福臨技微生物部門研修会 Feb, 07 美萩野臨床医学専門学校 薬剤感受性測定について 実習 A: 微量液体希釈法実習 B: ディスク拡散法実習 C: 酵母様真菌薬剤感受性テスト ATY &Etest おまけ :CIM test, β-lactamase type 推定ディスク 村谷哲郎 実習 A 微量液体希釈法 実習 A の目的 ( 微量液体希釈法 ). 目視判定し 判定用紙に記入する. 判定結果を数値として記入する 3. 感受性カテゴリー記入する 菌の発育を認めない最小濃度を として記載する すべてのウェルに発育を認めない時は μg/ml と記載する は測定最小濃度 とする理由を説明できること < は間違いである理由を説明できること 実習内容あらかじめ前日に実施した黄色ブドウ球菌 株と腸内細菌科 3 株の計 すべてのウェルに発育を認めた時は > μg/ml と記載する は測定最大濃度 > とする理由を説明できること を使用するときは とすること > μg/ml と μg/ml は同義であることを説明できること MA と判定された株は β-lactam のカテゴリーを とする 5 株の を判定し カテゴリーをつける 表記解説 とは最小発育阻止濃度 すなわち (-) となった最も低い濃度となります したがって 下記の FPM は,,, が (-) なので 一番低い値 μg/ml が となる 同様に CDT は μg/ml, は μg/ml となる は 測定最高能である μg/ml で発育しており 3 μg/ml を実施した場合 (-) または + の両方の可能性がある したがって (-) ならば 3 μg/ml + ならそれ以上となる したがって μg/ml は不正解となる 通常は > μg/ml と記載しますが 3 μg/ml と同義であり正解であるが 数学的には矛盾が生じる は 測定最小濃度 μg/ml で発育を認めていないので μg/ml を実施した場合 (-) または + の両方の可能性がある したがって + ならば μg/ml (-) ならばそれ以下となる したがって < μg/ml は不正解 μg/ml と記載しなければならない > CFX MPIPC FMX GM ABK 微量液体希釈法 taphylococcus aureus IA53 > ~ > MA ATCC 9 MA,, 3 班の違いにより 管の差はあります IA53 EM CLDM 0. VCM TEIC LZD FM 3 T ATCC 9 3
PIPC CTM CFPM FMX CPDX A/BT AZT MEPM GM FM T Mck 35 3 微量液体希釈法腸内細菌科 I Mkp 75 > > > 3 > > Mmm 0 > > > 3 > 3 > I I 班により 管程度の違いがある薬剤もあります カテゴリーはブレイクポイント別表に従って判定 実習 B ディスク拡散法 00 mm シャーレを用いた KB ディスク 薬剤の判定腸内細菌科 7 株 Acinetobacter 株 実習 B の目的ディスク拡散法 ディスクは必須アイテム /CVA AZT. 実際にディスクを判定してみる. 判定基準と照合し カテゴリーをつける 3. 感受性パターンから β-lactamase タイプを推定する MA AZT デジタルは便利 ノギスの扱い方楕円の場合の判定方法ムコイド部分を除外して測定 β-lactamase type 推定のための Key drug LMX LMX MA McFarland = を綿棒で 0 3 方向から塗布判定はノギス使用液体微量希釈法では困難な 薬剤追加ができる データ疑義の際の確認 相乗作用 誘導耐性を確認できる 図は EBL+IMP- 同時産生株 ディスク拡散法の長所 短所 液体微量希釈法のパネルに搭載されていない薬剤使用頻度は低いが特殊な耐性菌にのみ使用する薬剤微量液体希釈法の疑わしい結果の確認液体培地で発育しない株の感受性測定相乗作用の確認耐性機序の確認誘導耐性 阻害剤を用いた確認試験 は求められるが に変換することはできない 結果的にカテゴリーのみの報告となる 通常は完全手作業 ノギスを用いた目視判定結果は手入力 操作は簡単 薬剤の組み合わせ自由 ディスクは安価ただし 特殊培地を常備することは事実上困難 5% 羊脱繊維血液加 CA-MHA HTM agar GC agar ディスク拡散法の判定基準がない (あり) M00-7 腸内細菌科 FLX, 緑膿菌 CL, PL-B その他グラム陰性桿菌すべてなしブドウ球菌 MPIPC, VCM, TEIC, DAP 腸球菌属 DAP 肺炎球菌 β-lactamのほとんど嫌気性菌すべて M5Ed3 Abiotrophia & Granulicatella, Aerococcus, Bacillus, Corynebacterium & related coryneform bacteria, Erysipelothrix rhusiopathiae, Gemella, HACEK, Helicobacter pylori, Lactobacillus, Lactococcus, Leuconostoc, Listeria monocytogenes, Micrococcus, Pediococcus, othia mucilaginosa,
ディスク拡散法 No. ディスク拡散法 No. E. coli ATCC59 薬剤は から時計回りに表に示す順番で並んでいる すべて感受性 CP T 0. 0.0 0. 0.03 0. 9±3 7±3 ±3 9±3 3±3 3 9±3 9±3 ±3 33± ±3 3±3 or I or I Escherichia coli Mec 50, の両方が高いことより Metallo-β-lactamase または EBL+ AmpCβ-lactamase 産生を疑う DHA-(AmpC) および HV-(EBL) 産生株 CP T >5 > > 5 0 I 0 30 0 30 3 ディスク拡散法 No. 3 K. pneumoniae Mkp 75, とも低く も低いが は耐性 XA- を疑う XA- 産生株 CP T >5 5 3 > 7 I 0 7 ディスク拡散法 No. Enterobacter aerogenes Mea 79 のみ耐性 誘導型 Class Cβ-lactamase 菌種より 染色体性 AmpC と考える CP T 5 > 0. 0. >5 0. 0. 7 30 7 9 3 3 9 7 33 7 ディスク拡散法 No. 5 Proteus mirabilis Mpm 039 感受性 耐性 耐性 低感受性感染症法の基準を満たすため CE となる -M 型 EBL と誘導型 AmpCβ-lactamase 産生株と考えられる -M-, DHA- 産生株 CP T >5 > 3 > > 9 3 3 I I ディスク拡散法 No. Escherichia coli Mec 79, セファロスポリン セファマイシン カルバペネムがすべて高度耐性 Metalloβ-lactamase KPC type β-lactamaseなどcpe と推測 NDM- 産生株 CP T >5 >5 > >5 >5 > >5 3 > 7 5 I
