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られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規

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ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

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ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

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14551 フェノール ( チアゾール誘導体法 ) 測定範囲 : 0.10~2.50 mg/l C 6H 5OH 結果は mmol/l 単位でも表示できます 1. 試料の ph が ph 2~11 であるかチェックします 必要な場合 水酸化ナトリウム水溶液または硫酸を 1 滴ずつ加えて ph を調整

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SSH資料(徳島大学総合科学部 佐藤)

ⅱ カフェイン カテキン混合溶液投与実験方法 1 マウスを茶抽出液 2g 3g 4g 相当分の3つの実験群と対照群にわける 各群のマウスは 6 匹ずつとし 合計 24 匹を使用 2 実験前 8 時間絶食させる 3 各マウスの血糖値の初期値を計測する 4 それぞれ茶抽出液 2g 3g 4g 分のカフェ

シェイクイット! ダイエットプロテインシェイク ( シリアルフレーバー ) [ID 201-JP] 15,000 ( 税込 ) 植物性タンパク質を主原料に グルコマンナン 穀物 ビタミン ミネラル 乳酸菌などを含む 栄養の偏りがちな現代人におすすめの栄養補助食品です ダイエットのために 1 食分の置

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( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 森脇真一 井上善博 副査副査 教授教授 東 治 人 上 田 晃 一 副査 教授 朝日通雄 主論文題名 Transgene number-dependent, gene expression rate-independe

能性を示した < 方法 > M-CSF RANKL VEGF-C Ds-Red それぞれの全長 cdnaを レトロウイルスを用いてHeLa 細胞に遺伝子導入した これによりM-CSFとDs-Redを発現するHeLa 細胞 (HeLa-M) RANKLと Ds-Redを発現するHeLa 細胞 (HeL

抑制することが知られている 今回はヒト子宮内膜におけるコレステロール硫酸のプロテ アーゼ活性に対する効果を検討することとした コレステロール硫酸の着床期特異的な発現の機序を解明するために 合成酵素であるコ レステロール硫酸基転移酵素 (SULT2B1b) に着目した ヒト子宮内膜は排卵後 脱落膜 化

図 B 細胞受容体を介した NF-κB 活性化モデル

背景 ヒトの表皮細胞を用いて作られる人工表皮, いわゆる表皮モデルは, 様々な皮膚疾患, 加齢変化のメ カニズムや表皮機能の解明といった基礎研究に応用されるだけでなく, 新薬の開発や化粧品開発での安 全性試験にも用いられる重要なリサーチツールであり, 多くの研究者が注目しています しかし, これ ま

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10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1 10 年相対生存率に明らかな男女差は見られない わずかではあ

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d


高 1 化学冬期課題試験 1 月 11 日 ( 水 ) 実施 [1] 以下の問題に答えよ 1)200g 溶液中に溶質が20g 溶けている この溶液の質量 % はいくらか ( 整数 ) 2)200g 溶媒中に溶質が20g 溶けている この溶液の質量 % はいくらか ( 有効数字 2 桁 ) 3) 同じ

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

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ORYZA OIL & FAT CHEMICAL CO., LTD. オリザセラミド ORYZA CERAMIDE 美容食品素材 化粧品素材 オリザセラミド -PT,PCD,P8T,P20CD ( 粉末, 食品用途 ) オリザセラミド -WSP,WSP8 ( 水溶性粉末, 食品用途 ) オリザセラミド -L,L0.8 ( 液体, 食品用途 ) オリザセラミド -PC,PC8,PC20 ( 粉末, 化粧品用途 ) オリザセラミド -WSPC,WSPC8 ( 水溶性粉末, 化粧品用途 ) オリザセラミド -LC,LC0.8 ( 液体, 化粧品用途 ) Ver.14.0MM

美容食品素材オリザセラミド ORYZA CERAMIDE 1. はじめに 米は, わが国において唯一の穀物資源として昔から多く栽培され, 人々の食生活を支えてきました 近年, 米及び米ぬかに含まれている生理活性物質について多くの関心が集まっています 我々は米ぬか及び米胚芽に関して長年に渡って研究開発を行い, その中から,γ-オリザノール, トコフェロール, トコトリエノール, ステロール, フェルラ酸及びスクワラン等数多くの有効成分を抽出し, 製品化してきました これらの製品がすでに医薬品, 健康食品, 食品添加物, 化粧品用素材として高く評価され, 広い分野で応用されています 化粧品用素材としては, 合成セラミドやウシ由来セラミドが利用されていますが, 動物愛護の観点や狂牛病の原因であるプリオン型ウイルス感染を予防するため, 米や小麦など植物性セラミドが利用されています セラミドは化粧品だけでなく, 美容食品素材としても多く利用されています 弊社は, 植物セラミドのパイオニアとして, 十余年にわたってコメ由来セラミド ( オリザセラミド ) を販売してまいりました 2. オリザセラミド とは オリザセラミド は米ぬか及び米胚芽から抽出, 精製された製品です この製品には米由来スフィンゴ糖脂質が多く含まれています 米由来スフィンゴ脂質は動物性スフィンゴ脂質と同様に, 長鎖塩基スフィンゴシンに脂肪酸が酸アミド結合した疎水性セラミドが基本骨格となっています 米由来スフィンゴ脂質は長鎖塩基スフィンゴシン及び脂肪酸の炭素数の違い, 水酸基や二重結合の有無により分子種に多様性があり, 帯広畜産大学藤野教授らの報告では少なくとも 20 種類以上のスフィンゴ脂質分子種が存在します 我々は各種クロマトグラフィー及び NMR 分析よりオリザセラミドの構造解析を行い,4 種類のスフィンゴ糖脂質 ( 図 1) の化学構造を明らかにしました 1

HO CH 2 OH O O OH OH OH C CH CH H 2 NH C O R C H 脂肪酸 スフィンゴシン C H (CH 2) 2 C H C H (CH 2) 8 CH 3 R: 1. -(CH 2 ) 7 CH:CHCH 2 CH:CH(CH 2 ) 4 CH 3 2. -(CH 2 ) 14 CH 3 3. -(CH 2 ) 7 CH:CH(CH 2 ) 7 CH 3 4. -(CH 2 ) 16 CH 3 図 1 オリザセラミドの構造と組成 図 2 米由来スフィンゴ糖脂質の HPLC チャート さらに近年, 北海道大学大学院薬学研究科五十嵐教授らとの共同研究により, 含量が多いと予想される米由来スフィンゴ糖脂質 ( 図 2 の No.7) について化学構造の解析を試み, 主スフィンゴ糖脂質の平面構造を決定しました その後, 京都薬大との共同研究により, コメ由来セラミドの主成分の構造を図 3 のように決定しています 図 3 オリザセラミド の主成分 2

3. 生体内におけるセラミドの役割 オリザセラミド カタログ Ver.14.0MM セラミドは 1884 年にドイツの医師 Thudichum によってヒト脳中から単離同定されました その後,120 年あまりの間で皮膚や細胞膜にもセラミドが存在することが明らかにされ, 生体における生理的役割や薬理的応用に関する研究が進められてきました 人の皮膚は皮下組織, 真皮, 表皮からなります 表皮はさらに, 生体内部側 ( 真皮側 ) より基底層, 有棘層, 顆粒層, 角質層に分類されます 各層毎に脂質の構成成分は異なり, 基底層ではリン脂質及びコレステロールが主成分として存在します 基底層から顆粒層の間ではグルコシルセラミド含量が増加し, 角質層ではほとんど消失します グルコシルセラミドを前駆体として生成したセラミドは角質層に蓄積し ( 図 4), 角質細胞間脂質の主成分として 40~60 % を占めます ( 図 5) 角質層 ( 角質細胞 ) 顆粒層 ( 顆粒細胞 ) 主成分 主成分 セラミド 糖 有棘層 ( 有棘細胞 ) 糖セラミド UDP-Glc 基底層 ( 基底細胞 ) セラミド Acyl-CoA スフィンゴシン 図 4 表皮の構造及びセラミドの代謝 その他 26% コレステロールエステル 10% セラミド 40% コレステロール 24% 図 5 角質層細胞間脂質の組成 また, 皮膚に存在するセラミドは単一分子種ではなく,9 種類以上の異なったセラミド分子種から構成されています ( 図 6) これらのセラミドが, 表皮のラメラ構造の形成と安定, 水分の保持及び異物侵入防止などのバリアー機能維持に重要な役割を果たしています 3

