9 0 方法 各図に関しての特徴 剛域の設定 内法スパンの算出法危険断面位置 図 Super Build/SS Ver...5 部材の寄りに係わらず 構造芯は全階一貫した位置となる 構造芯 = 柱芯として剛域 内法スパン 危険断面位置が定まる Ver..0(DB ) 部材の寄りに係わらず

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1 建築構造計算プログラムの特性比較項目一覧表 RC 造編 ~ H5 年度版 ~ 資料 -- [ 編集メモ ] この資料は 平成 年度版に対して 各ソフトのバージョンアップを反映し その他項目の追加及び加筆 修正したものです SS: 9 項目修正 断面設計 に大項目 保有水平耐力 に大項目 小項目 追加 番号移動 H 版 BUS5: 9 項目修正 断面設計 に大項目 保有水平耐力 に大項目 小項目 追加 番号移動 予定 の項目は今夏リリースされる版で対応するもの に対して BUILD: 7 項目修正 断面設計 に大項目 保有水平耐力 に大項目 小項目 追加 番号移動 SEIN: 項目修正 断面設計 に大項目 保有水平耐力 に大項目 小項目 追加 番号移動 会社名変更 ( 注 ) 赤色が修正加筆分 緑色は補足分 0 年 6 月 日 Super Build/SS Ver...5 Ver..0(DB ) Ver..75 Ver 一般 事項 高さをとる位置 GL から 層梁天 ( 基礎梁天 ) までの高さを入力する GL から 層 FL までの高さを入力する GL から 階 FL までの高さを入力する GL から 層梁天 ( 基礎梁天 ) までの高さを入力する 建築物の高さの認識 計算ルート用 次固有周期用 別途入力のパラペット高さにより建物高さを算出 軒高は自動算定 直接入力 その場合 メッセージは出力されない 直接入力 その場合 メッセージが出力される 地面より地上 階床までの高さ パラペットの高さを入力した場合 ルート判別に考慮する 軒高は パラペット高さを考慮しない 直接入力 出力値に * 印が付く 直接入力 その場合 メッセージは出力される ( 層重量と層剛性から精算値も参考出力予定 ) パラペット H の高さを入力 可 軒高は自動計算 パラペットの高さを入力した場合 ルート判別に考慮する 直接入力 メッセージは出力される 一次固有周期の直接入力が可能 直接入力があればデフォルト一覧に表示 最上階床レベル 直接入力は可能 その場合 メッセージは出力される 最上階床レベル 直接入力は可能 その場合 メッセージは出力される 風荷重計算用 FLのレベル入力 GL から 層梁天 ( 基礎梁天 ) までの高さおよびパラペット高さの半分を考慮 速度圧算定用高さ 見つけ面積または風圧力を入力可能 メッセージは出力されない 自動計算は SS に同じ 直接入力 メッセージはなし 自動計算は SS に同じ しないするするしない 任意の 方向について設定可能 直接入力は可能 その場合 メッセージは出力される 自動計算は SS に同じ 構造階高 規準レベル構造芯の下がり 梁天 ( 階高 = 梁天間距離 ) 各階の (FL~ 梁天距離 ) を入力梁天 ( 階高 = 梁天間距離 ) 梁天 ( 階高 = 梁天間距離 ) X Y 方向ごとの梁成の平均値 (5 cm単位で丸めた値 ) を求めるた後 X Y 平均値の / 構造階高の直接入力 ( 梁芯までの距離で入力 ) (FL~ 梁天までの距離 )+ 梁成の平均値 (5 cm単位で丸めた値 ) の / 構造階高の直接入力 階高と構造階高の差を入力す 各階上下の大梁せい方向中心ることが前提となる 間距離 梁成の異なる場合の計 0 ( 階高が構造階高となる ) 算方法は 階の平均寸法で算出 階高と構造階高の差 ( 梁せいの 構造階高の直接入力梁芯下平均値の/) を入力する がり寸法で入力 通り芯と構造芯が入力可能な場合 構造モデル化 荷重拾い等の方法 部材の寄り寸法と構造モデル化等の方 入力する芯 構造芯 位置指定柱片 持梁部 の壁出の寸寄法り考慮対象 外周部の荷重拾い 考慮範囲 考慮重量 補足 CMQ 算定 通り芯通り芯 構造芯どちらも入力可能通り芯構造芯のみ 各階一貫して ( 通り芯からのズレを入力 ) 通りごとに柱 梁 壁の寄り寸法 片持部の出寸法 通り芯からの寸法を入力 部材芯または面までの距離 剛域の自動計算 接合部の計算 構造スパンには考慮しない ( 各階一貫した 通り芯からのズレは入力 可 ) 壁の寄り寸法は構造計算書の伏図 軸組図および精算法による柱剛性算定時の直交壁に考慮 片持ち床配置を想定したデフォルト設定 RC 造は 自動認識の選択 梁が外面合わせで構造芯が梁幅内にない場合のみ 構造芯から梁内面までの床荷重を考慮 出幅の入力指定 標準スラブ厚の床自重のみ考慮 積載荷重は考慮しない 片持ち床を配置した場合は積載荷重を考慮 吹抜周囲は外周部として扱わない 片持ち床を配置かつ 外周部考慮すると荷重を重複して拾う部分あり 構造芯スパン 各階一貫して各階一貫して各階一貫して 部材ごとに柱 梁 壁の寄り寸法 片持部の出寸法 通り芯からか 構造芯からか どちらの寸法かを一括選択し 入力 部材芯または面までの距離 剛域の自動計算に考慮しない 接合部の計算に考慮しない 構造スパンには考慮する 壁の寄り寸法は図面に反映 構造計算書の伏図 軸組図に反映 RC 造は 梁寄り寸法を仕口計算に考慮 RC SRC 造は梁の外面 S 造は軸心まで拾う 注 ) [ データ入力条件 ] の 床組のおさえ方 = 通り芯からの距離を入力 の場合は 軸芯 は 通り芯 に 床組のおさえ方 = 構造心からの距離を入力 の場合は 軸芯 は 構造芯 となる 軸芯から外周の出長さの入力指定 隣接スラブの荷重を考慮ただし 隣接が吹き抜けの場合は 考慮しない 積載荷重の考慮も 隣接するスラブによる 内部吹抜周囲は外周部として扱う 構造芯スパン 通り芯スパン 床による CMQ は 床組みの寸法のおさえ指定によるが 他の部材は 構造芯スパンで重量が等価になるように算定する 部材ごとに柱 梁 壁の寄り寸法 片持部の出寸法 通り芯からの寸法を入力 部材芯または面までの距離 荷重計算 剛域の自動計算 接合部の計算 構造スパンには考慮しない 構造計算書の伏図 軸組図 壁の寄り寸法は図面に反映 考慮する 梁の外面まで拾う 階ごとに指定した 代表スラブの荷重 積載荷重を考慮 内部吹抜周囲の扱いは 外周部と同様に考慮する 構造芯スパン 部材ごとに入力 荷重計算のみ考慮 応力計算では考慮しない 考慮する RC 造は梁の外面 S 造は梁心まで拾う S 造はスラブ 積載荷重ともに考慮していない 内部吹抜周囲の扱いは梁のみ 構造芯スパン /0 建築構造計算プログラム特性比較検討会議資料

