1) 生活習慣の状況 1 朝食について 朝食を毎日食べる と答えた割合は 小中学生共に平成 15 年と比較すると 平成 年は 以上に増加していた 高校生も朝食を摂る割合がやや増加している 学年が進むにつれ朝食をとる割合の減少傾向がみられる ( 図 1) また 朝の気分が いつもすっきりしている と答えた割合は 平成 15 年と比較すると小中学生では少なくなり ( 図 ) 朝食を家族と食べる割合は小学生では.7 中学生では. であった ( 図 3) 朝食を食べない理由は小学生は 食欲がない 中学生は 時間がない が最も多かった 図 朝の気分 図 1 朝食を毎日食べますか 図 3 朝食は誰と食べますか 排便について 毎日排便がある と答えた割合は 平成 1 年度は 小学生は 5.3 中学生は 5.1 で平成 1 年度より多くなっていた ( 図 ) 図 排便はありますか 9
3 睡眠時間について 平日の就寝時刻は学年が進むほど午後 1 時以降が多くなっていた ( 図 5) 中学生で は寝る時刻が遅くなり 睡眠時間が 7 時間未満の生徒が.7 であった ( 図 7) 図 5 平日の就寝時刻 ( 平成 1 年度 ) 図 中学生の就寝時刻の推移 図 7 1 日の睡眠時間 親子のコミュ二ケーション等について学年が進むにつれ 親とよく話す と答えた割合が減少している 中学生では平成 15 年に比べ 平成 年では 親とよく話す 割合が増加している ( 図 ) また 中 高校生では約 割が 自分の気持ちをコントロールできなくなることがある と答えている ( 図 9) 学年が進むにつれ 心配なことや悩み事がある 割合が増えている ( 図 1) 図 親と話しますか よく話す時々話すほとんど話さない 3.1. 5.1 5.5 5.9 1 13.5 1.3 3.5.7 7.9 3. 3.5 9 7. 7.. H15 小学生 H 小学生 H15 中学生 H 中学生 H15 高校生 H 高校生 9
図 9 自分の気持ちをコントロール できなくなることがありますか 図 1 心配なことや悩み事がある子 の割合 1 1. 3.1.9 ない 時々ある よくある 53. 5. 51.5 1..7.9.5 H15 中学生 H 中学生 H15 高校生 H 高校生 5 喫煙防止の取り組み奥越健康福祉センターの 奥越喫煙対策推進事業 の一環で 児童生徒が喫煙の健康への影響について正しく理解し たばこを吸わない または 受動喫煙のない環境づくり を自らが行えるよう喫煙防止教育を実施した ( 表 1) また 保護者会に併せて児童生徒への喫煙防止教育を実施することで 保護者が子どもたちと共に たばこの害 について学び 各家庭において喫煙予防に取り組んでいくための意識付けを行った 表 1 平成 1 年度平成 17 年度平成 1 年度平成 19 年度平成 年度 対象学年小学 3~ 年生 7 人 中学 1 年生 1 人小学 年生 55 人 保護者 人小学 3~ 年生 91 人 中学 1 年生 15 人小学 3~ 年生 1 人 中学 1~3 年生 15 人小学 5~ 年生 17 人 中学 年生 1 人保護者 人 内容 講義 たばこの害について たばこの害に関する実験 ( マイルド君の実験 ) 実験の感想 アンケート 携帯電話 パソコンの状況について携帯電話については 小学生 中学生ともに 使っていない が一番多かった 小学生では携帯電話を使用している児童が 17.1 おり 年生以上で増加している ( 図 11) 中学生では 1.3 が使っていて 女子は自分の携帯電話を持っている生徒が多かった 91 図 11 携帯電話を使っていますか
平日に家でパソコンを ほとんどしない 割合は 小学生では 1.5 中学生では 53.5 であった 一方中学生で 時間以上している生徒は 1. で学年が進むにつれてパソコンをする時間が増えている ( 図 1) 図 1 平日家でパソコンをする時間 ) 健康状況 1 肥満小学校男子の肥満度 3 以上の割合は 平成 17 年度から毎年減少している ( 図 13) 中学生男子の肥満度 3 以上の割合が 平成 1 年度に比べ平成 年度では全学年で減少している ( 図 1) 高校生では 肥満度 以上の生徒が男子に多く 女子は横這いであるが 男子は増加している ( 図 15) 図 13 肥満度 3 以上の推移 ( 小学校 ) 1..5 7.5 7. 男子 5.1 女子 3. 3....9 3.5 3. H15 H1 H17 H1 H19 H ( 資料 : 勝山市児童 生徒の退位 体力 ) 図 1 肥満度 3 以上の割合 ( 男子 ) 1 11.1 11.1 H1 H 1..1 9...9 7..1. 5. 1.1 3..1 3.1 3.3 3..7 小学 1 年 年 3 年 年 5 年 年中学 1 年 年 3 年 ( 資料 : 勝山市児童 生徒の退位 体力 ) 9
図 15 肥満度 以上の推移 ( 高校生 ) 1 1.. 1. 1.3 1.1. 3.3 11.1.7 男子 女子 H1 H17 H1 H19 H ( 資料 : 福井県教育委員会 ) 痩せすぎ高校生男子は肥満度マイナス 以上の割合が横ばいであるが 女子は増加傾向にある ( 図 1) 学年がすすむごとにダイエットに興味がある割合が増えている ( 図 17) また ダイエットをしたことがある 現在している 生徒は 平成 年度は 小学生で 1.5 中学生で.9 高校生では 39.7 であった ( 図 1) 図 1 肥満度 - 以上の推移 ( 高校生 ) 7..1 5.5 5. 5 男子 女子 5.3 5...3.5 H15 H1 H17 H1 H19 H ( 資料 : 福井県教育委員会 ) 図 17 ダイエットに興味がありますか 図 1 ダイエットをしたことがありますか 93