図 6 皮膚に存在するセラミド (CER) の分子種 9 種類の構造 また芋川らは, 加齢に伴って角質層重量あたりの角質細胞間脂質量は有意に減少し, 中でも主成分のセラミドの減少が最も多いことを報告しています ( 図 7) その結果, 角質層の保水及びバリアー機能が低下し, 皮膚は乾燥, しわ, 肌荒れ状態になりやすいと考えられています さらに, 芋川らは, 乾燥落屑皮膚疾患の一つであるアトピー性皮膚炎患者において, 皮疹部および非皮疹部におけるセラミド含量が健常者よりかなり減少していること, 及びセラミドの補充によって皮膚の乾燥症状や角質層の過度の剥離が改善されることを確認し, 角質層セラミドの不足がアトピー性皮膚炎の一員であると考えています 5) ( 図 8) よって, 皮膚のセラミド含量は皮膚の健康や若さの指標になり得ると考えられ, 日常のセラミドの補充が皮膚恒常性維持に最も効果的, かつ必要と思われます 以上に述べた機能性のほか, セラミドは皮膚に優れたアレルゲン耐性を付与すること (Lati ら, 臨床試験 4) ), 植物性セラミドには遊離基抑制活性 ( 抗酸化作用 ) やエラスターゼ, コラゲナーゼ, チロシナーゼなどの酵素抑制活性もあることから, オリザセラミド の利用は皮膚の老化やストレスの予防にも役立つことが期待されます 4

角質層重量あたりのセラミド量 (μg/mg) 60 50 40 30 20 10 0 10 30 50 70 図 7 皮膚のセラミド含量の加齢変化 G. Imokawa, J. Invest. Dermatol., 96, 523, 1991 より 年齢 ( 歳 ) 90 脂質の減少 (%) 150 100 50 0 ** 総脂質 : 年齢を合わせた健常人皮膚 n=34 : 無皮疹部皮膚 n=35 アトピ- 性皮膚炎患者 : 皮疹部皮膚 n=32 **p<0.01 *p<0.05 ±SE ** ** ** 総セラミド ** セラミド ** ** ** セラミド ** ** セラミド 図 8 アトピー性皮膚炎患者皮膚におけるセラミドの減少 ** セラミド ** * セラミド 1 2 3 4 6 + 5 ** 4. スフィンゴ脂質の消化, 吸収, 代謝 食物由来スフィンゴ脂質の消化, 吸収, 代謝について,Schmelz らは, ラベルしたスフィンゴミエリンをモデルマウスに投与し, 腸管におけるスフィンゴ脂質の代謝と分布を検討しました その結果, 腸管のどの部位でもスフィンゴミエリンが出現し, スフィンゴミエリンの多くはセラミド及び, その代謝物に分解されることが見いだされました スフィンゴ脂質の種類によって吸収, 代謝に差があることが分かりました また, 投与後 30~60 分の間に腸管から肝臓に移動したスフィンゴミエリンの量は 1% 以下でした これらの結果から, 腸管から他の組織へのスフィンゴミエリン及びその代謝物の輸送は効率的ではないこと, スフィンゴミエリンが腸管で生体複合スフィンゴ脂質の合成原料として加水分解, 吸収されることが示唆されました さらに,Nyberg らは, スフィンゴミエリンの消化部位と消化能力を調べました その結果, スフィンゴミエリンの消化がスフィンゴミエリナーゼにより主に小腸の中部と下部で起こること, またこの酵素がスフィンゴミエリン消化の第一段階における重要な役割を果たしていることを報告しています 5

5. オリザセラミド の機能性と応用 5-1 保湿作用およびセラミド増加作用 5-1-1 マウスにおける保湿およびセラミド増加作用 (in vivo) オリザセラミド カタログ Ver.14.0MM へアレスマウスにコメ由来スフィンゴ糖脂質 (GCFr, グルコシルセラミド含量 : 99% 以上 ) またはオリザセラミド -PT(FGC) を 9 日間経口投与し ( 図 9A), 背部の経表皮水分蒸散量 (TEWL) を測定しました その結果, 図 9B 左に示すように FGC(256 mg/kg) で有意な改善がみられました その後,10%SDS を 1 日 1 回 3 日間背部右側に塗布し, 再び TEWL を測定したところ (12 日目 ), 正常部位,SDS 塗布部位ともに,TEWL の改善が認められました ( 図 9B) 図 9C はこの時の正常部位と SDS 塗布部位の TEWL の差をグラフにしております GCFr,FGC ともに有意な TEWL の改善作用を示しました 図 9. コメセラミド (GCFr) およびオリザセラミド -PT(FGC) のマウスにおける経表皮水分量 (TEWL) 改善作用 A) 投与,SDS 塗布スケジュール,B) 正常部位,SDS 塗布部位の TEWL,C) 投与 12 日目における正常部位と SDS 塗布部位の TEWL の差平均値 ± 標準誤差,n=5-6 6

投与 16 日目に SDS 塗布部位の皮膚を採取し, 脂質を抽出後に TLC による脂質の分離解析を行いました ( 図 10) その結果, セラミド 1, 2(Cer 1, 2) およびグルコシルセラミド (GlcCer)EOS ( セラミド 1 の前駆体 ),A/B(4 種類の GlcCer の混合物 ) のスポットが確認できました クロマトスキャナーによる定量の結果, コメ由来スフィンゴ糖脂質 (GCFr) の投与により, セラミド 1 の含量が有意に増加し, 逆にグルコシルセラミド EOS, A/B の含量が低下しました ( 表 1) この結果は,SDS の塗布により低下した表皮セラミドを補うため,GCFr の投与により表皮グルコシルセラミドからセラミドの変換が促進したものと考えられます ( 下の絵を参照 ) 図 11 には, マウス皮膚のセラミドとグルコシルセラミドの免疫染色像を示しています 免疫染色においても, セラミド含量が増加し, グルコシルセラミド含量が低下していることが示されました 7

図 10. マウス皮膚から得られた脂質の TLC クロマトグラム Cho: コレステロール,FFA: 遊離脂肪酸,PE: フォスファチジルエタノールアミン展開条件セラミド (Cer): 溶媒クロロホルム : メタノール : 酢酸 (190:9:1), 発色 : 10% 硫酸銅含有 8% リン酸, グルコシルセラミド (GlcCer): クロロホルム : メタノール : 酢酸 (40:12:1), 0.1% オルシノール含有 10% 硫酸 表 1. GCFr 投与による SDS 塗布部位皮膚の脂質量の変化 スポット面積 Cho FFA Cer 1 Cer 2 Normal 0.711±0.094 0.469±0.097 0.139±0.028 0.112±0.024 Control 0.669±0.057 0.390±0.054 0.158±0.028 0.126±0.022 GCFr (3 mg/kg) 0.732±0.026 0.623±0.096 0.184±0.026 0.137±0.021 GCFr (10 mg/kg) 0.840±0.119 0.724±0.088* 0.211±0.036* 0.135±0.020 スポット面積 GlcCer (EOS) GlcCer A/B PE Normal 0.035±0.005 0.044±0.007 0.071±0.020 Control 0.034±0.007 0.042±0.005 0.064±0.008 GCFr (3 mg/kg) 0.032±0.009 0.033±0.008 0.103±0.018 GCFr (10 mg/kg) 0.016±0.004* 0.017±0.006* 0.069±0.011 Cho: コレステロール,FFA: 遊離脂肪酸,PE: フォスファチジルエタノールアミ ン,Cer: セラミド,GlcCer: グルコシルセラミド セラミドおよびグルコシルセラミドの各面積は, それぞれの標品で補正した 平均値 ± 標 準誤差,n=5-6,*: p<0.05. 8

図 11. GCFr 投与マウス皮膚におけるセラミド (Cer) およびグルコシルセラミド (GlcCer) の免疫染色画像スケールバーは 50 µm Cer および GlcCer は茶色に染色されている 9

一方, 電子顕微鏡による観察の結果, 図 12 に示すように顆粒層に存在するケラトヒアリン顆粒 (KG) の成長 拡大が認められました KG はフィラグリンの前駆体のプロフィラグリンの貯蔵部位であり, フィラグリンはケラチンと結合するで強固なケラチン構造の構築に寄与しています したがって,GCFr の投与による表皮角質層の強化が期待できます Control GCFr (10 mg/kg) 図 12. マウス皮膚断面 (3,000 倍 ) SC: 角質層,SL: 淡明層,SG: 顆粒層,KG: ケラトヒアリン顆粒 図 13 には角質層に存在するラメラ構造 ( 脂質二重層 ) の変化を示しています ラメラ構造は, セラミドそのものの存在様式です GCFr の投与により, ラメラ構造が明瞭になっていることから, セラミドの含有量や存在様式に変化がみられることが明らかになりました Control GCFr(10 mg/kg) Control GCFr(10 mg/kg) 図 13. 角質層にみられるラメラ構造 (50,000 倍 ) 10