ディスク拡散法 No. 7 ディスク拡散法 No. Escherichia coli Mel 7333, セファロスポリン セファマイシン カルバペネムがすべて高度耐性 Metalloβ-lactamase KPC type β-lactamase など CPE と推測 KPC- 産生株 CP T >5 >5 > > > >5 3 > 7 3 I 9 Acinetobacter baumannii Mab 035 CP T >5 >5 > > > > 3 >5 7 β-lactamase typeを推定するために必要なkey drug PIPC, TAZ により阻害を受ける β-lactamase XA- の推定 TEM および HV type EBL の好基質 Class B metallo-β-lactamase の好基質 CP -M type β-lactamase の好基質 AmpCβ-lactamase に比較的安定 EBL に安定 AmpCβ-lactamase の好誘導基質 AmpCβ-lactamase の好基質 AZT Metallo-β-lactamase に安定 MEPM CPE の好基質 β-lactamase 阻害剤キレート剤 CVA クロキサシリン 3 アミノフェニルボロン酸アビバクタム 今回ディスク拡散法に選択された薬剤以外に AZT, /CVA, CP/CVA を入れれば 分離頻度の高い広域 β-lactamaseの推定は可能となる 実習 C ATY & Etest 実習 C の目的 ATY &Etest 主な抗真菌薬. 酵母様真菌薬剤感受性検査 ATY を判定してみる.Etest を判定してみる 完全発育阻止と 50% 発育阻止の薬剤の判定を把握する トレーリング発育株の 決定法とその理由を習得する CLI の判定法と ATY の判定法の違いを理解する Etest の判定方法を理解する 左右の値が異なる場合 薄い部分がある場合 抗真菌薬 Amphotericin B Flucytosine Miconazole Fluconazole Itraconazole Micafungin Voriconazole Caspofungin Ketoconazole Terbinafine Efinaconazole 略号 L-AMB (F-) VCZ CPFG KCZ EFCZ 和名アムホテリシン B フルシトシンミコナゾールフルコナゾールホスフルコナゾールイトラコナゾールミカファンギンボリコナゾールカスポファンギンケトコナゾールテルビナフィンエフィナコナゾール 商品名ファンギゾン注射用 /D アムビゾーム点滴静注用アンコチル錠フロリード F 注 / ゲル / 膣錠ジフルカンカプセル / 静注液プロジフ静注液イトリゾールカプセル / 注ファンガード点滴用ブイフェンド錠 / 静注用カンサイダス点滴静注用ニゾラールクリームラミシール錠クレナフィン爪外用液
菌量 培養温度 培地 CPFG VCZ 測定方法および判定方法の比較 ATY( 極東 ) DP( 栄研 ) + レサズリン 時間完全発育阻止 時間完全発育阻止 時間 50% 発育阻止 および 時間 50% 発育阻止 設定なし 約 0 3 cfu/ml 35 PMI0 CLI 又は 時間完全発育阻止 時間 50% 発育阻止 EUCAT 約 0 5 cfu/ml +% glucose ~ 時間完全発育阻止 ~ 時間 50% 発育阻止 設定なし 抗真菌薬のブレイクポイントとカテゴリー M7-3 00 年 抗菌薬 Amphotericin B Fluconazole Itraconazole Miconazole Voriconazole Micafungin Flucytosine ( 感受性 ) ブレイクポイント -DD* -3 ~ I( 中間 ) ~ ( 耐性 ) 3 赤字は EUCAT その他は CLI(M7-3) のブレイクポイント *DD: 用量依存的感受性 CLI M7-(0 年 月 ) で改訂された Fluconazole のブレイクポイントとカテゴリー CLI M7-(0 年 月 ) で改訂された Voriconazole のブレイクポイントとカテゴリー 菌種 C. albicans C. glabrata C. krusei C. parapsilosis C. tropicalis ( 感受性 ) ブレイクポイント -DD* 3 I( 中間 ) ( 耐性 ) 菌種 C. albicans C. glabrata C. krusei C. parapsilosis C. tropicalis ( 感受性 ) 0. 0. 0. ブレイクポイント -DD* - - - I( 中間 ) ( 耐性 ) M7-3 *DD: 用量依存的感受性 -3 M7-3 *DD: 用量依存的感受性 CLI M7-(0 年 月 ) で改訂された Micafungin のブレイクポイントとカテゴリー 菌種 C. albicans C. glabrata C. krusei C. parapsilosis C. tropicalis C. guilliermondii M7-3 ( 感受性 ) 0.0 *DD: 用量依存的感受性 ブレイクポイント -DD* I( 中間 ) 0. ( 耐性 ) VCZ ATY 最終判定 Candida parapsilosis 0.03 Candida glabrata 0.03 0.