2 9 0 方法 各図に関しての特徴 剛域の設定 内法スパンの算出法危険断面位置 図 Super Build/SS Ver...5 部材の寄りに係わらず 構造芯は全階一貫した位置となる 構造芯 = 柱芯として剛域 内法スパン 危険断面位置が定まる Ver..0(DB ) 部材の寄りに係わらず 構造芯は全階一貫した位置となる 構造芯 = 柱芯として剛域 内法スパン 危険断面位置が定まる Ver..75 下図 ~ の要領で設定 下図 の場合構造スハ ン 下図 ~ の場合は剛域と同様に算出可 愛知県建築技術支援センター Ver 部材の寄りに係わらず 構造芯は全階一貫した位置となる 構造芯 = 柱芯として剛域 内法スパン 危険断面位置が定まる 柱芯寄り考慮 ( 芯寄り大 ) 柱芯寄り考慮 ( 寄り小 ) 柱芯 = 構造芯 構造芯 部分地下の支点の考え方 最下層以外で支点となる節点の扱い 各地盤へ伝わる水平力振分法の選択肢 部分地下の回転剛性の扱い 支点の設定が必要支点の設定が必要支点の設定が必要支点の設定が必要 支点バネを入力 地震用軸力の比による 全層せん断力に対する割合を入力 拘束しない 回転ばね定数を入力 拘束する 水平ばねの入力 水平ローラー支点 支点バネを入力 地震用軸力の比による 全層せん断力に対する割合を入力 拘束しない 回転ばね定数を入力 拘束する 水平ばねの入力 柱軸力比 地盤に流れる地震力の直接入力 支点に水平バネを入力 拘束しない 拘束する 水平ばねの入力 回転ばね定数を入力 部分地下の回転剛性とは 地盤の水平抵抗力を回転剛性で評価すること 回転剛性が負担する曲げモーメントは地盤など建物以外の部分が負担できることを確認する必要がある 累加節点重量の比率から計算 全層せん断力に対する比率から計算 水平力は最下層まで伝達 拘束しない 支点の条件は X,Y,Z,θ X,θ Y, θ Z に自由 固定 半固定を入力 複数階にまたがる鉛直部材の取扱い 一次設計 ( 部材区分 ) 次設計での扱い ダミー材入力 柱 ブレース 壁 柱 はり端部の半剛接合 ( 次 次設計 ) 可 ( 剛床仮定の解除 の指定要 ) 断面算定では 本部材の指定をすることにより単一材として扱う 座屈長さの直接入力可能 可 ( 剛床仮定の解除 の指定要 ) 単一材の指定 範囲指定することも可能 座屈長さ係数の直接入力可能 可 ( 剛床仮定の解除 の指定要 ) 単一材 ( 連層柱 ) の指定 可 座屈長さの直接入力可能 不可 可 可 ( モデル化の方法により剛床仮定の解除等の考慮要 ) 座屈長倍率( 座屈長 / 部材長 ) の直接入力可能 可 入力形状どおり 可 入力形状どおり 不可 不可 不可 重層の壁エレメントとなる 次設計に同じ 中間節点の変位 応力 部材耐力より降伏判定 次設計に同じ 次設計に同じ 次設計に同じ 回転ばね定数を入力可 回転ばね定数を入力可 回転ばね定数を入力可 回転ばね定数を入力可 可能 自重 剛性ともに 0 の部材として認識 次 次とも 可能 自重 剛性ともに 0 の部 可能 材として認識 次 次とも 次に追加も可能 ダミー階 の入力 可 ( 中間階等がある場合に ダミー階を指定すると 層間変形角 剛性率 偏心率 次設計でのDs 値 保有水平耐力の判定の対象としない ) 準備計算 応力計算においては自重 剛性ともに考慮する 次 次とも 対象部材は断面計算を行わない ( 保有水平耐力に考慮しない ) 形状制限がない為 ダミー材入力の必要性なし 主体構造 階ごとに入力指定 方向別の指定は不可 階ごとに入力指定 方向別の指定は不可 入力指定 階別 方向別に指定 入力指定 構造種別は階ごとに自動判定 階毎に入力指定可 方向別の入力指定は不可 8 混合構造への対応 (RC+SR C RC+S) ルート判定 固有周期計算 構造特性係数 Ds 主体構造による主体構造による主体構造による主体構造による 構造種別は基本事項で入力する主体構造により 階ごとの指定 だが Ds の直接入力で対応可能 構造種別は基本事項で入力する構造種別は基本事項で入力する主体構造により 階ごとの指定 だ主体構造により 階別 方向別のが Dsの直接入力で対応可能 指定 だが Dsの直接入力で対応可能 Ds 値の判定は構造種別で入力した躯体種別による Ds の直接入力は可能 9 用途係数 ( 重要度係数 ) の扱い 可 次 次設計 可 次 次設計 次 次設計の個別指定 可 次 次設計 可能 次 次設計別々の 割増係数 で入力が可能 次設計で 割増係数 を入力すると PH 階まで割増係数を乗ずる /0 建築構造計算プログラム特性比較検討会議資料

3 Super Build/SS Ver...5 Ver..0(DB ) Ver..75 Ver 端部柱がその階の常時荷重の 0% 以上負担した場合の判定 メッセージ 出力内容 0% オーバーの場合 長期軸力の出力で NL/Σ NL の値を出力する メッセージ : 無 常時荷重 ( 固定荷重 +ラーメン用 0% を超える端部柱の位置を出積載荷重 ) によるNL/Σ NLの値を力する 出力する 地階を除く階数が 以上の建築物または高さが0mを超える建築物の各階の柱毎に計算する NL/Σ NL の値が 0% を超える場合はメッセージ出力 ただし プログラム側の自動での地震力の割増は行わない メッセージ : 有 計算書出力で階毎の NL/Σ NL を出力する 一般出力は階毎の常時荷重時軸力図の出力指定が必要 メッセージ : 無 RC 使用上の支障が起らないことの確認 ( 梁のたわみ制限 ) する (NG 部材のみを出力する ) する ( 全部材出力する ) しない 全部材が OK の場合は その旨のメッセージを出力 全てする 最下層のみ省略 たわみが制限値を上回る場合は NG となるがメッセージは出力されない 全てする たわみが制限値を上回る場合は メッセージが出力される しない する ( 非認定プログラムのみ ) RC RC 規準 ( 付着 ) への対応 RC 規準 99 にて検討 付着応力度 必要延長長さの検討でどちらか つでも NG の場合は当該箇所にメッセージを出力する (RC 規準 99 では どちらか一方を満足すればよいと記されている ) RC 規準 999 にて検討 出力最終ページの終了時メッセージには出力されない 曲げ筋の σ y の入力は 鉄筋応力度は存在応力度 σ t か降伏強度 σ y のいずれか選択 RC 規準 999 にて検討 RC 規準 99 にて検討 付着以外の計算は 999 年版に従う 検討を満足しない場合にはワーニンク メッセージを出す予定 現在は曲げ筋の σ y の入力には, 対応していないが対応を含め割裂の検討を追加する予定 検討を行わない RC 規準 999 にて検討 RC 規準 99 にて検討 検討を満足しない場合はメッセージを出力する 許容応力度の検討では 存在応力 σ t として検討する (RC 規準 999) 上記許容応力度の検討の他に 保有水平耐力計算において RC 規準 999 による付着割裂破壊の検討を行うことが出来る この時 σ t を降伏強度 σ y として検討する カットオフ筋がある場合の検討も可能 許容付着応力度が設計用付着応力度以上となることを検定する RC 規準 99 にて検討 RC RC 規準 00 年への対応 未対応 未対応 SD90 対応済み ただし 降伏点強度倍率は.0 倍 未対応 未対応 SD90 は対応済み 特定部位 項目のモデル化と計算内容 RC RC フレ剛ー性ム評外価雑壁の n 値 計算法 せん断力を負担する柱が無い場合 n 値入力 柱の平均剛性を用いて計算 Dw を直接入力 標準柱剛性を入力 腰壁 垂壁 袖壁を考慮する 腰壁 垂壁を考慮する 完全スリットを扱い 三方スリットでは上記いずれの場合も腰壁は考慮されない スリット壁付梁の剛性評価 腰壁 垂壁 袖壁考慮しない n=.0 n 値入力 ラーメン内の束壁も自動計算 柱の平均剛性を用いて計算 ラーメン内の束壁も自動計算 n=.0 n 値入力 柱の平均剛性を用いて計算 基準柱の指定も可能 n=.0 n 値入力 柱の平均剛性を用いて計算 標準柱剛性を入力は不可 