図 14 は顆粒層に存在する層板顆粒 ( ラメラ顆粒 ) の写真です 層板顆粒は角質層に存在するラメラ構造と同様に脂質二重構造をとり, グルコシルセラミドの貯蔵部位になっています GCFr の投与により, 層板構造が明瞭に変化していることから, グルコシルセラミドの存在様式にも変化を与えていることが示唆されました Control GCFr(10 mg/kg) 図 14. 顆粒層にみられる層板顆粒 (300,000 倍 ) 図 15 は角質細胞のケラチン模様 ( 細胞内の線維状の構造 ) を示しております その細胞膜を cornified envelope( 別名 : 周辺帯, 破線部分 ) と呼び, 強靭な細胞膜を形作っています GCFr の投与により, その電子密度が上昇し ( 濃くなっている ) その構造が強化されている様子が分かります Control GCFr(10 mg/kg) 図 15. 角質のケラチン模様と cornified envelope( 周辺帯, 破線の細胞膜 )(3,000 倍 ) 周辺帯はインボルクリンやロリクリンから構成される強靭な角質細胞膜 GCFr 投与により高電子密度化がみられる 11

図 16 は表皮のグルコシルセラミドの合成とセラミドへの変換に関与する酵素の発現を示した Western blotting 像です (7 ページ参照 ) それぞれグルコシルセラミド合成酵素 (GCSase) およびβ-グルコセレブドシダーゼ (GCase) と呼びます 実験の結果,GCFr の投与により,GCase,GCSase の発現量が増加しました この結果より,GCFr の投与により, 表皮のグルコシルセラミドの合成と分解 ( セラミドへの変換 ) が亢進したものと考えられ, 表 1 や図 11 に示したグルコシルセラミドやセラミドの変化を反映する結果が得られました 図 16. GCFr 投与マウス皮膚におけるグルコシルセラミド合成酵素 (GCSase) および β- グルコセレブドシダーゼ (GCase) の発現 A) 10% SDS-PAGE での Western blotting 像. B) 各タンパクの発現量をアクチンで補正後 control を 1 としてグラフ化した 以上の結果より, オリザセラミドは経口摂取により表皮のセラミド含量を高めることで, 角質層の保湿やバリアー機能を補う働きがあることが判明しました 12

5-1-2 ヒト表皮培養系におけるセラミド増加作用 (in vitro) ヒト表皮三次元培養系の基底層側にオリザセラミド の主成分 [GlcCer (d18:2), 図 3] を添加し,3 日間培養後にセラミドおよびグルコシルセラミド含量を測定しました ( 図 17) その結果,Cer 1, Cer 2, GlcCer (EOS) および GlcCer A/B が有意に増加しました ( 表 2) 図 17. ヒト表皮培養系から得られた脂質の TLC クロマトグラム Cho: コレステロール,FFA: 遊離脂肪酸,Cer: セラミド,GlcCer: グルコシルセラミド,PE: フォスファチジルエタノールアミン展開条件は図 10 参照 表 2. GlcCer (d18:2) 添加によるヒト表皮培養系における脂質量の変化 スポット面積 濃度 Cho FFA Cer 1 Cer 2 (µg/ml) Control - 0.238±0.036 0.053±0.006 0.048±0.021 0.109±0.011 GlcCer (d18:2) 1 0.247±0.016 0.066±0.010 0.091±0.003* 0.071±0.015 3 0.263±0.025 0.108±0.018* 0.076±0.001 0.113±0.003 10 0.308±0.016 0.108±0.018* 0.076±0.006 0.132±0.002* スポット面積 GlcCer (EOS) GlcCer A/B PE Control - 0.034±0.004 0.020±0.004 0.052±0.017 GlcCer (d18:2) 1 0.049±0.010 0.020±0.009 0.069±0.007 3 0.081±0.009* 0.067±0.003** 0.117±0.017* 10 0.084±0.005* 0.049±0.010* 0.104±0.010 Cho: コレステロール,FFA: 遊離脂肪酸,PE: フォスファチジルエタノールアミン,Cer: セ ラミド,GlcCer: グルコシルセラミド セラミドおよびグルコシルセラミドの各面積は, それぞれの標品で補正した 平均値 ± 標準誤差,n=3, *: p<0.05, **: p<0.01. 13

下図に示すように, 免疫染色像においても GlcCer (d:18:2) によるセラミドとグルコシルセラミドの増加が認められました 図 18. GlcCer (d:18:2) 添加によるヒト表皮におけるセラミド (Cer) およびグルコシルセラミド (GlcCer) の免疫染色画像スケールバーは 50 µm Cer および GlcCer は茶色に染色されている 14

さらに GlcCer (d:18:2) は,GCase の発現に影響を与えませんでしたが,GCSase や表皮の成熟指標であるインボルクリンやトランスグルタミナーゼの発現を高めました ( 図 19) 図 19. GlcCer (d:18:2) 添加によるヒト表皮培養系におけるグルコシルセラミド合成酵素 (GCSase),β- グルコセレブドシダーゼ (GCase), トランスグルタミナーゼ (TGase) およびインボルクリンの発現 A) 10% SDS-PAGE での Western blotting 像. B) 各タンパクの発現量をアクチンで補正後 control( サンプル未添加群 ) を 1 としてグラフ化した C) トランスグルタミナーゼおよびインボルクリンの免疫染色 15

C) TGase Involucrin Control 3 µg/ml Control 3 µg/ml 16

5-2 美白作用 (in vitro) 5-2-1 マウス B16 メラノーマ細胞におけるメラニン生成抑制作用 B16 メラノーマ細胞を用いて, 米由来スフィンゴ糖脂質のメラニン生成抑制作用 ( 美白作用 ) を検討しました その結果, 米由来スフィンゴ糖脂質は濃度依存的にメラニンの生成を抑制し, コウジ酸の活性には及ばなかったものの, 他の既存美白剤よりも強い抑制作用が認められました ( 図 20) 米由来スフィンゴ糖脂質を経口摂取した場合, 吸収されたスフィンゴ糖脂質は皮膚に到達してメラニン生成抑制作用を発揮し, 美白効果をもたらすことが期待されます メラニン生成抑制率 (%) 40 30 20 10 A 100μg/ml メラニン生成抑制率 (%) 50 40 30 20 10 0 B 0 1 2 3 4 5 1. コウジ酸 2. エラグ酸 3. ビタミン C 4. アルブチン 5. 米由来スフィンゴ糖脂質 -1 0 1 10 µg/ml 100 コウジ酸米由来スフィンゴ糖脂質 図 20. 米由来スフィンゴ糖脂質のメラニン生成抑制作用 実験方法 マウス B16 メラノーマ細胞 (2 10 3 cells/ml) をシャーレ (60 mm dish) に播種し,10% 牛胎児血清を含む D-MEM 培地で 24 時間培養後, サンプル含有培地 ( スフィンゴ糖脂質は乳化して添加 ) に交換した 4 日後, 新鮮なサンプル含有培地に交換し, さらに 2 日後に細胞を回収した 回収した細胞の生細胞数を数えた後, 細胞を 2N NaOH で融解 (37,1 時間 ) し,450 nm における吸光度を測定した 各サンプル純度 コウジ酸, エラグ酸, ビタミン C, アルブチン : 100 % 米由来スフィンゴ糖脂質 : 95 % 以上 17

5-2-2 マウスメラノサイト (melan-a) におけるメラニン生成抑制作用 北海道大学薬学部五十嵐教授, 光武助手のグループにおいて, マウスメラノサイト細胞での米由来スフィンゴ糖脂質及びその酸分解物 * のチロシナーゼ活性及びメラニン色素生成に及ぼす影響を検討しました その結果, 米由来スフィンゴ糖脂質及びその酸分解物には, 濃度依存的なチロシナーゼ活性阻害作用及びメラニン生成抑制作用がみられました ( 図 21, 22) * 米由来スフィンゴ糖脂質を 1 N HCl 含有含水メタノール溶液で加水分解 (70 /18 時間 ) した n- ヘキサン / メタノールによる液 - 液分配で得られたメタノール層を回収し, 濃縮乾燥した チロシナーゼ活性 メラニン生成量 % of control % of control 0 5 10 20 (µg/ml) 0 5 10 20 (µg/ml) 図 21. メラニン生成に対する米由来スフィンゴ糖脂質の影響 チロシナーゼ活性 メラニン生成量 % of control % of control 0 5 10 20 (µg/ml) 0 5 10 20 (µg/ml) 図 22. メラニン生成に対する米由来スフィンゴ糖脂質酸分解物の影響 18

