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1 構造計算書例 (1) 建物概要 :4 階建て共同住宅 設計ルート : ルート 3

2 1. はじめに 本計算例は 以下の点に重点をおいて作成した一例である 本例は計算の方針や方法を画一化するものではなく 個々の建物の特性や 設計者の設計方針によっては 本例よりもより最良な設計方法により設計することも考えられ そのような設計方針を示せて計算が可能な設計者にあっては 本設計例に縛られること無くよりよい設計を実現して頂きたい 本計算例の作成にあたっての要点 比較的経験が少ない設計者を対象としている 構造計算適合性判定に対応した計算書とする 一般に利用されている電算プログラム ( 旧一貫構造計算プログラム ) の利用を前提とする 実際の建物でよくある以下のような部位を持つ建物について計算を行っている ( 外階段 高架水槽 架構外袖壁 )

3 2. 構造計算書の構成 構造計算書は 以下の構成で作成した 構造計算書を作成することは重要であるが 構造計算適合性判定 ( 以下 適判 と称す ) において重要な方針や結果 事項を伝えることも重要と考えられる 実際に判定を行う構造計算適合性判定員から 資料が分かりにくい ( 設計に対する判断ではなく ) との意見も見聞きするため 構成を分かりやすくすることも必要である 構成の例 総目次 Ⅰ. 構造計算概要書 Ⅱ. 構造計算書 (1) 個別計算編 Ⅲ. 構造計算書 (2) 一貫計算編

4 Ⅰ. 構造計算概要書 目次 Ⅰ-1. 構造計算概要書 P Ⅰ-1

5 別記第一号様式 構造計算概要書 ( 保有水平耐力計算 / 許容応力度等計算 / 令第 82 条各号及び令第 82 条の 4 に定めるところによる構造計算 ) 1 建築物の概要 1. 建築物の名称 ( 参照頁 P.1) 沖縄 4F 共同住宅新築工事 2. 構造計算を行った者 ( 参照頁 P.3) イ. 資格 一級建築士大臣登録第 号 ロ. 氏名 ハ. 建築士事務所 ニ. 郵便番号 ホ. 所在地 ヘ. 電話番号 3. 建築場所 ( 参照頁 P.4) 4. 主要用途 ( 参照頁 P.4) 共同住宅 5. 規模 ( 参照頁 P.4) イ. 延べ面積 m2 ロ. 建築面積 m2 ハ. 構造 鉄筋コンクリート造 ニ. 階数 地上 4 階 地下 - 塔屋 - ホ. 高さ m ヘ. 軒の高さ m ト. 基礎の底部の深さ m 6. 構造上の特徴 ( 上部構造 ) 上部構造 ) 本建物は 24.00m 8.10m のほぼ長方形平面で 高さ 12.40m の共同住宅である 構造種別は 鉄筋コンクリート造で 架構形式は X 方向に純ラーメン構造,Y 方向は純ラーメン構造としている 平面 立面形状は整形の安定型であり 形態上は特に配慮を要する部分はない X 方向は 外壁部に窓開口 ドア開口や設備開口等があり 垂れ壁や腰壁によりせん断破壊が先行するおそれのある柱とはりには その接合する部分に完全スリットを配置している ( 基礎構造 ) 当該敷地は 地盤沈下 斜面崩壊等のおそれはなく 地盤の安定性の問題はない 支持地盤は GL の平均 N 値 50 以上の粘土混じり砂礫層とする 杭は 埋め込み工法による杭を用いる Ⅰ- 1