標準柱剛性を入力標準柱剛性を入力非構造壁の剛性はゼロとする 腰壁 垂壁 袖壁を考慮する スリット付き壁の剛度増大率は 下記の タイプの選択可能 構造システム式 JSCA 式 事務所協会式 腰壁 垂壁 袖壁を考慮する JSCA 構造スリット設計指針による計算を指定可能 で対応 認定プログラムの場合 スリットのない垂壁等の考慮は全断面有効か または無視するかの二者選択となる スリットのない片側袖壁付き柱がある場合は 認定をはずれる 無開口壁に三方スリットを設けた場合 梁剛性に考慮される壁の高さは 構造階高の / の壁高を考慮する RC フレームの面内壁を面外壁として入力した場合はどのように計算されるか 面外壁として計算する 柱付きであっても柱の剛性には考慮しない 面外壁として計算する 柱付きであっても柱の剛性には考慮しない 面外壁として計算する 柱付きであっても柱の剛性には考慮しない 面外壁として計算する 柱付きであっても柱の剛性には考慮しない RC パラペットの剛性と耐力 剛性に考慮しない 剛性に考慮する 耐力は考慮しない 重量と梁 CMoQo には常に考慮 剛性 耐力ともに自動計算しない 重量 梁 CMoQo および風荷重には考慮する 剛性に考慮しない 剛性に考慮する 耐力は考慮しない 剛性に考慮しない > パラペットの剛性と耐力を考慮する場合は パラペットを腰壁として入力 剛性のみを考慮する場合は 梁剛性とパラペット荷重を直接入力 RC 壁の複数開口の扱い ( 面積等価 包絡開口など ) 包絡する 面積等価 面積等価の場合 開口間のあき寸法の自動判定はない 包絡する 面積等価 面積等価の場合 開口間のあき寸法の自動判定はない 包絡する 面積等価 面積等価の場合 開口間のあき寸法の自動判定はない 自動判定 面積等価 包絡開口 複数開口のあき寸法の自動判定は 技術基準解説書 P.8 による 面積等価を選択し 同解説書に準拠できない場合でもメッセージは出力しない /0 建築構造計算プログラム特性比較検討会議資料

4 Super Build/SS Ver...5 Ver..0(DB ) Ver..75 Ver RC 耐震壁の r 等の扱い r~r を自動計算し せん断耐力を低減する r を考慮せず r~r のみ考慮とすることも可能 壁高さ h の取扱いは 壁上下の梁せいの差の制限値を入力し 入力値以下の場合は上下梁中心間距離とし 入力値を超える場合は梁天間距離とする 低減率は終局耐力にも考慮される また 弾塑性解析時のせん断ひび割れ耐力および終局せん断耐力について RC 連スパン耐震壁の開口低減率 r の算定方法を指定できる r ~r を自動計算し せん断耐力を低減する r ~r は 個別入力 縦長開口の場合 開口面積にかかわらず床から上階はり下までの開口は 耐力壁とはせず袖壁として扱う 多少の腰壁たれ壁 ( 高さの設定ができる ) があっても同様の扱い また 耐力壁モデル化において 耐力壁上下はりせいの比が入力値以上の場合は 開口周比算定に用いる階高をはり上端間距離とすることができる ( デフォルトは はりせい比.0) r ~r を自動計算し せん断耐力を低減する 壁高さ h の取扱いは下記による 一般階 上下梁心間最下階 上下梁上端間 r ~r は個別入力できない r ~r を自動計算し せん断耐力を低減する r を考慮せず r ~r のみ考慮とする 縦長開口による判定を考慮しない場合でもメッセージは出力されない r ~r までの低減は 許容応力度設計時 保有水平耐力計算時ともに行う RC 壁の開口周比 Lo/ L の判定 ( ルート を採用する場合 ) 行わない 行わない 自動計算 壁量柱量計算のための耐力壁 Lo/Lの判定が入力されていなくの判定には考慮する てもメッセージは出力されない 行わない RC 壁の判断 ( 耐震壁 / 雑壁 ) は 設計者の判断 ( 入力方法 ) に委ねられる 行わない 入力が必要 Lo/L の判定を考慮しない場合でもメッセージは出力されない 5 RC 5 RC 耐震壁 耐震壁が地震力を 50% 以上負担する場合の対応 モデル化 割増率は選択により柱毎もしくは階毎で計算し 柱 梁それぞれについて 曲げ せん断 軸力を割増すかどうかを指定する 50% 以上負担した場合もメッセージは出力されない 壁エレメント置換 多スパンにわたる壁は スパンごとに置換する 割増率を直接入力 直接入力の場合は 割増タイプ入力も可能 軸力 曲げ せん断 軸力のみ 曲げ せん断 壁エレメント置換 ブレース置換 ( 一次設計のみ ) 多スパンにわたる壁は スパンごとに置換する 考慮しない 割増率の計算は 以下より選択 柱毎で考慮 フレーム架構毎で考慮 架構全体で考慮 50% 以上負担した場合もメッセージは出力されない 壁エレメント置換 多スパンにわたる壁は スパンごとに置換する 考慮しない 割増率は フレーム毎で設定し応力を割増する 耐震壁が地震力を 50% 以上負担した場合で 応力割増の自動計算を行っていない場合はメッセージを出力する 壁エレメント置換 多スパンにわたる耐震壁は 全体を つの耐震壁と見なして計算する 6 RC 枠はりの剛性 φ =00 鉛直時 φ m=00 φ n= 上限値 0,000までの任意の数 地震時 φ mは 上下階の壁を値の入力含む精算 階高の半分の腰壁もしくは垂壁 個別入力が取り付く梁としてφ を自動計算 φ =00 個別入力 枠梁の曲げ剛性は 構造階高の / の壁高を考慮し 弾性として扱う 7 RC 耐震壁のエレメント置換 壁柱軸力の扱い ( 断面算定時の付帯柱の軸力 ) 応力解析で壁柱に生じた軸力を付帯柱に振り分ける 付帯柱への振り分けは両側へ / ずつ この値を柱の断面算定に採用 断面計算時の壁エレメントに接続する柱軸力の扱い方は以下による 柱断面計算に使用する軸力は 応力計算結果の数値を用いている 壁断面計算の曲げの検討を行う時の付帯柱の軸力は 応力計算結果の付帯柱軸力と壁柱軸力 壁柱曲げモーメントの応力により計算された壁全体の曲げモーメントと軸力を付帯柱で負担すると考えて 軸力と曲げモーメントによる付加軸力を加算して付帯柱の検討軸力としている 応力解析で壁柱に生じた軸力を付帯柱に振り分ける 節点軸力を壁柱と付帯柱の軸剛性に応じて分配する この値を柱の断面算定に採用 付帯柱の設計用軸力に壁柱からの付加軸力の考慮をする 付帯柱の設計用軸力に壁柱からの付加軸力の考慮しない 付加軸力を考慮する場合 壁脚に生じる曲げモーメント / スパン長 + 壁柱の軸力 / 壁柱の断面設計用応力は 応力計算結果の軸力のみを考慮する 8 RC 連スパン耐震壁の計算方法 (Qsu せん断スパン比等 ) 終局せん断耐力は全体を つの耐震壁と見なして計算し 各スパンの壁のスパン長 壁厚 開口低減率により分配する せん断スパン比は 精算値と仮定値から選択可能 全体の耐力に考慮する開口低減率は 各スパンの開口低減率を平均する方法と つの開口とみなす (ho/h は各スパンの最大値とする ) 方法から選択可能 終局せん断耐力は各スパン毎に計算 せん断スパン比は 応力値から計算 中間柱 Pt は 柱主筋の / 考慮 終局せん断耐力は各スパン毎に計算 せん断スパン比は下記による 連層壁の最上層 M/Q=hw その他の壁 M/Q=hw/ hw: 壁の床面から上部に連続する壁の最上部までの高さ 開口による耐力低減は 各スパン毎で考慮 終局せん断耐力は全体を つの耐震壁と見なして Qsu を計算し 