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イチゴ小葉における炭疽病による赤色小斑の発生 誌名 愛媛県農林水産研究所企画環境部 農業研究部研究報告 IN 7 著者 巻 / 号 奈尾, 雅浩 7 号 掲載ページ p - 発行年月 年 月 農林水産省農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター Tukub Bu-Ad Cp upp C, Auu, Fy d Fh Rh Cu

イチゴ 小葉における炭痘病による赤色小斑の発生 が確認されている小葉に汚斑症状を生じている 7%エタノール液と %次亜塩素酸ナトリウム水 株はクラウン部にも本菌が感染している可能性が 溶液に順次 ~ 秒間ずつ浸漬し表面殺菌を行っ 高く 本固定植後に萎凋する可能性が高いので早 た分離用培地には PDA培地(佐藤ら 期除去の対象となる(愛媛県病害虫防除所 6; 粉末寒天量: /L を用い 抗生物質であるク 愛媛県 4 ところで 年に県内における ロラムフェニコールを /L量で添加し 上記 大型病斑の発生を確認した際 採集したイチゴ炭 の殺菌済み切片を置床した培養温度は C 培 痘病菌の分生子懸濁液を県内主要品種の 紅ほっ 養 7日後に生育した菌叢の一部を新たな PDA培地 ぺ あまおとめ さちのか'の小葉に無傷接 に移植した 月 日分離菌から単胞子分離を行い 種したところ 上述の汚斑症状 大型病斑に加え R 菌株 R-菌株を 対照菌株として 同圃場よ 大きさ ~ 葉の同箇所の表側から裏側へ突き り採集した汚斑症状葉から同様の分離法を取り 抜ける赤色小斑が発現した(図 奈尾 B 菌株 B 菌株を得たこの 4菌株を以下の分 今回 この症状が現地で自然発病しているのか 離菌の形態観察による同定と遺伝子解析 分離菌 その症状から炭症病菌が優占分離されるのかを確 の病原性確認と赤色小斑の発現試験に供試した E 認し 今後の擢病株除去の指標になり得るのかを 考察したなお 本試験の概要は 4年 月 分離菌の形態観察による同定 ~6 日に松山市で開催された第 4 回四国植物防疫 u ( の手法を参考にして分生子 付着 研究協議会大会で講演発表した 器の形態観察を行ったすなわち PDA培地(プ ラスチックシャーレ使用で 時間近紫外線照射 (FL BL-BWナショナノレ製 時間暗黒条 件の Cで供試菌株を培養し 菌叢の色調 菌核 形成の有無 岡J I毛形成の有無 分生子の形態特性 を観察した PCA培地(ジャガイモ ニンジン各 /Lの煎汁液 寒天粉末 /Lによるスライド カルチャーで形成させた付着器の色調 形態 大 きさを調査した 図 イチゴ炭痘病菌の接種試験で発現した赤色小 斑 ( 遺伝子解析による分離菌の判別 C 暗条件下で PD液体培地を用い 各菌株を 品種 : 紅ほっぺ 右図:拡大写真(スケールハー一: 振塗培養 ( p し 生育した菌叢塊を取り出し 材料及び方法 E x シャーレ上で蒸留水洗浄した後 M 司 現地調査における病徴確認と組織分離 P G- (TOYOBO製を用いて DNAを抽 ( の b d 出した Wh 愛媛県西条市の異なる 園場を調査対象とした T プライマー p ( I T 領域を増幅する I 年 月 日には品種 レッドパール ( 芝 ( ' と IT4プライマー 月 4日 4年 月 日には品種 紅 ( ' - ' でI T ITを含む ほっぺ'の露地圃場で 赤色小斑を有する小葉を観 DNAを増幅した 耐熱性ポリメラーゼは A p p d 察 採集した観察の目的は 自然発病している B y 製の ApTqGd 6の M Mx 赤色小斑の特徴を把握するためであるなお 調 を μl 各プライマーは p/μlの調整液を 査闘場では 汚斑症状 葉柄が病斑形成により折 μ Lずつ DNAテ ン プ レ ー ト 量 は みL(沈殿 DNA 匁 損するなど炭症病が発生していることを確認した は μlのミリ Q水に再懸濁添加し μlスケ いずれの圃場でも愛ポット(伏原 6 を利用 ールで 反応させた PCR機器は日本バイオ ラッ し育苗されていた y ( 7 7JA を用 ドラボラトリーズ製の C 採集した小葉から組織分離を行ったすなわち いた PCR反応は 4C 分に続けて 4C 赤色小斑を含むように 4角で小葉から切り出し 秒 C 秒 7 C 分を サイクノレ繰り返 --