6 7. 構造計算方針 ( 上部構造 ) 1. 構造計算は X 方向ルート 3 Y 方向ル - ト 3 とする 2. 地盤は 地盤調査結果により第二種地盤と判定し Ai Rt 一次固有周期は告示による略算式を用いて算出する 3. 応力解析には 一貫構造計算プログラム SuperBuildSS2/RC 旧認定番号 TPRG-0062 を使用する 旧認定プログラムにより計算しているため 平成 19 年 6 月施行の改正構造基準に適合しているか 個別に計算し 適正であることを確認する 4. 一次設計は立体フレーム弾性解析 二次設計は立体弾塑性解析により行う 5. 応力解析用に 柱スパンは 1 階の柱芯 階高は各階の大ばり 基礎ばりのはり芯とする 6. 外力分布は一次設計 保有水平耐力計算とも Ai 分布に基づく外力分布とする 7. 柱はり接合部は剛域を考慮し 剛域端は材せいの 1/4 入った位置とする 8. 構造部材は 柱 梁 床 基礎とする 非構造部材は 袖壁, 垂れ壁 腰壁 方立壁及び架構外の壁とし これらは剛性のみ評価し 長期荷重 地震荷重には抵抗しないものとする なおこれらの剛性評価については 精算法 とする 9. 基準階の床は 大きな開口 くびれ等がないので 剛床仮定が成り立つものとする 1 階の床は一体の床スラブではないが 厚さ 150mm の土間コンクリート造としており 土間コンの側面支圧等により実質的に同一変位が可能と判断し 剛床仮定により計算を行っている 10. 長期 短期の荷重時の構造部材の剛性は 剛性低下を考慮しないひび割れ前の弾性剛性 ( 初期剛性 ) を用いて算定する 11. 部材のモデル化は 柱及びはりを線材置換とする 12. スラブは スラブ端部の拘束度を考慮して版厚 配筋を決定する 13. 片持ち部材は 鉛直震度 1.4 を考慮する 14. 雑壁は RC 造であり その剛性は雑壁 (n 倍法 ) で評価し 荷重は長期時地震時共に考慮する 15. 梁レベル差による剛域調整はない ( 基礎構造 ) 1. 上部構造と下部くい基礎構造は分離モデルとする 2. 上部構造は 基準モデル (DS 判定モデル ) として最下階ピン支持モデルと仮定して解析し 基礎バネは設けないものとする 3.1 階基礎レベルにおいて地震時水平力に対しては 杭頭接合部を固定として各杭の杭頭変位が等しくなるように 杭の剛性等に応じて水平力を分担させる 4. 杭頭固定時の地震時杭頭モーメント ( 地中梁芯まで換算した数値 ) は基礎梁にて負担させる 5. 基礎の浮上りは杭の引抜き抵抗力を考慮して検討する ( 許容応力度計算 層間変形角計算 ) 1. 地震力によって生ずる各階の層間変形角が 1/200 を超えないことを確認する 2. 断面算定用応力の位置は長期荷重は部材芯応力 水平荷重はフェース端応力とする 3. 柱及び梁の設計用せん断力は QD=min(QL+1.5(2.0 方向 )QE Q0+Qy) とする 4. 柱の断面算定は 1 軸曲げを考慮する 5. 大梁の付着検討には 1999 年度の RC 規準を考慮する 6. 地中梁の設計において 2 段筋を考慮する ( 保有耐力計算 ) Ⅰ- 2

7 1. 保有水平耐力計算は 曲げひび割れを考慮した静的弾塑性解析である荷重増分解析とし 脆性破壊を考慮する 2. 解析モデルは 一次設計と同じ架構モデルにて行う 3. 崩壊メカニズムを得るための外力分布は Ai 分布に基づく外力分布とする 4. 両方向の崩壊メカニズムは 靭性指向の全体崩壊形とし Ds=0.3 を目標とする 5.Ds 判定及び崩壊メカニズムは 基礎の浮上りを拘束して算定する 6. 全体崩壊形が形成されたと判断した時点で 崩壊メカニズムがまだ形成されていない部分については解析終了時の応力と部材耐力との応力比により 部材の曲げ降伏 せん断破壊等の破壊形式を決める それに基づき全ての部材の破壊形式 部材種別を判定し Ds 値を決定する 7. 保有水平耐力は いずれかの階の層間変形角が 1/100 に達した場合はその時点の耐力とする 8. 剛性率及び偏心率は 非構造部材を考慮する場合としない場合を計算し不利な方を採用する 9. 終局強度を計算する場合の鉄筋の材料強度は 基準強度を 1.1 倍した値とする 11. せん断終局耐力式は荒川 mean 式にて算定する 12. 崩壊メカニズム時のヒンジ発生の許容部位は部材端部とし 大梁端部 柱の最下階柱脚 最上階柱頭 地震時引張力により軸力が過少となった柱両端部 ( 塑性変形能力に問題が無いと考えられます ) とする 13. 柱及びはりに十分な塑性変形能力を確保するためせん断破壊 付着割裂破壊及び圧縮破壊等の脆性的破壊を生じないことを確認する 14.1/50 以上の変形では PΔ 効果を考慮しなければならなく 静的漸増弾塑性解析は良好な解析が出来ないため 建築耐震設計における保有水平耐力と変形性能 日本建築学会も参照して 1/50 で解析を終了する ( その他 ) 1. 使用上の支障に関する検討は 平 12 建告 1459 号第 1 の条件式により令第 82 条第 4 号への適合を確認する Ⅰ- 3