実験方法 1) チロシナーゼ活性の測定マウスメラノサイト細胞株 (melan-a cells, 1 10 4 cells/well) を 96well plate に播種し,200 nm TPA および 10% ウシ胎児血清を含む RPMI1640 培地で 24 時間培養後, サンプル ( 米由来スフィンゴ糖脂質純度 :95% 以上 ) を含む培地に交換し,4 日培養を行った 培養上清を除去した後,1% tritonx-100 含有 PBS (90µl/well) を添加し,1 分間振盪後, 基質として 10mM L-DOPA 含有 PBS (10µl/well) を添加し, インキュベート (1 時間,37 ) 後,475nm における吸光度を測定した チロシナーゼ活性は各群のタンパク量で補正を行った 2) メラニン生成量の測定 melan-a cells (3 10 5 cells/well) を 90 mm plate, 又は 6 well plate に播種し,1) と同様の培養を行った 終了後, 細胞を回収し, 細胞ペレットに 1N NaOH 溶液 (500µl) を加えて溶解した 溶解液を加温 (100,30 分 ) 後,405nm における吸光度を測定した メラニン生成量は各群のタンパク量で補正を行った 5-3 保湿作用 (in vitro) セラミドの保湿作用については, 多くの臨床実験により証明されています Merrill と Futerman らは, 植物性セラミドを経口摂取した場合, セラミドは消化管から吸収されて血中に入り, 毛細血管を介して角質層に取り込まれ, 角質層の保水機能及びバリアー機能改善に効果があることを報告しています 1-3) 我々は, 米由来オリザセラミド の保湿効果を,in vitro 保水能を指標に小麦, またはコンニャク由来のセラミドと比較しました その結果, 米由来セラミドは, 小麦, またはコンニャク由来セラミドより優れた水分保持機能を有することが明らかとなりました 水分保持率 ( %) 36 35 34 33 32 31 30 29 28 1 2 3 4 1. 米由来セラミド 2. コンニャク由来セラミド 3. 小麦由来セラミド 4. コントロール 注 ) 各試験サンプルは 3% セラミド含有の市販品 図 23. オリザセラミド の水分保持効果 実験方法 各植物由来セラミドの乳化液 ( 市販品で 3%) を調製し,35, 相対湿度 40% における重量変化を 8 時間後に測定し, 水分保持率を算出した 19

5-4 ヒト皮膚線維芽細胞賦活作用 以下に示した各植物由来スフィンゴ糖脂質のヒト皮膚線維芽細胞賦活作用を検討しました その結果, 小麦以外の 3 種類のスフィンゴ糖脂質に, 濃度依存的な線維芽細胞増殖促進活性が認められました 特に米由来スフィンゴ糖脂質は,300 µg/ml の濃度下で, 他のスフィンゴ糖脂質より強い線維芽細胞増殖促進活性 (163%) を示しました 試料 : 1. オリザ油化 製造, 米由来, 純度 95% 以上 2. 他社製造, コンニャク由来, 純度 95% 以上 3. 他社製造, コーン由来, 純度 95% 以上 4. 他社製造, 小麦由来, 純度 95% 以上 線維芽細胞増殖率 (%) 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 100 163 129 128 1 2 3 4 5 試料 59 1. コントロール 2. 米由来スフィンゴ糖脂質 3. コンニャク由来スフィンゴ糖脂質 4. コーン由来スフィンゴ糖脂質 5. 小麦由来スフィンゴ糖脂質 図 24. 各種スフィンゴ糖脂質 (300 µg/ml) の皮膚線維芽細胞の賦活作用 実験方法 理化学研究所から購入した HS-K 細胞を,10 % ウシ胎児血清,1000 unit/ml ペニシリン,100 µg/ml ストレプトマイシン含有 RITC80-7 培地で継代培養 (5%CO 2, 37 ) した 継代後,96 穴平底マイクロプレートに細胞数を 1 10 5 cells (100 µl/well) 播種し,1% ウシ胎児血清 (FBS),1000 unit/ml ペニシリン,100 µg/ml ストレプトマイシン含有 RITC80-7 培地で 24 時間培養後,11 µl の各試料溶液 3 mg/ml (EtOH 最終濃度 0.5 %) を添加し,72 時間培養後,Cell Counting kit-8 で呈色反応を行い, マイクロプレートリーダーで 450 nm の吸光度を測定した 5-5 バリアー機能の強化 皮膚は生体最外層に存在するため, 絶えず外界から様々な刺激を受けています 植物性セラミドの摂取により, 皮膚のラメラ構造, 及び水分蒸散や有害物侵入を防止するバリアー機能が強化され, 乾癬や接触性皮膚炎の軽減に有効であることが報告されています 4) 20

5-6 アトピー性皮膚炎症状の緩和 5-6-1 感作 RBL-2H3 マスト細胞を用いた抗原誘発脱顆粒試験 オリザセラミド カタログ Ver.14.0MM 感作 RBL-2H3 マスト細胞における各種スフィンゴ糖脂質の脱顆粒抑制作用を検討した結果, 米由来スフィンゴ糖脂質に高い抑制活性が認められました 表 3 各スフィンゴ糖脂質の感作 RBL-2H3 マスト細胞における脱顆粒抑制作用由来原料脱顆粒阻害率 (%) 米 87.3 ± 2.2 小麦 82.2 ± 5.9 コンニャク 70.8 ± 5.9 トウモロコシ 64.2 ± 5.4 サンプル濃度 : 1 µg/ml, 平均値 ±S.E., n = 6 実験方法 IgE ( 抗ジニトロフェニル抗体 ) で感作した RBL-2H3 細胞にスフィンゴ糖脂質 ( 終濃度 1 µg/ml) を添加して 10 分間インキュベート後, 抗原ジニトロフェニル化ウシ血清アルブミンを加えて 30 分間反応させた 上清中の遊離ヘキソサミニダーゼ活性を測定し, 脱顆粒率を求めた 5-6-2 マウス compound48/80 誘発掻痒モデルに対する作用 マウス (ddy, 雄 ) に米由来スフィンゴ糖脂質配合飼料を継続摂取させたところ, compound 48/80 によって惹起された引っ掻き行動が, コントロール群より減少する傾向が認められました ( 図 25) compound 48/80 によるヒスタミン遊離を抑制することで, 引っ掻き行動を抑制するものと考えられました 引っ掻き回数 ( 回 ) 56 54 52 50 48 46 44 42 40 control 0.15% 群 0.3% 群 0.5% 群 図 25. 米由来スフィンゴ糖脂質の compound 48/80 誘発掻痒マウスに対する作用 実験方法 マウス (ddy, 雄 ) を 4 群に分け, 米由来スフィンゴ糖脂質 (0,0.15,0.3 および 0.5%) 配合飼料を 3 日間自由摂取させた 次に,3%compound 48/80 溶液を頚背部に皮内投与して引っ掻き行動を惹起し, 掻きはじめから 30 分間ビデオ撮影して引っ掻き回数を数えた 21

5-7 美肌作用 ( ヒト臨床 ) 詳細は 米由来セラミド含有食品における美肌効果の臨床的検討 - 乾燥肌を対象とした顕微鏡的 3 次元的画像解析による客観的評価 - を参照下さい 5-8 キウイ種子エキスとの併用による美肌作用 オリザセラミド は, 保湿作用や線維芽細胞賦活作用など美容作用を有しており, 経口摂取による肌状態改善作用が認められている素材です またキウイ種子エキスは, 生体内でニキビ発症に関与している5α-レダクターゼおよび P. Acnes 産生リパーゼの活性阻害作用を有しており, 塗布によるニキビ改善作用や経口摂取による皮脂量の改善作用が認められている素材です これまでの研究結果から, オリザセラミド とキウイ種子エキスの併用摂取は, ニキビを含めた肌状態を総合的に改善するのに非常に優れた組み合わせであると予想されます その効果をヒト臨床試験によって検証したところ, ニキビ菌に作用して皮脂量が減少し, ニキビの症状改善と肌状態の改善による QOL の向上が認められました オリザセラミド は美容成分として知名度の高いセラミドを主成分としており, キウイ種子エキスは健康フルーツとしてよく好まれるキウイの種子が原料であるため, 情緒的にも女性からの高評価が期待できます したがって, オリザセラミド とキウイ種子エキスの組み合わせは, 低年代の女性に対し, ニキビを含めたお肌の状態を総合的に改善する機能的価値と素材の持つ情緒的価値を同時に提供でき, QOL の向上にも貢献できると考えられました 5-8-1 方法顔面にニキビのある 18~34 歳の日本人の女性を対象に非盲検試験を行い, キウイ種子エキスおよびオリザセラミド 含有食品を4 週間継続摂取した時の効果を検証しました 主な評価項目は, 医師による目視判定と VISIA によるポルフィリン測定, 顔面画像解析,Skindex-16 による皮膚疾患特異的 QOL 評価, 皮脂量です 5-8-2 結果 1 師による目視判定ニキビは, 症状の程度によって軽い方から面疱, 丘疹, 膿疱, 膿瘍, 結節に分類されます 1 個につき面疱を1 点, 丘疹を2 点, 膿疱を3 点, 膿瘍を4 点, 結節を 5 点とし, 医師の目視により各被験者の症状をスコア化したところ,4 週間目でスコアの有意な減少が認められました ( 図 26) したがって, キウイ種子エキスおよびオリザセラミド 含有食品の摂取により, ニキビの症状改善が認められました 22