各耐震壁のスパン 壁厚 開口に対する低減率により分配する せん断スパン比は全体スパンと全体階高で計算する 6 RC 壁の開口で梁天端より梁下開口の場合の判断 ( 非耐震壁 ) 自動判断は行わない 耐震壁でないと指定することができないため 雑壁 ( 袖 腰 垂 ) として入力する必要あり 柱 梁に接すると判断する壁長さの入力により自動判断 ( デフォルト 5 cm ) 自動で雑壁に切り替える処理は行わない 耐震壁として計算可能であるが 適用範囲外メッセージが出力される 縦長開口による判定を考慮する 縦長開口の判定を考慮しない を選択すると 梁天端より梁下開口でも耐震壁と判定される場合もある またメッセージとしても出力されない 7 RC 芯鉄筋の扱い 一次設計 二次設計 断面算定時は以下より選択可能 <> <> の有利な方 <>SRC 規準 (0)~() 式 <>SRC 規準 ()~(5) 式 <>RC 規準 ( 側面主筋無視 ) <5>RC 規準 ( 全主筋考慮 ) 終局耐力算定時は配筋位置を考慮して構造規定 ag 式にて算定する 断面の中心に鉄筋があるとして軸力 ( 圧縮 引張 ) の負担のみで計算 M-S モデルの場合は 芯鉄筋位置で指定した位置に軸バネが配置される M-N モデルは 耐力式がないので考慮しない 芯鉄筋を考慮した断面の検定を行う 柱断面内での芯鉄筋の各鉄筋位置を指定し 曲げ 軸力ともに有効として断面算定する 柱軸耐力の算定のみに考慮する 柱断面の中心に鉄筋があるものとし 軸力のみに有効としている ( 圧縮 引張 ) 芯鉄筋は軸剛性 軸復元力特性にだけに考慮している 曲げ耐力には考慮できない /0 建築構造計算プログラム特性比較検討会議資料

5 Super Build/SS Ver...5 Ver..0(DB ) Ver..75 Ver 荷重 特殊荷重と地震力との関係 梁 小梁特殊荷重はラーメン用 ( 固定 + 積載荷重 ) に対する地震用重量の割合を指定することにより考慮できる 節点補正重量 各階補正地震用重量により 地震時重量を考慮できる 応力計算用特殊荷重の入力により 応力計算に考慮できる フレーム外任意点での重量入力の地震用重量は層に作用する 特殊はり スラブ荷重の鉛直荷重ケースと節点 任意点追加重量で入力した場合は地震力にも考慮する 積載荷重は ラーメン用 地震用の割合を指定することにより考慮できる それ以外の特殊荷重は 地震用重量には加算されない 梁 柱 節点追加荷重は 荷重ケース ( 鉛直時 地震時 積雪時 ) を指定して配置することで考慮できる フレーム外の追加重量は 重心計算用重量と地震力計算用重量の値を入力し 地震力に考慮できる 荷重定義では 固定荷重と積載荷重を選択し 入力する 地震用の重量は ラーメン用 ( 固定 + 積載荷重 ) に対する割合を指定することにより考慮できる 応力計算用追加荷重で入力する場合は 荷重ケースを 固定荷重 積載荷重等に分けて配置することができる 次設計 次設計とも長期荷重時応力として考慮する 次設計時は土圧を含んだ応力状態を初期状態として保有水平壁面に作用する土圧 水耐力の算定を行う 圧の考慮 ( 次設計 次設計 ) 次設計に考慮する 次設計は 土圧を含んだ長期荷重時応力を初期状態として考慮 保有水平耐力は土圧を考慮しない数値を出力する そのため 次設計時に 水平荷重だけの応力図 と 長期応力考慮の応力図 を出力している 次設計は長期荷重時応力として考慮する 次設計時は土圧を含んだ応力状態を初期状態として保有水平耐力の算定を行う 壁面の土圧 水圧は 長期荷重時のみ考慮する べた基礎の水圧は 基礎の浮き上がりを考慮した場合に常時荷重時に対する検討を行う 土圧 水圧等の長期荷重時応力は保有水平耐力計算にも考慮する 前記 項目を含めた常時応力状態を初期値とする 風荷重 積雪荷重への対応 ( 自動計算 ) 風荷重考慮する 屋根面 壁面の風荷重考慮の 有無の選択可能 積雪荷重考慮しない 指定により一般の地域 多雪地域の選択し計算が可能 風力係数は自動計算 指定により一般 多雪区域を選択して計算が可能 ( 自動計算 ) 応力解析 解析法 解析法 部材のねじり剛性の考慮 立体解析 断面計算は行わない 立体解析 擬似立体解析の選択が可能 立体解析 立体解析 考慮しない 考慮しない ( 認定範囲外 ) 断面計算は行わない 節点解除内容 デフォルト 節点 解除部の梁軸力 剛床解析とする 節点指定により解除 剛床解析とする 節点指定により解除 荷重ケース ( 鉛直荷重時 水平 X Y 方向別解除荷重時 水平荷重 X 加力時 水平荷重 Y 加力時 ) 別解除 地震力を加力する方法 ( 節点に加力 剛床部に加力 ) を指定 軸変形考慮 部材応力表 D 作図 には出力 断面算定では考慮できない 軸変形考慮 はり部材に傾斜がある場合には 荷重項で考慮 はりは S 造のみ軸力考慮の断面算定 剛床解析とする 節点指定により解除 X Y 方向別解除 荷重ケース ( 鉛直 水平 水平 X 方向 水平 Y 方向 全て ) を指定可能 軸変形考慮 軸力を考慮した断面算定 剛床解析とする 節点指定により解除 全体非剛床の指定が可能 X Y Z 方向別解除 軸変形考慮 軸力を考慮した断面算定 次設計 可 地震力計算方法は選択 全体をまとめて外力分布を求める 剛床ごとに外力分布を求める 可 多剛床部分の作用水平力の計算方法 節点重量比 ( 地震用積載を使用 ) 入力値 可 多剛床部分の作用水平力の計算方法 節点重量比 ( 負担軸力比 ) Ai 分布で計算 不可 5 多剛床 次設計 可 作用水平力は 次設計の指定による 各剛床を つにまとめて Qu と Qu n の判定を行う 剛床ごとの Qu と Qun の判定は 別途検討が必要 可 多剛床部分の作用水平力の計算方法 節点重量比 ( 地震用積載を使用 ) 入力値 保有水平耐力は 層の集計 荷重ー変位図は 主剛床部分を表示 可 不可 多剛床部分の作用水平力の計算方法 節点重量比 ( 負担軸力比 ) Ai 分布で計算 保有水平耐力は剛床毎に集計 6 7 剛床解除 剛性率偏心率 応力解析時 指定により剛床ごとの算定が可能 可 ただし 弾塑性解析時は 点は残す入力とする 主剛床について計算 各剛床ごとに計算 従剛床 剛床を解除した節点に接続する鉛直部材を考慮することも可能 可 ただし 弾塑性解析時は 点は残す入力とする 全節点の解除 可 ただし 保有水平耐力の計算は 点は残す入力とする 不可 非剛床解析 可 8 ( 独立水平変位 ) 層の全節点解除 剛性率偏心率 剛床解除した部分を含めて全体が剛床であるという仮定で計算する方法と, 剛床解除した部分について偏心率 剛性率 層間変形角に考慮しないで計算する方法のどちらか指定による 偏心率の重心 剛心に考慮す指定により剛性率 偏心率を計算る部材の指定 によって 偏心率するを計算 剛性率計算時 層間変形角の求め方 で 各柱の層間変形角の平均 を選択すると 剛床解除指定していても剛性率を計算 ただし 主とする剛床がない状態なので建物の基準とする剛床が無い状態になる 剛床解除した部分を考慮して重心 剛心を求める方法と 剛床解除した部分を除いて計算する方法が選択可能 5/0 建築構造計算プログラム特性比較検討会議資料