8 8. 適用する構造計算 イ. 適用する構造計算の種類 保有水平耐力計算 許容応力度等計算 令第 82 条各号及び令第 82 条の 4 に定めるところによる構造計算 ロ. 鉄骨造における適用関係 本建物の場合該当しない ハ. 平成 19 年国土交通省告示第 593 号各号の基準に適合していることの検証内容 ( 参照頁 P.194) 9. 使用プログラムの概要 イ. プログラムの名称 Super Build/SS2-RC 低層 Ver2.93 ( 旧認定番号 TPRG-0044) ロ. 国土交通大臣の認定の有無 有 ( 認定プログラムで安全性を確認 ) 有 ( その他 ) 無 ハ. 認定番号 ニ. 認定の取得年月日 ホ. 構造計算チェックリスト ( 参照頁 ) 10. 使用する材料と部位 ( 参照頁 P.22~P.25) (1) 木材以外の場合 材料 設計基準強度又は品質 (N/ mm2 ) 使用部位 普通コンクリート Fc27 1F~RF 普通コンクリート Fc21 1F 土間コン床 鉄筋 D10~D16 鉄筋 D19~D29 SD295A SD345 認定の有無 備考 (2) 木材の場合 ( 集成材 単板積層材等の木質材料を含む ) 本建物の場合該当しない 11. 使用する材料の許容応力度等 ( 参照頁 P.22~P.25) (1) コンクリートの許容応力度長期に生ずる力に対する許容応力度短期に生ずる力に対する許容応力度 (N/ mm2 ) (N/ mm2 ) 種類 圧縮 せん断 上端筋 付着 その他の鉄筋 圧縮 せん断 上端筋 付着 その他の鉄筋 Fc Fc 備考 Ⅰ- 4

9 (2) 鉄筋の許容応力度長期に生ずる力に対する許容応力短期に生ずる力に対する許容応種類度 (N/ mm2 ) 力度 (N/ mm2 ) 圧縮引張りせん断圧縮引張りせん断 基準強度 (N/ mm2 ) 備考 SD295A D19 未満 SD (195) 215(195) (D29 以上 ) SD (195) 215(195) (D29 以上 ) (3) 木材の許容応力度 ( 集成材 単板積層材等の木質材料を含む ) 本建物の場合該当しない (4) 鋼材の許容応力度本建物の場合該当しない長期に生ずる力に対する許容応短期に生ずる力に対する許容応種類力度 (N/ mm2 ) 力度 (N/ mm2 ) 圧縮引張り曲げせん断圧縮引張り曲げせん断 基準強度 (N/ mm2 ) 備考 12. 基礎 地盤説明書 ( 参照頁 ) 基礎は G.L.-15.0m の粘土混じり砂礫層を支持地盤とする杭基礎とする 杭は埋め込み工法による既製 PHC 杭を採用する 13. 略伏図等 ( 参照頁 P.5~P.9) 14. 略軸組図等 ( 参照頁 P.10~P.17) 15. 部材断面表 ( 参照頁 P.18~P.20) 16. 特別な調査又は研究の結果等説明書 ( 参照頁 ) Ⅰ- 5

10 2 荷重 外力等 1. 固定荷重 ( 参照頁 P.27) 2. 積載荷重 ( 参照頁 P.27) 用途種別スラブ用 [N/ m2 ] ラーメン用 [N/ m2 ] 地震用 [N/ m2 ] 非歩行屋根 L.L 居住室 病室 寝室 L.L 積雪荷重 ( 参照頁 ) 本建物の場合該当しない 4. 風圧力 ( 参照頁条件は P.27 結果は P.42) イ. 地表面粗度区分 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ ロ. 基準風速 V 0 = 46.0m/ 秒 ハ.E の数値 E = Er 2 Gf = ニ. 速度圧 q = 0.6EV 0 2 = N/ m2 X 方向 Y 方向とも同 ホ. 風力係数 平成 12 年建設省告示第 1454 号第 3 に規定する式に基づき算出 風洞試験の結果に基づき算出 5. 地震力 ( 参照頁 P.27) イ. 地震地域係数 Z = 0.70 ロ. 地盤種別 第 2 種地盤 ハ. 設計用一次固有周期 T = X 方向 Y 方向とも同 ニ. 設計用一次固有周期の算出方法 略算法 精算法 ホ. 振動特性係数 R t = 1.00 X 方向 Y 方向とも同 へ. 標準せん断力係数 C 0 = 0.20 X 方向 Y 方向とも同 ト. 地下部分の水平震度 本建物の場合該当しない チ. 地震力 ( 概要 ) ( 参照頁 P.42~P.43) 方向 階 wi (kn) Σwi (kn) αi Ai Ci Qi (kn) 備考 X,Y X,Y X,Y X,Y 荷重分布図 ( 参照頁 P.30) 7. その他の荷重 外力 イ. 土圧に対する考慮 ( 参照頁 P.31) ロ. 水圧に対する考慮 ( 参照頁 P.31) ハ. その他考慮すべき荷重 外力に対する考慮 ( 参照頁 P.31) 高架水槽 : 架台 + タンク本体 ( 満水時 ) 全重量 200kN Ⅰ- 6

