにこだわらなくてよい 17.0% 17.5% 結婚するまでは職業をもつ方がよい 子どもができるまでは 職業をもつ方がよい 4.7% 6.6% 8.0% 子どもができても ずっと職業を続ける方がよい 子どもができたら職業をやめ 大きくなったら再び職業をもつ方がよい 結婚後や出産後も仕事は続けるが パートタイムにきりかえるなど負担を軽くする方がよい その他 2.4% 3.6% 2.3% 23.0% 19.9% 18.2% 23.0% 22.1% 21.9% 平成 27 年度 (n=696) 平成 22 年度 (n=749) 女性が職業を持つことについて ( 性別 年代別 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 性別 男性 (n=280) 18.9% 6.4% 8.6% 20.0% 16.4% 21.1% 6.8% 3.6% 女性 (n=371) 16.4% 5.4% 27.2% 20.2% 24.3% 3.0% 年代 性別 20 代 男性 (n=25) 2 2 8.0% 32.0% 12.0% 20 代 女性 (n=25) 8.0% 2 36.0% 28.0% 30 代 男性 (n=27) 7.4% 11.1% 7.4% 14.8% 25.9% 22.2% 11.1% 30 代 女性 (n=52) 19.2% 3.8% 3.8% 30.8% 11.5% 25.0% 5.8% 40 代 男性 (n=40) 5.0% 5.0% 27.5% 22.5% 30.0% 7.5% 10.0% 40 代 女性 (n=69) 11.6% 8.7% 27.5% 20.3% 23.2% 5.8% 50 代 男性 (n=50) 20.0% 6.0% 8.0% 30.0% 12.0% 16.0% 6.0% 50 代 女性 (n=73) 17.8% 28.8% 20.5% 27.4% 6.8% 60 代 男性 (n=86) 26.7% 5.8% 11.6% 1 18.6% 16.3% 7.0% 3.5% 60 代 女性 (n=94) 13.8% 6.4% 3.2% 30.9% 24.5% 21.3% 4.3% 70 代以上 男性 (n=52) 3.8% 19.2% 13.5% 13.5% 15.4% 11.5% 21.2% 70 代以上 女性 (n=57) 26.3% 7.0% 10.5% 17.5% 1 24.6% 女性は職業をもたない方がよい 女性は職業をもつことにこだわらなくてよい 結婚するまでは職業をもつ方がよい 子どもができるまでは 職業をもつ方がよい 子どもができても ずっと職業を続ける方がよい 子どもができたら職業をやめ 大きくなったら再び職業をもつ方がよい 結婚後や出産後も仕事は続けるが パートタイムにきりかえるなど負担を軽くする方がよい その他 鹿沼市男女共同参画社会に関する意識調査 ( 平成 27 年度 ) 28

基本目標 Ⅲ 男女が共に仕事と家庭を両立するために必要な条件とは 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 給与等の男女間格差をなくすこと 39.7% 40.3% 代替要員の確保など 育児休業 介護休業制度を利用できる職場環境をつくること 56.2% 59.7% 育児や介護のために退職した職員をもとの会社で再雇用する制度を導入すること 育児休業 介護休業中の賃金その他の経済的給与を充実すること 地域の保育施設や保育時間の延長など保育内容を充実すること 在宅勤務やフレックスタイム制度 短時間勤務制度など 柔軟な勤務制度を導入すること 女性が働くことや男性が家事育児を行うことに対し 周囲の理解と協力があること 43.1% 47.1% 44.1% 44.5% 49.3% 50.3% 43.1% 47.1% 54.8% 58.6% 男性が家事や育児を行う能力 機会を高めること 31.0% 35.1% その他 わからない 1.7% 2.1% 2.8% 1.8% 5.2% 5.8% 男性 (n=290) 女性 (n=382) 男性が育児休業を取得することについて 取得 0% 20% 40% 60% 80% 100% する 取得しない 鹿沼市調査 (n=696) 26.6% 38.8% 10.6% 8.3% 13.2% 65.4% 13.1% 栃木県調査 (n=1081) 30.4% 42.4% 10.1% 3.5% 8.4% 5.2% 72.8% 13.6% 積極的に取得した方がよい どちらかといえば取得した方がよい どちらかといえば取得しない方がよい 取得しない方がよい わからない 男性が介護休業を取得することについて 0% 20% 40% 60% 80% 100% 取得する 取得しない 鹿沼市調査 (n=696) 31.2% 38.2% 6.3% 8.2% 13.9% 69.4% 8.5% 栃木県調査 (n=1081) 36.5% 41.4% 5.4% 7.7% 6.7% 78.0% 7.7% 積極的に取得した方がよい どちらかといえば取得した方がよい どちらかといえば取得しない方がよい 取得しない方がよい わからない 鹿沼市男女共同参画社会に関する意識調査 ( 平成 27 年度 ) 29