30 25 * 20 15 10 5 0 0 週 2 週 4 週図 26. ニキビ症状スコアの変化 (*: p<0.05) 2 ルフィリンポルフィリンは,P. Acnes に特徴的な代謝産物であり, ニキビ菌が存在する証拠の一つです ポルフィリンは, 試験期間を通じて, 正面 左顔 右顔において経時的に減少する傾向が認められました ( 図 27) したがって, キウイ種子エキスおよびオリザセラミド 含有食品の摂取により, ニキビの原因菌である P. Acnes が減少する可能性が示唆されました ポルフィリン ( 個 ) スコア ( 点 ) 450 400 350 300 250 正面左顔右顔 200 0 週 2 週 4 週図 27. ポルフィリン個数の変化 3 脂量皮脂量は, 額部中央および左頬骨頂点部位において, 経時的に減少する傾向が認められました 左頬骨頂点部位では2 週間目で有意な減少が認められました ( 図 28) したがって, キウイ種子エキスおよびオリザセラミド 含有食品の摂取によって皮脂量は減少すると考えられました 皮脂量 (µg/cm 2 ) 30 25 20 15 10 5 0 額部中央左頬骨頂点部位 0 週 2 週 4 週 * 図 28. 皮脂量の変化 (*: p<0.05) 23

4 キメキメは, 左顔および右顔で経時的に増加する傾向が認められました ( 図 29) したがって, キウイ種子エキスおよびオリザセラミド 含有食品の摂取により, 肌状態が改善される可能性が示唆されました キメ ( 個 ) 800 600 400 200 正面左顔右顔 0 0 週 2 週 4 週 図 29. キメ個数の変化 5Skindex-16 による皮膚疾患特異的 QOL 評価 Skindex-16 は, 症状 感情 機能の3つの領域に属する 16 項目の質問からなり, 皮膚疾患特異的 QOL 評価尺度の一つです 領域ごとに0-100 点で評価し, 点数が高いほど QOL が低いとされます 本試験では, 感情 および 総合 において経時的にスコアが減少する傾向が認められました さらに,2 週間目では感情スコアの有意な減少が認められました ( 図 30) スコアの減少は各項目の改善を意味するため, キウイ種子エキスおよびオリザセラミド 含有食品の摂取により, ニキビに悩む方々の QOL が改善したと考えられました スコア ( 点 ) 80 60 40 20 * 感情総合 0 0 週 2 週 4 週 図 30. QOL の変化 (*: p<0.05) 24

5-9 抗腫瘍作用 5-9-1 大腸癌抑制作用 我が国の大腸癌による死亡率は消化器癌の中で胃癌に次いで高く, 欧米型の食習慣化により発症率が急増しています 琉球大学吉見教授のグループとの共同研究で大腸発がんの変抑制効果を検討した結果, 米由来スフィンゴ糖脂質が天然物由来の安全な大腸癌予防物質になりうる可能性が示唆されました 7) F344 ラット (5 週齢, 雄 ) に, アゾキシメタン (AOM) を週 1 回 2 週間皮下注射し, 大腸癌の前癌病変である aberant crypt foci (ACF) および mucin depleted foci (MDF) を誘発させ, これに対する米由来スフィンゴ糖脂質 (G 1 CM) の作用を検討しました その結果, 実験開始 4 週目における第 2,3 群 (G 1 CM initiation 期投与群 ) の ACF と MDF 発生数は, 第 1 群 ( 陽性対照群 ) に対し, 有意な抑制を示しました また, 実験開始 8 週目における各群の ACF と MDF 発生数を調べると, 第 1 群と比較して, 第 4,5 群 (G 1 CM post-initiation 期投与群 ) においても有意な抑制が認められました ( 表 4) また, 腫瘍マーカーである PCNA 及び Caspase-3 染色より, 細胞増殖抑制のみならず, アポトーシス誘導の可能性が示唆されました ( 図 31) 以上より, 同時投与でなくても腫瘍形成プロモーション期の投与で, 前癌病変の発生低下が認められたことから, 大腸粘膜内における 2 種類の前癌病変 (ACF と MDF) 発生数をマーカーとした場合, スフィンゴ糖脂質の混餌投与には, 癌予防作用がある可能性が示唆されました 表 4 米由来スフィンゴ糖脂質の AOM 誘発ラット大腸癌モデルに対する作用 Group Conc. N Number of ACF Number of MDF (ppm) 4 w 8w 4w 8w 1 0 12 75±17 111±33 9.2±5.2 17.1±6.6 2 100 12 46± 9 p<0.01 90±28 0.8±8 p<0.05 10.8±5.9 p<0.05 3 250 12 45±14 p<0.01 75±20 p<0.05 0.8±0.4 p<0.05 6.8±2.7 p<0.05 4 100 12-89±28-10.0±5.1 5 250 12-78±15 p<0.05-9.6±3.1 p<0.01 6 250 3, 6 0 0 0 0 7 0 3, 6 0 0 0 0 測定値は平均値と標準偏差で示した 25

PCNA 染色 Caspase-3 染色 x 200 x 200 PCNA 陽性細胞核 Caspase-3 陽性細胞断片 図図 31. 20 PCNA 及び Caspase-3 染色 実験方法 F344 ラット (5 週齢, 雄 ) を 7 群に分け, 図 32 のように飼料およびアゾキシメタン (AOM 20 mg/kg) を週 1 回 2 週間皮下注射し,ACF と MDF を誘発した 実験開始 4 週目および8 週目に大腸を摘出してホルマリン固定後, アルシアン青染色 (ph 2.5) を行い,ACF と MDF の数を光学顕微鏡下で測定した さらに, 腫瘍マーカーである proliferating nuclear antigen (PCNA) と cleaved caspase-3 抗体を用いて免疫染色を行い, 腫瘍の発生とアポトーシス誘導の有無を確認した 第 1 群 : 基礎飼料を AOM 投与 1 週間前から実験終了まで与えた 第 2,3 群 : 純度約 90% のスフィンゴ糖脂質 (G 1 CM) 100, 250 ppm 含有飼料を AOM 投与 1 週間前から実験 4 週目まで, 基礎飼料を実験終了まで与えた 第 4,5 群 : 基礎飼料を AOM 投与 1 週間前から実験 2 週目まで,G 1 CM 含有 (100, 250 ppm) 飼料を実験 3 週目から実験終了まで与えた 第 6,7 群 : AOM 非投与群 250 ppm G 1 CM 含有飼料または基礎飼料を通期で与えた 0 1 2 4 8 weeks 第 1 群 (24rats) CE-2 第 2 群 (24rats) CE-2+100ppm G 1CM CE-2 第 3 群 (24rats) CE-2+250ppm G 1CM CE-2 第 4 群 (12rats) CE-2 CE-2+100ppm G 1CM 第 5 群 (12rats) CE-2 CE-2+250ppm G 1CM 第 6 群 (9rats) CE-2+250ppm G 1CM 第 7 群 (9rats) CE-2 ; AOM s.c. injection (20mg/kg body weight) ; Sacrifice ( 半日絶食後 再度各 diet を 2 時間経口投与し屠殺を行う ) 図 32 AOM 誘発ラット大腸癌モデルの実験プロトコル 26