11 3 応力計算 1. 架構モデル図 ( 参照頁 P.44~P.51) 2. 鉛直荷重時応力 ( 参照頁 P.73~P.77) 3. 水平荷重時応力 ( 参照頁 P.81~P.95) 4. 水平力分担 (1) 木造以外の場合 ( 参照頁 P.96) 方向 階 ΣQc (kn) ΣQw (kn) ΣQc+ΣQw (kn) ΣQw ΣQc+ΣQw 設計用分担率 (%) 柱の分担率 耐力壁又は筋かいの分担率 X 正 X 正 X 正 X 正 X 負 X 負 X 負 X 負 Y 正 Y 正 Y 正 Y 正 Y 負 Y 負 Y 負 Y 負 (2) 木造の場合本建物の場合該当しない (3) 木造における壁量の確認本建物の場合該当しない (4) 鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造における壁量 柱量の確認本建物の場合該当しない イ. 適用する構造計算の種類 平成 19 年国土交通省告示第 593 号第二号イ (1) 昭和 55 年建設省告示第 1791 号第三第一号イ 昭和 55 年建設省告示第 1791 号第三第二号イ ロ. 鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造における壁量 柱量 5. 基礎反力図 ( 参照頁鉛直は P.78~P.79 水平は P.97~P.99) Ⅰ- 7

12 4 断面計算 1. 断面検定表 ( 参照頁 P.110~P.134) 2. 長期荷重時断面検定比図 ( 参照頁 P.101~P.105) 3. 短期荷重時断面検定比図 ( 参照頁 P.106~P.109) 5 基礎ぐい等の検討 ( 参照頁 ) 既製 PHC 杭の支持力に対する検討 および地震時の水平力に対する検討を行い安全であることを確認している 6 使用上の支障に関する検討 ( 参照頁 ) 大梁 小梁 スラブ等について検討を行い 制限値以下であることを確認している Ⅰ- 8

13 7 層間変形角 剛性率 偏心率等 1. 層間変形角 剛性率 ( 参照頁層間変形角は P.136 剛性率は P.137) 雑壁を考慮しない場合 方向 階 加力方向 階高 ( mm ) 最大の層間変位 ( mm ) 最大の層間変形角 剛性率を計算する場合の層間変位 ( mm ) 剛性率を計算する場合の層間変形角 剛性率 X 4 正 / / X 3 正 / / X 2 正 / / X 1 正 / / X 4 負 / / X 3 負 / / X 2 負 / / X 1 負 / / Y 4 正 / / Y 3 正 / / Y 2 正 / / Y 1 正 / / Y 4 負 / / Y 3 負 / / Y 2 負 / / Y 1 負 / / Fs 雑壁を考慮する場合 方向 階 加力方向 階高 ( mm ) 最大の層間変位 ( mm ) 最大の層間変形角 剛性率を計算する場合の層間変位 ( mm ) 剛性率を計算する場合の層間変形角 剛性率 X 4 正 / / X 3 正 / / X 2 正 / / X 1 正 / / X 4 負 / / X 3 負 / / X 2 負 / / X 1 負 / / Y 4 正 / / Y 3 正 / / Y 2 正 / / Y 1 正 / / Y 4 負 / / Y 3 負 / / Y 2 負 / / Y 1 負 / / Fs 各階の剛性率 0.6 ( 階高は床版上面から上面とする ) Ⅰ- 9

14 2. 損傷が生ずるおそれのないことについての検証内容 ( 参照頁 P.136) 層間変形角が 1/200 以内のため該当しない 3. 偏心率 ( 参照頁 P.137~P.139) 雑壁を考慮しない場合方向階加力方向重心 gy(m) 剛心 ly(m) rex(m) ey(m) 偏心率 Fe X 4 X 正 Y 正 X 3 X 正 Y 正 X 2 X 正 Y 正 X 1 X 正 Y 正 方向階加力方向重心 gx(m) 剛心 lx(m) rey(m) ex(m) 偏心率 Fe Y 4 X 正 Y 正 Y 3 X 正 Y 正 Y 2 X 正 Y 正 Y 1 X 正 Y 正 雑壁を考慮する場合方向階加力方向重心 gy(m) 剛心 ly(m) rex(m) ey(m) 偏心率 Fe X 4 X 正 Y 正 X 3 X 正 Y 正 X 2 X 正 Y 正 X 1 X 正 Y 正 方向階加力方向重心 gx(m) 剛心 lx(m) rey(m) ex(m) 偏心率 Fe Y 4 X 正 Y 正 Y 3 X 正 Y 正 Y 2 X 正 Y 正 Y 1 X 正 Y 正 雑壁を考慮しない場合方向階加力方向重心 gy(m) 剛心 ly(m) rex(m) ey(m) 偏心率 Fe X 4 X 正 Y 負 X 3 X 正 Y 負 X 2 X 正 Y 負 X 1 X 正 Y 負 方向階加力方向重心 gx(m) 剛心 lx(m) rey(m) ex(m) 偏心率 Fe Y 4 X 正 Y 負 Y 3 X 正 Y 負 Y 2 X 正 Y 負 Y 1 X 正 Y 負 Ⅰ- 10