6 Super Build/SS Ver...5 Ver..0(DB ) Ver..75 Ver Fes 計算方法 剛心 重心に解除節点の考慮 層間変形角の対象 解除節点ごとに考慮するかしないかの指定を行う デフォルトはない 剛心位置 階高は基準レベルを使用 節点ごとの指定 可 主剛床の剛心位置 各柱の層間変形角の平均 主剛床の重心位置 階高は基準レベルを使用 節点ごとの指定 可 剛心位置 階高は基準レベルを使用節点の上下移動は考慮しない 指定により剛床解除節点の重心 剛心への考慮が 可 剛心位置入力した意匠高さ ( 建物 DB で入れた階高 ) が そのまま初期値で採用される 階高は基準レベルを使用 ( スラ非ブ剛の床面解内析剛性 ) 解析モデル 剛床解除 断面算定 床をブレースに置換して断面積とヤング係数を入力 RCスラブの場合 : 置換水平ブレース断面積自動計算 剛性低下倍率.0 剛性低下倍率の入力 可 置換水平ブレース断面積の入力 水平ブレースの場合は 断面形状又はブレース断面積を入力する 水平ブレースを部材配置する RC スラブの場合はブレースに置換して断面積とヤング係数を入力する 必要必要必要必要 行わない S 水平ブレースは行う行わないただし ブレースは 大梁内に配置する スラブ剛性 ( せん断弾性係数 ) を入力 水平ブレースを配置 スラブ剛性を考慮した応力解析を行い 断面算定が可能 水平ブレースは断面形状に従い断面算定 ブレースの場合 小梁間のものは置換する必要あり 精算 ( ( ははりり + + 腰壁腰 R + 壁 C ス + ラ造スブラ ブ略算 ) 梁の剛性増大の ) の剛性 保有水平耐力時の扱い ( S ス計造 ラ算精算ブ ( 方合法成梁 ) の剛性 ) 略算 保有耐力計算時も 同一モデル ( 弾性 ) 自動計算 : 部材配置された協力巾と階ごとの標準スラブ厚さにて計算 Iw Is Io を個別入力 基本的には個別入力ではなくて 個別に自動計算 個別に φ w φ s の入力も可能 Iw=( はり + 腰壁 ) Is=( はり + スラブ ) Io= はり I =Iw+Is-Io 自動計算 自動計算 : 部材配置された協力巾とし正負曲げの平均値を採用する ( 負曲げは.0) スラブ厚は階ごとの標準スラブ厚さにて計算する φ の計算方法は 学会各種合成構造設計指針 保有耐力計算時も 同一モデル ( 置換ブレースは弾性 S ブレースは弾塑性 ) 自動計算 : 部材配置された協力巾と配置された各スラブ厚さの平均厚さにて計算 φ s を片側スラブ付き 両側スラブ付きで剛度増大率を一律指定 φ w を自動計算 φ w φ s の個別入力 φ w=( はり + 腰壁 ) φ s=( はり + スラブ ) φ =φ w+φ s- 自動計算の合成梁の剛度増大率 φ 応力計算剛度増大率は φ =(φ +)/ で解析 φ の計算方法は 学会規準 保有耐力計算時も 同一モデル ( 弾性 ) 自動計算 自動計算 : 部材配置された協力巾と階ごとの代表スラブ厚さにて計算 片側スラブ φ s.5 両側スラブ φ s.0 φ w は幅を一定として雑壁を含んだ全断面積が等しい矩形断面に置換して算出 値変更可 φ w= せいを一定として雑壁を含んだ全断面積が等しい矩形断面に置換して算出 雑壁を無視するの選択可能 φ s= 値の入力可能 φ =φ w+φ s- RC 造に同じ φ の計算方法は RC 規準 RC 造に同じ RC 造に同じ 略算 : 片側 φ.0 両側 φ.0 倍率変更 可 保有耐力計算時も 同一モデル ( 弾性 ) 大梁の両側に取り付くそれぞれのスラブ厚さを 協力幅による重み付けをして平均した値 全断面有効とした場合は 図心を求め精算により剛性を計算する せいまたは幅が等しい断面として扱い スラブの剛性寄与 φ を考慮し φ I とする RC 造に同じ 加算平均値 φ =.0 とスラブ φ の加算平均 なし 杭頭曲げ 偏心モーメントの考慮の仕方 次設計時 入力方法 解析モデル 保有水平耐力時 自動計算で 取扱い可能な杭種 節点モーメントとして直接入力 ( 一体モデル ) 付属プログラム F,BF とのリンク ( 分離モデル ) 一体モデルで入力したものは 解析初期値として考慮する F BF での入力値は考慮しない 付属プログラム BF で以下の杭が扱える 場所打ちコンクリート杭 場所打ち鋼管コンクリート杭 PHC 杭 節付 PHC 杭 SC 杭 コピタ型 PRC 杭 鋼管杭 特殊節点荷重等で直接入力 ( 一体モデル 分離モデル可能 ) BUS- 基礎構造計算とリンク ( 一体モデル 分離モデル可能 ) 分離モデル : 基礎梁にて負担 柱に応力伝達しない 一体モデル : フレーム一体解析 柱に応力伝達をする 一体モデルで入力した長期応力は 解析初期値として考慮する BUS- 基礎での一体モデルで入力した長期応力は 解析初期値として考慮する 既設定で扱える杭は BUS 基礎構造の機能で 以下の杭 場所打ちコンクリート杭 場所打ち鋼管コンクリート杭 鋼管杭 回転貫入鋼管杭 ( 先端羽根 翼付鋼管杭 ) PHC 杭 ST 杭 節付 PHC 杭 JIS 強化 PHC 杭 ( せん断補強杭 ) SC 杭 PRC 杭 節付 PRC 杭 コピタ型 CPRC 杭 (CPRC 杭 ) 節付 CPRC 杭 ( せん断補強杭 ) 杭頭曲げモーメントの直接入力 ( 一体モデル ) 付属プログラム BUILD.GPⅢ とのリンク ( 分離モデル ) 杭頭モーメントは 節点モーメントとして直接入力 ( 一体モデル ) 偏心モーメントは 支点移動で考慮 ( 一体モデル ) 直接入力では考慮できるが 荷 支点移動した偏芯モーメントは重増分とともに杭頭モーメントも同考慮するが 地震時杭頭曲げ率で増加していくので注意が必モーメントは考慮しない 要 直接入力した 次設計時のオー BUILD.GPⅢでの入力値は考慮ダーも考慮しない しない 付属プログラム BUILD.GPⅢ で以下の杭が扱える 場所打ちコンクリート杭 場所打ち鋼管コンクリート杭 PHC 杭 PRC 杭 鋼管杭 外殻鋼管付コンクリート杭 PC 杭 杭設計支援プログラム Pile-UK ( 開発元 : 構造計画研究所 ) において 算出が可能 6/0 建築構造計算プログラム特性比較検討会議資料

7 Super Build/SS Ver...5 Ver..0(DB ) Ver..75 Ver 杭の施工誤差の考慮 ( 考慮できる場合 その方法 ) 付属プログラム BF とのリンク 偏心が生じている箇所に対して偏心が増える方向でのみ考慮 その他 偏心モーメントの扱いに同じ BUS- 基礎構造計算とリンク 偏心が増える方向で考慮 特殊節点荷重等で直接入力 その他 偏心モーメントの扱いに同じ 付属プログラム BUILD.GPⅢ とのリンク BUILD.GPⅢ では 杭芯ズレパターン指定によるシミュレーション ( 任意の杭芯ズレを入力 ) 柱軸力によるシミュレーション (M=N e として検討 ) を行う 支点位置の移動で対応 可 6 べた基礎の計算方法 フレーム応力 長期 水平時 保有水平耐力時 ベタ基礎を指定 ( 最下層のみ鉛直荷重時に考慮 ) 部分地下は最下層のみ BF を用いることで 可 地反力の分布は ( 各柱の支配面積内ごとの均等分布ではなく ) 接地圧計算方法による 接地圧 転倒 浮き上がりは考慮 不可 BF を用いることで 転倒 浮上がりの考慮 可 接地圧の考慮 不可 長期地反力のみ初期値として考慮 浮き上がりの考慮不可 ベタ基礎を指定 ( 長期応力解析時に地反力を考慮 ) 部分地下も入力可能 地反力の分布は 各柱の支配面積内ごとの均等分布とする 