愛媛県農林水産研究報告 し 7C 7分で最終伸長させたこの後 クノレー 第 7号 ( 年 月 日の レッドパーノレ" 月 4 z ドな状態の PCR産物をシグ マアノレドリッチジャパ 日の 紅ほっぺ'が栽植された圃場では ポット ン(株に送付し受託シーケンス解析したカス 株は補植または次期作の親株として育成されてお タムプライマーは上記 IT IT4プライマーとし り 本病の発生時期からは日数が経過していたと て '末端側 '末端側から塩基配列を決定し ァ みられるよって 赤色小斑は古くなりやや褐色 L A ライメントした塩基配列を B にみえる場合や斑点内部が白変している場合がみ ht (BLAT により 国際塩基配列デー られた 4年 月 日の タ ベ ー ス (GBkEMBL/DDBJ で相向性検索を 生時期(初期に当たり赤色の斑点となっていた 行った 葉の なお 新旧いずれの症状も大きさは P 紅ほっぺ'は本病発 表側から裏側に病変部は突き抜けていた(図 4分離菌の病原性確認と赤色小斑の発現 表 に示す通り 年 月の採集小葉の分離切 接種に用いたイチゴ株はポリポット(直径 片からは炭症病菌の特徴を示す菌が -% 植えの品種 紅ほっぺ'で 区 株供試した の割合で 4年 月の分離切片からは %の 供試菌株から滅菌水で X個/Lに調整し株 月に分離され 割合で分離された なお 日 年 Lずつ葉表のみに少量接種した接種後 当たり た他の菌種となる A α 属菌 Chu属 湿潤処理として Cの薄明下(新聞紙被覆にお 菌は分離率からみて二次寄生菌等であり病原性は いてポリ袋内で 4 6時間被覆後 接種イチゴ株 ないと判断した は気温 C 光量子束密度 仰/ (照度 u x 湿度 6% 明条件 6時間 暗条件 時 間に設定した人工気象室(小糸工業(株製 分離菌の形態観察による同定 菌叢の色調は暗緑色 菌核は形成せず 剛毛形 kk G-I6HLD 特内に置いた 接 種 4日後に病 成もみられなかった分生子は単胞 円筒形 両 徴観察し 病斑総数 赤色小斑 汚斑症状の発生 端鈍円であり(図 岡山( 石川ら( 割合を求めた の記載と一致したまた 岡山 ( 4 が示した 一端が細い形態を有する分生子もみられた(図 結果 菌株が X 6 凹 R 大きさは R 菌株が X4 I であった比較に用 現地調査における病徴確認と組織分離 年 月 年 月に県内で採集した いた 図 現地で採集した赤色小斑を有する小葉 品種 紅ほっぺ' 同一葉で 一 一が葉表 が葉裏 戸 赤色小斑の発生位置(葉表裏で左右対称となっている 表 異なる圃場のイチゴ小葉の赤色小斑からの分離菌 供 採集年月日 試 対象菌が分離された切片割合(% 品種名 切片数 炭症病菌 他の菌種 未分離 年 月 日 レッドパール 4 月 4日 紅 ほ っ ぺ 年 月 日 紅 ほ っ ぺ 4年 {也の菌種は A Ch u 鳳菌 --

~X4~7μ, 過去に他県でイチゴ炭痘病菌 X 47~ O f ~4 X4 ~ fid ~ 6~ ~ 4 ~ ~ ~7 ~ ~7 ~x4~6 凹 とはほぼ一致した 付着器は R- 菌 4~ 4~7 6 ~ ~6 大きさは R- 菌株が 7~ 6~ ~ ~7 菌株が 7 ~ ~μ で あった 稲田 (6 ~6 4 ~6 pd の付着器の大きさを 67~6 愛媛県採集菌は, 年 月 ~ 年 月採集の 菌株

の現状と問題点資料 ( 平成 7 年 月 4~ 日