15 雑壁を考慮する場合方向階加力方向重心 gy(m) 剛心 ly(m) rex(m) ey(m) 偏心率 Fe X 4 X 正 Y 負 X 3 X 正 Y 負 X 2 X 正 Y 負 X 1 X 正 Y 負 方向階加力方向重心 gx(m) 剛心 lx(m) rey(m) ex(m) 偏心率 Fe Y 4 X 正 Y 負 Y 3 X 正 Y 負 Y 2 X 正 Y 負 Y 1 X 正 Y 負 雑壁を考慮しない場合方向階加力方向重心 gy(m) 剛心 ly(m) rex(m) ey(m) 偏心率 Fe X 4 X 負 Y 正 X 3 X 負 Y 正 X 2 X 負 Y 正 X 1 X 負 Y 正 方向階加力方向重心 gx(m) 剛心 lx(m) rey(m) ex(m) 偏心率 Fe Y 4 X 負 Y 正 Y 3 X 負 Y 正 Y 2 X 負 Y 正 Y 1 X 負 Y 正 雑壁を考慮する場合方向階加力方向重心 gy(m) 剛心 ly(m) rex(m) ey(m) 偏心率 Fe X 4 X 負 Y 正 X 3 X 負 Y 正 X 2 X 負 Y 正 X 1 X 負 Y 正 方向階加力方向重心 gx(m) 剛心 lx(m) rey(m) ex(m) 偏心率 Fe Y 4 X 負 Y 正 Y 3 X 負 Y 正 Y 2 X 負 Y 正 Y 1 X 負 Y 正 Ⅰ- 11

16 雑壁を考慮しない場合方向階加力方向重心 gy(m) 剛心 ly(m) rex(m) ey(m) 偏心率 Fe X 4 X 負 Y 負 X 3 X 負 Y 負 X 2 X 負 Y 負 X 1 X 負 Y 負 方向階加力方向重心 gx(m) 剛心 lx(m) rey(m) ex(m) 偏心率 Fe Y 4 X 負 Y 負 Y 3 X 負 Y 負 Y 2 X 負 Y 負 Y 1 X 負 Y 負 雑壁を考慮する場合方向階加力方向重心 gy(m) 剛心 ly(m) rex(m) ey(m) 偏心率 Fe X 4 X 負 Y 負 X 3 X 負 Y 負 X 2 X 負 Y 負 X 1 X 負 Y 負 方向階加力方向重心 gx(m) 剛心 lx(m) rey(m) ex(m) 偏心率 Fe Y 4 X 負 Y 負 Y 3 X 負 Y 負 Y 2 X 負 Y 負 Y 1 X 負 Y 負 各階の偏心率 令第 82 条の 6 第 3 号の基準に適合していることの検証内容 ( 参照頁 ) 8 保有水平耐力 1. 保有水平耐力を計算する場合の外力分布 ( 参照頁 P.159) 2.Ds 算定時の応力図 ( 参照頁 P.160~P.167) 3. 塑性ヒンジ図 (Ds 算定時 ) ( 参照頁 P.183~P.190) 4. 部材種別 ( 参照頁 P.183~P.190) 5. 保有水平耐力時の応力図 ( 参照頁 P.160~P.167) 6. 塑性ヒンジ図 ( 保有水平耐力時 ) ( 参照頁 P.170~P.182) 7. 各階の層せん断力変形角曲線 ( 参照頁 P.191~P.192) Ⅰ- 12

17 8. 構造特性係数 ( 参照頁 P.158~P.159) (1) 木造以外の場合 方向 階 柱及びはりの部材群 加力方向 Q (kn) 種別 耐力壁の部材群又は筋かいの部材群 Q 合計 βu 構造特性 係数 Ds X 4 正 A X 3 正 A X 2 正 A X 1 正 A X 4 負 A X 3 負 A X 2 負 A X 1 負 A Y 4 正 A Y 3 正 A Y 2 正 A Y 1 正 A Y 4 負 A Y 3 負 A Y 2 負 A Y 1 負 A (kn) 種別 Q (kn) (2) 木造の場合本建物の場合該当しない Ⅰ- 13