浮き上がり考慮の解析 可 地反力は考慮しない 浮き上がり考慮の解析 可 長期地反力のみ初期応力として考慮 最下階に耐圧版を入力 ( 長期荷底版スラブを耐圧版と指定 ( 応力重時に考慮 ) 解析時に接地圧を考慮 ) 部分地下も入力可能 べた基礎が複数階にわたる場合 地盤反力による接地圧と部材は 不可 荷重の計算は以下による 地反力の分布は 各柱の支配 負担面積で接地圧計算面積内ごとの均等分布とする 全体剛体として接地圧計算 ( デフォルトでは 接地圧計算を行わない ) 接地圧 転倒 浮き上がりは考慮 不可 接地圧 転倒 浮き上がりは考慮 不可 地中梁の荷重増分 浮き上がり考慮の解析 可 浮き上がり考慮の解析 可 地中梁に増分荷重のべた基礎反力を考慮しない ( 長期地反力のみ初期値として考慮 ) 接地圧計算方法 全体軸力の偏心を考慮して各節点の接地圧を計算 床組単位の接地圧は床組を囲む節点の接地圧の平均 水平 保有耐力時とも接地圧の算出は 不可 BF を用いることで水平時は 可 負担面積計算 水平荷重時 保有水平耐力時の接地圧の計算を行なわない 水平 保有耐力時とも接地圧自体は算出しない 耐圧版の設計は 別プログラム BUS 基礎構造で可能 負担面積 全体剛体 いずれかを選択 基礎梁心での応力にて接地圧を検討 接地圧が負値となる場合は計算できない 水平 保有耐力時とも接地圧は算出しない 転倒モーメントの計算は 基礎底でなく地中梁芯 耐圧版の計算は行わない 7 布基礎の計算方法 フレーム応力 長期 水平時 保有水平耐力時 接地圧計算方法 布基礎は考慮しない BF を用いることで 可 布基礎は考慮しない BF を用いることで 可 布基礎を指定( ベタ基礎に同じ ) ベタ基礎に同じ 重量計算に布基礎重量を含まない ( 設定により重量を考慮することも可能 ) 布基礎は考慮しない ベタ基礎に同じベタ基礎に同じ布基礎は考慮しない 布基礎は考慮しないベタ基礎に同じベタ基礎に同じ布基礎は考慮しない BF を用いることで 支点軸力 / 基礎面積で接地圧を算定 支点軸力 / 基礎面積で接地圧を算定 ベタ基礎に同じ 布基礎は考慮しない 8 RC 一次設計時のひび割れ考慮 地震時の解析方法を弾塑性解析に指定することで可能 考慮しない 考慮しない ( 今後 次設計でも弾塑性解析を導入し 考慮する予定 ) 可能 保有水平耐力計算時の応力を採用する 9 RC 鉄筋考慮の剛性 考慮しない 鉄筋 鉄骨とも剛性に考慮する 0 RC 鉛直荷重時に軸方向変形を拘束した場合の柱 壁柱の剛性 柱軸力による変形を考慮しない場合, 柱および壁柱の断面積を 000 倍する 柱 φ n=00 壁柱 φ n= 柱 壁柱ともに 柱軸変形用の断面積を 500 倍にして応力解析を行う 柱と壁の軸剛性を 000 倍にする 断面設計 鉛直荷重時 曲げ 節点 S 造 梁 柱フェイス 軸芯 剛域端 個別にフェイス選択 可 壁端または梁 柱フェイス RC 造 個別に設定 可 フェイス / 剛域 ( 軸心からの距 応力採用位置により 端部の設離が大きい方 ) 計用応力は節点とどちらか大きい 軸芯方 フェイス 柱フェイス はり軸心フェイスからの入り長さ入力可能 節点 梁 柱フェイス 剛域端 max( 柱梁フェイス 剛域端 ) 個別に設定 可 節点 梁 柱フェイス 剛域端 せん断 曲げに同じ 曲げに同じ 曲げに同じ 節点 壁端 ハンチ始端 継手位置 部材端部の断面算定位置 水平荷重時 曲げ 鉛直荷重時に同じ 応力採用位置は断面算定位置 S 造 ( 長期は全て軸心 ) 軸芯 フェイス 軸心 RC SRC と取り合う部分は フェイス フェイスからの入り長さ入力可能 RC 造 フェイス / 剛域 ( 軸心からの距離が大きい方 ) 軸芯 フェイス 柱フェイス はり軸心フェイスからの入り長さ入力可能 節点 梁 柱フェイス 剛域端 max( 柱梁フェイス 剛域端 ) 個別に設定 可 節点 柱 梁フェイス位置 ( 袖壁等が取り付いても柱 梁フェイス ) 危険断面位置 剛域端又はパネル位置 ( 剛域 パネルがない場合は節点位置 ) 壁フェイス ( 袖壁等が取り付いていない部材は柱 梁フェイス ) せん断 曲げに同じ 曲げに同じ 曲げに同じ 節点 壁端 ハンチ始端 継手位置 危険断面位置 5 補足 端部の応力採用位置を, 鉛直荷重時と水平荷重時別に指定 可 断面算定位置と Δ cm( 入力 ) 節点側に入った位置との ヶ所で応力の大きい方を採用 S 造の柱 梁節点には剛域を自動設定しない RC SRC との仕口は 剛域を自動設定 S 造の柱 梁節点には剛域を自動設定する RC SRC との仕口は 剛域を自動設定しない S 造の柱 梁節点には剛域を自動設定しない 7/0 建築構造計算プログラム特性比較検討会議資料

8 Super Build/SS Ver...5 Ver..0(DB ) Ver..75 Ver 断軸面算定 曲げ せん断 軸 軸曲げ 軸 長期 短期共 軸 長期のみ 軸 短期は 軸 軸 軸 軸 曲げに同じ 鋼管は常に 軸 軸 軸 ( 曲げが 軸の場合 ) 軸 軸 軸 RC 段筋以上の取扱い (n 段筋 ) 段筋まで 段筋まで 段配筋以上は 多段配筋を考 段筋以上は等価な 段筋間隔慮したdtを直接入力する 付着割の入力により扱うことができる 裂などの別途検討が必要 一般大梁は 段筋まで 基礎梁のみ 段筋の取扱いが可能 段配筋可能 一般階で 段配筋を採用した場合は 適用範囲外メッセージを出力する 地中梁の場合は 注意メッセージを出力する RC dt の入力と, 段配筋時の dt の設定 dt=6cm dt を直接入力 dt: 第一主筋重心として自動計算 かぶり厚 =cm( 基礎梁は 5cm) かぶり厚を直接入力 引張筋位置 = かぶり厚 + せん断補強筋径 + 主筋径 / 段筋の場合は考慮する 段筋の間隔は RC 規準によるが 入力も可能 dt=cm dt を直接入力 dt: せん断補強筋までのかぶり厚 dt+ あばら筋径 + 主筋径 / を第一主筋重心として自動計算, 段筋の間隔, 段筋の間隔を入力可能 多段配筋の場合でも 段目鉄筋重心位置を入力する 段 段筋の重心位置は自動計算 5 RC 耐震壁複数開口の補強筋断面設計 別途計算機能 を用いて必要鉄筋断面積を算定可能 複数開口の断面設計も可能 複数開口は 最大開口または包絡開口に対して計算 ( モデル化による ) 耐震壁複数開口の補強筋断面設計は行わない 開口部が複数ある場合は 補強筋の算定はしない 6 RC 機械式定着 ( 検討が可能か ) 未対応 未対応 SABTEC 技術評価を受けた機械式定着工法 とした柱はり接合部内主筋の定着部の検定と柱はり接合部のせん断力の検定が可能 オニプレート定着工法 FRIP 定着工法 タフ定着工法 DSネジプレート定着工法 DBヘッド定着工法 未対応 保有水平耐力 Ds の算定 直接入力ワーニングメッセージが出力される 直接入力ワーニングメッセージが出力される 直接入力ワーニングメッセージが出力される 直接入力ワーニングメッセージが出力される 長期曲げ応力の扱い 補足 考慮する 考慮する 梁長期応力を考慮しない 柱 壁 ブレース長期応力 ( 曲げ せん断 ) を考慮しない 曲げは危険断面位置 せん断力は梁のみ考慮 軸力のみを考慮 梁の横補剛を満足しない場合 崩壊形に関して 考慮しない を選択したときは注意を要する ( ヒンジが顕在化しない場合がある ) 考慮する 解析方法 荷重増分法 ( ひび割れ考慮 ) 荷重増分法 ( ひび割れ考慮 ) 荷重増分法 ( ひび割れ考慮 ) 荷重増分法 ( ひび割れ考慮 ) 荷重増分法 ( ひび割れ考慮しな い ) 解析における 耐震壁のせん断ひび割れ耐力の評価 考慮するせん断ひび割れ耐力は構造関係技術基準解説書式 ( 付.