5-9-2 扁平上皮性悪性腫瘍成長抑制作用 鳥取大学医学部の岡崎教授 藤原助教らとの共同研究の結果 オリザセラミド が経口投与により 扁平上皮性悪性腫瘍の成長抑制効果とマウスの寿命延長効果を示すことが明らかとなりました 8) NOD/SCID マウスの頸部または背中に悪性腫瘍を移植し 腫瘍が約 5 mm まで成長した後 オリザセラミド の経口投与 (300 mg/kg/day 米由来スフィンゴ糖脂質として 24 mg/kg/day) を開始しました その結果 オリザセラミド 経口投与群では 1 投与 14 日後における扁平上皮性腫瘍体積の有意な減少 ( 図 33) 2 TUNEL 染色による腫瘍の組織学的所見におけるアポトーシスの促進 ( 図 34) 3 腫瘍を移植された NOD/SCID マウスの寿命延長 ( 図 35) が認められました したがって マウスにおいて オリザセラミド には扁平上皮性悪性腫瘍の成長を抑制し 延命効果を示すことが明らかとなりました 5000 4500 4000 tumor volume (mm3) 3500 3000 2500 2000 1500 1000 500 control glucosylceramide 0 0 7 14 day 図 33. 扁平上皮性悪性腫瘍体積の比較 27

p < 0.001 control glucosylceramide 1 図 34. オリザセラミド 投与によるアポトーシス促進 0.8 survival rate 0.6 0.4 0.2 0 0 20 40 60 80 100 120 140 day 図 35. オリザセラミド 投与が寿命に与える影響参考文献 1) Eva-Maria S. et al., J. Nutr., 124 (5), 702 (1994). 2) Merrill A. H. Jr. et al., FASEB, 3A, 469 (1989). 3) Futerman A. H., CHAPTER 4, Current Topics in Membranes, Vol.40, 93 (1994). 4) Elian L. Fragrance Journal, 23 (1), 81 (1995). 5) 芋川玄爾, 油化学, 44 (10), 751 (1995). 6) Lena N. et al., J. Nutr. Biochem., 8 (3), 122 (1997). 7) Inamine M. et al., Cancer Sci., 96, 876-881 (2005). 8) Fujiwara K. et al., Int. J. Clin. Oncol., 16, 133-140 (2011). 28

6. オリザセラミド の熱安定性 オリザセラミド に含まれるスフィンゴ糖脂質は, 通常の食品加工温度に対して安定です スフィンゴ糖脂質濃度 (%) 100 80 60 40 20 100 100 140 140 0 0 30 60 時間 ( 分 ) 図 36 17 オリザセラミドの熱安定性 7. オリザセラミド の ph 安定性 オリザセラミド に含まれるスフィンゴ糖脂質は, 幅広い ph 領域で安定です 100 オリザセラミドの ph 安定性 スフィンゴ糖脂質濃度 (%) 80 60 40 20 0 1 3 5 7 9 11 13 ph 図 37 オリザセラミド の ph 安定 * 90% エタノール溶液 (ph 6.8) のスフィンゴ糖脂質を 100% とした 29

8. オリザセラミド の推奨摂取量 オリザセラミド カタログ Ver.14.0MM 美白効果あるいは保湿効果を期待する場合には, 以下に示している摂取量をおすすめします 製品名美白効果保湿効果 オリザセラミド -PT, PCD ( 粉末タイプ ) 30~50 mg/day 20~40 mg/day オリザセラミド -P8T ( 粉末タイプ ) 11~19 mg/day 7.5~15 mg/day オリザセラミド -P20CD ( 粉末タイプ ) 4.5~7.5 mg/day 3~6 mg/day オリザセラミド -WSP ( 粉末タイプ ) 30~50 mg/day 20~40 mg/day オリザセラミド -WSP8 ( 粉末タイプ ) 11~19 mg/day 7.5~15 mg/day オリザセラミド -L ( 乳化液タイプ ) 300~500 mg/day 200~400 mg/day オリザセラミド L0.8 ( 乳化液タイプ ) 113~188 mg/day 75~150 mg/day オリザセラミドは厚生労働省より食品として認められた製品です 食品として安心してお使いいただけます 9. オリザセラミド の栄養成分 項目オリザセラミド PT PCD P8T P20CD WSP WSP8 L L0.8 水分 (/100 g) 1.2 g 1.8 g 1.1 g 2.2 g 1.8 g 40.2 g タンパク質 (/100 g) 5.3 g 3.8 g 7.3 g 4.7 g 3.8 g 0.4 g 脂質 (/100 g) 19.6 g 33.8 g 21.8 g 42.2 g 33.8 g 5.9 g 灰分 (/100 g) 66.3 g 2.5 g 67.2 g 3.1 g 2.5 g 0.2 g 糖質 (/100 g) 5.6 g 58.3 g 0.4 g 47.8 g 58.3 g 53.3 g 食物繊維 (/100 g) 2.0 g 0.0 g 2.2 g 0.0 g 0.0 g 0.0 g ナトリウム (/100 g) 337 mg 524 mg 328 mg 655 mg 524 mg 52 mg エネルギー (/100 g) 224kcal 552kcal 232kcal 590kcal 552kcal 268kcal オリザセラミド -PT は実測値を記載試験依頼先 : 財団法人日本食品分析センター試験成績書発行年月日平成 19 年 5 月 17 日試験成績書発行番号第 307040849-001 号他製品は米抽出物の栄養成分分析値からの計算値米抽出物試験依頼先 : 財団法人日本食品分析センター試験成績書発行年月日 : 平成 11 年 9 月 7 日試験成績書発行番号 : 第 399080329-002 号 30

10. オリザセラミド の安全性 (1) 残留農薬残留農薬について一斉分析 (447 項目 (456 物質 )) を行った結果, 全項目において検出されず, との結果が得られました 試験依頼先株式会社マシス食品安全評価分析センター試験成績書発行年月日平成 18 年 9 月 5 日 (2) 急性毒性 (LD 50 ) 体重 30 g 前後,5 週齢の ICR 系雄性マウスにオリザセラミド を 5000 mg/kg の用量で経口投与し, 温度 23±2, 湿度 50±10%, エサ, 水自由摂取の条件下で 14 日間飼育しました コントロール群との比較をおこなったところ, 異常な体重変化はみられず, また試験終了後の剖検においても臓器に異常は認められませんでした 従って, マウスに対するオリザセラミド の LD 50 値は 5000 mg/kg 以上です (3) 無毒性量 (28 日間反復経口投与試験 ) 4 週齢の Slc:ddy マウス雌雄にスフィンゴ糖脂質を 60 mg/kg ( ヒトの体重を 60 kg として 3.6 g/ ヒト ) の用量で反復経口投与し, 温度 22±3, 湿度 50±20 %, エサ, 水自由摂取の条件下で 28 日間飼育しました コントロール群との比較をおこなったところ, 異常な体重変化はみられず, また試験終了後の血液検査及び剖検においても異常は認められませんでした 従って, マウスに対するスフィンゴ糖脂質の無毒性量は 60 mg/kg と推定されます (4) -1 その他オリザセラミド 中のスフィンゴ糖脂質 ( 米ぬかから得られた, スフィンゴシン誘導体を主成分とするものをいう ) は, 食品添加物の乳化剤としても登録されています 種々な起源のセラミドが存在する中で唯一, 厚生労働省が許可した安全性の高い製品です (4) -2 塗布試験についてオリザセラミド 中のスフィンゴ糖脂質は日本の医薬部外品原料規格 Japanese Standards of Quasi-drug Ingredients (JSQI) に登録されており, その安全性は日本の厚生労働省により担保されています 弊社のオリザセラミドはその外原規規格に合致することから, 安全性データ ( 塗布 ) の自社データはとっておりません 31

11. オリザセラミド の応用例 利用方法健康食品食品化粧品 具体例ソフトカプセル, 錠剤, ハードカプセル等キャンディー, グミ, 錠菓, クッキー, ウエハース, ドリンク等シャンプー, リンス, ファンデーション, クリーム, 乳液, 石鹸, 洗顔料, 化粧水, 口紅, ローション等 12. 荷姿 オリザセラミド -PT,PCD,P8T,P20CD ( 粉末, 食品用途 ) オリザセラミド -WSP,WSP8 ( 水溶性粉末, 食品用途 ) オリザセラミド -PC,PC8,PC20 ( 粉末, 化粧品用途 ) オリザセラミド -WSPC,WSPC8 ( 水溶性粉末, 化粧品用途 ) 1kg 内装 : ポリビニリデンコート袋, 缶 外装 : ダンボール包装 オリザセラミド -L,L0.8 ( 液体, 食品用途 ) オリザセラミド -LC,LC0.8 ( 液体, 化粧品用途 ) 5kg 内装 : キュービーテナー 外装 : ダンボール包装 13. 保管方法高温多湿を避け, 室温, 暗所にて密封状態で保管してください 32