18 9. 保有水平耐力計算の結果 ( 参照頁 P.191~P.193) 保有水平耐力の計算は 下記の時点をもって保有水平耐力とした X 正方向 : 指定重心層間変形角に達した ( 最終 STEP=163) X 負方向 : 指定重心層間変形角に達した ( 最終 STEP=164) Y 正方向 : 指定重心層間変形角に達した ( 最終 STEP=169) Y 負方向 : 指定重心層間変形角に達した ( 最終 STEP=165) 方向 階 Ds Fe Fs Fes Qud (kn) Qun (kn) Qu (kn) Qu/Qun X 正 OK X 正 OK X 正 OK X 正 OK X 負 OK X 負 OK X 負 OK X 負 OK Y 正 OK Y 正 OK Y 正 OK Y 正 OK Y 負 OK Y 負 OK Y 負 OK Y 負 OK 判定 9 屋根ふき材等の検討 ( 参照頁 ) 該当なし Ⅰ- 14

19 Ⅱ. 構造計算書 (1) 個別計算編 目次 Ⅱ-1. 一般事項 P Ⅱ- 1 Ⅱ-2. 荷重 P Ⅱ-19 Ⅱ-3. 小梁 片持ち梁 床の設計 P Ⅱ-21 Ⅱ-4. 外階段の設計 P Ⅱ-32 Ⅱ-5. 高架水槽の設計 P Ⅱ-35 Ⅱ-6. 基礎の設計 P Ⅱ-37

20 Ⅱ-1. 一般事項 1. 一般事項 1.1 建物概要 1-1 工事名称沖縄 4F 共同住宅新築工事 1-2 工事場所 1-3 建物規模 用途共同住宅 1.2 構造概要 2-1 構造種別 鉄筋コンクリート造 2-2 骨組形式 X 方向 : ラーメン構造 Y 方向 : ラーメン構造 2-3 基礎形式 杭基礎 ( 既製 PHC 杭 ) 2-4 その他 増築の予定 : なし屋上付属物 : 高架水槽 特殊条件 : なし 1.3 荷重及び外力 3-1 地震力地域係数 Z=0.7 用途係数 I=1.0 地盤種別第 2 種地盤地盤一次周期 Tc =0.6sec. 建物設計用固有一次周期 T=h ( α)=12.4m 0.02=0.248sec. 振動特性係数 T Tc の時 Rt=1.00 Tc< T <2Tc の時 Rt=1-0.2(T/Tc-1) 2 2Tc T の時 Rt=1.6 Tc/T 標準せん断力係数 (1 次設計時 ) C 0 =0.20 標準せん断力係数 ( 保有耐力時 ) C 0 = 風圧力建設値域の条件地表面粗度区分 : Ⅲ 基準風速 V 0 : 46m/s 風圧係数 (Cf) 建物形状 : 閉鎖型陸屋根 壁面 Cpe 側面風上風下風上より0.5aの領域左に揚げる以外の領域 0.8 kz 屋根面 Cpe 風上より0.5aの領域 左に揚げる以外の領域 Cpi 0.0 及び -0.2 Ⅱ-1

21 1.4 構造設計方針 4-1 構造設計方針 ( 上部構造 ) 本建物は 24.00m 8.10mのほぼ長方形平面で 高さ 12.40mの共同住宅である 構造種別は 鉄筋コンクリート造で 架構形式は X 方向に純ラーメン構造,Y 方向は純ラーメン構造としている 平面, 立面形状は整形の安定型であり 形態上は特に配慮を要する部分はない X 方向は 外壁部に窓開口 ドア開口や設備開口等があり 垂れ壁や腰壁によりせん断破壊が先行するおそれのある柱とはりには その接合する部分に完全スリットを配置している ( 基礎構造 ) 当該敷地は 地盤沈下 斜面崩壊等のおそれはなく 地盤の安定性の問題はない 支持地盤は GL 以深の平均 N 値 50 以上の細砂層とする 杭は 埋め込み工法による杭を用いる 4-2 構造計算方針 ( 上部構造 ) 1. 構造計算はX 方向ルート 3 Y 方向ル-ト 3 とする 2. 地盤は 地盤調査結果により第二種地盤と判定し Ai Rt 一次固有周期は告示による略算式を用いて算出する 3. 応力解析には 一貫構造計算プログラム SuperBuildSS2/RC 旧認定番号 TPRG-0062 を使用する 旧認定プログラムにより計算しているため 平成 19 年 6 月施行の改正構造基準に適合しているか 個別に計算し 適正であることを確認する 4. 一次設計は立体フレーム弾性解析 二次設計は立体弾塑性解析により行う 5. 応力解析用に 柱スパンは 1 階の柱芯 階高は各階の大ばり 基礎ばりのはり芯とする 6. 外力分布は一次設計 保有水平耐力計算とも Ai 分布に基づく外力分布とする 7. 柱はり接合部は剛域を考慮し 剛域端は材せいの 1/4 入った位置とする 8. 構造部材は 柱 梁 床 基礎とする 非構造部材は 袖壁, 垂れ壁 腰壁 方立壁及び架構外の壁とし これらは剛性のみ評価し 長期荷重 地震荷重には抵抗しないものとする なおこれらの剛性評価については 精算法 とする 9. 基準階の床は 大きな開口 くびれ等がないので 剛床仮定が成り立つものとする また 1 階の床は一体の床スラブではないが 厚さ 150mm の土間コンクリート造としており 側面支圧などより実質的に同一変位が可能と判断し 剛床仮定により計算を行っている 10. 長期 短期の荷重時の構造部材の剛性は 剛性低下を考慮しないひび割れ前の弾性剛 ( 初期剛性 ) を用いて算定する 11. 部材のモデル化は 柱及びはりを線材置換とする 12. スラブは スラブ端部の拘束度を考慮して版厚 配筋を決定する 13. 片持ち部材は 鉛直震度 1.4 を考慮する 14. 雑壁は RC 造であり その剛性は雑壁 (n 倍法 ) で評価し 荷重は長期時地震時共に考慮する 15. 梁レベル差による剛域調整はない Ⅱ-2