- 9) 考慮しない 技術基準解説書 付.-8 式 技術基準解説書 付.-9 式 技術基準解説書 付.-0 式 0.Fc Aw (RC 規準 999 年 ) Fc: コンクリート強度 Aw:t l t: 壁厚さ l: 側柱中心間距離 構造関係技術基準解説書式 ( 付.-9) 構造関係技術基準解説書式 ( 付.-0)( 下限式 ) 5 直交部材の扱い 立体解析により常に考慮 柱は 軸曲げにより降伏判定 立体解析は常に考慮 ( 柱は 軸曲げにより降伏判定 ) 擬似立体は指定位置を直交部材弾性で考慮 平面モデルは考慮しない 立体解析により常に考慮柱の降伏判定は 軸曲げ (M-N) 軸曲げ (M-M-N) 立体解析により常に考慮 柱は強軸 弱軸それぞれの主軸方向に応じた復元力特性で判定する 柱のモデル化は M-θ M-N M-M-N の選択が可能 デフォルトは M-N 6 増分解析のコントロール 推定崩壊荷重の倍率と推定崩壊荷重までのステップ数を指定 荷重増分分割数等で指定 推定崩壊荷重の倍率と推定崩壊荷重までのステップ数を指定 推定崩壊荷重の倍率と推定崩壊荷重までのステップ数を指定 推定崩壊荷重倍率以降は 計算打切 続行を 選択 8/0 建築構造計算プログラム特性比較検討会議資料

9 Super Build/SS Ver...5 Ver..0(DB ) Ver..75 Ver Ds 時 次のいずれかの値が指定値に達したとき 層間変形角 柱 梁 耐震壁のせん断破壊 柱 耐震壁の軸圧縮破壊 指定ステップ 層間変形角の指定 次のいずれかの値が指定値に達したとき 限界水平変位 限界層間変形角 限界塑性率 ( 曲げ せん断 ) 次のいずれかの値が指定値に達したとき 脆性破壊が生じた ( 指定必要 ) 初期剛性に対する比率を越えた 推定崩壊荷重倍率に達した ステップ数の制限に達した イテレーションが収束しない 指定限界層間変形角を超えた 不安定構造になった 7 増分解析計算ストップの判断 保有水平耐力時 特殊な場合の層間変形角の定義 剛床の勾配床面 独立水平変位部分 多剛床 Ds 算定時と別に設定可能 設定方法は Ds 時に同じ 下記の値 ( または 下記の値をもとに指定した方法で算出した値 ) が 重心または最大の指定層間変形角に達した場合にストップする 重心位置の変位を構造階高で除した数値 それぞれの部分の変位を それぞれの部材長さで除した数値 と に準ずる 構造階高は基準レベルによる構造階高 層間変形角が指定値 (Ds 算定 Ds 算定時と別に設定可能 時と別に設定可能 ) 又は設定方法はDs 時に同じ 脆性破壊の発生 ( せん断破壊及び軸圧縮破壊 対象は 柱 はり 壁 S 造の局部座屈 ブレース材の座屈破壊も含む ) アンカーボルトに伸び能力がなく その位置にヒンジが生じた場合 層間変形角が指定値 第 ヒンジ発生時 支点の圧縮破壊の発生 下記の値が 指定層間変形角に達した場合にストップする 上下層の主剛床の重心位置の変位差を構造階高に主剛床に属する節点の平均高さ分を加算した高さで除した数値 独立水平変位部分は それぞれの部分の変位差を その部材の階高方向の節点移動を考慮した構造高さで除した数値 に準ずる 構造階高は基準レベルによる構造階高 重心位置の変位を構造計算用階高で除した数値が指定層間変形角に達した場合にストップする 独立水平変位部分については 計算ストップの判定に考慮しない ( 独立水平変位部分が指定層間変形角に達しても計算をストップしない ) 各剛床の重心位置の変位を構造計算用階高で除した数値が指定層間変形角に達した場合にストップする 構造計算用階高は基準レベルによる構造階高 Ds 時に同じ 別々に設定 可 重心位置の変位を層間変形角計算用高さで除した数値 全体剛床仮定で部分的に剛床解除した場合は 重心位置の変位を層間変形角計算用高さで除した数値 全体非剛床の場合は各部材の平均を用いて層間変形角計算用高さで除した数値 多剛床は適用範囲外 層間変形角計算用高さは基準レベルによる構造階高 8 梁 柱の部材種別の決定 自動判定 塑性ヒンジが形成される場合には 塑性ヒンジの形成される部材中の最下位の種別 崩壊形が不明確な場合には 関係する全部材中の最下位の種別 直接入力 ワーニングメッセージが出力される 自動判定 塑性ヒンジが形成される場合には 塑性ヒンジの形成される部材中の最下位の種別 崩壊形が不明確な場合には 関係する全部材中の最下位の種別 直接入力 ワーニングメッセージが出力される 自動判定 塑性ヒンジが形成される場合には 塑性ヒンジの形成される部材中の最下位の種別 崩壊形が不明確な場合には 関係する全部材中の最下位の種別 直接入力 直接入力があればデフォルト一覧に表示される 自動判定 塑性ヒンジが形成される場合には 塑性ヒンジの形成される部材中の最下位の種別とする 崩壊形が不明確な場合には 関係する全部材中の最下位の種別 直接入力 メッセージが出力される 未降伏部材の部材種別の自動判定方法 Ds 算定時の余裕度より自動判定が可能 節点の曲げ余裕度から柱 梁崩壊形を判定し その曲げ余裕度から材の曲げ余裕度を求め せん断余裕度と比較し 破壊モードを判定する Ds 算定時の曲げ せん断応力比を考慮して部材種別を判定する Ds 算定時のせん断余裕率を用いて部材種別を判定 Ds 算定時の曲げ せん断応力比を考慮して部材種別を判定する 崩壊メカニズム判定のための割増率を乗じ 塑性ヒンジ部材を特定する 崩壊形が不明確な場合には 関係する全部材中の最下位の種別とする 9 保有耐力計算時の危険断面位置 次設計断面算定位置 * 個別に指定もできるが メッセージは出力されない 耐震壁は壁脚 部材フェイス はり柱せいの α 倍引いたもの 節点 壁を含んだはり柱せいの α 倍引いたもの 個別に指定もできる 壁端または梁 柱面耐震壁は壁脚 次設計時の剛域 節点 ( 但し 剛域やパネルを考慮していると柱 梁フェイスになる ) 壁が取りついていると壁フェイス 柱 梁フェイス 長期応力の考慮も柱 梁フェイス位置を選択 可 0 浮き上がり 圧壊の考慮 (Ds 時 保有水平耐力時 ) Ds 時保有耐力時とも考慮 保有耐力時のみ考慮 Ds 時のみ考慮 共に考慮しない 考慮する場合は 支点の浮き上がり耐力 圧壊耐力を直接入力する 支点耐力のデフォルト値 0 そのままでは考慮しない解析となるので注意 Ds 時保有耐力時とも考慮 保有耐力時のみ考慮 Ds 時のみ考慮 共に考慮しない 考慮する場合は 支点の浮き上がり耐力 圧壊耐力を直接入力する 支点耐力のデフォルト値は 浮き上がりは 次設計時の値 圧壊は長期基礎軸力の 倍となるので注意 Ds 時 保有耐力時とも考慮 保有耐力時のみ考慮 共に考慮しない 考慮する場合は 支点の浮き上がり耐力 圧壊耐力を直接入力 Ds 時 保有耐力時とも考慮 保有耐力時のみ考慮 Ds 時のみ考慮 共に考慮しない耐力値を入力 支点の浮上がり 圧壊を考慮した場合のばね入力 指定により支点バネをバイリニアにモデル化し 剛性低下を考慮して解析を行う 指定により支点バネをバイリニアにモデル化し 剛性低下を考慮して解析を行う 指定により支点バネをバイリニアまたはトリリニアにモデル化し 剛性低下を考慮して解析を行う 指定により支点バネをバイリニアまたはトリリニア型にモデル化し入力する 塑性特性が設定されていても 弾性解析では支点バネの復元力特性は常に弾性として解析を行う 梁 007 年版建築物の構造関係基準解説書付録 - の耐力式 007 年版建築物の構造関係基準解説書付録 - の耐力式 M-θ モデル M-θ ( 軸力固定 ) モデル M-N モデル Mx-My-N モデル 部材耐力算定モデル 柱壁 M-N モデル M-N モデル MS モデル M-N モデル MS モデル M-N モデル M-N モデル M-θ モデル M-θ ( 軸力固定 ) モデル M-N モデル Mx-My-N モデル M-N モデル M-θ ( エレメント置換 ) 補足 擬似立体 平面解析の場合の柱 壁は MS モデル M-N モデルの 選択 9/0 建築構造計算プログラム特性比較検討会議資料