酵母様真菌薬剤感受性試験 Etest Candida glabrata hr hr VCZ hr 0.5 0.03 0.0 hr 0.03 0. Etest は 抗菌剤が連続 5 段階の濃度勾配にコーティングされているプラスチックのストリップです 独自の革新的なドライケミストリー技術を用いて 抗菌剤および抗真菌剤の最少発育阻止濃度 () を正確に測定します Etest は 5 倍希釈系列の を測定する 作業効率の高い製品として認められています Etest では 多数の抗菌剤をラインアップしており 好気性菌だけでなく 栄養要求の厳しい菌である 肺炎球菌 ピロリ菌 髄膜炎菌 淋菌 嫌気性菌 酵母様真菌 などの検査が可能です 班によりやや異なります シスメックス HP より 特殊なラインナップ Etest 一般細菌 5 年間有効 7 種類 ( 同一薬剤で異なる濃度設定あり ) TGC, DAP, MPC, CL, PCM, MNZ, QP/DP, MUP, MFLX, FP, TB Etest の結果 No. No. 酵母様真菌 5 年間有効,,,,, VCZ, KCZ, CPFG PMI0 培地 (L- グルタミン添加 重炭酸無添加 )+ MP(0.5mol/L)+% グルコース +.5% Bactoagar (ph7.0±0.) 抗結核薬 5 年間有効 INH, EB, ETH, 7H 寒天培地 有効期間は パックや薬剤により多少異なる 左 μg/ml 右.5 μg/ml 左 μg/ml μg/ml μg/ml 右 3 μg/ml 班によっては若干の違いがありました Etest の結果 Enterococcus faecium/vanb Enterococcus faecalis/vanb No. 3 No. CIM test 今回は時間が余った場合のために用意したのみです 月 5 日 ( 水 ) の北九州地区の勉強会で詳細をお話します 被検菌を TB で一夜培養菌液に MEPM ディスクを入れ 時間インキュベート エーゼで MEPM ディスクを引き出す 管壁で余分な液体培地を除去する 左 3 右 左 3 μg/ml 右 μg/ml No. は班によっては μg/ml でした ディスポエーゼでもよいが ピンセットの方が普段慣れているはず E. coli ATCC59 を塗布した MHA に載せる 通常のディスク拡散法と同様 35 で培養する
C. koseri Mck 35 IMP-, MEPM μg/ml E. coli Mec 79 NDM-, MEPM 3 μg/ml CIM test E. coli ATCC 59 non-producer K. pneumoniae Mkp MEPM 0.0μg/ml KPC-, MEPM μg/ml 3 mm. 35 で - 時間培養後判定する 判定 9. を測定する. カルバペネマーゼ陽性 : < 5mm または mm の阻止円中にコロニー形成のみ Carbapenemase 検出 と報告する. カルバペネマーゼ陰性 : 9mm Carbapenemase 非検出 と報告する 3. 判定保留 : ~mm PC など別法で確認 β-lactamase typte 推定ディスク ( 関東化学 ) ディスク A: ファロペネムディスク B: ファロペネム +MBL 阻害剤ディスク C: ファロペネム +KPC 阻害剤ディスク D: ファロペネム +AmpC 阻害剤ディスク E: テモシリン +MBL 阻害剤 H N ファロペネム EBL に安定 CH HC C H C N H テモシリン CH 3 -methoxy penicillin N CH EBL を含む Class A β-lactamase に安定 β-lactamase type 推定ディスク ( 関東化学 ) E. coli ATCC 59 FPMμg/ml K. pneumoniae Mkp KPC-, FPM µg/ml E. cloacae Mel 577 -M-5, FPM μg/ml 参加者の皆さんお疲れ様でした! A B E D C E. coli Mec E. coli Mec 79 E. cloacae Mel 7 IMP-, FPM µg/ml NDM-5, FPM > µg/ml DHA-, HV-, FPM µg/ml