22 ( 基礎構造 ) 1. 上部構造と下部くい基礎構造は分離モデルとする 2. 上部構造は 基準モデル (DS 判定モデル ) として最下階ピン支持モデルと仮定して解析し 基礎バネは設けないものとする 3. 1 階基礎レベルにおいて地震時水平力に対しては 杭頭接合部を固定として各杭の杭頭変位が等しくなるように 杭の剛性等に応じて水平力を分担させる 4. 杭頭固定時の地震時杭頭モーメント ( 地中梁芯まで換算した数値 ) は基礎梁にて負担させる 5. 基礎の浮上りは杭の引抜き抵抗力を考慮して検討する ( 許容応力度計算 層間変形角計算 ) 1. 地震力によって生ずる各階の層間変形角が 1/200 を超えないことを確認する 2. 断面算定用応力の位置は長期荷重は部材芯応力 水平荷重はフェース端応力とする 3. 柱及び梁の設計用せん断力はQD=min(QL+1.5(2.0 方向 )QE Q0+Qy) とする 4. 柱の断面算定は 1 軸曲げを考慮する 5. 大梁の付着検討には 1999 年度のRC 規準を考慮する 6. 地中梁の設計において 2 段筋を考慮する ( 保有耐力計算 ) 1. 保有水平耐力計算は 曲げひび割れを考慮した静的弾塑性解析である荷重増分解析とし 脆性破壊を考慮する 2. 解析モデルは 一次設計と同じ架構モデルにて行う 3. 崩壊メカニズムを得るための外力分布は Ai 分布に基づく外力分布とする 4. 両方向の崩壊メカニズムは 靭性指向の全体崩壊形とし Ds=0.3 を目標とする 5.Ds 判定及び崩壊メカニズムは 基礎の浮上りを拘束して算定する 6. 全体崩壊形が形成されたと判断した時点で 崩壊メカニズムがまだ形成されていない部分については解析終了時の応力と部材耐力との応力比により 部材の曲げ降伏 せん断破壊等の破壊形式を決める それに基づき全ての部材の破壊形式 部材種別を判定し Ds 値を決定する 7. 保有水平耐力はいずれかの階の層間変形角が 1/100 に達した場合はその時点の耐力とする 8. 剛性率及び偏心率は非構造部材を考慮する場合としない場合を計算し不利な方を採用する 9. 終局強度を計算する場合の鉄筋の材料強度は 基準強度を 1.1 倍した値とする 11. せん断終局耐力式は荒川 mean 式にて算定する 12. 崩壊メカニズム時のヒンジ発生の許容部位は部材端部とし 大梁端部 柱の最下階柱脚 最上階柱頭 地震時引張力により軸力が過少となった柱両端部 ( 塑性変形能力に問題が無いと考えられます ) とする 13. 柱及びはりに十分な塑性変形能力を確保するためせん断破壊 付着割裂破壊及び圧縮破壊等の脆性的破壊を生じないことを確認する 14. 1/50 以上の変形ではPΔ 効果を考慮しなければならなく 静的漸増弾塑性解析は良好な解析が出来ないため 建築耐震設計における保有水平耐力と変形性能 日本建築学会も参照して 1/50 で解析を終了する Ⅱ-3