10 柱の変動軸力の考慮 曲げ強度 せん断強度 Super Build/SS Ver...5 Ver..0(DB ) Ver..75 考慮する ( ステップごとに変動 ) 考慮する考慮する考慮する 考慮する ( ステップごとに変動 ) 考慮する 立体 MS モデルの場合 入力した終局時の想定 Co( デフォルトは Co=0.) に対応した応力で計算 設定により解析前に Co にて計算したせん断耐力と解析終了時の応力を用いて計算したせん断耐力が打ち切り誤差の設定値の誤差を満足するまで繰り返し計算することも可能 せん断強度は 次設計地震時軸力に指定した倍率を乗じた値と長期軸力の合計値を用いて計算 愛知県建築技術支援センター Ver 考慮する 5 保証設計の確認 保有水平耐力時の偏心基礎 杭頭曲げモーメントの考慮 Ds 算定時の応力に対して FA (WA)~FC(WC) 部材の保証検討を行う 保証設計を満足しない場合 FD WD 扱いとなるが Ds 値に反映されない 付属プログラムの F BF にて偏心距離 杭頭曲げモーメントを考慮しても鉛直荷重時の初期値としてのみ考慮され 保有水平耐力時増分軸力には考慮されない 曲げ耐力は Ds 算定時解析結果の軸力を用いて耐力計算する せん断耐力は Ds 算定時解析結果の応力 (M,Q,N) を用いて計算する 保有耐力計算は 鉛直 ( 長期 ) 荷重ケースとして偏心基礎 杭頭曲げモーメントを入力する場合 考慮する 地震時荷重ケースとして偏心基礎 杭頭曲げモーメントを入力する場合 考慮しない Ds 算定時の解析結果の応力に対して検討する せん断耐力は NO- の軸力を用いて計算する 直接入力では考慮できるが 荷重増分とともに杭頭モーメントも同率で増加していくので注意が必要 付属プログラムの BUILD.GPⅢ での入力値は考慮しない RC 造はせん断余裕度の確認を行う (Ds 算定時応力 ) 地震時杭頭曲げ応力は 保有水平耐力時には考慮されない 偏心基礎がある場合 保有水平耐力時には偏心応力は考慮される 考慮の方法 片側のスラブ筋断面積と dt を入力する スラブ筋断面積 =7.c m スラブ筋断面積を入力する スラブ筋断面積を入力する スラブ筋断面積と dt を個別入力する スラブ筋断面積を考慮しない場合はメッセージを出力する 6 RC スラブ筋の扱い 片側 両側の判別 梁の Mu スラブの配置により片側か両側かの考慮を自動判定 片側か両側かの考慮を個別入力 梁の Mu に考慮できる 梁上端降伏時の Mu のみに考慮できる ( 断面算定の鉄筋関連データにて入力 ) スラブの配置により片側か両側かの考慮を自動判定 片側か両側かの考慮を個別入力 梁の Mu に考慮できる 梁上端降伏時の Mu のみに考慮できる 逆ばり指定の梁天端と接続するスラブの距離を入力した場合には スラブ位置により梁下端引張曲げ降伏時の Mu に考慮することもできる スラブの配置により片側か両側かの考慮を自動判定 自動判別 標準配置はできない 梁のMuに考慮できる 梁のMuに考慮できる 梁上端降伏時のMuのみに考慮できる 7 RC 耐力壁がエレメント置換の場合の付帯柱軸力の初期値 ( 鉛直荷重時の応力状態 ) 応力解析で壁柱に生じた軸力を付帯柱に振り分ける この状態を鉛直荷重時応力とする 増分解析前は付帯柱への振り分けは両側へ / ずつ 増分解析中 および増分解析後は付帯柱 壁柱それぞれで軸力を負担 この値に基づいて 直交方向も含めて柱の Mu 部材種別を算出する 応力解析の数値を採用している 解析上は付帯柱 壁柱それぞれで軸力を負担 この値に基づいて 直交方向も含めて柱の Mu を算出する 壁板が長期応力を負担する 壁板は長期応力を負担しない壁板が長期応力を負担する場合は応力解析の数値を採用する 壁板は長期応力を負担しない場合は応力解析の壁柱の軸力を付帯柱に / ずつ振り分ける 解析上は付帯柱 壁柱それぞれで軸力を負担 この値に基づいて 直交方向も含めて柱の Mu を算出する 応力解析の数値を採用している 解析上は付帯柱 壁柱それぞれで軸力を負担 この値に基づいて 直交方向も含めて柱の Mu を算出する 8 RC 終局時柱はり接合部算定の応力選択 (Ds 算定時 保有水平耐力時 部材終局耐力 ) 検定は行わない 終局耐力にて検定を行う Ds 算定時にて検定を行う 部材終局耐力にて検定を行う 終局耐力にて検定を行う 梁降伏 柱降伏のうち小さい値 Ds 算定時にて検定を行う 部材の作用応力 柱 梁の降伏時曲げモーメント ( 降伏メカニズム判定のための割増率考慮 ) より算定する RC 造靭性保証型指針 999 による 9 RC 耐力壁頭部の曲げ塑性化 脚部のみとし 頭部の曲げ塑性化は考慮しない エレメント置換は 耐力壁の頭部 脚部に曲げ塑性化を考慮する 頭部は弾性 脚部に曲げ塑性化を考慮する 脚部のみとし 頭部の曲げ塑性化は考慮しない エレメント柱の柱脚のみ復元力特性を設定 柱頭は線形で扱う 0 RC 耐震壁の Qsu の計算方法 ( せん断スパン比等 ) 構造規定 (0.05) 式 構造規定 (0.068) 式 靭性指針式のいずれか選択された式により算定 構造規定式による場合 せん断スパン比は各ステップ毎の M Q N を用いる精算値とするか 仮定値とするか選択できる 構造規定 (0.05) 式 構造規定 (0.05) 式 構造規定 (0.068) 式 構造規定 (0.068) 式 立体 MSモデルと他のモデルで せん断耐力の各ステップでの計算を行わないと指定した場合 終局時 Co 値を入力して想定される崩壊時の応力からQsuを計算する 保証設計のせん断破壊の防止は 解析終了後の応力値で算定する せん断スパン比は下記による 連層壁の最上層 M/Q=hw その他の壁 M/Q=hw/ hw: 壁の床面から上部に連続する壁の最上部までの高さ 構造規定は 構造規定 (0.05) 式 構造規定 (0.068) 式モデル化は M-N モデル M-θ ( 軸力固定 ) せん断スパン比 M/Q D は h( 耐震壁の高さ )/D( 耐震壁の全長 ) より求める RC 腰壁等の耐力計算に壁の開口補強筋の扱い 開口補強筋を考慮しない ( 補強筋の入力ができない ) 開口補強筋を考慮する 開口補強筋を考慮しない ( 補強筋の入力ができない ) 開口補強筋を考慮しない 0/0 建築構造計算プログラム特性比較検討会議資料

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