14. 表示例 < 食品 > 製品名オリザセラミド PT,P8T オリザセラミド PCD,P20CD オリザセラミド WSP,WSP8 オリザセラミド L,L0.8 表示名セラミド含有米抽出物, セラミド含有米エキス, 米抽出物, 又は米エキス, 及び炭酸カルシウム, カゼインナトリウム ( 乳由来 ) ( 原料の一部に大豆を含む ) セラミド含有米抽出物, セラミド含有米エキス, 米抽出物, 又は米エキス, 及びシクロデキストリンセラミド含有米抽出物, セラミド含有米エキス, 米抽出物, 又は米エキス, 及びシクロデキストリンセラミド含有米抽出物, セラミド含有米エキス, 米抽出物, 又は米エキス, 及びグリセリン, グリセリン脂肪酸エステル * 食品表示については所轄の保健所, 及び地方農政局にご確認下さい < 化粧品 > 製品名 表示名称 INCI 名 オリザセラミド PC,PC8,PC20 シクロデキストリンコメヌカ油コメヌカスフィンゴ糖脂質 Cyclodextrin Oryza Sativa (Rice) Bran Oil Glycosphingolipids オリザセラミド WSPC,WSPC8 マルトシルシクロデキストリンシクロデキストリンマルトースコメヌカ油コメヌカスフィンゴ糖脂質 Maltosyl Cyclodextrin Cyclodextrin Maltose Oryza Sativa (Rice) Bran Oil Glyco sphingolipids オリザセラミド LC グリセリン水オレイン酸ポリグリセリル 10 レシチンコメヌカ油コメヌカスフィンゴ糖脂質 Glycerin Water Polyglyceryl 10 Oleate Lecithin Oryza Sativa (Rice) Bran Oil Glycosphingolipids オリザセラミド LC0.8 グリセリン水オレイン酸ポリグリセリル 10 コメヌカ油コメヌカスフィンゴ糖脂質 Glycerin Water Polyglyceryl 10 Oleate Oryza Sativa (Rice) Bran Oil Glycosphingolipids 33

製品規格書 製品名オリザセラミド -PT 食品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からヘキサン及びエタノール抽出して得られたものを, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を3.0 % 以上含む 性状 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおい スフィンゴ糖脂質含量 3.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 ( 衛生試験法 1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 硫化ナトリウム比色法 ) (Pb として ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 食品添加物公定書 第 3 法 装置 B) (As 2 O 3 として ) 一般生菌数 1 10 3 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成成分含有量 米抽出物 25.00 % 澱粉分解物 1.13 % 炭酸カルシウム 65.60 % カゼインナトリウム ( 乳由来 ) 5.00 % プルラン 2.00 % 酵素分解レシチン ( 大豆由来 ) 0.57 % グリセリン脂肪酸エステル 0.50 % キサンタンガム 0.20 % 賞味期限保管方法 合計 100.00 % 製造後 2 年間高温 直射日光を避け 換気が可能な湿気のない暗所にて密封状態で保管する 使用基準 カルシウムとして食品の 1.0% 以下の量 ( 製品として 3.8% 以下 ) にてご使用下さい 34

製品規格書 製品名オリザセラミド -PCD 食品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からヘキサン及びエタノール抽出して得られたものを, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を3.0 % 以上含む 性状 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおい スフィンゴ糖脂質含量 3.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 8.0 % 以下 ( 衛生試験法 1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 硫化ナトリウム比色法 ) (Pb として ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 食品添加物公定書 第 3 法 装置 B) (As 2 O 3 として ) 一般生菌数 1 10 3 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成成分含有量 米抽出物 40 % シクロデキストリン 60 % 賞味期限保管方法 合計 100 % 製造後 2 年間高温 直射日光を避け 換気が可能な湿気のない暗所にて密封状態で保管する 35

製品規格書 製品名オリザセラミド -P8T 食品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からヘキサン及びエタノール抽出して得られたものを, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を8.0 % 以上含む 性状 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおい スフィンゴ糖脂質含量 8.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 ( 衛生試験法 1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 硫化ナトリウム比色法 ) (Pb として ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 食品添加物公定書 第 3 法 装置 B) (As 2 O 3 として ) 一般生菌数 1 10 3 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成成分含有量 米抽出物 25.00 % 澱粉分解物 1.13 % 炭酸カルシウム 65.60 % カゼインナトリウム ( 乳由来 ) 5.00 % プルラン 2.00 % 酵素分解レシチン ( 大豆由来 ) 0.57 % グリセリン脂肪酸エステル 0.50 % キサンタンガム 0.20 % 賞味期限保管方法 使用基準 合計 100.00 % 製造後 2 年間高温 直射日光を避け 換気が可能な湿気のない暗所にて密封状態で保管する カルシウムとして食品の1.0% 以下の量 ( 製品として3.8% 以下 ) にてご使用下さい 36

製品規格書 製品名オリザセラミド -P20CD 食品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からヘキサン及びエタノール抽出して得られたものを, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を20.0 % 以上含む 性状 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおい スフィンゴ糖脂質含量 20.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 ( 衛生試験法 1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 硫化ナトリウム比色法 ) (Pb として ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 食品添加物公定書 第 3 法 装置 B) (As 2 O 3 として ) 一般生菌数 1 10 3 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 米抽出物 50 % シクロデキストリン 50 % 合計 100 % 賞味期限 製造後 2 年間 保管方法 高温 直射日光を避け 換気が可能な湿気のない暗所にて密封状態で保管する 37

製品規格書 製品名オリザセラミド -WSP 食品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からヘキサン及びエタノール抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質を粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 3.0 % 以上含む 本品は水溶性である 性状 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおい スフィンゴ糖脂質含量 3.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 ( 衛生試験法 1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 硫化ナトリウム比色法 ) (Pb として ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 食品添加物公定書 第 3 法 装置 B) (As 2 O 3 として ) 一般生菌数 1 10 3 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 米抽出物 40 % シクロデキストリン 60 % 合計 100 % 賞味期限 製造後 2 年間 保管方法 高温 直射日光を避け 換気が可能な湿気のない暗所にて密封状態で保管する 38

製品規格書 製品名オリザセラミド -WSP8 食品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からヘキサン及びエタノール抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質を粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 8.0 % 以上含む 本品は水溶性である 性状 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおい スフィンゴ糖脂質含量 8.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 ( 衛生試験法 1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 硫化ナトリウム比色法 ) (Pb として ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 食品添加物公定書 第 3 法 装置 B) (As 2 O 3 として ) 一般生菌数 1 10 3 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 米抽出物 40 % シクロデキストリン 60 % 合計 100 % 賞味期限 製造後 2 年間 保管方法 高温 直射日光を避け 換気が可能な湿気のない暗所にて密封状態で保管する 39

製品規格書 製品名オリザセラミド -L 食品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽よりエタノールで抽出して得られたものを, 乳化させた水溶性液体である 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 0.30 % 以上含む 性状 淡黄色の粘性液体であり, わずかに特有なにおいがある スフィンゴ糖脂質含量 0. 30 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 硫化ナトリウム比色法 ) (Pb として ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 食品添加物公定書 第 3 法 装置 B) (As 2 O 3 として ) 一般生菌数 1 10 3 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 精製水 40 % 米抽出物 4 % グリセリン 46 % グリセリン脂肪酸エステル 10 % 合計 100 % 賞味期限 製造後 1 年間 保管方法 高温 直射日光を避け 換気が可能な湿気のない暗所にて密封状態で保管する 40

製品規格書 製品名オリザセラミド -L0.8 食品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽よりエタノールで抽出して得られたものを, 乳化させた水溶性液体である 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 0.80 % 以上含む 性状 淡黄色の粘性液体であり, わずかに特有なにおいがある スフィンゴ糖脂質含量 0. 80 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 硫化ナトリウム比色法 ) (Pb として ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 食品添加物公定書 第 3 法 装置 B) (As 2 O 3 として ) 一般生菌数 1 10 3 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 精製水 40 % 米抽出物 4 % グリセリン 46 % グリセリン脂肪酸エステル 10 % 合計 100 % 賞味期限 製造後 1 年間 保管方法 高温 直射日光を避け 換気が可能な湿気のない暗所にて密封状態で保管する 41

製品規格書 製品名オリザセラミド -PC 化粧品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からエタノール抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質 ( 外原規 ) を, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 3.0 % 以上含む 性状 確認試験 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおいがある 本品 0.2 g をとり, ヨウ素試液 2 ml を加え, 水浴上で加温して溶かした後, 室温に放置するとき, 紫かっ色の沈澱を生じる スフィンゴ糖脂質含量 3.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 8.0 % 以下 (1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 第 2 法 ) (Pb として ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 第 3 法 ) (As 2 O 3 として ) 一般生菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 シクロデキストリン 60 % コメヌカ油 37 % コメヌカスフィンゴ糖脂質 3 % 合計 100 % 保証期限 製造後 2 年間 保管方法 高温 直射日光を避け 換気が可能な湿気のない暗所にて密封状態で保管する 本品は上記の成分よりなる複合原料である 42

製品規格書 製品名オリザセラミド -PC8 化粧品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からエタノール抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質 ( 外原規 ) を, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 8.0 % 以上含む 性状 確認試験 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおいがある 本品 0.2 g をとり, ヨウ素試液 2 ml を加え, 水浴上で加温して溶かした後, 室温に放置するとき, 紫かっ色の沈澱を生じる スフィンゴ糖脂質含量 8.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 (1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 第 2 法 ) (Pb として ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 第 3 法 ) (As 2 O 3 として ) 一般生菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 シクロデキストリン 60 % コメヌカ油 32 % コメヌカスフィンゴ糖脂質 8 % 合計 100 % 保証期限 製造後 2 年間 保管方法 高温 直射日光を避け 換気が可能な湿気のない暗所にて密封状態で保管する この規格及び試験方法において, 別に規定するものの他は, 外原規通則及び一般試験法を準用するものとする 本品は上記の成分よりなる複合原料である 43