第 2 章基本目標と施策の内容 夫婦間役割分担について 0% 20% 40% 60% 80% 100% (1) 食事のしたく 6.6% 23.6% 61.2% 3.0% 3.6% 5.7% (2) 食事の後かたづけ 16.1% 18.1% 48.6% 3.6% 4.5% (3) そうじ 18.8% 20.0% 48.0% 3.7% (4) ゴミ出し 21.4% 12.2% 19.5% 9.6% 26.3% 6.0% 3.4% 3.0% (5) 洗濯 10.2% 20.0% 59.9% 3.6% 5.0% (6) 子どものしつけや勉強 37.6% 19.1% 26.3% 5.5% 5.2% (7) 乳児 幼児の世話 17.0% 26.6% 40.2% 4.9% 5.9% (8) 親や身内の介護 31.5% 19.5% 23.0% 9.9% 8.0% 6.2% (9) 主な収入 46.3% 29.2% 14.2% (10) 家計の管理 3.7% 14.1% 22.1% 49.6% (11) 財産の管理 (12) 町内行事などの参加 (13)PTAなどの参加 10.9% 12.4% 19.3% 5.7% 7.9% 23.6% 21.7% 26.4% 13.5% 27.9% 17.8% 32.6% 7.6% 13.5% 4.3% 3.7% 26.4% 8.3% 5.7% 主に夫 どちらかといえば夫 夫婦同じ程度 どちらかといえば妻 主に妻 家族 その他 夫 同程度 妻 1.6% 6.6% 84.8% 6.3% 16.1% 66.7% 3.4% 18.8% 68.0% 33.6% 19.5% 35.9% 1.9% 10.2% 79.9% 2.4% 37.6% 45.4% 0.3% 17.0% 66.8% 1.9% 31.5% 42.5% 75.4% 14.2% 3.4% 7.8% 14.1% 71.7% 23.3% 23.6% 46.1% 40.9% 27.9% 21.1% 13.6% 26.4% 44.3% 家庭生活 仕事 地域生活 の優先度 : 希望と現実 0% 10% 20% 30% 40% 50% 家庭生活 を優先 仕事 を優先 地域活動 を優先 家庭生活 と 仕事 をともに優先 仕事 と 地域活動 をともに優先 家庭生活 と 地域活動 をともに優先 家庭生活 と 仕事 と 地域活動 をともに優先わからない 5.7% 0.1% 0.7% 1.7% 1.3% 5.9% 3.6% 4.7% 4.2% 3.2% 3.4% 3.3% 12.1% 24.1% 33.2% 24.3% 42.7% 25.7% 希望 (n=696) 現実 (n=696) 鹿沼市男女共同参画社会に関する意識調査 ( 平成 27 年度 ) 30

基本目標 Ⅲ 基本目標 Ⅲ 男女が共に働きやすい環境の整備 施策の方向 1 労働の分野における男女共同参画の促進 施策概要 (1) 男女の均等な雇用機会と待遇の確保内容事業事業所における労働環境整備と福利厚生の * 鹿沼市勤労者福祉共済会への加入促進充実を促進する 女性農業者の権利 役割の確立を目指し * 家族経営協定の推進パートナーシップを発揮しながら農業経営への参画ができるよう女性農業者への支援を行う 担当課産業振興課 農業委員会 MEMO パートナーシップ経営 : 農業に従事する家族構成が相互にかけがえのない対等な仲間として行う共同経営 家族経営協定 : 家族農業経営にたずさわる各世帯員が 意欲とやりがいを持って経営に参画できる魅力的な農業経営を目指し 経営方針や役割分担 家族みんなが働きやすい就業環境などについて 家族間の十分な話し合いに基づき 取り決めるもの 施策概要 (2) 職業 職種の拡大と職業訓練の充実内容事業就業機会の拡大を図るため 就業希望者や * 技能向上訓練の充実労働者の職業能力開発 向上を推進する * 鹿沼市職業訓練センター運営事業 * 職業意識の向上 * 意欲ある社会参加促進支援事業の推進 担当課産業振興課 施策概要 (3) 仕事への再チャレンジ 再雇用の促進内容事業経験を生かした職業生活設計の啓発活動を * 再就職 再雇用のための啓発行うとともに各種技能の習得を推進します * 意欲ある社会参加促進支援事業の推進 再掲 担当課産業振興課 31