23 4-3 使用電算機プログラム 一貫計算 :Super Build/SS2-RC 低層 Ver2.93 基礎設計 :Super Build/BF1 Ver3.13 二次部材設計 :Super Build/RC2 次部材 Ver 応力解析法 鉛直荷重時 水平荷重時共 : 立体フレームマトリックス法 4-5 参考図書 1 建築基準法 同施行令 年版建築物の構造関係技術基準解説書 3 鉄筋コンクリート構造計算規準 同解説 1999( 日本建築学会 ) 4 鋼構造設計規準 ( 日本建築学会 ) 5 建築耐震設計によける保有財力と変形性能 1990( 日本建築学会 ) 6 地震力に対する建築物の基礎の設計指針 ( 日本建築センター ) 7 8 Ⅱ-4

24 1.5 構造設計方針 5-1 使用材料 材料の許容応力度本建物に使用する材料と その材料の許容応力度を次に示す Ⅱ-5

25 5-2 地盤の許容支持力度及び杭の許容支持力 使用基礎の種別長期短期備考 ( 直接基礎 ) 支持地盤地質支持地盤 G.L. 支持地盤の許容 kn/m2 kn/m2 地盤 N 値支持力度支持地盤細砂層 ( 杭基礎 ) 650kN/ 本 (φ450) 長期支持地盤深さ G.L.-15.0m 杭の許容 500kN/ 本 (φ400) の2 倍支持地盤 N 値 50 以上支持力 350kN/ 本 (φ350) 杭種別埋め込み工法 Ⅱ-6

26 1.6 建物略図 Ⅱ-7

27 Ⅱ-8

28 Ⅱ-9

29 Ⅱ-10

30 Ⅱ-11

31 Ⅱ-12

32 Ⅱ-13

33 Ⅱ-14

34 Ⅱ-15

35 Ⅱ-16

36 Ⅱ-17

37 Ⅱ-18

38 Ⅱ-2. 荷重 1. 固定荷重 部位名称 厚さ (mm) 単位重量 (kn/ m3 ) 荷重 (N/ m2 ),(N/m) 合計 (N/ m2 ),(N/m) 固定荷重 (N/ m2 ),(N/m) 屋根 防水層 150 ( 非歩行 ) 増し打ち ( 平均厚 t=30mm) 断熱材 100 天井 200 1,170 1,200 (N/ m2 ) スラブ (t=150mm) ,600 3,600 4,800 片持ち庇 防水層 150 増し打ち ( 平均厚 t=30mm) (N/ m2 ) スラブ (t=150~210mm) ,320 4,400 5,300 片持ち 防水モルタル ( 平均厚 t=30mm) バルコニー 下面増し打ち ( 平均厚 t=20mm) 片廊下 1,170 1,200 (N/ m2 ) スラブ (t=150~210mm) ,320 4,400 5,600 軽量間仕切り ( 均し ) 500 2~4 階室内床 床仕上げ ( 下地含む ) 300 天井 200 1,000 1,000 (N/ m2 ) スラブ (t=180mm) ,320 4,400 5,400 外部仕上げ 600 RC 外壁 1 壁 (t=150mm) ,600 (N/ m2 ) 内部仕上げ ( 下地含む ) 200 4,400 4,400 外部仕上げ 600 RC 外壁 2 壁 (t=180mm) ,600 (N/ m2 ) 内部仕上げ ( 下地含む ) 200 4,400 4,400 RC 手摺 4,000 (N/m) (N/m) 4,000 4,000 建具 ( サッシ ) 400 (N/m) (N/m) パラペット 2,000 (N/m) (N/m) 2,000 2, 積載荷重 設計荷重 部位 屋根 ( 非歩行 ) 床用 (N/ m2 ) 架構用 (N/ m2 ) 地震用 (N/ m2 ) D.L. L.L. T.L. D.L. L.L. T.L. D.L. L.L. T.L. 4, ,700 4, ,450 4, ,100 片持ち庇 5, ,200 5,300 1,300 6,600 5, ,900 片持ちバルコニー片廊下 5,600 1,800 7,400 5,600 1,300 6,900 5, ,200 2~4 階室内床 5,400 1,800 7,200 5,400 1,300 6,700 5, ,000 室内床 5,400 1,800 7,200 5,400 1,300 6,700 5, ,000 Ⅱ-19

39 D.L L.L 床設計用小梁設計用架構設計用地震時設計用 階段屋根 アスファルト防水 150 増しコン厚さ 断熱材 天井 RC t= モルタル厚さ20*30* 増しコン厚さ23*10* 階段 段部 1380 RC tave= モルタル厚さ 増しコン厚さ 階段 踊場 830 RC tave= Ⅱ-20

1. はじめに 本計算例は 以下の点に重点をおいて作成した一例である 本例は計算の方針や方法を画一化するものではなく 個々の建物の特性や 設計者の設計方針によっては 本例よりもより最良な設計方法により設計することも考えられ そのような設計方針を示せて計算が可能な設計者にあっては 本設計例に縛られるこ

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