製品規格書 製品名オリザセラミド -PC20 化粧品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からエタノール抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質 ( 外原規 ) を, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 20.0 % 以上含む 性状 確認試験 淡黄色 黄色の粉末で, わずかに特有なにおいがある 本品 0.2 g をとり, ヨウ素試液 2 ml を加え, 水浴上で加温して溶かした後, 室温に放置するとき, 紫かっ色の沈澱を生じる スフィンゴ糖脂質含量 20.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 (1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 第 2 法 ) (Pb として ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 第 3 法 ) (As 2 O 3 として ) 一般生菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 シクロデキストリン 50 % コメヌカ油 30 % コメヌカスフィンゴ糖脂質 20 % 合計 100 % 保証期限 製造後 2 年間 保管方法 高温 直射日光を避け 換気が可能な湿気のない暗所にて密封状態で保管する この規格及び試験方法において, 別に規定するものの他は, 外原規通則及び一般試験法を準用するものとする 本品は上記の成分よりなる複合原料である 44

製品規格書 製品名オリザセラミド -WSPC 化粧品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽からエタノール抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質 ( 外原規 ) を, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 3.0 % 以上含む 本品は水溶性である 性状 確認試験 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおいがある 本品 0.2 g をとり, ヨウ素試液 2 ml を加え, 水浴上で加温して溶かした後, 室温に放置するとき, 紫かっ色の沈澱を生じる スフィンゴ糖脂質含量 3.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 (1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 第 2 法 ) (Pb として ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 第 3 法 ) (As 2 O 3 として ) 一般生菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 マルトシルシクロデキストリンシクロデキストリン 60 % マルトースコメヌカ油 37 % コメヌカスフィンゴ糖脂質 3 % 合計 100 % 保証期限 製造後 2 年間 保管方法 高温 直射日光を避け 換気が可能な湿気のない暗所にて密封状態で保管する この規格及び試験方法において, 別に規定するものの他は, 外原規通則及び一般試験法を準用するものとする 本品は上記の成分よりなる複合原料である 45

製品規格書 製品名オリザセラミド -WSPC8 化粧品 本品は, イネ科イネ (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽よりエタノール抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質 ( 外原規 ) を, 粉末化したものである 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 8.0 % 以上含む 本品は水溶性である 性状 確認試験 淡黄色 ~ 黄色の粉末で, わずかに特有なにおいがある 本品 0.2 g をとり, ヨウ素試液 2 ml を加え, 水浴上で加温して溶かした後, 室温に放置するとき, 紫かっ色の沈澱を生じる スフィンゴ糖脂質含量 8.0 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 乾燥減量 5.0 % 以下 (1 g,105,2 時間 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 第 2 法 ) (Pb として ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 第 3 法 ) (As 2 O 3 として ) 一般生菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 マルトシルシクロデキストリンシクロデキストリン 60 % マルトースコメヌカ油 32 % コメヌカスフィンゴ糖脂質 8 % 合計 100 % 保証期限 製造後 2 年間 保管方法 高温 直射日光を避け 換気が可能な湿気のない暗所にて密封状態で保管する この規格及び試験方法において, 別に規定するものの他は, 外原規通則及び一般試験法を準用するものとする 本品は上記の成分よりなる複合原料である 46

製品規格書 製品名オリザセラミド -LC 化粧品 本品は, イネ, すなわちイネ科 (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽よりエタノールで抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質 ( 外原規 ) を, 乳化させた水溶性液体である 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 0.30 % 以上含む 性状 褐色の粘性液体であり, わずかに特有なにおいがある 確認試験 (1) グリセリン本品 10 g を分液漏斗にとり, エタノ ル 50 ml を加えてよく振り混ぜ, 静置した後, エタノール層を分取し, エタノ ルを留去する 得られた残留物に, 硫酸水素カリウム 0.5 g を加えて加熱するとき, アクロレインようの刺激臭を発生する (2) レシチン本品 1 g をケルダールフラスコに入れ, 粉末にした硫酸カリウム 5 g, 硫酸銅 0.5 g 及び硫酸 20 ml を加えて石綿上で注意して加熱し, 液が青色透明になった後, 更に 2 時間加熱する 冷後, 水 20 ml を加え, この液 5 ml にモリブデン酸アンモニウム試液 10 ml を加えて加熱するとき黄色の沈殿を生じる スフィンゴ糖脂質含量 0.30 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 第 2 法 ) (Pb として ) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 第 3 法 ) (As 2 O 3 として ) 一般生菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群 陰 性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 グリセリン 40.0 % 水 38.0 % オレイン酸ポリグリセリル 10 13.0 % レシチン 5.0 % コメヌカ油 3.7 % コメヌカスフィンゴ糖脂質 0.3 % 合計 100.0 % 保証期限 製造後 1 年間 保管方法 高温 直射日光を避け 換気が可能な湿気のない暗所にて密封状 態で保管する この規格及び試験方法において, 別に規定するものの他は, 外原規通則及び一般試験法を準用するものとする 本品は上記の成分よりなる複合原料である 47

製品規格書 製品名オリザセラミド -LC0.8 化粧品 本品は, イネ, すなわちイネ科 (Oryza sativa Linne) の種子から生ずる米ぬか及び米胚芽よりエタノールで抽出して得られたコメヌカスフィンゴ糖脂質 ( 外原規 ) を, 乳化させた水溶性液体である 本品は定量するとき, スフィンゴ糖脂質を 0.80 % 以上含む 性状 確認試験グリセリン 淡黄色の粘性液体であり, わずかに特有なにおいがある 本品 10 g を分液漏斗にとり, エタノ ル 50 ml を加えてよく振り混ぜ, 静置した後, エタノ ル層を分取し, エタノ ルを留去する 得られた残留物に, 硫酸水素カリウム 0.5 g を加えて加熱するとき, アクロレインようの刺激臭を発生する スフィンゴ糖脂質含量 0.80 % 以上 ( デンシトメトリー法 ) (HPLC 光散乱検出法 ) 純度試験 (1) 重金属 10 ppm 以下 ( 第 2 法 ) (Pbとして) (2) ヒ素 1 ppm 以下 ( 第 3 法 ) (As 2 O 3 として ) 一般生菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, 標準寒天培地 ) 真菌数 1 10 2 個 /g 以下 ( 衛生試験法, ポテトデキストロース寒天培地 クロラムフェニコール添加 ) 大腸菌群陰性 ( 衛生試験法,BGLB 培地 ) 組成 成分 含有量 グリセリン 46.0 % 水 40.0 % オレイン酸ポリグリセリル 10 10.0 % コメヌカ油 3.2 % コメヌカスフィンゴ糖脂質 0.8 % 合計 100.0 % 保証期限保管方法 製造後 1 年間高温 直射日光を避け 換気が可能な湿気のない暗所にて密封状態で保管する この規格及び試験方法において, 別に規定するものの他は, 外原規通則及び一般試験法を準用するものとする 本品は上記の成分よりなる複合原料である 48

製造発売元 : オリザ油化株式会社本社 493-8001 愛知県一宮市北方町沼田 1 番地 TEL(0586)86-5141( 代表 ) FAX(0586)86-6191 URL/http://www.oryza.co.jp/ E-mail: info@oryza.co.jp 商品企画から OEM 生産までお気軽にご相談ください オリザ油化は, 健康に役立つ機能性をもつ食品素材の開発をめざしています 多品種の機能性食品素材を生産し, 多くの食品情報を有しております お気軽にお問い合わせください 東京営業所 101-0041 東京都千代田区神田須田町 1-24-10 大東京ビル 5F TEL(03)5209-9150 FAX(03)5209-9151 E-mail: tokyo@oryza.co.jp 本資料は 学術的なデータ等に基づき作成しておりますが 当該製品を配合した消費者向け製品への表現については 健康増進法や薬事法等の関連法規に従うようご注意下さい * 本書の無断複写, 及び流用は, 著作権法上の例外を除き禁じられています * 本カタログに記載された内容は, 都合により変更させていただくことがあります * 今回の改定箇所 オリザセラミド -PT,-P8T,-PCD,-P20CD,-WSP,-WSP8 食品添加物製剤から食品へ表示変更 p.31 オリザセラミドの安全性の項目に (4)-2 追加 制定日 1999 年 9 月 1 日改訂日 2013 年 6 月 4 日 49

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