3 視力中学生女子の裸眼視力. 未満の割合が多く 男子は平成 年度に減少しているが女子は増加している ( 図 19) 高校生は矯正視力. 未満の割合が平成 年度に急増している ( 図 ) 図 19 中学生の裸眼視力. 未満の推移 5.7..1.3 37. 3. 35 9. 3. 3. 31..5 3 男子女子 5 1. H15 H1 H17 H1 H19 H 図 高校生の裸眼視力. 未満の推移 1 1. 1.9 男子..7 女子 5. 5.5.. H17 H1 H19 H むし歯 歯周疾患小中学生のむし歯の保有率は年々減少している ( 図 1) 一方小学生の処置完了率は 平成 年度で 33. と低率である ( 図 3) また 小学校低学年から歯周疾患がみられるが 近年減少傾向にある ( 図 ) 図 1 むし歯の保有率 9 小学生 中学生 高校生 75.9 73 7 7.1 7. 71.1 7. 5. 5 57.1 51..7 5. 図 小学生の歯周疾患 ( 要観察を含む ) 1 割合 7. 7.5 5.3 5.5 H17 H1 H19 H 図 3 小学生の歯科健診結果 H17 H1 H19 H 9
5アレルギーについて小学校でその他のアレルギー疾患 ( 花粉症 食物アレルギー等 ) が平成 年度に増加している ( 図 ) 中学生ではどの疾患も横ばいであった ( 図 5) また 高校生は皮膚炎と喘息が平成 1 年から増加している ( 図 ) 図 小学生のアレルギー性疾患の推移 1 1.3 1 11.3 結膜炎 1 1.5 1.5 1.7 1. 9. 鼻炎 1. 9. 9.5 1.1. 9.1. 7. 皮膚炎 5. 喘息 7..9 7.1. 7.. その他 5.. 3. 3.7.1 3.9. 3.3. 1.5 1.7 H1 H15 H1 H17 H1 H19 H 図 5 中学生のアレルギー性疾患の推移 17.3 1 結膜炎 1 13. 1.1 1.3 鼻炎 1 1. 1. 11. 皮膚炎 1 9.9 9. 9. 喘息 1. 7.9 7. その他.5 7.7 9. 5.1 9.9 5.. 3...3 5. 5.3. 3.1 3. 3.1 3..... H1 H15 H1 H17 H1 H19 H 図 高校生のアレルギー性疾患の推移 皮膚炎 1 喘息 7.1 9. 3.7 5. 3.1. 1. 3.9 3.3 1..3.1 H15 H1 H17 H1 H19 H ( 資料 : 福井県教育委員会 ) 貧血中学一年生を対象に貧血検査を実施している 女子に比べ男子の方が貧血 ( 要経過観察を含 3 5 図 7 貧血の割合の推移 中 1 男子中 1 女子 む ) の割合が多く 平成 年度は 1. である ( 図 7) 15 13. 1. 1 5 7.9 5.. 5.3 1. 1. 3.9 H1 H17 H1 H19 H 95
7 麻しん風しん予防接種の状況麻しんは 近年大学等で集団発生がみられ増加傾向にある 平成 年度から麻しん風しんの抑圧を目的に 幼児期の第 1 回目の接種に加え中学 1 年生と高校 3 年生相当の年齢の者に第 3 期 期の定期接種を 5 年間行うことになった 青年期に麻しんに罹患すると重症化しやすく 流行を阻止するためには予防接種率を 95 以上に上げることが必要である ( 図 9) 図 第 3 期麻しん風しん予防接種状況 ( 平成 年度 ) 麻しん予防接種者. 未接種者. 図 9 第 期麻しん風しん予防接種状況 ( 平成 年度 ) 風しん予防接種者,.3 未接種者,. 麻しん風しん混合 (MR) 予防接種者 9.7 ( 資料 : 健康長寿課 ) 麻しん風しん混合 (MR) 予防接種者 9. ( 資料 : 健康長寿課 ) 性感染症福井県の 1 歳代の人工妊娠中絶数は 大幅に減少していた ( 図 3) また 性感染症者における 1 歳代の割合は 平成 19 年度はクラミジアが 1 前後 エイズウイルス感染者は 3. 淋病は で 平成 15 年に比べ減少していた ( 図 31) 件 17 図 3 福井県人工妊娠中絶数の推移 ( 歳未満 ) 17 図 31 福井県性感染症者における 1 歳代の割合 15 1 13 17 1 11 H1 H17 H1 H19 ( 資料 : 福井県の母子保健 ) ( 資料 : 福井県感染症発症動向調査 ) 9
9 保健室での相談活動状況保健室での相談活動は 平成 19 年度は小中学生とも減少している ( 図 3) 保健室登校者は 平成 1 年度に中学生で特に増えている ( 図 33) また 不登校の生徒は中学生に多くなっている ( 図 3) 図 3 保健室での相談活動状況 ( 延人数 ) 図 33 保健室登校者の状況 ( 実人数 ) 人 19 15 13 13 1 5 1 13 135 5 小学生 中学生 51 9 H1 H17 H1 H19 H 図 3 不登校児童 生徒数の状況 ( 率 ) ( 資料 : 勝山市教育委員会 ) 97