基本目標 Ⅲ 施策の方向 2 男女が働きやすい環境づくり支援 施策概要 (1) ワーク ライフ バランスにおける経営者 管理職の意識向上のための取組 内容 事業 担当課 ワーク ライフ バランス ( 仕事と生活の調和 ) の意識を啓発する * セミナー 講演会 懇談会など 再考の機会を提供 人権推進課 * 女性活躍推進法に基づく女性活躍推進計 画の策定 * 市職員向け研修の実施 再掲 市職員に向け 仕事と家庭の両立を支援す * 職員のしおり などによる仕事と家庭の両 人事課 る制度の周知を図る 立を支援する制度の周知 MEMO ワーク ライフ バランス ( 仕事と生活の調和 ): 一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き 仕事上の責任を果たすとともに 家庭や地域生活などにおいても多様な生き方が選択 実現できること 女性活躍推進法に基づく特定事業主行動計画 : 特定事業主 ( 国や地方公共団体 ) が実施する 女性の家庭生活における活躍の推進に関する法律 女性活躍推進法 ) に基づく計画 女性活躍推進法 において 国の各府省や地方公共団体を 特定事業主 とし 女性職員の雇用状況を把握し女性職員の活躍推進のための行動計画を策定することとされている 同法では 国や地方公共団体による取組だけでなく 301 人以上の労働者を雇用する事業主に 一般事業主行動計画 の策定と届出を義務付けており雇用する労働者が 300 人以下の事業主には 同様の努力義務があるとしている 施策概要 (2) 子育て 介護に対する支援の充実と環境の整備内容事業次世代育成支援対策推進法に基づく特定事 * 男性職員の子育てへの参画を中心に 職業主行動計画の実践及び勤務環境の整備員の意識啓発を行い 育児休業などを取得しやすい環境を作る 保育環境の充実を図るため保育園整備計画に基づき 公立 民間保育所等の施設整備を推進 多様化する保育ニーズに対応するために 保育サービスの充実を図る * 育児 介護のための制度を周知 * 管理職員を対象とした説明会や研修等の実施 * 保育園整備 保育施設の充実及び民間保育園等の施設整備支援 * 地域子育て支援センター事業の実施 地域子育て支援センターの運営及び委託 育児相談の実施 * 保育サービスの充実を図る 乳児 障害児 延長保育の実施 一時保育の実施 休日保育の実施 病児 病後児保育の拡充 夜間保育の実施 認可外保育施設の支援 地域子育て支援センター事業 再掲 担当課人事課 子育て支援課 32

基本目標 Ⅲ 内容放課後保護者のいない児童の安全を確保するとともに 健全な育成を推進する 仕事と家庭 ( 育児 ) を両立できる環境を整備するための ファミリーサポートセンター 事業の充実を図る 幼稚園の就園を奨励する 事業 * 放課後児童健全育成事業の実施 放課後児童クラブの運営委託 障がい児学童保育への支援 * 仕事と家庭両立支援の実施 ( ファミリーサポートセンター事業 ) * 世帯の所得区分に応じた保育料等補助事業 担当課子育て支援課 MEMO 次世代育成支援対策推進法に基づく特定事業主行動計画 : 特定事業主が実施する次世代育成支援対策に関する計画 次世代育成支援対策推進法 において 国の各府省や地方公共団体等を 特定事業主 とし 自らの職員の子どもたちの健やかな育成のため行動計画を策定することとされている 同法では 国や地方教協団体による取組だけでなく 101 人以上の労働者を雇用する事業主に 一般事業主行動計画 の策定と届出を義務付けており 雇用する労働者が 100 人以下の事業主には 同様の 施策概要 (3) 職場におけるハラスメントへの対策内容事業パワーハラスメント モラルハラスメントにつ * 企業訪問時の周知や業種組合等への啓いての認識を図り 防止に努める 発活動動 * 市職員向け研修の実施 担当課産業振興課 人事課 MEMO パワーハラスメント : 職場のパワーハラスメントとは 同じ職場で働く者に対して 職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に 業務の適正な範囲を超えて 精神的 身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいう モラルハラスメント : 主に言葉や態度によって 巧妙に人の心を傷つける精神的暴力 積極的に悪意を抱いておらず 自覚なしにハラスメント 施策概要 (4) 男性の家事 子育て 介護等への参画の促進 内容 事業 家事 育児 介護などへの男性の参画を促進 * 家庭生活における男女相互の協力促進に する 向けた講座等を開催 市職員に向け 仕事と家庭の両立を支援する制度の周知を図る * 市職員向け研修の実施 再掲 * 職員のしおり などによる仕事と家庭の両立を支援する制度の周知 再掲 担当課人権推進課 人事課 33